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( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
1
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:26:58 ID:V1JPaZRY0
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 流石だよな、俺ら |
\_ _____ __/
V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
\ /. \ /
l l l l
//l | | l\\
 ̄  ̄.  ̄  ̄
前スレ:( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
1:
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1638101622/
2:
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1648136222/
3:
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1658664818/
4:
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1670762953/
853
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:33:38 ID:DjJ/02ig0
【漁港】
ー─── --- .....,,,,
,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..::´´``丶、
,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'⌒ヽ、
,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..::'´,..:'´,.:'⌒ヾ`ヾ:::::`ヽ
...:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:''´,..:''´⌒ヾ:::ヾ::::ヾ`ヽ、
,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'⌒ヾ:::ヾ::::::⌒\
,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,.:'⌒ヾ:::`ヾ、::`ヾ:'⌒::::...、
,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,.:'´,..:'´,.:'\ヾ:::`ヾ::::゙ヾ::::::::\
,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..::'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´\゙ヾ:::゙ヾ、::`ヾ::::::\ | ̄|
,..::'´,...:'´,...:'´,..:'´,...:'´,...:'´,...:'´,...:'´,..:'´,,..::'´,..:'´,..:'´,..:'\`ヾ::、゙ヾ::ヾ:::`ヾ:ヽ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
_________________`: ..、__`゛ r──‐‐┐___ヾ:::`ヽ、 /三三三三三三三三三三三/\
-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_./\ ̄\ ̄\ ..| |三三|¨:ト、l ̄|| 丁TTT.┐/三三三三三三三三三三三三三ム
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄l|l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄::|\\ | |--‐‐| |__|___||__廴|二lニl |¨| __|_||──── l__/ ̄:| ̄..|
田 田田 田田 ||「」 「」 「」l|l─────┴‐ \\-─  ̄_ -=ニ二三三三 l ̄ ̄ |丁二二二二匕ィァ…| ̄..|
| ̄ ̄ ̄| ..|| ____l|二二二二二二二二二|-=ニニ二二三三三三三三三|____|‐|┴┴┴┴┴//丁 ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄二二二ニ=-..|l。o≦____斗rf .| | || || l|. l| ∩ XXXXXXX| ̄ ̄|^\fzzzzzzュ二二二二二二二二二二
 ̄ ̄ ̄ ̄| ||三||三||;;;||;;;||;;l||;;;|;;|..│ |/⌒||-┴┘| | /‐‐‐‐/{二|二二廴___\二入斗rヤ¨¨ ̄ /´´´´´´´´´
| ||三||三||;;;||;;;||__||_ノノ‐┴ノXX八 厂 ̄|‐‐‐/ ̄ ̄丁 ̄\ ‐─斗ャヤて/ / {:.:.:.:...... 〜
|厂 ̄7T'''7__||三||三廴匸コl‐┐___ _,.斗弌 ̄ ̄ ̄|--' ̄ ̄ ̄|斗t≦ / / /────':.:.:.... 〜〜
二二二二|三三|-r彡 .l |XXXミx‐┘ 斗t≦ >匕  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ {-----' ̄ ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....
x^x^x^Y=- ¨´ |___|XXXX>< >''“´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〜〜〜 ~~~ 〜〜 〜
x^x^x''´ ̄ ______,.ィ⌒><⌒ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ____彡''´ ~~ 〜〜 〜〜 ~~~ 〜〜〜 ~~ 〜〜〜 ~~ 〜
────  ̄ ̄ ̄
〜〜〜 ~~ 〜〜 ~~~ 〜〜〜 ~~~ 〜〜 ~~~ 〜〜 ~~~ 〜〜〜 ~~~ 〜〜 ~~
854
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:34:13 ID:DjJ/02ig0
( '>')「来たか。船の準備はできてるぜ」
(´・_ゝ・`)「ありがとうございます。……思ったより荒れてますね」
( '>')「だな。十分気をつけろよ? 本当は俺が操縦したかったんだが」
ヽ. ''';;;:O`'「それはやめて」
(;'>')「うおっ!? なんだ、特殊メイクってやつか? すげーな」
爪゚ー゚)「ドーモ、町長=サン。群馬県警の地流です」
ヽ. ''';;;:O`'「こんな姿で失礼します。祈念流師範代、高崎です」
(;'>')「お、おう、町長の岩渕だ。その恰好で女の声ってのは違和感が凄いな」
ヽ. ''';;;:O`'「おし、早速だが乗り込むぞ」
爪゚ー゚)ノ「のりこめー」
ヽ. ''';;;:O`'「わぁい^^」
(´<_` )「何なんだそのテンション……」
855
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:34:46 ID:DjJ/02ig0
l=ニ二三γ了三ニ=l , ', ' ,'| ::| ', ' ,
`]」_ ,.' ,' | ::| ', ' ,
n /丁l/ -‐ ' 4 ,' _| ::| ', ' ,
|| `丁| , ' 」| ,' |::! |{, ' ,
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|,| ,.'´ _ -‐ ´ /
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「 / ∨_| ,/∨
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` ‐- _ / ‐- -‐
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‐- _::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|  ̄
‐- _-―-―ー―-┘ 〜 _
‐- _ -‐
856
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:35:19 ID:DjJ/02ig0
(´・_ゝ・`)「山頂の位置を参考に、ここから真っすぐ北東……うん、これでいいはず」
ヽ. ''';;;:O`'「うん、こ」
(´<_` )「は??????」
爪゚ー゚)「今、何て?」
ヽ. ''';;;:O`'「決してふざけて言ってるわけじゃないぞ。……ごめん、腹痛い」
爪゚ー゚)「えぇ……」
(´<_` )「どうして出航前に済ませておかなかったんだ……」
ヽ. ''';;;:O`'「……引き返します?」
ヽ. ''';;;:O`'「いや、問題ない。一遍出しちまえば」
(´<_` )「出しちまえばって……この船トイレなんかないぞ?」
(´・_ゝ・`)「……やるなら船の縁からやるしかないね」
ヽ. ''';;;:O`'「よっしゃ、いっちょやってくる」
爪゚ー゚)「ゆっくりぶりぶりしておいでー」
(´<_` )「はぁ……絶対落ちるなよ?」
857
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:36:06 ID:DjJ/02ig0
□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□
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□□□□□□■■□□□□□□□□□
□□□□□□■□□□□□□□□□□
□□□□□□■□□□□□□□□□□
□□□□□□■□□□□□□□□□□
□□□□□□■■□□□□□□□□□
□□□□□□□■■□□□□□□□□
□□□□□□□□■■■□□□□□□
□□□□□□□□□□■■■□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□ぇたあ(CV.大山のぶ代)
858
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:36:59 ID:DjJ/02ig0
(´<_` )「全く、緊張感のない……」
ヽ. ''';;;:O`'「いやーすまんすまん」
爪゚ー゚)「まあ、良い感じで緊張がほぐれたんじゃないかい?」
ヽ. ''';;;:O`'「良い感じ……ではないと思いますけど」
(´・_ゝ・`)「最悪なほぐれ方だね正直」
ヽ. ''';;;:O`'「そうか?」
(´<_` )「そうだ」
爪゚ー゚)「つかぬことを聞くけど、ちゃんと拭いた?」
ヽ. ''';;;:O`'「拭いたし、なんなら魔術式ウォシュレットも」
(´<_` )「そんなことで魔術使うとかもうね」
ヽ. ''';;;:O`'「しゃあないだろケツが気持ち悪いままじゃデバフ食う」
爪゚ー゚)「最悪のデバフだね……」
(´・_ゝ・`)「……あっ! あれは……!」
859
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:37:32 ID:DjJ/02ig0
【岩礁】
_,.. --―==´ ̄ ̄\
__,,<  ̄ ̄ ,,<  ̄>、
,,< \  ̄  ̄ / /
,,´ /  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄  ̄\// .!
/  ̄ ー -:.._ _ __ _/∨l∧ヘ| / ̄
,.ィヽ ,,<__ - __,,<三二 ̄/ /.∧∧/ l
i|: | ,.ィ´ - __ ,,< / ! /_/ `¨ /\
!∧ ,,< / ∧ _ _ < ̄´ /! ∧
!  ̄\ ,.ィ  ̄ ̄/ `ヽ _l ,イ / _ .\ / >_
戈 ∧. ,.< ̄ /  ̄ ̄ ̄ /_/\_ ,ィ´  ̄ \ _∧ / // l
 ̄\ \_ ___ .∧ ,, ´ ,, ´ ̄\l.∨ / / / / .:∧/ :! .l
,. _,. l,...,..,.∧,..,..,∧:ー:/ \ / /∨ /\_ __ / /__,..__ ___ / / / | .:l
゙¨ ゚ - ー _ /  ̄  ̄ ̄ ̄ __./,/ ,' l / \/ _ ― - ゚ヾ/ /∨ ..:| /
ー= 、 ー _ /\ ,,< / ∧ / / ― _ `゚Y.-< ./ .!
/ \__  ̄ ̄ ̄ ――― .r' ∨∧ / \ /ー / ー _ - 戈_∧/,_.,..._,.../,..,_,..
ー === -,;/\ __ 弋 ∨ / ./ / 、_ _ _ / ̄
/ >―― - 、 ―― _ -  ̄ ̄∧ ./ ∧ .:∨ >=― - __  ̄ ∧_/
.< / > 、 ―― __ \ / .:\/ ー ― 、 _ _ ― / ̄/
三≧ー ー`',゚゙´ ̄ `¨゚゙´  ̄ ̄,ィ≧≦゚ ` ̄ー,' ̄ ̄`¨ヾ´ ̄ ̄ ̄ヾ`≦二 ― .三/ - ― ー / /
` ー __ 不 ヽ ー戈 > 、 > 、 `戈  ̄ >-―=== ー 、_ / ∧ /
 ̄ _ - _ ヽ、 ー ヾ `< -==≡==≦三 ≧== ―-- 、 '`゚ー=<,.≦__
´`ヽ、 -==≡≦ ≧=- 、  ̄  ̄ ヽ 、 ヽ、_ >=-―- ー 、 `ー - __
戈_ -== ー 、 _, -― - 、_ 弌≧= ー-― ー 、  ̄ ー- -――― - 、_ __
三≧=―- 、_ _  ̄ > 、 `ヽ `ー 、 _ ―- 、__  ̄ `ー- - 、__
860
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:38:06 ID:DjJ/02ig0
ヽ. ''';;;:O`'「あれが岩礁か……!」
(;´・_ゝ・`)「うわぁ……本当にあった。こんなところにあんなものなかったはずなのに」
(´<_` )「思ったより近いな」
ヽ. ''';;;:O`'「ですね。こんな近くにそのような危険な場所が……」
爪゚ー゚)「……見たとこ敵がいたりはしないようだね」
ヽ. ''';;;:O`'「っていうかマジでただの岩礁だな。何があるってわけでもない」
(´・_ゝ・`)「っと、近づきすぎないように気を付けないと」
ヽ. ''';;;:O`'「岩礁の奥に島影が見えるが、他にもないか探して――っ!」
(´<_` )「どうした?」
ヽ. ''';;;:O`'「周りを見渡してみろ」
爪゚ー゚)「ふむ――なっ!?」
(´・_ゝ・`)「何が――えっ!?」
(´<_`;)「……なるほど、な」
ヽ. ''';;;:O`'「……陸の灯りが、ない?」
861
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:38:45 ID:DjJ/02ig0
ヽ. ''';;;:O`'「さっきまで見えてたはずだよな……」
(;´・_ゝ・`)「ああ、そうだね」
(´<_`;)「やはり、ここは別空間だということか」
爪;゚ー゚)「……本当に戻れるのか、ちょっと不安になるね」
ヽ. ''';;;:O`'「一旦、戻って確かめてみるというのは? 退路の確保は重要です」
(;´・_ゝ・`)「そ、そうだね。皆、それでいいかい?」
ヽ. ''';;;:O`'「ああ、そうしてくれ」
爪;゚ー゚)「あ、ちょっと待って。魔術的なマーカーだけ打っとくから」
ヽ. ''';;;:O`'「お、そういうのもあるのか。是非やってくれ」
爪;゚ー゚)「オーケー」
(´<_`;)「ついでだ、星空の状態も撮影しとく。空間的にどういうことになってるのかわかるかもしれん」
ヽ. ''';;;:O`'「なるほど、それも頼む」
―――。
862
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:39:19 ID:DjJ/02ig0
,。 \ ・:* :・゚ '☆,。・: *:
\ ☆
,。 ・ :* :・゚' ☆ ; .
ヽ ヽ
☆ * ・
・
☆
,。 ・ :* :・゚'
__ _ __ ,_ __ __ _
. __ |ロロ|/ \ __ |ロロ|/ \ __ |ロロ| __..|ロロ|/ \
_|田|_|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_
.........................................................................................................................................
863
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:39:52 ID:DjJ/02ig0
(;´・_ゝ・`)「こ、これは……驚いたな」
(´<_`;)「……急にぬっと灯りが見えるようになりましたね」
爪;゚ー゚)「あっ! マーカーの探知ができなくなったよ!」
ヽ. ''';;;:O`'「やっぱ空間隔ててるのは確定か」
ヽ. ''';;;:O`'「とりあえず、戻れることがわかってよかったです」
(;´・_ゝ・`)「あっ! 岩礁も、奥に見えてた島影もなくなってるね」
(´<_`;)「確かに。灯りの方ばっかり注目してましたが」
ヽ. ''';;;:O`'「退路の方が重要なので、それで正しいと思います」
ヽ. ''';;;:O`'「だな。……さて、帰れるということはわかったが、弟者」
(´<_` )「うむ。……ちょっと夜空の画像を照合してみたが、どうも妙だな」
爪゚ー゚)「妙と言うと?」
(´<_` )「……星座の形が僅かに異なります。なのに位置はほぼ合ってる」
(´・_ゝ・`)「あっ! 確かに違和感があったけど、そういうことか」
ヽ. ''';;;:O`'「……なるほどな」
864
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:40:26 ID:DjJ/02ig0
ヽ. ''';;;:O`'「どういうことですか?」
(´<_` )「星座の位置が同じってことは、経度緯度はほぼ変わってない」
ヽ. ''';;;:O`'「それなのに星座の形が変わるとなると……時代が異なるって可能性がある」
爪゚ー゚)「何だって? それは……実に興味深いね」
(´・_ゝ・`)「時代……つまりは、タイムスリップしている、と?」
ヽ. ''';;;:O`'「いや、そうとは言い切れない。確実に言えるのは、やはり現実世界とは隔絶されているということだけだ」
(´<_` )「だな。異界だってことなら、普通にありえそうな話ではある」
爪゚ー゚)「例えば、異界が作られた時代から星の位置が変わってない、とかかな?」
ヽ. ''';;;:O`'「一番ありそうな可能性としてはな。マジでタイムスリップしてる可能性だってないわけじゃない」
(´<_` )「……いや、待て。何か引っかかる」
ヽ. ''';;;:O`'「……やっぱり? 俺も何か引っかかってる」
(´・_ゝ・`)「一体何が……?」
ヽ. ''';;;:O`'「ちょい待って、今記憶を掘ってる……」
865
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:40:59 ID:DjJ/02ig0
(´<_` )「あっ!」
ヽ. ''';;;:O`'「何か思い出したか?」
(´<_`;)「……近年のオカルト面の活性化について。確か、マスターが――」
。
O
〇
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(´・ω・`)「しかしやはり最近は頻度が高い。暫く体制は変わらないかな、と思ってたんですがね」
(´<_` )「やはり?」
(´・ω・`)「おや、ご存じない? 近年は人ならざる者たちの動きが非常に活発になっているんですよ」
( ´_ゝ`)「……ご存じないが、身に覚えは、あるな」
(´<_` )「だな……」
(´・ω・`)「……なるほど。苦労しているようですね」
( ´_ゝ`)「だが一体何故?」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
(´・ω・`)「謎です。聞いたところでは、星の巡りの関係では、という非常に曖昧な話くらいですね。
いくつかのカルトは自分たちに都合の良い終末論を各々唱えているようですが」
(´<_` )「うーん……」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※Case5Day2B
866
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:41:33 ID:DjJ/02ig0
ヽ. ''';;;:O`'「……星の巡り、か」
(´<_` )「ああ。星の位置が違う、このことが無関係とは思えん」
ヽ. ''';;;:O`'「星の位置、ですか。確かにそういった噂は耳にします」
ヽ. ''';;;:O`'「どういう噂だ?」
ヽ. ''';;;:O`'「そのままです。近年の魔の者たちの躍動は、星の巡りに関係している、と」
爪゚ー゚)「僕もそう聞いているね。詳細はさっぱりだけど」
(´・_ゝ・`)「星の位置が変わったりなんてするものなのかい?」
ヽ. ''';;;:O`'「長いスパン、それこそ1000年単位でちょっとズレたりはするらしい。マスターの話を聞いた時調べたからな」
(´<_` )「ああ。そして……僅かとはいえ、数百年レベルではない気がするな。
確か紀元前と比べて0.5度とかだったよな?」
ヽ. ''';;;:O`'「確かそうだったはず」
爪゚ー゚)「それはまた、途方もない話だね」
ヽ. ''';;;:O`'「紀元前……まさか、2700年だったりしませんか?」
(´<_` )「2700年というと……皇紀か」
爪゚ー゚)「皇紀?」
867
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:42:07 ID:DjJ/02ig0
ヽ. ''';;;:O`'「神武天皇が即位した年、だったか?」
ヽ. ''';;;:O`'「はい。日ノ本としては神話の時代ですね」
(´<_` )「確かに紀元前という意味では符合するが、どうだろうな」
爪゚ー゚)「紀元前700年くらい? 普通に縄文時代だけど、天皇ってそんなに昔からいたんだね」
ヽ. ''';;;:O`'「正直眉唾レベルだな。弥生時代後期……西暦300年くらいか? その頃には確実にいただろうが」
ヽ. ''';;;:O`'「いずれにせよ、神話の時代ですね。広く実在性が認められているのは古墳時代からですから」
(´<_` )「……いかにもな話ではあるが、一旦置いておこう」
ヽ. ''';;;:O`'「そう、だな……盛岡さん、もう一度さっきの場所に戻れるか?」
(´・_ゝ・`)「ああ。今のところ時化も危険域ではないし、問題ないよ」
ヽ. ''';;;:O`'「じゃあ頼む」
(´・_ゝ・`)「よしきた!」
868
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:42:40 ID:DjJ/02ig0
【岩礁】
_,.. --―==´ ̄ ̄\
__,,<  ̄ ̄ ,,<  ̄>、
,,< \  ̄  ̄ / /
,,´ /  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄  ̄\// .!
/  ̄ ー -:.._ _ __ _/∨l∧ヘ| / ̄
,.ィヽ ,,<__ - __,,<三二 ̄/ /.∧∧/ l
i|: | ,.ィ´ - __ ,,< / ! /_/ `¨ /\
!∧ ,,< / ∧ _ _ < ̄´ /! ∧
!  ̄\ ,.ィ  ̄ ̄/ `ヽ _l ,イ / _ .\ / >_
戈 ∧. ,.< ̄ /  ̄ ̄ ̄ /_/\_ ,ィ´  ̄ \ _∧ / // l
 ̄\ \_ ___ .∧ ,, ´ ,, ´ ̄\l.∨ / / / / .:∧/ :! .l
,. _,. l,...,..,.∧,..,..,∧:ー:/ \ / /∨ /\_ __ / /__,..__ ___ / / / | .:l
゙¨ ゚ - ー _ /  ̄  ̄ ̄ ̄ __./,/ ,' l / \/ _ ― - ゚ヾ/ /∨ ..:| /
ー= 、 ー _ /\ ,,< / ∧ / / ― _ `゚Y.-< ./ .!
/ \__  ̄ ̄ ̄ ――― .r' ∨∧ / \ /ー / ー _ - 戈_∧/,_.,..._,.../,..,_,..
ー === -,;/\ __ 弋 ∨ / ./ / 、_ _ _ / ̄
/ >―― - 、 ―― _ -  ̄ ̄∧ ./ ∧ .:∨ >=― - __  ̄ ∧_/
.< / > 、 ―― __ \ / .:\/ ー ― 、 _ _ ― / ̄/
三≧ー ー`',゚゙´ ̄ `¨゚゙´  ̄ ̄,ィ≧≦゚ ` ̄ー,' ̄ ̄`¨ヾ´ ̄ ̄ ̄ヾ`≦二 ― .三/ - ― ー / /
` ー __ 不 ヽ ー戈 > 、 > 、 `戈  ̄ >-―=== ー 、_ / ∧ /
 ̄ _ - _ ヽ、 ー ヾ `< -==≡==≦三 ≧== ―-- 、 '`゚ー=<,.≦__
´`ヽ、 -==≡≦ ≧=- 、  ̄  ̄ ヽ 、 ヽ、_ >=-―- ー 、 `ー - __
戈_ -== ー 、 _, -― - 、_ 弌≧= ー-― ー 、  ̄ ー- -――― - 、_ __
三≧=―- 、_ _  ̄ > 、 `ヽ `ー 、 _ ―- 、__  ̄ `ー- - 、__
869
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:43:13 ID:DjJ/02ig0
ヽ. ''';;;:O`'「ふむ、やはり岩礁には何もなさそうだ」
(´<_` )「地流さん。海中を捜査できるような魔術はありますか?」
爪゚ー゚)「んー……広範囲を、って意味なら、ないかな?」
(´・_ゝ・`)「魚探を見る限りでは不自然な感じはないけど」
ヽ. ''';;;:O`'「そうだ、電波状況はどうだ?」
爪゚ー゚)「む……スマホは電波なし、だね」
(´<_` )「少なくとも日本近海ではなさそうだな。ちょっと待ってろ、他の電波とか探る」
ヽ. ''';;;:O`'「さっすが弟者」
(´・_ゝ・`)「……少なくとも船の無線は通じなそうだ」
ヽ. ''';;;:O`'「なるほど」
(´<_` )「……GPS、反応ないな。他の電波も見当たらない」
爪゚ー゚)「そうなると、異界の可能性が高まったかな?」
ヽ. ''';;;:O`'「ですね」
870
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:43:47 ID:DjJ/02ig0
ヽ. ''';;;:O`'「脱出できなくなると最悪だ。脱出の方向を特定できるように目印が欲しい」
(´・_ゝ・`)「ブイがあるから直線状に設置しておこうか?」
(´<_` )「それは回収がちょっと心配です」
爪゚ー゚)「ん、じゃあ直線状にマーカー打っておくよ」
ヽ. ''';;;:O`'「そちらの方がよさそうですね」
ヽ. ''';;;:O`'「んじゃ頼む。で、島影は……やっぱ岩礁の奥に見えるあれだけみたいだな」
((爪゚ー゚)))「むむっ!?」
(((´・_ゝ・`)))「おおっと」
ヽ. ''';;;:O`'「……今の波はヒヤッとしたな。大丈夫なのか?」
(´・_ゝ・`)「これくらいならまだいけるよ」
(´<_` )「……まだいけるはもう危ない、ですが」
ヽ. ''';;;:O`'「いずれにせよ時化にしか行けないのであれば、同じことですか」
ヽ. ''';;;:O`'「だな。……よし、島影に向かうぞ」
(´・_ゝ・`)「わかった」
871
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:44:20 ID:DjJ/02ig0
【鮫島?】
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__,__ _ _. ___,,__ _ _. ___,,__ _ _. ____,,__ _ _. ____,,__ _ _.___,,__ _ _._.___,,__ _ _._
_ - = 二 = - _ 三 三 - = 二 = - _ _ 三 - =三二 ≡二三二 _
三二 ≡ 三ミッ〜彡三二≡二= 三 _三二 ≡ 三 ミ彡 三二 ≡二三二 ≡ 三二三二 ≡ 三 ミ彡
 ̄ _ _ 三 = _ _ 三 二 _ = - _  ̄三─ =  ̄
 ̄  ̄ 三 = 三 =  ̄  ̄ 三 = 三 =
-ミ三、  ̄  ̄ 三 = ≡  ̄ 三 = ≡ 三、  ̄  ̄ 三 = ≡  ̄ 三
i:i:i:i:i:i:i:‐- ...,,_  ̄ r‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー::...、_二 _ = - _  ̄三─ 三 二 _ =
i:i:i:i:i:i:i:i:!;.───` ニ /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:\::::...`ー::: 、二 _ = - _ 三 = _
~"~"~"~" ─  ̄/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::.. ̄ヽ_:::...  ̄:ヽ二 _ - _
三ニ─二三三三ミッ、 |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i_;i;i- 、i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::: : : : : .\::::.. {二 _ - _ 三 =
: : : : : : : : : : : : : : :ヾミ__/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/::::::::::: ̄ ̄ ̄. \i:i:i::::..... : : : : :}::... : :`v── ミ二 _
: : : ;r‐'" ̄ ̄ ̄ ̄"''ー'"~""''' ‐- ...,,__|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::: : : ..`: .、i:i::::: : : : :ヽ:::. : :ト、:::.. : : : \ _ 三
 ̄i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:~""'''i:‐- .::;;__::::::::::::::::: ̄"''-、!:i:i:i:i:i:i:::::: : : : : :.. ̄~"'''‐-.、_::.. : `ヽ:::::.... : : :ヾッ
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i~""''':‐-::;;__: : . i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::::::: : : : : : .....`: 、:::... \:::::... : : :}ヾ
872
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:44:54 ID:DjJ/02ig0
(;´・_ゝ・`)「いやぁー……予想はしてたけど、この時化で設備も何もないようなとこに着岸は」
ヽ. ''';;;:O`'「厳しい、か。うーむ」
ヽ. ''';;;:O`'「私はある程度まで近づいて頂ければ飛び移れますが……」
(´<_` )「そんなん美和ちゃんしかできんだろ。兄者もワンチャンいけるか?」
爪゚ー゚)「風天の札とやら、切るしかないんじゃないかい?」
ヽ. ''';;;:O`'「……止むを得んか。その代わり離岸時も必要だからな、札持ってる弟者がやられたら全滅確定する」
(;´・_ゝ・`)「イマイチ現実感なかったんだけど、何だか急に怖くなってきたよ」
(´<_` )「盛岡さんは船番してて頂いてもいいですが」
(;´・_ゝ・`)「この状況で一人とか絶対ダメでしょ、最初の犠牲者になるやつ」
ヽ. ''';;;:O`'「違いない。行くなら全員で、戻るのも全員でだな」
爪゚ー゚)「いや、待って。とりあえず君と美和だけで行くってのもありじゃないかな?」
ヽ. ''';;;:O`'「む?」
爪゚ー゚)「僕の念話で連絡は取り合えるし、二人だけなら逃げるにもスピード出しやすいだろう?」
(´<_` )「俺は反対です。二人だけじゃ対応力の問題がある」
873
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:45:35 ID:DjJ/02ig0
ヽ. ''';;;:O`'「……いや、駄目だ地流さん、行くなら全員で。これはリーダー判断だ」
爪゚ー゚)「ふむ。それなら――いや、そもそもか。どのみち船の方に何かあった時点で、ってとこかな?」
ヽ. ''';;;:O`'「その通り。地流さんが船を守り切る自信があるなら分散してもいいぞ?」
爪゚ー゚)「ってことだよねぇ。無理無理、絶対無理」
ヽ. ''';;;:O`'「弟者も陰陽師になったとはいえ、地流さんと合わせても俺一人で勝てる」
(´<_` )「……兄者が装備更新した今なら異論はない。陰陽師になったつもりもないが」
爪゚ー゚)「それで、じゃあどうするんだい? 行くのか、戻るのか」
ヽ. ''';;;:O`'「戻る」
爪゚ー゚)「おっと、意外だね。まあ、妥当な判断だとは思うよ?」
ヽ. ''';;;:O`'「ここが異界だとしたら、次回の満月まで猶予はあるはずだからな」
(´<_` )「そう、か。今日どうこうしようとしているとしたなら、既に遭遇していておかしくないしな」
ヽ. ''';;;:O`'「そうですね。本当に異界なら、ですが」
爪゚ー゚)「そうじゃなきゃ星の位置について説明がつかないし、十中八九異界だとは思うけどね」
874
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:46:14 ID:DjJ/02ig0
(´・_ゝ・`)「……じゃあ、戻るってことでいいのかな?」
ヽ. ''';;;:O`'「ああ、頼む」
(´・_ゝ・`)「よしきた。……おや?」
(´<_` )「むっ……!?」
爪゚ー゚)「あれ? 海の様子が――」
ヽ. ''';;;:O`'「――風が、落ち着いてきている?」
爪;゚ー゚)「ま、まずくないかい?」
(´<_`;)「まずいですね」
ヽ. ''';;;:O`'「早く引き返さないと!」
ヽ. ''';;;:O`'「だな。盛岡さん、急いでくれ!」
(;´・_ゝ・`)「了解だよ!」
―――。
875
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:46:47 ID:DjJ/02ig0
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876
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:47:21 ID:DjJ/02ig0
(;´・_ゝ・`)「こ、これは……!?」
Case12「海色の声」
Day4A「幻の海・幻の島」
To be continued...
877
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:48:37 ID:DjJ/02ig0
Case12-Tips4 ダンスパーティー
┌|⌒7⌒\
) | \ | | / / /{
_ノ |  ̄ \ _| |.//_/ /{
_) |/ ⌒\ ̄二>―< / {
)/ /}rヘ \ \ / く⌒
/ /⌒'⌒ | | | 〈 (
. / / / | | | | | く⌒
. | /| { ヽ 斗――| | |ΛΛ
. / 抖笊㍉ ノ 丿 ノ | |/ /}
. /{ / ,, ヒリ ノ笊笏冬ミ| | /ノ 「お 掃 除 で す わ」
,'´",, {八 j′ ノ ヒヒツ ノ ノ / |
/'⌒`' 、 ∵'`, Υ ⌒八 ''''{ / /| 八
〃,、-,、 ヽ, , 八:::::::::::ノ\ゝ;,、 γ:::::::ヽ/ ノ ̄ ̄へ
! i'r'~`',ミ r―― ..,,_く \ {::::::::::::::}_/ \___ -‐……‐-<~ ̄ ̄ ̄~^''
i, ,i〃´` 'i, ',ー- 、 \ /Λ_ 乂( ̄\ニ/ /: : : :} / ̄ 丶、
'i,' i,'i, ( r‐ 二二 \ ∨ニニ{ /ニ{ ∨ / : : : : : } \
'i, 'i、、 ⊂ ―― { ノニニ{ /ニ二{. \ | /.: : : : : :. :.ノ_____
, 'i、 、`ー⊂二二二二 </ {ニ-ニニニニ>''"\ \ / : : : : : : : /::〉二二二二二二二\
,' , .'h、 `-,、,,ノ ,i! ,li li /ニニニニ>'" _ \ \: : : : : :./: :./⌒\二二二二二二ニ)
. ・ .`-,、,,_,,,ノ ,l' l!i! ,lニニニ>'" ``\ .|: : :./: : : /: : : : :.}二二二二二 /
//ニニ>'" \ } /: : : : : : : : : : /二二二二 / ノ
// >'" ∨.: : : : : : : : : :./二二} ̄ ̄ <
{ニ/ }{.: : : : : : : :./ニニニ }二二\ __  ̄⌒
∨ 八.: : : : :./{二二二 ノ二二二 \ ̄\
878
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:49:11 ID:DjJ/02ig0
!.| .\ヽ ヽ、}''li ∩ }l.,} l} }/」イ,〃i!},! ! l} ,l}!トキ}iキ}i==‐-- ,,,,,,___
! / ィ℡゙ !ッ、 l ! li .!j{//ソ//.ツj{/j{ソ{'}".リ|i{!〃≠/≠/==‐‐‐ ''''¨ ̄ ̄
テ!-!,゙゙' |'り、.l゙h l !,! |!{彡´ ヽソ .{l .i.l l}
_;;;;`-''-、 .`' !、.l j j{:l{ j} }!
i----- ....,,,_ .,i-ニ,,, `゙'''-、\.'i入j{ l | |,,./ ./
\. l冖'¬ー二彡-..,,,.`''-、゙''、''.l.ヽ_/ | /
`''ミx==ニ二_゙¬-二-、\>゙l `''''"
,. -ー¨¨¨¨¨ ̄ ̄ ̄¨¨¨¬ー- 二;;- ミヽ.ミ'x、
ヽ ,.vー'''¨¨¨ ̄ ̄¨¨¨¬―-z....,,,,_ `゙'''!=ii>\
.`''`ミs.,,,___zzニニニニニ===ッ=..,,,゙"''ー ..,\ !
`゙゙゙''彡 =ニニニ二ニ=`-三tivゞ._ゞ
,, ‐'彡'''"゛ _,,,,........ -----―-二lr'"゛
/ ,.. -''''"´ ._;;;;ニ二二ニニニ;- 、,゙.y='" _,,,.. -― ¨¨ ̄ ̄ ̄¨¨¨'x,,、
レ″_,, ー''''" ̄゛._,,,.. -―¬'ニシジ'" ,,, ー''"゛ \
/ ./゛ ._,, ‐'二iv ._,,,-''ジ'〃,゙..イ,, -'"゛ _,,.. -ー'''''¨¨ ̄ ̄ ̄¨¨¨''} }!
/ _,.,..;;二ー''彡'"_..-/「゙ン',゙.ii|シ'" ″ _. ._,, ;;;;'''"゛ 丿 /
.,..ッ''_..-‐″ ,..-'゙゙,..‐',゙-'゙_/,,-ソ”._ν _..-''゙〃‐".._二ニ≧s'''ゝ_ ___、 .,./゙ /
,..‐二才゛ ., / _/゙./゙ / /.'"., ‐∠'"゛ ...彡‐彡二'″_,,y=ニ‐'''" ̄´ ._二ニ//
'/“´ _..-'./ .,/ ,/ ,/ " . / ./ ._..-'"゙,..-'゙゙″.,..ir!!'"゛ _,,.. -ー'''''"゙゙二ニニ'゙_二. --=ニ=_,,,,,,..
.,..-'゛ / ./ / ,/ . / .,..-'" _ / .,..-'" ゙_..-'''フ彡-';;l彡'"" : _..-'"゛ ._..;;;;ニ―'''''゙,゙>'''″ 二ニ=-ー…
. / ./ ,ノ./ ,/ / ._/´ . / .,..-'´ .ぃ才‐″´..,iil彡- ,..-'" -'"~_, .,.. -''´._,, -‐''"´
゙フ./ ,/ .,/ . / ,/゛ ,/゛ ,,, -彡',゙,. .,/゙゙'~゛_彡' _,, ‐''" _,, ‐''"゛
j} / ,/ ,/ ,/ _/..,..-'"´,y/<~゙,,/´ ,yメ'"´ .,.. ‐'" _.. -''" _,,.. -ー'''"
./ ./ ,/ / ., 彡‐'´ .,,i ‐'゙_..;;二彡 .,..-'´ _..-'″ _.. ‐'" _,,.. -‐'二 -‐ニイ三ニ
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./ / ./ / ,..-''".,..-'",/ / ,/ .,.ッ!″ _/゛ _..-'´ _..-'''゙゙_ir=!゙‐',゙ン‐',゙.. -‐''',゙,,.. -ー''''"゛
./ / .ノ,i′../ ,/゛.,..-'´ / .'" ./ .,.;;ツ゛ . / / ,..-'" .‐″_.. ‐彡ー''゙,゙.. -'''"゛ ._,,,.. -
../ / l.." .,iシ" _/゛ ./ ./ .,x彡゛ / . / _/゛ ,.. ;;彡''゙゙,,, -''″ _,, ‐''^_,,,.. -
″ / .゙'彡" ,/ / ./ // ./ . / .,/ .,..イ゙‐'´_..-'" .,..-'彡-‐''"´
879
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:49:44 ID:DjJ/02ig0
マス#゚ o ゚)ミ「だぁーもう拠点滅茶苦茶やないか! 死ねやッ!!」
‐" / .!.l, l ! l ! .レ゛ ./ ,y'/ / 1
_.. -‐ ―- ..、 / ,r'"| ! .| .! | .| ./ .! l /.,r〃゛ ./ l
,..-'"゛ ソ" .,/ l / .| .! ,i〕 .| ./ ...i! |.iシ'./ ./ |
/ ___、 ,. !il" .../ .| .l゙ / .| .| l .| l / .ノ ! .l’ / !
,/ ,..-'"゛ ,iレ〃 ./ .l l ! ! . | .| ! } !〃/ .! ! / |
'" .,/´ ./ ,i,!′./ .イ .! .l゙ . ! |_! .l| ! .l/./ | ,!./〕 /゛ 亅
/ ノ./ ./ /│,! l .l゙ |} .! ! ll/ l .l゙ .! ./ │ l
./ / .,..-- / / .! ./ ,,| ,!.! │ .!| ! ,! / ! .l゙ .| ./ l l
.,./ .,/ ./ / .ll゙ / | l,! ! ||' .| l ! / | │ l゛ l .,!
..,〃 / / /, l / |.ケ / il i !l゙ .l゙│ | l !| ,! │ l
〃 / ./ ./ .l l′│ ′.!} .l勹 | .! l j │ ! ! .| ,! ./
′ / / .. ./ ! |∧ノ l ∨ l !.l .l〃l゙ l゙ l│ ! ./
/ ,/.〃 l l,/ ! .、 ." l .! .!,! l.l゙ .l .l゙.! l ./
./ ,i"〃 .l゙.〃 ,! / .! .|l l/ ! /l゙ l /
/ / // / l .l ,ノ゙ ! .l′ .j .! .! .l/ l ./ /
/ ./ .〃 / .! l゙ j,、 ./ `l / l .! / / .i「 ! / ./
./ / // .! ! ! ."i./ | l .| ! ./ ! ′ / ./ ./
/ / .// ! | __ l ./ l | .' .l゙ / ./ / / /
゛ / .// l │ / .T! 「 │ ! l ./ / / ,i′ ./
/ ././ .l ! ,! .|゛ 、 .l iリ l゙ / / / / ,i′
/ // │ .| .l゙ .! ,!| |/ ! ./ / / ! ./ /
i" / l゙ .l .,!.! ` !.! ."│ / ./ / / . / /
/ l゙ l ,! .!| ./ |│ l / / / / / ./
/ l゙ l゙ l !|、 / l ゙¨l{ / / / /./ ./ /
. l゙ l .l゙ .! .゙ミュ___/ .l / / / ./ iゞ ./ ,i′
..! l │ ! l. ./ ″./ ./ / / /
.! l │ l ヽ / ,〃 / / / /
880
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:50:17 ID:DjJ/02ig0
マス ゚ o ゚)ミ「フンッ、何度やり合ったって一緒やで。多勢に無勢、最後には尻尾巻くしかあらへん」
ミサ ^ー^)ト「……」
マス ゚ o ゚)ミ「ま、今回は逃がす気あらへんけどな」
ミサ ^ー^)ト「それはこちらの台詞ですわね」
マス ゚ o ゚)ミ「……? 何やその余裕? 取り囲まれてるのに気づかんわけでもないやろ?」
ミサ ^ー^)ト「ふふ」
マス ゚ o ゚)ミ「そういや、あんとき連れとった蝙蝠は死んだん――」
マス;゚ o ゚)ミ「っ!?」
ミサ ^ー^)ト「あ、仕込みがバレましたわ。そぉれっ!!」
マス;゚ o ゚)ミ「まずっ――!?」
881
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:50:51 ID:DjJ/02ig0
、:‐' _.,,,;..__,".゛ ............;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;...`゙゙ '''''
._,,,.. i..- ".┐...../ ;;;;;;;;;.... -ー.-==..i..;.‐‐-....l¬''''' .-―.
‘,゙v='´ ...、J-彡-ー'.....;;;;;;;;;;;; ;:、;; :!;;;;/;..,ノ';. ;;;;、;;.............'''-
'"゛ . _..-...゙´. ‐'~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; !" .゛ . / ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`...-、
.,./ ´;;;;;;:;:ー...;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;’
;;;;,,. シ";;;;;;;;;;;;;.,..- 、 、 、 ... "'\. : ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:
ヾ,i".;;;;;;;;;;;;; ;;>''''''ーニニ`-“' / ,. , i .` ヽ ゝ ...l . ゝ ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:
..---―;;;;./ ,.;;;;;;;;;;;;;;;;;.....;: ./ .,《 .l .,! .j : '、 .l .′ ;;;;;;;'、 ゙ゝ-'゙'-、iィ==ニ∴
,,,_._./ ´- 、.,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. .." .,i/ .i゙ .′";;;;.ゝ .l;;;;;;ヽ l ;:.;;;;;;;;;;;.\,,, / .;;;;;;;;;;;;;;;
.''-、.;;;゙'-ミヽ........ -‐'フ’ l/ !;:;| |:;;;;;; :、 l.;;;;;.ヽ ヽ .;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,ン'゙
`''ー、.,,゙゙''―-'''";;;./ . ,i}゙ .|;:;! |;;;;;;;;; .l ヽ;;;;..\ `ー. 、;;;;;;_,、.. -ー'"
´゙'''-- ./ / ...l .|;;| l;;;;;;;;;;;. ゙, l:;:,_iii、\, ゝ 、
.. ''=ッr ... ./ /,,_,ニト レ゙ l;;;;;;;;;;;;;; .l ..l.;:;. ..._.`''、. `''-、''''';;";'";″
...;;;´゙'″;;;;;~''ー.. ./ /.____,゙;;'l゙ " /.i_---ー.゙ l`゙.='゙´.‐ー_\ .l:;:;;._,;.‐
.´ .- ..,,..,;:;;.,.. --゙ ./ ;;;;;;;;;;;;;;.! ./ ニ........ --.| . ! '?¬;';"´.;;;;; ! .l゙‐''
.`~_`゙゙゙゙゙゙゙ / ,i";.,,,,,,,,,, / ..;;;;;;;;;;;;;;;;;;; | |,;;;___,,,.. ―' ! .l
_. ´゛/ l..~"..丶.../ .ヽ....;;;;;_,,,,.. ! .| _,,,,,......! .、 .\丶
;;;;;;´;"゙ / .,i /.i=rx 、,,,/ ゙'/"'''''".... 、 .l .´゙;;;;;;;;;;;;;;;;. ! ゙li、 .\.
;;;;;;;;;;. / ...l / | l.;;;;;;;;;;;/ ヽ;;;;;;;;;;;; | l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;..l . l\
;;;;;;;;./ .,/. l.;; | .l゙;;;;;;;;;;;;;|, .| .ヽ;;;;;;;;; .l, .l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ! .l ;..ヽ
/ . ,,/;; l゙./;;:.l゙ !;:;;;;;;;;;;;; ! ./ .i, ヽ ;;;;; ヽ ゙'v ;;;;;;;;;;;;;;;;.l .! ;;;;;゙′
´ / ;;,i'゙,i";;: l /;:;;;;;;;;;;;./ ノ/.,、 「L .゙'i;;;;;;;;;;. ヽ .l .;;;;;;;;;;;; ! .|l ! ;;;;;
../.;;;;./ .l゙.;;;;;./ ,i";;;;;;;;; / i". !/..} .!;;;\, ,!;;;;;;;;;;;;; .,! l ;;;;;;;;; ! ,/;.! l ;;;
";;;;;;. ! !;;;;./ ./ ;;;;;;;;;.,r'″ :!;;;,「| l l゙;;;;;;; ! l ;;;;;;;;;;;; l .l ;:;;;;;l゙ ./.;;;: ! |,;:;
;; ,./ ││,/.;;;;;;;;; ! lノ゛ !,;.! !;;;;;;;; l | ;;;;;;;;;;;; ! .ヽ ;;;.l .!;;;;; ! l
../ ./;; l .! ;;;;;;;;;; / ./ヽ |彳 !;;;;;;;; !.l ;;;;;;;;;;;;;;: ! ゙'、;:.l !;:;│ .!
,/;;;;;;丿 ,!;;;;;;;;;; / ./ ;;;;;; ! |;.! .|;:;;;;;; ! ! ;;;;;;;;;;;;;; .ヽ 〔'、 .l l ゙l;;;;.l, ′
-",,,,,,,/、./.;;;;;;;; ,/ ./ ;;;;;;;│ ,!│| ;;;;;;; .| | .;;;;;;;;;;;;;;; l ! ヽ.T !;;;;;..l
../ / ゛,!./.;;;;;;; ./ .l ;:;;;;;; | .!;;:.! `j;;;;;;. l,.! .;;;;;;;;;;;;;;;;; .l }:;..l, .l.;;;;;;;...l
" ./ ;;;;; ! l ;;;;;; ./ 、 ! ;;;;;;;} !;; l | ;;;;;;..l¨゙| ;;;;;;;;;;;;;; .} .,!;;;;.′ !;:;;;;;;;; .!
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882
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:51:24 ID:DjJ/02ig0
マス;゚ o ゚)ミ「あっっぶな!! 従者の体を触媒兼魔力タンクとして使うとか頭イカレとるんか!?」
ミサ ^ー^)ト「あら?」
(;´W`)「ふうっ……どうやら咄嗟に純水で防がれたようですな」
ミサ ^ー^)ト「でもこれで、形勢逆転ですわね?」
マス ゚ o ゚)ミ「はぁ〜……やられたわ。これは気付かんかったうちが悪いな」
(;´W`)「そう仰る割に、随分と余裕のご様子」
マス ゚ o ゚)ミ「そらそうやろ? 数では逆転されたけどな、消耗はそっちが圧倒的に上や」
ミサ ^ー^)ト「あ、全バレしてましたわ」
(;´W`)「はあ、だからこうなると申し上げたではありませんか」
ミサ ^ー^)ト「うーん、いけると思ったのですけど」
マス ゚ o ゚)ミ「一本取られたのは確かやけど、この程度でうちのタマは取れんで」
ミサ ^ー^)ト「困りましたわね」
(;´W`)「絶体絶命ですな」
マス ゚ o ゚)ミ「ほんなら、死んどけ」
883
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:51:58 ID:DjJ/02ig0
ノノニ彡 、 ノリi!i!}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :
{ {´ {彡'"i!i!}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
>' {、_}彡". ゚ぐ'i゙-'/ ::::::::::::::::::::::,,、-'7゙::::::::::::
Ⅵ/ 广rf千´:'x゙l,,|//了゙::::::::::::: / / :::::::::::::
,r、- _,,,、 -ー ― / /.:::::::::::::::::::/ ,r',,,,,、- ァ゙::::::
/レ '' " ,、 / // ,,、-ー ''" ,、-ー''" ::::::::::
z乙....z- "/ /゙::::::::::::::゙/ ,、z''"/| / ::::::::::::::::| / ̄/_
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{k, YA{゙,,、-' /゙:::: :::::::::::::,ノ /.:::゙/ / ::::::::::::::: ァ/-z''" /
。=ニウ..,、-'' " ,,、z゙:::::::::: ::::::::: |/゙: ::: レ゙:::::::::::::::::::::::::::/// /
-=ニ/ ̄i}リi l" ,、- ':::::: ::::::::::::::::: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::゙|/ ./ /
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ヽ {リ ::ソ // ::::::::::::::::::: :::::::::::::::::: :: ::::::::::::::::::::::::::::::::: _,,.rァ::::
r-リi!i"i!i!:::::/√ :: ::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::: ::::::::::::::::::r''´! ./゙ /:::::
/冂勹:"i!iソノ::::::::: ::::: :::::::::::::::::::::::::: ::::::::::: :::::::::::::::/| .| ,l / ./:::::::
{_ r彳ソノ: ::::::::::: ::::::: :::::::::::::::::::::::::: ::::::: : :::::::::::::゙| | |/./ . / :::::::
r-一`Yr彳:::::::::::: ::::::: ::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::: :::: :::::: :::::::::: | ./ ./ ./゙:::::::::
{ 彡r彳: :::::::::::: ::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::: :::::::::::: ::::l/ / ./゙::::::::::::
Ⅶ冖弋:::::: :: :::::::::::: :::::::: :::::::::::::: :: ::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::: ::::::゙;'_/ ::::::::::::::::
. 叭r彳::::::::: :::::::::::::::: ::::::::: :::::::::: :::: :::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
. 勹r彳 :::::: :: :::::::::::::::: :::::: :::: ::::: ::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::: :::: ::::: ::::::::
.. 冂r彳::: :::::: :: ::::::::::::::::::: :::::::: ::::::: :::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::: :::::::
.. 厂r彳:::::::: ::::: ::: ::::::::::::::::::::: :::::::::::::: ::::: :::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::
广r彳::::::::::: ..: ::::: :::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::: :::::: :::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::
z勹r彳::::::::::::: : ::::::::: :::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::: :::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::
rz乙r彳::::::::::::::::::: ::::::::::: :::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::: :::::::::: ::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::
∧ l l:::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::: :::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::: :::::::::::: :::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::
..∧ノノ::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::: ::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::
884
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:52:31 ID:DjJ/02ig0
Case11-Tips5 またしても
|::━◎┥「アラート:流石真理男がログアウトしました」
*(‘‘)*「えっ?」
|::━◎┥「アラート:流石真理男がログインしました」
*(‘‘)*「ええっ?」
|::━◎┥「アラート:流石真理男がログアウトしました」
*(‘‘)*「んんん?? 前回の反省を踏まえてアラート出すようにしたけど、またしても何か巻き込まれてる?? 履歴!」
|::━◎┥「履歴を表示します」
*(‘‘)*「うーん……千手烏賊沖? これって……例のあれだよね? 異界だったのかな?」
|::━◎┥「回答:不明」
*(‘‘)*「アクセス」
|::━◎┥「エラー:アクセスに失敗しました。ヒント:試行可能なアクセス方法が695件あります」
*(‘‘)*「総当たり!」
|::━◎┥「警告:そのコマンド処理は長時間を要する可能性があります。実行しますか?」
*(‘‘)*「実行!」
885
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:53:45 ID:DjJ/02ig0
Case12-Tips6 我慢
(´・ω・`)「……」
从'ー'从「行かないんですか?」
(´・ω・`)「行かない」
从'ー'从「もうちょっと自分の気持ちに素直になっても罰は当たらないと思いますよ?」
(´・ω・`)「……怖いんだよ」
从'ー'从「えっ? 饅頭が?」
(´・ω・`)「自分の気持ちに素直に? なったら夜の街に食材調達に出かけてるが?」
从'ー'从「えぇ……冗談とかではなく? もう限界な感じです?」
(´・ω・`)「……まだ大丈夫さ。我慢できてるうちは」
从'ー'从「駄目そうですね。あぁ〜駄目な人だなぁ〜、そんな姿伊藤さんが見たら何て言うかなぁ〜?」
(´・ω・`)「……」
从;'ー'从「……あ、怒りました? 待って、その殺気やめてください、死んでしまいます……!」
(´・ω・`)「……ふぅ、今回限りだ。そういった冗談はフサさん以外には許さん」
从;'ー'从「フサさんなら許すんですね……」
886
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:54:21 ID:DjJ/02ig0
从'ー'从「あ、でも冗談ではないですよ? だからセーフですね?」
(´・ω・`)「……そうか」
从'ー'从「そうです」
(´・ω・`)「少なくとも、本気で案じてくれていると理解した。ありがとう」
从'ー'从「あー……そこはぶち殺すぞ、でいいかと? マスターですし?」
(´・ω・`)「……もはやよくわからないな。どうなろうと店を畳む気はないが」
从'ー'从「まあ、私なんかぶち殺しても何の意味もないですけど」
(´・ω・`)「いや、渡辺がぶち殺されたら報復するが?」
从'ー'从「え、そうですか?」
(´・ω・`)「そうだ。仲間っていうのはそういうものだろう?」
从'ー'从「ダウト」
(´・ω・`)「……そんなことはないぞ?」
从'ー'从「ダウト。嘘つくの下手になりましたね」
(´・ω・`)「……そうか?」
从'ー'从「そうです」
887
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:54:55 ID:DjJ/02ig0
今回はここまで。
888
:
名無しさん
:2023/11/16(木) 03:18:31 ID:14NEkyN60
マスター大丈夫かい
889
:
名無しさん
:2023/11/16(木) 12:50:08 ID:tXXrE/C60
相変わらずワクワクさせやがって!乙!
>>884
ここテスト環境の俺
890
:
名無しさん
:2023/11/16(木) 19:17:03 ID:8x7azAEY0
乙
危なそうだけどメイン盾来たしこれで勝つる!(楽観視)
891
:
名無しさん
:2023/11/17(金) 12:55:05 ID:6M8vaGmc0
おつです
892
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/07(木) 22:20:03 ID:lI5lnVYQ0
>>888
(´・ω・`)b「大丈夫だ、問題ない」
>>889
( ´∀`)「ご愁傷様だモナ」
>>890
( ´_ゝ`)「流石謙虚なナイトは格が違った」
>>891
リ゚▽゚ リ<l「乙ありやで」
893
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/07(木) 22:20:36 ID:lI5lnVYQ0
リ゚▽゚ リ<l「進捗90%」
894
:
名無しさん
:2023/12/08(金) 01:52:17 ID:HT8UhxC20
わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
895
:
名無しさん
:2023/12/08(金) 17:15:57 ID:32r4GniM0
乙乙
更新楽しみだ
896
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:27:23 ID:vDvi0dXk0
>>894
リ゚▽゚ リ<l「わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
>>895
リ゚▽゚ リ<l「待たせたな」
897
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:28:18 ID:vDvi0dXk0
前回のあらすじ
・あくまで偵察だ。鮫島の正確な位置と行き方が正しいかの確認
・うわぁ……本当にあった。こんなところにあんなものなかったはずなのに
・――風が、落ち着いてきている?
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 流石だよな、俺ら |
\_ _____ __/
V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
\ /. \ /
l l l l
//l | | l\\
 ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
898
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:28:52 ID:vDvi0dXk0
Case12-Day4B
_,.. --―==´ ̄ ̄\
__,,<  ̄ ̄ ,,<  ̄>、
,,< \  ̄  ̄ / /
,,´ /  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄  ̄\// .!
/  ̄ ー -:.._ _ __ _/∨l∧ヘ| / ̄
,.ィヽ ,,<__ - __,,<三二 ̄/ /.∧∧/ l
i|: | ,.ィ´ - __ ,,< / ! /_/ `¨ /\
!∧ ,,< / ∧ _ _ < ̄´ /! ∧
!  ̄\ ,.ィ  ̄ ̄/ `ヽ _l ,イ / _ .\ / >_
戈 ∧. ,.< ̄ /  ̄ ̄ ̄ /_/\_ ,ィ´  ̄ \ _∧ / // l
 ̄\ \_ ___ .∧ ,, ´ ,, ´ ̄\l.∨ / / / / .:∧/ :! .l
,. _,. l,...,..,.∧,..,..,∧:ー:/ \ / /∨ /\_ __ / /__,..__ ___ / / / | .:l
゙¨ ゚ - ー _ /  ̄  ̄ ̄ ̄ __./,/ ,' l / \/ _ ― - ゚ヾ/ /∨ ..:| /
ー= 、 ー _ /\ ,,< / ∧ / / ― _ `゚Y.-< ./ .!
/ \__  ̄ ̄ ̄ ――― .r' ∨∧ / \ /ー / ー _ - 戈_∧/,_.,..._,.../,..,_,..
ー === -,;/\ __ 弋 ∨ / ./ / 、_ _ _ / ̄
/ >―― - 、 ―― _ -  ̄ ̄∧ ./ ∧ .:∨ >=― - __  ̄ ∧_/
.< / > 、 ―― __ \ / .:\/ ー ― 、 _ _ ― / ̄/
三≧ー ー`',゚゙´ ̄ `¨゚゙´  ̄ ̄,ィ≧≦゚ ` ̄ー,' ̄ ̄`¨ヾ´ ̄ ̄ ̄ヾ`≦二 ― .三/ - ― ー / /
` ー __ 不 ヽ ー戈 > 、 > 、 `戈  ̄ >-―=== ー 、_ / ∧ /
 ̄ _ - _ ヽ、 ー ヾ `< -==≡==≦三 ≧== ―-- 、 '`゚ー=<,.≦__
´`ヽ、 -==≡≦ ≧=- 、  ̄  ̄ ヽ 、 ヽ、_ >=-―- ー 、 `ー - __
戈_ -== ー 、 _, -― - 、_ 弌≧= ー-― ー 、  ̄ ー- -――― - 、_ __
三≧=―- 、_ _  ̄ > 、 `ヽ `ー 、 _ ―- 、__  ̄ `ー- - 、__
899
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:29:26 ID:vDvi0dXk0
(;´・_ゝ・`)「こ、これは……!?」
ヽ. ''';;;:O`'「先ほどの岩礁……ですね。確かに戻る方向に行ったはずなのに」
ヽ. ''';;;:O`'「ああー……すっげー異界みのある空間ループ」
(´<_`;)「誠に遺憾ながらな……。え、これどうする?」
爪;゚ー゚)「まずい、ねぇ。下手したら敵地に何か月もってことでしょ?」
(;´・_ゝ・`)「待ってたらまた時化るかもしれないけど……」
ヽ. ''';;;:O`'「そうならなかった場合が問題だな。夜明けまで待って駄目だった場合、昼間に海上をうろつきたくない。
というか時化が止んだ今、いつ奴らと出くわしてもおかしくないぞ」
ヽ. ''';;;:O`'「で、ですね……どうしましょう?」
(´<_`;)「……こうなりゃ止むを得ん。見つからんうちに上陸、だな」
ヽ. ''';;;:O`'「ああ、その方がまだマシだと思う。もしまた時化てくるようなら風天の札も使ってダッシュでこっち来る感じで」
爪;゚ー゚)「むぅ……果たして長期間生き延びられるものかな?」
ヽ. ''';;;:O`'「正直わからん。島の様子次第だな、隠れ潜めるようなところがあると良いが……」
(;´・_ゝ・`)「な、なかったら……?」
ヽ. ''';;;:O`'「……全滅濃厚」
900
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:29:59 ID:vDvi0dXk0
(;´・_ゝ・`)「……」
ヽ. ''';;;:O`'「……」
爪;゚ー゚)「……」
(´<_`;)「……かなりでかい島のようだったしそれなりの場所はあるだろ」
ヽ. ''';;;:O`'「だと良いがな。覚悟は……まあいらんか、そんときゃゲームオーバーだから無意味な仮定だ」
爪゚ー゚)「ふむ、それは一理あるね。なら、あると信じることにしようか」
(;´・_ゝ・`)「えぇ……切り替え早すぎないかい?」
ヽ. ''';;;:O`'「それほどでもない」
爪゚ー゚)「謙虚にもそれほどでもないと言った」
ヽ. ''';;;:O`'「生半可なナイトには真似できにい」
(´<_`;)「メンタルが黄金の鉄の塊になってるなこいつら。おかしいのはこの二人です」
ヽ. ''';;;:O`'「確かに二人とも精神力が並外れてますね」
(;´・_ゝ・`)「だ、だよね? うん」
901
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:30:33 ID:vDvi0dXk0
ヽ. ''';;;:O`'「じゃ、盛岡さん。速やかに島へGO」
爪゚ー゚)「早くしないと危険が増すから急いでくれたまえ」
(;´・_ゝ・`)「あっはい」
(´<_` )「地流さん、認識疎外を。少しでもリスク下げときましょう」
爪゚ー゚)「おっ、そうだね。僕の魔力も無限じゃないんだけど、ここは切り時っぽい」
ヽ. ''';;;:O`'「これだけ凪いでしまうと、月明りどころか音でも見つかりかねませんからね」
(;´・_ゝ・`)「それじゃ、出発するよ」
ヽ. ''';;;:O`'「大丈夫だ、問題ない」
爪゚ー゚)「一番いいのを頼む」
(´<_` )「無駄に息ぴったしだな……」
―――。
902
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:31:07 ID:vDvi0dXk0
【鮫島?】
:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :
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__,__ _ _. ___,,__ _ _. ___,,__ _ _. ____,,__ _ _. ____,,__ _ _.___,,__ _ _._.___,,__ _ _._
_ - = 二 = - _ 三 三 - = 二 = - _ _ 三 - =三二 ≡二三二 _
三二 ≡ 三ミッ〜彡三二≡二= 三 _三二 ≡ 三 ミ彡 三二 ≡二三二 ≡ 三二三二 ≡ 三 ミ彡
 ̄ _ _ 三 = _ _ 三 二 _ = - _  ̄三─ =  ̄
 ̄  ̄ 三 = 三 =  ̄  ̄ 三 = 三 =
-ミ三、  ̄  ̄ 三 = ≡  ̄ 三 = ≡ 三、  ̄  ̄ 三 = ≡  ̄ 三
i:i:i:i:i:i:i:‐- ...,,_  ̄ r‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー::...、_二 _ = - _  ̄三─ 三 二 _ =
i:i:i:i:i:i:i:i:!;.───` ニ /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:\::::...`ー::: 、二 _ = - _ 三 = _
~"~"~"~" ─  ̄/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::.. ̄ヽ_:::...  ̄:ヽ二 _ - _
三ニ─二三三三ミッ、 |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i_;i;i- 、i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::: : : : : .\::::.. {二 _ - _ 三 =
: : : : : : : : : : : : : : :ヾミ__/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/::::::::::: ̄ ̄ ̄. \i:i:i::::..... : : : : :}::... : :`v── ミ二 _
: : : ;r‐'" ̄ ̄ ̄ ̄"''ー'"~""''' ‐- ...,,__|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::: : : ..`: .、i:i::::: : : : :ヽ:::. : :ト、:::.. : : : \ _ 三
 ̄i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:~""'''i:‐- .::;;__::::::::::::::::: ̄"''-、!:i:i:i:i:i:i:::::: : : : : :.. ̄~"'''‐-.、_::.. : `ヽ:::::.... : : :ヾッ
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i~""''':‐-::;;__: : . i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::::::: : : : : : .....`: 、:::... \:::::... : : :}ヾ
903
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:31:41 ID:vDvi0dXk0
(´<_` )「うわ、落ち着いて見ると滅茶苦茶でかくないか……?」
ヽ. ''';;;:O`'「どう見ても捜朔島よりは格段にでかいな」
爪゚ー゚)「今の状況だと明るい要素だね。広いほど潜伏しやすいだろうし」
ヽ. ''';;;:O`'「そうですね、狭いとすぐに見つかってしまいそうですから」
(´・_ゝ・`)「で、どのあたりに着岸しようか?」
ヽ. ''';;;:O`'「そうだな……あの山。あれの裏手に着けられるならそれが一番いい気がする」
(´<_` )「確かに。捜朔島もそうだったが、山を好む連中じゃないだろうからな」
爪゚ー゚)「……改めて見るとかなり高そうだよね、あの山。あの高度感から推定して、相当にでかい島なのがわかる」
(´・_ゝ・`)「了解、早速向かうよ」
ヽ. ''';;;:O`'「頼む」
爪゚ー゚)「あ、魔力探知に反応」
(´<_` )「えっ?」
904
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:32:15 ID:vDvi0dXk0
ヽ. ''';;;:O`'「どこだ?」
爪゚ー゚)「右前方の岩場。動きからしてこちらには気付いてなさそう」
(´<_` )「……あれか? 人影のようなものが……」
ヽ. ''';;;:O`'「確かに、こちらに注意を払っているような様子はないな」
ヽ. ''';;;:O`'「では、今のうちに離れましょう」
爪゚ー゚)「それがいいね」
ヽ. ''';;;:O`'「だな。盛岡さん、なるべく静かに頼む」
(;´・_ゝ・`)「わ、わかった」
―――。
905
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:32:48 ID:vDvi0dXk0
【鮫島? 山】
..,,;;
___ ''゙゙""ヾ.,
/ ̄/i:i:i\ ''';;
/ ノi:i:i:i:i:i:i\ ..__..,;゙゙ ,,.;;;::、__,,....
/ ノ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:`,,、___ ..,.,::;;;,,,,
.......,,,, ...::::;;;;;''""""''::;;;,,,,,..:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:;.;;..;; ゙゙ヾ,,,,..,
,,;;;""" """::;,,,, __/,,,;:::"""''゙゙/i:i:i:i:i:i:i:i:i::i:i:...;;""
,,..;;'';;''"";;;;, '''';;,,,,,,:::"""/ ノi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ソ,,
/\__,,..;; ,,,....,..,,,,:" ___ ./ /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i...;;'''"" :::::::::'' ..,,,..;;;'''ヾ
ノ :::::::::::::\;;;;:,,,..;;;;""/ /i:i:i:i:: /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i....ノ....,.,...,,;;;::::: ::,,,:::;''"゙ iil|||
:::::::::::::::::::__ィ≦ ̄`< {:i:i:i:i:i:i: /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i,,ソ ,,,.....,,,,,....,..,::,::::''""/ \__/ ̄|||
__,ィ´ ̄ :::::::::::::::::::::\__ノ:i:i:i:i:i:i:ノi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:''゙゙゙""" ノ /:i:i:i:i:i:i:ノ /:i:i:i:i:ノkkk;
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爻ヾ∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..;;;;'''""..:::;;;:;...,,;;''' 〜'""::::::::::::::::::/ ̄kkkkkk ∧kkkk
ハハ从'从∧::::∧::::::::::::::::::::::::::::,,;.;.'' ;;;;;''":::::::::::::::::::::::::::::::::::__/kkkkkkkkkノノヾ从ノノ;
ノノゞゞ"ヾハ∧从∧:::::::::::::::::::::::''''""::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/kkkkkkkkkk∧kk,',,彡ミ彡爻',
〃゙ゞ∧ノノ',ゞ从゙ゞソ∧,,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__ノ¨kkkkkkkk,,∧从从゙ゞ;:;"ゞ,,ソゞ从
∧゙ミ爻彡从爻"ハハ彡ゞ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.ノkkkkk∧kk∧ミ从ミゞ',从リ冫';',彡ンゞ,
爻Y;'ハリ从ソゞミハ∧ゞ゙ヽ ̄ ̄) 冫 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄从;爻゙ヾ,,∧゙ヾ彡,,"彡ゞ,,∧ゞ;,゙ヾ"
iiiiソヾii彡Y;;ミソハ人爻,;'ゞ',,../ (_ 从ゞ从,,У,ヾ::爻::;人ン;爻ハハノ爻ゞ;
||||||||||ゞ八;;";;}iiiiiゞ从ハゞミ';, __  ̄ ̄¨三二ニ=┤ノノソハ,;;"爻ンiiiiiiソiiiii',ハヾソiiiiii
,,.゜。::: ,"・。;, ,…,¨;;゙ヾ:・ゞ三 ̄  ̄=三 _ _ー`ヽニ"''__ノiiiiiii;|||||||||,,。・ :,;;‥ ,:;.
: ;・' ,¨:,,:;、;;゚;・:''=="¨ニ ─ =_ ─- __ニ三三 =‥"ヾ,,。ヾ、 ,,::':
¨¨二  ̄¨ニニ''" ___ ── ニ__ ── ─ __─ ニ゙"¨゚`ゞ,,,.:・。
ニ_三 一ニ 三 ̄ ____ ─____ 二─ ─__ ̄ ̄二¨¨"
__ ─ ___ ‐── -─‐── _ _─  ̄ ̄_____
906
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:33:21 ID:vDvi0dXk0
(´・_ゝ・`)「いや、近づくとマジででかいね」
(´<_` )「ですね。ってことは島自体も思っていた以上にでかい、と」
ヽ. ''';;;:O`'「こんだけでかい山なら潜伏にも物資調達にも困らん。正直助かる」
爪゚ー゚)「君がいるからこそだけどね」
ヽ. ''';;;:O`'「それはそうですね。わたくしは獣を狩るくらいしかできませんし」
(´・_ゝ・`)「僕も魚を獲るくらいしかできないな」
ヽ. ''';;;:O`'「十分よ十分。食料には困らん」
(´<_` )「兄者の山菜知識も含めれば少なくとも飢え死にはないな、住居も兄者なら問題なかろう」
ヽ. ''';;;:O`'「正直なとこ食以外は色々微妙だが、それも弟者のPCがあればカバー可能」
(´<_` )「電源だけ問題だな。地流さん充電とかできたりします?」
爪゚ー゚)「実はできたりするよ? 下準備はかなり大変だけどね」
ヽ. ''';;;:O`'「至れり尽くせりじゃないか。あとは敵に見つからなければ大勝利」
(´・_ゝ・`)「なんだかちょっと楽しくなってきたよ」
907
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:33:55 ID:vDvi0dXk0
ヽ. ''';;;:O`'「着岸は大丈夫そう?」
(´・_ゝ・`)「見た感じ問題なさそうだ。なるべく目立たなそうな場所の方がいいよね?」
m9(´<_` )「あそこの岩の隙間とか、目立たなくていいんじゃないですか?」
(´・_ゝ・`)「確かにそうかも、操作ミスるとぶつけそうで怖いけど」
ヽ. ''';;;:O`'「あそこにするか。ぶつかりそうになったら俺が体張るわ」
爪゚ー゚)「ヒューゥ、頼りになるね」
ヽ. ''';;;:O`'「一人で大丈夫ですか?」
ヽ. ''';;;:O`'「いけるっしょ、盛岡さんなら盛大に衝突ってことはないだろうし」
(;´・_ゝ・`)「そ、それはどうかな? たぶん大丈夫だとは思うけど」
ヽ. ''';;;:O`'「一応身構えてはおきますね」
(´<_` )「それなら万全だな」
ヽ. ''';;;:O`'「おけ、それでいこう」
―――。
908
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:34:29 ID:vDvi0dXk0
【漁船】
l=ニ二三γ了三ニ=l , ', ' ,'| ::| ', ' ,
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‐- _:::::::::::::::::::::::::::....................................l′ -‐
‐- _::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|  ̄
‐- _-―-―ー―-┘ 〜 _
‐- _ -‐
909
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:35:02 ID:vDvi0dXk0
(´・_ゝ・`)「……よし! こんなもんかな」
( ´_ゝ`)「ふうっ、一息」
<(' _'<人ノ「思ったより息苦しかったですね」
(´<_` )「変装解いちゃってよかったのか?」
( ´_ゝ`)「割り切り。ここらに敵いたらどのみち終わりだし、ずっと変装してるわけにもな」
爪゚ー゚)「まあ、そうだね。とりあえず探知にはそれらしい反応はないよ」
(´・_ゝ・`)「船はどうする? ある程度隠れてはいると思うけど」
( ´_ゝ`)「うーん……地流さん、認識疎外とかいけたりする? やっぱ長期は厳しいかな?」
爪゚ー゚)「ん? 普通にいけるよ?」
( ´_ゝ`)「おっ、嬉しい誤算」
爪゚ー゚)「認識疎外用の護符は持ってきているからね。人が触れていない無機物であればそれなりに長持ちするし」
( ´_ゝ`)「ってことは荷物は全部運びだしとく必要があるか」
(´・_ゝ・`)「それじゃ、手分けして荷下ろししようか」
910
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:35:35 ID:vDvi0dXk0
……流石運搬中………………………………………………………………………………
( ´_ゝ`)
___/ /_
/ __ \ ∩
/ / / /\ \//
/ / / / \_/
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄¨1 / / / /
|____________________」=============| _|_
| .|| \__ \
|________, <二二>、_______」| // /
| // ヽヽ || // /
└──────{ { .o .} }──────┘ / | /
ヽヽ // / /レ
`<ニニ>゙ (  ̄〕
 ̄ ̄
………………………………………………………………………………流石運搬中……
911
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:36:09 ID:vDvi0dXk0
爪゚ー゚)「さて、荷下ろししたは良いけどこれからどうする?」
( ´_ゝ`)「ひとまず、拠点に適した場所を探したいな」
(´<_` )「この真夜中にか? うまいこと見つかるとも思えんが」
<(' _'<人ノ「そうですね、月明りがあるとはいえ山に入れば真っ暗ですし」
( ´_ゝ`)「まあ、そこは俺が何とかする。慣れてるからな」
(´・_ゝ・`)「えっ、そんなことある?」
(´<_` )「確かに山ごもりエピソードとして何度か聞いたが……」
( ´_ゝ`)「盛岡さんが時化でもしっかり操縦できるのと同じ」
(´・_ゝ・`)「そ、そうかな……?」
( ´_ゝ`)「そうだ」
爪゚ー゚)「行くのは構わないけどあんまり無理はしないでくれよ? 君がいないと生き延びれそうにないし」
( ´_ゝ`)「大丈夫だ、問題ない」
(´<_` )「そうか?」
( ´_ゝ`)「そうだ」
912
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:36:57 ID:vDvi0dXk0
(´<_` )「じゃあ任せるけど。どれくらい探索する気だ?」
( ´_ゝ`)「小一時間ってとこじゃないか。あんま時間掛けすぎるのもリスクあるし」
(´・_ゝ・`)「そうだね、長い時間帰ってこないとどうしていいかわかんなくなっちゃうよ」
爪゚ー゚)「連絡手段はどうしようか? トランシーバーとか持ってる?」
( ´_ゝ`)「あるぞ。弟者」
lコ⊂(´<_` )「ここに」
<(' _'<人ノ「何かあっても連絡が取れるなら安心ですね」
( ´_ゝ`)「そっちから連絡するのは緊急事態の場合だけにしてくれ。
こっちからは緊急事態か戻りが遅くなる場合に連絡する」
爪゚ー゚)「まあそんなとこだろうね」
( ´_ゝ`)「美和ちゃん、何かあったら防衛よろしく」
<(' _'<人ノ「はい、任せてください」
( ´_ゝ`)ノ「そんじゃ、ちょっくら行ってくる」
―――。
913
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:37:30 ID:vDvi0dXk0
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914
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:38:04 ID:vDvi0dXk0
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(よしよし、今のところ人の手が入った形跡はなさそうだ)
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(頻繁に人……いや人じゃないか。まあどっちでもいいが、通ってるようだと場所変えなきゃ安心して眠れんからな)
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(その分進み難いけど、群馬県民なめんなよ)
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(通常なら水源が近いと理想、しかし魔術でどうとでもなる今は選択肢が広い)
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(どうせなら藪のど真ん中の土掘って地下、とかもありかな。流石に手間過ぎるか?)
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(天然の洞穴とかあれば満点だが。目立たない場所にグリーンシート使った仮設住居で十分ではある)
ガサガサ...
915
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:38:38 ID:vDvi0dXk0
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(だがなあ。そんなに広々とは作れんから、人数的に長期間はちとしんどい)
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(ある程度時間かけて木材で建築してっても良いが発覚リスク上がるし)
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(やっぱ洞穴とか見つけたいな、できれば。あんまり船から離れすぎるのも嫌だから難しい)
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(……おっ。洞穴ってほどじゃないが、ちょっとした窪みがあるな。あれ利用すれば面積稼げそう、第一候補)
_/:;; ´;; ;,,〉、;;: l! /;; ,,;ヽ、―-'、 ;;;\ ___ /;;;__/ ;;_;\;;`
;;ヽ、,r‐-、 /⌒~`\ ̄";;、 〉;; \;; / _;; 、;_;;/  ̄~ \/ ;;_〉
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916
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:39:12 ID:vDvi0dXk0
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(あそこの大木の陰も悪くはないか? いや、イマイチかな?)
::;iii"´/:::::::::|:: ... . '¨`ソヽ:::丿.イ :: |::;.....;i:;ii| :::: |:;:;ii| :::|iii;;iiiii;::;:;;;;::: ;;|/ii;;:i( ::: |llliii| ::: |
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ソ::;;,!; ; ソヽヾ ⌒ヽ. ::ヽ⌒ヽ,:::::::"´``゛゜''';:;''ー'',:;-、,-、,,;;;-:;_;_,、、,,-、...wiij;;w;W
,, ..,,/ (::⌒));;; .ノ. ..r∂丿ソ )ノ⌒ヽ、ヽ,-、 ,;;;;;;;:::::'''' vWWwjjwvjiiijw,.、,、,,v
ノ;::;;; :: ::_,,r''": (::⌒)); "r _,,r''"/゚。::::;; \) ,.、、,,-、;; wWW:W;;w;W: w;;从WW从W;
,:;-/ソ:::。゚。::::;; : :: :( ( (ヽ( (::⌒));;; ヾ、__. ''''::::,,, wwW从wWW从wWW从
/⌒´"_,,r''":;;:: 丿 (;; ヾ ヽ ;;||;ヾ´⌒`ii-、(;; ヾ \⌒"-、 ,Mmγ⌒;;ヾ))ヾ));、w
:;;:::/´`ソ,、’::::;;;,!j ijiw::::ノwヾ iji|::::( ヾ:: ::;;;,!j ijiwijiwソ,、::ヽ;-;,-;;.、、wwW((ヾ*;";"i";*ヾ从ヽ
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(ふーむ……これ以上は船から離れすぎるな。反対側探すか)
ガサガサ...
917
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:39:46 ID:vDvi0dXk0
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(む、獣臭……鹿か猪の巣でも近いか?)
.:.: { : :{ ,ハililil| ,|ilili:i:i:::: : ノ: :|i:i| . |ililili|. .|i:i|::| . . .|::||::| |::}i:i:i:| . |::::i:i:i|i:i:i:i| . .i|i:i:i|. .|i:i|.|i:i:
.:.:.:{ : :i '/∧爻爻|ililili:i:{::: :{: {i:i| |ilili从 |i:i|;:l .|::リ::| j:::}i:i:i:| |::::i:i:i|i:i:i:i| i|i:i:i| |i:i| |i:i:
\j{ : :{ : {寸爻|ililii:i:i:{::: :ヽ {i:i} jilili:i:i:i゙|i:i|;:;{ ノ::j':::|ノ:::ノi:i:i:i:Ⅵ::::i:i:i|i:i:i:i|爻j|i:i:i:刈i:i:リi:i
;:;:ノi| : :}i j やりililリi:i:乂: :〈 {i:川ilililili:i:|i:i|::从ニ二 ̄ ̄爻爻i:i:i:i:i:j{.:.:i:i:i:Ⅵ从j'りi:i:i从シシi:i:i:
;:;:;:;j|i: :|i \ ∨ilil}i:i:i:}ilil〕h、 乂vwvwl|i:i|' . :  ̄ ̄>''"""∨.:ノ。s≦{{三三/洲洲ノシ从
;:;:;:川 八: : 》 : : ヤ洲洲洲州州沁,爻爻リi:i:|⌒ヽ、_:_:_:_:ノ´_-二三ノイ三V(_j}三三/(xxXXXXX
;:;:〈 ∨/∧/: : 〉: ::}爻爻爻爻爻刈州川X刈爻ミx  ̄_ ̄ ̄ ̄-=ニ二三\\ / /刈;';';';';';';';'
;:;:;:;〉:∨:/∧: : ::Vハ,;゙,;゙,;゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙:゙``''ミ爻ミ爻ミ爻ミx ---=ニ二三三三三\∨/∧ 乂;';';';';';';';'
∧(: : ∨.:/∧: : :}八,:゙,;゙,;゙,;゙,;゙,;゙,;゙,;゙,;゙,:゙,;゙,;゙,;゙,;゙,;゙,;゙``` ー¬宀宀宀¬冖⌒ }:}// )/'"´
i:i∧.: .: 〉;:;:/∧ : '/∧从--─…¬宀冖ニ““¨¨”” ̄~´"''〜- _ }// /ア=-
i:i:i:〈\ノィノi:i:;:;:\: : /ヘ{.:レイィ;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;::::::::::``''ー‐--─'////.,., 从
i:i:i:≪^ヾノ>i:i:i:i:刈ノノYノノix;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/i:i/´;:;:;:;:;:;:)V)V)V
⌒ヽノ川从ハi:i:^Y水川从从シ爻ミx;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:._、-─……─-- _イジ;:;:;:;:;:;:;:;:川从川
....,シ从ヾ;:ミ:爻乂从州洲洲洲从シ''^^ ̄  ̄  ̄ . . . : : : :, :, :, :,```````⌒⌒''<⌒
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(いや……なーんか違うな。熊でもないし……野犬? そうだな、それっぽい)
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(下手に出くわして騒がしくなるのもあれだし、ここは方向変えるか)
ガサガサ...
918
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:40:20 ID:vDvi0dXk0
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(ふーむ……あまりよさそうな場所ないな、やっぱさっきの窪みか?)
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(あんまり捜索範囲広げてもだしな……よし、あそこにしよう)
ガサガサ...
( ´_ゝ`)(そうと決まれば戻らねば)
―――。
919
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:40:53 ID:vDvi0dXk0
【岸壁の窪み】
_/:;; ´;; ;,,〉、;;: l! /;; ,,;ヽ、―-'、 ;;;\ ___ /;;;__/ ;;_;\;;`
;;ヽ、,r‐-、 /⌒~`\ ̄";;、 〉;; \;; / _;; 、;_;;/  ̄~ \/ ;;_〉
/;; ^`ヽ‐'、;;:: ;;;::l‐、 l:./、~";; /;;/ 、 :: / :;;\'´;;;〉 i!く;;::: ‐、
/~`ヽ、 ;;;:::l―-、_/ 〉~";;ヽ l / ̄ ̄\、,,〉、;;: l! /;; ,,;ヽ、―
;; ::,-‐'-、~`、 〈 ゞ―-、;;;l_ハ‐//:::::... ヽ:ヽ⌒~`\ ̄";;、 〉;;
/ ;;; ;;;l l ;;; ::〉l lく ;;;;〈ノ 〉´::::::::..... | .;:l‐'、;;:: ;;;::l‐、 l:./、
:;/\ ヽノ、_i/ il ` /__ノ i!::::::::::::... .、 l :l_/ 〉~";;ヽ l /
;;〉 ;;:` l / l! ll:::::::::..... | ;l ゞ―-、;;;l_ハ‐-'、
"'''"'''"''''"'''" ̄'''"~'''"'''"'''"'''"'''"~''' i~''"'''"'''"'''"'l :i〉l lく ;;;;〈ノ 〉 l!
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n ; ;_ ; ;" ; : ; ,. ,. ; ;" ;; : ;"' '; ,..,.m ''゙゙ ; ; ;_/
920
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:41:27 ID:vDvi0dXk0
( ´_ゝ`)「ここをキャンプ地とする!」
(´<_` )「ほう、なかなかよさそうな場所を見つけたな」
爪゚ー゚)「そうだね、全員が入れるような洞窟ではないけど」
<(' _'<人ノ「それで、どうやって設営するんですか?」
( ´_ゝ`)っ「ここに取り出したるはグリーンシート」
(´・_ゝ・`)「グリーンシート? ブルーシートなら知ってるけど」
(´<_` )「緑色のブルーシートです。よくあるブルーシートよりは上等で、最近はキャンプで使う人も結構いるとか」
(´・_ゝ・`)「へぇ」
( ´_ゝ`)「山ちゃん先輩が密かにお勧めする一品だから間違いない」
爪゚ー゚)「山ちゃん……ああ、八町屋さん? 確か登山用品売ってるんだっけ」
(´<_` )「はい。よく覚えてましたね?」
爪゚ー゚)「濃い数日間だったからね、弟君の醜態もそれはもうしっかりと」
<(' _'<人ノ「醜態ですか?」
(´<_` )「待って」
( ´_ゝ`)っ「あいや待たれい、地流殿」
921
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:42:00 ID:vDvi0dXk0
爪゚ー゚)「ん?」
( ´_ゝ`)9m「違うな、間違っているぞ、ジルル・ジ・ブリタニア。」
(´・_ゝ・`)「じるる……??」
┐爪゚ー゚)┌「私の名はセル」
<(' _'<人ノ「???」
( ´_ゝ`)「ふう、危ないところだった」
爪゚ー゚)「そうかな?」
( ´_ゝ`)「そうだ」
(´<_` )「アホなこと言ってないで設営しようぜ」
(´・_ゝ・`)「そうだね」
( ´_ゝ`)「パパっとやっちまうか」
<(' _'<人ノ「すみません、指示を頂けますか?」
( ´_ゝ`)「おうよ。まず――」
―――。
922
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:42:33 ID:vDvi0dXk0
【拠点】
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923
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:43:07 ID:vDvi0dXk0
( ´_ゝ`)「おし、こんなもんだな」
爪゚ー゚)「おー、凄い。シートとポールがあれば案外いけるもんだね」
(´・_ゝ・`)「っていうかいつもこんなもの持ち歩いてるのかい?」
(´<_` )「色々ありますから、万が一を考えて車には載せてますね。これみたいに汎用性高いものだけですけど」
( ´_ゝ`)「ちょうど先日も無人島サバイバル生活になったしな……」
(´・_ゝ・`)「……凄いね、探偵」
<(' _'<人ノ「いえ、二人は普通の探偵ではないかと……」
( ´_ゝ`)「誠に遺憾ながらな」
(´<_` )「寝袋は女性陣で使ってくれ、俺らは適当に落ち葉や草にでも埋まっとくから」
爪゚ー゚)「今日のところはもう寝るかい?」
( ´_ゝ`)「そうだな、近場で獣の気配があったから夜中に出くわしたくはない」
<(' _'<人ノ「では、見張りの順番を決めましょう」
924
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:43:40 ID:vDvi0dXk0
(´<_` )「俺と盛岡さんは誰かとセットだろうな、暗闇の中で何かを察知するとか自信ないし」
( ´_ゝ`)「いや、むしろ盛岡さんは寝といてくれ。こういうの慣れてないし」
(´・_ゝ・`)「あ、そうか。僕以外はそっち側なのか……」
爪゚ー゚)「いやそこの二人と比べられても正直困るけどね?」
<(' _'<人ノ「そうですね。戦闘ならそれなりの自信はありますけど、二人ほど幅広い経験は」
( ´_ゝ`)「正直それはあって。戦力バランスとかも考えると、俺と地流さん、弟者と美和ちゃんだな」
爪゚ー゚)「ふっ、奇しくもカップルに分かれるわけかい」
( ´_ゝ`)「問題はこの変態刑事が俺の貞操を狙っていることだけだ」
<(' _'<人ノ「あー……今度は真理男くんですか? 椎菜はもうちょっと節操を持った方が良いと思います」
爪゚ー゚)「これでも自重はしてるんだけどね? 弟君にはコナかけてないし」
<(' _'<人ノ「……は? 今、何と?」
( ´_ゝ`)((あっ))(´<_` )
925
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:44:17 ID:vDvi0dXk0
爪;゚ー゚)ノシ「いやいや、安心してくれ。君の彼氏には指一本触れないからさ」
( ´_ゝ`)(お、殺気に欲情してた変態が気圧されてる。凄いな、愛の力)
(´<_` )(嬉しくもあるが、心配でもあるな。今の君は危うく見える。俺が何かしてやれることは――)
爪゚ー゚)「まったく、愛されてるねぇ弟君。ちょっと、いやかなり羨ましいよ」
(´<_` )「は、はぁ……」
(´・_ゝ・`)(うーん、このアウェー感)
( ´_ゝ`)(あ、盛岡さんが所在なさげにしている……これはよくないな)
( ´_ゝ`)「盛岡さん、やっぱローテ入って貰っていい?」
(´・_ゝ・`)「え? それは構わないけど、たぶん役には立てないよ?」
( ´_ゝ`)「この際だ、俺と地流さんで軽く魔術のレクチャーをしよう」
(´・_ゝ・`)「えっ?」
(´<_` )「おい、それは」
爪゚ー゚)「……まあ、ここまでガッツリ巻き込まれてるし、今更なんじゃないかい?」
( ´_ゝ`)「うむ。今後のことを考えてもな」
926
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:44:51 ID:vDvi0dXk0
(´・_ゝ・`)「いや、魔術ってそんな簡単に使えるもんじゃないって聞いてるけど」
( ´_ゝ`)「普通はな。でも俺はハロルドさんとかの例外を知ってる」
(´<_` )「いや、ハロルドさんも結構レアケースだと思うが……」
( ´_ゝ`)「盛岡さんがその例外であるとは言えないが、できることはやっておいた方がいいかと思って」
<(' _'<人ノ「確かに個人差が大きいですから、ありえなくはないですね」
( ´_ゝ`)「盛岡さんの町での立ち位置から推察するに、有力者の家系であるなら。
千手神社の神職の血が結構な頻度で混じってるような気もしてて」
(´・_ゝ・`)「有力者なのかは置いといて、結構古くから千手烏賊に根ざしている家ではあったみたいだよ」
( ´_ゝ`)(その反応は結構有力者っぽいな。大方、漁師辞めて道楽みたいな宿屋始めたことで微妙な扱いになってたってとこ?)
(´<_` )「そう言われると、確かに可能性はあるような気はしてくる」
( ´_ゝ`)「だろ?」
( ´_ゝ`)(まあ打ち解けて貰うための方便だから実際使えなくても構わんけどな)
爪゚ー゚)「ふむ。盛岡さんが良いと言うならいいんじゃないか?」
(´・_ゝ・`)「うーん……物は試しっていうしね。ちょっと教わってみようかな?」
927
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:45:26 ID:vDvi0dXk0
( ´_ゝ`)「おし、そうと決まれば弟者と美和ちゃんは一秒でも早く寝てくれ。3時間後に起こす」
(´<_` )「わかった」
<(' _'<人ノ「では、お先に失礼しますね」
( ´_ゝ`)「んで、地流さんに聞いときたいんだけど」
爪゚ー゚)「ん? 何だい?」
( ´_ゝ`)「地流さんが何をどれだけ使えるのかある程度把握しときたい」
爪゚ー゚)「ああ、そうだね。知っておいて貰った方がいいかな」
( ´_ゝ`)「盛岡さんは勉強の一環だと思って聞いてて」
(´・_ゝ・`)「ん、わかったよ」
爪゚ー゚)「そうだな……まずは魔力量の話からしようか」
( ´_ゝ`)「む、そこからか? 意外だな」
爪゚ー゚)「探知系持ってないとそうかもしれないね」
( ´_ゝ`)「ちょこっと教えて貰ったりしたけど相性よくないみたいなんだよなぁ……」
爪゚ー゚)「僕も攻撃的なのは全然だからね、相性問題は結構ある」
928
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:46:38 ID:vDvi0dXk0
( ´_ゝ`)「で、魔力量の話だっけか」
爪゚ー゚)「ああ。僕を100とするなら、盛岡さんは70、弟君は100、君は200くらいあるかな?」
( ´_ゝ`)「マジか」
(´・_ゝ・`)「えっ、その話だと僕にも魔力があるのかい?」
爪゚ー゚)「魔力自体は基本誰にでも。魔術に触れてない人は概ね50以下。特課の平均は大体150」
( ´_ゝ`)「……そう聞くと完全に異常だな俺ら、魔術の訓練なんざそれほどしてないのに。ちなみに美和ちゃんは?」
爪゚ー゚)「300以上はあるはず」
( ´_ゝ`)「流石。……ちょっと気になったんだけど、母者は? あ、会ったことなかったっけ?」
爪゚ー゚)「500」
( ´_ゝ`)「……は?」
爪゚ー゚)「500、以上」
(;´_ゝ`)「もっと上がった!?」
┐爪゚ー゚)┌「いや、でかすぎてよくわかんないんだよね正直。何なのあの人? いや、人……?」
(;´_ゝ`)「少なくとも人類ではある……と思うぞ?」
929
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:47:33 ID:vDvi0dXk0
( ´_ゝ`)「え、嘘だろ。母者は魔術の魔の字も知らんと思うんだが……」
爪゚ー゚)「いやあ、それはないかな? 探知魔術かけたら瞼がピクッとしてたし」
(;´_ゝ`)「えウッソ」
爪゚ー゚)「ただ、魔術師というよりは野生の勘? 武芸者の勘? そういったもののような印象ではあったかな」
( ´_ゝ`)「うーむ……」
爪゚ー゚)「逆に、魔力に係る訓練をしてないのにあの魔力量なら正真正銘の化け物ではあるんだけど。
そういう意味では君も十分化け物、でもその比じゃない」
( ´_ゝ`)「母者なら既存の魔術の枠組みの外で魔力を扱っている可能性は否めない」
爪゚ー゚)「……いや、それってより一層化け物なんだけど?」
( ´_ゝ`)「認識相違ない」
(´・_ゝ・`)「よくわからないけど凄い人なんだね」
( ´_ゝ`)「うむ、我が母ながら凄いぞ」
爪゚ー゚)「玄葉師範もヤバいけどね。魔力量僕とどっこいくらいだし、フィジカルも美和と大差ないのに全然勝てないって言うし」
( ´_ゝ`)「あの人はテクニックが神懸かってるからな……」
930
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:48:40 ID:vDvi0dXk0
爪゚ー゚)「だいぶ話が脱線したけど、盛岡さんの魔力量は普通より結構多いんだよね」
( ´_ゝ`)「ってことは望みありってことだな」
爪゚ー゚)「そうとも限らないんだけど。魔力量多いのに魔力操作が全くできなくて断念って人もいるから」
(´・_ゝ・`)「多少は可能性がある、ってことはわかったよ」
( ´_ゝ`)「で、更に話を戻すが。魔力探知ってのはそういうのもわかるわけだ。距離とかはどうだ?」
爪゚ー゚)「僕の場合は大体100m以内かな、使い方によるし色々な条件でもかなりブレるけど」
( ´_ゝ`)「パッシブでも使える?」
爪゚ー゚)「精度はかなり落ちるね。でかい魔力が近くに来たらわかる、って程度」
( ´_ゝ`)「なるほど、それあるだけでかなり警戒捗るな」
爪゚ー゚)「探知についてはそんなとこ。あとは認識疎外、幻術、念話、催眠、念力、発電とかあるけど」
( ´_ゝ`)「じゃあ認識疎外」
爪゚ー゚)「オーケー。あれは――」
―――。
931
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:49:13 ID:vDvi0dXk0
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:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:49:50 ID:vDvi0dXk0
( ´_ゝ`)「そろそろ時間だ」
爪゚ー゚)「ん、もうかい? 意外と早かったね」
(´・_ゝ・`)「結局最初の一歩もできなかったね……」
爪゚ー゚)「そんなもんさ、むしろできたらビビる」
( ´_ゝ`)「だな。できたら儲けもんくらいだし、暇な時間あればちょいちょいやってく感じで」
<(' _'<人ノ「お疲れ様です」
(´<_` )「兄者、交代だ」
( ´_ゝ`)「……起こされずとも出てくるとか流石だな二人とも」
<(' _'<人ノ「そうですか?」
( ´_ゝ`)「そうだ。それじゃ見張りよろしく、日が出たら起こして」
(´<_` )「わかった」
爪゚ー゚)「いやー流石に疲れた、寝袋使わせて貰っちゃって悪いね」
( ´_ゝ`)「これくらいの気温なら草布団も悪くはないぞ、盛岡さんにはちょっと申し訳ないけどな」
(´・_ゝ・`)「いやーこういうのサバイバルっぽくてちょっと楽しいよ」
933
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:50:24 ID:vDvi0dXk0
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934
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:50:57 ID:vDvi0dXk0
(´<_` )「まさかこんなことになるとはな」
<(' _'<人ノ「ですね。行き来できる時間が予想外に短かったです」
(´<_` )「……ちょっと考えてたんだが、時化の時だけ開く、は逆なのかもしれない」
<(' _'<人ノ「逆、ですか?」
(´<_` )「ああ。そもそも予報では強風はなかったし、海に詳しい漁師たちも予見してはいなかった」
<(' _'<人ノ「なるほど?」
(´<_` )「で、収まるのもかなり唐突だったな」
<(' _'<人ノ「はい」
(´<_` )「つまり、こうは考えられないか。……こちらとあちらで気圧差があって、空間が繋がることで強風が吹いていた」
<(' _'<人ノ「む、それは……確かにありえそうですね」
(´<_` )「となると、本当の条件は何なのかだな。下手すりゃ数か月サバイバルだ」
<(' _'<人ノ「むぅ……一つは月であるなら、安易かもしれませんが星、なのでは?」
(´<_` )「俺もそう思う。さっきの星の位置の話もあるしな」
<(' _'<人ノ「確かに符合しますね」
935
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:52:21 ID:vDvi0dXk0
(´<_` )「そう思って星空の画像を見直してたんだが、どうも妙な部分がある」
<(' _'<人ノ「……そうなんですか? 改めて見ても私にはわかりません」
m9(´<_` )「ここだ」
<(' _'<人ノ「……? 確かに、見比べると明らかにこちらの方が輝きが強いですね。この星は?」
(´<_` )「これはみなみのうお座の1等星、フォーマルハウト。
でだ。このフォーマルハウトには面白い逸話があってな」
<(' _'<人ノ「逸話、ですか」
(´<_` )「2008年、ハッブル宇宙望遠鏡でこの星の周囲に惑星が発見されたんだ」
<(' _'<人ノ「なるほど?」
(´<_` )「しかし後の観測から、これは誤報だったとされている。ちょっとミステリアスだろ?」
<(' _'<人ノ「未知の天体ですか……そうですね」
(´<_` )「H.P.ラヴクラフトの創作したクトゥルフ神話でも、フォーマルハウト近縁には旧き邪神が住まうとされている。
まあ言い出したのはラヴクラフトじゃなくてダーレスだったと思うがそれは置いといて。
惑星騒動の100年以上前から、多分にオカルティックな星ってわけだ」
<(' _'<人ノ「……その、誤報とされた惑星。名前などあるんでしょうか?」
936
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:53:00 ID:vDvi0dXk0
(´<_` )「フォーマルハウトb。またの名を"ダゴン"」
Case12「海色の声」
Day4B「星辰の導き」
To be continued...
937
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:53:34 ID:vDvi0dXk0
今回はここまで
938
:
名無しさん
:2023/12/09(土) 03:46:50 ID:z1y.0P7.0
オツ
939
:
名無しさん
:2023/12/09(土) 09:26:22 ID:vtChNVRk0
乙!
あの母者と結婚してるってことはやはり父者もただ者ではないな
940
:
名無しさん
:2023/12/10(日) 16:37:04 ID:/e/LYbao0
もしくは只者であることが極まってる可能性
941
:
名無しさん
:2023/12/13(水) 13:57:53 ID:SHnIaX2c0
只者ってキャラいたっけ?と一瞬思ってしまった
942
:
名無しさん
:2023/12/13(水) 14:44:47 ID:y2.m9xdg0
乙乙
恋人と夜空を見上げながら星の話ってロマンチックなはずなのに、ゾクゾクする展開だ
母者の過去とかもめっちゃ気になる
943
:
名無しさん
:2023/12/13(水) 22:07:01 ID:BgxE8qUc0
なんらかの方法で母者の魔力量をゼロにできたら貧弱な母者になるんだろうか?
いや母者なら精神性だけで上に立ってきそうだな……
944
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/24(日) 23:39:00 ID:F1ZX3xPs0
>>938
リ゚▽゚ リ<l「乙ありやで」
>>939
∬´_ゝ`)「ただ者ではないのは確かだな」
>>940
爪゚ー゚)「いやあ、あれは只者ではないと思うよ?」
>>941
( ´_ゝ`)「いとこの只者? そんな奴いたっけ?」
(´<_` )「いないと思うぞ?」
>>942
爪'ー`)y‐「ふっ、じつにロマンチックではないかね?」
>>943
<(' _'<人ノ「いえ、それはないかと……」
945
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/24(日) 23:39:33 ID:F1ZX3xPs0
前回のあらすじ
・……こうなりゃ止むを得ん。見つからんうちに上陸、だな
・母者なら既存の魔術の枠組みの外で魔力を扱っている可能性は否めない
・フォーマルハウトb。またの名を"ダゴン"
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 流石だよな、俺ら |
\_ _____ __/
V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
\ /. \ /
l l l l
//l | | l\\
 ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
946
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/24(日) 23:40:06 ID:F1ZX3xPs0
Case12-Day5A
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947
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/24(日) 23:40:40 ID:F1ZX3xPs0
(´・_ゝ・`)「おはよう」
(´<_` )「あれ、盛岡さん? まだちょっと早いですけど」
(´・_ゝ・`)「いやー、イマイチ眠りが浅くって……」
<(' _'<人ノ「こんな状況ですからね……」
(´<_` )「ちなみに兄者達は?」
(´・_ゝ・`)「見るからにぐっすり。いや凄いね」
<(' _'<人ノ「流石ですね」
(´<_` )「全くだ、どっちも流石の図太さ」
(´・_ゝ・`)「お陰で結構勇気づけられてるところはあるけどね」
<(' _'<人ノ「ふふ、そうですね」
(´<_` )「確かに必要以上に滅入らずに済んでるのはアホ二人のお陰かもな」
爪゚ー゚)「誰がアホだって?」
(;´・_ゝ・`)「わっ!? びっくりした」
948
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/24(日) 23:41:13 ID:F1ZX3xPs0
(´<_` )「地流さん、この際だから言わせて貰いますが。兄者と一緒にいる時大概アホになってますよ?」
爪゚ー゚)「なん……だと……」
<(' _'<人ノ「ぷっ」
爪゚ー゚)「いやいやいや、ちょっと失礼じゃないかい?」
(´・_ゝ・`)「アホかどうかはわからないけど、見た目と違って面白い人だなって」
(´<_` )「ですよね」
爪゚ー゚)「ええい、笑うな美和。言っとくけど君も大概だからね?」
<(' _'<人ノ「そ、そうですか?」
爪゚ー゚)「そうだよ」
(´<_` )「たまに愉快なことになるのも美和ちゃんの可愛いとこだ」
<(' _'<人ノ「はうっ」
(´・_ゝ・`)「おやおや」
爪゚ー゚)「まあまあ」
949
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/24(日) 23:41:47 ID:F1ZX3xPs0
(´・_ゝ・`)「地流さんも意外と眠りが浅かった感じかい?」
爪゚ー゚)「ん? いや、そうでもないけど。寝覚めは割とすっきりな方だよ」
(´<_` )「ねぼすけは兄者だけか」
<(' _'<人ノ「ま、まあまだ早いですし」
(´<_` )「時間まで絶対起きてこないぞ。賭けてもいい」
爪゚ー゚)「ほう? じゃあ僕は起きてくる方に賭けようかな?」
(´・_ゝ・`)「お兄さんはそんなに寝起きが悪いのかい?」
(´<_` )「血圧高いのに朝はめっちゃ弱いです。何なんですかねあれ」
爪゚ー゚)「デイジーも朝弱いけど彼女は低血圧だしね」
(´<_` )「……何故それを?」
爪゚ー゚)「君が考えているようなことはないさ。本人からそういう話を聞いただけだよ?」
<(' _'<人ノ「?」
(´<_` )(バイなのは地味に隠してんだな地流さん)
950
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/24(日) 23:42:20 ID:F1ZX3xPs0
爪゚ー゚)「じゃ、ちょっと起こしてくるよ」
(´<_` )「ちょっと待て」
爪゚ー゚)「ん? 何かな?」
(´<_` )「……時間まで起きてこないと言った。確かに言ったが。起こしたらそりゃ起きますよ?」
爪゚ー゚)「起こしてはいけない、なんて賭けの条件にはなかったと思うけど」
(´<_` )「いや……はぁ、別に何か賭けてるわけでもなし、良いですけど」
爪゚ー゚)「いやいや、何を賭けるか明示しない賭けなら白紙委任に決まってるよ?」
(´<_` )「は??」
爪゚ー゚)「僕が勝ったら一つ御目溢しを貰おうかな?」
(´<_` )「あ、これ絶対あかんやつや」
(´・_ゝ・`)「何故関西弁」
<(' _'<人ノ「じゃあ、累次くんが勝ったら?」
┐爪゚ー゚)┌「もちろん、弟君が決めていいよ?」
(´<_` )「おい、美和ちゃん……」
951
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/24(日) 23:42:54 ID:F1ZX3xPs0
<(' _'<人ノ「別に、詰んでますので」
爪゚ー゚)「……ま、そうだね。美和のディフェンスを抜いて彼を起こす……できたらすごいなーあこがれちゃうなー」
(´<_` )「いや、それは――」
爪゚ー゚)っ「秘儀、電撃pr――」
<(' _'<人ノ「甘い」
爪 ー )・:∴「ハアッオ゛!?」
<(' _'<人ノ「この距離で、私を出し抜けるとでも? 慢心が過ぎますよ」
爪*゚ー゚)「いてて……いやー流石は美和だははは」
(´・_ゝ・`)(何で嬉しそうなんだろう……?)
ヤ ツ
(´<_` )(あっ、結果これが狙いだったか……何て変態……ッ!)
<(' _'<人ノ「はぁ……これさえなければ」
(´・_ゝ・`)「個性的な人だなぁ……」
(´<_` )「ですよね」
爪゚ー゚)「誉め言葉として受け取っておくよ」
952
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/24(日) 23:43:28 ID:F1ZX3xPs0
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