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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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――ス=クゥか。
恐らくは、あの獣の革を打ち付けてあるのだろう。
半透明の皮の内側に内臓が透けて見えていたことを思い出した。
そうなると、ここがまるであの生き物の胎内のように感じられる。
途端に風通しが良い作りのはずのこの建物に妙な閉塞感を感じ始めた。
俺はこの事実を通訳に告げること無く、背負鞄を部屋の隅に投げると、
藁の上に寝転んだ。
それを見て通訳も同じ様に荷物を下ろし、部屋の隅に膝を抱えた。
どうやら深い眠りに落ちるつもりはないらしい。
今夜は嫁と、生まれる子供の事でも考えて明かすのだろう。
俺は瞼を閉じる。
いもしない嫁と子供の代わりに浮かぶのは、
何故かあれほど忌み嫌っていた双子の兄のニヤついた顔だった。
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