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( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
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| 流石だよな、俺ら |
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d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
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//l | | l\\
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前スレ:( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1638101622/
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(´・ω・`)「うまいかはわからない例えですが……。
ヌケド店員の中に某国の工作員が複数人潜んでいることを知ってしまった、くらいのヤバさですかね」
(;'A`)「え何それヤバっ!」
(´・ω・`)「なので知ることはお勧めしません。知るだけで危険なことというのもあるものです」
(;'A`)「……」
_
( ゚∀゚)「俺からもお勧めはしないぜ? ブーンだって……あ」
('A`)「は? ブーン? あいつがどうしたって?」
(´・ω・`)「……おいバイト、おい」
_
(;゚∀゚)「……」
( ´_ゝ`)(あー……マスターなら長岡さんから話聞いてある程度想像つくのか)
(´<_` )(長岡さんの知識と経験ではあの時点で思い至らなかったってとこか?)
(´-ω-`)「はあ……バイト君さあ……」
_
(;゚∀゚)「すんませんっす……」
('A`)「???」
-
(´・ω・`)「今のは忘れてください」
('A`)「え?」
(´・ω・`)「忘れてください」
(;'A`)「いや、そんなこと言われても……」
(´・ω・`)「忘れて? ね?」
(;'A`)「ブーンの名前出されちゃなあ……」
(´・ω・`)「忘 れ ろ」
((;'A`))
( ´_ゝ`)「それ以上よくない」
(´<_` )「マスター、ひょっとして酔っぱらってます?」
___
/___ヽ /
(川 ゚ -゚))/スッ「何だかわからんが茂手内に害を為すというのであれば相手になるぞ」
( ´_ゝ`)ノ「オーケー、こっちも落ち着こうか」
(´<_`;)「ていうか何で竹刀持ち歩いてるんですか」
___
/___ヽ /
(川 ゚ -゚))/「リスク管理だ。素手では変質者に負ける恐れがあるからな」
(´<_`;)(まあこんだけ美人だと変質者も入れ食いだろうけどさ……)
-
(´・ω・`)「はぁー……まあ仕方ないですね。それで、覚悟はありますか?」
(;'A`)「……」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「茂手内、別に無理に付き合う必要はないぞ?」
('A`)「……いえ、俺も聞きますよ。
親友の名前まで出されちゃ、気になって眠れなくなります」
(´・ω・`)「ですよねー……ジョルジュ、ちゃんと責任取れよ?」
_
(;゚∀゚)「は、はい……」
( ´_ゝ`)「ドジっ子だな長岡くん」
(´<_` )「……まあよく考えると。二度あることはって言うしな、知ってた方がいいかも」
( ´_ゝ`)「それはある。逆にナイスアシストなのかも」
(´・ω・`)「……では、まずはその風呂敷を取って頂いても?」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「わかった」
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//l_,....,_/l
|:レ´ `く|
l´i//ノノノノ)
j l川 ゚ -゚) 「これでいいか?」
ノノ,つ_ソノつ
((ソ´彡 ヾ;
'`ー tッ tァ'
(´・ω・`)「ふむ……なるほど、やはり……」
(´<_` )「想定通りですかね?」
(´・ω・`)「ええ」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「?」
('A`)「……一体どういうことなんです? 何かの病気? それとも霊障とかですか?」
(´・ω・`)「いい線いってますね」
(;'A`)「マジですか……」
(´・ω・`)「さて……まずはうちの業務について少しだけ説明しましょう」
―――。
-
∧ ∧
川;゚ -゚)「……」
(;'A`)「……」
(´・ω・`)「――といったところですね。何かご質問は?」
(;'A`)「いやもう、何が何だか……」
( ´_ゝ`)「だろうな」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「……ひとまず、その魔術とやらで見た目は何とかなるんだな?」
(´・ω・`)「そうですね」
(;'A`)「でもそれじゃ、根本的な解決には……」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「問題ない。当座の食い扶持を稼がねばどうにもならんからな」
(;'A`)「それはそうですけど……」
(´・ω・`)「それで、うちに入る気はありますか?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「ふむ……さて、入らない方が比較的リスクが低そうだが?」
(´・ω・`)「そうですね、その認識で合っているかと」
-
(;'A`)「どういうことです?」
( ´_ゝ`)「何かあった時に助けてくれる仲間がいるのはでかいけど、
自分らで巻き込まれにいくような仕事だからな、超リスク」
(´<_` )「入らなければ巻き込まれにくいでしょうが、反面助けもない」
(;'A`)「あー……」
(´・ω・`)「一つだけ訂正すると、助けないということはないですよ。迅速には難しいというだけでね」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「なるほど。それだけ聞くと入らない方に傾くが……一つ重要なことがある」
(´・ω・`)「ふむ?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)ノ「給 料 い く ら だ」
(´・ω・`)「大体こんな感じですね」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「こ、これは……!?」
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バーボンハウス 求人票
・圧倒的成長!
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・幅広く経験を積める!
・幹部候補!
・アットホームな職場です!
月給モデルケース(バイト)
バー業務 :\ 57,000
警備業務 :\180,000
特別手当 :\170,000
計 :\407,000
月給モデルケース(正社員)
基本給 :\260,000
残業手当 :\130,000
特別手当 :\500,000
計 :\890,000
月給モデルケース(管理職)
役員報酬(月割):\330,000
計 :\330,000
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(´<_` )「なかなか豪勢な額ですね、果たして危険と釣り合うのかは謎ですが……」
('A`)「ですね……(なんか地雷ワードだらけなんだけど……)」
( ´_ゝ`)「バイトの給料より役員報酬の方が安いのか?」
(´・ω・`)「僕ともう一人の共同経営者はそこまでお金に頓着ないんで」
∧ ∧
川 ゚ -゚)ノ「この特別手当というのは?」
(´・ω-`)「……成果に応じての歩合給のようなものですね?」
(lll´_ゝ`)(追剥ぎと強盗の成果報酬か……)
(´<_`lll)(やってること完全に盗賊なんだよなぁ……)
(´・ω・`)「おや? 何か言いたそうですね?」
( ´_ゝ`)「まあうん。彼女なら「私は一向に構わん」って言いそうだから良いんじゃないかな」
(´<_` )「確かになという顔になる」
('A`)「???」
(´・ω・`)「で、いかがですかね?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「素晴らしい金額だ、感動的だな」
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//l_,....,_/l
|:レ´ `く|
l´i//ノノノノ)
j l川 ゚ -゚) 「だが断る」
ノノ,つ_ソノつ
((ソ´彡 ヾ;
'`ー tッ tァ'
(´・ω・`)「おおっと。何故と聞いても?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「単純にリスクが高すぎると判断した。私は倒れるわけにはいかない」
(´・ω・`)「なるほど」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「それにな。茂手内が、ついでに店長がここまでしてくれたんだ。
少しは恩を返しに行かないとな」
('A`)「砂緒さん……!」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「だが一方で、有事の際の不安もある」
(´・ω・`)「ん?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「そこで相談なんだが――」
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【ハイツ筆府】
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( ´_ゝ`)「なんやかやうまい具合に落ち着いたな」
(´<_` )「ああ。やはり彼女、少し浮世離れしてるが頭は回るな」
( ´_ゝ`)「月謝払うから修行着けてくれとは思いつかなかったわ」
(´<_` )「マスターにとっても彼女が身を守れた方が良いだろうしな」
( ´_ゝ`)「そこの交渉テクが中々だったね。お金に頓着ないって発言もうまいこと利用して値切ってたと思うよ」
(´<_` )「どうせなら兄者も混ぜて貰ったらどうだ?」
( ´_ゝ`)「無理無理、あれ通用したの同胞だからでしょ」
(´<_` )「あー……そうかもな」
( ´_ゝ`)「それにビジネスライクな関係堅持しないと絶対巻き込まれるぞ?」
(´<_` )「それは勘弁」
( ´_ゝ`)「だろ? 師弟関係なんてなったらもうさ。
彼女の場合そもそも巻き込まれリスクあるからって判断だろうけど」
(´<_` )「確かに……」
( ´_ゝ`)「フィレンクトさんや冨竹とは違った方向性の取り扱い注意だな」
(´<_` )「まあ、オカルト関係で困ったら相談しやすそうなのは素直に助かる」
( ´_ゝ`)「情緒的な関係になっちゃかなわんから相手が断っても絶対に謝礼払うようにしような」
(´<_` )「おう、今日みたいにな」
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(´<_` )「結局マスターってどれくらい強いんだろうっていう素朴な疑問が」
( ´_ゝ`)「たぶん俺よりはだいぶ上なんじゃないかなと」
(´<_` )「そうなのか……」
( ´_ゝ`)「測り切れてない時点でね」
(´<_` )「なるほどな」
( ´_ゝ`)「……まあ美和ちゃんの実力見誤ってた俺が言うのもなんだけどな」
(´<_` )「あれは中々カッコ悪かったな」
( ´_ゝ`)「火の玉ストレート」
(´<_` )「俺はカッコ悪い兄者の方が好きだぞ。それだけ平和だってことだからな」
( ´_ゝ`)「反応に困る評価をありがとう」
(´<_` )「いくつか考察しておきたいんだが」
( ´_ゝ`)「え何? 急な方向転換」
(´<_` )「一つ、ミノリちゃんにバーボンハウスを紹介すべきか否か」
( ´_ゝ`)「否だな」
(´<_` )「完全に同意」
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( ´_ゝ`)「結局ミノリちゃんの派閥がわからんもんよ」
(´<_` )「ああ。今回の話で少し見えてきた気はするが」
( ´_ゝ`)「ん?」
(´<_` )「ミノリちゃんが国家権力男と親しいのにいかにも身動き取り辛そうなのは」
( ´_ゝ`)「……マスターと同じ理由だと?」
(´<_` )「同じ、ではないだろうな。類似してはいるだろうが」
( ´_ゝ`)「……確かに、同じなら既に協力体制になってそうだわ」
(´<_` )「でだ。マスターさ、砂緒さんの姿を確認して明らかに安堵してたじゃん」
( ´_ゝ`)「あー……そういうこと?」
(´<_` )「うむ。「他の種族」……いるだろ、絶対」
( ´_ゝ`)「驚いたな。弟者が珍しく人間観察してる」
(´<_` )「……そう言われると確かに。本人曰く純粋な人間じゃないからかな?」
( ´_ゝ`)「あー、こりゃ一本取られたわ」
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(´<_` )「んで、そう考えると両親との関係が地雷っぽいのは」
( ´_ゝ`)「……先祖返りで疎まれてるってこと? うーむ……」
(´<_` )「どのみち警察以外とは仲悪いバーボンハウスとは相容れなそうな感じ」
( ´_ゝ`)「一理ある」
(´<_` )「逆に言うと筆府署オカルト係人手不足過ぎて千客万来っぽいから紹介してもいいかもな」
( ´_ゝ`)「あー……それはそうかも」
(´<_` )「署長さん過労死しそうだけども」
( ´_ゝ`)「たぶん本望だろ? そうなっちゃ困るのは市民の俺らだが」
(´<_` )「駄目じゃん」
( ´_ゝ`)「そうなんだよなあ」
(´<_` )「俺、市民として協力しなきゃなんて思ったの初めてなんだが」
( ´_ゝ`)「奇遇だな、俺もだ」
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(´<_` )「あとさ」
( ´_ゝ`)「ん?」
(´<_` )「マスター、オカルト面と確信しつつも沢近の正体は知らない感じだったじゃん」
( ´_ゝ`)「その話か」
(´<_` )「沢近とミノリちゃんが同族だったと仮定するとさ」
( ´_ゝ`)「……なるほど? バーボンハウスと同じことをしようとしている、と?」
(´<_` )「俺はそういう印象を持ったな」
( ´_ゝ`)「大いにありえるね」
(´<_` )「だろ?」
( ´_ゝ`)「急激に進行した、と考えればフィレンクトさんの対応も理屈はつく」
(´<_` )「……それだと今々フィレンクトさんがミノリちゃん切り捨ててないのが説明つかないんだけどな」
( ´_ゝ`)「それな。推定知り合いだからな」
(´<_` )「だいたいその線だとミノリちゃんが俺らを頼る理由がなくなる」
( ´_ゝ`)「沢近認めてる時点でフィレンクトさん頼ればいいもんな」
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(´<_` )「あとさ」
( ´_ゝ`)「まだあるのか?」
(´<_` )「……俺らマスター信用しすぎじゃないか?」
( ´_ゝ`)「……それは俺も思ってた」
(´<_` )「長岡さんいなかったらもっと良いように誤魔化されてた気もするし」
( ´_ゝ`)「嘘は言ってなかったと思うがな……隠し事や誘導はあったかも」
(´<_` )「長岡さんすら仕込みのような気もするんだよな」
( ´_ゝ`)「……その発想はなかったな。あれは嘘つけるタイプじゃないぞ?」
(´<_` )「嘘つかせずともやりようあるだろ」
( ´_ゝ`)「まあな……。つい本当のこと言っちゃうからってのは使いやすい」
(´<_` )「どうもそんな気がするんだよね。素人考えかな?」
( ´_ゝ`)「考えすぎ感はあるが否定しきれん」
(´<_` )「あんまり疑いすぎてもだけどな」
( ´_ゝ`)「とはいえ信じすぎるのもだな、バランス感覚が大事」
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(´<_` )「しかしドクオさんも災難だな、連続でオカルト案件にぶち当たるとは」
( ´_ゝ`)「いや俺らの引きも大概よ?」
(´<_` )「活発化してるって話だから他の探偵事務所も案外ぶち当たってるかも?」
( ´_ゝ`)「うーん……」
(´<_` )「案外薄氷だな、現代社会」
( ´_ゝ`)「それはほんとにそうかもしれないと思う、が」
(´<_` )「……それにしたって引きすぎな気はするな」
( ´_ゝ`)「全くもって」
(´<_` )「霊感の強い人は引き寄せるって与太はよく聞くが」
( ´_ゝ`)「俺らそんなんないぞ」
(´<_` )「だよな、これで実は……とか言われたら焦ったわ」
( ´_ゝ`)「ああ、実は最近化け物とかよく見えてな……」
(´<_` )「なんだ卵が先か鶏が先かみたいな話になってきたぞ?」
( ´_ゝ`)「だからこそ仮に事実であっても構造上与太なんじゃん」
(´<_` )「まあそうなんだが」
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( ´_ゝ`)「まったく勘弁してほしいわ……」
Case5「辞職事由の解決」
Day2B「バーボンハウス」
To be continued...
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今回はここまで
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乙乙
セーブポイントみたいな回ほんと助かる
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マスター信じすぎという考えはなかった、流石だな
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今回も面白かった乙
マスターは追い剥ぎしたやつをどこに収めてんのかなあ…
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>>341-343
おつありん
今回ちょっと説明回すぎるなと思ってたのでセーブポイント回と思うことにしる
-
Case5-Tips2 神頼み?
ノパ⊿゚)「ねーちゃぁぁぁん! 朝だぞぉぉぉぉぉ!!」
川 - -)「ん……おはよう、ヒート」
川 ゚ -゚) パチッ
ノパ⊿゚)「……?」
川;゚ -゚)「ん? なんだ?」
-
,、
//l_,....,_/l
|:レ´ `く|
l´i//ノノノノ)
j l川;゚ -゚) 〇 「えウッソ!?」
ノノ,つ_ソノつ/ ←手鏡
((ソ´彡 ヾ;
'`ー tッ tァ'
-
∧ ∧
川;゚ -゚)「……」
ノハ;´_`)「ええ……?」
∧ ∧
川;゚ -゚)「何だこれは……ぐっ、むっ。と、取れない……というか痛い!」
ノハ;´_`)「嘘でしょ!?」
∧ ∧
川;゚ -゚)「まずいな……これではバイトに出られん」
ノハ;´_`)「それは……まずいね」
∧ ∧
川;゚ -゚)「どうしよう……」
ノハ;´_`)「……」
∧ ∧
\川 ゚ -゚)/「砂緒家オワタ」
-
∧ ∧
┏川 ゚ -゚)┛「というわけで神社行ってくる」
ノハ;´_`)「えっ?!」
.∧ ∧
┗(゚- ゚ 川┓「ここは神頼みしかない」
ノハ;´_`)「いや……でも……」
.∧ ∧
∩川゚ -゚川∩「駄目元だ。ヤケだ」
ノハ;´_`)「……」
-
【武運敬町】
/:::::::::::::::::,.;ゝ.
/:::::::_,.-‐''~ ,、人
__ /:,.;‐''~ ,.ィ‐'~ |~`―-
,.、 / \~~~``ー--ゥ'~ ,.;;-‐''~~ |, :-| |
ミ彡 /::::::::`> ,.-''~.‐'~~-‐''~~.| .| | |
工___ ミミ|彡ム-''~~ーv'~ ~:::::;;;:: i-‐i |~~| | |
\===| ミ-‐''~:::::_,.ィ''~~|~ ~~`|~ |T | |~I.| | |
\==|======i__ ミ>,-|~~`i'~I | | | | | |_,.+‐ !┴!―--'
\=|======|==|┴‐┐┐从 ,-、v-'~ 十''' |-‐'''~~~|| ,.. -‐''~~ ̄ ,,.;'~`i~`~`‐-,
||`i'~~`'~~'~~ミ―┼(`)‐i ̄~i→;;;;;/ ノヽ|~l ミ|'~::::::::::::__.|l'~ ;'`'`゜ ;;; `i _
|r'~ ミ |. |ゝ-'| |~l~`1;;;;;;;;;;;;;L!;;|,,,,.i'~''1~T~~  ̄|__,,,.....r-‐ミ ;; ;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;::| ̄
,;'~ ~~~`iー‐、二―--‐'~~コ:::::::::j. | | |エエエエ |:::::::ミ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
ヽー-' ヽ. ヽ、_,,人_j |エエエエ |::::::::|ヾ:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
/ / \ ゝ'~_三~ト-、エエ |::::::::| 冫;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/ / \ = ̄ '`‐-'‐-、j-、...__(;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/~~`ー'~~```` / `ー、 ヽ;;;;;;;;;_.........
ム ( ` ヽ、
-
( ^Д^)「!!」
( ´∀`)「???」
( ^ω^)「!?」
∧ ∧
川;゚ -゚)「……くそっ、視線が痛い」
ノハ ´_`)「クー姉さん意外とそういうの敏感なんだね」
∧ ∧
川;゚ -゚)「いや、別段敏感ではないがこれはさすがに。……お前は平気なのか?」
ノハ ´_`)「まあ、変な目で見られるのは慣れてるから」
∧ ∧
川;゚ -゚)(普通はそういう人間ほど視線を気にするものだと思うが……)
-
【田代神社】
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||_______________________|
| | || 田 || | |
| |_.. || 代 || .._| |
. | ̄| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄..| | ̄|
. |_| |,______________,| |_|
| | . | ̄| . | |
| | _____/|_|\____ .| |
| | |_____/ /\ ..\___|...| |
| |/ / /|| || ||\ .\.. .ヽ.| |
| |_ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄. \. _| |
../| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄..| |\
..  ̄| | | | ̄
| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄..| |
| || ̄| ̄ ̄ ̄ ̄~(¶ )~ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|| |
| || |____ノ. ヽ,,____| || |
| || | |十十十十十十十十十|.. || |
| || | |十十 | ̄ ̄ ̄|.十十十|.. || |
| || | |十十 | |.十十十|.. || |
| ||.三三三三三三三三三三三三三|| |
-
∧ ∧
川 ゚ -゚)「……ニイト、五円玉持ってるか?」
ノハ ´_`)つ゚「はい」
∧ ∧
川 ゚ -゚)ミ シュッ ゚
∧ ∧
川 - -)人(どうか髪型?を元にお戻しください)
( <●><●>)「あなた達が何かお困りなのはワカッテマス」
-
ノハ;´_`)「うわっ?! ど、どなたですか?」
( <●><●>)「近所に住んでいるしがない占い師です」
∧ ∧
川;゚ -゚)(占い師……? どう見ても浮浪者のような……)
ノハ;´_`)(服ボロボロだしどう見ても野宿者の人にしか……)
( <●><●>)「あなたたちが今後どうすべきか、占ってあげマス。
料金は後払い10,000円です。占いが役にたった場合のみ、払ってください」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「……よし、お願いしよう」
ノハ;´_`)「本気?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「神頼みよりはまだ建設的だろう?」
ノハ;´_`)「そうかなぁ?」
( <●><●>)「では占いマス」
――――。
-
( <●><●>)「……冴えない男、大学生、後輩」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「?」
( <●><●>)「彼が後日持ちかけてくる提案に身を任せれば解決されるとワカッテマス」
ノハ;´_`)(本当かな……?)
∧ ∧
川 ゚ -゚)(んん? これは茂手内のことか……?)
∧ ∧
川 ゚ -゚)「わかった、ありがとう。もし無事に解決したら料金を払いに来よう」
( <●><●>)「あなたが料金を払いに来ることはワカッテマス」
ノハ;´_`)(不気味だ……)
∧ ∧
川 ゚ -゚)「よし、そうと決まれば行くぞニイト」
ノハ;´_`)「あ、待ってよ!」
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【ヌケドナノレド 筆府店】
Nukedo Nanoled
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:::::::::::..: || / / || □] |. デ...|
::::::.: : ||/ / || ▼ ___________ | ミ ..|
:::: : || / / .|| | | | |. た...|
|| / ,l| | | | | . ま ..|
|| / || | | | |.. 発.. |
|| / l| | | | | 売 ..|
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(⌒;;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| (⌒;;)  ̄| ̄ || | | |. 5 . |
( ;;;⌒;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄(⌒;;;;;; ;;) ̄ | | | |. 0 . |
, .,.;;;;( ,.,;;;;,) | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄(⌒;;`;´;` ,;;;;.,. ,;;;;)___| | | | 円 |
三三三三三i/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|三三三三三三三i/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
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/___ヽ
(川 ゚ -゚))(最初から被りもんしとけばよかったな)
(゜3゜)「あっ、砂緒さん!」
| ェェ ,.、ェェ |「よかった、無事だったか!」
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/___ヽ
(川 ゚ -゚))「店長、少しお話が」
| ェェ ,.、ェェ |「ん……?」
―――。
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//l_,....,_/l
|:レ´ `く|
l´i//ノノノノ)
j l川 ゚ -゚) 「とまあこんな次第でして」
ノノ,つ_ソノつ
((ソ´彡 ヾ;
'`ー tッ tァ'
|;ェェ ,.、ェェ |「えぇー……グレゴール・ザムザもかくやだね……」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「なので辞めさせて頂こうかと」
| ェェ ,.、ェェ |「ふむ……。しかし君がいなくなってしまうとランチタイムが厳しい……」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「じゃあこのままフロア出ましょうか?」
|;ェェ ,.、ェェ |「……すまん、私が悪かった」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「暫くは田中君と高田さんに多めに出て貰うしかないのでは?」
| ェェ ,.、ェェ |「むむむ……しかし高田君はこれ以上詰めると労基法が……」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「なら、頼み込んで午前に転向して貰ってはどうです?
夜の方が少しは余裕がありますよね?」
| ェェ ,.、ェェ |「うーん……それしかないか」
-
∧ ∧
川 ゚ -゚)「……ご迷惑おかけしてすみません」
| ェェ ,.、ェェ |「いや、仕方ないさ、不慮の事故だ。
君は真面目に勤務してくれていたからね……恨み言を言うのは筋違いだろう」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「たまには良いこと言いますね、店長」
| ェェ ,.、ェェ |「君には随分助けられた。当然のことさ」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「はあ、恐縮です」
| ェェ ,.、ェェ |「だけど、その占いとやらが本当だったら……戻ってきてくれるんだよね!?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「それはまあ。お金、必要ですし」
|;ェェ ,.、ェェ |(た、頼むぞ茂手内君……! これは店の危機だ……!)
∧ ∧
川 ゚ -゚)「なので一応、書類上は保留にしておいて貰えますか?」
| ェェ ,.、ェェ |「それはこちらからお願いしたいくらいだね」
-
∧ ∧
川 ゚ -゚)「あと、頭がおかしくなったと思われるのは嫌なので理由は適当に誤魔化して貰っても?」
| ェェ ,.、ェェ |「む……そうだね、その方がよさそうだ」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「助かります。……茂手内が何か言ってきたら、よろしくお願いしますね」
| ェェ ,.、ェェ |b「もちろんさぁ!」
∧ ∧
川 ゚ -゚)b「あいる びー ばっく」
| ェェ ,.、ェェ |b「それまで無事でいられるように頑張って高田さんに土下座するよ!」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「ふふ。戻ってきた暁には私も高田さんにスライディング土下座しましょう」
| ェェ ,.、ェェ |「高田君のびっくりする顔が目に浮かぶようだ」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「そういえば高田さんは正社員にはならないんですか?」
| ェェ ,.、ェェ |「あー……当人曰く「この店がいい」んだってさ。店長冥利に尽きるね」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「なるほど……まあ、良い店だと思いますよ。戻ってきたいと思うくらいには」
| ェェ ,.、ェェ |「そ、そうかい? 君にそんなこと言ってもらえるとは思わなかったな……」
-
∧ ∧
川 ゚ -゚)「じゃなきゃとっくに辞めてます、給料いまいちですし」
| ェェ ,.、ェェ |「ごめんなさい」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「褒めてるんですけどね?」
| ェェ ,.、ェェ |「君と高田君にはもっと給料あげたいんだけどね……システム上難しくて」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「私も正社員になって筆府を離れるわけにはいきませんので」
| ェェ ,.、ェェ |「そこだよなぁ。小売りと飲食チェーンの最大のガンは無駄な転勤」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「……その割に店長は転勤しませんね?」
| ェェ ,.、ェェ |「私は転勤するなら辞めるって言ってあるし、ちゃんと結果も出してるからね!」
∧ ∧
川 ゚ -゚)(加えて滅茶苦茶にゴネてるんだろうなぁ……)
| ェェ ,.、ェェ |「それじゃあ私は戻るから」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「ええ、ありがとうございました」
-
Case5-Tips3 堕ち行く者
( ´ー`)「ところで署長、つかぬことを聞きますが」
( ・∀・)「ん?」
( ´ー`)「獣の耳みたいなもんが生えた人間ってのは存在するもんなんですかね?」
( ・∀・)「……あれ? もしかして出会っちまった感じ?」
( ´ー`)「いえ、そういうんじゃないですが……その口ぶり」
( ・∀・)「するよ、存在」
( ´ー`)「な、なるほど……」
( ・∀・)「で、どこで見たんだ? 野良を放置しとくと危険なんだけど」
( ´ー`)「風の噂で聞いたというか……」
( ・∀・)「……ふーん? あれかな、例の双子探偵?」
( ´ー`)「あー……バレましたか」
( ・∀・)「そりゃバレるさ、白根さん隠し事とか向いてないし」
( ´ー`)「その隠し事に向いてない人間に隠し事だらけの仕事やらせるの采配ミスでは?」
( ・∀・)「逆にがっつり正常化バイアスかかってバレにくいから問題ない」
( ´ー`)「ええ……」
-
( ・∀・)「逆に聞くけどそんなん信じる? 信じないでしょ?」
( ´ー`)「……確かに、直接バトってなければ信じねーよ」
( ・∀・)「ほらね?」
( ´ー`)「だからって……」
( ・∀・)「いざという時に躊躇なく脳天撃ち抜ける人間にしか務まらないさ」
( ´ー`)「……」
( ・∀・)「拳銃じゃパワー不足だし、本当はライフルでも渡しときたいとこだけど」
( ´ー`)「どんな警察署だよ。SATやSITじゃあるまいし」
( ・∀・)「私のコネと権限で何とかなるのは拳銃と弾薬くらいだからなぁ……」
( ´ー`)「それだけでも大いに助かりますがね、そもそもライフル扱ったことないですし」
( ・∀・)「特課への貸しが結構溜まってきたから武器の提供くらいは飲んでくれるかも?」
( ´ー`)「……気持ちは嬉しいが、俺にとっちゃこいつが相棒だからな?」
( ・∀・)「……あはは、白根さんらしいや」
( ´ー`)「よくわからん秘密兵器とかは伊藤に回してくれ。あいつも「撃てる側」なのは知ってるだろ?」
( ・∀・)「はは、了解。白根さんの教育の賜物だな」
-
( ・∀・)「……で、話は戻るんだが。双子探偵がアレに会ったのか?」
( ´ー`)「アレってのがどれだかは知りませんがね。どうもそういうことのようです」
( ・∀・)「なるほど……うーん……」
( ´ー`)「そんな唸るようなことなんで?」
( ・∀・)「アレについては判断が難しくてな」
( ´ー`)「というと?」
( ・∀・)「実のところ、例の民間業者もアレだ」
( ´ー`)「っ、ほう……」
( ・∀・)「といって手放しに信用もできない。アレによる事件は知っているだけでも両手の指では足りない」
( ´ー`)「……アレじゃなんです、呼び名とかはないんですかね?」
( ・∀・)「……協力者は自嘲も込めてこう呼んでいるね」
( ・∀・)「堕ち行く者、と……」
-
乙!
-
>>364
おつあり!
-
前回のあらすじ
・国の退治屋組織のマニュアルでは「速やかに排除」らしいですね
・……コントロールっていうのは、始末するってこと?
・月謝払うから修行着けてくれとは思いつかなかったわ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 流石だよな、俺ら |
\_ _____ __/
V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
\ /. \ /
l l l l
//l | | l\\
 ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
-
Case5-Day3 予感
| | ̄ ̄ ̄|:l | | ::| ,| |
| ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 流 石 探 偵 事 務 所 | |
l__________________,| |
| |`''-、_ | |
| | 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | | | | |
| | | | | |
| | | r‐┐| r‐┐ ,| |
| | | | ||! ! .| |
ノヽ-ヘィiヘl^ヽ-, | | l └‐'゙ l└‐' | |
―――――┐ス ! ! | | | |
| ,レi | | |______,|_____,,| |
| Z | | / ,|_|/
| ヘ |_|/
-
( ´_ゝ`)「あ、今日ドクオ君たち来るんだっけ?」
(´<_` )「おいおい、昨日話しただろ」
( ´_ゝ`)「昨夜は妙に眠くて半ば聞き流してたからな」
(´<_` )「朝一の予定くらい把握しといてくれ頼むから」
( ´_ゝ`)「善処しよう」
(´<_` )「いや善処しようじゃないが」
( ´_ゝ`)「そうか?」
(´<_` )「そうだ」
-
('A`)「こんにちは」
川 ゚ -゚)「お邪魔するぞ」
( ´_ゝ`)「お、噂をすれば」
(´<_` )「こんにちは。どうぞこちらへ」
('A`)「はい」
( ´_ゝ`)「お茶ちょっと待ってて」
川 ゚ -゚)「うむ」
(´<_` )「おお、すっかり耳が隠れてますね」
川 ゚ -゚)「お陰様でな」
('A`)「よかったです」
-
jI斗一  ̄ ̄ `
ア゚ ,., `'≪
ア゜ ~"寸 〝〟
,' ,イ ア ヽ
i {{ ゝ ' ノリ _jI斗‐━ァマ
¦ ゞー__ 。o 彡'' f^''"~ j! ',
‘, _,, ...__ ・ ̄ ', { j}
¦ ,ィ ~"''≪ ゛、_rf(  ̄~"''ゝ。'
_У `寸 ァ(
/ '; ,, r‐ ', _,xく
_j幺ェェォ__イ__,:ノ. r㎡_ ア_幺孑ヤ升
,,。*''“゚ j´。厂゛>、 うぅ==七"
,ィ'” ..: : '⊂⊃ ノo゚イ . 寸
〃 . : ' χ イ{ ゛ :. マ
{{ .0o 。 ゜ ζ δ ゚ :. リ
“t。 ゚ c。 λ .。廴 s ;,ィ(、
/∧(h。 ゙^ 〜 ‘’ ,+`,らヘ
た//, う≧=ー-- 一=≦ 八/ム
£///: , ,:'////}
Ⅵ///_ゝ、, . イ////Ⅳ
ゞ//////≧ぃzッzzャぉI〔///////
`'≪////_///////////__j彡''’
 ̄ ―--=‐━  ̄
-
(´<_` )「それで、その後いかがでしょうか」
川 ゚ -゚)「今のところ特に問題はないな。店には無事に復帰できたし、襲われるようなこともない」
(´<_` )「それはよかった」
( ´_ゝ`)「修行はどうなの?」
川 ゚ -゚)「それなりに自信はあったんだがすっかり打ち砕かれてしまった。
今の私では自分の身も守れない」
( ´_ゝ`)「うーん? 身体能力の伸び次第では普通に逃げることくらいできそうだけどな」
川 ゚ -゚)「その身体能力に感覚がついていかないのが現状だな。
下手に全力で動くとコケたりとか」
( ´_ゝ`)「あー……」
川 ゚ -゚)「やはり修行をお願いして正解だったと思う」
( ´_ゝ`)「まあそうだろうな」
-
(´<_` )「失礼ですが生活の方は大丈夫でしょうか?」
川 ゚ -゚)「ギリギリ問題ない。修行がある分バイトの時間が減っているが、
弟のサイト収入が上がっているおかげで何とかなっている」
(´<_` )「なるほど」
川 ゚ -゚)「サイト収入は安定しているわけじゃないから修行時間は減らしていきたいところだ」
( ´_ゝ`)「まあ身体能力に慣れるまではちょっと時間取られそうだな」
川 ゚ -゚)「うむ、そこを超えれば減らせるはず……」
(´<_` )「目算も立っているなら問題なさそうですね」
川 ゚ -゚)「強いて他に問題を挙げるなら睡眠不足気味なことくらいか」
('A`)「あー、最近眠そうな時多いですもんね」
川 ゚ -゚)「……バレてたか」
('A`)「そりゃまあ……あんまり無理しないでくださいね?」
川 ゚ -゚)「ああ、ありがとう」
-
(´<_` )「では、大きな問題はなしということで……これにて依頼は完了とさせて頂きます」
('A`)「はい、ありがとうございました」
川 ゚ -゚)「改めて礼を言う、本当に助かった。茂手内もな」
('A`)「あ、はい!」
( ´_ゝ`)「また何かあれば依頼して。今度はちゃんとお金用意して欲しいけど」
('A`)「その節はすみません……」
(´<_` )「店長さんが払ってくれたから結果オーライではありますけどね」
('A`)「店長には悪いことしたかなあ……」
川 ゚ -゚)「そんなことはないと思うぞ?」
('A`)「あー……ですかね?」
川 ゚ -゚)「「まあ店長だし」」('A`)
川 ゚ -゚)「どうしても気になるなら発泡酒でも奢ってやればいいと思うぞ?」
('A`)「そうですね……そうします」
-
川 ゚ -゚)「さて、そろそろ行かないと店長が悲鳴を上げるぞ」
('A`)「ですね」
(´<_` )「またのお越しをお待ちしております」
( ´_ゝ`)ノシ「またよろしく」
川 ゚ -゚)ノ「世話になった」
('A`)「ありがとうございました」
―――。
-
( ´_ゝ`)「これにて一件落着ってとこか」
(´<_` )「今回は荒事がなくて何よりだ」
( ´_ゝ`)「だな、オカルト面で戦闘にならなかったのなにげに初めてじゃね?」
(´<_` )「確かに」
( ´_ゝ`)「さてさて、これでドクオ君の恋を応援し隊の活動に移れるというもの」
(´<_` )「はあ? 何かプランでもあるのか?」
( ´_ゝ`)「いやそんなものはないが? ないから検討会開こうぜ」
(´<_` )「プランなき検討会とかそれ絶対駄目なやつじゃん」
( ´_ゝ`)「えー、そうかな?」
(´<_` )「絶対何も決まらないぞ」
( ´_ゝ`)「いや酒の肴だし別に決める必要性はないぞ?」
(´<_` )「あー……そういうこと?」
( ´_ゝ`)「そういうこと」
-
( ´_ゝ`)「あれ?」
(´<_` )「ん?」
( ´_ゝ`)「山ちゃん先輩が何か用事あるみたいよ?」
(´<_` )「ほう?」
( ´_ゝ`)「9時過ぎくらいに夕飯がてら話できないかって言ってるけど」
(´<_` )「9時ならまあ大丈夫か?」
( ´_ゝ`)「張り込み次第だな」
(´<_` )「駄目そうだったら兄者だけ行く方向で」
( ´_ゝ`)「おう」
-
(´<_` )「さて……そうとなったら張り込みまでに色々終わらせとかないとな」
( ´_ゝ`)「だな。暇すぎるのも困るが今は若干立て込みすぎ」
(´<_` )「いやこれくらいは案件ないとジリ貧だわ」
( ´_ゝ`)「そうなのか? うーむ……」
(´<_` )「天丼の業火さんくらいの金ズ……上客が多ければまた違うが」
( ´_ゝ`)「天丼さんなあ。なかなか愉快な人だよね」
(´<_` )「よくまああんだけ叩かれるもんだと感心顔になる」
( ´_ゝ`)「素でイキリ臭凄いからね、仕方ないね」
(´<_` )「それで法的手段に出るんじゃなくて嫌がらせし返すってのがまた」
( ´_ゝ`)「嫌がらせの内容が絶妙な匙加減なのもな」
(´<_` )「的確に警察も動かないであろうライン突いてくるのが凄いセンスだな」
( ´_ゝ`)「実際動いちゃったらどうするんだ?」
(´<_` )「それなりにフォローできるように用意はしてたがいらなかったな」
( ´_ゝ`)「なるほど」
-
…………流石仕事中……………………………
( ´_ゝ`) (´<_` )
/ \ / \
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ヽ
__(__ニつ/ FMV / ヽ FMV ヽとニ__)
\/____/ ヽ_____ヽ/
…………………………流石仕事中……………
-
【サイセリア 筆府店】
⊂⊃ ⊂⊃ ⊂⊃ _、‐''゛ | | | |‐':::| |__| :| |::|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~|| _,,、''| | | |::::: | | | :| |::|
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.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|| :| | |: : :゙,- _|::::| |-''| || |''"´::| | | | | :| :| | ミ;';゙;゙| :| |::|、、
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|| :| | |;';';゙;゙:, `|.:.:.:| |-┤ || |: : :.:.| | | | | :| :| |ミ;';';';| :| |::|.:;',
===========┛ :| | |;';';'.: 〉 :|-ー| |-┤ || |: : :.:.| | | | | :| :| | ミ;';゙;゙| :| |::|;';'ミ
| | |⌒~´ :|-ー| |: | || |: : :.::| | | | | :| :| | ´':,;゙;| :| |::|;';'ミ
爻ミ, | | | ̄| | ̄|:.::.:| |‐┤ || |: : :.::| ┌| | | | :| :| |─--| :| |::|¨ ̄
ミ爻ミ, | | |_|_|_|‐- L,_| || L..,,__| |::| | | |_,| :| | | :| |::|
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Z____________|__ |_____,| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | | :::| | | :| |::|
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二二二二二二二二二二二二二二二二二二二. |\::::::::|\:|: |___\_________,|\|二二二二二二二
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-
( ´_ゝ`)「サイセ久しぶりだな」
(´<_` )「そうかも」
( ´_ゝ`)「俺はいつもの」
(´<_` )「マルゲリータとペペロンチーノか」
( ´_ゝ`)「弟者はどうするんだ?」
(´<_` )「そうだな……今日はリブステーキにするか」
( ´_ゝ`)「おっ、ちょっと珍しいじゃん」
(´<_` )「何か肉食いたい気分でな」
( ´_ゝ`)「今日は弟者フル回転だからパワー充填か?」
(´<_` )「そういうつもりはないがそうかも?」
( ´_ゝ`)「まあバッチリ充填しといてくれ」
(´<_` )「サラダ食う?」
( ´_ゝ`)「おう。ピザとサラダはいつも通りシェアしたいぞ」
(´<_` )「何か知らんサラダ増えてるけど……小エビのサラダでいいか」
-
__,.,,,,,,,,,,__
,.,・“”・ ・ :__・’'ー.、
/ .,,,,・ィ:::::::;;;;;;;;`ー,,,;`ヽ
γ’“ ,;:::::::::::::<フ:( Viム::::::::Y ‘、
ノ;: )::{i:i:}:r‐‐ミム::゙ー{i:i:i:i:〉-、::.、・ ヘ
{“’ ,,;;::::::ゞi:}::ゝ_ノミ}:(⌒!i:i:i:ヘ >:::( ’、
/・ i:::::Oi:ir'⌒ヽ-i::ノ__)、i:i:ijー〈::::::;, ・ ',
{:;,:::::::r‐' ノ‐'"´i:i:i(_ノ::::/、_j::O::::> :
l!;; ::::::::〉、_fi:i:i:i:i:i:i:i:リ::::::::」,,ィ┴、::フ ‘ {
l:, と::/ ヾi:i:i:i:i:i:ヅヽイ:i:i:i:i:i:i:ノ::ノ ・ ;l
ゞ;.’:::{__,、. ヾ‐rf::>´i:i:i:i:>'⌒i::} ‘,;ノ
ヾ;: '';;::`ー'::::::::Y _ノ::::ノヽ、 ;ノ´
`ヾ,;''''”ヾ:::::::: ̄::::::::ツ ,/
’…,;,' ' ' ' ' ' ,:_,,'´
`“ー……--''"´
_ ------------ __
, -----ィ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :  ̄: :`ヽ
>.ィニY´ニニニニ.ヽ_.r-==-、: :__: : : , -- 、: : : : : : : : : \ヽ=- 、_
, -=イ .l lニ.lゝ-=====-イ}(.)┐ r'´ .y´ 7/ヽヽ: : : : : : :ノ: }iニl `¨¨ヽ
l マヽ_ゞ-=====-イ /./ ´ >-, _ノl ´ .ソ--=≦: : :ノニj l
ト--- 、 ` -=__ニ=--- `____</_`´____≧=--イ ----=ニニ=イ , ---l
` - 、 ` -== __ -=================--‐‐ ¨¨__ ノ _ノ
` <  ̄ ̄ ===───===  ̄ ̄ ___/
 ̄ ̄ ---=============-‐  ̄
-
( ´_ゝ`)「うん、こういうのでいいんですよこういうので」
(´<_` )「最早イタリア料理のデファクトスタンダード感ある」
( ´_ゝ`)「だな。少なくとも一つの基準にはなってる。ピザうめー」
(´<_` )「久しぶりに食ったけどステーキも普通にうまいんだよなぁ」
( ´_ゝ`)「このクオリティでこのお値段、素晴らしいね」
(´<_` )「個人的にはサラダがシャキシャキ瑞々しくてうまいのが高得点」
( ´_ゝ`)「確かに。これも安いし」
(´<_` )「頼んだことないけどワインも良いらしいな」
( ´_ゝ`)「俺ら基本ランチでしか来ないからな……」
(´<_` )「確かに。学生の頃はよく来たな」
( ´_ゝ`)「そういや四国は当然として九州にも店舗ないらしいな」
(´<_` )「青森とかもじゃなかったっけ? サイセないのは学生には辛いな」
( ´_ゝ`)「その辺そもそも学生の絶対数が少なそうだけどな」
(´<_` )「あー……そうかも。だから出店控えてんのかな?」
( ´_ゝ`)「かもな」
-
【路上】
| : : : |┛
┗| : : : |
| : : : |
|.__ |
||伊| |
||多| |
____________||井| |_______________
l__|,|,|,|,|,|,|,|,|,|__l_,,||歯| |__l__|,|,|,|,|,|,|,|,|,|__l__l__
_l_|,|,|,|,|,|,|,|,|,|__l__||科| |_l__l__,|,|,|,|,|,|,|,|,|,|_l__l__l_
l__l__l__l__l_|  ̄ .|__l__l__l__l__l__l__
_l__l__l__l__,| : : : |_l__l__l__l__l__l__l_
l__l__l__l__l_| : : : |__l__l__l__l__l__l__
l.,___,.;|
-
从´ヮ`从ト「あっ」
( ´_ゝ`)「おっ?」
(´<_` )「ん?」
从´ヮ`从ト「こんにちは」
( ´_ゝ`)「ああ、こんにちは」
(´<_` )「こんにちは」
( ´_ゝ`)「こないだは急に変なことお願いしてごめんね」
从´ヮ`从ト「いえ、丁度アルバイト先を探してたので」
(´<_` )「そういえばアルバイト先は決まったんですか?」
从´ヮ`从ト「あ、今しがた面接をしてきました」
( ´_ゝ`)「面接どうだったん?」
从´ヮ`从ト「雇って頂けることになりました」
( ´_ゝ`)「おー、おめでとう」
(´<_` )「よかったですね」
从´ヮ`从ト「はい、ありがとうございます」
-
( ´_ゝ`)「結局どこでバイトすることにしたの?」
从´ヮ`从ト「鳥華族です。店長さんとも知り合いだったので……」
(´<_` )(あー、鳥華族の店長が前々回だったかのゲストで呼ばれたって話だったな)
( ´_ゝ`)「なるほど。詮索とかは大丈夫だった?」
从´ヮ`从ト「はい、むしろご心配頂いてしまったくらいで……」
(´<_` )「そうなんですね。店長さん良い人そうで安心しました」
从´ヮ`从ト「……店長さん、父のお店の常連で友人だったらしいんです。
あんなことになって凄くショックを受けていて……」
( ´_ゝ`)「あ……もしかして自分から話しちゃった感じ?」
从´ヮ`从ト「はい……すみません。娘の私を助けるためだったということだけ」
(´<_` )(動機としちゃ怨恨の方が強そうだけどな……言わぬが花か)
( ´_ゝ`)「なるほど」
从´ヮ`从ト「店長さんは父との思い出話をいくつか聞かせてくれました。
話しているときの店長さん、とても楽しそうで……」
( ´_ゝ`)「うん」
-
从´ヮ`从ト「父はあの人たちと縁を切って、こういう人と歩むべきだったんだろうなって。
……その場合、私は助かりませんでしたけど」
( ´_ゝ`)「……それも含めて根野さんの決断だよ」
从´ヮ`从ト「そうですね……あ、なんだか暗い話になってしまってすみません」
(´<_` )「いえ、むしろこちらが踏み込みすぎました、すみません」
( ´_ゝ`)「だな。……そうだ、バイトはいつから?」
从´ヮ`从ト「あ、来週からシフトに入ります。よかったらお二人もいらしてください」
( ´_ゝ`)「行く行く。な?」
(´<_` )「おう。焼き鳥の店だっけ?」
( ´_ゝ`)「極めて乱暴に言えば焼き鳥界のサイセみたいなもん。異論は認める」
(´<_` )「なるほど」
从´ヮ`从ト「ふふ、まかないがおいしいらしいのでちょっと楽しみです」
( ´_ゝ`)(おー、結構良い顔するようになったじゃん)
(´<_` )「そちらが落ち着いた頃にお邪魔しますね」
从´ヮ`从ト「はい!」
-
【流石探偵事務所】
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| 流 石 探 偵 事 務 所 | |
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-
( ´_ゝ`)「風狸ちゃん、思ったより立ち直ってるみたいでよかったな」
(´<_` )「俺でもある程度察したわ。あれだけのことがあったのに強いな……」
( ´_ゝ`)「ま、あんだけニュートラルに心を閉ざせるのは強さの裏返しではあったし。
普段からあの二人の夫婦漫才見てたら色々ほぐれるってのもあるかも」
(´<_` )「それはあるかもな……中々の凸凹コンビだし」
( ´_ゝ`)「根野さんも法の下に裁く方向で動いてりゃもっと良い終わり方になったんだろうが」
(´<_` )「それじゃ気が済まんかったんだろうなというのはわかる」
( ´_ゝ`)「タイムスリップできたらプレゼンしに行きたいわマジで」
(´<_` )「そんなんできたらそもそも瀬茂さん矯正して被害を未然に防ぎたいが」
( ´_ゝ`)「確かに。……何か前にも似たような話したような?」
(´<_` )「そうかも」
-
(´<_` )「さて、そろそろ張り込み行くわ」
( ´_ゝ`)「あ、もうそんな時間か」
(´<_` )「下田さんへの報告はよろしくな」
( ´_ゝ`)「うい。そっちも張り込みよろしく」
(´<_` )「今日こそ捉えられるといいが……」
( ´_ゝ`)「流石にそろそろじゃね?」
(´<_` )「じゃなきゃ赤字案件に転落だから困る」
( ´_ゝ`)「あー、そうなのか……」
(´<_` )「ちょっとはその辺も意識して欲しいんだが」
( ´_ゝ`)「あーうん、善処する」
(´<_` )「気のない返事をありがとう。さて、行ってくるぞ」
( ´_ゝ`)「いてら」
-
. (´<_` )
O┬O
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄( .∩.|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. ι| |j::...
. ∪::::::
―――。
-
(´<_` )「戻ったぞ」
( ´_ゝ`)「おう、どうだった?」
d(´<_` )「ばっちし」
( ´_ゝ`)b「やったぜ」
(´<_` )「これで心置きなく飯行けるな。そういえば場所は?」
( ´_ゝ`)「やまき」
(´<_` )「焼きそばか」
( ´_ゝ`)「おう」
(´<_` )「準備できてるなら行こうぜ」
( ´_ゝ`)「ちょい待ち、このメールだけ送っちゃう」
(´<_` )「おけ」
-
【鉄板焼き やまき】
_ ~^ '' -=ニこ_二二二二二二二ニ‐ ¨ _,. - ¨ __ - ¨: : : : : : : : : : : :
_ ~^ '' ー ∧ ..,,_ ¨ '' -=二_二- ¨ _. - ¨「「 _,, -=ニ|¨” : : : : : : : :: : : : : :: : : : : _,,.
三三≡=-{二}_ ~^ ‐- ..,_ _, - ¨ |」=- ¨:::::::::::: :: |:| : : : : : : : : __ .. -‐ '' ¨::::::::::
三三三三( ̄)三三三二ニ=- ._ ̄ ̄ |:::::::::::::::::::::::_」」: : l ̄:| ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
二_ ─-=ニ二三三三三三三三三二ニ=- ....,,,_ | _ -=二二:|: : :.:.|::::::|::::::::::::::::::::::::__ ニ=-‐
刈乢比丁T¬=- 二_ ̄ ー-=ニ二三三三三||丁|ニ=-‐ ~ :|: : :.:.|::::::|``'TT丁「川从i刈川i仙
艸沚豼妣豼豼仙|i:i:|豼北比}ilil「瓦T¬=- 二,,「丁||::|::|:::_______|: : :.:.|::::::|:::::::|:|狄刈狄从从川从
此批沚批妣豼乢|i:i:|豼乂ンノililj{,j洲;';';';'{ililili{;゙;゙,|i:i:i:||::|::|:::|:|:|:|:|:|:|:|i|: : :.:.|::::::|:::::::|:|x絲赫赫絲x从川
比此批妣豼爻爻|i:i:|爻ハハj{ilili{_j洲ミミミjililili{─:|i:i:i:||::|::|:::|:|:|:|:|:|:|:|i|: : :.:.|::::::|:::::::|:|絲絲赫赫絲川从
北此爻爻淡淡淡|i:i:|爻うu{ililil{ノ洲ミミミミミミi{___,|i:i:i:||::|::|:::|:|:|:|:|:|:|:|i|: : :.:.|::::::|:::::::|:|絲愀愀貅絲絲艸
爻爻淡淡淡淡淡|i:i:|淡爻」ililil}淡ミミミミミililil}冂|i:i:i:||::|::|:::|:|:|:|:|:|:|:|i|: : :.:.|::::::|:::::::|:|赫絲紮絲紮ツj艸
爻淡淡淡淡淡淡|i:i:|爻爻j{ilili{淡淡ミミミililil| ̄|i:i:i:||::|::|:::|:|:|:|:|:|:|:|i|: : :.:.|::::::|:::::::|:|艸艸艸狄杉艸艸
三三三三三三三|i:i:|二二二二二二二二二二二L]|::|::|:::|:|:|:|:|:|:|:|i|: : :.:.|::::::|:::::::|:|辿辿辿辿艸艸艸
二二二二二二┌‐┬zzzzzzzr─ rー┐ー……¬冖i|::| ̄ '' ┴ |: : :.::|‐-i´ ̄ ̄ `i_  ̄””¨¨“
: : : : : _:_:_:_:襾_:_乂丿三三三⊥ -乂丿─弌: : : : : : |::| _ |: : :.└-乂__乂_”“ '' ¬ ー-=
¨¨ ̄ __二 -┸…¬冖 ¨¨ノ>弌 ̄ ̄ ̄ニ‐ 」_|_ |三三二=┐ : ::γニニニヽ: : :”“ ¬…‐
=「 ̄ __, --─弍_⌒> _``〜、、─── ┴=二三三| |三V__V: : : : : : : : : : : :
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-
川 ^J^)「いらっしゃいませ! 2名様ですか?」
(´<_` )「あ、待ち合わせです」
( l┴l)ノ「おう、こっちだこっち」
( ´_ゝ`)ノ「ども、先輩」
(´<_` )「お待たせしちゃいましたかね?」
( l┴l)「いんや? 飲み物注文もまだ」
( ´_ゝ`)「なる」
川 ^J^)「お先にお飲み物ご注文お伺いします」
( l┴l)「ジンジャーハイボール!」
( ´_ゝ`)「あ、俺も」
(´<_` )「あ、じゃあ俺も」
川 ^J^)「ジンジャーハイボール3つですね、少々お待ちください」
-
( ´_ゝ`)「あ、ちょい待ち」
川 ^J^)「はい?」
( ´_ゝ`)「二人とも焼きそば食べるっしょ?」
( l┴l)b「もち!」
(´<_` )「そうだな」
( ´_ゝ`)「というわけでヤマキソバ3つ」
川 ^J^)「ヤマキソバ3つですね、かしこまりました」
( l┴l)「やっぱここ来たら食わなきゃでしょ、看板メニューだし」
( ´_ゝ`)「だよな」
(´<_` )「お好み焼きとかも惹かれるけど結局頼んだことないですね」
( l┴l)「あーわかる」
( ´_ゝ`)「普段「よし、焼きそば食べよ」なんて機会がそんなにないのもあるな」
(´<_` )「あー、そうかも。うまいんだけどな」
( l┴l)「麺炒めるの地味にめんどいからなー」
( ´_ゝ`)「店でも敢えて選ぶことあんまり多くないし」
(´<_` )「結果カップ焼きそばになるな」
-
( l┴l)「カップ焼きそばといやハイパーカップのイカ焼きそば復活したよな」
( ´_ゝ`)「あー、らしいね。俺は三平ちゃん派だからあれだけど」
(´<_` )「兄者マジでカップ焼きそばはあれしか食わんからな」
( l┴l)「俺もペユング派だし微妙な話題だったかな?」
(´<_` )「ん、ペユング派ってことはあれ食べました? ファイナル激辛そば」
( l┴l)「あー……辛いの好きだけど流石に二口でリタイアした」
( ´_ゝ`)「あ、そんなやばいんだ」
( l┴l)「熊の顔面にぶちまければ倒せるんじゃないかってレベルよ」
(´<_` )「うわ……」
( ´_ゝ`)「よく発売できたな」
( l┴l)「ほんとそれ。思わずお問い合わせ窓口に電話しちゃったもん「何考えてんすか!」って」
( ´_ゝ`)「おもろ」
(´<_` )「えっ、ちょっとスマホで調べたら普通に対人用催涙スプレーの上限超えてる……やば」
( ´_ゝ`)「対人どころか対ワグマでもオーバーキルレベルじゃん。え何、そんなん食品と言い張れるもんなの??」
(´<_` )「そういうの食べる仕事じゃなくてよかったと心から思った」
( ´_ゝ`)「2tuberも大変だな……」
-
川 ^J^)「お待たせしました、ジンジャーハイボールです!」
( l┴l)「おっ、きたきた」
( ´_ゝ`)「まずは乾杯といこうか」
(´<_` )「うむ」
,. -‐==、、
,. ===、、 o i :::ト、
_,/ `ヾ´´`ヽ、l :::ト、\ 「「「おつかれー」」」
// .::::/ ::::::!l :::|ス. ',
/./ .::::/ :::::::/| __ ..... _::::|} ヽ l-、
. ,ィク ,'..__ .::::/ ::::::/ l '´ `)'`ヽ ヾ;\
/::{゙ ヽ、 ``丶、;/‐‐- 、::::/ `'::―‐--<_ } ./;:::::\
/::::::::! ,>---‐'゙ー- ...__)イ ,. ヽ /;';';';';::::\
. /|::::::;';';'\/} (ヽ、 _/| ヾー'´;';';';';';';';';:: /ヽ、
-
( ´_ゝ`)「んで? 話って何なん?」
( l┴l)「あ、もう本題入る?」
( ´_ゝ`)「もう十分あったまったでしょ?」
( l┴l)「そだな、うん。実はちょっとお願いがあってさ」
( ´_ゝ`)「ふむ?」
( l┴l)「五月館って知ってる? 群馬にある旅館? らしいんだけど」
( ´_ゝ`)「いんや、聞いたことないな。弟者は?」
(´<_` )「うーん……記憶にないな」
( l┴l)「知り合いからそこの無料宿泊券を3枚貰っちゃって。よかったら一緒にどう?」
( ´_ゝ`)「んん? ちょい待ち、宿泊券貰ったからってそんなよく知らん場所に行くのか?」
( l┴l)「丘陵にある静かな旅館だって聞いたからさ。
いやー最近結構色々あってさ、丁度まとまった休み取ってゆっくりしようと思ってたのよ」
(´<_` )「確かにそれだけ聞くとゆっくりするには丁度よさそうですけどね」
( l┴l)「知り合いの話だと料理も季節の山菜とかでおいしいらしいし。
スタッフも感じの良い人ばっかりだってよ」
( ´_ゝ`)「ふむ」
-
(´<_` )「ちなみに群馬のどのへんですか?」
( l┴l)「乗附だな」
( ´_ゝ`)「乗附? 確か高崎の南の方だっけ?」
(´<_` )「乗附で旅館……城跡くらいしか見るもんないと思ってたがそうでもないのか?」
( l┴l)「逆に何もないから草臥れた小金持ちとかに結構人気らしいよ?」
( ´_ゝ`)「あー……」
(´<_` )「やっぱ結構いるんだなそういう人」
( ´_ゝ`)「な」
( l┴l)「?」
( ´_ゝ`)「ところで知り合いは何で無料券くれたんだ?」
( l┴l)「それが期限が5月いっぱいでね。5月中に行けそうもないからってことで貰ったんだ」
( ´_ゝ`)「なるほどね」
( l┴l)「で、どう?」
( ´_ゝ`)「うーん……」
-
(´<_` )(……何となーく嫌な予感するんだよな、兄者も感じてそうな雰囲気だが)
( ´_ゝ`)(正直嫌な予感するけど、だからこそ山ちゃん先輩だけ行かせるのも……)
(´<_` )「……予定が合うか次第ですかね? ちなみに行けなそうな場合どうします?」
( l┴l)「おん?? その場合は一人で行くけど」
( ´_ゝ`)(……嫌な予感するからやめとけって言ってもダメそうな感じだよなこれ)
(´<_` )(うーんどうするか……)
( ´_ゝ`)(といって全力で言いくるめるほどの確信があるわけでもないしな……なら)
( ´_ゝ`)「とりあえず候補日教えて」
( l┴l)「おう! 候補日は―――」
―――。
-
|二丁}^}^}^}^}^}^}^}二二二二二二二二二二
└─ヘ乂 ( i } } } } }ハ─────────
ノ^} } } } } } } } } } }、
__ { { } } } V ノ川 ハ } }
x====シ⌒7^三㌍===ミ、} }川 } } } { { } } }しj
x==辷ここ彡'⌒{ {二{ {{し'⌒丶{ { { {{ { { { { {川 {り_
_,、,シ((廴辷三三竺ミ、乂辷彡'⌒ヾ)ノ { { { {乂,{ { り } }ハ、 ` .
_、‐''゛((匕{ {乂_((辷|__ノノ((_ノノ´二二ノノ( ({ { { { {ハ V し ノ } }乂))=ミ、 ``丶、
,、丶` ノ((北彡=///))⌒ヽ(こ彡ソ((二辷彡イ { { } } } } } } } i} {_彡へ\ノノ)\__ `丶
../ __{ {乂((_彡イ/辷彡'三三彡'⌒))--=ミリ=彡ハ{ {乂 り{ {㌍ミ、))\\(⌒\)
' ((/\//⌒\\{」⊥=ニ二二L彡';:;:;:;:;:;:;:;|\_/ 川 } } }リ し'へ (( ̄ \\二\__
_彡'⌒くく/⌒辷こ彡' ノノ(;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:____/) ) / { { {{ { { { { {し' ノ((\ ハ Y } } } }
{ {__彡'´( (乂__彡二彡'/ハうぅァ‐=うた辷彡// ノ {ノノノ{ { {乂二Y))\Y__川_ノ 川′
乂___{ {⌒>((__彡イ/({ {//(乂_γ⌒丶\(/ { { {_彡イ { {人\{ {{\ } }辷彡イ { {
乂_彡'´ >─//(⌒\\二 人(⌒\\\_人} }しシノ{ {ノ(\ Y\ノノ/(__ノ{ { {
{____/(( (/∧ \/∧(\( ())ノノ三ミxシ( (ノノ二二{ {ノノ⌒匕彡くノ((__))乂))
)) )ノ( (乂7 /⌒\{ し'ノ\二二彡へ\二二} } }\} } i{ { {/)ノ{ {⌒ヽ\ノノ⌒´
辷彡{ {辷{ {し'⌒) )<{ {三乂} }ノノ⌒} }二二ノノノ)\} }乂__彡' ノノ\\)ノ゚
ゞ==彡匕う( (辷こここ ノノ( (_ノノ{ { {三彡イ辷彡{ {_ノノ/( (__ノ ノ
ヽ、 辷彡イし'ノ乂_彡'三三三 ノノノ辷彡'⌒辷彡(_/乂二彡'
` ., `¨´  ̄  ̄  ̄ 、丶`
``〜、、 _,,.、丶´
-
( ´_ゝ`)「うおー焼きそばうめー」
(´<_` )「口にした瞬間やはり焼きそばにして正解だったと確信するのも毎度のことだな」
( l┴l)「麺多めなのがいいよな!」
( ´_ゝ`)「確かに店で食う焼きそばってもやしとキャベツ多すぎてコレジャナイ感あること多いんだ」
(´<_` )「そういう意味じゃ屋台っぽい趣はあるな、屋台より色々具は入ってるが」
( ´_ゝ`)「満足するまで麺を食える幸せよ」
(´<_` )「一部焦げたりしてるのも逆に好きだ」
( ´_ゝ`)「わかる」
( l┴l)「なんだろな、好み分かれそうだけど俺は好きだ!」
( ´_ゝ`)b「「完全に同意」」d(´<_` )
( l┴l)「だよな! わはは!」
( ´_ゝ`)「体には悪そうだけどな」
( l┴l)「あ、そういうこと言っちゃう?」
(´<_` )「それは言わぬが花というものだぞ」
( ´_ゝ`)「こりゃ失敬」
-
( ´_ゝ`)「ふぅー……一気に貪ってしまった」
(´<_` )「焼きそばってそういうもんだよな」
( l┴l)「うんうん」
( ´_ゝ`)「さて……で、弟者。予定大丈夫そうかな?」
(´<_` )「問題なく調整できると思うぞ」
( l┴l)「おっ、それじゃあ……!」
( ´_ゝ`)「うむ、予定が問題ないなら同行するとしよう」
( l┴l)「おー、ありがとう! いやー流石に一人じゃちょっと寂しいかな? と思ってたんだよね」
(´<_` )「集合とかどうします?」
( l┴l)「あー、後で良さそうなポイント探してマップのURL送るよ」
(´<_` )「わかりました」
( ´_ゝ`)「そんじゃま、お開きにしますか」
-
【ハイツ筆府】
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-
( ´_ゝ`)「あのさ」
(´<_` )「ん」
( ´_ゝ`)「嫌な予感しかしない」
(´<_` )「おう」
( ´_ゝ`)「だから予定日までに色々準備しようぜ」
(´<_` )「……差し当たりオカルト勢に"五月館"知ってるかメッセージかな」
( ´_ゝ`)「誰も心当たりなきゃ多少は安心できるな」
(´<_` )「あとはネットで調べてみるか。これは俺がやる」
( ´_ゝ`)「任せる。他にできそうなのは……」
(´<_` )「マスターから何かしらオカルトグッズ入手できないか?」
( ´_ゝ`)「……ありだな。それもついでに聞いてみよう」
-
(´<_` )「あとは母者にも聞いてみるか。県内の野山のことなら何かしら知ってそうだ」
( ´_ゝ`)「確かに。縦横無尽に駆け巡ってるし存在くらいは知ってるだろうな」
(´<_` )「ううむ……できそうなのそれくらいか?」
( ´_ゝ`)「……猟銃持ってくか?」
(´<_` )「いや流石にそれは……」
( ´_ゝ`)「命には代えられんぞ」
(´<_` )「うーん……」
( ´_ゝ`)「そもそも狩猟期間じゃないから持ち出し自体厳しいか?」
(´<_` )「あー……委託保管だからな」
( ´_ゝ`)「母者は有害鳥獣捕獲の方で通年やってるから若干麻痺するな」
(´<_` )「狩猟の方はそもそもナタ猟なんてNGだからな……」
-
( ´_ゝ`)「……よし、現状思いつくのはそれくらいだな」
(´<_` )「うむ」
( ´_ゝ`)「特にオカルトグッズの入手はしておきたいな。
現状の実力で化け物に勝てる気しないし、逃げられたのも割と運だ」
(´<_` )「ああ、奥多摩の奴はスプレーは効いてたから強めの持ってくか。
油脂性のは自爆が怖すぎるから嫌だが……」
( ´_ゝ`)「……ファイナル激辛そば持ってく?」
(´<_` )「投擲とか当たる気せんわ」
( ´_ゝ`)「一理ある」
(´<_` )「……何もないのが一番だけどな」
( ´_ゝ`)「予感がしてしまったからには備えないわけにはいくまい」
(´<_` )「まあな……」
-
( ´_ゝ`)「一難去ってまた一難、って感じだな……」
Case5「辞職事由の解決」 Complete!
To be continued...
-
Case5-Tips4 頭がおかしくなりそうだ
Nukedo Nanoled
::::::::::::::::: _______________ ▲ ____
:::::::::::..: || / / || □] |. デ...|
::::::.: : ||/ / || ▼ ___________ | ミ ..|
:::: : || / / .|| | | | |. た...|
|| / ,l| | | | | . ま ..|
|| / || | | | |.. 発.. |
|| / l| | | | | 売 ..|
____|| / || | | | |. 3 . |
(⌒;;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| (⌒;;)  ̄| ̄ || | | |. 5 . |
( ;;;⌒;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄(⌒;;;;;; ;;) ̄ | | | |. 0 . |
, .,.;;;;( ,.,;;;;,) | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄(⌒;;`;´;` ,;;;;.,. ,;;;;)___| | | | 円 |
三三三三三i/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|三三三三三三三i/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
-
ガチャッ!
/|三ヽヽ─ヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ |三(∴゚ з゚ ) < 店長ー
/ |三 ( / \_______
| |⊂ / ∧つ
| |三 / Φ \
| |三/ /⌒> )
| |三(_) \_つ
| /
| /
|/
| ェェ ,.、ェェ |「む、どうしたんだい高田君」
(∴゚ з゚ )「ガチムチのお客様が店長を出せと」
| ェェ ,.、ェェ |「ほう、それはいけない……案内してくれ」
-
|
|.-──-、
| : : : : : : : : \
|: : : : : : : : : : : ヽ
|-…-…-ミ: : : : :',
| '⌒' '⌒' i: : : : :}
| ェェ ェェ |: : : : :}
| ,.、 |:: : : :;!
| r‐-ニ-┐| : : :ノ
|! ヽ 二゙ノ イゞ‐′
| ` ー一'´丿 \
| \___/ /`丶、
| /~ト、 / l \.
-
(´・ω・`) 「やあ」
(⌒`:::: ⌒ヽ
..ヽ:::: ~~⌒γ⌒)
ヽー―'^ー-'
〉 │
| ェェ ,.、ェェ |「あれ、マスター? 珍しいっすね」
(´・ω・`)「どーも。ここではあれなので中に入っても?」
| ェェ ,.、ェェ |「構わないっす」
-
(´・ω・`)「実は砂緒さんがトレーニング中に怪我をしてしまいまして」
|;ェェ ,.、ェェ |「えっ、怪我? 大丈夫なんすか?」
(´・ω・`)「ええ、明日には復帰できると思いますが、今日のシフトは……」
|;ェェ ,.、ェェ |「あー……誰か代打できるかな?」
(´・ω・`)「茂手内さんに連絡したら引き受けてくれましたよ」
| ェェ ,.、ェェ |「あ、そっすか? いやー助かるっす!」
(´・ω・`)「本当に申し訳ない、私の監督不行き届きです」
| ェェ ,.、ェェ |「いや、でも大した怪我じゃないんすよね? あれ? でもそれなら何で……」
(´・ω・`)「ちょっと指をやってしまってまして。今診察中なので私が」
| ェェ ,.、ェェ |「なるほど? ……細かい事情は詮索しないって言ったっすけど、
こういうことがあると気になっちまいますね」
(´・ω・`)「ええ、なのでお詫びも兼ねて来ました。すみません」
| ェェ ,.、ェェ |「いやまあいいっすけどね。大けがとかは勘弁してくださいよ?」
(´・ω・`)「もちろんです」
-
【BAR バーボンハウス】
Ⅲ A Ⅱ ∨ 日
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
A Ⅱ ∨ 目 W ][ ∩ Ⅲ
_____________
―――――――――――――
━┳━ ━┳━
 ̄ ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ┻  ̄
-
川 ゚ -゚)「いや両腕骨折とかどこからどう見ても大怪我だろうこれはおい」
(´・ω・`)「うん、まあ、すまない」
川 ゚ -゚)「手加減が苦手といっても限度があるだろおい」
(´・ω・`)「竹刀が思ったより10割ほど脆かったというか……」
川 ゚ -゚)「弁償」
(´・ω・`)「ああうん、それはもちろん」
川 ゚ -゚)「あと治療費と慰謝料」
(´・ω・`)「それについてはちょっと待って欲しい。今日中に治療する算段は着けてるんでね」
川 ゚ -゚)「これが今日中に治るとか頭がおかしくなりそうだ」
(´・ω・`)「うん、そうならないように色々見せて耐性着けて貰ってるつもりだが?」
川 ゚ -゚)「頭がおかしくなりそうだ」
(´・ω・`)「いや、うん、すまない」
川 ゚ -゚)「マスターは最強だが指導に向かないと皆が言っていた意味がよくわかった。チェンジで」
(´・ω・`)「そんなー」
-
今回はここまで
-
乙!
-
乙乙
あの激辛焼きそばの話題が出てきて笑っちゃった
-
おつです
-
おつ
マスターどれだけ強いんだろうな
兄者が測れないと言ってたから母者以上はありそうだが
-
乙
マスターの顔面に激辛焼きそばぶつけたら効くのかな?
-
おつおつ
風狸ちゃんが健康でいてくれて良かった
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