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( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
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| 流石だよな、俺ら |
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V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
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前スレ:( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1638101622/
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家族関係なかったのか…!!?
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∧ ∧
川 ゚ -゚)「ああ。希望はそんなにないが……飲食ならヌケドの経験を活かせるか」
(´<_` )「そうですね」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「経歴は県立筆府高校卒、筆府大学中退だな」
(´<_` )「あ、後輩でしたか」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「ん? 探偵さんも筆府高だったのか?」
( ´_ゝ`)「んにゃ筆府大の方」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「ああ、そっちか……」
( ´_ゝ`)(割とすぐ中退した感じか……)
-
∧ ∧
川 ゚ -゚)「資格は英検と漢検それぞれ2級を持ってる」
(´<_` )「なるほど」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「特技は剣道三段」
( ´_ゝ`)「ほう。剣道部?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「ああ、中高でやっていた」
(´<_` )「他に何かありますか?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「ふむ……いや、特にないな」
(´<_` )「わかりました、ありがとうございます」
-
(´<_` )「では、進展あり次第ご連絡します」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「ああ、助かる」
('A`)「よろしくお願いします」
( ´_ゝ`)「せっかくだから二人で飯でも食ってったら?」
(;'A`)「えっ!?」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「いや金がないと言ってるんだが?」
( ´_ゝ`)「ドッくんが出してくれるっしょ。な?」
(;'A`)「え? まあそれくらい出しますけど」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「ふむ、であれば遠慮なくご馳走になるぞ」
( ´_ゝ`)b d(´<_` )
(;'A`)「ええと……じゃあ行きますか」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「ふふ、外食など久しぶりだ……ではな」
-
( ´_ゝ`)「ふむ……想定していたより愉快な人物だったな」
(´<_` )「それには同意する」
( ´_ゝ`)「で、どうしよっか?」
(´<_` )「まずはオカルト面か。とりあえずフィレンクトさん?」
( ´_ゝ`)「だな。駆除するとか言い出しかねないから持ってき方は注意が必要だが」
(´<_` )「あとは冨竹か」
( ´_ゝ`)「そちらも同じくだな」
(´<_` )「あとは……ミノリちゃん?」
( ´_ゝ`)「うむ。以下同文」
(´<_` )「警察組は?」
( ´_ゝ`)「あー……あんまり何か知ってるとは思えん」
(´<_` )「確かに。あとは……あ、美和ちゃんはどうだろ?」
( ´_ゝ`)「いや確かに神職だけど……オカルト面だからなあ」
(´<_` )「普通にご祈祷とかされても困るか」
( ´_ゝ`)「物は試しでやってみてもいいけどさ」
-
(´<_` )「思いつくのはそれくらいか」
( ´_ゝ`)「うむ。ひとまず三人に連絡だな」
(´<_` )「内容は……群馬に帰った時ケモミミの人見かけた、とかで反応見る感じか?」
( ´_ゝ`)「最初はそれくらいのレベル感が無難そう」
(´<_` )「じゃあフィレンクトさんへのLinerは任せる、俺は冨竹とミノリちゃんにメールする」
( ´_ゝ`)「おけ、よろしく」
―――。
-
(´<_` )「そっちはそっちで返事待つとして、働き口の方は」
( ´_ゝ`)「大学中退、職歴なし、英検2級、漢検2級、剣道三段」
(´<_` )「ううむ……正規雇用狙うのはなかなか難しそうだな」
( ´_ゝ`)「ケモミミさえなければ警備なら普通にいけるんじゃないか?」
(´<_` )「あと清掃とかな。だがその辺の職種は誰でもウェルカムなとこあるし……」
( ´_ゝ`)「こう言っちゃなんだが経歴としてあんまりプラスにならんしな」
(´<_` )「当人がやりたきゃともかく、今時点で勧めるもんでもないな」
( ´_ゝ`)「仁田さんとこなら知性ある武闘派は歓迎されそうだけど」
(´<_` )「アホか、マフィア紹介してどうする」
( ´_ゝ`)「小池は人雇わないし、小豚は間に合ってるだろうし……。
いやそもそも飲食系は治らないと厳しいか」
(´<_` )「村上さん頼るか?」
( ´_ゝ`)「ありっちゃあり。せっかくの貸しはとっておきたいが最終手段として」
(´<_` )「……コスプレ喫茶とかなら普通にいけそうだが」
( ´_ゝ`)「伝手がありゃよかったが、店主の人柄次第ではえらいことになりそうだ」
(´<_` )「あー……そうだな」
-
(´<_` )「あれ……?」
( ´_ゝ`)「ん、どした?」
(´<_` )「いや、バーボンハウスってさ」
( ´_ゝ`)「うん」
(´<_` )「マスターの口ぶりじゃ長岡さん以外にも複数人いそうな感じだったけど……。
殆どマスター一人で回してるし、長岡さん含め何してんだろ?」
( ´_ゝ`)「む……?」
(´<_` )「そんな人数抱えられるほど儲かってるようにも見えないしさ」
( ´_ゝ`)「……確かに」
(´<_` )「実は店舗以外の事業もやってるんじゃないか?」
( ´_ゝ`)「んー……そうだとしてどうかな? 話聞いてみてもいいけど」
(´<_` )「一応候補には入れとくか」
―――。
-
( ´_ゝ`)「飲食以外の伝手も検討してみたものの」
(´<_` )「やはり厳しいな。ハイスペック人材なのはわかってるんだがいかんせん技術と経験がな」
( ´_ゝ`)「……いっそうちで雇うか?」
(´<_` )「それは兄者が目の保養欲しいだけだろ」
( ´_ゝ`)「そうだが?」
(´<_` )「人一人雇うのにいくらかかるかわかるか? そして毎月説明してるがうちの売り上げは?」
(;´_ゝ`)「うっ」
(´<_` )「現状人は雇えないな、即戦力なら何とかってとこか」
( ´_ゝ`)「残念」
(´<_` )「……だが将来的にはありかもな。彼女も一生ヌケドで働くつもりでもないだろうし」
( ´_ゝ`)「俺らがもっと仕事取れるようになればか」
(´<_` )「ああ」
-
( ´_ゝ`)「そうだ、母者の弟子に推薦するのはどうだ?」
(´<_` )「絶対駄目だろ。剣道経験者ったって着いていける世界じゃない」
( ´_ゝ`)「そうか?」
(´<_` )「そうだ」
( ´_ゝ`)「うーん……やっぱ何とかしてケモミミ解消するしかないか」
(´<_` )「一応バーボンハウスには後で話を聞きに行ってみよう」
( ´_ゝ`)「無理筋だと思うけど一応な」
(´<_` )「長岡さんに連絡しとくわ」
( ´_ゝ`)「……腹減ってきたな」
(´<_` )「昼にするか」
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【ヌケドナノレド 筆府店】
Nukedo Nanoled
::::::::::::::::: _______________ ▲ ____
:::::::::::..: || / / || □] |. デ...|
::::::.: : ||/ / || ▼ ___________ | ミ ..|
:::: : || / / .|| | | | |. た...|
|| / ,l| | | | | . ま ..|
|| / || | | | |.. 発.. |
|| / l| | | | | 売 ..|
____|| / || | | | |. 3 . |
(⌒;;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| (⌒;;)  ̄| ̄ || | | |. 5 . |
( ;;;⌒;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄(⌒;;;;;; ;;) ̄ | | | |. 0 . |
, .,.;;;;( ,.,;;;;,) | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄(⌒;;`;´;` ,;;;;.,. ,;;;;)___| | | | 円 |
三三三三三i/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|三三三三三三三i/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
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| ェェ ,.、ェェ |「いらっしゃいませー!」
(゜3゜)「いらっしゃいませー!」
( ´_ゝ`)ノ「ども」
| ェェ ,.、ェェ |「あっ! こりゃどうも。どうでした?」
( ´_ゝ`)「とりあえず話聞いて、何とかなりそうか検討中。
で、昨日食えなかったからバーガー食いに来た」
| ェェ ,.、ェェ |「おお! 何にしやすか?」
( ´_ゝ`)b「やっぱデミたまでしょ」
(´<_` )「チーズデミたま」
| ェェ ,.、ェェ |「単品っすか?」
( ´_ゝ`)「「セットで」」(´<_` )
| ェェ ,.、ェェ |「お飲み物は?」
( ´_ゝ`)「コーラ」
(´<_` )「アイスコーヒー」
| ェェ ,.、ェェ |「かしこまりましたー! こちらの番号札でお待ちください!」
-
( ´_ゝ`)「なんかヌケドの店内で食べるの久々かも」
(´<_` )「だな、最近はこんな感じなのか」
( ´_ゝ`)(しかし店長のあの格好が許されるならケモミミくらいOKなのでは……?)
(´<_` )(マスコットキャラだからセーフってことなのか……?)
(゜3゜)「番号札2番でお待ちのお客様!」
( ´_ゝ`)ノ「ほいほい」
(゜3゜)「お待たせしました、デミたまとチーズデミたまのセットです」
( ´_ゝ`)「ありがと」
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/ ̄ ̄ ̄/ハ | |ーー──一「¨|
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( ´_ゝ`)「おお、期待も予想も裏切らぬ味、素晴らしいね」
(´<_` )「デミグラスソースのバーガーってヌケドではありそうでなかったよな」
( ´_ゝ`)「ハンバーグでは王道ソースなのに不思議とね」
(´<_` )「卵とも合うしうまいな」
( ´_ゝ`)「照り焼きソースでもうまそうだなこれ」
(´<_` )「確かに、そのうち出そう」
( ´_ゝ`)「そしてポテト。これよこの味よ」
(´<_` )「たまに食べるとうまい、止まらなくなる」
( ´_ゝ`)「心なしか昔よりうまくなったような気がする」
(´<_` )「そうか? うーん……どうだろ?」
( ´_ゝ`)「揚げたてだからかも」
(´<_` )「そういや昔は冷めてたりしたよな」
( ´_ゝ`)「あー、あったあった。かなり前に作り置きやめたんだっけ」
(´<_` )「確かそうだったと思うぞ」
-
【流石探偵事務所】
| | ̄ ̄ ̄|:l | | ::| ,| |
| ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 流 石 探 偵 事 務 所 | |
l__________________,| |
| |`''-、_ | |
| | 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | | | | |
| | | | | |
| | | r‐┐| r‐┐ ,| |
| | | | ||! ! .| |
ノヽ-ヘィiヘl^ヽ-, | | l └‐'゙ l└‐' | |
―――――┐ス ! ! | | | |
| ,レi | | |______,|_____,,| |
| Z | | / ,|_|/
| ヘ |_|/
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( ´_ゝ`)「あ、フィレンクトさんから返ってきた」
(´<_` )「何て?」
( ´_ゝ`)「……「関わらない方がいい」「依頼頂ければ駆除しますよ」「ああ、群馬だと出張料金頂きますが」……」
(´<_` )「うわー完全に駄目なやつ」
( ´_ゝ`)「実際どうなんだろ? 俺は彼女からそんな危険性は感じなかったが……」
(´<_` )「同じく」
( ´_ゝ`)「フィレンクトさんが知るものとは別物なのかも?」
(´<_` )「かもな……あ、ミノリちゃんも返信きてるぞ」
( ´_ゝ`)「どれ……」
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From: 一条実里
To: 流石探偵事務所
Sub: Re:情報提供のお願い
こんにちは 一条です
それはたぶん忘れた方がいいです!
万が一関わる場合は冨竹お兄ちゃんに相談すると良いと思います!
-
( ´_ゝ`)「なるほど……?」
(´<_` )「うーむ……何もわからんな」
( ´_ゝ`)「もうちょっと突っ込んで聞いてみるか?」
(´<_` )「そうだな……「そう悪いものとは思えないんだが?」って感じか」
( ´_ゝ`)「そんなノリで良いと思う」
(´<_` )「む、冨竹からも来たぞ」
( ´_ゝ`)「意外と早いな」
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From: SABURO TOMITAKE
To: 流石探偵事務所
Sub: Re:情報提供のお願い
お世話になっております。冨竹です。
獣の耳を生やした女性とのことでしたが、見かけただけでしょうか?
であれば、そのまま忘れるのが良いと思います。
直接関わるようなことがあればご相談ください。
以上、よろしくお願いします。
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( ´_ゝ`)「うーむ……共通点は「関わるな」か……」
(´<_` )「少なくともあっち界隈ではそういう存在が認知されてるってことだな」
( ´_ゝ`)「そして一般人が関わるとやばい、と」
(´<_` )「……フィレンクトさんにももうちょい突っ込んどく?」
( ´_ゝ`)「そうだな、あっちの方が口軽そうだし……何者なのか気になるって送っとくわ」
(´<_` )「まどろっこしいが退治されちゃかなわんからな……」
( ´_ゝ`)「うむ、慎重に詰めてくしかない」
(´<_` )「彼らと同じ陣営じゃなさそうな以上な」
( ´_ゝ`)「やっぱあっち界隈も色々あるんだなって改めて」
(´<_` )「色々なきゃ推定公務員の冨竹に全部丸投げしたいとこだ」
( ´_ゝ`)「違いない」
(´<_` )「警察組にもダメ元で送っとくか……」
( ´_ゝ`)「あ、それは俺電話するわ」
(´<_` )「確かにその方がいいか……任せる」
-
( ´_ゝ`)コ「もしもしオレオレ、俺だけど。今大丈夫?」
( ´_ゝ`)コ「つかぬことを聞くけど、頭からケモミミ生やした人って知ってる?
……そうそう、猫耳とかそんな感じの」
( ´_ゝ`)コ「あ、知らない? そうか。いやね、ちょっと訳ありで。
詳しい事情は言えな――あ、興味ない? 話が早いね」
( ´_ゝ`)コ「お、マジで? 助かるー流石白根さん」
( ´_ゝ`)コ「はいよろしく、今度酒でも奢るね」
(´<_` )「……やっぱ知らんって?」
( ´_ゝ`)「うむ。だが署長さんにそれとなく聞いてみてくれるってさ」
(´<_` )「おー」
( ´_ゝ`)「オカルト面詳しいらしい署長さんなら多少は期待持てるな」
(´<_` )「だな、他と違っていきなり退治とかいう話にもならんだろうし」
(lll´_ゝ`)「宗教的退治屋のフィレンクトさんと国直属の退治屋であろう冨竹じゃな」
(´<_`lll)「不良警官が一番手心ありそうなんだから困るわ」
-
( ´_ゝ`)「おっ、返信」
(´<_` )「何だって?」
( ´_ゝ`)「……「単なる好奇心なら知らない方が良いでしょう」だと」
(´<_` )「あー……どうする?」
( ´_ゝ`)「うーん……保留で」
(´<_` )「だな……あ、ミノリちゃんも来た」
( ´_ゝ`)「ふむ」
-
From: 一条実里
To: 流石探偵事務所
Sub: Re:情報提供のお願い
こんにちは 一条です
そうかもしれませんし、そうではないかもしれません!
関わらないに越したことはないです!
-
( ´_ゝ`)「どうも駄目だな、これ以上引き出すなら踏み込む必要がある」
(´<_` )「リスク考えると悩ましいな……」
( ´_ゝ`)「困ったもんだ」
(´<_` )「ただ、どっちも「じゃあ狩りに行くわ!」って感じでもないよな?」
( ´_ゝ`)「高崎って言ってるからな。近所だとまた違うんじゃないか?」
(´<_` )「あー……」
( ´_ゝ`)「思うに、これ以上踏み込むなら対面の方がいいな」
(´<_` )「そうかも」
( ´_ゝ`)「うーむ……フィレンクトさんとアポ取るか?」
(´<_` )「何となくだがミノリちゃんの方が良い気がする」
( ´_ゝ`)「……最悪腹割って話したらわかってくれそうなのはそっちか」
(´<_` )「そうだ。信仰上の理由を持ち出されたらどうにもならん」
( ´_ゝ`)「……いずれにせよもうちょっと慎重に考えてからにしよう」
-
【BAR バーボンハウス】
Ⅲ A Ⅱ ∨ 日
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
(´・ω・`) 目 W ][ ∩ Ⅲ
|つ凵⊂| _________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ( )
――⊂ .|――――――
(,___)
━┳━ ━┳━
 ̄ ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ┻  ̄
(´・ω・`)「なるほど?」
_
( ゚∀゚)9m「あっ! その顔信じてないでしょ!?」
(´・ω・`)「お前の言うことは一々信用ならないんだバイト」
_
( ゚∀゚)「ひでぇ!」
(´・ω・`)「この間だってスライムが出ただの大嘘ついてたろうが」
_
(;゚∀゚)「あ、あれは……」
(´-ω-`)「別に信頼していないわけじゃないが、もうちょっと落ち着いて欲しいのが正直なところだ」
_
(;゚∀゚)「あー……サーセン」
-
みんな揃って関わるなは怖いな
-
(´・ω・`)「お、いらっしゃい」
( ´_ゝ`)ノ「ちっす」
(´<_` )「こんばんは」
_
( ゚∀゚)ノ「あ、どもっす!」
(´・ω・`)「お飲み物は?」
( ´_ゝ`)「カミカゼ」
(´<_` )「生お願いします」
(´・ω・`)「あいよ」
_
( ゚∀゚)「今日はどうしたんすか? 呼ばれたから来たっすけど」
( ´_ゝ`)「ちょっとね」
(´<_` )「ふむ……ちょうどよく他の客いないな」
_
( ゚∀゚)「?」
(´・ω・`)「カミカゼと生お待ち」
-
(´・ω・`)「お恥ずかしながらこの時間はいつもこんなもんですが……何か内緒話でも?」
( ´_ゝ`)「単刀直入に訊くけど……この店ってバー以外に何かやってる?」
(´・ω・`)「ふむ……? 話が見えませんね」
( ´_ゝ`)(むっ? 敢えてワンクッション置いた?)
(´<_` )「少し、訳ありの娘がいましてね」
( ´_ゝ`)「バーは人足りてるだろうからあれだけど、他の事業やってるなら雇って貰えないかなーって」
(´・ω・`)「どうしてそう思ったか伺っても?」
( ´_ゝ`)「単純に、このバーの運営に長岡くんとかの人手が必要なようには思えなかったからだな。
それにマスターなら信用できるからさ、変なとこに預けるのもあれだし」
(´・ω・`)「……なるほど。確かにうちは他の事業もやってます。
人手も欲しいところですが……誰でもいいわけじゃない」
(´<_` )「ポテンシャルは保証しますが」
(´・ω・`)「そういうことじゃないんですよ。……ちなみに、訳ありというのは?」
( ´_ゝ`)(ん……? この流れでそっちに行くのか?)
(´<_` )「……ちょっと説明し辛いんですがね」
( ´_ゝ`)「率直に事実だけを述べると、ある日突然ケモミミが生えてきたらしい」
_
( ゚∀゚)「えっ?」
-
(´・ω・`)「それはまた随分と荒唐無稽な話ですね」
_
( ゚∀゚)「えっ?」
( ´_ゝ`)(んんっ??)
(´<_` )「長岡さん、何か?」
_
(;゚∀゚)「ええと……いやー……」
( ´_ゝ`)「……もしかして何か知ってる感じ?」
_
(;゚∀゚)「あー……そのー……」
(´;-ω-`)「あー……お前なぁ……」
(´<_` )「何かご存じなら教えて頂きたいです。
実を言うとその現象の原因と対策を第一案として探していまして……」
( ´_ゝ`)「で、第二案としてそのままでも働ける場所を探してここに来たんだけど……。
前者がヒットしちゃった感じ?」
(´・ω・`)「いやはや……こいつのせいで語るに落ちてしまったので、お話できる範囲でお話ししますよ。
おいバイト、話のアテにチャーハンでも作れ、材料費は給料から引いとくからな」
_
( ゚∀゚)「えっ!?」
(´・ω・`)「何か文句あるか? ん? 状況次第じゃクビもんだったぞ? おう?」
_
三(;゚∀゚)「は、はい喜んでッ!」
-
(´・ω・`)「さて……まずはうちの業務について少しだけ説明しましょう」
Case5「辞職事由の解決」
Day2A「ケモミミ」
To be continued...
-
今回はここまで
-
まさかここに繋がるとは。
次回が楽しみ
おつ!
-
まさかのネコミミ
まさかのお前らもそっちサイドかよ
-
乙
-
おつおつ
ケモミミ生えてそれだけで終わるかなあ…だんだん進行していったりして
-
乙です
けもみみ可愛い!けど不穏すぎるな
何の動物の耳なのかってのも関係あるかな
-
>>293-297
おつあり
ちょっと土曜投下厳しく日曜になりそう
-
>>298
相変わらず面白かったでっす
連休中は色々仕方ないね
-
前回のあらすじ
・ケモ……ミミ……?
・……「関わらない方がいい」「依頼頂ければ駆除しますよ」「ああ、群馬だと出張料金頂きますが」……
・いやはや……こいつのせいで語るに落ちてしまったので、お話できる範囲でお話ししますよ。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 流石だよな、俺ら |
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V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
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 ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
-
Case5-Day2B
Ⅲ A Ⅱ ∨ 日
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
(´・ω・`) 目 W ][ ∩ Ⅲ
|つ凵⊂| _________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ( )
――⊂ .|――――――
(,___)
━┳━ ━┳━
 ̄ ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ┻  ̄
-
(´・ω・`)「実はと言うべきか見ての通りと言うべきか、店はほぼ趣味なんですよね」
(´<_` )「でしょうね。とても儲かってるとは思えませんし……」
( ´_ゝ`)「で、本業は?」
(´・ω・`)「一言で言い表すのは難しいんですがね。治安維持的な?」
(´<_` )「……化け物退治とかですかね?」
(´・ω・`)「……なるほど。実際やりますね」
( ´_ゝ`)「ふむ」
(´<_` )「依頼とか請けてる感じですか?」
(´・ω・`)「いえ、あまりそういうのは多くはないですね」
( ´_ゝ`)「ん? じゃあどうやって収益を?」
(´・ω・`)「やだなあ。モンスターを倒したらお金と経験値、当たり前じゃないですか」
(;´_ゝ`)(うわ、化け物相手に追剥ぎしてんのか……)
(´<_` )「待ってください。そんなことで複数人を養えるとは思えませんが?」
(´・ω・`)「……ほら、色々組織とか、潰してますし」
(´<_`;)「な、なるほど……」
-
(´・ω・`)「まあ、今じゃそんなこともやってますが。元々は互助会的な意味が大きかったんですよ」
( ´_ゝ`)「ほう?」
(´・ω・`)「我々もね、その女性と同じなんです」
(´<_` )「え……?」
(´-ω-`)ブツブツ……
∧ ∧ ニョキッ
(´・ω・`)「ね?」
( ´_ゝ`)「なんとまあ……」
(´・ω・`)「なんとまあなんですよ」
―――。
-
(´・ω・`)「……我々は血筋の中の化け物の血が表に出た先祖返りのようなものなんですがね。
これが裏の界隈ではすこぶる評判が悪い」
(´<_` )「というと?」
(´・ω・`)「国の退治屋組織のマニュアルでは「速やかに排除」らしいですね」
(´<_`;)「うわぁ……」
(;´_ゝ`)「あぶね。冨竹にぶちまけてたら依頼終わってたぞ……」
(´<_`;)「慎重すぎるかと思ったが正解だったな……」
(´・ω・`)「……おや? 彼の本業をご存じで?」
(;´_ゝ`)「特課とかいう組織に属してるらしいってことくらいはな」
(´・ω・`)「なるほど。まさにその組織です」
-
(´・ω・`)「それ以外にも各種化け物を崇めるカルト教団からも疎まれてますし、
この辺りの裏の元締め……「教授」と呼ばれてますがね、そちらからもよく思われていない」
( ´_ゝ`)「なにそれ、ハードモードすぎん……?」
(´・ω・`)「そうなんですよね。だから同じような仲間と助け合ってるんですよ」
(´<_` )「……そこからどうして化け物カツアゲに繋がるんですかね?」
(´・ω・`)「きっかけは、我々と同じような人間が起こした凶悪事件でしたね。
これ以上睨まれちゃたまらないとぶち殺しました」
( ´_ゝ`)「……」
(´・ω・`)「我々の祖である化け物も時折現れるんですが、これが総じて碌なことをしない。
だもんで気配を察知するたびに当局に先んじて駆除して回ってたわけです」
( ´_ゝ`)「なるほど」
(´・ω・`)「今では特課もある程度は見て見ぬフリをしてくれるようになりましたし、
教授も彼らの領分に関わらなければわざわざ手出しはしてこない。
カルト連中は筆府ではさほど勢力が強くないから捻じ伏せられる、
筆府署とも協力関係を築けましたし、かなり安定してきています」
( ´_ゝ`)「……行動で示した結果ってことかな」
(´・ω・`)「そうですね。連中とは違うということを示し続けてきました」
(´<_` )(思った以上にやべー店だな……)
-
(´・ω・`)「そもそもね。先祖返りが起こって人間らしい感性してるのはレアなんですよ」
(´<_` )「ふむ?」
(´・ω・`)「大体は根本から価値観が覆ってしまう。
本能的な部分まで違うので当たり前といえば当たり前なんですが」
(´<_` )「どういった違いなんでしょうか?」
(´・ω・`)「総じて人間社会にとって不利益な傾向と言い切って良いでしょうね。
何なら奴ら、人間喰いますし」
( ´_ゝ`)「あー、だから蛇蝎の如く、ってことか。ようやく繋がったわ」
(´・ω・`)「まあそういうことですね。こっちからすれば迷惑な話ですよ」
(´<_` )(そう言ってる本人の感性も結構浮世離れしてる気がするがな……)
( ´_ゝ`)(ヤバい傾向が強く出てないだけで影響がないわけじゃない、ってとこか?)
-
(´・ω・`)「とまあそういうわけなんですが。その彼女はあちら側ではないんですよね?」
( ´_ゝ`)「俺の目に狂いがなければな」
(´・ω・`)「ふむ。であればうちで引き受けますよ」
(´<_` )「……あっさり信用しますね?」
(´・ω・`)「趣味なんですよ、お客さんの観察」
( ´_ゝ`)「すげー説得力ある理由」
(´・ω・`)「しかしやはり最近は頻度が高い。暫く体制は変わらないかな、と思ってたんですがね」
(´<_` )「やはり?」
(´・ω・`)「おや、ご存じない? 近年は人ならざる者たちの動きが非常に活発になっているんですよ」
( ´_ゝ`)「……ご存じないが、身に覚えは、あるな」
(´<_` )「だな……」
(´・ω・`)「……なるほど。苦労しているようですね」
( ´_ゝ`)「だが一体何故?」
(´・ω・`)「謎です。聞いたところでは、星の巡りの関係では、という非常に曖昧な話くらいですね。
いくつかのカルトは自分たちに都合の良い終末論を各々唱えているようですが」
(´<_` )「うーん……」
-
_
(;゚∀゚)「ういっす! チャーハンお待たせしました!」
(´・ω・`)「おっそい。話殆ど終わったぞ」
_
(;゚∀゚)「すんません、話が気になっちゃって……」
(´・ω・`)「気持ちはわからんでもないが」
(´<_` )「まあまあ、それくらいで」
( ´_ゝ`)「せっかく作ってくれたんだしアツアツを頂きたい」
(´・ω・`)「ふむ……よしバイト、仕事代われ」
_
(;゚∀゚)「えっ?」
(´・ω・`)「あとチャーハン追加な」
_
(;゚∀゚)「いや俺非番……」
(´・ω・`)「いや君マジで反省して。相手次第ではまさかの店内戦になってたぞマジで」
_
(;゚∀゚)「うっ」
(´・ω・`)「というわけなんでこっからは飲みで」
( ´_ゝ`)「今酷いパワハラを見た」
(´<_` )(とはいえフィレンクトさんとかだったら速攻ワンド突き付けてそうだしな……)
-
, ==r-┬;;、
,,------/.:.:.:.:ヽ_ノー`--- 、_
_ , -'´.:.:.:.:.:/ヽi_ソ.:.:.:( >-、_==、 ,-、
, - ' ´.:.:.:.:.:/ ̄ハ_ノi.:.:.:.∥.:`フハイヽ.:.:.Y´.:.:ハ`"'=-、
,-='"´.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:く_ノ-=;ゞソ.:.:.:./ i ;;- 、ノ.:.:.:.:.:ノ>。 `"'=、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ'´ヾ(_/`.{ /´ヾ-^'-'"´.:.:.:.:.:{ハヽーイ_)_イハ__ ∧
./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/i.:.:.:.:.:.:{__;;;;;,i.:.:ヽ、.:.: ノ、.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:ソく ノi 〈}-<イ ∧
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:<ヽ、_>-イ ノ iヾ、.:i.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.),イ__,,.ノ_ソ>-ソ八 ∧
./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ(ノ、○とン- ノヽ_ゝァ-==ー-ー'´ ノ;;;;〈ヘ(ソ_ノυνハ .∧
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:彳ノ-/ }->しレ</ノー丁入;;>=トー´-v-ィ >〉彡ハγノく> .∧
. /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〈 {ハ_ノ/ (〃ーv)/ー=イ之人衣__ハ>__n入_八_ソ上ン ノ{ .∧
../.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ij`ヽソとハンーイ:.:.:.)ハ( ノソ ム} (__ハ__i-{ ヽノ-=、ノVノ、 ∧
〈.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ミiー{ Y'v-イヽゝ-≧()-、ノ-之リ>-ーフ >と=ン-<<ノハ ∧
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ヽ___________________/
-
( ´_ゝ`)「いや相変わらずうめーわこのチャーハン」
(´<_` )「この一芸でチャーハン専門店とかやったらワンチャンありそうなレベル」
(´・ω・`)「そこまで甘くないですね、飲食業界」
( ´_ゝ`)「あらバッサリ」
(´・ω・`)「……まあ実際うまいんで売り方次第かもしれませんがね」
( ´_ゝ`)「ところで今更だけど耳。出したり引っ込めたりできるんだな」
(´・ω・`)「ええまあ。擬態の魔術というものがありましてね」
(´<_` )「サラッと魔術とか出てきたんですが」
( ´_ゝ`)「なるほど……?」
(´<_` )(ん……? 何か引っかかるな……?)
(´・ω・`)「我々の必須技能ですね。研修マニュアルもありますよ」
( ´_ゝ`)「マジか……」
(´<_` )「魔術の研修マニュアルとか感性バグるな……」
(´・ω・`)「こればっかりは速やかに習得して貰わないと命に関わるので」
( ´_ゝ`)「なるほどな」
-
(´<_` )「……ちょっと気になったんですが、身体的な変化は耳だけなんですか?」
( ´_ゝ`)「む」
(´・ω・`)「……全体的な身体能力は概ね人の範疇から外れますね」
( ´_ゝ`)(ん? 嘘ではないが、何か隠した……?)
(´<_` )「見た目には表れないということでしょうか?」
(´・ω・`)「いえ、人により尻尾が生えたり鉤爪が生えたり、色々違いますね」
( ´_ゝ`)「……それ、もしかして進行していったりとか……?」
(´・ω・`)「いえ? そういったことはないですね」
( ´_ゝ`)「ダウト」
(´・ω・`)「むっ」
( ´_ゝ`)「なるほどね、進行するのか……」
(´・ω・`)「……はぁ。そうですね、進行しますね」
(´<_` )「それは……精神面も、ということですか?」
(´・ω・`)「……残念ながら、そういうこともありますね」
( ´_ゝ`)「うわぁ……」
-
(´・ω・`)「とはいえ急速な進行はそうそうありません。コントロール可能な範囲です」
( ´_ゝ`)「……コントロールっていうのは、始末するってこと?」
(´・ω・`)「……言葉を飾らずに言えば、そうですね」
(;´_ゝ`)「なるほど……」
(´<_`;)(マジか……やば)
(´・ω・`)「そういった意味での互助でもありますね、遺憾ながら」
(;´_ゝ`)(嘘は言ってなさそうだな……)
(´・ω・`)「……人心観察の技量が近そうですからね。
面倒なんでバレそうな嘘はもうやめときますよ」
( ´_ゝ`)「あー……」
(´<_` )「……では、当人と依頼人にお話しして構いませんかね」
(´・ω・`)「む……それはちょっと待ってほしいですね。知る相手はしっかり見極めたい」
(´<_` )「では、今からここに呼んでも?」
(´・ω・`)「ええ、構いませんよ。おいバイト、今度は妙なリアクション芸するなよ?」
_
(;゚∀゚)「は、はい」
-
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-
('A`)「こんばんは」
(´・ω・`)「いらっしゃい」
_
( ゚∀゚)「いらっしゃい。あれ?」
( ´_ゝ`)「お、ドッくん早い。愛の力か?」
('A`)「何ですかそれ」
_
( ゚∀゚)(えっ? 依頼人ってドクオだったのか……)
(´<_` )「どうも、ドクオさん」
('A`)「あ、さっきぶりです」
( ´_ゝ`)「デートはどうだった?」
('A`)「いや別にそういうのじゃ……」
(´<_` )「どこに食べに行ったんですか?」
('A`)「小豚です。ブーンの話したら興味あるってことだったんで」
( ´_ゝ`)「ほうほう、それで?」
('A`)「いや、だから特に何もないですよ?」
( ´_ゝ`)「何だつまらん」
(´・ω・`)(あー、あの時の若人か。人柄的には信用できるが……)
-
_
( ゚∀゚)「ようドクオ。飲み物何にする?」
('A`)「お? ……生でいいや」
_
( ゚∀゚)「OK」
(´・ω・`)「おいバイト。こっちにも生だ」
_
( ゚∀゚)「了解っす!」
('A`)(んん? 何でマスターが注文を?)
(´・ω・`)「何か?」
('A`)「いえ……」
( ´_ゝ`)「まあ気にするな」
('A`)「それで、呼ばれたから来ましたけどどういう話なんです?」
(´<_` )「砂緒さんが来たらご説明しますよ」
_
( ゚∀゚)「生お待ち!」
( ´_ゝ`)「ささ、まずは一杯」
('A`)「は、はあ……」
-
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「邪魔するぞ」
(´・ω・`)「いらっしゃい」
_
( ゚∀゚)「いらっしゃい」
(´・ω・`)(なるほど、あれが……)
_
( ゚∀゚)(うわめっちゃ美人)
('A`)ノ「砂緒さん」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「さっきぶりだな茂手内」
('A`)「ですね」
-
(´・ω・`)「お飲み物どうされますか?」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「水を」
(´・ω・`)チラッ
( ´_ゝ`)チラッ
(´<_` )チラッ
ヾ(;'A`)ゞ「あっ……め、迷惑じゃなければ俺が出しますよ!」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「……」
(;'A`)「?」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「私は本当に良い同僚を持った。あいや、元同僚か」
('A`)「散々お世話になってますからね、これくらい当然です」
-
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「では店主、発泡酒を」
(;'A`)(発泡酒……!?)
(´・ω・`)「あいよ。生憎一杯しかないですが」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))b「私は一向に構わん」
(;'A`)「えっ、あるの!?」
(´・ω・`)「常連なんですよ、おたくの店長さん」
(;'A`)(た、確かにあの人発泡酒とか好きそうだけども……)
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「ほう、店長は常連なのか」
(´<_` )「以前見かけましたね」
( ´_ゝ`)「……奢りなんだし遠慮せずビールでいいんじゃない?」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「生憎、店長に貰った端麗以外の酒は飲んだことがなくてな」
( ´_ゝ`)「マジか……」
-
(´・ω・`)9m「よしバイト、発泡酒だ」
_
( ゚∀゚)「合点招致!」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「……? あなたがマスターではないのか?」
(´・ω・`)「ええ、そうですが?」
(´<_` )「マスターからお話があるということで、バイトの彼が給仕してます」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))(ここで働かせて貰えるなら悪くないが……面接みたいなものか?)
(´・ω・`)「ふふ、まあそう身構えずに」
( ´_ゝ`)「仕事中に酒飲んでる奴が言うと説得力が違うな」
(´<_` )「確かに」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「ふむ」
_
( ゚∀゚)「発泡酒お待たせしました!」
(´・ω・`)「ご苦労。……では乾杯といきましょう」
( ´_ゝ`)「ふむ、よかろう」
('A`)「えっ、何にです?」
( ´_ゝ`)「「出会いに」」(´・ω・`)
-
,. -‐==、、
,. ===、、 o ○o. i :::ト、
_,/ `ヾ´´`ヽ、 ゚ .l :::ト、\
// .::::/ :::::!===l :::|ス. ',
/./ .::::/ ::::l | __ ..... _::::|} ヽ l-、
. ,ィク ,'..__ .::::/ ::::l :l '´ `)'`ヽ ヾ;\
/::{゙ ヽ、 ``丶、;/‐‐- 、::::l `'::┬‐--<_ } ./;:::::\
/::::::::! ,>---‐'゙ー- ...__)イ ,. -‐‐-、ト、 |l::ヽ /;';';';';::::\
. /|::::::;';';'\/} (ヽ、 _/| (´ _,.ィ!::ヽ. ヾー'´;';';';';';';';';:: /ヽ、
-
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「――だったな」
('A`)「あー、ありましたね」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「あの時の店長の顔ときたら」
('A`)「あはは、こう言っちゃなんだけど俺もイラっとしました」
(´・ω・`)「――なるほど、お二人の人柄は大体把握しました」
('A`)「えっ?」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「むっ?」
(´・ω・`)「そろそろ本題に入りましょう。が……ドクオさん」
('A`)「はい?」
(´・ω・`)「……本当に聞きたいですか? 当事者ではないあなたが関わるのは正直……」
('A`)「……そんなにヤバい話なんですかね?」
( ´_ゝ`)「ヤバい」
(´<_` )「たぶん知らない方が良いかと……」
-
(´・ω・`)「うまいかはわからない例えですが……。
ヌケド店員の中に某国の工作員が複数人潜んでいることを知ってしまった、くらいのヤバさですかね」
(;'A`)「え何それヤバっ!」
(´・ω・`)「なので知ることはお勧めしません。知るだけで危険なことというのもあるものです」
(;'A`)「……」
_
( ゚∀゚)「俺からもお勧めはしないぜ? ブーンだって……あ」
('A`)「は? ブーン? あいつがどうしたって?」
(´・ω・`)「……おいバイト、おい」
_
(;゚∀゚)「……」
( ´_ゝ`)(あー……マスターなら長岡さんから話聞いてある程度想像つくのか)
(´<_` )(長岡さんの知識と経験ではあの時点で思い至らなかったってとこか?)
(´-ω-`)「はあ……バイト君さあ……」
_
(;゚∀゚)「すんませんっす……」
('A`)「???」
-
(´・ω・`)「今のは忘れてください」
('A`)「え?」
(´・ω・`)「忘れてください」
(;'A`)「いや、そんなこと言われても……」
(´・ω・`)「忘れて? ね?」
(;'A`)「ブーンの名前出されちゃなあ……」
(´・ω・`)「忘 れ ろ」
((;'A`))
( ´_ゝ`)「それ以上よくない」
(´<_` )「マスター、ひょっとして酔っぱらってます?」
___
/___ヽ /
(川 ゚ -゚))/スッ「何だかわからんが茂手内に害を為すというのであれば相手になるぞ」
( ´_ゝ`)ノ「オーケー、こっちも落ち着こうか」
(´<_`;)「ていうか何で竹刀持ち歩いてるんですか」
___
/___ヽ /
(川 ゚ -゚))/「リスク管理だ。素手では変質者に負ける恐れがあるからな」
(´<_`;)(まあこんだけ美人だと変質者も入れ食いだろうけどさ……)
-
(´・ω・`)「はぁー……まあ仕方ないですね。それで、覚悟はありますか?」
(;'A`)「……」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「茂手内、別に無理に付き合う必要はないぞ?」
('A`)「……いえ、俺も聞きますよ。
親友の名前まで出されちゃ、気になって眠れなくなります」
(´・ω・`)「ですよねー……ジョルジュ、ちゃんと責任取れよ?」
_
(;゚∀゚)「は、はい……」
( ´_ゝ`)「ドジっ子だな長岡くん」
(´<_` )「……まあよく考えると。二度あることはって言うしな、知ってた方がいいかも」
( ´_ゝ`)「それはある。逆にナイスアシストなのかも」
(´・ω・`)「……では、まずはその風呂敷を取って頂いても?」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「わかった」
-
,、
//l_,....,_/l
|:レ´ `く|
l´i//ノノノノ)
j l川 ゚ -゚) 「これでいいか?」
ノノ,つ_ソノつ
((ソ´彡 ヾ;
'`ー tッ tァ'
(´・ω・`)「ふむ……なるほど、やはり……」
(´<_` )「想定通りですかね?」
(´・ω・`)「ええ」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「?」
('A`)「……一体どういうことなんです? 何かの病気? それとも霊障とかですか?」
(´・ω・`)「いい線いってますね」
(;'A`)「マジですか……」
(´・ω・`)「さて……まずはうちの業務について少しだけ説明しましょう」
―――。
-
∧ ∧
川;゚ -゚)「……」
(;'A`)「……」
(´・ω・`)「――といったところですね。何かご質問は?」
(;'A`)「いやもう、何が何だか……」
( ´_ゝ`)「だろうな」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「……ひとまず、その魔術とやらで見た目は何とかなるんだな?」
(´・ω・`)「そうですね」
(;'A`)「でもそれじゃ、根本的な解決には……」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「問題ない。当座の食い扶持を稼がねばどうにもならんからな」
(;'A`)「それはそうですけど……」
(´・ω・`)「それで、うちに入る気はありますか?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「ふむ……さて、入らない方が比較的リスクが低そうだが?」
(´・ω・`)「そうですね、その認識で合っているかと」
-
(;'A`)「どういうことです?」
( ´_ゝ`)「何かあった時に助けてくれる仲間がいるのはでかいけど、
自分らで巻き込まれにいくような仕事だからな、超リスク」
(´<_` )「入らなければ巻き込まれにくいでしょうが、反面助けもない」
(;'A`)「あー……」
(´・ω・`)「一つだけ訂正すると、助けないということはないですよ。迅速には難しいというだけでね」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「なるほど。それだけ聞くと入らない方に傾くが……一つ重要なことがある」
(´・ω・`)「ふむ?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)ノ「給 料 い く ら だ」
(´・ω・`)「大体こんな感じですね」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「こ、これは……!?」
-
バーボンハウス 求人票
・圧倒的成長!
・少数精鋭!
・裁量が大きい!
・幅広く経験を積める!
・幹部候補!
・アットホームな職場です!
月給モデルケース(バイト)
バー業務 :\ 57,000
警備業務 :\180,000
特別手当 :\170,000
計 :\407,000
月給モデルケース(正社員)
基本給 :\260,000
残業手当 :\130,000
特別手当 :\500,000
計 :\890,000
月給モデルケース(管理職)
役員報酬(月割):\330,000
計 :\330,000
-
(´<_` )「なかなか豪勢な額ですね、果たして危険と釣り合うのかは謎ですが……」
('A`)「ですね……(なんか地雷ワードだらけなんだけど……)」
( ´_ゝ`)「バイトの給料より役員報酬の方が安いのか?」
(´・ω・`)「僕ともう一人の共同経営者はそこまでお金に頓着ないんで」
∧ ∧
川 ゚ -゚)ノ「この特別手当というのは?」
(´・ω-`)「……成果に応じての歩合給のようなものですね?」
(lll´_ゝ`)(追剥ぎと強盗の成果報酬か……)
(´<_`lll)(やってること完全に盗賊なんだよなぁ……)
(´・ω・`)「おや? 何か言いたそうですね?」
( ´_ゝ`)「まあうん。彼女なら「私は一向に構わん」って言いそうだから良いんじゃないかな」
(´<_` )「確かになという顔になる」
('A`)「???」
(´・ω・`)「で、いかがですかね?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「素晴らしい金額だ、感動的だな」
-
,、
//l_,....,_/l
|:レ´ `く|
l´i//ノノノノ)
j l川 ゚ -゚) 「だが断る」
ノノ,つ_ソノつ
((ソ´彡 ヾ;
'`ー tッ tァ'
(´・ω・`)「おおっと。何故と聞いても?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「単純にリスクが高すぎると判断した。私は倒れるわけにはいかない」
(´・ω・`)「なるほど」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「それにな。茂手内が、ついでに店長がここまでしてくれたんだ。
少しは恩を返しに行かないとな」
('A`)「砂緒さん……!」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「だが一方で、有事の際の不安もある」
(´・ω・`)「ん?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「そこで相談なんだが――」
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【ハイツ筆府】
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-
( ´_ゝ`)「なんやかやうまい具合に落ち着いたな」
(´<_` )「ああ。やはり彼女、少し浮世離れしてるが頭は回るな」
( ´_ゝ`)「月謝払うから修行着けてくれとは思いつかなかったわ」
(´<_` )「マスターにとっても彼女が身を守れた方が良いだろうしな」
( ´_ゝ`)「そこの交渉テクが中々だったね。お金に頓着ないって発言もうまいこと利用して値切ってたと思うよ」
(´<_` )「どうせなら兄者も混ぜて貰ったらどうだ?」
( ´_ゝ`)「無理無理、あれ通用したの同胞だからでしょ」
(´<_` )「あー……そうかもな」
( ´_ゝ`)「それにビジネスライクな関係堅持しないと絶対巻き込まれるぞ?」
(´<_` )「それは勘弁」
( ´_ゝ`)「だろ? 師弟関係なんてなったらもうさ。
彼女の場合そもそも巻き込まれリスクあるからって判断だろうけど」
(´<_` )「確かに……」
( ´_ゝ`)「フィレンクトさんや冨竹とは違った方向性の取り扱い注意だな」
(´<_` )「まあ、オカルト関係で困ったら相談しやすそうなのは素直に助かる」
( ´_ゝ`)「情緒的な関係になっちゃかなわんから相手が断っても絶対に謝礼払うようにしような」
(´<_` )「おう、今日みたいにな」
-
(´<_` )「結局マスターってどれくらい強いんだろうっていう素朴な疑問が」
( ´_ゝ`)「たぶん俺よりはだいぶ上なんじゃないかなと」
(´<_` )「そうなのか……」
( ´_ゝ`)「測り切れてない時点でね」
(´<_` )「なるほどな」
( ´_ゝ`)「……まあ美和ちゃんの実力見誤ってた俺が言うのもなんだけどな」
(´<_` )「あれは中々カッコ悪かったな」
( ´_ゝ`)「火の玉ストレート」
(´<_` )「俺はカッコ悪い兄者の方が好きだぞ。それだけ平和だってことだからな」
( ´_ゝ`)「反応に困る評価をありがとう」
(´<_` )「いくつか考察しておきたいんだが」
( ´_ゝ`)「え何? 急な方向転換」
(´<_` )「一つ、ミノリちゃんにバーボンハウスを紹介すべきか否か」
( ´_ゝ`)「否だな」
(´<_` )「完全に同意」
-
( ´_ゝ`)「結局ミノリちゃんの派閥がわからんもんよ」
(´<_` )「ああ。今回の話で少し見えてきた気はするが」
( ´_ゝ`)「ん?」
(´<_` )「ミノリちゃんが国家権力男と親しいのにいかにも身動き取り辛そうなのは」
( ´_ゝ`)「……マスターと同じ理由だと?」
(´<_` )「同じ、ではないだろうな。類似してはいるだろうが」
( ´_ゝ`)「……確かに、同じなら既に協力体制になってそうだわ」
(´<_` )「でだ。マスターさ、砂緒さんの姿を確認して明らかに安堵してたじゃん」
( ´_ゝ`)「あー……そういうこと?」
(´<_` )「うむ。「他の種族」……いるだろ、絶対」
( ´_ゝ`)「驚いたな。弟者が珍しく人間観察してる」
(´<_` )「……そう言われると確かに。本人曰く純粋な人間じゃないからかな?」
( ´_ゝ`)「あー、こりゃ一本取られたわ」
-
(´<_` )「んで、そう考えると両親との関係が地雷っぽいのは」
( ´_ゝ`)「……先祖返りで疎まれてるってこと? うーむ……」
(´<_` )「どのみち警察以外とは仲悪いバーボンハウスとは相容れなそうな感じ」
( ´_ゝ`)「一理ある」
(´<_` )「逆に言うと筆府署オカルト係人手不足過ぎて千客万来っぽいから紹介してもいいかもな」
( ´_ゝ`)「あー……それはそうかも」
(´<_` )「署長さん過労死しそうだけども」
( ´_ゝ`)「たぶん本望だろ? そうなっちゃ困るのは市民の俺らだが」
(´<_` )「駄目じゃん」
( ´_ゝ`)「そうなんだよなあ」
(´<_` )「俺、市民として協力しなきゃなんて思ったの初めてなんだが」
( ´_ゝ`)「奇遇だな、俺もだ」
-
(´<_` )「あとさ」
( ´_ゝ`)「ん?」
(´<_` )「マスター、オカルト面と確信しつつも沢近の正体は知らない感じだったじゃん」
( ´_ゝ`)「その話か」
(´<_` )「沢近とミノリちゃんが同族だったと仮定するとさ」
( ´_ゝ`)「……なるほど? バーボンハウスと同じことをしようとしている、と?」
(´<_` )「俺はそういう印象を持ったな」
( ´_ゝ`)「大いにありえるね」
(´<_` )「だろ?」
( ´_ゝ`)「急激に進行した、と考えればフィレンクトさんの対応も理屈はつく」
(´<_` )「……それだと今々フィレンクトさんがミノリちゃん切り捨ててないのが説明つかないんだけどな」
( ´_ゝ`)「それな。推定知り合いだからな」
(´<_` )「だいたいその線だとミノリちゃんが俺らを頼る理由がなくなる」
( ´_ゝ`)「沢近認めてる時点でフィレンクトさん頼ればいいもんな」
-
(´<_` )「あとさ」
( ´_ゝ`)「まだあるのか?」
(´<_` )「……俺らマスター信用しすぎじゃないか?」
( ´_ゝ`)「……それは俺も思ってた」
(´<_` )「長岡さんいなかったらもっと良いように誤魔化されてた気もするし」
( ´_ゝ`)「嘘は言ってなかったと思うがな……隠し事や誘導はあったかも」
(´<_` )「長岡さんすら仕込みのような気もするんだよな」
( ´_ゝ`)「……その発想はなかったな。あれは嘘つけるタイプじゃないぞ?」
(´<_` )「嘘つかせずともやりようあるだろ」
( ´_ゝ`)「まあな……。つい本当のこと言っちゃうからってのは使いやすい」
(´<_` )「どうもそんな気がするんだよね。素人考えかな?」
( ´_ゝ`)「考えすぎ感はあるが否定しきれん」
(´<_` )「あんまり疑いすぎてもだけどな」
( ´_ゝ`)「とはいえ信じすぎるのもだな、バランス感覚が大事」
-
(´<_` )「しかしドクオさんも災難だな、連続でオカルト案件にぶち当たるとは」
( ´_ゝ`)「いや俺らの引きも大概よ?」
(´<_` )「活発化してるって話だから他の探偵事務所も案外ぶち当たってるかも?」
( ´_ゝ`)「うーん……」
(´<_` )「案外薄氷だな、現代社会」
( ´_ゝ`)「それはほんとにそうかもしれないと思う、が」
(´<_` )「……それにしたって引きすぎな気はするな」
( ´_ゝ`)「全くもって」
(´<_` )「霊感の強い人は引き寄せるって与太はよく聞くが」
( ´_ゝ`)「俺らそんなんないぞ」
(´<_` )「だよな、これで実は……とか言われたら焦ったわ」
( ´_ゝ`)「ああ、実は最近化け物とかよく見えてな……」
(´<_` )「なんだ卵が先か鶏が先かみたいな話になってきたぞ?」
( ´_ゝ`)「だからこそ仮に事実であっても構造上与太なんじゃん」
(´<_` )「まあそうなんだが」
-
( ´_ゝ`)「まったく勘弁してほしいわ……」
Case5「辞職事由の解決」
Day2B「バーボンハウス」
To be continued...
-
今回はここまで
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乙乙
セーブポイントみたいな回ほんと助かる
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マスター信じすぎという考えはなかった、流石だな
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今回も面白かった乙
マスターは追い剥ぎしたやつをどこに収めてんのかなあ…
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>>341-343
おつありん
今回ちょっと説明回すぎるなと思ってたのでセーブポイント回と思うことにしる
-
Case5-Tips2 神頼み?
ノパ⊿゚)「ねーちゃぁぁぁん! 朝だぞぉぉぉぉぉ!!」
川 - -)「ん……おはよう、ヒート」
川 ゚ -゚) パチッ
ノパ⊿゚)「……?」
川;゚ -゚)「ん? なんだ?」
-
,、
//l_,....,_/l
|:レ´ `く|
l´i//ノノノノ)
j l川;゚ -゚) 〇 「えウッソ!?」
ノノ,つ_ソノつ/ ←手鏡
((ソ´彡 ヾ;
'`ー tッ tァ'
-
∧ ∧
川;゚ -゚)「……」
ノハ;´_`)「ええ……?」
∧ ∧
川;゚ -゚)「何だこれは……ぐっ、むっ。と、取れない……というか痛い!」
ノハ;´_`)「嘘でしょ!?」
∧ ∧
川;゚ -゚)「まずいな……これではバイトに出られん」
ノハ;´_`)「それは……まずいね」
∧ ∧
川;゚ -゚)「どうしよう……」
ノハ;´_`)「……」
∧ ∧
\川 ゚ -゚)/「砂緒家オワタ」
-
∧ ∧
┏川 ゚ -゚)┛「というわけで神社行ってくる」
ノハ;´_`)「えっ?!」
.∧ ∧
┗(゚- ゚ 川┓「ここは神頼みしかない」
ノハ;´_`)「いや……でも……」
.∧ ∧
∩川゚ -゚川∩「駄目元だ。ヤケだ」
ノハ;´_`)「……」
-
【武運敬町】
/:::::::::::::::::,.;ゝ.
/:::::::_,.-‐''~ ,、人
__ /:,.;‐''~ ,.ィ‐'~ |~`―-
,.、 / \~~~``ー--ゥ'~ ,.;;-‐''~~ |, :-| |
ミ彡 /::::::::`> ,.-''~.‐'~~-‐''~~.| .| | |
工___ ミミ|彡ム-''~~ーv'~ ~:::::;;;:: i-‐i |~~| | |
\===| ミ-‐''~:::::_,.ィ''~~|~ ~~`|~ |T | |~I.| | |
\==|======i__ ミ>,-|~~`i'~I | | | | | |_,.+‐ !┴!―--'
\=|======|==|┴‐┐┐从 ,-、v-'~ 十''' |-‐'''~~~|| ,.. -‐''~~ ̄ ,,.;'~`i~`~`‐-,
||`i'~~`'~~'~~ミ―┼(`)‐i ̄~i→;;;;;/ ノヽ|~l ミ|'~::::::::::::__.|l'~ ;'`'`゜ ;;; `i _
|r'~ ミ |. |ゝ-'| |~l~`1;;;;;;;;;;;;;L!;;|,,,,.i'~''1~T~~  ̄|__,,,.....r-‐ミ ;; ;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;::| ̄
,;'~ ~~~`iー‐、二―--‐'~~コ:::::::::j. | | |エエエエ |:::::::ミ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
ヽー-' ヽ. ヽ、_,,人_j |エエエエ |::::::::|ヾ:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
/ / \ ゝ'~_三~ト-、エエ |::::::::| 冫;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/ / \ = ̄ '`‐-'‐-、j-、...__(;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/~~`ー'~~```` / `ー、 ヽ;;;;;;;;;_.........
ム ( ` ヽ、
-
( ^Д^)「!!」
( ´∀`)「???」
( ^ω^)「!?」
∧ ∧
川;゚ -゚)「……くそっ、視線が痛い」
ノハ ´_`)「クー姉さん意外とそういうの敏感なんだね」
∧ ∧
川;゚ -゚)「いや、別段敏感ではないがこれはさすがに。……お前は平気なのか?」
ノハ ´_`)「まあ、変な目で見られるのは慣れてるから」
∧ ∧
川;゚ -゚)(普通はそういう人間ほど視線を気にするものだと思うが……)
-
【田代神社】
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||_______________________|
| | || 田 || | |
| |_.. || 代 || .._| |
. | ̄| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄..| | ̄|
. |_| |,______________,| |_|
| | . | ̄| . | |
| | _____/|_|\____ .| |
| | |_____/ /\ ..\___|...| |
| |/ / /|| || ||\ .\.. .ヽ.| |
| |_ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄. \. _| |
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..  ̄| | | | ̄
| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄..| |
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| || |____ノ. ヽ,,____| || |
| || | |十十十十十十十十十|.. || |
| || | |十十 | ̄ ̄ ̄|.十十十|.. || |
| || | |十十 | |.十十十|.. || |
| ||.三三三三三三三三三三三三三|| |
-
∧ ∧
川 ゚ -゚)「……ニイト、五円玉持ってるか?」
ノハ ´_`)つ゚「はい」
∧ ∧
川 ゚ -゚)ミ シュッ ゚
∧ ∧
川 - -)人(どうか髪型?を元にお戻しください)
( <●><●>)「あなた達が何かお困りなのはワカッテマス」
-
ノハ;´_`)「うわっ?! ど、どなたですか?」
( <●><●>)「近所に住んでいるしがない占い師です」
∧ ∧
川;゚ -゚)(占い師……? どう見ても浮浪者のような……)
ノハ;´_`)(服ボロボロだしどう見ても野宿者の人にしか……)
( <●><●>)「あなたたちが今後どうすべきか、占ってあげマス。
料金は後払い10,000円です。占いが役にたった場合のみ、払ってください」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「……よし、お願いしよう」
ノハ;´_`)「本気?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「神頼みよりはまだ建設的だろう?」
ノハ;´_`)「そうかなぁ?」
( <●><●>)「では占いマス」
――――。
-
( <●><●>)「……冴えない男、大学生、後輩」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「?」
( <●><●>)「彼が後日持ちかけてくる提案に身を任せれば解決されるとワカッテマス」
ノハ;´_`)(本当かな……?)
∧ ∧
川 ゚ -゚)(んん? これは茂手内のことか……?)
∧ ∧
川 ゚ -゚)「わかった、ありがとう。もし無事に解決したら料金を払いに来よう」
( <●><●>)「あなたが料金を払いに来ることはワカッテマス」
ノハ;´_`)(不気味だ……)
∧ ∧
川 ゚ -゚)「よし、そうと決まれば行くぞニイト」
ノハ;´_`)「あ、待ってよ!」
-
【ヌケドナノレド 筆府店】
Nukedo Nanoled
::::::::::::::::: _______________ ▲ ____
:::::::::::..: || / / || □] |. デ...|
::::::.: : ||/ / || ▼ ___________ | ミ ..|
:::: : || / / .|| | | | |. た...|
|| / ,l| | | | | . ま ..|
|| / || | | | |.. 発.. |
|| / l| | | | | 売 ..|
____|| / || | | | |. 3 . |
(⌒;;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| (⌒;;)  ̄| ̄ || | | |. 5 . |
( ;;;⌒;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄(⌒;;;;;; ;;) ̄ | | | |. 0 . |
, .,.;;;;( ,.,;;;;,) | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄(⌒;;`;´;` ,;;;;.,. ,;;;;)___| | | | 円 |
三三三三三i/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|三三三三三三三i/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
-
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))(最初から被りもんしとけばよかったな)
(゜3゜)「あっ、砂緒さん!」
| ェェ ,.、ェェ |「よかった、無事だったか!」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「店長、少しお話が」
| ェェ ,.、ェェ |「ん……?」
―――。
-
,、
//l_,....,_/l
|:レ´ `く|
l´i//ノノノノ)
j l川 ゚ -゚) 「とまあこんな次第でして」
ノノ,つ_ソノつ
((ソ´彡 ヾ;
'`ー tッ tァ'
|;ェェ ,.、ェェ |「えぇー……グレゴール・ザムザもかくやだね……」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「なので辞めさせて頂こうかと」
| ェェ ,.、ェェ |「ふむ……。しかし君がいなくなってしまうとランチタイムが厳しい……」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「じゃあこのままフロア出ましょうか?」
|;ェェ ,.、ェェ |「……すまん、私が悪かった」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「暫くは田中君と高田さんに多めに出て貰うしかないのでは?」
| ェェ ,.、ェェ |「むむむ……しかし高田君はこれ以上詰めると労基法が……」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「なら、頼み込んで午前に転向して貰ってはどうです?
夜の方が少しは余裕がありますよね?」
| ェェ ,.、ェェ |「うーん……それしかないか」
-
∧ ∧
川 ゚ -゚)「……ご迷惑おかけしてすみません」
| ェェ ,.、ェェ |「いや、仕方ないさ、不慮の事故だ。
君は真面目に勤務してくれていたからね……恨み言を言うのは筋違いだろう」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「たまには良いこと言いますね、店長」
| ェェ ,.、ェェ |「君には随分助けられた。当然のことさ」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「はあ、恐縮です」
| ェェ ,.、ェェ |「だけど、その占いとやらが本当だったら……戻ってきてくれるんだよね!?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「それはまあ。お金、必要ですし」
|;ェェ ,.、ェェ |(た、頼むぞ茂手内君……! これは店の危機だ……!)
∧ ∧
川 ゚ -゚)「なので一応、書類上は保留にしておいて貰えますか?」
| ェェ ,.、ェェ |「それはこちらからお願いしたいくらいだね」
-
∧ ∧
川 ゚ -゚)「あと、頭がおかしくなったと思われるのは嫌なので理由は適当に誤魔化して貰っても?」
| ェェ ,.、ェェ |「む……そうだね、その方がよさそうだ」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「助かります。……茂手内が何か言ってきたら、よろしくお願いしますね」
| ェェ ,.、ェェ |b「もちろんさぁ!」
∧ ∧
川 ゚ -゚)b「あいる びー ばっく」
| ェェ ,.、ェェ |b「それまで無事でいられるように頑張って高田さんに土下座するよ!」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「ふふ。戻ってきた暁には私も高田さんにスライディング土下座しましょう」
| ェェ ,.、ェェ |「高田君のびっくりする顔が目に浮かぶようだ」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「そういえば高田さんは正社員にはならないんですか?」
| ェェ ,.、ェェ |「あー……当人曰く「この店がいい」んだってさ。店長冥利に尽きるね」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「なるほど……まあ、良い店だと思いますよ。戻ってきたいと思うくらいには」
| ェェ ,.、ェェ |「そ、そうかい? 君にそんなこと言ってもらえるとは思わなかったな……」
-
∧ ∧
川 ゚ -゚)「じゃなきゃとっくに辞めてます、給料いまいちですし」
| ェェ ,.、ェェ |「ごめんなさい」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「褒めてるんですけどね?」
| ェェ ,.、ェェ |「君と高田君にはもっと給料あげたいんだけどね……システム上難しくて」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「私も正社員になって筆府を離れるわけにはいきませんので」
| ェェ ,.、ェェ |「そこだよなぁ。小売りと飲食チェーンの最大のガンは無駄な転勤」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「……その割に店長は転勤しませんね?」
| ェェ ,.、ェェ |「私は転勤するなら辞めるって言ってあるし、ちゃんと結果も出してるからね!」
∧ ∧
川 ゚ -゚)(加えて滅茶苦茶にゴネてるんだろうなぁ……)
| ェェ ,.、ェェ |「それじゃあ私は戻るから」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「ええ、ありがとうございました」
|
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