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( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
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| 流石だよな、俺ら |
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d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
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前スレ:( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1638101622/
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( ´_ゝ`)「……」
<(' _'<人ノ「どうですか真理男くん、これでもまだ祈念流を馬鹿にしますか?」
( ´_ゝ`)「……いや、正直すまんかった。負けたよ」
<(' _'<人ノ「ふふ、わかればいいのです」
/ ①八①ヽ(全く……何を勝ち誇っておるか。後でお説教だぞ)
(´<_` )「……」
l从・∀・ノ!リ人「ん? どうしたのじゃ小さい兄者、大きい兄者みたいなアホ面をして」
(´<_` )「ん……」
l从・∀・ノ!リ人「……あっ! ひょっとして美和っちの勇姿に惚れちゃったのじゃ!?」
(´<_` )「えっ?」
<(' _'<人ノ「えっ!?」
( ´_ゝ`)「……」
(´<_` )「……いや、確かに綺麗だなとは思ったが……」
<(' _'<人ノ「ええっ!?」
( ´_ゝ`)「……」
-
l从・∀・ノ!リ人「大きい兄者、あんだけタンカ切ってあっさり負けるとかダサいのじゃー!」
( ´_ゝ`)「うっせ」
(´<_` )「まさか兄者が負けるとはな」
( ´_ゝ`)「正直俺もびびった」
(´<_` )「……まさか兄者が負けるとはな」
( ´_ゝ`)「何故二度言うのだ弟よ」
l从・∀・ノ!リ人「美和っちすごかったのじゃー!」
<(' _'<人ノ「え、ええと……」
( ´_ゝ`)「いやマジで凄かった。正直7:3でこっちが上だなんて思いあがってたよ」
<(' _'<人ノ「ああ、いえ……」
/ ①八①ヽ「高崎君、ちょっと来たまえ」
<(' _'<人ノ「あっ、はい」
( ´_ゝ`)「……」
-
(´<_` )「……で? 何であんなことを?」
( ´_ゝ`)「一回ガチでやりあってみたかっただけだが?」
(´<_` )「それにしたってお前な、もうちょっとやりようあるだろ」
( ´_ゝ`)「そこは反省」
l从・∀・ノ!リ人「お見合いが立ち合いになっちゃったのじゃー」
(´<_` )「まさかぶち壊そうとしてやったわけじゃないよな?」
( ´_ゝ`)「ないこともなかったけど……割と後悔」
(´<_` )「えっ?」
( ´_ゝ`)「いやー美和ちゃん強いしかっこいいし。流石にちょっと惚れたよね」
(´<_` )「……」
l从・∀・ノ!リ人「なのじゃー!」
( ´_ゝ`)「まあそれも二股みたいなもんだ、ぶち壊れて正解だろ、うん」
(´<_` )「そう、か……?」
l从・∀・ノ!リ人「?」
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/ ①八①ヽ「すまない、待たせた」
<(' _'<人ノ「……」
(´<_` )「いえ、お構いなく」
<(' _'<人ノ「あの……すみませんでした」
( ´_ゝ`)「ん? 何も謝ることはないと思うが」
<(' _'<人ノ「いえ、つい熱くなってしまって危険な技を……」
( ´_ゝ`)「いや、こっちが暴言吐いたんだから当然だろ。悪かった」
l从・∀・ノ!リ人「そうなのじゃー! 大きい兄者が悪いのじゃー!」
<(' _'<人ノ「でも……」
(´<_` )「まあ兄者だし、うっかり殺しても死なないよ」
( ´_ゝ`)「いや普通に死ぬけど」
<(' _'<人ノ「で、ですよね」
(´<_` )「……」
<(' _'<人ノ「な、何ですか?」
(´<_` )「かっこよかった」
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( ´_ゝ`)ボソッ「それにしても美人になったな、写真見てなきゃ誰だかわからなかったかも」
(´<_` )「……」
( ´_ゝ`)ボソッ「……いや、確かに綺麗だなとは思ったが……」
(´<_` )「……」
( ´_ゝ`)ボソッ「かっこよかった」
(´<_` )「……」
( ´_ゝ`)ニヤニヤ
(´<_` )「喧嘩売ってんのか?」
( ´_ゝ`)「お客様、喧嘩売り場は5階で御座います」
(´<_` )「誤解と言いながら更に売ってくんの何なの?」
( ´_ゝ`)「……で?」
(´<_` )「で、とは?」
( ´_ゝ`)「いいなーとか思っちゃってる感じ? ねえ?」
(´<_` )「ぶち殺すぞ」
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( ´_ゝ`)「あっちも弟者のこと意識してるみたいだしいいじゃんよ」
(´<_` )「えっ?」
( ´_ゝ`)ニヤニヤ
(´<_` )「……で?」
( ´_ゝ`)「ほう?」
(´<_` )「兄者はどうなんだよ」
( ´_ゝ`)「いやー最後の一撃はシビレたね。「弟者に美和ちゃんのいいとこ見せたろ」
なんて思っておちょくったの後悔したくらいには」
(´<_` )「それであんなこと言ったのか……らしくない軽率さだな」
( ´_ゝ`)「俺としては弟の稀な恋路を応援したいわけ。
弟者が妹者以外にときめいてるのなんて何年ぶりか」
(´<_` )「余計なお世話だ」
( ´_ゝ`)「そうか?」
(´<_` )「そうだ」
-
( ´_ゝ`)「自分に正直になれよ」
(´<_` )「そう言われてもな……」
( ´_ゝ`)(あー……そもそも無自覚ぅ。もどかしいな)
(´<_` )「だいたい兄者の見合い相手なんだが」
( ´_ゝ`)「こまけえことは気にすんな」
(´<_` )「その態度は流石に不義理じゃないか?」
( ´_ゝ`)「不義理……ああ、なるほど」
(´<_` )「ん?」
( ´_ゝ`)「いや、姉者の占いを思い出してた。"正義"の逆位置」
(´<_` )「"正義"の逆位置……ああ」
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( ´_ゝ`)「なにげに当たってんじゃん」
Case4「母者、襲来」 Complete!
To be continued...
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Case4-Tips3 不燃ゴミ状態
∬´_ゝ`)「多角的に占い直した結果、そんな感じのようだな」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ええ……何でそんなややこしいことになるんだい」
∬´_ゝ`)「私が知るか。明日の愚弟に聞け」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「まあ香那ちゃんとはいい感じみたいだし、気長に待つしかないかねえ」
∬´_ゝ`)「あの愚弟のことだ、進展は年単位になるだろう」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「ほんとにあの子は……」
∬´_ゝ`)「ふぅん。地味な方の弟の方が案外早いかもしれんな」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「……どうだろうねえ。火が付けば早そうだけど」
∬´_ゝ`)「恋愛観念が不燃ゴミ状態だからな、どうなることか」
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Case4-Tips4 負けてしまいました
(' _' レミ「美和、どうでしたか?」
<(' _'<人ノ「はい、久しぶりに皆さんとお話しできて楽しかったです」
(' _' レミ「それはよか――ごほん、そうではなく……」
<(' _'<人ノ「あっ、ええと……」
(' _' レミ「真理男さんはどうでしたか?」
<(' _'<人ノ「そうですね……強かったです、とても」
(' _' レミ「……は?」
<(' _'<人ノ「道場で試合を」
(' _' レミ「ええ……?」
<(' _'<人ノ「負けてしまいました」
(' _' レミ「いえ、そうではなく……」
<(' _'<人ノ「……もう少しお互いを知ってから考えたいですね」
(' _' レミ「そうですか……」
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Case4-Tips5 応援し隊
本当にどうしたんだ茂手内。
さっきからおかしいぞ。
川 ゚ -゚) ('A`;)
| ∞ ___ ノ ノ. |
| ̄L`L | | 」´」 ̄|
←心の距離→
おいおい。
大丈夫か? ク,クールで、ナ、何にでもコンスタントにアッ!アノゥ…
川 ゚ -゚) ('A`;)
| ∞ ___ ノ ノ. |
| ̄L`L | | 」´」 ̄|
何を言っているのかわからん。 貴女のような魅力的な女性と
まさか私をからかっているのか? 追いかけっこしたいと思っアッ!ア…ツ
川;゚ -゚) ('A`;)
| ∞ ___ ノ ノ. |
| ̄L`L | | 」´」 ̄|
いい加減にしないと怒るぞ。
どういうつもりだ。 1年間ヌケドでアルバイトしてアッ!
川 ゚ -゚) ('A`;)
| ∞ ___ ノ ノ. |
| ̄L`L | | 」´」 ̄|
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Case4-Tips6 禁じ手
/ ①八①ヽ「高崎君、私が言いたいことはわかっているな?」
<(' _'<人ノ「はい……すみません」
/ ①八①ヽ「武術で勝てないからと禁じ手を繰り出すとは、実戦ならともかく試合でやって良いことではないぞ」
<(' _'<人ノ「うう……反省してます」
/ ①八①ヽ「全く……相手が格上の彼だからよかったものの、君と同じ高弟レベルなら普通に真っ二つだぞ。
確かに武術は人殺しの技術だが、そうなっては試合ではない」
<(' _'<人ノ「あうう」
/ ①八①ヽ「今後一か月、瞑想以外の稽古を禁じる。しっかりと反省しなさい」
<(' _'<人ノ「は、はい……」
/ ①八①ヽ「しかし……彼は強かったな」
<(' _'<人ノ「そうですね……驚きました」
/ ①八①ヽ「熊狩りの息子にしては常識的な範疇に収まっているようだが……」
<(' _'<人ノ「あの……おばさまはそこまで凄い方なのですか……?」
/ ①八①ヽ「当時の道場主であった父は、初撃への防御を無理矢理吹き飛ばされて負けた。
父の実力は君も知っての通り、さっきの彼より少し上くらいか」
<(' _'<人ノ「それは……凄まじいですね」
/ ①八①ヽ「今の私なら……いや、忘れてくれ」
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今回はここまで
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乙!
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おつです
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弟者…ニヤニヤしてしまった
おつ!
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乙乙
大技格好良い!
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乙
斬鉄はもう達人の領域に足突っ込んでるよ…
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ドクオ頑張れ
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>>175-179
おつあり
ギリギリどうにかリカバれたのでCase5-Day1今夜投下予定
>>180
( ´_ゝ`)「うん、頑張ってるとは思うよ? うん」
(´<_` )「前途多難だな……」
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前回のあらすじ
・おお、めっちゃがっついとる
・ヨシッ!! 試合開始ッ!!
・……いや、確かに綺麗だなとは思ったが……
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| 流石だよな、俺ら |
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【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
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Case5-Day1
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| ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 流 石 探 偵 事 務 所 | |
l__________________,| |
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| | 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
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| | | r‐┐| r‐┐ ,| |
| | | | ||! ! .| |
ノヽ-ヘィiヘl^ヽ-, | | l └‐'゙ l└‐' | |
―――――┐ス ! ! | | | |
| ,レi | | |______,|_____,,| |
| Z | | / ,|_|/
| ヘ |_|/
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(´<_` )「昨晩ドクオさんからメール来てるぞ」
( ´_ゝ`)「ん? 久しぶりだな、どうしたんだ?」
(´<_` )「何やら相談させて欲しいらしい」
( ´_ゝ`)「恋の相談か?」
(´<_` )「違うんじゃないか?」
( ´_ゝ`)「ふむ、じゃあ依頼かな」
(´<_` )「だろうな」
( ´_ゝ`)「そんな立て続けに探偵に依頼するような話があるもんかね?」
(´<_` )「さあ?」
( ´_ゝ`)「とりあえず話聞いてみるか」
(´<_` )「だな、今から来るってよ」
( ´_ゝ`)「めっちゃ急だな」
(´<_` )「結構不在時も多いんだけどな」
-
「すみませーん」
( ´_ゝ`)「お、噂をすれば」
(´<_` )「マジで開店ぴったりか」
('A`)「こんにちは、急にすみません」
( ´_ゝ`)ノ「よっ、ドクオ君」
(´<_` )「お待ちしてました、どうぞこちらへ」
( ´_ゝ`)「お茶ちょっと待ってね」
('A`)「あ、はい」
-
(´<_` )「最近は内藤さんの様子はどうですか?」
('A`)「すっかり元気です、本当にありがとうございます」
(´<_` )「それはよかった」
('A`)「大学のサークルでも友達ができたみたいで」
(´<_` )oO((∴□u□))
(´<_` )「ほう……もしかして四角い銀縁眼鏡で縦にも横にも大きい人ですか?」
('A`)「えっ? 確かそんなような話を聞きましたけど……どうしてそれを?」
(´<_` )「大学に調査に行ったときにちょっと」
( ´_ゝ`)「ほいお茶」
('A`)「ありがとうございます」
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ト , . ..,:;:;:=:彳::::::::::::::::::::
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(´<_` )「それで、相談というのは?」
('A`)「ええと……何と言っていいのか」
( ´_ゝ`)「恋の相談?」
('A`)「あー……当たらずとも遠からず? いややっぱり遠いかな?」
( ´_ゝ`)「ふむ?」
-
('A`)「……実は、砂緒さんが突然バイトを辞めたんです」
( ´_ゝ`)「ドクオ君がガチ恋しちゃってる美人さんだっけ?」
('A`)「えっと……はい」
(´<_` )「続けてください」
('A`)「昨日のことです。生憎シフト入ってなくて又聞きなんですが、砂緒さんが珍しく遅刻してきたらしくて」
( ´_ゝ`)「うん」
('A`)「バックヤードで暫く店長と話してそのまま帰っていったそうです」
( ´_ゝ`)「で、店長に話を聞いたら辞めた、と」
('A`)「らしいです」
-
(´<_` )「なるほど。続けてください」
('A`)「いくつか気になってることはあるんですが……まず、砂緒さんはかなり先までシフトが決まってました」
( ´_ゝ`)「ふむ」
('A`)「それを放り出していきなり辞めるっていうのは責任感の強いあの人らしくないし、
店長が引き止めないわけもないと思うんです」
(´<_` )「店長さんは何と?」
('A`)「……一身上の都合で仕方がない、とだけ」
( ´_ゝ`)「だが解せない、と」
('A`)「そうなんです。そもそも砂緒さんがお金に汚いという話は前にしたと思いますが。
障碍者の妹さんを抱えて割とギリギリの生活をしているという話ですから、
バイトを辞めるとしたら次の仕事先が決まってからだと思うんです」
( ´_ゝ`)「道理だな。だが」
(´<_` )「世の中理不尽なことというのは多いですからね」
-
( ´_ゝ`)「例えばだが、人が急に仕事を辞める理由の一つとしては介護がある」
('A`)「……妹さんに介護が必要になった、と?」
( ´_ゝ`)「だが、それでは生活できないとなると……」
(´<_`;)(……ん? これ普通に無理心中案件では……?)
(;´_ゝ`)(責任感が強いと生活保護受給もしたがらんしな……割とヤバい気がする)
(´<_`;)(金に汚いという情報が救い、か? それなら責任感が強くとも普通に受給するかも)
('A`)「あの……?」
(´<_` )「すみません、続けてください」
-
('A`)「店長の態度も妙なんです。らしくもなく何か隠し事をしてそうというか……。
いつものあの人なら砂緒さんを路地裏に連れていってボコボコにされて帰ってくると思うんですけど」
(´<_` )「いやどんな店長だよ」
( ´_ゝ`)「弟者、口に出てるぞ」
(´<_`;)「はっ!?」
(;'A`)「いやまあ気持ちはわかります」
( ´_ゝ`)「確かにあの店長はそんな簡単に引き下がるほど物分かりのいい人間ではないな」
(´<_` )「それは確かにそんな感じする」
('A`)「あれ? もしかして店長とお知り合いですか?」
( ´_ゝ`)「バーでちょっとだけ話したことあるくらい」
(´<_` )「なので知り合いと言うほどでもないですね」
('A`)「なるほど」
-
('A`)「……それで俺、思い切ってLinerで聞いたんです。何で辞めたのかって」
(´<_` )「先方は何と?」
('A`)「ちょっとした事情、とだけ」
( ´_ゝ`)「それで納得したのか?」
('A`)「してないからここにいるわけですが。力になれることは力になるので教えてください、
って言ったんですけど「大丈夫だ、問題ない」で終わりです」
(´<_` )(何だかよくわからないが全然大丈夫じゃない気がする)
( ´_ゝ`)「Linerは普通に反応あるわけだ」
('A`)「そうですね」
(´<_` )(であればそこまで差し迫ってはない、か?)
( ´_ゝ`)(責任感強い奴は最後まで隠し通すから油断できんな……)
-
( ´_ゝ`)「もう少し、雨に濡れた仔犬のような風情でさりげなく追撃できる?」
(;'A`)「えっ?」
( ´_ゝ`)「ええと……ぶっちゃけヤバい可能性あるから生存確認を続けた方がいいと思う」
(;'A`)「!?」
(´<_` )「おい兄者」
( ´_ゝ`)「言葉飾っても仕方ないだろ、ドッくんはそんな精神クソザコナメクジじゃねーよ」
(;'A`)(ドッくん……?)
(´<_` )(ドッくん……?)
( ´_ゝ`)「何だその目は、弟者まで」
('A`)「「いや別に……」」(´<_` )
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(´<_` )「はぁ……単刀直入に言うと、無理心中の懸念があります」
(;'A`)「無理心中!?」
( ´_ゝ`)「責任感が強いんだろ? 妹さんの介護が必要になったとして、
生活保護などの公的扶助を選択肢から切り捨て侍する可能性がある」
(;'A`)「そ、そんなまさか……」
(´<_` )「あくまで推測からの可能性です。ですが、連絡が可能なのであれば継続した方が良いでしょう」
(;'A`)「は、はい……」
( ´_ゝ`)「いざ鎌倉となったら律義にメッセージ来ると思うから安心して」
(;'A`)「いや全然安心できないんですけど!?」
(´<_` )(と言いつつちょっとほぐれたな)
( ´_ゝ`)(ドッくんはツッコミさせるとほぐれるね)
-
( ´_ゝ`)「それで? 他にも気になってることがあるんだろ?」
('A`)「ん……砂緒さん、何故か頭に風呂敷を被ってたらしいんです」
(´<_` )「風呂敷……ですか?」
( ´_ゝ`)「……なるほど?」
('A`)「何か病気なんじゃないかって、クルーの中では噂ですね」
( ´_ゝ`)(病気ねえ……頭に風呂敷ってことは脱毛か?
脱毛症で女性……ありえなくはないのか?
いや、流石に生活を天秤に乗せるほどではないだろう)
(´<_` )(抗がん剤等の副作用での脱毛?
いや、話を聞く限りそのような治療を受ける金銭的余裕はなさそうだな……)
-
('A`)「そんなわけで俺は、気になってます」
( ´_ゝ`)「気持ちはすげーわかる。全然関係ない俺も気になる」
(´<_` )「だな」
( ´_ゝ`)「でも、退職した同僚相手に探偵を頼るのはちょっとストーカーみあるね」
(´<_` )「おい」
('A`)「あー……だからちょっと相談するか迷ったんですよね。
でも、こんなこと相談できそうな大人って探偵さんくらいで」
( ´_ゝ`)「内藤君達には相談したの?」
('A`)「Linerでは。みんな探偵さんに相談しろの一点張りでしたよ」
( ´_ゝ`)「ならよし」
(´<_` )「よしじゃねーよ、探偵なんかそんなに信頼しちゃ駄目だろ」
( ´_ゝ`)「そうか?」
(´<_` )「そうだ」
-
( ´_ゝ`)「そんで? 依頼料はあんの?」
(;'A`)「うっ」
( ´_ゝ`)「ないんかーい」
(;'A`)「えー……クルーのみんなから何とか募ってみます」
(´<_` )「流石にそれは……」
( ´_ゝ`)「スーパー戦力だったなら店長から何とか出させらんない?」
('A`)「うーん……どうでしょう」
(´<_` )「……ちなみにそんな戦力が抜けて店は普通に回っているんですか?」
('A`)「いや全然回ってないです。店長と熟練クルーの高田さんのシフトやばいことになってるらしいし」
( ´_ゝ`)「なら交渉いけそうだな」
(´<_` )「だが失敗した時に拗れそうだぞ」
( ´_ゝ`)「そん時ゃ風狸ちゃんにバイトお願いしてみるとか」
(´<_` )「あー……元プロのメイドだし確かにいけそうだな。受けてくれるかはともかく」
('A`)「あの……?」
-
(´<_` )「店長と交渉する方向で進めましょう、勝算ありそうです」
( ´_ゝ`)「駄目だったら金の工面できるまで保留にさせて貰う。それでどう?」
('A`)「……はい、よろしくお願いします」
( ´_ゝ`)「よし、そうと決まれば早速タカりに行こうじゃないか」
('A`)「えっ、今からですか?」
(´<_` )「懸念がある以上動き出しは早い方が良いと思います」
('A`)「なるほど……」
( ´_ゝ`)「で、行ける?」
('A`)「大丈夫です」
(´<_` )「よし、では行きましょう」
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( ´_ゝ`)「あ、しまったな。最寄りの駐車場満車ゾ」
(´<_` )「珍しいな。どっかその辺に停めるか?」
( ´_ゝ`)「歩くのもめんどいしそうするか。留守番よろしく」
(´<_` )「おう」
( ´_ゝ`)「……ここらでいいか。よし、それじゃ行こうかドクオ君」
('A`)「はい」
(´<_` )「任せた」
( ´_ゝ`)「おう」
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【ヌケドナノレド 筆府店】
Nukedo Nanoled
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::::::.: : ||/ / || ▼ ___________ | ミ ..|
:::: : || / / .|| | | | |. た...|
|| / ,l| | | | | . ま ..|
|| / || | | | |.. 発.. |
|| / l| | | | | 売 ..|
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(⌒;;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| (⌒;;)  ̄| ̄ || | | |. 5 . |
( ;;;⌒;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄(⌒;;;;;; ;;) ̄ | | | |. 0 . |
, .,.;;;;( ,.,;;;;,) | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄(⌒;;`;´;` ,;;;;.,. ,;;;;)___| | | | 円 |
三三三三三i/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|三三三三三三三i/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
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|;ェェ ,.、ェェ |「いらっしゃいませー!」
(;∴゚ з゚ )「いらっしゃいませー!」
('A`)ノ「お疲れ様です!」
|;ェェ ,.、ェェ |「茂手内君!? もしかして応援に来てくれたのかい!?」
('A`)「あー、いや」
( ´_ゝ`)ノ「ども」
|;ェェ ,.、ェェ |「んん? あんたは探偵の……?」
('A`)「ちょっと代わるんでお話お願いします!」
|;ェェ ,.、ェェ |「何だかよくわからんが代わってくれるなら……」
('A`)三「すぐ着替えてきます!」
―――。
-
| ェェ ,.、ェェ |「それで、何の話なんで?」
( ´_ゝ`)「ドクオくんから砂緒さんとやらについて相談されてな」
| ェェ ,.、ェェ |「あー……」
( ´_ゝ`)「実際どうなん? 店の様子見てると相当きつそうだけど」
| ェェ ,.、ェェ |「正直めっちゃきついっすねぇ……」
( ´_ゝ`)「依頼料貰えれば何とかするけど、どうかな?」
| ェェ ,.、ェェ |「えぇ? 流石に無理なんじゃ……」
( ´_ゝ`)「ふむ、どうしてそう思うのかな?」
| ェェ ,.、ェェ |「あー……それはちょっと……」
( ´_ゝ`)「質問を変えようか。店を回すには常人バイトがあと何人必要なんだ?」
|;ェェ ,.、ェェ |「うっ! ……同業経験ある前提でフリーターなら二人、学生バイトなら四人くらいは必要っすね」
( ´_ゝ`)「さて、それだけの人員を補充できる目途は?」
|;ェェ ,.、ェェ |「よくて数か月っすかねえ……」
( ´_ゝ`)「うん、死ぬよねそれ?」
|;ェェ ,.、ェェ |「死にますねえ」
-
( ´_ゝ`)「ほら、金を出せば生き残れるよ?」
|;ェェ ,.、ェェ |「な、なんという……汚いッ、流石探偵汚いッ! だがッ!」
( ´_ゝ`)「ん?」
|;ェェ ,.、ェェ |9m「とても成功するとは思えない! 失敗した時に私は丸損じゃないか!?」
( ´_ゝ`)「元プロのメイドが知り合いにいてね」
| ェェ ,.、ェェ |「む?」
( ´_ゝ`)「ちょっと電話したら快諾してくれたよ。丁度バイト先考えてるみたいでさ」
| ェェ ,.、ェェ |「おお……!」
( ´_ゝ`)「ただしそれは失敗した時の話だ。依頼しないのであれば他に行って貰う」
| ェェ ,.、ェェ |「ぐぬ……」
( ´_ゝ`)「さあどうする?」
| ェェ ,.、ェェ |「ぐぬぬぬぬ……!」
| ェェ ,.、ェェ |「……金払うっす」
( ´_ゝ`)「助かる」
-
( ´_ゝ`)「話は聞けない感じ?」
| ェェ ,.、ェェ |「うーん……それは本人に聞いてほしいっすね」
( ´_ゝ`)「そうかい」
| ェェ ,.、ェェ |「……で、おいくら万円っすか?」
( ´_ゝ`)「そうだな……大体こんなもんか」
| ェェ ,.、ェェ |「……うわ」
( ´_ゝ`)「ドクオくんがカンパ募るようなこと言ってたからもうちょい減るとは思うが」
| ェェ ,.、ェェ |「……まあいいっすけどね、出せない額じゃないんで」
( ´_ゝ`)「流石は店長、店の為ならってとこか」
| ェェ ,.、ェェ |「あっしにゃこの店しかないっすから」
-
('A`)「あっ」
( ´_ゝ`)「話は着いたぞ」
('A`)「本当ですか!? 店長、ありがとうございます!」
| ェェ ,.、ェェ |「ん? まあ彼女がいないと店がヤバいからねえ」
( ´_ゝ`)「一度事務所に来てくれるように連絡してもらってる」
('A`)「なるほど」
| ェェ ,.、ェェ |「でも本当に何とかできるんすかね……?」
( ´_ゝ`)「話を聞いてみないことには何ともだけど、これでも依頼は幅広く熟してきている」
('A`)「きっとなんとかしてくれますよ……!」
| ェェ ,.、ェェ |「うーむ……まあ最悪そのメイドさんが来てくれれば何とか回るかな?」
('A`)(メイドさん……?)
( ´_ゝ`)「それじゃ俺はこのへんで」
| ェェ ,.、ェェ |「あっ! 新発売のデミたまバーガーでも買ってってくだせえ!」
( ´_ゝ`)「あ、いや、今日はもう昼飯決めてるからまた今度」
| ェェ ,.、ェェ |「えぇー……」
-
( ´_ゝ`)「戻ったぞ」
(´<_` )「どうだった?」
( ´_ゝ`)b「バッチリ」
d(´<_` )「おけ」
( ´_ゝ`)「とりあえず事務所に来てくれるように連絡して貰ってる」
(´<_` )「来なかった場合は?」
( ´_ゝ`)「そこは弟者の出番だな。さっき聞いたLinerから辿る」
(´<_` )「ふむ。内藤さんくらいガバければ助かるが」
( ´_ゝ`)「じゃなくたって弟者なら何とかするだろ」
(´<_` )「簡単に言ってくれるな。まあやってみるさ」
-
( ´_ゝ`)「とりあえず小池寄ってこうぜ」
(´<_` )「あれ? ヌケドで何か買ってくるかと思ってたわ」
( ´_ゝ`)「それもちょっと考えたけど、ラーメン食いたい病がな……」
(´<_` )「そういえば数週間食ってないような……?」
( ´_ゝ`)「いやそこまで空いてないだろ、何の話をしてるんだ?」
(´<_` )「あれ、そうだよな? うーん……?」
( ´_ゝ`)「まあいい、行くぞ」
-
【中華そば 小池】
. :|:..  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...:|: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:|__| |
__小___________.十___________| ̄| |_____
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| ||γ!:',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\____|______
| ||〈大_\_____________________\.!__|___
| |.-.-.-.-.|::::::::::::::::::|::::::::::::::::: |::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::|::::::::::::::::: |.! !三三三三三
| ||「 ̄ ̄.|::::::中::::::||::::::華::::::||::::::そ::::::||::::::ば::::::||:::::小池:::|| ;. |三三三三三
| ||| // .!:::::::::::::::::|| :::::::::::::: ||:::::::::::::::::|| :::::::::::::: ||::::::::::::::::: || |三三三三三
| ||| /  ̄/|| ̄ ̄ ̄ ̄ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||/ / ̄ ̄/ || ̄ ̄! !三三三三三
| |||′ / .|| ||// // || / / . ||:::┐::| ,, |三三三三三
| ||「 ̄ ̄ ̄ ̄| |「 ̄ ̄ ̄ ̄.[!|「 ̄ ̄ ̄ ̄.!三[:::| # .|三三三三三
| |├ ――‐,┤ .||----------||--------.||:::]三| |三三三三三
| ||| || || ,;, || .||三;/:| |三三三三三
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| ||| || || || ##" ||ニニニ| |三三三三三
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-
( "'Д')「らっしゃーせー!」
( ´_ゝ`)ノ「ちっす」
(´<_` )「ども」
( "'Д')「おっ、あんたらか。いつもので?」
( ´_ゝ`)「うっす」
(´<_` )「あ、今日はネギ塩で」
( "'Д')「あいよ!」
-
( ´_ゝ`)「何にせよまずは腹ごしらえだよな」
(´<_` )「それには同意する」
( "'Д')「おっ、新しい依頼か? ラーメン食うと元気出るからな!」
( ´_ゝ`)「いやまったくその通り」
(´<_` )「俺らがやってけてるのもおやっさんのおかげですよ」
( "'Д')「ははは! じゃあ気合い入れて作んねーとな!」
( ´_ゝ`)「そういやこの店まだまだ続けんの?」
( "'Д')「ん? おう、体動く限り続けるぜ」
( ´_ゝ`)「助かる」
(´<_` )「俺らもおやっさん見習って長く続けてかないとな」
( "'Д')「へへ、ラーメン作るしか能のない爺さんだけどな!」
-
( "'Д')つ「お二人さん、チャーシュー大盛とネギ塩お待ち!」
ζζζ
____
( "'Д')つ\∽∽/
└─┘
( ´_ゝ`) ズー (´<_` ) ズー
(っ. 川 .o (っ川 .o
 ̄ ̄`ー―′ ̄ ̄ ̄ ̄`ー―′ ̄\
( ´_ゝ`)b「「うめぇ……!」」d(´<_` )
-
( ´_ゝ`)「ネギ塩って食ったことないけどどんな感じなんだ?」
(´<_` )「鳥ベースのすっきりした塩ラーメンにシャキシャキネギで更にしゅっとした感じ」
( ´_ゝ`)「あー、食欲ない時とかによさそうだな」
(´<_` )「兄者に食欲ない時とかあったか?」
( ´_ゝ`)「……ないかも」
(´<_` )「流石だな、兄者」
( ´_ゝ`)「いやでもそれは弟者もそうだろ?」
(´<_` )「ある程度波はあるわ。全然食いたくねーってことはないが」
( ´_ゝ`)「なるほど」
(´<_` )「うん、やっぱネギ塩いいわー。食うたびに「こんなうまかったっけ?」ってなる」
( ´_ゝ`)「チャーシューもなるぞ」
(´<_` )「そういやタンメンもなるわ」
( ´_ゝ`)「結論、やっぱこの店好きだわー」
-
【流石探偵事務所】
| | ̄ ̄ ̄|:l | | ::| ,| |
| ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 流 石 探 偵 事 務 所 | |
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| | 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
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ノヽ-ヘィiヘl^ヽ-, | | l └‐'゙ l└‐' | |
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| ヘ |_|/
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( ´_ゝ`)
/⌒ ヽ (´<_` )
| | / \
| ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ヽ
____|. |. ヽ FMV ヽとニ__)
⊂ u) ヽ_____ヽ/
( ´_ゝ`)「さて、どうだ?」
(´<_` )「秒ではどうもならんだろ常識的に考えて」
( ´_ゝ`)「弟者ならいけるかなって」
(´<_` )「OSも立ち上がり切ってないっつーの」
( ´_ゝ`)ソワソワ
(´<_` )「鬱陶しい、大人しくしてろ」
( ´_ゝ`)「わかったわかった」
―――。
-
( ´_ゝ`)
/⌒ ヽ (´<_` )
| | / \
| ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ヽ
____|. |. ヽ FMV ヽとニ__)
⊂ u) ヽ_____ヽ/
(´<_` )「おっ、いけたぞ」
( ´_ゝ`)「流石」
(´<_` )「内藤さんほどガバくはなかったがまあ何とかなったな」
( ´_ゝ`)「そんで?」
(´<_` )「ふむ……家族と同僚グループくらいしか使ってないようだな」
( ´_ゝ`)「家族か」
(´<_` )「そっち中心に見てってみるか」
―――。
-
( ´_ゝ`)
/⌒ ヽ (´<_` )
| | / \
| ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ヽ
____|. |. ヽ FMV ヽとニ__)
⊂ u) ヽ_____ヽ/
(´<_` )「家族は弟1、妹1かな?」
( ´_ゝ`)「障碍者の妹か。この感じだとたぶん知的障碍かな」
(´<_`lll)「バイトで生活費稼いで妹の世話もとか想像しただけで人生ハードモードだな」
(lll´_ゝ`)「そんなんでも何とか続けられてるっぽいのがスペックの高さを物語ってるな」
(´<_` )「退職に繋がりそうな情報はなさそうだが……」
( ´_ゝ`)「うむ」
(´<_` )「あとは直接当たるしかないか」
―――。
-
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□□□□□□□□□□■■■□□□□
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-
((lコ))prrrrrrr......
( ´_ゝ`)コ「はい。……おっ、いいね。……ほう、やるじゃん。うん、了解。それじゃあ明日よろしく」
(´<_` )「ドクオさんか?」
( ´_ゝ`)「ああ、店長と協力して何とか説得できたらしい。明日の朝一に来るって」
(´<_` )「ドクオさんも来る感じか?」
( ´_ゝ`)「うん」
(´<_` )「うまく行けば進展あるか?」
( ´_ゝ`)「応援し隊の方? どうだろね?」
(´<_` )「まあドクオさんが発奮する展開もないだろうし難しいか」
( ´_ゝ`)「俺だったら同僚がそこまで心配してくれたら嬉しいけどね」
(´<_` )「俺だったら余計なお世話だって思うかな?」
( ´_ゝ`)「ふむ……」
-
( ´_ゝ`)「何となく掴めてきた人物像からすると素直に有難味を感じそうだ」
(´<_` )「……下心的なあれとかで気持ち悪がられんかな?」
( ´_ゝ`)「どちらかというと武人気質な感じがするからなさそう」
(´<_` )「あー……そう言われるとそうかも。かたじけない、って感じ?」
( ´_ゝ`)「だからこそ切腹が怖い」
(´<_` )「だなぁ……」
( ´_ゝ`)「明日来るって言ってるならひとまず今夜決行ってことはなさそうだが」
(´<_` )「問題は俺らが解決できるかだよな。
解決できなくて結局無理心中しましたとか後味最悪だぞ」
( ´_ゝ`)「解決できないならできないで公的扶助について説得するとかやりようはある」
(´<_` )「その辺は兄者頼りだな」
( ´_ゝ`)「いや俺その辺の法律とか全然わからんから弟者の補助必須だぞ」
(´<_` )「そこはまあ任せろ、説得は力になれる気がせん」
( ´_ゝ`)「そこはまあ任せろ、制度的なあれこれはよろしく」
-
(´<_` )「無難に解決できりゃそれが一番だが、さて……?」
Case5「辞職事由の解決」
Day1「仁義なきタカり」
To be continued...
-
Case5-Tips1 砂緒家の一日
川 ゚ -゚)「……それでは、お先に失礼します」
| ェェ ,.、ェェ |「お疲れ様ー」
(゜3゜)「お疲れッス」
川 ゚ -゚)(さて……急いで帰るとしよう)
-
【砂緒家】
. ___
/___\ ___
|:::::::::::::::::::| | A 404 |
__________ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
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-
川 ゚ -゚)「ただいまー」
ノハ ´_`)「あ、お帰り」
三ノハ*゚⊿゚)「おっかえりぃぃぃぃっ!!」
川 ゚ -゚)「わっ、っとと。元気だな、ヒート」
ノパ⊿゚)v「私は元気ぃぃぃぃぃっ!!」
川 ゚ -゚)「はは、よかったよかった」
ノハ ´_`)「ほんと今日は凄い元気だったよ」
川 ゚ -゚)「なるほど」
ノパ⊿゚)ソワソワ
-
ノハ ´_`)「そうだ。今日の夕飯は何がいい?」
川 ゚ -゚)「む? お前が事前に決めてないのは珍しいな」
ノハ;´_`)「ちょっと振り回されちゃって」
川 ゚ -゚)「なるほど」
ノパ⊿゚)「カレーだぁぁぁ! カレーがいいぞぉぉぉぉっ!!」
川 ゚ -゚)「お前はいつもカレーって言うな」
ノパ⊿゚)「カレー! カレー!」
ノハ ´_`)「うーん……それじゃキャベツカレーにしようか」
ノハ*゚⊿゚)「うおおぉぉぉっ!!」
-
ノハ ´_`)「あれ? ハチミツがないや。まだ残ってると思ってたんだけど……」
川 ゚ -゚)「なら私が買って来よう」
ノハ;´_`)「いいって。クー姉さん疲れてるでしょ?」
川 ゚ -゚)「ちょっと、ついでに見たいものがあるんでな」
ノハ ´_`)「……なら、お願いしようかな」
川 ゚ -゚)「……なあ、お前は別に、引け目を感じる必要はないんだぞ?
私には家計の絶妙なやりくりや、完璧に近い家事なんて、到底できんからな」
ノハ ´_`)「……」
川 ゚ -゚)b「堂々胸を張ればいい。お前は、最高の自宅経営者だ」
-
【武運堂書店】
| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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-
川 ゚ -゚)「ゲロは……っと。あった」
川 ゚ -゚)つlコ⊂从´ヮ`从ト
川 ゚ -゚)「「あ」」从´ヮ`从ト
从´ヮ`从ト「またお会いしましたね」
川 ゚ -゚)「ああ、奇遇だな」
从´ヮ`从ト「お先にどうぞ」
川 ゚ -゚)「いや、大きい声では言えないが今日は買うつもりはなくてな」
从´ヮ`从ト「そうなんですか?」
川 ゚ -゚)「金がないからな……立ち読みだけだ」
从´ヮ`从ト「なるほど」
川 ゚ -゚)「なので先を譲ってもらう必要はないぞ」
从´ヮ`从ト「わかりました。ではまた」
-
川 ゚ -゚)パラ...「ふむ……相変わらずわけがわからん」
川 ゚ -゚)パラ...「姉さんは何を思ってこれを描いているんだろうか」
(゜3゜)「あれ、砂緒さん?」
川 ゚ -゚)「おや? ……これはまた奇遇だな」
(゜3゜)「今日はゲロの発売日なんすよ」
川 ゚ -゚)「なんと、奇遇に奇遇を掛けてきたな。田中も読んでいるとは意外だ」
(゜3゜)「え? 砂緒さんも? そっちの方が意外ッス」
川 ゚ -゚)「……姉の作品が載っているのでな」
(゜3゜)「へぇ〜」
-
川 ゚ -゚)「しかしこれは……私にはわけがわからん」
(゜3゜)「その作品は……! まさか砂緒さんのお姉さんってシュール先生ッスか?!」
川 ゚ -゚)「? 知ってるのか?」
(゜3゜)「ファンなんス」
川;゚ -゚)「ありえん」
(゜3゜)「独特の隠喩センスが光る、凄い作品っすよ!」
川;゚ -゚)「これがか? ふーむ……やはり漫画はよくわからん」
(゜3゜)「まあ、シュール先生の作品は一般受けしないタイプっすからね」
川 ゚ -゚)「だろうな」
-
(゜3゜)「それより、今度是非会わせてくださいよ!」
川 ゚ -゚)「それは無理だ」
(゜3゜)「えーっ!? どうして!?」
川 ゚ -゚)「姉は引き篭もりなんだ」
-
【砂緒家】
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-
川 ゚ -゚)「買ってきたぞ」
ノハ ´_`)「ありがとう」
ノハ#゚⊿゚)「うおおぉぉぉぉっ!! そこだぁぁ! やれぇぇオシシ仮面んん!!」
川 ゚ -゚)「おい、少し落ち着け」
ノハ;´_`)「さっきからそう言ってるんだけどねぇ……」
-
____________
| __________ |
| | | | < オシシ仮面、もはや逃れることはできんぞ!
| | | |
| | | | < ギャー!!
| | | |
| | | |
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
| °° ∞ ≡ ≡ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノハ;゚⊿゚)「ああぁあぁぁぁぁっ?!」
川 ゚ -゚)「ん? 先週も似たような場面があったような……」
ノハ;´_`)「あったね。別のキャラで全く同じ展開」
ノハ;゚⊿゚)「……」
ノハ ´_`)「放心してる」
川 ゚ -゚)「余程ショックだったのだろうな」
-
ノハ ´_`)「夕飯できたよー」
ノハ*゚⊿゚)「うおぉぉおおぉぉおぉぉぉっ!! カレーだああぁぁぁぁあぁぁぁっ!!」
川 ゚ -゚)「姉さんの分はもう持っていったか?」
ノハ ´_`)「うん」
川 ゚ -゚)「うむ、それじゃあ頂こうか」
川 ゚ -゚)ノパ⊿゚)ノハ ´_`)「「いただきます!」」
-
ノハ*゚⊿゚)「うめぇぇぇぇええぇえぇぇぇぇッ!!」
ノハ;´_`)「あ、ごはんの塊が飛んだよ」
川 ゚ -゚)「だが確かにこれはうまい。流石だ」
ノハ ´_`)「ありがとう」
ノハ*゚⊿゚)「ハムッ! ハフハフッ!!」
ノハ;´_`)「もっと落ち着いて食べなよ」
ノハ;゚⊿゚)「うっ」
ノハ;´_`)「……言わんこっちゃない」
川 ゚ -゚)「ほら、水だ」
ノパ⊿゚)「ごきゅごきゅ……ぷはぁっ!!」
-
,。 \ ・:* :・゚ '☆,。・: *:
\ ☆
,。 ・ :* :・゚' ☆ ; .
ヽ ヽ
☆ * ・
・
☆
,。 ・ :* :・゚'
__ _ __ ,_ __ __ _
. __ |ロロ|/ \ __ |ロロ|/ \ __ |ロロ| __..|ロロ|/ \
_|田|_|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_
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-
川 ゚ -゚)「ニイト、何やってるんだ?」
ノハ ´_`)「サイトの更新だよ」
川 ゚ -゚)「ああ、あれか」
ノハ ´_`)「最近はシュー姉さんの手助けのおかげで収入が上がってるんだ」
川;゚ -゚)「ん? 手助け? 会ったのか?」
ノハ ´_`)「ううん。この前ネットで偶然出会ってね」
川;゚ -゚)「なんか……すごいな、それは」
ノハ;´_`)「色んな意味ですごいよね」
-
lw´‐ _‐ノv「メール……?」
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
│件名: クーです │
├――――――――――――――――――――――――――――――――――――┤
│差出人: 砂緒新人 │
├――――――――――――――――――――――――――――――――――――┤
│本文: │
│ゲロの新刊見ました。 │
│漫画に疎い私にはよくわかりませんでしたが、同僚の田中君は大層褒めてましたよ。 |
│ │
│お元気ですか? |
├――――――――――――――――――――――――――――――――――――┤
lw´‐ _‐ノv「……元気だよ。一応、ね」
-
||\.rl|-、´  ̄ ̄⌒ ̄`⌒ヽ||
||\`||: .ー――――――||
|| `||――――――――||
||\.rl|-、´  ̄ ̄⌒ ̄`⌒ヽ||
 ̄ ̄||\`||: .ー――――――|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.`||――――――――||
ノハ-⊿-) zzz...
川 ゚ -゚)(今日も一日が終わったな)
川 ゚ -゚)(……)
川 ゚ -゚)(明日も頑張ろう)
――――。
-
今回はここまで。
-
おつおつ
-
乙
-
乙乙
-
メイドがここで繋がってくるのか
乙
-
クロスオーバーたのしい
おつ
-
>>242-246
おつあり
世界観一緒だから正直クロスオーバー感覚はあまりなく
-
前回のあらすじ
・……実は、砂緒さんが突然バイトを辞めたんです
・な、なんという……汚いッ、流石探偵汚いッ! だがッ!
・バイトで生活費稼いで妹の世話もとか想像しただけで人生ハードモードだな
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 流石だよな、俺ら |
\_ _____ __/
V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
\ /. \ /
l l l l
//l | | l\\
 ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
-
Case5-Day2A
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| 流 石 探 偵 事 務 所 | |
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| ヘ |_|/
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( ´_ゝ`)「さて、そろそろか」
(´<_` )「少なくともドクオさんはな」
( ´_ゝ`)「件の人物もとても遅刻とかしそうもないキャラだけど」
(´<_` )「まあな、でも伝聞だし」
( ´_ゝ`)「外面は伝聞で十分。そして初対面の相手に内面を見せるか?」
(´<_` )「なるほど。であれば確かに遅刻はないな」
( ´_ゝ`)「そゆこと」
(´<_` )「だが伝聞という意味では風呂敷被っちゃうトンチキ面もあるぞ?」
( ´_ゝ`)「ふむ、一考に値するな」
(´<_` )「だが時間には影響ないか」
( ´_ゝ`)「たぶんね」
-
('A`)「こんにちはー」
( ´_ゝ`)「お、ドッくんが先に来たか」
(´<_` )「おはようございますドクオさん」
('A`)「ども。砂緒さんはまだ来てない感じですか?」
( ´_ゝ`)「まだ」
('A`)「遅刻とかする人じゃないんでもうじきくると思――」
(´<_` )「ん?」
( ´_ゝ`)9m「ん」
-
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))
( ´_ゝ`)((あ、マジで風呂敷被ってる……))(´<_` )('A`)
('A`)ノ「砂緒さん」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「む、茂手内。わざわざすまないな」
('A`)「いえ、砂緒さんにはお世話になってますし……」
(´<_` )「ようこそいらっしゃいました、どうぞこちらへ」
( ´_ゝ`)(知ってはいたが美人ちゃんだな〜)
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「あなた方が探偵さんか。まさか双子とは……」
(´<_` )「ええ」
('A`)「俺の友達が変な事件に巻き込まれてる時に助けてくれたんです。
きっと力になってくれるはずです」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「なるほど……」
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( ´_ゝ`)「ほいお茶」
、
ζ ,
_ ノ
( ( (. )
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('A`)「ん、ありがとうございます」
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/___ヽ
(川 ゚ -゚))「これはありがたい。いただきます」
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(´<_` )「さて、本日の経緯ですが」
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/___ヽ
(川 ゚ -゚))「うむ」
(´<_` )「ドクオさんがあなたが突然辞めたことを大層心配なさっていて。
店長さんにもご協力頂いてご足労頂いたわけです」
___
/___ヽ
(川 ゚ -゚))「なるほど」
(´<_` )「依頼料は店長さんから頂くことになってますので」
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/___ヽ
(川 ゚ -゚))「ありがたい。茂手内なら申し訳なく思うところだが店長なら気兼ねない」
(´<_` )「本日の経緯はそんなところですが。
お話詳しく伺ってもよろしいでしょうか?」
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/___ヽ
(川 ゚ -゚))「……茂手内が信頼する相手なら構わないだろう。
まずはそうだな……これを見てほしい」
シュルッ...
(;´_ゝ`)「「!?」」(´<_`;)('A`;)
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`'-、 \ ヽ ..l l | / / / ,/
\ .\ ヽ. ..l. ..l │ l . / ,/ . /
゙'-、 .\ .ヽ .l, ! ! l ./ / . /
`'-、 \. ヽ, ...l ! ! l / ./ . ,/゛
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_、 j l川 ゚ -゚) ..,,_,
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/ ./ ./ ! ,! ! ヽ .ヽ. \ \
. / ,./ / ,! ! l ヽ ヽ \ . \
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(;'A`)「ケモ……ミミ……?」
( ´_ゝ`)「えっ何。そういう趣味?」
(´<_` )「おい」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「趣味だったらよかったんだが……」
∧ /l ピコ
川 ゚ -゚)
∧ l\ ピコ
川 ゚ -゚)
∧ ∧
川 ゚ -゚)「御覧の通りだ」
(;'A`)「えぇー……?」
(;´_ゝ`)「マジか」
(´<_`;)「ええと……すみませんが少し触らせて頂いても?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「私は一向に構わん」
-
サワッ
∧ ∧⊂(´<_`;)
川* - )ンッ...
サワッ
∧ ∧⊂(´<_`;)
川* - )アッ...
(*´_ゝ`)(エロい)
(*'A`)(エロい)
(´<_`;)「し、失礼しました……本物、のようですね……?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「なんとも驚くべきことにな」
(;'A`)「な、なるほど……確かにそんな状態じゃホール出れないですね……」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「そういうことだ」
(;´_ゝ`)「こりゃ驚いたな……」
-
(´<_` )「それで……失礼を重ねるようですが、家計については大丈夫でしょうか?」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「絶賛やばい」
(´<_`;)「な、なるほど……」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「働き口を探してはいるが、この状態ではな……」
(;´_ゝ`)「流石にケモミミだの風呂敷で面接通んないよなぁ……」
∧ ∧
\川 ゚ -゚)/「このままでは破産してしまう」
(;'A`)「そ、そんな……」
-
(´<_` )「ん……ご安心ください。そのために我々が依頼を受けました」
( ´_ゝ`)b「今晩のおかずから化け物撃退まで。実績は豊富」
(;'A`)(今日のおかず……? え、どんな依頼?)
∧ ∧
川 ゚ -゚)「化け物撃退……? 私は撃退される方じゃないのかそれ?」
( ´_ゝ`)「いや、こういったオカルト案件も実績あるよって話」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「ふむ……」
-
(´<_` )「ひとまずゴールは……収入が復活することですね」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「そうなる」
( ´_ゝ`)「方向性としては二通りだな。
1、その状態を直す方法を探す
2、その状態で働ける場所の紹介」
∧ ∧
川 ゚ -゚)「可能なら1でお願いしたいが、難しければ2でもありがたい」
(´<_` )「どちらもいくつか伝手はありますので、当たってみましょう」
(;'A`)(マジか……流石だな)
∧ ∧
川 ゚ -゚)「言っておくが春を売る気はまだないぞ? 最悪それも検討するが……」
( ´_ゝ`)「いやこの流れで風俗紹介するとかドッくんに殺されるわ」
(´<_` )「ではご希望や経歴、技能など教えてください」
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