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【エルデンリング】黄金律最終報告リマスター版:投稿者【同人拓也】
227
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2023/02/07(火) 02:03:16 ID:QK9dodVU
腐敗で狂ったあと 投稿者:ビルダー拓也
マレニアを殺そうなんて本気で思ってるわけないって拓也の願望も、リフトに乗った時には薄れてきて、転送門をくぐった時には消えていた。慟哭砂丘で目が覚めたマネージャーが怒鳴っても、ネフェリは本当にマレニアを殺す気だ。お祭りおじさんは騎士と兵士を引き連れてきてて、一応ラダーン祭りだから来てやったんだぜって感じでいるけど、多分本当は自分達の敵だった奴の最期を見届けに来てると思うんだよな。アレキサンダーとブライヴもいるけど、二人にマレニアとネフェリを止める気配はない。オレは納得いかなくてガタイで状況を分析。でもメチャクチャ物々しい雰囲気とギン眼のネフェリにビビって動けない。動けたとしてマレニアを止められる気が全然しなくてマジ焦り。
広い砂漠の中をマレニアが一人でトボトボ歩いていく。足取りはフラフラで、砂漠ってこともあって熱射病でやられてる人みたいになってるけど、遠くには一度だけ見たことがある、もう二度と見たくなかったあの小さい山が見える。
マネージャー「こんなのおかしいですよ!あなたたち、おかしいって思わないんですか!?」
マネージャーは一人で大声上げて抵抗。でも誰もマレニアを止めないし、マネージャーにも止められない。オレも早く動きたいけど、完全に動くタイミングを見失ってて全身鳥肌立ちっぱなし冷や汗流しまくり、焦燥感で心臓締まりまくりでもう何をどうすればいいのか分かんねーよ!
ブライヴ「これはマレニアとラダーンの、そしてケイリッドの問題だ。オレに口は挟めん」
アレキサンダー「悲しいことだが、戦士として二人は戦ったのだ。どのような形であろうと、片方が決着を望むのなら、戦いは止められんのだ…」
マネージャー「そんなカッコつけたこと言ってる場合ですか!?人が死ぬところ観にきてるようなものなんですよ!?」
ネフェリ「ああそうだ。観に来ているんだ。戦士の最期のさまをな」
マネージャー「そ、そうだじゃないですよ!今ならまだ間に合います!止め…」
ネフェリ「何が間に合うというんだ?」
ギン目のネフェリにそう言われてマネージャーは言葉に詰まった。オレは何も思いつかないんだからマネージャーは黙ったりしないで何か思いついてくれよ!って心の中で叫ぶ。オレが一人でマレニア掴んで引っ張っても止められない。ネフェリも説得できない。他の奴らも頼れなくて、希望があるのはマネージャーだけ。
ネフェリ「ケイリッドは腐り、人々は病に倒れ、この地の風は穢された。マレニアがモーグに謀られていたとしても、その事実が動くことはない」
ネフェリ「ラダーンは正気を失い、マレニアもまた失った。これも変わらん」
ネフェリ「マネージャー、私に出来たことはなんだ?お前に、拓也に、私たち皆に出来たことはひとつでもあったか?」
ネフェリ「何も無い。全ては終わっていたんだ」
マネージャーは立ったまま、いかにも絶望に打ちひしがれたって感じの顔で手前の砂を見始める。マジかよ!頼れるのはマネージャーだけなんだよ!って強烈な視線を送っても、マネージャーはそれに気付かないで、遠くなっていくマレニアの背中に視線を移して冷や汗ダラダラ流してる。
そのマレニアはオレ達から20メートル以上?30メートル以下?離れたところまで歩くと、そこで止まって小山を眺め始める。遠くの小山はゆっくり動くと、少しづつ近づいてきてシルエットをハッキリさせていく。そいつはある距離まで進むと動きを止めて、一瞬激しく震える。
それから何秒か経ってから、この世のモノとは思えない超絶なブチ切れ咆哮が聞こえてきて、マレニア以外の全員が耳を咄嗟に塞ぐ。それから小山は紫色の光を全身から放って浮き上がり、両手の剣を戦闘機の翼みたいにしてぶっ飛び、何百メートルあったかも分かんねー距離を1秒くらいで詰めてくると、バカデカい轟音とともに砂埃を舞上げてマレニアの前に着地した。
ラダーンが空まで飛べることも分かって、そんな化け物が目の前に現れてもういよいよオレとマネージャーには絶望しかない。マレニアは突っ立ったまま動かない。この状態でラダーンがテキトーに剣を振るとマレニアは斬られて死ぬ。オレの脳裏にはマレニアとは関係ないと思いたかった奴の顔が浮かぶ。拓也のガチガチな脚を動かしたのは、ミリセントがいる円卓の景色だったんだよ。
拓也「おうおうおーっ!」
自分でも何言ってるかわかんねー声を上げながら、オレはマレニアに向かって駆け出した。追って来る奴はいない。多分みんな呆気にとられて動けてないぜ。オレは走りまくってマレニアとラダーンの間に割って入って、大の字ポーズでビルダーマッスルを強調。人間の盾になる。
マネージャー「あっ…」
でもその盾はマレニアにどかされた。
ラダーンに向かって走り出したマレニアは拓也を片手で払いのけてジャンプ。
剣を振り上げ始めたラダーンの首筋に、金の針を突き刺した。
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