レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
-
「愛する人ですか……愛する人」
堅苦しい言い方で真剣に悩むトソン。彼女のそういうところをわたしはときどき愛おしく思う。
ときどきだから、いまがそのときでも不思議じゃないし、慣れているはずなんだけど。
なぜか今日はやたらと心臓の音がうるさい。本当に具合が悪いのかもしれない。
「あっ、消灯の時間ですよ」
答えを待っていると、それを遮るようにアラームが鳴った。
友達たちからは偽装工作も頼まれている。邪魔をされた腹いせにそれをしないわけにもいかない。
「おっけい。さ、話の続きしよ」
電気を消して布団に戻ると、トソンの顔は暗闇の中にぼんやりとしか見えなかった。
部屋の扉から差し込んでくる廊下の明かりだけが、いまはこの部屋の光源だ。
「……そうですね。いろいろ、ちょうどよかったです」
「へ?」
「明るかったら、たぶん言えなかったですから」
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板