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( ^ω^) ブーン系小説&イラスト練習総合案内所
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翌日、屋敷を片付けた。
生前に断捨離を済ませていたのか、必要最低限の生活用具しか置かれておらず、その日の夕方にはおおよその目処が付いた。
何も無くなった屋敷の居間に寝袋を敷いて眠り、次の日には東京へ戻った。
道中、助手席に座る父が思い出したように言った。
私が中々結婚しないものだから祖父が最後まで心配していたと。
もし私にその気があれば、いつでも紹介する用意があるとも祖父は言っていたと。
('A`)「何でその話を教えてくれなかったのよ」
(´・ω・`)「まあ、電話上での軽口だったし――
それに松ヶ谷に越すことが前提みたいな話し方だったから、お前には言うまでもないだろう」
父の口振りを受けるに「紹介する用意」の心当たりは、彼には無さそうだった。
私はどうにも煮え切らない気分で
とにかく早いところ東京へと戻りたく、松ヶ谷を離れたく、いつもより強めにアクセルを踏んだ。
(´・ω・`)「あの家、結局どうするかね」
('A`)「売ればいい」
と言った。売ったらいよいよ松ヶ谷との縁も切れるぞと父は言ったが、私は何も返さなかった。
それが答えと悟ったか、父は
(´・ω・`)「分かった」
とだけ呟き、後は東京に着くまで眠りこけてしまった。
私は高速道路の蜃気楼がたゆたうその先を眺めながら、サイトウさんの細かく砕くような嗚咽を思い出していた。
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