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( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
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| 流石だよな、俺ら |
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d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
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前スレ:( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1638101622/
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前回のあらすじ
・だから僕は漁業を辞めた
・海鮮の出汁が効いたスープに海鮮オンするのは海鮮ラーメン共通の暴力だが。
・え、持ってった魚を料理して貰えるってことですか?
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| 流石だよな、俺ら |
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d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
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【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
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|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
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Case7-Day1B
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( ´_ゝ`)「で、釣ったは良いけど冷凍とかして貰える感じ?」
(´・_ゝ・`)「有料サービスでよければ」
(´<_` )「ふむ」
( ゚∋゚)「お願いしちゃいます?」
(´・_ゝ・`)「ただ、もっと良い方法がありますよ」
( ´_ゝ`)「む? 何かな?」
(´・_ゝ・`)「陸船亭は持ち込みもできるんですよね」
( ´_ゝ`)「持ち込み……そういうのもあるのか」
( ゚∋゚)「え、持ってった魚を料理して貰えるってことですか?」
(´・_ゝ・`)「そうです。あんまり量が多いと断られますが」
(´<_` )「じゃあイワシは駄目そうですかね……?」
(´・_ゝ・`)「忙しさによるかな? ま、物は試しでお願いしてみましょう」
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【居酒屋 陸船亭】
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‐===''7.,' ,ム========ェ..,,.イ , '´,.<;;>'"1ヽ ,,.:≦=''"‐''",,,;;≦イ: : : :};;;ァ=ミ:::;;;;;
,,..ニ¨~~7.,' ,/ェニ゙===゙ニェァ'",. '゙ ,.<;>'" _,ィ| l :;l''"r::、"::≦;;;,.='''、='ゞ.;,,ノY゙: : : :Y:::;;
-= =''7.,' /'""¨¨ ̄ ̄¨¨/,.イ, '゙,.<>'" ,,.:≦ゞ'゙1.!.:;|'"1 :|:;;r'"゙Y,´: : ヾ::::;;;;;;;;{l: : : : :リ;;;;;
,三二゙7,' ,ム-====--:'゙.イ,. ,'゙.<''''" _,,.:≦'''"_,,,;;≦;! !..:|ハ;| .:!::{!:.:.:.}{! : : : }}::::;;;;;;;弋; : ;ンィ≦
≡='7.゙ /;;;;;;;;;三三;;;㌢"ィ"<''"-rァ'升''::f '"´!|::;Y;'´ ゙! !..:l: :}!..:|::;ゞ:,;从;.: : :,リ;;_;:ニ=-;;三r'´: : :
三≡7. /≡;;;;;;;;;;;;;イ,.:'",;:''"_,;;'_''1.:f;;;;;;;;!.:.:lll.:.:.:.l.! .:{l : : | l .:| ノ| .:!::;;,r;;=ュ、¨ア´~:゙ヾ:::;;ヾy゙: : : : :
川川ー''川川川川川 :|゙ l l l l l''"|..:|r'".:l_,,,..!.;;;;;;!| ::弋ン! !..:|~,ォ..:|Y;': : : : Y,゙: : : : : :Y::;;;;;!l.: : : : :
川川川 川川川川川 :|! l l l l l,,,..!..:!::-‐|:/:'''" !|:Y~YY:| l ::|,'.:| .:|:l:l.: : : : :l.l.: : : : : : !::;;;;代 : : : :
川川川 川川川川川 :|! l l l l lテ|.::レ"~;|:ゝ''゙ー;''!|:{!:.:.}:{!:! !:::|!i:.! .:!从: : : :.从: : : : : :从;;;;;;;ゞ、: :_:
川川川 川川川川川 :|! l l l l l..:::!.:,ゝ-く:ゝ-ゝX!|λソノ、| l ::|ゞ1..:!;;刄.:,,ン;;;夂,,_少;;;;;;;;;;;;;`"'';;;
∧川川 川川川川川 :|!:r==ャ;;;;;/ ,;;}:===!|:=::=! !..:lニ!..:|ニニ/;~; ̄~ヾ.二二三三;;;;;;;;;;
\\川 川川川キニ7;F丑三::;;;rシ ,;;イ|:>:-く,,;;l.!(,,,;;;;|lr| l ::|;/1 :|レ=、'fT~i ̄!:;;;i;;;;;ア゙ ̄ヾヽ;;;;,r=
\\,夂,,丈丈丈弋'ゞL_」;_三ヒシ=-=::;j'''!ー゙=く,,_l.!く.,,,_|lk! !..:|{;;;| .:!{:.:.:};l..i...l.....l.;;;;!;;;f.!: : : : ゙! !;i゙: :
、 \夂ミヘ、゙ヽ、゙丶、`丶、`丶 、゙ ', .,`゙ ' ‐- ..,,_'' ''Ll__j`"ー'' ー''代i T:::T;;リ;;;;l.!: : : : リ;,!;l : :
:::\ \,夂ミ::.、 ゙ヽ、.`ヽ、. `丶、 `丶 、' ",'' ‐- ..,_ `゙ ' ‐- ...,,,_¨""''''゙''ー‐''゙::'''''夊,,_,..夕从: :
;;:::::::\, \,夂ミ≧、. ゙ヽ、 `ヽ、. `丶、 `丶 、"' - ., "'' ‐ ..,,_ `"' ‐- ...,,_ ¨"'''' ー-'' `"
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(´・_ゝ・`)「こんばんはー!」
//・し・//「おうデミタス!」
(´・_ゝ・`)「大将!」
//・し・//「後ろのは見ない顔だな。客か?」
(´・_ゝ・`)「そうですよ。神奈川の方から」
( ´_ゝ`)「ども」
( ゚∋゚)「「こんばんは」」(´<_` )
//・し・//「へー、こんな田舎までよく来たな。よろしくな」
(´・_ゝ・`)「持ち込みいけます? こんな感じなんですけど……」
//・し・//「どれ、イワシにアジに……ちょっと時間かかるけどいいか?」
(´・_ゝ・`)「大丈夫ですか?」
( ´_ゝ`)b「よろしく」
(´<_` )「大丈夫です」
//・し・//「よしきた、ちょっと待ってな。たけし!」
(oしo)「はい大将! お飲み物どうされますか?」
-
(´・_ゝ・`)「夏霞で」
( ´_ゝ`)「うーん、日本酒がいいかな……お勧めある?」
(oしo)「そうですね……軽いのがよければ赤武の夏霞、
重めのだと酉与右衛門の夏ぎんがなんてどうでしょう?」
( ´_ゝ`)「おお、岩手の夏酒。夏霞でおねがい」
(´<_` )「俺もそれで。クックルはどうする?」
( ゚∋゚)「日本酒普段飲まないんすけど、せっかくだしそれにしようかな?」
(oしo)「夏酒なんで日本酒飲まない人にも飲みやすいと思いますよ」
( ゚∋゚)「じゃあそれで」
(oしo)「皆さん夏霞ですね、少々おまちください!」
( ´_ゝ`)「……赤武って蔵流されちゃったとこだっけ?」
(´・_ゝ・`)「そうです。六代目が頑張って今じゃすっかり復活してますよ」
(´<_` )「凄いな……」
( ゚∋゚)「俺らも見習わないとですね」
-
( '>')ノ「ようデミタス」
(´・_ゝ・`)「あ、組合長」
( '>')「そっちのお客さんは神奈川から来たんだって?」
(´・_ゝ・`)「そうです」
( ゚∋゚)(俺は神奈川じゃないんだけど……まあいっか)
( '>')「神奈川ってーと横浜かあ?」
( ´_ゝ`)「いや、もっと西の方」
( '>')「そうなのか。飼鱈場ってわかるか?」
(´<_` )「あ、はい。先日マリーナに行きました」
( '>')「おおそうか! うちのカミさんの出身が飼鱈場なんだよ」
( ´_ゝ`)「へー。そりゃ奇遇だな」
( '>')「実家は今盛岡だけどな。向こうに親戚がいるってんで数年に一回くらい行ってるよ」
(´<_` )「そうなんですね。ええと……組合長さん?」
-
( '>')「おっ、名乗り遅れたな。岩渕だ、千手烏賊漁協の組合長をやってる」
( ´_ゝ`)「流石真理男。探偵やってる」
(´<_` )「流石累次です。同じく探偵です」
(´・_ゝ・`)「えっ、探偵?」
( ゚∋゚)「大木括です。山岳救助隊やってます」
( '>')「山岳救助隊? そりゃまた珍しい人が来たな」
( ゚∋゚)「山暮らしなもんで来たかったんですよ、海」
( '>')「ほーう。海と魚介しかないとこだが、まあゆっくりしてきな」
( ゚∋゚)「その海と魚介が最高なんですけどね」
( ´_ゝ`)「磯ラーメンうまかった」
(´<_` )「釣りも楽しかったしな」
( '>')「ははは、満喫してくれてるようで何よりだ!」
(oしo)「お待たせしました! 夏霞失礼しまーす!」
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,' ',
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|NatsuKasumi|
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| / /゜ >゜ヽヽ. |
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|....AKABU.. |
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,ニニ-一===/ /  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄ー
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/ / / `ヽ ` ` ヽ
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| ` .、 i ノ シ´.| ゝ
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八 八
` 、 , シ´
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( ´_ゝ`)「……はぁ。さわやか」
(´<_` )「めっちゃ香りいいな……酸味と苦みもほどよく……夏」
( ゚∋゚)「!? えっ、うまっ」
(´・_ゝ・`)「ふふ、ですよね」
( '>')「赤武は昔とは変わっちまったが、うまいのは変わらんな」
(´・_ゝ・`)「ほんとに」
(oしo)「こちらお通しのすき昆布の煮物です」
( ´_ゝ`)「おっ、ありがと」
(´<_` )「いいね」
( ゚∋゚)「んっ、これは癖になりそう」
( ´_ゝ`)「すき昆布うめー」
(´<_` )「旨味たっぷりで酒にもあう」
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(´・_ゝ・`)「探偵ってどんなお仕事されてるんですか?」
( ´_ゝ`)「む?」
( '>')「あ、俺も気になるなーそれ」
(´<_` )「浮気調査とか無くしものの捜索が多いですね」
( ´_ゝ`)「依頼次第で色々やるよ。金持ちの家の留守番とかもやったし、
音沙汰なくなったネットの知り合いの安否確認だとか、
大学教授からサンプル採取を頼まれたり」
(´・_ゝ・`)「へー」
( '>')「事件の調査とかはしないのか?」
(´<_` )「たまにあるくらいですかね。弁護士から証拠集めの依頼とか」
( ´_ゝ`)「行方不明者の捜索は割と。後はネットの嫌がらせの対応とか最近多いかな。
あ、ミントテロの犯人捜しは割と白熱したな」
(´;・_ゝ・`)「ミントテロ」
(;゚∋゚)「タチ悪いけどなかなか警察沙汰までならないやつっすね……」
( ´_ゝ`)「あとトイレの誤爆逃げに怒り狂った店主からの犯人捜し依頼とか」
(´・_ゝ・`)「Oh...」
( ゚∋゚)「そんなのもあるんですか……」
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( '>')「それどうなったんだ?」
( ´_ゝ`)「ん、犯人見つけて謝らせて終了かと思いきや」
(´<_` )「開き直りやがったので店主がヒートアップ、民事訴訟へ」
( ゚∋゚)「えっ」
(´・_ゝ・`)「えぇー……」
( '>')「嘘だろ?」
( ´_ゝ`)「清掃費用と踏んでしまった靴の費用、慰謝料を求めて」
(´<_` )「調査費用と裁判費用で完全赤字なのに何が店主をそこまで突き動かしたのか」
( ´_ゝ`)「……というのは守秘義務あるからフィクションなんだけど」
(´・_ゝ・`)「えっ」
( '>')「ってマジで嘘じゃねーか!?」
( ゚∋゚)「はあ、そんなことだろうと思いましたよ」
( ´_ゝ`)「そういう依頼があったことまでは本当、あとはご想像に任せる」
(´<_` )(実際は故意に誤爆して回ってる連続犯で、まさかの刑事事件に発展したんだよなぁ……)
-
(´・_ゝ・`)「三人はどういう集まりなんでしたっけ?」
( ´_ゝ`)「大学の登山サークル仲間」
( '>')「ほーう」
(´<_` )「今も登ってるのは彼だけですが」
( ゚∋゚)「いや、登ってるって言うんですかね?」
( ´_ゝ`)「じゃあ他に何と言うんだ?」
( ゚∋゚)「そう言われるとそうですけど」
(´・_ゝ・`)「山岳救助隊でしたか。やはり大変ですか?」
( ゚∋゚)「そうですね……やっぱり救助となると色々と大変ですけど。
見つけた時にはご遺体だったっていうのが一番しんどいっすね」
(´・_ゝ・`)「ああ……」
( ゚∋゚)「あとは急な嵐とかで危険すぎて救助を断念した時とか」
( '>')「ああ、海でもそれはなぁ……」
( ゚∋゚)「でも無事に救助できた時はよかったーと思いますし、山は好きなんで。
半ば成り行きでなった救助隊っすけど、結構充実してます」
(´・_ゝ・`)「なるほどねぇ」
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//・し・//「待たせたな!」
(´・_ゝ・`)「あっ、大将」
//・し・//「まずは刺身だ。イワシとアジ、それぞれ大きめのやつを刺身にした」
( ´_ゝ`)「SASHIMI……!」
(´<_` )「やば、めっちゃテンション上がる」
( ゚∋゚)「ごくり」
//・し・//「刺身醤油とわさびで食ってくれ」
(´・_ゝ・`)「ご当地の刺身醤油と生ワサビですから、最高ですよ」
( ´_ゝ`)「し、辛抱たまらんっ! はよ!」
//・し・//「はは、そうだろうそうだろう。たけし!」
(oしo)「はい! どうぞ!」
( ´_ゝ`)( ゚∋゚)「「こっ、これは……!」」(´<_` )
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ハ
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ノ´.:.:.:.:、>'゙.:.:{ ; }.:.:{.:.:.:.:.:.:}.:.:.: /´i`ヽ{ { ___{.:{ {:: ,′ {::/ ./::, ゙ / / ̄〉 |
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( ´_ゝ`)「うっ!」「めぇ!」(´<_` )
( ゚∋゚)「おおお……!」
( ´_ゝ`)「やっぱ新鮮な魚の刺身って最高だな」
(´<_` )「自分で釣ったから猶更な」
( ゚∋゚)「この醤油も凄くいいっすね……甘みと旨味が」
( ´_ゝ`)「身と脂と醤油と、旨味がっつりくるのにしつこさはない」
(´<_` )「……酒との相性が完璧すぎるわ。地酒と地の魚だけある」
( ゚∋゚)「確かにそうっすね……魚と酒で無限ローテできる。
これにビールを合わせるとかちょっと勿体ない」
( ´_ゝ`)「だよな。日本酒もいいもんだろ?」
( ゚∋゚)「はぁ……あるんですよね、適材適所って。
どっちも組み合わせなんか抜きでも驚きのうまさですけど」
(´・_ゝ・`)「ふふふ……酒も魚もうまい、それが岩手です」
( '>')「千手烏賊漁協としちゃイカも推したいんだがなぁ」
(´・_ゝ・`)「ですね、千手烏賊ですし」
-
( ´_ゝ`)「地名の通りイカがうまいであってるのか?」
(´・_ゝ・`)「あってますね。昔からイカ漁が盛んですから」
( '>')「千手盛りは是非食ってって貰いたいな」
(´<_` )「千手盛り?」
(´・_ゝ・`)「この地方独特の食べ方……いや盛り方かな?
細切りにした身を放射線状に盛り付けるんです」
( '>')「んで、それを囲んで皆で食べるわけだ」
( ゚∋゚)「へぇー」
(´・_ゝ・`)「この地に恵みを齎してくださる千手様に感謝し、恵みであるイカを頂く、そういう風習です」
( '>')「イカは刺身でも干物でもいい。供え物にする時なんかは基本干物だな」
( ´_ゝ`)「千手様?」
(´・_ゝ・`)「ああ、ご存じないですよね。漁の安全を守り、海の恵みを齎してくれるとされる神様です」
( '>')「この辺の守り神様だな。神社には立派な観音像もあるぞ」
(´<_` )(観音像……千手観音? 寺じゃなく神社に……まあ、そう珍しくもないか?
でも千手観音ってそういう神様だっけ……いやまあ、そういう交雑も割とよくあるか)
( ´_ゝ`)(千手イ観音ってか? 駄洒落かよ、なかなか愉快な神様だな)
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(´・_ゝ・`)「何なら明日行きますか? 神社」
( ´_ゝ`)「ん、漁船体験以外はノープランだしありかな?」
(´<_` )「良いと思うぞ、ちょっと興味湧いたし」
( ゚∋゚)「せっかくだしお参りしときますか」
( '>')「うんうん、そうした方がいい。海に出るならな」
(´・_ゝ・`)「ちょっと漁船体験するくらいなら別に良いと思いますけどね。
まあ、どうせならお参りしておいた方が安心ですね」
( '>')「馬鹿お前、お参り怠った若い衆が鮫に食われたの忘れたのかよ」
(´・_ゝ・`)「いや、別にお参りしてても亡くなる時は亡くなりますし……確かにショッキングでしたけど」
( ´_ゝ`)「えっ何。そんなことあったの?」
(´・_ゝ・`)「ええまあ……漁に事故は付き物ですからね。
でも、漁船体験での事故は今まで一度もないですから安心してください」
( ´_ゝ`)「まあ沖に出て漁をするのと違ってそうそう事故らんでしょ」
(´<_` )「海や山でその手の事故を怖がってたら何もできませんしね」
( ゚∋゚)「確かに」
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//・し・//「次行くぞー」
( ´_ゝ`)「おっ、待ってました」
//・し・//「サバは塩焼きにしてみた。ちと量が少ないが仲良く分けてくれ」
(oしo)「今お持ちしますね!」
(´<_` )「俺は味見だけでいいや。クックル食えよ」
( ´_ゝ`)「あ、俺も」
(´・_ゝ・`)「僕はいつでも食えるんで」
( ゚∋゚)「そんな気を使わなくてもいいんですけどね」
( '>')「体デカいんだし素直に貰っときな」
( ´_ゝ`)「うむ」
( ゚∋゚)「大きさは関係ないと思いますけど……まあ、有難く頂きます」
(´<_` )「どうぞどうぞ」
(oしo)「どうぞ、サバの塩焼きです!」
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| r‐=====‐====‐-ミ_ |
| }:',',',',#',',',',}',',',',',',i',',',#',',}',',',',``ー-ミ___. |
| }:::',',';;',',"',', }',',',',',',i',',',',',' }',',',',',}',',#}',',',',}',',',',',',``〜、、 |
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( ゚∋゚)「……!!」
( ´_ゝ`)「おっほ。激ウマじゃん。サラッとした脂と迸るような香ばしさ、塩加減も絶妙」
(´<_` )「サバってスーパーで買ったの適当に焼いてもうまいけど、別モンだな」
( ゚∋゚)「う、うっめぇぇ……!!」
(´・_ゝ・`)「こういうシンプルな塩焼きって結構難しいですからね」
( '>')「だなあ。味噌煮とかはレシピ通りやりゃ素人でもそこそこになるが」
(´・_ゝ・`)「刺身ほどではないですが鮮度もモロに響きますし」
( '>')「調理法によっちゃ熟成させた方がうまいが、それこそ別モンだしな」
( ゚∋゚)「あー……最高」
( ´_ゝ`)「こんなうめー焼き魚を上等な冷酒で流し込みゃそらそーよ」
(´<_` )「譲ったの後悔する。しない?」
( ´_ゝ`)「する」
( ゚∋゚)「……食います?」
( ´_ゝ`)「「あ、お構いなく」」(´<_` )
-
( ´_ゝ`)「いやーしかし釣った魚を食うってのは良いもんだな」
(´<_` )「だな。先日も思ったが」
( ゚∋゚)「何とも言えない満足感がありますね……山菜ともまた違った」
( ´_ゝ`)「狩猟とも意外と違うんだよな。マジで意外なんだけど」
(´・_ゝ・`)「おや、狩猟されるんですか?」
( '>')「神奈川って狩猟できるようなとこあんのか?」
( ´_ゝ`)「んや、神奈川ではやってない。実家は群馬なんで」
(´・_ゝ・`)「あー……群馬は山が深いイメージですからね。納得です」
( '>')「何狩ったんだ? 鹿か?」
( ´_ゝ`)「狩ったのは鹿と猪。格闘したのはワグマ」
(´・_ゝ・`)「えっ? 今何て?」
( '>')「なんだ、またホラ話か?」
(´<_` )「我が兄ながら信じがたいんですが、トンファーでワグマと戦って撃退したんですよこの男」
( ゚∋゚)「頭おかしいですよね」
-
( '>')「そりゃ凄ぇ! 何か武道でもやってるのか?」
(´<_` )「ヒグマと引き分けた母の英才教育ですね」
(´・_ゝ・`)「……あれ? おかしいな、今、ヒグマと引き分けたって聞こえたんだけど……」
( ´_ゝ`)「あってる」
( ゚∋゚)「ナタの一撃でワグマを即死させたって奥多摩では伝説になってます」
(´<_` )「群馬の武術道場を粗方道場破りしてて、地元の武道界隈でも伝説になってます」
( ´_ゝ`)「二つ名は熊狩り」
(´・_ゝ・`)「……」
( '>')「……」
(´・_ゝ・`)「あはは、流石に盛りすぎでしょ」
( '>')「だな、担ごうったってそうはいかねえ」
( ゚∋゚)「いや本当の話なんすけど……まあ信じらんないですよね」
( ´_ゝ`)(盛るどころか知らない伝説まだまだ一杯ありそうだけどな……)
(´<_` )(……マジで人外だったりしないよな母者? ないよな?)
-
//・し・//「待たせたな」
( ´_ゝ`)「おっ」
//・し・//「残りのイワシとアジは……フライだ!」
( ´_ゝ`)「「フライ!」」(´<_` )
( ゚∋゚)「フライですか」
//・し・//「何だ、不満か?」
( ゚∋゚)「いや……サバが旨すぎて結構満足しちゃったので」
//・し・//「確かにあれは良いサバだったからな……だが、舌の肥えた漁師達さえ必ず満足させる俺の腕を舐めるなよ?」
( ゚∋゚)「あ、いえ、そんなつもりは……」
(´・_ゝ・`)「まあまあ、騙されたと思って食べてみてください」
( '>')「この布川は料理しか能がないが、料理の腕だけは千手烏賊で最高峰。
何食ってもうまいのがこの店だ。食わなきゃ損だぞ」
( ゚∋゚)「いや、そりゃ食いますけど」
-
//・し・//「おいたけし、グラスが空じゃないか?」
(;oしo)「あっ、失礼しました! 皆さん夏霞でよろしいですか?」
(´・_ゝ・`)「うーん、夏ぎんがに変えようかな?」
( ´_ゝ`)「そっちが重いんだっけ? フライならそっちが良いのかな……俺も同じので」
(´<_` )「フライにはどっちがお勧めとかあります?」
( '>')「どっちも良いが、俺は夏ぎんがかな?」
(´<_` )「じゃ、夏ぎんがお願いします」
( ゚∋゚)「あ、俺もそれで」
(;oしo)「ただいまお持ちします!」
//・し・//「すぐ揚がるから急げよ」
(;oしo)「はい!」
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┌‐┐
├‐┤
| ...|
i .i
,' ..',
,' ',
,' ',
,' ',
.,'‐-------‐',
i;;;:::::::...:::...: 夏i
|:::::;::::...;;;.., , ぎ.|
|::::::::::::::;;;::::::ん.|
|.;;:::;;::;...:.:*:;:が.|
|:::::;;..;;;;;..;:::::::,:.::|
|::::西与::::::::純.|
|:::: 右:: : 生米.|
|:::: 衛: :: 原吟.|
|:::: 門; : ,酒醸.|
|‐-=======-' |
ゞ========='"
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,ニニ-一===/ /  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄ー
〟'"~´ ./ /ーー ー ー、ーーー… ____
/ / / `ヽ ` ` ヽ
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| ` .、 i ノ シ´.| ゝ
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八 八
` 、 , シ´
` ー-ニ二、_____ , ニニ-一 ' ´
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( ´_ゝ`)「おー、確かにこれは……重さで表現するのも納得」
(´<_` )「夏霞と比べると味が濃い目だな。原酒らしいしっかりした旨味」
( ´_ゝ`)「でも酸味や苦みもしっかりしてるからすっきりキレ味」
( ゚∋゚)「ん……これもうまいですね。でも俺は夏霞の方が好きかな?」
(´・_ゝ・`)「日本酒苦手な方にはそうかもしれませんね」
//・し・//「よーしフライ行くぞー」
┌( ´_ゝ`)┘「よし来い!」
(´<_` )「何だその構え」
( ゚∋゚)「結構酔っぱらってます?」
(oしo)「お待たせしました! アジとイワシのフライです!」
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( ゚∋゚)「うんま」
( ´_ゝ`)「こりゃ参った。この衣の香ばしさは何だ?」
(´<_` )「梅ソースやべぇ。梅の香りと酸味がスーッと」
( ゚∋゚)「身がふわっふわですね……こんなの食べたことないや」
( '>')「そうだろうそうだろう」
(´・_ゝ・`)「何を隠そう、レギュラーメニューの2番人気はアジフライですからね」
( ´_ゝ`)「一番は?」
(´・_ゝ・`)「千手盛りです」
( ´_ゝ`)「なるほど、納得」
(´<_` )「気になるけどイワシフライの後に食うのもあれだな」
( ´_ゝ`)「明日食いに来ようぜ。名物は食わんと」
(´<_` )「だな」
-
( ´_ゝ`)「はー、満足」
(´<_` )「完全に同意」
( ゚∋゚)「うまかったー……」
(´・_ゝ・`)「ふふ、いい店でしょ?」
( ゚∋゚)「ですね」
( '>')「俺なんかここで飲まなきゃ翌日仕事できんもん」
( ´_ゝ`)「組合長がそれでいいのか……?」
( '>')「漁師たちが優秀だからな。組合長なんざ飾りみたいなもんよ」
(´・_ゝ・`)「またまた、組合長が仕切ってなきゃ喧嘩してるうちに一日終わってますよ彼ら」
(´<_` )「それはそれでどうなんですかね……」
三(;リョウ)ノ「組合長!」
( '>')「ん?」
-
(;リョウ)「大変です、すぐ来てください!」
( '>')「何だぁ、また喧嘩かあ? ったくしゃあねえなあ……」
(´・_ゝ・`)「あらら、行ってらっしゃい」
( '>')「布川、ツケにしといてくれ」
//・し・//「ああ、さっさと行ってこい」
( '>')ノ「んじゃ、また来るぜ!」
「―で? また――のか?」
「いえ! あ――女――とう――」
「それ――言――馬鹿もん!」
( ´_ゝ`)「うーん、大丈夫なのかな?」
(´・_ゝ・`)「ああ見えて有能な人ですからね」
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【客室】
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|  ̄| || |――f坐笙ミ―――| |――――――――――――゜――― | |―゚―――゜― | : :| | |
| | || |:::::::::::}三三ソ:::::::::: : :| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::^^:::::::::::::::::::::^^::::::::::::::| |::::::::::::::::::::::^^::::::| : :| || |
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( ´_ゝ`)「いやー色々と堪能してしまったな」
(´<_` )「うむ、まったくだ」
( ゚∋゚)「そういえば仕事なんじゃなかったでしたっけ? こんな遊んでばっかでいいんすか?」
( ´_ゝ`)「まずは観光客として信用を得る作戦だからな」
( ゚∋゚)「なるほど」
(´<_` )「とはいえ明日はボチボチ動き出さんとな」
( ´_ゝ`)「だな。一応予定は明後日までだし」
( ゚∋゚)「そんなすぐ見つかるんすかね?」
(´<_` )「そう大きな町じゃないからな。地元の人の協力さえ得られれば割とすぐだと思う」
( ゚∋゚)「はあ、そんなもんなんですね」
( ´_ゝ`)「まあ延びるかもしれないけど、クックルはそこまで付き合わなくていいよ」
( ゚∋゚)「休みそこまでしか取ってないんで付き合えないっすわ」
(´<_` )「そりゃそうだ」
-
( ´_ゝ`)「そういや神社の話あったけど」
(´<_` )「ん?」
( ´_ゝ`)「もはや条件反射で身構えちまうな」
(´<_` )「ああうん……それはな」
( ゚∋゚)「ん? 例のあれのこと言ってます?」
( ´_ゝ`)「そのあれ。こないだ山ちゃん先輩に誘われて群馬の旅館行ったんだけど、そこにもあって」
(´<_` )「で、見事にやべーのと出会っちまったのまで一致」
(;゚∋゚)「うわぁ……」
( ´_ゝ`)「そっちはその後何事もないんだよな?」
( ゚∋゚)「はい、特に何も聞きませんけど……」
(´<_` )「タンさんには気をつけろよ? 急に何か仕出かしてもおかしくない」
( ゚∋゚)「そんな人だとは思えないんですけどねぇ……」
( ´_ゝ`)「わかりやすかったらとっくに捕まってるわ」
( ゚∋゚)「そりゃそうっすけど……」
-
( ´_ゝ`)「旅館の娘さんかわいいなーとか言ってたらやべーやつだった俺らの気持ちがわかるか」
(;゚∋゚)「むむむ」
(´<_` )「タンさんがやべーやつと決まったわけじゃないけどさ。
少なくとも何かしら関わりはありそうだからな」
( ´_ゝ`)「冨竹のこと隠してた時点でな」
(´<_` )「それも兄者判定でしかないから証拠は何もないんだが」
( ゚∋゚)「ええと……あまり油断はしないようにしときますよ」
( ´_ゝ`)「ああ、それくらいで良いと思うぞ」
(´<_` )「俺なんて気づいたら洗脳されてたからな、ほんと気を付けた方がいいぞ」
( ゚∋゚)「えぇ……どう気を付けるんすかそれ」
( ´_ゝ`)「今のは弟者の例が悪い」
(´<_` )「うっ、確かに……」
( ´_ゝ`)「何かおかしいな? と思ったら俺らに連絡くれ。専門家に中継する」
( ゚∋゚)「はぁ、わかりました」
-
(´<_` )「ま、今回のは隠し社みたいなやつじゃないからそこまで心配いらんかな」
( ´_ゝ`)「そうだと思うぞ。神社ってだけで警戒してちゃきりないわ」
( ゚∋゚)「あれはショッキングでしたから、2回もとなると気持ちはわかりますけどね」
( ´_ゝ`)「あれからその手のやつ巻き込まれまくってるから、切り札も持ってるけどな」
( ゚∋゚)「はぁ、切り札ですか?」
(´<_` )「まあ余程のことがなきゃ使わないと思うぞ」
( ゚∋゚)「切り札って言うと山ちゃん先輩のあれ思い出しちゃうんですけど」
( ´_ゝ`)「ああ、靴底の一万円……」
(´<_` )「こんなこともあろうかと、って言って取り出した時は笑ったわ」
( ゚∋゚)「そんなことするの海外旅行の旅行者くらいだと思ってました」
( ´_ゝ`)「ジンクスみたいなもんらしいが」
(´<_` )「財布の中身の方が少ない時があるのは流石にどうかと思う」
-
( ´_ゝ`)「さーて明日は神社と船だ。そろそろ寝るとするか」
(´<_` )「そうするか」
( ゚∋゚)「とりあえず荷物避けますわ」
(´<_` )「布団は押し入れかな? ……うむ、あった」
( ´_ゝ`)ノ「よーし敷け敷けー」
(´<_` )「いやお前もやるんだよ」
( ´_ゝ`)「へーい」
( ゚∋゚)「……? 何すかその配置?」
(´<_` )「深い意味はない」
( ´_ゝ`)「やっぱセンターはクックルっしょ」
( ゚∋゚)「何でそうなるんすか?」
(´<_` )「いやほら、バランス的にというか」
( ´_ゝ`)「左右対称だから」
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( ゚∋゚)「いやまあ、別にいいっすけど……」
Case7「千手烏賊の夏」
Day1B「漁師町の居酒屋」
To be continued...
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もはやこれまで(スレが)
次回は次スレにて
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次スレ
( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1658664818/
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乙ッッッ
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おつ!
飯の描写が美味しそうなんだよな…
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乙
もう2スレ消化したか、更新頻度がヤバいからメチャ早だな
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イワシ!刺身!ポン酒!
アアアアぁぁァァ
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乙!今回もおいしそうだあ
酒飲まないし苦手なんだけどおいしそうだなーいいなーってなる
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乙乙
岩手行ってみたい
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乙!
夏を満喫したくなるなー
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魚強
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