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【もしもの時は】ここだけ世界の境界線【ここで】

100 ◆T/233Moei6:2018/09/24(月) 00:11:40 ID:???
>>95

(北風がヴァイキングを育てるというし、そうすべきなのだろうが…いい人、なのだろうな)

 エリート候補生はおおよそ、ジョージの人となりをそう評価しながら虫をもぐもぐ。
 もちろん、このいい人というのは良い意味でばかり表現しているわけではない。良くも悪くも、って奴だ。

「やめろ。下民風情に施しを求めるなどなどエリートの自覚があるのか」

 そして困るジョージにすがる他の候補生をシャットアウトしたのは意外にもダークな候補生である。
 階級的な挫折で歪みに歪んだプライドだが、ここは演習に沿った方向で発露したらしい。

>>96>>97

「………」

 ご婦人の話を気にもかけない風であったダークな候補生は、実際はその言葉を耳に入れ、無言で泥水を濾過し始めた。
 他の候補生に何も言っていないのが減点材料。本来はそれなりに応用の聞く思考をしているのがプラス材料か。
 そして、ソーマタージの挑発に加わり、顔を真っ赤にし、

「虫程度、食ってやるさ!下民風情に侮られてたまるか!!くそ、くそ!!」

【軽挙と協調性の無さが目立つが、どうやら〝現実にプライドを傷つけられている少年〟の範疇で歪みは収まっていたようだ】
 【→いや、決壊寸前で引き戻されたことで、多少、地金が見えてきたということか】

 そして、実際、食料を持っているはずの老婆が実際虫を齧っているのを見れば、
 少年少女特有の負けん気も顔を覗かせるのだろう。他の候補生も観念して虫をおずおずながら齧り始めた。

「…貴様の言うその人物は果たして同じ人類なのか?流石にそうはなりたくないものだが」

 んでもってエリート候補生はソーマタージの言う奇怪極まる人物像に怪訝な目を向けていたそうな。

>>98

 意を決した候補生達はどれが安全な虫かを考え、ジョシュアの言を聞きながら虫を選び食べた。
 なお、食料を分けようとした際はダークな候補生が、

「やめろ。下民風情に施しを求めるなどなどエリートの自覚があるのか。
 ――虫の食し方だ!っーーーー…教えろ!!」

 と、止めた。エリート候補生が確固たるプライドなら、こちらは歪んでいるが毒にも薬にもなりえるプライドか。
 もちろん、口も悪さはなっちゃいなかったが。ダークな候補生も上手く矯正できれば良い兵士になりえる。

「助かる。ガイド。私だけでは虫程度で躓くところだった。余人にとり割り切るとはこうも難しいものなのだな」

 ----------

【全員対象】

 このようにやや不気味な献立が並んだ食事を口にしていた面々であったが――

 ――ドン!シュパァーッ!!

 ゴール地点から腹に響く音と共に幾つかの噴煙が上がった。

 ――ヒュゥウウウウウウッ!!

 そして、何かが複数個所に落下していく音。

「ッ!!」

 エリート候補生はジョージの頭を引っつかんで倒そうとし、ダークな候補生はただ一人すぐさま身を伏せ、
 他の候補生は反応できていない。一歩以上遅い。

「伏せろ!!」

【演習:砲撃…伏せるも良し。内容の酷さにいっそ反撃するもよし】


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