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【もしもの時は】ここだけ世界の境界線【ここで】
104
:
ジョシュア
◆4J0Z/LKX/o
:2018/09/24(月) 00:33:31 ID:???
>>100
>>103
「迫撃砲か………」
ポンと大きな音が鳴るよりも先に、遠くの噴煙に気が付いたジョシュアが空を見上げていた。
そのまま徐に腰部マウントから取り出した硬化ライトシールド展開装置を地面に叩き付け、強固な防壁を構築する。
もし戦車砲であれば音が鳴るよりも先に死んでいる。これは山なりの制圧射撃、それも携行迫撃砲程度の火力だろう。
砲弾のうちの一つはシールドの5メートルほど手前に着弾、爆風は上方に逸れ、シールドは破損しやがて霧散する。
「さぁさぁ隠れろ隠れろ!演習だからって当てないと思うなよ!」
パンパンと手を叩いて射線に身を晒さないよう候補生たちを急かす。
「遮蔽物を使うもよし、稜線から隠れるもよし」
「あるいは………制圧射撃で返すのもいいな」
砲撃の防御手段は二つ。パッシブな防御とアクティブな防御だ。身を隠し、遮蔽物を挟み、爆撃から逃れる方法。
そしてもう一つはそもそも撃たせない方法。ジョシュアは背中に手を回すと、そこに背負っていたゴツイ金属の塊を手に取った。
味方が坂道や森林に逃げ込む間、迫撃砲陣地への制圧射撃を決行。その射撃頻度を低減させるつもりだ。
長細い棒状の飛翔体を超音速で打ち出すレールライフル、その量産型だ。射程と威力は通常のライフルの10倍に匹敵する。
立射のまま狙いを定めると、2,3発刻みの細やかな指切り射撃。重機関銃の如き威力と精度の銃弾が陣地を襲う。
「上官に恨みがあるヤツはいるか!?」
ジョシュアの制圧射撃が発射頻度を抑えている間、他の面々を前進させつつ、自分に加わる勇気のある馬鹿野郎共を募る。
ダークなやつとか、エリートなやつとか。フラストレーションの溜まりに溜まっている有能なヤツ等が名乗りを上げるだろうと踏んで。
もっとも勇気と蛮勇の違いを心得ている人間ほど、ジョシュアの提案を敬遠するだろうが。
「………『死人が出てもお咎めなし』だっけ?」
「ちとビビらせてやるか………」
ご立腹なソーマを見て少しだけそれに同調するよう、今日初めてその視線を狩人の如く細めた。
ズーム倍率を40倍に切り替え、高精度なヒザ依託射撃へ。積み重なった弾薬目掛けて数発のロッドをお見舞いする。
ロッドは電磁加速によりアツアツ、大気摩擦も相まって爆薬は既に自然発火するほどの高熱である。
ある種のHEAT弾となったそれは、弾薬箱程度無慈悲に貫徹するだろう。
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