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('A`)ほのぼの地縛霊神殿のようです
81
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 19:36:23 ID:SOoE98Ng0
('A`)『アラマキ=マウントマン伯爵令嬢に嫌がらせを繰り返していたそうだな?』
<_フ;゚ー゚)フ「マウントマン!?」
('A`)「マウントマンは笑う」
/ ,' 3「命名の方がよっぽど嫌がらせだろ」
ξ゚⊿゚)ξ「思いつかなかったから事実を書いておこうと……」
('A`)「マウントマンは事実だから、まあいいかなぁ……」
/ ,' 3(まあいいんだ…………)
<_プー゚)フ「思いつかなかったら事実を名前にするルールなんなんだ……」
82
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 19:37:30 ID:SOoE98Ng0
ξ;゚⊿゚)ξ『嫌がらせ……なんの話?』
('A`)『とぼけるな! マウントマン伯爵令嬢が孤立するよう仕向けたり、
マウントマン伯爵令嬢の持ち物を盗んで壊したり、
マウントマン伯爵令嬢に足を引っかけて転ばせたりしたのだろう!!」
('A`)「俺、マウントマンマウントマンうるさいなあ……」
/ ,' 3「ゲシュタルト崩壊しそう」
ξ゚⊿゚)ξ「強調しようと思って繰り返してみたのよ」
/ ,' 3「強調の仕方が雑」
('A`)「マウントマンを強調する必要ないでしょ」
ξ#゚⊿゚)ξ「強調するわよ……」
('A`)「そういや、マウントの腹いせで悪役令嬢のアラマキ教皇を登場させたんだっけ……」
83
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 19:38:40 ID:SOoE98Ng0
/ ,' 3『とぼけるだなんて酷いですわ……ジキキョーコー公爵令嬢……。
マウントマン伯爵令嬢はジキキョーコー公爵令嬢に傷つけられたのに……』
ξ;゚⊿゚)ξ『だから、ジキキョーコー公爵令嬢には心当たりがなくて……!』
/ ,' 3『酷いですわ! タダノシキョー侯爵令息もそう思いますわよね!?』
('A`)『ああ、ジキキョーコー公爵令嬢はマウントマン伯爵令嬢に謝罪するべきだ!』
('A`)「名前鬱陶しい〜〜〜〜」
<_プー゚)フ「みんな名前がながい……」
('A`)「『ツン様』とか『アラマキ様』って呼べばいいじゃん……」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン様と同じ敬称を他の人に使いたくない」
('A`)「だからってジキキョーコー公爵令嬢を連呼しなくていいでしょ……。
もっと他にあったでしょ……」
<_プー゚)フ「ながい名前ばっかで頭に入ってこないぞ……」
/ ,' 3「一人称って便利だからぜひ使ってほしい」
ξ゚⊿゚)ξ「大不評でウケる」
84
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 19:39:57 ID:SOoE98Ng0
('A`)「俺の名前はただの司教だし……」
ξ゚⊿゚)ξ「だって、ドクオはただの司教でしょ」
('A`)「ただの司教だけども……」
/ ,' 3「ドクオ司教をジキキョーコー侯爵令息にしよう」
('A`)「本当に何がなんでもツンを教皇にしたくないんですね……」
/ ,' 3「ツン司教は絶対にブーン教を私物化するから……」
('A`)「アラマキ教皇も大概な気が……」
ξ#゚⊿゚)ξ「ブーン教の行事に『ブーン様との同居記念日』とか作るくらいだものね」
<_プー゚)フ「なんだそれ?」
('A`)「アラマキ教皇が生前のブーン様と同居し始めた日を、記念日にしてるんだよ」
<_プー゚)フ「へえ、いっしょに暮らしてたのかー!」
('A`)「その日は毎年、神殿でイベントをやるんだ。祭りみたいなものかな」
<_フ*゚ー゚)フ「祭り!! たのしそー!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「楽しくないわよ! なんなのよ、ブーン様との同居記念日って!」
('A`)「めちゃくちゃ私情で笑うよね」
ξ#゚⊿゚)ξ「職権濫用にもほどがあるわ!」
/ ,' 3「ワシは教皇なので……これでも一応ブーン教のトップでして……」
ξ#゚⊿゚)ξ「完全に公私混同じゃない!
見てなさい、今に私が教皇になって私とブーン様の結婚記念日とか作るから」
('A`)「完全に公私混同じゃん」
85
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 19:40:55 ID:SOoE98Ng0
/ ,' 3「架空の結婚記念日をブーン教の行事にされても困る」
ξ#゚⊿゚)ξ「人のこと言えないでしょアンタは……。
自分の記念日をブーン教の行事にしておいて……」
/ ,' 3「ワシは事実を行事にしてますし????
幻覚を行事にしようとしているツン司教とは違いますし?????
ワシがブーン様と暮らしていたのは紛れもない事実ですし???????
おはようもおやすみも、
行ってきますも行ってらっしゃいも言い合った仲ですし?????????」
っξ#゚⊿゚)ξ⊂「ア゛ーーーーー!!!! ア゛ーーーーーーーー!!!!!!」
(;'A`)「ブーン様のガチ勢は怒りで耳をちぎる習性があるの??」
<_プー゚)フ「アラマキきょーこーといい、ツンといい、鳴き声が人間ばなれしてるな!」
('A`)「怪鳥」
86
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 19:41:41 ID:SOoE98Ng0
ξ#゚⊿゚)ξ「危ない危ない……ブーン様が止めてくれなきゃ耳をちぎるところだったわ」
('A`)「ナチュラルに幻覚を見ないで」
ξ゚⊿゚)ξ「ドクオにはブーン様が見えていないのね……残念だわ……」
(;'A`)「も、もしかしてブーン様の幽霊がいるの!?」
/ ,' 3「えっ」
ξ*゚⊿゚)ξ「ええ、いま私を後ろから抱きしめてくれているわ」
/ ,' 3「はい妄言〜」
ξ#゚⊿゚)ξ「一瞬信じてたろアンタ」
<_プー゚)フ「ツンの後ろ、誰もいないぞー?」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン様は透明なのよ」
('A`)「それはツンのイマジナリーブーン様だよ」
87
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 19:42:43 ID:SOoE98Ng0
<_プー゚)フ「なーなー、ツンのしょーせつの続き読みたい!」
('A`)「え、まだ読む?」
<_プー゚)フ「だってブーンさまが出てきてないぞー」
/ ,' 3「絶対に解釈違いを起こすから、ブーン様が登場する前に破いてしまいたい」
ξ#゚⊿゚)ξ「自分の鼓膜でも破っていなさいよ」
<_プー゚)フ「ツンとブーンさまのしょーせつなんだろー?
ブーンさまが出るとこまで読む!!」
ξ*゚⊿゚)ξ「エクスト……なんて人格者! どこかの教皇も見習ってほしいわね」
/ ,' 3「どこかの司教も見習ってほしいものだな」
ξ゚⊿゚)ξ「ドクオ、言われてるわよ」
/ ,' 3「金髪の司教も見習ってほしいものだな」
ξ゚⊿゚)ξ「ドクオ、言われてるわよ」
('A`)「強行突破しないで」
ξ゚⊿゚)ξ「ドクオが金髪になれば解決」
('A`)「解決じゃないよ」
88
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 19:43:36 ID:SOoE98Ng0
『なんだァ……? この騒ぎは……』
(;'A`)『こ、この声は……!』
/; ,' 3『ま、まさか……!』
ブーーーー( ^ω^)『ふん、おもしれー騒ぎ……』ーーーーン‼︎
(;'A`)『ブーン=ツ=ンヲアイシテル王太子殿下!!』
/ ,' 3 "「もうヤダ〜〜ヤダよ〜〜〜ヤダヤダヤ〜〜ダ〜〜〜〜!!」ダンダンダン
('A`)「アラマキ教皇が解釈違いのあまりに駄々っ子になっちゃった」
ξ゚⊿゚)ξ「地団駄を踏む教皇、シンプルに嫌すぎる」
89
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 19:44:54 ID:SOoE98Ng0
/ ,' 3「『なんだァ……?』のァがいちばん嫌」
('A`)「おもしれー騒ぎってなに? 名前連呼してるだけの騒ぎ別におもしれくないよ」
<_プー゚)フ「ブーーーン‼︎ってのはハチが飛んでるのかー?」
('A`)「『ン』で始まって『ヲ』が入る名前、挑戦的すぎるよ……」
<_プー゚)フ「『ブーン=ツンヲアイシテル』でよかったんじゃないのかー?」
/ ,' 3「よくない。全然よくない。絶対によくない。この世で最もよくない」
('A`)「せめてミドルネームの配分を増やすとか……」
/ ,' 3「『ブーン=ツンノコトナド=ガンチュウニナイ王太子殿下』にしよう」
ξ゚⊿゚)ξ「総攻撃すぎるだろ」
90
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 19:45:59 ID:SOoE98Ng0
ξ゚⊿゚)ξ「なによ、そんなに言う? ブーン様の名前に関しては、言わずもがなよ」
('A`)「事実を名前にする方式ね……」
/ ,' 3「決して、事実、では、ない」
('A`)「しっかり区切った否定きた」
ξ゚⊿゚)ξ「たしかに『ブーン=ツンヲアイシテル』の方が読みやすいとは思ったわ。
でも、あまり直接的な名前だと
ブーン様が私を愛しているってネタバレになっちゃうかなって」
('A`)「ネタバレも何もないでしょ。ブーン様とツンの夢小説なんだから」
/ ,' 3「多少ひねったところで直接的な名前に変わりはないし。
ブーン様はツン司教を愛していないし、そもそも存在すら知らないし」
<_プー゚)フ「ほかの名前もネタバレなのかー?
しょーせつのツンはこの後、きょーこーになるのか?」
ξ゚⊿゚)ξ「いや、この小説の私は王太子妃になるから教皇にならないわよ。
現実の私が教皇になるってだけで」
('A`)「ややこしいなぁ」
91
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 19:47:16 ID:SOoE98Ng0
ξ゚⊿゚)ξ『何よこの人。一体誰?』
( ^ω^)『この俺を知らないだと……? おもしれー女……』
/ ,' 3「不敬」
('A`)「公爵令嬢が王太子殿下を知らないのはマズい」
ξ゚⊿゚)ξ「おもしれー女だから大丈夫よ」
('A`)「公爵令嬢が王太子殿下を知らないのは、おもしれーとかじゃなく不敬だよ」
<_プー゚)フ「ブーンさまってこういう喋りかたなのか? なんかイメージとちがう……」
/ ,' 3「うむ、ブーン様はこんな口調じゃない。一人称は『僕』だし。エアプ」
ξ#゚⊿゚)ξ「エア……!?」
('A`)「アラマキ教皇以外がエアプなのは仕方ないんじゃないですか」
ξ#゚⊿゚)ξ「……エアプでも想像で補うしかないじゃない。
ブーン様は、私が生まれる前に亡くなっているんだから……」
('A`)「ツン……」
/ ,' 3「ブーン様と同じ時代を生きたことないもんねワシと違って!!!!
ワシと!!!!!違って!!!!!!ワシと!!!!!!!!
ブーン様と同じ時を過ごしたワシと!!!!!!!!!!!!
ワシ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
('A`)「これは文句なしにマウントマンだわ〜」
σξ#゚⊿゚)ξ∂「ワシワシうるせえな鳥かよ!!!!!!!
ブーン様止めないで今から鼓膜を潰すから!!!!!
ア゛ーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
('A`)「怪鳥再び」
<_プー゚)フ「二人とも鳥だな!!」
92
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 19:48:30 ID:SOoE98Ng0
ξ#゚⊿゚)ξ「危ない危ない……。
ブーン様が、後ろからハグして耳元でそっと吐息混じりに囁いてくれなかったら
鼓膜を突き破っていたところだったわ……」
('A`)「ディティールの細かい幻覚だ」
ξ*゚⊿゚)ξ「それより、続きよ続き! やっとブーン様と私が出会ったんだから!」
<_プー゚)フ「んー、別にもういいかなー。ブーンさま出てきたし」
ξ;゚⊿゚)ξ「なっ……!? もういいって何よ!?」
('A`)「俺ももういいかな……お腹いっぱい……」
/ ,' 3「もう破いていい?」
ξ;゚⊿゚)ξ「破いていいわけないだろ……。何がそんなにダメなのよ」
<_プー゚)フ「名前がながくて覚えられない……」
/ ,' 3「ブーン様がエアプ」
('A`)「長い名前が連呼されて鬱陶しいし、俺が婚約破棄を告げる元婚約者役だし、
名前が目立って内容が頭に入ってこないし、俺の名前がただの司教だし、
公爵令嬢が王太子殿下を知らないわけがないし、
俺がマウントマンマウントマンうるさいし……」
ξ゚⊿゚)ξ「思ったよりドクオが自分の処遇に不満を感じていた」
93
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 19:49:26 ID:SOoE98Ng0
ξ;゚⊿゚)ξ「そんなにダメなのね……。自信作だったんだけど……」
('A`)「内容がどうこうって話じゃなく、名前なんだよ……。名前がずっとノイズ……」
ξ;゚⊿゚)ξ「事実を名前にする方式を変えるべきか……」
('A`)「いや、連呼する方式を変えた方がいいかな……」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、マウントマン伯爵令嬢はこのままで」
/ ,' 3「えー」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン様の名前も、もうちょっと読みやすくするわ」
/ ,' 3「『ブーン=ツンノコトナド=イチミリモガンチュウニナイ王太子殿下』にしよう」
ξ゚⊿゚)ξ「事実を名前にするって言ってるでしょ」
/ ,' 3「ない事実を名前にしないでって言ってるでしょ」
ξ*゚⊿゚)ξ「ドクオのアドバイスを踏まえて書いてみるわ。
今後、ブーン教の聖書になるんだから! はりきって書かなくちゃ!」
/ ,' 3「助けて〜ドクオ次期教皇〜〜」
('A`)「俺はただの司教です」
94
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 19:50:26 ID:SOoE98Ng0
('A`)「あれ、そういえばモナーさんは?」
<_プー゚)フ「さっきまでいたよなー? ぜんぜん喋ってなかったけど」
/ ,' 3「ああ、少し前に警備に戻ったぞ。何やら深刻な顔をしていたが……」
ξ゚⊿゚)ξ「深刻な顔? 私とブーン様が相思相愛すぎて恐れ慄いたのかしら?」
/ ,' 3「たわ言を」
ξ゚⊿゚)ξ「は? 恐ろしいでしょ?? 私とブーン様がラブラブすぎて。恐ろしいって言え」
/ ,' 3「たわ言がたくましすぎて恐ろしい」
(((;´∀`)「……」
|゚ノ;*^∀^)そ「モ、モナーさま!? 角でばったり出会うなんて聞いてませ……」
|゚ノ ^∀^)「……? モナーさま、顔色が優れませんわ」
(;´∀`)「あ、レモナさん! すごいことを知ってしまったモナ!」
|゚ノ ^∀^)「すごいこと……?」
95
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 19:52:18 ID:SOoE98Ng0
(;´∀`)「ツンさんは実はご令嬢でブーンさんとついさっき入籍して、
アラマキさんは雌の山羊でご令嬢でマウントマンで、
ツンさんとブーンさんの仲を引き裂こうとしていて、
ドクオさんは変態司教だったモナ!!」
|゚ノ ^∀^)
(;´∀`)「しかもドクオさんとツンさんは元婚約者で、
ツンさんはアラマキさんに嫌がらせを繰り返してて、
それがきっかけでドクオさんと婚約破棄に至ったみたいで、
ツンさんは怪鳥でブーンさんに背後をとられているみたいモナ!!!」
|゚ノ ^∀^)「まだ続くんですの!?」
(;´∀`)「ドクオさんは金髪にする予定があるらしくて、更に次期教皇で、
ブーンさんの周りには常にハチが飛んでいて、
面白い騒ぎを嗅ぎつける嗅覚を持っていて、
アラマキさんは駄々っ子の鷲で地団駄を踏んでいて、
ツンさんは次期教皇で王太子妃になる予定で、ブーンさんのことを知らなくて……」
(;´∀`)「あれ? ツンさんはブーンさんと結婚してるのにブーンさんを知らない?
ドクオさんとツンさんのどっちが次期教皇でどっちが王太子妃?
アラマキさんは山羊? それとも鷲? 令嬢? マウントマン?」
|゚ノ ^∀^)
|゚ノ ;^∀^)「誰ですの!!?
モナーさまにキャパオーバー必至の超圧倒的物量の嘘を教えたのは!!!?!?」
教義 第3章 おわり
96
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 20:27:53 ID:gQU1Gn0E0
otsu
97
:
名無しさん
:2023/05/01(月) 12:38:36 ID:AxCckEBM0
乙乙!
98
:
名無しさん
:2023/05/01(月) 22:22:50 ID:.z9Wa9us0
面白過ぎるんだよなぁ
99
:
名無しさん
:2023/05/06(土) 00:09:50 ID:PAyQkpzw0
乙乙
不敬のくだり好きすぎる
100
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:06:28 ID:.UD7ZP6k0
( ^ω^) ※ブーン様のクソデカ石像
('A`)「ブーン様の石像ってクソでかいけどさぁ」
(´・ω・`)「うん」
('A`)「ブーン様の後ろにあるステンドグラスもクソでかいよね」
(´・ω・`)「分かる」
('A`)「ステンドグラスの絵のブーン様もクソでかいよね」
(´・ω・`)「クソデカブーン様が飽和してるんだよね、この大聖堂」
('A`)「ステンドグラスの絵って、ブーン様以外にもなんか……いるよね。
ブーン様の周りに妖精みたいなのが何人か……」
(´・ω・`)「妖精っていうより、天使っぽくない?」
('A`)「あー、たしかに天使の方がそれっぽいかも……」
o川*゚ー゚)o「呼んだ?」
('A`)「えっ、呼んでないし誰? 本当に誰??」
101
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:06:57 ID:.UD7ZP6k0
('A`)ほのぼの地縛霊神殿のようです
教義 第4章「みんなで決めたルールは守ろう」
.
102
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:07:39 ID:.UD7ZP6k0
(´・ω・`)「あー幽霊だ」
('A`)「なんだ幽霊か〜」
(´・ω・`)「本当に順応しきったね」
o川#゚д゚)o「幽霊じゃないもん! 天使だもん!!」
('A`)「なんだ天使か〜」
(´・ω・`)「順応性の高さがモナーさんみたいになってきてるよ」
o川*゚ー゚)o「そう、キューちゃんは天使なの!」
('A`)「天使っていうわりには、悪魔の羽と尻尾みたいなの生えてない?」
o川#゚-゚)o「ッハァーーーーー……これだから素人は……」
('A`)「クソデカため息つかれた……。ブーン様のクソデカ石像とクソデカステンドグラスの前で……」
(´・ω・`)「クソデカが飽和している」
103
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:08:22 ID:.UD7ZP6k0
o川#゚-゚)∂「キューちゃんは天使なの!! ほら、頭の上に天使の輪が浮いてるでしょ!?」
('A`)「頭の上……? いや、何も……」
(´・ω・`)「頭にはまってる輪っかのこと言ってる?」
('A`)「あーたしかに、ちっちゃいフラフープみたいなのがはまってる」
(´・ω・`)「フラフープて」
o川#゚-゚)o「はまってないしフラフープじゃないし!!」
('A`)「それ頭痛くならない?」
o川#゚д゚)o「ならないもん!! 浮いてるんだから!!」
('A`)「浮いて……はないね……」
o川#゚д゚)o「浮いてるもん!!!」
('A`)「……うん……浮いてるね……」
104
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:09:10 ID:.UD7ZP6k0
o川*゚ー゚)o「浮いてるでしょー? だって天使だもん!!」
('A`)「うん……天使だね……」
(´・ω・`)「コウモリみたいな羽と、黒い矢印の形した尻尾生えてんじゃん」
o川#゚д゚)o「生えてないもん!!!」
('A`)「生えてはいるかな……」
o川#゚-゚)o「キューちゃんはこんなにかわいいくて名前だって『キュート』なんだから、天使に決まってるでしょ!!?」
('A`)「うん……天使だね……」
(´・ω・`)「僕は通さないよ、その理屈」
o川#゚-゚)o「なによアンタ、かわいくなーい」
(´・ω・`)「は? かわいいだろ??」
o川#゚-゚)o「かわいくない!!!」
(´・ω・`)「かわいいですけど???」
('A`)「不毛な言い争いやめて……」
105
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:10:00 ID:.UD7ZP6k0
('A`)「どっちもかわいいってことで、もういいじゃん……。しょうもないからやめようよ……」
o川#゚-゚)o「かわいくない!!!」
(#´・ω・`)「かわいいんですけど!!!?」
o川#゚-゚)o「絶対かわいくない!!!」
三<_プー゚)フ「なんだー? 新入りかー? おれはエクストで……」
('A`)「ああ〜殺伐とした空間に現れた一筋の光」
o川*゚ヮ゚)o「かわいい!!!」
<_プー゚)フ「ん?」
o川*゚ヮ゚)o「エクストかわいい!!! まんまるでかわいい!!!」
('A`)「わかる」
<_フ;゚ー゚)フ「な、なんだなんだー?」
o川*゚ー゚)o「キューちゃんはかわいいのが大好きなの!!」
(´・ω・`)「じゃあ、かわいい僕のことも大好きだろ」
o川*゚-゚)o「かわいくないしあんまり好きじゃない……」
(´・ω・`)「いっそ嫌いと言えよ」
106
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:10:56 ID:.UD7ZP6k0
o川*゚ー゚)o「キューちゃんは慈悲深い天使だから、可愛げがないだけで嫌わないよ!」
(´・ω・`)「幽霊じゃん」
o川#゚-゚)o「天使だもん!!!」
(´・ω・`)「いや幽霊じゃん。どこからどう見ても」
o川#゚-゚)o「ッッハァーーーーーーーー…………これだから素人は困るのよ……。
目が節穴なんだから、眼鏡かけた方がいいんじゃない?
いや、節穴に眼鏡かけても意味ないか! ごめんね無理言って!」
(#´・ω・`)σ「は??? 君から幽霊の匂いだってしますけど????
あーーくっさくっさ幽霊くさ!!!!」
o川#゚д゚)o「キューちゃん幽霊くさくないもん!!!!」
<_プー゚)フ「幽霊くさいってなんなんだー?」
('A`)「新たな匂いの概念を作らないで」
107
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:11:40 ID:.UD7ZP6k0
o川#゚-゚)o「アンタほーんとかわいくない!」
(#´・ω・`)「かわいいもんねーー今日から僕がキュートって名乗っちゃうもんねーーー」
('A`)「子ども相手に大人げないって……やめなよショボン……」
o川#゚-゚)o「だったらキューちゃんはショボンって名乗るもんね!!」
('A`)「なんで??」
<_フ*゚ー゚)フ「じゃあおれはドクオー!!」
('A`)「なんで???」
108
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:12:21 ID:.UD7ZP6k0
(´・ω・`)「今日からキュート司祭って呼んでね」
('A`)「呼ばないけど……」
o川*゚ー゚)o「キューちゃ……じゃなくて、ショボちゃんのことはショボちゃんって呼んで!」
('A`)「呼ばないけど……」
<_フ*゚ー゚)フ「おれはドクオなー!」
('A`)「ドクオは俺ですけど……」
(´・ω・`)「ドクオ司教は誰を名乗るの?」
('A`)「ドクオ司教はドクオ司教ですけど……」
o川*゚ー゚)o「ノリわるーい」
('A`)「えー……」
('A`)「……じゃあ俺はエクスト……」
<_フ*゚ー゚)フ「わーい!!」
109
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:13:08 ID:.UD7ZP6k0
<_フ*゚ー゚)フ「よーし、ドクオしきょーとして活躍するぞ!!」
('A`)∂「俺はどうしたら?」
<_フ*゚ー゚)フ「幽霊として活躍する!!」
('A`)「俺死んじゃった……」
(´・ω・`)「僕は今後一生キュート司祭として生きていくから」
o川*゚ー゚)o「え……気が済んだら返してよ……」
(´・ω・`)「君は今後一生ショボンとして生きるんだよ」
o川*゚ー゚)o「キューちゃんもう死んでるし」
(´・ω・`)σ「いま幽霊って自分で認めた」
o川*゚ー゚)o「生きてようが死んでようが、キューちゃんが天使である事実は変わらないからセーフ!」
(´・ω・`)「謎理論」
110
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:14:15 ID:.UD7ZP6k0
o川*゚-゚)o「え、ねえ、ちゃんと返してよ? 本物のキューちゃんは私なんだからね?」
(´・ω・`)「いや、キュートは僕だよ。君はこの先ずっとショボンだよ。自分の発言には責任を持とうね」
o川;゚д゚)o「いや、遊びでしょ!? ふざけてただけじゃん! ねえ!!」
(´・ω・`)「ブーン教の教義にも『みんなで決めたルールは守ろう』とあるよ」
o川;゚д゚)o「ただの遊びじゃん! ルールも何もないでしょ!!」
(´・ω・`)「僕は責任を持ってキュート司祭として生きていくよ。
君も自分の発言に責任を持ってショボンとしての人生を全うしてね」
o川;゚-゚)o「アンタどう見ても責任を重んじるような人じゃないくせに……!」
(´・ω・`)「責任を持って身も心もキュート司祭になるから」
o川;゚д゚)o「キューちゃんが乗っ取られる……!!」
('A`)「いい歳した大人が子どもをからかうなって……」
(´・ω・`)「ドクオ司教とエクストも責任を持って互いになるんだから、僕もキュートも責任を持たなきゃ!」
('A`)「その理屈だと、俺はエクストになる為に死ななきゃいけなくなるんですが……」
111
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:15:14 ID:.UD7ZP6k0
o川;゚-゚)o「責任とか持たなくていいから、キューちゃんを返して……」
(´・ω・`)「誰がなんと言おうと僕はこの先一生キュート司祭だから」
('A`)「この期に及んで大人げない……」
(( ( ´∀`)
三( ´・ω・`)「あっ! あんなところにモナーさんが! さっそく自己紹介して来よっと!!」ダッ
(;'A`)っ「待て待て待てモナーさんはやめよう。これ以上モナータトゥーを増やさないで」グイッ
(´・ω・`)「モナーさんを巻き込むのがいちばん面白いのに……」
(;'A`)「この前レモナに、モナーさんに変態司教などと吹きこむなって怒られたから……」
(´・ω・`)「何それウケる」
<_フ*゚ー゚)フ「おれは変態しきょーのドクオだぞー!!」
(;'A`)「ああ〜やめて〜〜」
(´・ω・`)「絶対意味わからずに言ってるよね」
112
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:16:04 ID:.UD7ZP6k0
/ ,' 3「なんの騒ぎだ? エクストに変態司教の汚名を着せおって……」
('A`)「アラマキ教皇ちがうんです……エクストが自ら変態司教の汚名を被ったんです……」
o川;゚д゚)σ「変態とかどーでもいいから!! ねーアラマキ! キューちゃんがこの人に乗っ取られる!!」
(´・ω・`)「どうも、キュート司祭です」
/ ,' 3「??? あ、はい……どうも……」
('A`)「何も分かっていない」
ヽ(´・ω・`)ノ「キュート司祭で〜す。イエーイ!!」
/ ,' 3「??? イエーイ……」
('A`)「本当に何も分かっていない」
o川#゚д゚)o「キューちゃんの解像度低すぎ!! キューちゃんを乗っ取るならせめてちゃんとやってよ!!」
(´・ω・`)v「イエーイ僕かわい〜!! 天使〜〜!! 指ハート指ハート!!」
o川#゚д゚)o「コイツ……キューちゃんの真似が世界一下手……!!!」
(´・ω・`)「えっ……そんなに……?」
('A`)(真面目に模倣しようとした結果だったんだ……)
113
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:16:56 ID:.UD7ZP6k0
o川#゚-゚)o「こーなったら、キューちゃんが徹底的にキューちゃんを叩き込んであげる!」
(´・ω・`)「あ、はい……お願いします……」
('A`)(世界一下手って言われたの結構ショックだったんだ……)
o川*゚ー゚)σ「まず服装! キューちゃんを乗っ取るならもっとフリフリのかわいい服を着る!」
(´・ω・`)「えーでもこれ神官の制服みたいなもんだし……」
o川*゚ー゚)o「レモナがヒラヒラしたかわいいケープ羽織ってるの見たけど」
/ ,' 3「多少の着崩しは認めているからな」
('A`)「ツンは花嫁のベールをつけていますしね」
/ ,' 3「あれは認めていない」
114
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:17:47 ID:.UD7ZP6k0
o川*゚ー゚)o「かわいくアレンジして着てもいいんだね! じゃあもっとフリフリした服着よう!」
(´・ω・`)「僕フリフリした服持ってないよ」
三o川*゚ー゚)o「じゃあキューちゃんの服をあげる! ちょっと待ってて!」ダッ
(´・ω・`)「絶対サイズ合わな……行っちゃったよ」
<_フ*゚ー゚)フ「負けてらんねー! おれもドクオにおれの服を……」
('A`)「エクストは服着てないじゃん」
<_プー゚)フ
<_プー゚)フ「着てなかった……」
('A`)「今気づいたの……?」
<_プー゚)フ「おれ、裸だったのか……」
('A`)「まんまるおばけに裸判定ってあるのかな……」
115
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:18:39 ID:.UD7ZP6k0
o川*゚ー゚)o「キューちゃんのカーディガン持ってきた! フリルがついててかわいいでしょ!」
(´・ω・`)「見るからにサイズ合わないよ……キッズサイズだもん……」
('A`)「レモナが着るにも小さそうなくらいだもんな。成人男性が着るサイズじゃない……」
o川*゚ー゚)o「天使の羽が生えて着れなくなっちゃったから、そのカーディガンあげる!」
(´・ω・`)「貰ってもしょうがないんだけど……」
川っ*゚ー゚)っ「ほら、着て着て!!」ファサッ
(´・ω・`)「……」
('A`)「パツパツだ」
/ ,' 3「パツパツ司祭」
<_フ*゚ー゚)フ「変態しきょーとパツパツしさい!!」
('A`)「変態司教のことは忘れて」
116
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:19:29 ID:.UD7ZP6k0
o川*゚ー゚)o「服装はこれでいいとして……髪型もキューちゃんみたいなお団子ヘアーにしよう!」
(´・ω・`)「団子にできる長さないです……」
o川*゚ー゚)っ"「いけるいける!」グイグイ
(´・ω・`)"「痛い痛い髪ひっぱらないで」
<_フ*゚ー゚)フ「よーし、ドクオもおれと同じ髪型に……」
('A`)「エクストは髪生えてないでしょ」
<_プー゚)フ
<_プー゚)フ「……おれ、ハゲだったのか……」
('A`)「まんまるおばけにハゲ判定は無いと思うから……」
117
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:20:12 ID:.UD7ZP6k0
o川*゚ー゚)o「よし、なんとかお団子にできた!!」
o(´・ω・`)o「もう許してください……」
/ ,' 3「遊ばれているな」
('A`)「たぶん報復も兼ねてます。ショボンに散々からかわれていたので」
o川*゚ー゚)o「あとはー……天使の羽と天使の輪っかかな」
o(´・ω・`)o「悪魔の羽とちっちゃいフラフープでしょ。あと悪魔の尻尾」
o川#゚-゚)o「悪魔でもフラフープでもないもん!! 尻尾なんて生えてないし!!」
('A`)「天使の輪っかの再現か……ちょうどいい輪っかなんてあったかな」
/ ,' 3「普通のフラフープなら外の倉庫にあるが」
o川*゚ー゚)o「じゃあそれでいいや! アラマキ持ってきてー!」
/ ,' 3「うむ」
('A`)(なんで神殿にフラフープが……)
118
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:21:10 ID:.UD7ZP6k0
o川*゚ー゚)ノ◎「このフラフープが天使の輪っかってことで!」
('A`)「本当にそれでいいのかな……」
/ ,' 3「だんだん雑になってきている」
<_プー゚)フ(最初から雑だったような……)
o川*゚ー゚)o「天使の羽はどうやって再現しようかなぁ」
('A`)「ダンボールとかで作る?」
o川*゚ー゚)o「それじゃかわいくないし……」
('A`)「パツパツカーディガンの無理やりお団子ヘアー成人男性の時点で、かわいくはないかな……」
o川*゚ー゚)o「あ、キューちゃんが背中におぶされば羽が生えてるみたいに見えない?」
/ ,' 3「キュートをおぶるショボン司祭にしか見えないと思うが……」
o川*゚ー゚)o「いけるいける! もうこれでいいや!」
('A`)「投げやりじゃん」
o川*゚ー゚)o「じゃあキューちゃんがおぶさるから、その状態でフラフープを回してね!」
o(´・ω・`)o「無茶を言うな」
119
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:21:58 ID:.UD7ZP6k0
/i\o川*゚ー゚)o
⌒'⌒o(´・ω・`)o グルグルグル
((( つ つ
) ) )))
U U
('A`)「独特な子守り?」
/ ,' 3「あやしながら運動もする効率厨」
('A`)「パツパツのカーディガンを着るためにダイエットを頑張る子守りパパ」
/ ,' 3「子どものカーディガンを着ようと頑張るな」
<_プー゚)フ「超やせないと着れないなー!」
('A`)「超痩せてもキッズサイズは厳しいかなぁ……」
(( o(´・ω・`)o ))「人で大喜利してないで助けてください……」グルグルグル
120
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:23:03 ID:.UD7ZP6k0
(( o(´・ω・`)o )) グルグルグル
('A`)σ「本当にこれがキュート司祭を名乗ってもいいの?」
o川*゚ー゚)o「嫌かなー」
o(´・ω・`)o「なんだったんだよこの時間」
o川*゚ー゚)o「圧倒的天使キューちゃんを乗っ取るのがどれだけ難しいか理解できたでしょ?」
"∩(´・ω・`)o「見た目だけそれっぽくしただけじゃん」
('A`)「それっぽくすらなってないと思うけど……」
o川*゚ー゚)o「形から入るのが大事なの!」
(´・ω・`)∩"「君がどんな子かを教えてほしかったんだけど。じゃないと模倣しようがないし」
o川*゚-゚)o「……キューちゃんがどんな子か……」
(´・ω・`)「うん」
o川*゚-゚)o「……それは」
(´・ω・`)「それは?」
o川*゚ー゚)o「……知らなくていい!」
(´・ω・`)「なんだそれ……。まあいいや、じゃあ次は僕がショボちゃんを叩き込もうか」
o川*゚ー゚)o「え、嫌」
(´・ω・`)「人を効率厨子守りパパにしておいて、それはないでしょ」
o川*゚ー゚)o「効率厨子守りパパはアンタが勝手に大喜利されただけでしょ」
121
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:23:56 ID:.UD7ZP6k0
(´・ω・`)「ショボちゃんになりきるには、まず第一に品行方正であることかな」
('A`)「えっ……?」
/ ,' 3「?????」
o川*゚ー゚)σ「アンタの上司二人の反応コレなんだけど」
(´・ω・`)「心外だなあ」
<_プー゚)フ「ひんこーほーせー……ってなんだ?」
('A`)「正しくてきちんとしてる、みたいな意味かな」
<_プー゚)フ「ショボンはひんこーほーせーなのかー?」
/ ,' 3「過剰な煽りやからかいが目立つからな……」
('A`)「幽霊を怖がるクーを見てキャハハーーッ!!!って笑う人を品行方正とは呼ばない」
o川*゚ー゚)o「言われてるよ」
(´・ω・`)「ショボちゃんになりきるには、第二に清廉潔白であることかな!!」
('A`)「心が強い」
122
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:24:47 ID:.UD7ZP6k0
(´・ω・`)「服装は別になんでもいいかな。僕を僕たらしめるのは心の在り方だから、外見はなんだっていいよ」
('A`)「その心の在り方に納得がいかないんですけど……」
(´・ω・`)「納得いかなくても納得して」
('A`)「無理を言わないで」
川 ゚ -゚)「おい、集まって何をしているんだ? その女の子は迷子か?」
('A`)「あ、クー。この子は幽れ……」
o川*゚ー゚)o
('A`)「……天使のキュートだよ」
<_フ;゚ー゚)フ(無言なのに圧がある……)
川;゚ -゚)「天使……? どういうことだ?」
(´・ω・`)「その子は幽霊のショボちゃんだよ」
川;゚ -゚)「幽……ショボちゃん!!!?!?」
('A`)「幽霊への恐怖よりもショボちゃんの衝撃が勝った」
123
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:25:36 ID:.UD7ZP6k0
o川#゚-゚)o「ちがいますー天使のキューちゃんですー!!」
(´・ω・`)「幽霊のショボちゃんだよ」
川;゚ -゚)「天使のキューちゃん……幽霊のショボちゃん……ショボちゃん!!!!?!?」
('A`)「やっぱりショボちゃんの衝撃が一番強い」
o川#゚-゚)o「キューちゃんだってば!!」
川;゚ -゚)「キュー……キュボちゃん……??」
('A`)「キメラになっちゃった」
124
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:26:47 ID:.UD7ZP6k0
川;゚ -゚)「ショボちゃんとは誰だ? 何? 誰?」
('A`)「入れ替わって遊ぼうみたいなノリで、キューちゃんことキュートがショボちゃんになっただけで……」
川;゚ -゚)「ただの遊びか……。ショボちゃんのインパクトに動揺して混乱してしまった……」
(´・ω・`)「遊びじゃないよ。責任を持って僕になってもらうために色々と教えてたんだよ」
川;゚ -゚)「全力で煽れと教えたのか?」
(´・ω・`)「クーまでそんなこと言うの? みんな僕に対する認知が歪んでない?」
('A`)「その言葉、ショボンにそっくりそのまま返したいかな……」
川;゚ -゚)「そもそも、仕事もしないで何を遊んでいるんだお前たちは……」
('A`)「それはそう」
川#゚ -゚)「教皇と司教と司祭が揃って遊んでいるなど、示しがつかないぞ!
入れ替わりだの、ショボちゃんだのとふざけていないで、仕事をしたらどうだ!!」
/ ,' 3「ワシは入れ替わってないです……遊んでないです……」
(((´・ω・`)))「これアラマキ教皇が持ってきてくれたフラフープ」グルグルグル
川#゚ -゚)「アラマキ教皇!? 率先して遊び道具を持ってきているじゃないですか!!!」
/ ,' 3「冤罪……」
125
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:28:01 ID:.UD7ZP6k0
o川*゚ー゚)o「アンタら仕事あったの?」
('A`)「そりゃあね……一応は……」
/ ,' 3「そろそろ戻るぞ」
川#゚ -゚)「まったく……仕事中に時間を忘れて遊ぶなど……」
川 ゚ -゚)
川;゚ -゚)「幽霊!!!!!?!?!?」
(´・ω・`)「反応おっそ」
('A`)「ショボちゃんのインパクトに負けてたから……」
o川#゚-゚)o「キューちゃんは幽霊じゃないもん!!」
(´・ω・`)「幽霊で悪魔でショボちゃんでしょ」
o川#゚-゚)o「天使で天使なキューちゃんですー!!」
川;゚ -゚)「幽霊? 悪魔? 天使? どれが正しいんだ!?」
o川*゚ー゚)o「キューちゃんはこんなにかわいいんだから、天使以外ありえないでしょ?」
川;゚ -゚)「そうなのか……? まあ、たしかに……」
/ ,' 3「流されそうになってる」
('A`)「『かわいいから天使』の理屈だと、エクストも天使ってことになるよ」
(´・ω・`)「ドクオ司教がエクストをめちゃくちゃ可愛がっていることは分かった」
126
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:28:43 ID:.UD7ZP6k0
o川*゚ー゚)ノシ「ほらもうさっさと仕事に戻りなさーい」
<_プー゚)フ「よーし、ドクオしきょーとして仕事するぞ! ドクオはおれだから遊んでていいぞ!」
('A`)「やった〜」
川;゚ -゚)「やったーじゃない! ちゃんと仕事をしろ!」
(´・ω・`)「じゃあ僕もキュートだから仕事しないで遊ぼーっと」
o川*゚ー゚)o「キュート司祭なんでしょ。司祭は働きなさいよ」
(´・ω・`)「じゃあ僕ショボンだから仕事しな〜い」
/ ,' 3「ショボン司祭であるなら尚のこと仕事してほしい……」
o川#゚-゚)o「そんなあっさりキュート司祭を手放さないでよ」
('A`)「自分の発言には責任を持とうって言ってたのに……」
/ ,' 3「ショボン司祭が『責任を持とう』発言に責任を持たないの解釈一致」
('A`)「それを司祭の個性として受け入れるのは甘やかしすぎです」
127
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:29:18 ID:.UD7ZP6k0
川#゚ -゚)「ショボンだのキュートだの言っていないで仕事に戻るんだ!」
(( ( ´・ω・`)「ハイハイ戻る戻る戻りますー」
(( ( 'A`)「俺も戻ろうっと」
(( / ,' 3 ◎「まずはフラフープを倉庫に片付けて……」
(´・ω・`)σ「あっ! アラマキ教皇がフラフープで遊ぼうとしてる!!」
川#゚ -゚)「なんだと!?」
/ ,' 3 ◎「冤罪…………」
128
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:30:19 ID:.UD7ZP6k0
('A`)「幽霊にも色々いるんだね」
(´・ω・`)「色々?」
('A`)「キュートは羽と尻尾が生えてて、エクストは丸い人魂で、レモナは生きてる人間と見た目は変わらなくて……、
幽霊といっても色々なんだなぁと思って」
(´・ω・`)「たしかに、やたらバリエーションが多いね」
('A`)「みんな生前は人間だったと思うけど、人によって姿が違うのはなんでだろう……」
(´・ω・`)「生きてた時のことが関係してるんじゃない? 未練が姿に影響を与えてるとか?」
('A`)「未練なあ……。エクストは生前のこと覚えてないみたいだけど……」
(´・ω・`)「そういやそうかぁ。うーん、分かんないや」
o川*゚-゚)o「……」
o川*゚-゚)o(……キューちゃんは、悪い子だから)
o川*゚-゚)o(だから、こんな羽と尻尾が生えちゃったんだ……)
教義 第4章 おわり
129
:
名無しさん
:2023/06/22(木) 21:49:37 ID:M9K/bwSc0
乙 ドクオのツッコミが静かながら冴えてて大好き
130
:
名無しさん
:2023/06/23(金) 00:23:27 ID:F5aquSGY0
乙。また可愛い子が増えた!!
131
:
名無しさん
:2023/06/23(金) 09:47:59 ID:o7hs7.lE0
乙です
132
:
名無しさん
:2023/06/24(土) 00:30:32 ID:25OY0h.M0
悪い子だと悪魔の羽と尻尾が生えちゃうならショボだったら何生えちゃうんだよ……
133
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:06:34 ID:WpsGGBm20
_,
ξ゚⊿゚)ξ「……」
川 ゚ -゚)(む……ツン司教が難しい顔をしている)
川 ゚ -゚)(悩み事か? なにか私に力になれることはないだろうか……)
|゚ノ ^∀^)「クー司祭さま? 立ち尽くしてどうかなさいました?」
川 ゚ -゚)「ああ、レモナ……。ツン司教が何か悩んでいるみたいでな」
_,,_
ξ゚〜゚)ξ
|゚ノ ^∀^)「本当ですわ……。険しいお顔をされていますわ……」
川 ゚ -゚)(さっきより険しくなってる……)
134
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:07:15 ID:WpsGGBm20
('A`)ほのぼの地縛霊神殿のようです
教義 第5章「困ったときは相談しよう」
.
135
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:07:59 ID:WpsGGBm20
川 ゚ -゚)「何か力になれることはないだろうか……」
|゚ノ ^∀^)「きっとありますわ! わたくしも、ツン司教さまのお力になりたいですわ!」
川 ゚ -゚)「そうだな、まずは何を悩んでいるのか訊いてみよう」
三|゚ノ ^∀^)「ですわね! ツン司教さまー!」タタタ
三川 ゚ -゚)「ツン司教! 一体なにを悩んで……」タタタ
ξ;゚⊿゚)ξ「来るな!!!!!!!」
"川;゚ -゚)"「えっ」ピタッ
三|゚ノっ;^∀^)っそ「きゃあ!! 勢い余って調味料の入った棚にぶつかってしまいましたわ!!!」ガシャーン
川;゚ -゚)「うわーー!! あらゆる調味料が降り注いできた!!!!」ドサドサドサ
ξ;゚⊿゚)ξ「だから来るなって言ったのよ!! 厨房に!!!」
136
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:08:38 ID:WpsGGBm20
|゚ノ;^∀^)「ごめんなさい、クー司祭さま! お怪我はありませんか!?」
川;゚ -゚)「平気だ……。塩まみれにはなってしまったが……」
ξ;゚⊿゚)ξ「落ちた時に瓶の蓋が開いちゃったのね……。床も塩だらけに……」
川;゚ -゚)「なめくじになった気分だ……。とりあえずシャワーを浴びて着替えてくる」
|゚ノ;^∀^)「服はわたくしがお洗濯しますわ!」
川;゚ -゚)「ツン司教、着替えてからまた厨房に戻る」
ξ゚⊿゚)ξ「厨房には戻ってこなくていいわ。また事故りかねないから」
|゚ノ;^∀^)「後ほど戻りますわ! では行ってきます!」
ξ゚⊿゚)ξ「厨房封鎖しとこ……」
137
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:09:26 ID:WpsGGBm20
ξ゚⊿゚)ξづ ペタペタ
('A`)「え、なん……なに……? なんで厨房の扉にガムテープ貼ってんの……?」
ξ゚⊿゚)ξ「厨房を封鎖してるのよ」
('A`)「なんで……?」
ξ゚⊿゚)ξ「事故が起きるから……」
('A`)「予防なんだ……」
ξ゚⊿゚)ξ「いや起きてはいるんだけど」
('A`)「起きてはいるんだ……」
ξ゚⊿゚)ξ「床が塩の海になっちゃって……」
('A`)「塩の海……?」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、海ってそもそも塩を含んでるから『塩の海』は変? 『塩の泉』とかの方が適切かしら」
('A`)「表現はどうでもいいよ……」
138
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:10:30 ID:WpsGGBm20
ξ゚⊿゚)ξ「クーが塩を被って……じゃなくて泉の水を被って……いや、クーが塩を被って泉ができたからこれだと順序が……えーと……」
('A`)「表現のせいで不必要にややこしくなってる」
ξ゚⊿゚)ξ「要するにクーが塩を被っちゃったのよ」
('A`)「なんでそんなことに?」
ξ゚⊿゚)ξ「レモナが転んで……」
('A`)「全部察した」
ξ゚⊿゚)ξ「着替えたらまた厨房に戻るって言ってたから、封鎖したのよ」
('A`)「次は胡椒でもぶちまけそうだもんね……」
ξ゚⊿゚)ξ「胡椒はくしゃみパラダイス開幕するから危ない」
('A`)「くしゃみパラダイス開幕……」
139
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:11:13 ID:WpsGGBm20
|゚ノ ^∀^)「戻りましたわ!」
彡;゚ -゚)「なぜ扉にガムテープが……」
('A`)「向かい風の中に立ってる?」
ξ゚⊿゚)ξ「ものすごい癖のつき方してるわよ」
彡;゚ -゚)「レモナに髪を乾かしてもらったらこうなったんだ……」
|゚ノ;^∀^)「ドライヤーが暴発してしまいまして……」
('A`)「どういうドジ?」
ξ゚⊿゚)ξ「それはドジという括りでいいのかしら……。クー、直してあげるからいらっしゃい」
(( 彡;゚ -゚)「すまない、ツン司教……」
140
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:11:57 ID:WpsGGBm20
川 ゚ -゚)「で、この封鎖された扉は一体……?」
|゚ノ;^∀^)「まさか事件が……!?」
ξ゚⊿゚)ξ「ある意味、事件は起きたけど」
|゚ノ;^∀^)「起きたのですか!?」
ξ゚⊿゚)ξ「クーとレモナの塩被り事件……」
|゚ノ;^∀^)「当事者でしたわ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「いや、『塩被り事件』じゃなくて『塩を被った結果泉ができた事件』……?」
川;゚ -゚)「い、泉……?」
('A`)「不必要にややこしいから泉はいらないよ」
141
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:13:19 ID:WpsGGBm20
ξ゚⊿゚)ξ「で、私に何か用だった?」
|゚ノ ^∀^)「ええ! ツン司教さまのお役に立ちたくって!」
川 ゚ -゚)「ツン司教、何か悩み事があるのか? さっき難しい顔をしていただろう?」
ξ゚⊿゚)ξ「ああ、今度『ブーン様とツンの同棲記念日』があるじゃない?」
('A`)「歴史をねじ曲げちゃった」
川;゚ -゚)「『ブーン様との同居記念日』のことか? ブーン様とアラマキ教皇の……」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン様と私」
|゚ノ;^∀^)「譲るつもりが微塵もありませんわ!」
ξ゚⊿゚)ξ「毎年食べ物とかグッズの模擬店を出すじゃない? 今年も出店したいと思ってて……」
o川*゚ー゚)o「呼んだ?」
ξ゚⊿゚)ξ「え……? 呼んでない……」
o川*゚ー゚)o「いま天使って……」
ξ゚⊿゚)ξ「言ってない……」
('A`)「もしかして『しゅっ“てんし”たい』かな」
ξ゚⊿゚)ξ「特定の単語を含むツイートにリプライを送るbot?」
142
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:14:07 ID:WpsGGBm20
o川*゚ー゚)o「なになに、お店出すの?」
('A`)「うん。まだ先だけど、祭りみたいな行事があるんだよ」
|゚ノ ^∀^)「『ブーン様との同居記念日』という、アラマキ教皇さまと生前のブーンさまの同居記念日をお祝いする行事ですわ」
o川;゚-゚)o「ブーン教全体でお祝いしてるの?」
('A`)「アラマキ教皇の私情だね」
ξ゚⊿゚)ξ「『ブーン様とツンの同棲記念日』よ」
('A`)「こっちは別の私情」
143
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:15:15 ID:WpsGGBm20
o川*゚ー゚)o「みんなでお店やるの?」
川 ゚ -゚)「全員ではないな。神殿が一般開放されるからな、来客の対応などの仕事もある」
ξ゚⊿゚)ξ「模擬店を出すのは私とドクオくらいね」
o川*゚ー゚)o「へー、なに売るの?」
('A`)「俺は去年ブーン様のぬいぐるみを作ったよ。手のひらサイズの」
o川*゚ー゚)o「ぬいぐるみ!? すごい!」
川 ゚ -゚)「ドクオ司教は手先が器用なんだ」
|゚ノ*^∀^)「ドクオ司教さまの作ったぬいぐるみ、とってもかわいいんですのよ!」
ξ゚⊿゚)ξ「いやほんとまじ……ふわふわで……にこにこで……ちょこんとしてて……まじ……まじかわいいから…………」
o川*゚ヮ゚)o「へぇ、そんなにかわいいんだ!」
('A`)ゞ「ありがたいことに好評いただいてまして……」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン様という存在が既に愛らしく完璧でこれ以上ないほどに完成されているのに、
デフォルメされてぬいぐるみになることで愛らしさが更に増し、それでいて荘厳な美しさを損なうことはなく、
枕元にいてくださるだけで夢見がよくなり見守られている安心感を得られ、いずれは万病に効くようになり、
一家に最低一人のブーン様ぬいが義務づけられ、世界は愛と平和に包まれてブーン様は幸せの代名詞となる」
('A`)「急に怖い怖い怖い」
144
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:16:25 ID:WpsGGBm20
川 ゚ -゚)「もしかして、今年はツン司教がぬいぐるみを作るのか?」
ξ゚⊿゚)ξ「いや、私は例年通りお菓子を作るわ。ドクオよりクオリティ高いぬいぐるみ作れる気しないし」
o川*゚ー゚)o「お菓子! どんなの作るの?」
ξ゚⊿゚)ξ「それを悩んでいたのよ」
川 ゚ -゚)「なるほど、それで険しい顔を……」
ξ゚⊿゚)ξ「これぞブーン教!って感じのお菓子を作りたいのよね」
川 ゚ -゚)「ブーン教といえば、やはりブーン様の存在だな」
('A`)「カップケーキにチョコペンでブーン様の顔を描くとかどう? ブーン様が型紙から顔を覗かせてるみたいな」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン様を食べるなんて……とんでもないでしょ……」
('A`)「お菓子なら別に……」
o川*゚ー゚)o「ケーキに乗ってるサンタさん平気で食べれるタイプだ」
145
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:17:14 ID:WpsGGBm20
|゚ノ;^∀^)「たしかに、見た目がブーンさまだと食べにくいかもしれませんわ……」
('A`)「ブーン様を模したお菓子はダメ?」
ξ゚⊿゚)ξ「抵抗がある人もいるわね。私もちょっと……」
('A`)「そうかぁ……。あ、前にケチャップでオムライスにブーン様の絵を描いてたのは大丈夫なの?」
ξ゚⊿゚)ξ「平面はセーフじゃない? 立体だと生命力を感じるっていうか……」
('A`)「生命力……」
ξ゚⊿゚)ξ「そのままのドクオと、絵に描いたドクオだったら、そのままのドクオの方が立体的で生命力を感じるじゃない?」
('A`)「そのままのドクオは生きているから生命力を感じるんだよ。立体的だからじゃないよ」
146
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:18:09 ID:WpsGGBm20
川 ゚ -゚)「それにしても……まだ期間はあるのに、今から準備を始めるとはさすがだな」
ξ゚⊿゚)ξ「だって、色々な人が来るでしょう? 一般の教徒とか他の教会から来る神官とか、近所の子どもたちとか……」
|゚ノ*^∀^)「来てくださる皆さまに楽しんでいただきたいですわよね!」
川 ゚ -゚)「そのために早めの準備をしているというわけか」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン教の次期教皇はツン司教以外ありえないって思わせなきゃいけないもの」
|゚ノ;^∀^)「打算でしたわ!」
ξ#゚⊿゚)ξ「外堀から固めていかなきゃ。あの教皇、絶対にドクオを指名する気だもの!」
('A`)「アラマキ教皇、私情で人事を決める気だもんなぁ……」
ξ#゚⊿゚)ξ「なんで教皇の指名制なのよ! 誰よりもブーン様を愛している金髪の女性が教皇になる制度であれば……!!」
('A`)「すごく限定してきた」
147
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:19:14 ID:WpsGGBm20
ξ゚⊿゚)ξ「そうだ、教皇をモチーフにするのはどうかしら」
('A`)「ブーン様を模したお菓子はダメだったのに……」
川 ゚ -゚)「ブーン教らしさはあるし、いいアイデアだと思うが……」
ξ゚⊿゚)ξ「アラマキ教皇を模したパンとか」
|゚ノ;^∀^)「かわいいパンにはなると思いますけど、やはりブーンさま同様に食べづらいですわ」
ξ゚皿゚)ξ「パンにこうやって食らいついて……」
っと
('A`)「我が子を食らうサトゥルヌス」
o川*゚ー゚)o「サトゥルヌスが次期教皇は嫌かなー」
148
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:20:07 ID:WpsGGBm20
o川*゚ー゚)o「ねーねー、キューちゃんをモチーフにしたお菓子はどう?」
('A`)「キュートのことは俺らしか知らないからなぁ……。どうしても身内ネタになってしまうかな」
o川*゚ー゚)o「えー」
ξ゚⊿゚)ξ「ごめんめっちゃ今更なんだけどその子誰? その羽なに?」
('A`)「そういえば初対面だったね。幽霊のキュートだよ」
o川#゚-゚)o「天使のキューちゃんだもん!」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、幽霊なのね。クーが怯えてないからコスプレした一般人だと思ってた」
('A`)「一般人だと思ってたなら黙認しないで。普通に不法侵入だから」
149
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:21:32 ID:WpsGGBm20
川 ゚ -゚)
ξ゚⊿゚)ξ「……クーが全く怯えていないんだけど、本当に幽霊なの?」
川 ゚ -゚)「天使であって幽霊ではないんだろう? 幽霊じゃないなら何も恐れることはない」
('A`)「そういえば、キュートはかわいいから天使って流されてたっけ……。キュートは自称天使の幽霊だよ」
o川#゚-゚)o「自称天使の天使だもん!」
川 ゚ -゚)「あ、え、幽霊……? 幽霊なのか……?」カタカタカタ
|゚ノ;^∀^)「膝が振動し始めましたわ!」
川 ゚ -゚)「いやこれは膝にバイブレーション機能を追加しただけで」ガクガクガク
ξ゚⊿゚)ξ「どういう言い訳?」
('A`)「それ標準装備だと思うよ」
150
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:22:14 ID:WpsGGBm20
('A`)「初めてキュートと会った時に、幽霊だってショボンが言ってたじゃん」
o川#゚-゚)o「キューちゃんはずっと天使って言ってる!」
川;゚ -゚)「初めて会った時はショボちゃんのインパクトで全てがかき消えたからな……」
ξ゚⊿゚)ξ「ショボちゃんのインパクトって何よ」
('A`)「ショッボちゃんインパクト」
ξ゚⊿゚)ξ「ビッグバンインパクトみたいに言うな」
('A`)「思えば、レモナとキュートに対してはエクストの時ほど驚いていないね」
川 ゚ -゚)「おそらく、レモナとキュートは見た目が人と変わらないからだと思う」
ξ゚⊿゚)ξ(羽と尻尾が生えている子を、人と変わらない判定はさすがにガバガバでは?)
川 ゚ -゚)「エクストは見た目が分かりやすく幽霊だから身構えてしまうというか……」
o川*゚ー゚)o「えー? エクストまんまるでかわいいのにー」
('A`)「わかる!!!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「声デッカ」
川 ゚ -゚)「エクストは愛らしいと思うが……どうしても幽霊であることに意識が向いてしまうんだ」
|゚ノ ^∀^)「クー司祭さまはなにか幽霊が苦手になるきっかけがあったのですか?」
川 ゚ -゚)「子どもの頃に幽霊を見たことがあるんだ。それがひどく恐ろしくてな……」
ξ゚⊿゚)ξ「トラウマになってるわけね」
151
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:23:02 ID:WpsGGBm20
('A`)「あれ、クーって元々霊感があったの?」
川 ゚ -゚)「いや、ないと思うが……。最近までエクストもキュートも見たことなかったしな」
('A`)「霊感がないのに子どもの頃に幽霊が見えたのか……」
ξ゚⊿゚)ξ「そういうこともあるんじゃない?」
('A`)「うーん、ショボンに訊いてみないとわからないな……」
川 ゚ -゚)「そういえば、急にエクストたちが見えるようになったのはなぜだろうか……。私に霊感はないはずなのに……」
('A`)「ショボンの霊感に影響されたからだって話だよ。ショボンは昔から霊感が強いらしいから」
川;゚ -゚)「あいつは昔から見えていたのか……。だからショボンはやたらと幽霊に詳しいのか」
('A`)「俺が見えるようになったのもつい最近なんだよね。エクストは前からこの神殿にいたのに見たことなかったから……。
もっと早く出会いたかった…………!!!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「アンタ、エクストのことになるとテンションがバグるわね。
エクストが前からいたのなら、キュートも前からいたってこと?」
o川*゚ー゚)o「いたけど……たぶんショボンにしか気づかれてなかったと思うよ。キューちゃんはあんまり皆の前に出なかったから」
|゚ノ ^∀^)「ショボン司祭さまには気づかれていたのですね」
o川*゚ー゚)o「一回めっちゃ目合ったから。すぐにお互い何事もなかったかのように逸らしたけど」
('A`)「一度も話したことない同級生みたいな……」
152
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:23:56 ID:WpsGGBm20
ξ゚⊿゚)ξ「ねえ、レモナも幽霊なんでしょ?」
|゚ノ ^∀^)「はい、幽霊ですわ!」
ξ゚⊿゚)ξ「レモナは結構前から神官見習いやってるわよね。なんでレモナだけは私たちにも普通に見えてたのかしら」
('A`)「あ……たしかに」
|゚ノ;^∀^)そ「本当ですわ……!!! なぜ、わたくしだけ…………!!?!?」
('A`)「本人がいちばん驚くんだ」
|゚ノ;^∀^)「わたくし、もしかして生きていますの……!? 死んでしまったと勘違いしていただけ……!?」
o川*゚-゚)o「いや……レモナが幽霊なのは間違いないけど……」
|゚ノ ^∀^)「幽霊でしたわ〜」
('A`)「やっぱ幽霊同士だと分かるんだね」
o川*゚-゚)o「……分かるっていうか……そもそも……」
('A`)「そもそも?」
o川*゚ー゚)o「……っそもそも! キューちゃんは幽霊じゃなくて天使だし!!」
('A`)「……そうだね、天使だね」
o川*゚ぺ)o「もー! 間違えないでよね!」
('A`)(今なにか……言い淀んだ?)
153
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:24:44 ID:WpsGGBm20
川 ゚ -゚)「なぜレモナだけは特別なのだろうか……」
('A`)「うーん……ショボンに訊いたら分かるかも……」
|゚ノ;^∀^)「わたくし……また何かやってしまいました?」
('A`)「無自覚チート主人公になっちゃった」
ξ゚⊿゚)ξ「今度ショボンに訊いてみましょう」
(´・ω・`)「呼んだ?」
('A`)「都合よく来た」
|゚ノ;^∀^)「ショボン司祭さま……わたくし、また何かやってしまいました?」
(´・ω・`)「ん? レモナまたドジしたの?」
川;゚ -゚)「したにはしたが……」
ξ゚⊿゚)ξ「塩を被って泉が……」
('A`)「不必要にややこしいからそれは言わなくていいよ」
154
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:25:32 ID:WpsGGBm20
('A`)「なんでレモナだけは以前から俺たちにも見えていたの?
エクストとキュートが見えるようになったのは最近なのに」
(´・ω・`)「うーん、レモナの元々の素質じゃない?」
('A`)「素質?」
ξ゚⊿゚)ξ「えっ本当に無自覚チート主人公?」
|゚ノ;^∀^)「わたくし……また何かやってしまったのですわね……!」
('A`)「無自覚チート主人公のボキャブラリーそれしかないの?」
(´・ω・`)「生前のレモナは霊感が強かったんじゃないかなあ」
|゚ノ;^∀^)「そうなんですの!? わたくし、生きていた頃のことは覚えていなくて……」
ξ゚⊿゚)ξ「霊感強い人が幽霊になると、生きてる人から見えやすい幽霊になるの?」
(´・ω・`)「知らん」
('A`)「知らんのか〜〜い」
155
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:26:27 ID:WpsGGBm20
(´・ω・`)「知らないよ死んだ後のことなんて。僕は幽霊になったことないもん」
川;゚ -゚)「それはそうかもしれないが……」
(´・ω・`)「霊感がない人にもレモナだけは見えていたなら、レモナの方に理由があるとしか考えられないでしょ」
('A`)「たしかに……」
|゚ノ;^∀^)「わたくし、本当に無自覚チート主人公かもしれないのですわね……!」
ξ゚⊿゚)ξ「良かったわね」
川;゚ -゚)「良いのか? 無自覚チート主人公とやらは……」
('A`)「そうだショボン、クーが小さい頃に幽霊を見たことがあるらしくてさ」
(´・ω・`)「ん? ……ふーん」
川;゚ -゚)「ああ、とても恐ろしかったことを覚えている」
('A`)「当時のクーはまだショボンの霊感の影響を受けていないよね?
その幽霊もレモナみたいに無自覚チート主人公だったのかな」
|゚ノ;^∀^)「わたくし以外にも無自覚チート主人公さまが……!?」
(´・ω・`)「その可能性もあると思うけど……。どこで見たとか、誰と見たとか覚えてないの?」
川;゚ -゚)「実はその時のことをあまり覚えていなくてな……。恐ろしい幽霊を見たという記憶しかないんだ」
156
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:27:39 ID:WpsGGBm20
o川*゚ー゚)o「場所とか一緒にいた人が重要なの?」
(´・ω・`)「幽霊の影響を受けやすい場所はあると思うよ。心霊スポットと言われている場所とかね」
ξ゚⊿゚)ξ「心霊スポットね……。この神殿も完全に心霊スポットよね……。ブーン教の総本山なのに……」
o川*゚ー゚)o「天使スポットだよ。キューちゃんは天使だから」
(´・ω・`)「で、一緒にいた人が重要なのはね……」
o川*゚ー゚)o「無視して話を進めようとするな」
(´・ω・`)「例えば僕みたいに霊感の強い人が一緒にいたなら、影響されて見えたのかもしれない」
('A`)「それこそ今の俺たちみたいにってことだね」
o川*゚ー゚)o「そっか、身近に霊感を持った人がいたかもしれないんだね」
ξ゚⊿゚)ξ「子どもにとって身近な人っていうと……家族かしら? クー、何か思い出せない?」
川;゚ -゚)「すまない、何も……」
(´・ω・`)「脳が記憶にブロックかけるくらい怖かったんでしょ。無理に思い出すのはやめたら?」
川 ゚ -゚)「いや……そういうわけにはいかない。私は幽霊を克服すると決めたんだ。
恐怖の根幹となったあの幽霊を克服できねば話にならないからな」
(´・ω・`)「……あっそ」
|゚ノ ^∀^)「でも無理は禁物ですわよ、クー司祭さま」
川 ゚ -゚)「ああ、もちろんだ」
157
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:28:28 ID:WpsGGBm20
(´・ω・`)「まだ他に訊きたいことある?」
('A`)「いや、これでひと通りかな。ありがとうショボン」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、待って。私訊きたいことあるわ」
(´・ω・`)「なに?」
ξ゚⊿゚)ξ「今度『ブーン様とツンの同棲記念日』があるじゃない?
今年も模擬店を出すつもりなんだけど、何を作るか迷ってて。いいアイデアはないかしら」
(´・ω・`)「うーん……そうだなあ……」
o川*゚ー゚)o(『ブーン様とツンの同棲記念日』はナチュラルにスルーした……)
(´・ω・`)「僕をモチーフにしたお菓子とか、かわいいんじゃない?」
ξ゚⊿゚)ξ「えー……うーん……作れたら作る……」
|゚ノ;^∀^)「作らないやつですわ!」
158
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:29:16 ID:WpsGGBm20
o川*゚ヮ゚)o「え、だったらキューちゃんモチーフにしてよ! キューちゃんは世界一かわいいんだから!」
(´・ω・`)「は?? 僕は宇宙一かわいいから僕の勝ちなんですけど??」
o川*゚ー゚)o「は??? キューちゃんのかわいさは宇宙一のその先を行くんですけど??
キューちゃんは宇宙一なんて狭い枠に収まる器じゃないんですけど?? その程度の意識で対抗しないでくれる??」
(´・ω・`)「は??? 『世界一かわいい』って言ったの自分だろ??
所詮は世界一という狭い枠に収まる程度の器だってさっき自分で申告しましたよね?? 言ってること違うなぁ!? 違うねぇ!!?」
川#゚ -゚)「おい、しょうもない喧嘩をするな!」
('A`)「そうだぞ!」
川#゚ -゚)「言ってやってくれ、ドクオ司教」
('A`)「エクストかわいいからエクストモチーフにしよう!」
ξ゚⊿゚)ξ「自分の意見を通しにきた」
川;゚ -゚)「ドクオ司教はそっちに行かないでくれ!」
159
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:31:16 ID:WpsGGBm20
|゚ノ ^∀^)「結局何にしますの? ツン司教さまが作るお菓子は……」
ξ゚⊿゚)ξ「うーん……もう少し考えるけど第一候補は教皇パンかしら」
('A`)「第一候補それなんだ……」
ξ゚⊿゚)ξ「私が教皇パンをサトゥることで世代交代を示唆できないかなと……」
('A`)「サトゥルヌスを動詞にしないで」
o川*゚ー゚)o「教皇パンをサトゥるのは普通に悪趣味じゃなーい?」
('A`)「流行らないで」
川 ゚ -゚)「そもそも、教皇パンはアラマキ教皇に却下されそうじゃないか?」
ξ;゚⊿゚)ξ「それはたしかに……。あの教皇なら却下しかねな……サトゥりかねないわね……」
('A`)「え、それは誤用じゃない? 『やばい』みたいな使い勝手のいい言葉として定着させようとしてる?」
ξ;゚⊿゚)ξ「教皇パンに食らいつくアイデア良いと思ったんだけど……」
o川*゚ー゚)o「アラマキをモチーフにするのはいいと思うけどなー。食らいつくこと前提なのがちょっと」
('A`)「もうサトゥるブーム去っちゃった」
(´・ω・`)「去トゥる」
('A`)「うるさいよ」
教義 第5章 おわり
160
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:32:13 ID:JhO.Sct20
乙
161
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 21:52:31 ID:frxbDk6s0
乙!
意味深なところがあるなぁ。。気になる!
162
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 22:16:16 ID:rUPATc520
乙 ショッボちゃんインパクトにだいぶ持って行かれた
ドクオのツッコミ冴え冴えで最高なんだ
163
:
名無しさん
:2023/09/14(木) 23:31:33 ID:v.mYax2Y0
乙
相変わらず会話のテンポが良くて面白い!
164
:
名無しさん
:2023/09/15(金) 15:12:59 ID:h7eVf1UY0
おつです
165
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:38:26 ID:7uNnEjwY0
ε= /#,' 3 プンスコ
('A`)「あ、アラマキ教皇がプンスコしてる」
|゚ノ ^∀^)「アラマキ教皇さま、何かあったのですか?」
/#,' 3「厨房の扉にガムテープを貼ったのは誰だ? ガムテープの跡が残って取れないのだが」
('A`)「ツンです」
/#,' 3「懲戒解雇」
('A`)「そんなに重い? ガムテープの罪」
|゚ノ;^∀^)「待ってくださいアラマキ教皇さま! 元はと言えばわたくしが事件を起こしたせいですわ!」
/ ,' 3「事件?」
|゚ノ;^∀^)「塩を被った結果泉ができた事件……」
/ ,' 3「?????」
('A`)「不必要にややこしいやつ言わなくていいよ」
(;´∀`)「ツンさんが解雇されてレモナさんが泉を作ったモナ!?」
('A`)「ややこしい人も来ちゃった……」
166
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:39:16 ID:7uNnEjwY0
('A`)ほのぼの地縛霊神殿のようです
教義 第6章「わからないことは質問しよう」
.
167
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:39:52 ID:7uNnEjwY0
|゚ノ;*^∀^)「モ、モナーさま!!」
(;´∀`)「ツンさんお仕事やめちゃうモナ!?」
('A`)「否定しないとモナーさん本当に信じますよ」
/ ,' 3「解雇はしない」
(;´∀`)=3「ツンさんお仕事やめないモナ? よかったモナ」ホッ
('A`)「ツンならどんな手を使ってでもブーン教にしがみつくだろうしなぁ」
/ ,' 3「泉は知らん。なに? 作ったの?」
(;´∀`)「レモナさんが泉を作ったのは本当のことモナ!?」
|゚ノ;^∀^)「そうなんです……。わたくし、また何かやってしまいまして……」
('A`)「否定しないと信じちゃうんだってば〜」
168
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:40:30 ID:7uNnEjwY0
(;´∀`)「つまりレモナさんは……泉の女神様モナ!?」
|゚ノ;*^∀^)「め、女神さまだなんて、そんな……!」
(*´∀`)「ブーン教には、神様のブーンさんと女神様のレモナさんがいるモナね! すごいモナ!」
('A`)「加速していく……どうしよう……」
ξ゚⊿゚)ξ「神様のブーン様と女神のツンさんなんですけど??」
('A`)「ややこしいのがまた増えた……もうダメだ……」
(;´∀`)「ブーン教の女神様は二人いるモナ!?」
('A`)「止まらないよこの加速……終わりだ……」
169
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:41:22 ID:7uNnEjwY0
/ ,' 3「ブーン教に女神は存在しない。捏造やめてください」
ξ゚⊿゚)ξ「私がなるんだから将来的には存在するわよ」
/ ,' 3「未来捏造地雷です」
ξ゚⊿゚)ξ「将来的には、ブーン様の妻と教皇と女神を兼任するんでよろしく」
/ ,' 3「やっぱ懲〜戒っ」
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと可愛く言うのやめて」
(;'A`)「教皇が私情で懲戒しないでくださいよ……」
(;´∀`)「えーと、つまり……ブーン教の神様は、ブーンさんとレモナさんとツンさんの三人モナ?」
|゚ノ;^∀^)ノシ「わたくしにブーン教の神さまは荷が重いですわ!」
/ ,' 3「レモナの謙虚さをツン司教にも見習ってほしいものだな」
ξ゚⊿゚)ξ「ツン司教ではなくツン女神とお呼び」
/ ,' 3「面の皮ぶあつ〜」
170
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:42:13 ID:7uNnEjwY0
|゚ノ;^∀^)「わたくしは神官見習いですし、女神さまなんてとんでもないですわ!」
ξ゚⊿゚)ξ「つまり私がブーン教の女神」
/ ,' 3「全然つまりじゃない」
( ´∀`)「なるほど、ブーンさんとツンさんがブーン教の二大神様ってことモナ?」
/ ,' 3「全然なるほどじゃない」
ξ*゚⊿゚)ξ「さすがモナーさん! 分かってるわね!」
(*´∀`)「完全に理解したモナ!」
/ ,' 3「Objection!」
('A`)「英語版のなるほどくんになっちゃった」
171
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:43:08 ID:7uNnEjwY0
/ ,' 3「こうなったら、ワシがブーン教の女神の座を先に確保するしかない……」
('A`)「しかないってことはないと思います」
( ´∀`)「アラマキさんとツンさん、どっちが女神様になるか勝負モナ?」
ξ゚⊿゚)ξ「なんでアラマキ教皇が女神になることをすんなり受け入れているの?」
('A`)「モナーさんの中でアラマキ教皇は女性だからかな……」
/ ,' 3「それに関してはツン司教の書いた小説のせいだぞ」
ξ゚⊿゚)ξ「アラマキ教皇を悪役令嬢にしたのは日頃のマウントの腹いせだし。自分の行いを顧みてほしいわね」
/ ,' 3「取らない理由がないし……マウントを……」
('A`)「腹いせもマウントも女神にふさわしくないよ」
172
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:44:09 ID:7uNnEjwY0
('A`)「この中だったらレモナがいちばん女神にふさわしいと思うな……」
|゚ノ;^∀^)ノシ「いえいえ、わたくしでは不足ですわ!」
('A`)「そうかなあ……」
|゚ノ;^∀^)「わたくしは女神さまなんて柄ではないですわ!」
( ´∀`)「そんなことはないと思うモナ。
……あ、でもレモナさんは女神様というよりも、童話のお姫様って感じがするモナ」
|゚ノ;*^∀^)そ「わ、わたくしがお姫さま!?」
('A`)「あー、たしかに。ふわふわした金髪とか、姫みたいな雰囲気あるかも」
( ´∀`)「うんうん。……そっくりモナ、本当に」
('A`)(……そっくり? 誰に?)
ξ゚⊿゚)ξ「私だってふわふわした金髪なんですけど」
/ ,' 3「ツン司教は姫なんて柄じゃないだろう。シンデレラの継母がいいところだ」
ξ#゚⊿゚)ξ「じゃあアンタは白雪姫の魔女ね」
('A`)「アラマキ教皇が頑なに女役なのなんで?」
173
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:45:22 ID:7uNnEjwY0
( ´∀`)「じゃあ、レモナさんはシンデレラモナ!」
('A`)「じゃあ王子はモナーさんかな」
|゚ノ;*^∀^)「わわわ、わたくしがシンデレラでモナーさまが王子さま!?!?」
(;´∀`)「僕が王子様でいいモナ? もっと若くてかっこいい人の方がいいんじゃ……」
ξ゚⊿゚)ξ「え、モナーさんっておいくつ?」
( ´∀`)「45歳モナ」
(;'A`)「えっ!? モナーさん30代だと思ってました……」
ξ;゚⊿゚)ξ「私も……」
( ´∀`)「僕、童顔だからかなぁ。実年齢より若く見られること多いんだモナ」
('A`)(じゃあレモナとは歳が30くらい離れているってこと?
レモナの恋が成就したら犯罪になっちゃうかな……)
('A`)(いや、レモナの12歳は享年か……ならセーフ……?)
('A`)(……レモナって、生きてたら何歳になるんだろう)
174
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:46:24 ID:7uNnEjwY0
ξ゚⊿゚)ξ「レモナがシンデレラ、モナーさんが王子、私がシンデレラの継母、アラマキ教皇が白雪姫の魔女ね」
('A`)「一人だけ作品が違う」
ξ゚⊿゚)ξ「ドクオはー……うーん、何がいいかしら」
('A`)「そもそもこれ何? 何を決めてるの?」
/ ,' 3「ワシだけ出典が白雪姫だから、ドクオ司教も白雪姫から選ぼう」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ毒リンゴね。名前が似てるから」
('A`)「人間どころか動物ですらないんだ」
ξ゚⊿゚)ξ「実際にこの配役で演劇とかやっちゃう?」
|゚ノ*^∀^)「楽しそうですわ!」
('A`)「俺は毒リンゴ役ってこと……? 成人男性サイズのリンゴ……?」
ξ゚⊿゚)ξ「ドクオ小柄だし……」
('A`)「リンゴとしては大柄すぎるんだよ……。白雪姫だって成人男性サイズのリンゴは警戒して口に入れないでしょ……」
ξ゚⊿゚)ξ「食べやすい大きさに切ればいいわよ」
('A`)「毒リンゴ役として俺を起用していること、絶対に忘れないで」
175
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:47:26 ID:7uNnEjwY0
( ´∀`)「劇をやるならお客さんを呼んで見てもらいたいモナね!」
ξ゚⊿゚)ξ「今度の『ブーン様とツンの同棲記念日』でやるのはどう?」
/#,' 3「捏造やめてください!!!!!!」
('A`)「またツンが歴史を捻じ曲げている」
(*´∀`)「そっか、ツンさんはブーンさんと結婚しているから、一緒に暮らしているモナね! 記念日おめでたいモナ!」
/#,' 3「!!、!!!、!!!!!!!!」
('A`)「怒りのあまり発語できなくなっちゃった」
176
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:48:12 ID:7uNnEjwY0
/ ,' 3「クー司祭かショボン司祭を司教に昇格するとなると……。
ツン司教の後任なら、ツン司教の補佐であるクー司祭の方がいいだろうか……。
補佐である点を抜きにしても真面目なクー司祭の方が適任か……。
しかしクー司祭は少々真面目すぎるきらいがあるからな……」
('A`)「ツンの解雇を真面目に検討し始めちゃったよ。真顔で長文だから多分これガチだよ」
ξ゚⊿゚)ξ「上等。やれるもんならやってみなさいよ」
('A`)「無敵だなぁ」
(;´∀`)「二人とも、喧嘩しないでモナ……」
('A`)(モナーさんの何でも信じるところが喧嘩を助長させてるんだけどな……本人に悪気はないからな……)
(*´∀`)「そうだ、アラマキさんとブーンさんとツンさんの三人で暮らせば解決モナ! 仲良しでハッピーモナ!」
/ ,' 3「却下」
ξ゚⊿゚)ξ「無い」
(;´∀`)「モ、モナ……」
('A`)(悪気がある方がマシな気がしてきた……)
177
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:49:25 ID:7uNnEjwY0
/ ,' 3「司教ともあろう者が、行事の名前を勝手に変えるなどありえない」
|゚ノ;^∀^)「それは……そうかもしれませんわね……」
ξ゚⊿゚)ξ「だって『ブーン様との同居記念日』でしょ? ブーン様と誰とは言っていないわよね?」
('A`)「気づいてしまったか……」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン様と私の可能性は存在するわけで」
('A`)「いや……」
ξ゚⊿゚)ξ「今すぐには無理でも少しずつブーン教全体に『ブーン様とツンの同棲記念日』を定着させればいいのよ。
まずは地方の教会から広めていくとか。少しずつ慎重にバタフライエフェクトを起こせば不可能ではないはずよ」
/ ,' 3「懲戒懲戒懲戒懲戒懲戒懲戒」
('A`)(ツンを次期教皇にさせないアラマキ教皇の判断は正しいのかもしれない……)
/ ,' 3「怪鳥怪鳥怪鳥怪鳥怪鳥怪鳥」
('A`)「懲戒を連呼しすぎて怪鳥になっちゃってる」
178
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:50:23 ID:7uNnEjwY0
( ´∀`)「劇は本当にやるモナ?」
('A`)「毒リンゴ役は別にやりたくないな……」
|゚ノ ^∀^)「本当に劇をやるのでしたら、ブーン教らしい内容にしたいですわ!」
('A`)「じゃあブーン教の成り立ちを劇にするってのはどう?」
|゚ノ*^∀^)「それ、すっごく素敵ですわ!」
ξ゚⊿゚)ξ「その成り立ちを全然知らないんだけど。
聖書には『ブーン様があまりにも聖人すぎたから宗教を立ち上げた』くらいの情報しかねえのよ」
('A`)「それはそう」
(;´∀`)「聖書ってそんなに情報少ないモナ!?」
('A`)「あ、そうか。モナーさんは教徒じゃないから聖書を読んだことはないんですね」
ξ゚⊿゚)ξ「長々と書いてあるだけで成り立ちについてはこの程度の情報しかないわ。
もっとブーン様について書けって話よね。供給をよこしなさいよ」
/ ,' 3「絶対くれてやんね〜〜〜〜〜〜」
179
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:51:15 ID:7uNnEjwY0
|゚ノ*^∀^)「アラマキ教皇さま! わたくし、ブーン教の成り立ちを詳しく知りたいですわ!」
('A`)「俺も知りたいです」
/ ,' 3「……」
/ ,' 3「……駄目だ」
|゚ノ;^∀^)「そ、そんなにツン司教さまにブーンさまの情報を伝えたくないのですか……!?」
ξ#゚⊿゚)ξ「独り占めしてんじゃないわよ!!」
/ ,' 3「絶対教えませ〜〜〜〜〜ん」
('A`)「……」
('A`)(……アラマキ教皇、一瞬だけ哀しそうな顔したな)
180
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:52:44 ID:7uNnEjwY0
ξ#゚⊿゚)ξ「私が教皇になったらブーン様独占禁止法を施行するから」
('A`)「それってツンにも適用されるの?」
ξ゚⊿゚)ξ「私は例外よ。私だけがブーン様を独占できるのよ」
('A`)「独裁者じゃない?」
ξ゚⊿゚)ξ「婚約者よ。ブーン様の」
( ´∀`)「あれっ? ツンさんってブーンさんともう既に結婚してたはずモナね?」
/ ,' 3「結婚も婚約もしてないモナね!!!!」
('A`)「口調うつってる」
ξ゚⊿゚)ξ「色々な世界線が存在するってことよ」
(;´∀`)「な、なるほど……! 深いモナ!!」
('A`)「いや……むしろ浅い……」
181
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:53:37 ID:7uNnEjwY0
ξ゚⊿゚)ξ「私とブーン様が結婚している世界線、私とブーン様が婚約中の世界線、私とブーン様が愛し合っている世界線。
様々な世界線があるのよ」
|゚ノ;^∀^)「その三つは実質同じ世界線なのでは?」
/ ,' 3「ブーン様とツン司教は知り合わなかった世界線しかない」
ξ゚⊿゚)ξ「そんな世界線はないんですけど?」
('A`)「今を全否定しちゃってない?」
ξ゚⊿゚)ξ「今後出会うから大丈夫よ。ブーン様の幽霊もいるって信じてるから」
/ ,' 3「……」
|゚ノ ^∀^)「ブーンさまの幽霊さま……いらっしゃるのでしょうか……」
ξ゚⊿゚)ξ「エクストたちがいるんだもの。ブーン様だって地縛霊としてここにいるかもしれないわ」
|゚ノ*^∀^)「たしかにそうかもしれませんわ! わたくしもブーンさまに会ってみたいです!」
('A`)「まあ、ありえない話ではないか」
/ ,' 3「……」
('A`)(アラマキ教皇がめっちゃ無言なの気になる……)
182
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:54:16 ID:7uNnEjwY0
ξ゚⊿゚)ξ「今度ショボンに神殿を隅々まで探してもらおうかしら。しれっとブーン様が見つかるかも」
('A`)「しれっと神様が見つかったら大ごとだよ」
|゚ノ;^∀^)「たしかに、大騒ぎですわ!」
ξ゚⊿゚)ξ「大丈夫よ。ブーン様への黄色い歓声は私が妻の貫禄で黙らせるから」
('A`)「う、うん……」
|゚ノ;^∀^)「……本当にブーンさまがいらっしゃったら嬉しいのですが、
ブーンさまはわたくしたちとは違って神さまなのですわよね……。
神さまがわたくしたちと軽々しく会ってくださるのでしょうか……?」
('A`)「うーん……ブーン様が本当にいたとして、そんなに仰々しい感じにはならないんじゃないかな」
|゚ノ ^∀^)「そうでしょうか……」
('A`)「ブーン様は生前、普通の人間だったわけだし。なんならブーン様には神様である自覚はないのかもしれない。
本当に幽霊のブーン様がいたとしても、普通の一般人同士みたいな距離感なんじゃない?」
|゚ノ;^∀^)「普通の一般人同士……わたくしはブーンさまとそんなに気安く話せませんわ! 絶対に緊張してしまいます!」
('A`)「そうかぁ……ブーン様も普通の人だと思うけどな……」
ξ゚⊿゚)ξ「そんなに普通普通と連呼するんじゃないわよ。ブーン様の神秘性が薄まる」
ξ゚⊿゚)ξ「は??? そんな程度のことでブーン様の神秘性は薄まらないんだけど??」
('A`)「一人で喋んないで」
183
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:55:07 ID:7uNnEjwY0
/ ,' 3「……」
ξ゚⊿゚)ξ「教皇はなに黙ってんのよ。本当にブーン様の幽霊がいたらアンタも嬉しいでしょ」
/ ,' 3「……それは、嬉しいが……」
ξ゚⊿゚)ξ「なによ、煮え切らない反応ね」
/ ,' 3「……」
_,
ξ;゚⊿゚)ξ「……なんなのよ、調子狂うわね。体調でも悪い?」
(;´∀`)「アラマキさん体調悪いモナ!!? 病院!? 手術!?」
/ ,' 3「いやめっちゃ元気すこぶる元気」
(;´∀`)「元気モナ? 良かったーもう少しで救急車呼んじゃうとこだったモナ」
('A`)「否定が遅れたら救急車呼ばれちゃうのヤバすぎ」
184
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:55:55 ID:7uNnEjwY0
ξ゚⊿゚)ξ「あ、分かったわ。ブーン様と私が出会ったらその瞬間に結婚しちゃうわけで。教皇はそれを危惧してるんでしょ?」
/ ,' 3「(笑)」
ξ゚⊿゚)ξ「なによその反応は」
|゚ノ*^∀^)「出会った瞬間に結婚……ロマンチックですわ!」
('A`)「うーん、出会った瞬間に結婚は早計じゃないかな。
後々の結婚生活で何かしらの不和が生じると思うな」
ξ゚⊿゚)ξ「現実的なことを言うな」
( ´∀`)「なるほど、ブーンさんとツンさんが上手くいかない世界線も存在するってことモナね!」
ξ゚⊿゚)ξ「そんな世界線ないんですけど????? 幸せな世界線に行けるまでタイムリープするんですけど?????」
('A`)「まるでタイムリープできるかのように話さないで」
185
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:56:43 ID:7uNnEjwY0
ξ゚⊿゚)ξ「本当にタイムリープできるなら、ブーン様が生きている時代に行くわ」
('A`)「タイムリープって自分が生きてる時代じゃないとできないんじゃないっけ?
ブーン様が存命の頃ってツンはまだ生まれてないよね?」
ξ゚⊿゚)ξ「クソが」
('A`)「シンプルに口が悪い」
|゚ノ*^∀^)「でも、本当にタイムリープできたら面白そうですわね!」
('A`)「モナーさんがタイムリープしたら生前のブーン様に会えるかな。
ブーン様が亡くなったのが40年前だから」
ξ゚⊿゚)ξ「当時のモナーさんは5歳ということね。ブーン様と同じ時代を生きたことがあるの羨ましっ」
( ´∀`)「タイムリープしたら会える……うーん……」
|゚ノ ^∀^)「モナーさま?」
( ´∀`)「……僕たちは今を生きるしかないモナ。過去には戻れないからね」
ξ゚⊿゚)ξ「ヤダ〜〜〜〜〜!!!!! ブーン様と同じ時代を生きたい〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
('A`)「めちゃくちゃ真顔でこねるじゃん。駄々を」
186
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:58:09 ID:7uNnEjwY0
ξ゚⊿゚)ξ「どうにかして過去を改変してブーン様と同じ時代を生きたい……」
('A`)「モナーさんが諭してくれたのにこの子は……」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン様の死を回避することさえできれば……」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
|゚ノ ^∀^)「ツン司教さま?」
ξ゚⊿゚)ξ「……ブーン様ってどうして亡くなったの?」
('A`)「……たしかに、聖書に死因は書かれていないけど」
(;´∀`)(聖書ってそんなに何も書いていないものモナ?)
ξ゚⊿゚)ξ「どうなのよ、教皇」
/ ,' 3「……」
(;'A`)(めちゃくちゃ訊いてほしくなさそうな顔してる……)
187
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:59:04 ID:7uNnEjwY0
ξ゚⊿゚)ξ「アンタ、ブーン様の情報を隠蔽しすぎじゃない?」
/ ,' 3「……ワシはブーン教の教祖であり、教皇だ。情報の取捨選択の権利はワシにある」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン様の正しい歴史が語り継がれないのはどうなのよ」
/ ,' 3「……」
ξ゚⊿゚)ξ「……そんなに私が嫌い? だから私には話したくないってこと?」
(;'A`)「ツン、その聞き方は……」
/ ,' 3「いいんだ、ドクオ司教」
(;'A`)「アラマキ教皇……」
/ ,' 3「ツン司教が嫌いなわけではない」
ξ゚⊿゚)ξ「だったら……」
/ ,' 3「すまないが、ブーン様について語るつもりはない」
ξ゚⊿゚)ξ「……どうして?」
/ ,' 3「これはワシの問題だ。……ワシが、臆病なだけだ」
(;'A`)「臆病……?」
ξ゚⊿゚)ξ「……そう。悪かったわ、ずるい聞き方して」
(( / ,' 3「気にしなくていい。さて、ワシは仕事に戻るとする」スタスタ
三|゚ノ;^∀^)「あ、アラマキ教皇さま、待ってください!」タタタ…
188
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 21:59:47 ID:7uNnEjwY0
(;´∀`)「……アラマキさん、様子がおかしかったモナね……」
(;'A`)「何かよっぽどの事情が……?」
_,
ξ゚⊿゚)ξ「……」
(;´∀`)「……」
(;'A`)「……」
(;'A`)(く、空気が重い……)
(´・ω・`)「なんか空気重くて草」
('A`)「ショボンだ〜〜!! 助かる!!!!」
(´・ω・`)「え、何」
ξ゚⊿゚)ξ「……ショボン、ちょっとダウジングショボンになってくれない?」
(´・ω・`)「は? 何? なんて??」
"⊂ξ゚⊿゚)ξ「アンタの霊感でブーン様の幽霊がいないか探してほしいのよ。
教皇が何も話してくれないなら、ブーン様に直接訊くしかないわ。ほら、行くわよ」グイグイ
〜( ´・ω・`)っ「え……あ、はい……引っ張らないで……」ズルズル
189
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 22:00:37 ID:7uNnEjwY0
(;´∀`)「ショボンくん、ダウジングできちゃうモナ……!?
ダウジングってなんかあの、針金みたいなのを両手に持ってやるやつモナね!?」
('A`)「そうですね!」
(;´∀`)「つまりショボンくんは……実質針金ということモナ!?」
〜(´・ω・` )っ「なんか謎の誤解されてない? ちょっと否定しに行きたいんですけど……」ズルズル
"⊂ξ゚⊿゚)ξ「さっさと行くわよ」グイグイ
〜( ´・ω・`)っ「はい……」ズルズル
(*´∀`)「ショボンくん、ダウジングでお宝とか見つけちゃったりするモナ!? すごいモナ!」
('A`)「すごいですね!!」
〜(´・ω・` )っ「ドクオ司教って重い空気に耐えかねると、こんなに雑になるんだ……」ズルズルズル
190
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 22:01:30 ID:7uNnEjwY0
|゚ノ;^∀^)「アラマキ教皇さま! その、えっと……だ、大丈夫ですか?」
/ ,' 3「大丈夫だ」
|゚ノ;^∀^)「本当ですか? アラマキ教皇さま、ずっと哀しそうなお顔をされていますわ……」
/ ,' 3「……」
/ ,' 3「……ブーン様はな」
|゚ノ;^∀^)「えっ?」
/ ,' 3「ブーン様は、とても優しい人だった」
|゚ノ*^∀^)「ですわよね! 聖書を読んだだけでも、ブーンさまの優しさは伝わりますわ!」
/ ,' 3「……ああ」
三川;゚ -゚)「レモナ、アラマキ教皇、いいところに! 雨が降りそうだから、洗濯物を取り込むのを手伝ってくれ!」ドタバタ
三|゚ノ;^∀^)「え!? 分かりましたわ! すぐ行きます!!」タッ
「……すでにちょっと降り始めていないか!?」
「急がないと大惨事になりますわ!」
/ ,' 3「……」
/ ,' 3「……優しい人だった、本当に」
/ ,' 3「……人のために、自分を犠牲にしてしまえるくらいにはな……」
川;゚ -゚)「アラマキ教皇! アラマキ教皇も手伝ってくださいって!」
/ ,' 3「ああ、今行く」
教義 第6章 おわり
191
:
名無しさん
:2024/04/10(水) 22:36:46 ID:KckG5RFs0
乙!
終わりが近づいてる感じがする…!
192
:
名無しさん
:2024/04/11(木) 09:11:23 ID:xNXf0nPQ0
乙です
193
:
名無しさん
:2024/04/13(土) 00:11:11 ID:hI67iYOQ0
乙
194
:
名無しさん
:2024/04/21(日) 03:26:39 ID:oxHYJflU0
wktk
195
:
名無しさん
:2025/03/06(木) 23:50:52 ID:LU8JZh5U0
もうそろそろ続きが来そうな気がしてage
196
:
名無しさん
:2025/06/11(水) 10:30:47 ID:Y.IPRM5s0
続き待ってる
197
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:30:36 ID:v5rBDQOQ0
(#゚;;-゚)
('A`)
('A`)「誰!?」
ξ゚⊿゚)ξ「ダウジングショボンしてたら幽霊がいたわ」
('A`)「こんな初手の初手で幽霊出ることあるんだ」
(´・ω・`)「ブーン様はいなかったよ」
('A`)「初手ブーン様だったら腰抜かしてるよ」
(#゚;;-゚)「ゴハン…」
('A`)「お腹空いてるのかな。君、好きな食べ物とかある?」
(#゚;;-゚)「スキナ…タベモノ…」
ξ゚⊿゚)ξ「なんか、ゾンビっぽい見た目の子ね」
('A`)「なんでこのタイミングでそれ言った?」
ξ;゚⊿゚)ξ「本当にゾンビだったり……? 映画だと、ゾンビが人間を襲って食べたりするけど……」
(;'A`)「いやそんなまさか……ねぇ?」
(*#゚;;-゚)「スキナタベモノ…オニク‼︎」
('A`)「終わった…………」
198
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:31:10 ID:v5rBDQOQ0
('A`)ほのぼの地縛霊神殿のようです
教義 第7章「みんなで一緒にいただきます」
.
199
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:32:16 ID:v5rBDQOQ0
('A`)「お肉って、やっぱり人肉……? 俺、食われる……?」
(´・ω・`)σ「いや別にこの子ゾンビじゃないから。ゾンビっぽい見た目の幽霊だよ。
キュートが悪魔っぽい見た目の幽霊なのと一緒で……」
(*#゚;;-゚)"「オニク‼︎」アムアム
(;´・ω・`)σ「ワーーーー!!!? 僕の指が食われたーーーーーー!!!!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「え、これショボンはゾンビになっちゃうの?」
('A`)「映画だとゾンビに噛まれたら感染するよね。ダウジングマシンの次はゾンビか〜」
ξ゚⊿゚)ξ「インプレッションを求め始めるのかしら……」
('A`)「それはインプレゾンビだね」
(´>ω<`)(´>ω<`)(´>ω<`)
(´・ω・`)bbb
(´☆ω☆`)(´☆ω☆`)(´☆ω☆`)(´☆ω☆`)
ξ゚⊿゚)ξ「インプレゾンビの絵文字のモノマネだわ!」
('A`)「こういう絵文字系のインプレゾンビ最近見なくない?」
ξ゚⊿゚)ξ「インプレゾンビ自体最近あんまり見ないわね」
(;´・ω・`)σ「早く助けてよ指食われてるんだから!! インプレゾンビとかどうでもいいからさ!!!」
('A`)「やり始めたのはショボンじゃん……」
200
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:33:16 ID:v5rBDQOQ0
('A`)っ(ノシ#゚;;-゚)ノシ「オニク…」ジタバタ
(;´・ω・`) =3「助かった……」
ξ゚⊿゚)ξ「血とか出てない?」
(;´・ω・`)「噛まれてないから大丈夫」
('A`)「え、咀嚼されてなかった?」
(;´・ω・`)「この子、歯がないみたい」
('A`)「あ、そうなの?」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあお肉は噛めないのかしら?」
(#゚;;-゚)、「オニク…」シュン
ξ゚⊿゚)ξ「うーん、お肉を柔らかーく煮たスープとかなら……」
(*#゚;;-゚)「オニク!!」
('A`)「俺、食事当番だしスープ作ろうか?」
ξ゚⊿゚)ξ「手伝うわ。ショボンも暇でしょ? 手伝ってよ」
(´・ω・`)「えー……ダウジングショボンしてたくらいだし暇ではあるけどさ……」
('A`)「司教と司祭が暇でダウジングしてる宗教、終わりだよ」
201
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:33:57 ID:v5rBDQOQ0
('A`)「君は何のお肉が好き?」
(*#゚;;-゚)「オニク‼︎」
('A`)「鶏肉とか豚肉とか牛肉とか……」
(*#゚;;-゚)「オニク!!」
('A`)「お肉か〜〜」
ξ゚⊿゚)ξ「そういえばこの子の名前、まだ聞いていないわね。ねえ、名前はなんていうの?」
(#゚;;-゚)「ディ」
(´・ω・`)「でぃね。僕の名前は……」
(#゚;;-゚)σ「ショボン」
(´・ω・`)「え、知られてる」
('A`)「さっきから俺たちがショボンの名前呼んでるからかな? 俺は司教の……」
(#゚;;-゚)σ「ドクオ」
('A`)「あ、俺のことも知ってくれてるんだ」
ξ゚⊿゚)ξ「私はブーン様の妻の……」
(#゚;;-゚)「ブーン…ツマ…?」
ξ゚⊿゚)ξ「なんでだよ」
202
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:34:33 ID:v5rBDQOQ0
ξ゚⊿゚)ξ「私のことは知らないのね……」
(#゚;;-゚)σ「ツン」
ξ*゚⊿゚)ξ「なによ、知ってくれてるんじゃない! ブーン様の最愛の妻、ツンよ!」
(#゚;;-゚)「ブーン…ツマ…⁇」
ξ゚⊿゚)ξ「なんでそこには頑なに疑問を抱くのよ」
('A`)「事実ではないからじゃないかな……」
ξ゚⊿゚)ξ「近い将来に事実になるんだから、実質的に事実なんだけど」
(´・ω・`)「実質的に事実って言葉、なに?」
203
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:35:22 ID:v5rBDQOQ0
('A`)「なんで俺とツンのことも知ってたんだろう?
ショボンを知ってるのは、俺らが名前を呼んでたからだって分かるんだけど」
(´・ω・`)「この子も前からいたんじゃないの? キュートも前からいたし。絡んできたのは最近ってだけで」
('A`)「なるほどね。俺らが会話してるところを見たことがあったのかな」
(*#゚;;-゚)「キュート!!」
ξ゚⊿゚)ξ「あら、キュートのことも知ってるのね」
(#゚;;-゚)「…キュート」
('A`)「あれ、やっぱり知らなかった?」
(#゚;;-゚)「シッテル」
(´・ω・`)「なに、キュートと仲でも悪いの?」
(#゚;;-゚)「ナカヨシ」
('A`)「仲良しなんだね。じゃあせっかくだしキュートも呼ぼうか。ショボン、お願いできる?」
((( ( ´・ω・`)「仕方ないなー」
(( (#゚;;-゚) )) フルフル
('A`)「あ、呼ばなくていい? ショボン、やっぱ戻ってきて」
( ´・ω・`) )))「ああにあなたきさ」
ξ゚⊿゚)ξ「逆再生で戻ってこないで」
204
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:36:09 ID:v5rBDQOQ0
〜厨房〜
('A`)「じゃあ、スープを作ろうか」
(´・ω・`)「へーい」
ξ゚⊿゚)ξっ=lニニブ「私は包丁でお肉を細かく刻むわね。でぃが食べやすいように」トントントン
(*#゚;;-゚)「オニク‼︎」
ξ゚⊿゚)ξっ=lニニブ「……あの教皇、マジでブーン様のこと何にも話さないわよね」ダンダンダン
('A`)「包丁を持ってる時にアラマキ教皇の話するのやめよっか」
(´・ω・`)「目にハイライトが無いもんな〜」
<_フ*゚ー゚)フ「あー! ご飯つくってるー!!」
('A`)「あ、エクスト」
三<_フ*゚ー゚)フ「なに作ってるんだー!?」
ξ゚⊿゚)ξっ=lニニブ ダンダンダンダンダン
<_プー゚)フ ))「わ……」ススス
('A`)「エクストにドン引きされることなかなか無いよ」
205
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:36:56 ID:v5rBDQOQ0
ξ゚⊿゚)ξっ=lニニブ「お肉を煮込んだスープを作ろうと思っているのよ」ダンダンダンダン
:<_プー゚)フ:「おにく……? な、なんの……?」ガタガタ
('A`)「エクストを怯えさせないで」
(´・ω・`)「普通に鶏肉だよ」
:<_プー゚)フ:「アラマキきょーこーのお肉じゃない……?」ガタガタ
ξ゚⊿゚)ξ「私をなんだと思ってんのよ……」
('A`)「それくらい鬼気迫ってたんだよ……」
ξ゚⊿゚)ξ「ヤバすぎるでしょ、旦那の友人を煮込んだスープを作る妻……」
('A`)「そうだけど、そうじゃない……」
ξ゚⊿゚)ξ「何よその反応は」
('A`)「そう(人を煮込んだスープを作る奴はヤバい)だけど、そう(ブーン様とツンは夫婦)じゃない……」
ξ゚⊿゚)ξ「実質的に事実だから」
('A`)「いや……」
ξ゚⊿゚)ξ「実質的に事実。つまり事実」
('A`)「実質的にということは、実際は……」
ξ゚⊿゚)ξ「そう、事実。要するに事実。すごく事実。Q.E.D.証明終了」
('A`)「はい……」
(´・ω・`)「ドクオ司教負けちゃった……」
206
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:38:11 ID:v5rBDQOQ0
('A`)「スープに野菜も入れたいよね。人参とかじゃがいもとか」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね、お肉だけじゃ栄養バランスが悪いし。
ほろほろになるまで煮込めばでぃも食べられるわよね」
(*#゚;;-゚)「オヤサイ‼︎」
('A`)「じゃあ俺は野菜を洗おうかな」
(( 川 ゚ -゚)っロ「野菜を洗うのか?」
('A`)「衣料用の洗剤を持ったクーが来たよー!!!」
三( ´・ω・`)っ「僕に任せて。クーちゃんはこっちで僕と一緒に遊びましょうね〜」
(´・ω・` )))っ川;゚ -゚)っロ ))「待て、私は通りかかっただけで……雨に濡れた洗濯物を洗い直すために……」
('A`)「危なかった〜」
〜|゚ノ ^∀^)っ凵「あら、皆さんでお料理ですか?」ヨタヨタ
('A`)「大量の洗濯物を抱えたレモナが来たよー!!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「見えた! 転んでぶち撒けた洗濯物が、鍋の中めがけて飛んでくる未来が!!」
207
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:38:57 ID:v5rBDQOQ0
三<_フ;゚ー゚)フ「おれが運ぶの手伝うぞ!! 半分もつ!!」
〜|゚ノ*^∀^)っ凵「お手伝いしてくださるのですか? 助かりますわ!」ヨタヨタ
<_フ;゚ー゚)フ「……ダメだ! おれの手じゃぜんぜん持てない!!」
三(;'A`)「エクストの手がプリティーなばっかりに……! ここは俺が……!」ダッ
ξ;゚⊿゚)ξ「アンタ食事当番なのにそっち行くの!? いいけど別に……」
(*#゚;;-゚)づ ソロ~
ξ;゚⊿゚)ξ「あっコラ、つまみ食いしない! そのお肉まだ生だから!」
208
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:39:49 ID:v5rBDQOQ0
(#゚;;-゚)「オニク…」
ξ;゚⊿゚)ξ「お肉は火を通してからよ」
(*#゚;;-゚)づ「オヤサイ‼︎」ソロ~
ξ;゚⊿゚)ξ「お野菜ならいいって意味じゃない! 洗ってないし切ってないし固いから!!」
(#゚;;-゚)「オヤサイ…」
(#゚;;-゚)「…」
(*#゚;;-゚)づ「コンソメキューブ‼︎」ソロ~
ξ;゚⊿゚)ξ「あっ、この子思ってたより食欲がすごい!
みんな早く戻ってきてー!! こっち手が足りないからー!!」
三川;゚ -゚)っロ「大丈夫か、ツン司教!」
ξ;゚⊿゚)ξ「なんで衣料用洗剤を持った奴が戻ってくるのよ!!! ショボンは!?」
川 ゚ -゚)っロ「ショボンなら背負い投げしたが……」
ξ;゚⊿゚)ξ「投げられとる!!!」
209
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:40:48 ID:v5rBDQOQ0
川 ゚ -゚)っロ「離せと言っても離さないから、もう投げるしか……」
ξ;゚⊿゚)ξ「投げるまでの判断が早くない!?」
川 ゚ -゚)っロ「完璧に受け身を取っていたから怪我はないぞ」
ξ;゚⊿゚)ξ∩「ショボンに怪我はないのね?
ショボンー!! 投げられたばかりのところ悪いけど戻ってきて!!」
(´・ω・` )三「はいはい、しょうがないなあ」
( ´∀`)「レモナさん、お洗濯モナ? 重そうだから手伝うモナよ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、まずい予感」
|゚ノ;*^∀^)っ凵「きゃあ!! モ、モナーさま!!? お手伝いだなんて、そそそんな申し訳が……」
( ´∀`)っ「でも、すごく重たそうモナ……。僕、力には自信があるモナよ! 僕が持つモナ!」
|゚ノ;*^∀^)∩ミ「あ、て、手が触れて……!!! きゃーーーーー!!!!!!!」ブンッ
Σ⊂(´×ω×`;⊂)「ウワーーー!!?」ドサドサドサ
(;'A`)「洗濯かごの中身が放られてショボンが下敷きに!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「まずい予感が当たった!!」
210
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:41:50 ID:v5rBDQOQ0
|゚ノ;^∀^)っ「ご、ごめんなさい、ショボン司祭さま! すぐにどかしますわ!!」
(;´∀`)っ「僕も手伝うモナ!」
|゚ノ;*^∀^)∩ミ「あ、またモナーさまの手が触れ……!! きゃーーーーーー!!!!!!」ブンッ
(;'A`)「洗濯かごを投げるな!!」
<_フ;゚ー゚)フ 凵≡
三(;'A`)っ「! 洗濯かごがエクストにぶつかる! 危ない!!」バッ
凵≡ <_フ;゚ー゚)フ スカッ
(;'A`)っ「すり抜けるんかーい!!」
⊂(´・ω・`⊂)「まあ、ブーン様の石像をすり抜けて遊んでたことあったし……」
Σ[; ]≡「ワーーーー!!!」スポーーッ
(;´∀`)「ドクオくんの頭に洗濯かごがはまっちゃったモナ!」
|゚ノ;^∀^)「きゃーー!! ドクオ司教さまごめんなさい!!」
211
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:43:01 ID:v5rBDQOQ0
[; ]「前が見えな……いや、そこそこ見える……。
なんかあの、編み目?みたいな穴?がたくさんあるから……。そこからある程度見える……」
<_フ;゚ー゚)フ「なんかもにょもにょ言ってるぞ!」
⊂(´・ω・`⊂)「洗濯かごを被った衝撃でキレを失ったね」
(;'A`)っ凵「はーびっくりした……。早くショボンを救出しないと……」スポッ
⊂(´・ω・`⊂)「助けてー」
(;'A`)づ「てか出れるでしょ自分で」ヒョイヒョイ
っ凵
ξ;゚⊿゚)ξ∩「ねえショボンまだこっちに戻れないのー!?」
⊂(´・ω・`⊂)「いま救出作業中ー」
(;'A`)づ「自分で出る努力をしてくれ……」ヒョイヒョイ
っ凵
⊂(´-ω-`⊂)「なんか眠くなってきたし、このまま寝よっかな〜」
(;'A`)づ「こいつ……」ヒョイヒョイ
っ凵
212
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:43:44 ID:v5rBDQOQ0
(#゚;;~゚)"「ショッパイ…」モゴモゴ
ξ;゚⊿゚)ξ「あっ、目を離した隙にコンソメキューブ舐めてる! ペッしなさい!!」
川;゚ -゚)「コンソメキューブって舐めていいのか……!? 知らなかった……!!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ダメよ舐めちゃ!! コンソメキューブも、コンソメキューブの食塩相当量も!!」
川;゚ -゚)「私もひとつ食べてもいいだろうか? 後学のためにも……」
ξ;゚⊿゚)ξ「しょっぱいことしか分からないわよ!
食べるまでもなくパッケージの成分表を見れば分かるでしょ!!」
(´・ω・` )三三「なんかクーが面白そうだから僕あっち行くわ」ターッ
(;'A`)っ「やっぱ自力で抜けられるんじゃん!!」
っ凵
213
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:44:57 ID:v5rBDQOQ0
|゚ノ;^∀^)っ「洗濯物はわたくしが片付けますわ!
ドクオ司教さまは、ツン司教さまの方に行ってあげてください!!」
(;´∀`)っ「レモナさん、僕も手伝うモナよ!
ドクオくん、洗濯物を片付けるのは僕たちに任せてほしいモナ!」
(;'A`)「待って、二人同時に洗濯物に手を伸ばさないで!!」
|゚ノ;*^∀^)∩ミ「きゃーーーー!!! モナー様の手が!!!! 意外と無骨な手ーーーーー!!!!!」ブンッ
(;'A`)「洗濯物を投げるな!!
ダメだこの二人が一緒にいる限り、この流れ延々と繰り返されてしまう!!」
< ワーーーーー⁉︎
(;'A`)「ぶん投げられた洗濯物にショボンが撃たれた!!」
(;´∀`)「ショボンくん撃たれたモナ!? 銃を持った人がいるモナ!!?」
(;'A`)「お、俺が言葉のチョイスを間違えたがために!!!!」
(;´∀`)っ「レモナさん、僕の後ろに隠れてて! 銃を持った人が潜んでいるモナ!!」
|゚ノ;*^∀^)「はわ……かっこよ……」
(;'A`)「撃ったのは君なんだよ〜〜迂闊に『撃たれた』とか言ったのは俺なんだけど〜〜」
214
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:45:58 ID:v5rBDQOQ0
(;´∀`)っ╋━━━「レモナさん、君は僕が守るモナよ……!」
|゚ノ;*^∀^)「は、はわ……」
(;'A`)「剣を抜いちゃった……。洗濯物相手に大げさだよ……」
(;´∀`)っ╋━━━「どこから撃たれても防いでみせるモナ!」
|゚ノ;*^∀^)「はわわわ〜〜!!」
(;'A`)「剣vs洗濯物は剣が勝つよ……。パーに対するチョキだもん……。洗濯物がズタズタに……」
⊂(´・ω・`⊂)「あの剣ってレプリカだから切れないよ。グーだよ」
(;'A`)「あれレプリカなの!!?」
⊂(´・ω・`⊂)「銃刀法とかあるし……本物なわけないじゃん……」
(;'A`)「だって……モナーさんは聖騎士で……」
⊂(´・ω・`⊂)「雰囲気重視で聖騎士って言ってるだけで、要は警備員だし……。
剣とか持ってた方が荘厳なブーン神殿に似合うからってアラマキ教皇が……」
(;'A`)「砕かれた……『剣を扱う聖騎士ってかっこいい!』と思う俺の少年の心……」
215
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:46:44 ID:v5rBDQOQ0
三<_フ;゚ー゚)フ「とりあえず、おれがツンのとこ行く! 役に立てることあるかわかんねーけど!」
('A`)「エクストはいてくれるだけで役に立つよ」
⊂(´・ω・`⊂)「エクストに甘いなあ」
('A`)「ショボンは寝転がっていないで早く立ちなよ」
⊂(´-ω-`⊂)「ショボンに厳しい〜〜このまま寝てやろーっと」
(;´∀`)「ショボンくん、意識を失ったモナ!? 救急車を……」
┗(´・ω・` )┓三三「ショボンくん元気でーす」ターッ
|゚ノ;*^∀^)「モナーさま、わ、わたくしも戦いますわ!!!」
('A`)「なにと??」
(;´∀`)「だめモナよ、レモナさん! 危ないモナ!」
('A`)「本当に銃ならね……」
|゚ノ;*^∀^)「わたくしが洗濯物をたくさん投げることで、こう……銃撃を防ぐ弾幕に!!」
('A`)「ならなすぎる」
216
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:47:49 ID:v5rBDQOQ0
(;´∀`)「でも、そんな……危ないモナよ」
|゚ノ ^∀^)「承知の上ですわ!」
(;´∀`)「うーん、でも……」
|゚ノ ^∀^)「わたくしだって、皆さまのために頑張りたいのです!」
( ´∀`)「レモナさん……」
|゚ノ ^∀^)「わたくしだけ指をくわえて見ているだなんて、できませんわ!」
( ´∀`)「……」
( ´∀`)「レモナさん」
|゚ノ ^∀^)「はい」
( ´∀`)「僕と一緒に……戦ってくれるモナ?」
|゚ノ ^∀^)
|゚ノ*^∀^)
|゚ノ*^∀^)「もちろんですわ! わたくし、どこまでもお供いたしますわよ!!」
('A`)
('A`)「なんでいい感じのシーンみたいになってるの??」
|゚ノ*^∀^)ノシ「そうと決まれば洗濯物を投げまくりますわ!!」ブンブンブン
(;'A`)「投げまくらないでほしいですわ!!」
217
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:48:36 ID:v5rBDQOQ0
(´・ω・` )三三「クー、コンソメキューブを食べようとしてるんだって?」
<_フ;゚ー゚)フ⊂(#゚;;-゚)っ⊂ξ;゚⊿゚)ξっ⊂川 ゚ -゚)っロ「そうだが……」
(´・ω・`)「はないちもんめやってる?」
ξ;゚⊿゚)ξ「手をつなぐことで、コンソメキューブを手に取れないようにする作戦よ」
(´・ω・`)「クーの左手は空いてるじゃん」
⊂川 ゚ -゚)っロ「よく見ろ、左手は衣料用洗剤で塞がっている」
(´・ω・`)「置けばいいじゃん……」
⊂川;゚ -゚)っロそ「本当だ!!!」ハッ
⊂ξ;゚⊿゚)ξっ「ちょっと、ショボン! 気づかせないでよ!!」
(´・ω・`)「え、ごめん……。クーのうっかり込みの作戦だとは思ってなくて……」
218
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:49:22 ID:v5rBDQOQ0
⊂川 ゚ -゚)づ ロ「テーブルに衣料用洗剤を置いて……。これでコンソメキューブを取ることが……」
Σ⊂川;゚ -゚)っ⊂(´・ω・` )三三「すかさず僕と手をつなぎまーす」ガシッ
⊂川;゚ -゚)っ「クッ、やられた……! おのれ、ショボン……!!」
⊂(´・ω・`)(クーってこんなアホだったかなあ)
⊂川;゚ -゚)っ「もうショボンを投げるしか……」
⊂ξ;゚⊿゚)ξっ「投げるまでの判断が早い!!」
⊂(´・ω・`(([洗濯物]三三三「さすがに片手で投げるのは無理がウワーーーーーーッ!!!!!?」ボフッ
<_フ;゚ー゚)フ「ショボンがふっとんだぞ!?」
⊂ξ;゚⊿゚)ξっ「片手でぶん投げたの!? ショボンは小柄といえど成人男性よ!?」
⊂川;゚ -゚)「ち、違う! 何か飛んできて、ショボンが巻き込まれて……!」
219
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:50:27 ID:v5rBDQOQ0
[洗濯物]三三三
[洗濯物]三三三
[洗濯物]三三三
川;゚ -゚)「洗濯物が飛んできているぞ!?」
<_フ;゚ー゚)フ「なんでだ!?」
ξ;゚⊿゚)ξ「とにかく避け……ダメ、キャッチして! 鍋に入ったら嫌だから!」
川;゚ -゚)「おいショボン、立てるか!?」
"(´・ω・`)「しょーがないなー」ムクッ
ξ;゚⊿゚)ξ「鍋は死守するわよ!!」
(#゚;;-゚)(オナカスイタ…)
220
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:51:27 ID:v5rBDQOQ0
三(;'A`)「おーい、みんな大丈……」
ξ;゚⊿゚)ξっ [洗濯物]三三三
<_フ;゚ー゚)フ [洗濯物]三三三
[洗濯物]
∩川;゚ -゚)っ [洗濯物]三三三
( ´・ω・`(([洗濯物]三三三 [洗濯物]三三三
(;'A`)「なんかタワーディフェンスバトルみたいになってる!!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ドクオ、ここは私たちが食い止めるわ!! ドクオはスープを作って!!」
(;'A`)「俺この状況で料理するの!?」
(#゚;;-゚) づ「コンソメキューブ‼︎」ソロ~
ξ;゚⊿゚)ξ「でぃがコンソメキューブを食べないように気を配るのもお願い!
あと、私たちが防ぎきれなかった洗濯物が飛んでくるかもしれないから、それは避けて!」
(;'A`)「俺だけオーバークック!?」
/ ,' 3「おい、なんの騒ぎだ……本当になんの騒ぎ!!?」
221
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:52:09 ID:v5rBDQOQ0
(;'A`)「あ、アラマキ教皇! 俺だけオーバークックなので手伝ってもらえませんか!?」
/ ,' 3「オーバー……? なに……?」
⊂(´×ω×`⊂)
<_フ;゚ー゚)フ「ショボンがやられたぞー!」
川;゚ -゚)「アラマキ教皇、ショボンの代わりに洗濯物を防いでください!」
/ ,' 3「代理で洗濯物を防ぐ機会ってなんだ?」
(#゚;;~゚)" モゴモゴ
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっと、でぃがまたコンソメキューブ舐めてるじゃない!!」
(#゚;;~゚)"「サクマドロップス」モゴモゴ
('A`)「な〜んだ、アメ舐めてるだけか」
ξ゚⊿゚)ξ「ならいいわ」
/ ,' 3「それワシが隠してたおやつなのだが……まあいいか……」
222
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:53:00 ID:v5rBDQOQ0
/ ,' 3「ではなくて! これは一体なんの騒ぎだ!?」
(;∩´∀`)∩「あっ、アラマキさーん! 銃を持った人が潜んでいるモナー!!
危ないから隠れていてほしいモナー!!」
/ ,' 3「銃!?!?!?!?」
(;'A`)「すみません……俺が言葉のチョイスを間違えたせいで……」
/ ,' 3「ああ……大体察した……」
|゚ノ ^∀^)ノシ 三[洗濯物]「わたくしの洗濯物弾幕で皆さまをお守りいたしますわ!!」ブンブン
/ ,' 3「洗濯物弾幕ってなに……? 守るどころかショボン司祭が犠牲になっているのだが……」
(´・ω・`)っ「僕にもアメちょーだい」
(#゚;;-゚)っ。「ハッカアジ」
('A`)っ「ショボンめっちゃ元気です。俺もアメ食べたい」
(#゚;;-゚)っ。「ブドウアジ」
/ ,' 3「ワシのおやつなのだが……」
223
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:53:43 ID:v5rBDQOQ0
ξ゚⊿゚)ξっ「私もアメ食べたいわ」
(#゚;;-゚)っ。「パインアジ」
/ ,' 3「じゃあワシも……じゃなくて! レモナ! 洗濯物を投げるのをやめなさい!!」
|゚ノ;^∀^)「ですが、銃を持った人が……!」
/ ,' 3「そんな人いないし、いたとして洗濯物で太刀打ちできるわけがない」
|゚ノ;^∀^)そ「そ、そんな……!」ガーン
(;´∀`)「でも、ショボンくんが撃たれましたモナ!」
/ ,' 3「ショボン司祭めちゃくちゃ元気だぞ」
┏(´・ω・`)┛「元気でーす」プーン
川
('A`)「元気すぎてマリオのジャンプしてる」
224
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:54:37 ID:v5rBDQOQ0
(;´∀`)「でも、ショボンくんが撃たれたってドクオくんが言っていたモナ……!
ドクオくんは嘘をつくような人じゃないモナ!」
('A`)「心が痛いよ〜」
/ ,' 3「ドクオ司教は嘘をついたわけではなく……」
(;´∀`)「ドクオくんは嘘をつかないとっても誠実な人モナ!
ドクオくんの人柄はここにいるみんなが知っているはずモナ!!」
('A`)「痛い……痛いよ……信頼が刺さって痛いよ……」
(;´∀`)「ドクオくん、刺されたモナ!? 刃物を持った人がいるモナ!!?」
/ ,' 3「話が進まないどころかまた面倒くさい方向に……」
(´・ω・`)σ「モナーさん!!! 刃物を持った奴があっちに逃げました!!!!」
(´∀`;)三三「本当モナ!? みんな、どこかに隠れているモナよ!!」ダーッ
(´・ω・`)「これでよし」
/ ,' 3「ひ、非情な……。まあ、話進まなかったし……」
225
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:55:26 ID:v5rBDQOQ0
(#゚;;-゚)「オナカスイタ…」
(;'A`)「ああ、ごめん。すぐにスープを作るよ」
ξ゚⊿゚)ξ「私も手伝うわ」
川 ゚ -゚)「あ、私も……」
|゚ノ ^∀^)「わたくしも……」
(;'A`)「二人は洗濯の途中だったよね!? 洗濯をお願いできるかな!?」
川 ゚ -゚)「ああ、それもそうだな」
|゚ノ ^∀^)「クー司祭さま、ぱぱっと終わらせちゃいましょう!」
(;'A`)「危ない危ない……」
<_フ*゚ー゚)フ「おれ味見係やるー!!」
('A`)「たらふく食べな〜」
(´・ω・`)「僕も味見係やるー!!」
('A`)「ショボンは味見と称してめちゃくちゃ食うから待機で」
(´・ω・`)「扱いの差よ」
/ ,' 3「日頃の行いの差ではないか?」
226
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:56:19 ID:v5rBDQOQ0
〜時間経過〜
ε= /#,' 3「まったく……目を離すとすぐに遊ぶのだから……」プンスコ
(´・ω・`)「第一話でかくれんぼやり始めた人がなんか言ってる」
/ ,' 3「ワシが一人で頑張って取り込んだ洗濯物をぶん投げるんじゃない……」
|゚ノ;^∀^)「ごめんなさい……」
(´・ω・`)「え、アラマキ教皇が一人で取り込んだの? アラマキ教皇、そういうの面倒くさがりそうなのに」
/ ,' 3「なんだと」
川;゚ -゚)「私とレモナとアラマキ教皇で取り込むつもりだったんだが……」
|゚ノ;^∀^)「わたくし、神殿から出られないことを忘れておりまして……」
(´・ω・`)「まあ……地縛霊だしね」
|゚ノ;^∀^)「ですから、庭に出られず洗濯物を取り込むのを手伝えなくて……。
わたくしが外に出られない様子を見て、クー司祭さまは驚いてしまい……」
川;゚ -゚)「レモナが、その……本当にじ、地縛霊なんだと改めて実感して……思わず固まってしまってな……」
/ ,' 3「半狂乱で叫びながら硬直していたな」
川;゚ -゚)「せっかく端折った部分を補足しないでください!」
(;´・ω・`)「うわそれ見たかった〜! ダウジングショボンなんかしてる場合じゃなかった!!」
|゚ノ;^∀^)「なのでわたくしたちの代わりに、アラマキ教皇さまが全ての洗濯物を取り込んだのですわ……」
川;゚ -゚)「アラマキ教皇を駆け回らせてしまったんだ……」
/ ,' 3「ワシめっちゃがんばった」
227
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:57:11 ID:v5rBDQOQ0
(#゚;;-゚)「オニク…」
川;゚ -゚)「で、この子は誰なんだ? なんかしれっといるが……」
(´・ω・`)「幽霊のでぃだよ。その子、指を食うから気をつけてね」
"川;゚ -゚)"「幽っ……指を食う!!? ピーーーーーーーー!!!!!!!」ビシィッ
/ ,' 3「え、なんか放送禁止用語言った?」
|゚ノ;^∀^)「規制音ではなく奇声ですわね……」
ヽ(*´・ω・`)ノ「やったーーー!! 半狂乱で叫びながら硬直するクーちゃんだーーーー!!」キャッキャッ
(#゚;;-゚)「オニク…」ジッ
川;゚ -゚)「お、おい、私の指を見るな!!」
228
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:57:48 ID:v5rBDQOQ0
('A`)「スープができたよ〜」
<_フ*゚ー゚)フ「できたぞ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「できたわよ」
(*#゚;;-゚)っ「オニク‼︎」バッ
川;゚ -゚)っ「おい待て、まずは『いただきます』だ。教義にも『みんなで一緒にいただきます』と……」
(#゚;;-゚)「オニク…」ジッ
川;゚ -゚)「私の指を見るな!!」
|゚ノ*^∀^)人「早くスープをいただきましょう!」
('A`)人(あれ、なんか忘れてるような……)
229
:
名無しさん
:2025/07/28(月) 20:58:32 ID:v5rBDQOQ0
((;´∀`))っ╋━━━「くっ……不審者め、どこに行ったモナ……!」キョロキョロ
o川*゚ー゚)o「……ねえ、さっきからなにウロウロしてんの? 誰か探してる?」
(;´∀`)っ╋━━━「君、危ないから隠れているモナよ! 刃物を持った人が神殿を徘徊しているモナ!!」
o川*゚ー゚)o
(;´∀`)っ╋━━━ ←刃物(剣)を持った人
o川*゚ー゚)o
((´∀`;))っ╋━━━「どこに行ったモナ……!」ウロウロキョロキョロ ←刃物(剣)を持って神殿を徘徊している人
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「アンタじゃねえか」
教義 第7章 おわり
230
:
名無しさん
:2025/07/29(火) 22:29:46 ID:F7gfq/kE0
最高やん
231
:
名無しさん
:2025/08/02(土) 00:43:14 ID:Wn2IlY7A0
ずっと待ってた、乙!
232
:
名無しさん
:2025/08/08(金) 23:19:52 ID:XksZiNrE0
来てたんだ!嬉しい!待ってました!!
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