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胡桃「バカみたい!」
1
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/09/30(日) 22:17:22 ID:I7mnGJ0o
胡桃「一人でこっちに来るなんてどういうつもりなの!」
京太郎「どうしても会いたくて…つい」
胡桃「いきなりメールが来たからびっくりしたよ!」
エイスリン「クルミ、アノコキライ?」シロ「…さっき歩いてるのみて喜んでた」
胡桃「うるさいそこ!そういうこと言わない!待ってたのバレる…あっ」カアア
豊音「ツンデレさんだねー」
塞「アツいねーここ、雪国なのに」パタパタ
エイスリン「ナカヨシ、フタリキリ!」
シロ「動くのダルい…」ズリズリ
塞「見てた方がダルいことになると思うよ」シロ「確かに…」
パタン
46
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/03(水) 20:40:11 ID:7WToMWLw
胡桃「カラオケとか行ってみたことなかったよね」
京太郎「胡桃は歌がうまいのか?」
胡桃「勿論!今度の休みはさ、一緒にカラオケ行こうよ!」
京太郎「そうするか!オレの美声に酔いしれるなよ?」
胡桃「そっちこそ惚れ直しても知らないからね!」
47
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/03(水) 20:50:07 ID:bfS46DzA
こういうのでいいんだよこういうので
48
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/03(水) 20:55:45 ID:7WToMWLw
数日後
胡桃「あっ、おーい、こっちこっち!」
京太郎「先に来てたのか、待たせちゃったな」
胡桃「ううん、私も今来たばっかだから!」
京太郎「久しぶりにきたなージャンカラ」
胡桃「私は時々豊音とかみんなで来てたよ」
ウィーン
店員「いらっしゃいませー」
胡桃「五時間でいいよね?」
京太郎「そんくらいだな」
店員「お二人が付き合ってらっしゃるのならただいまカップル割と言うのをやってまして、首から上にキスしたら一時間分安くなりますので、オススメですよ」
胡桃「キッ、キス!?」
京太郎「首から上にですよね?」
店員「はい」
胡桃「(えっ!京太郎からキスしてくれるの!?)」
京太郎「胡桃、こっち向いて」
胡桃「う、うん…」
チュッ
胡桃「おでこ?」
店員「(そういう手段)ありますあります」
京太郎「OKだってさ、よかったな胡桃…胡桃?」
胡桃「別になんでもないよ!」
胡桃「(唇って思ってたのに京太郎は鈍感!)」
店員「ありゃ〜」
49
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/03(水) 21:12:33 ID:7WToMWLw
胡桃「このまま君を連れていくと〜♪」
京太郎「ホントに上手いなぁ、バンドとかでもやれるんじゃないか?」
胡桃「ふふん、そうでしょ!」
京太郎「今度はデュエットするか」
胡桃「いいね、どんな曲にする?」
京太郎「そうだな〜扉を開けてとか…」
ピトッ
二人「「あっ!」」
京太郎「…」
胡桃「偶然手がちょっと触れたくらいでそんなに照れちゃって!いつも握ってるじゃん」
京太郎「いや、胡桃の手ってこんなに可愛かったんだなって…暗いからかな、初めてちゃんと見た気がする」マジマジ
胡桃「かわっ…! あ、ほら次の曲始まっちゃうよ!」
京太郎「お、おう!そうだな、それじゃあ歌うか!」
50
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/03(水) 21:29:32 ID:7WToMWLw
京太郎「そろそろ終わりだな」
胡桃「最後の一曲は私が歌うね?」
京太郎「? 別にいいけど、何歌うんだ?」
胡桃「しっかり聞いててよね!「今すぐkiss me」」
京太郎「!」
数分後
店員「まいどありー」
京太郎「今日は楽しかったな、胡桃の歌はホントに聞いてて惚れ惚れしたよ」
胡桃「でしょでしょ?また来ようね!」
京太郎「…胡桃、目になんかついてるぞ」
胡桃「へっ?ホコリでも持ってきちゃったかな」
京太郎「取ってやるから瞑ってろよ」
胡桃「うん、わかった」
グイッ、プニッ
京太郎「うん、取れた、じゃあ帰るか」
胡桃「…ありがと」
…
胡桃「あっ、私ここで分かれ道だから、じゃあね!」
京太郎「おう、また今度な」ニコッ
タッタッタッ…
ヘニァ〜
胡桃「やられたぁ〜!腰から力が抜けて立てない、覚えてろ、京太郎!」カーッ
京太郎「今ごろ胡桃怒ってんだろうなぁ…先に挑発したのはあっちだけど、後が怖いぜ…」
カン!続!
51
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/03(水) 21:30:31 ID:7WToMWLw
(話の区切りの場合のカン!に値するものってなにかありますかね)
52
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/03(水) 21:55:42 ID:7WToMWLw
後日談
エイスリン「クルミ、コノマエ、キスシテタ?」
胡桃「エイちゃん!?」
塞「ほうほう?どういうことか詳しく聞かせてもらおうじゃないの」
豊音「気になるなー!気になるよー!京太郎君とどんなデートしてたのかなー?全部聞かせてほしいよー」
胡桃「エイちゃん、いつ見てたの!」
エイスリン「カラオケ、カウンター、シロトイタ」
胡桃「(ってことは唇キスは見られてないか…)あれはカップル割がきくから、京太郎におでこにキスさせたんだよ!」
豊音「キャー!京太郎君すごいよー店員さんの前でキスするなんて!」
塞「なーんだ、もっとすごいのかと思った」
胡桃「残念!そんな都合のいいことはない!」
シロ「(唇にキスしてたのも見たけど、言ったら豊音が大騒ぎするから言うの)ダルい…」
53
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/04(木) 00:51:22 ID:j6rePbUw
すばらっ!
54
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/04(木) 08:50:26 ID:G9dlLQ7A
>店員「ありゃ〜」
すずさんかな?
55
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/04(木) 22:53:36 ID:io3DQKoM
胡桃「…ダメ人間!」
京太郎「ですよね」
豊音「どうしたのかなー」
塞「テストで赤点取っちゃったんだってさ」
豊音「あちゃあ、それは怒るよね」
塞「多分そろそろ「しばらく会うの禁止!」とか言い出すよ」
豊音「えーほんとかな?」
胡桃「しばらく会うの禁止!」
京太郎「電話やメールも?」
胡桃「ダメっ!追試終わるまで我慢!」
豊音「ほんとだったー!さえすごいねー」
塞「まあ付き合いはそれなりに長いからね」
エイスリン「キョータロー、ションボリシテル」
豊音「ねー、京太郎くん大丈夫かな?会えなくて」
塞「うーん、どっちかと言うと胡桃のが見てて面白くなるかも」
エイスリン&豊音「?」
56
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/04(木) 23:01:32 ID:io3DQKoM
会うの禁止!した翌日
胡桃「…」
豊音「ケータイをずっと見てるけどどうしたの?」
胡桃「もし電話かけてきたらとっちめてやろうと待ってるの!」
豊音「そろそろ部活終わっちゃうよ?」
胡桃「え!もうそんな時間!?」
塞「声をかけるにもかけられなくてさ」
胡桃「声はかけていいの!電話がめっ!なんだから」
エイスリン「クルミ、ズットマッテタ」
塞「初日からこれとは…」
二日目
胡桃「…」
塞「ケータイ没収!」ヒョイッ
胡桃「べ、別にいいよ!練習しなきゃだもん」
塞「そうそう、今日はちゃんとしないとね」
胡桃「京!?」
塞「今日はだよ!」
豊音「上の空だね」
エイスリン「ウン」コクリ
豊音「いいなー、私もあんな風になれる彼氏がほしいよー、シロもそう思うよね?」
シロ「(彼氏とか作るの)ダルい…」
豊音「んもー、ちゃんと聞いてよー」
57
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/04(木) 23:15:10 ID:io3DQKoM
三日後
塞「追試が終わるのいつなの?」
胡桃「あと四日くらいかな」
塞「ふーん、ロン!」
胡桃「あっ!」
塞「結構分かりやすい筋を通すなんて珍しいねえ」ニヤニヤ
胡桃「うっ」
豊音「ねーねー、京太郎くんに電話したら?」
胡桃「なんか負けた気がするからやだ!」
塞「まあまあいいじゃないのトヨネ、好きにさせてやれば」
塞「(もってあと二日ってところでしょ)」ヒソヒソ
豊音「(そっかー)」ヒソヒソ
胡桃「そこ!コソコソ話さない!」
塞「はいはい、次やろうか」
四日後
胡桃「京太郎、ちゃんと勉強してるのかな?」
塞「心配することないんじゃない?」
胡桃「そ、そうだよね!私が心配することないよね!」
豊音「今度また、赤点とったら延長するの?」
胡桃「延長!?」
塞「勿論だよね、く・る・み・?」
胡桃「も、勿論だよ!当たり前じゃん!」
エイスリン「サエ、タノシソウ」
58
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/04(木) 23:23:48 ID:io3DQKoM
清澄高校
咲「あれ?京ちゃん?」
京太郎「お、咲!」
咲「珍しいね、図書館で勉強してるなんて」
京太郎「まあな、俺もたまには頑張らないといけないし」
咲「いつも頑張ってたら赤点取らなくて済んだのにね、まあ京ちゃんらしくないけど」
京太郎「んなっ!くのやろー!」グリグリ
咲「いたたた!ごめんごめん、おわびに私でよかったら手伝うよ、明日土曜日だし図書館で一緒に勉強しない?」
京太郎「土曜か、ああ、予定はないし手伝ってくれると言うならありがたいぜ!」
咲「また赤点を取られたら、部長がまた嘆くしね」
京太郎「「須賀くん?麻雀を頑張るのもいいけど勉強もよろしくね?」ってな」
咲「あ、今の似てた似てた!」
59
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/04(木) 23:25:35 ID:9QlCXu/6
こういうのでいいんだよこういうので
60
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/04(木) 23:35:18 ID:io3DQKoM
五日後
胡桃「私やっぱり電話かけるよ」
豊音「その方がいいよー、きっと京太郎くん喜ぶと思うなー」
塞「(予想的中)」
胡桃「しっかりやってるかの確認!勘違いしない!」
プルルル…プルルル…プルルル…
胡桃「あれ?出ない、いつもスリーコールには出るのに…」
塞「きっと向こうも我慢してるんじゃない?」
胡桃「そうだよね!もう一回かけてみるよ!」
プルルル…プルルル…プルルル…
豊音「京太郎くん、出ないねー」
塞「普通何回もかかってきたら出ると思うんだけどなー…」
エイスリン「キョータロー、オコッテル?」
胡桃「まさか!京太郎が怒ってるなんて」
塞「胡桃が結構強く怒鳴ったから、気にしてるのかも」
胡桃「!」
豊音「はわわわ…どうしようどうしよう」
胡桃「…練習しよっ!きっと後からかけ直して来るはず!」
61
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/04(木) 23:43:06 ID:io3DQKoM
その頃京太郎
咲「あ、図書館では携帯の電源落としとかないと」
京太郎「そうだったな、それじゃあ勉強始めるか!」
〜数時間後
京太郎「だいぶ勉強になったよ、これで追試はバッチリだ!」
咲「よかった、京ちゃんの力になれて」
京太郎「俺はこのまま帰るけど、咲送ろうか?」
咲「私、読みたい本があるから残るね」
京太郎「そっか、じゃあ今日はありがとな!」タッタッタッ
咲「じゃあね〜 ん?」
咲「京ちゃん携帯忘れていってる!おーい!もういないや…しょうがない、明日渡そっと」
62
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/04(木) 23:43:37 ID:Ju8yfVlM
やばい(恐怖)
63
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/04(木) 23:54:52 ID:io3DQKoM
豊音「今日一日待ったけど出なかったね」
塞「うーん、不在着信20件はいってるはずなのに」
エイスリン「クルミ、サミシソウ」
胡桃「ちゃんと約束を守ろうとしてくれてるだけだよ、あと二日だもん」
豊音「もしかして何かあったのかな…」
塞「それはないと思う、あんなに元気そうだったし」
胡桃「みんなありがと、かかってきたらみんな心配してたんだから!って言ってやるから!」
シロ「(図書館とかに行ってたら携帯使えない)…」
64
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/05(金) 00:11:13 ID:EmA4H3IA
京太郎母「京太郎ー?咲ちゃんから電話よ」
京太郎「咲が家電に?珍しいな」
京太郎「もしもし咲?」
咲「あ、京ちゃん?図書館で携帯落としてたよ?」
京太郎「マジか!どおりで見当たらないと…」
咲「ふふっ、勉強に集中しすぎちゃったんだよ」
京太郎「慣れないことはするもんじゃないな」
咲「月曜日に返すから…あ!明日がいいよね?」
京太郎「明日は日曜だしゆっくりしたいだろ、いいよ、忘れた俺が悪いんだから」
咲「そっか…じゃ、月曜日にね」
京太郎「おう、また月曜な」
〜咲さん家
咲「京ちゃんったらまったく…ん?」
コイルオトコノユクエハー
咲「さっき間違えて電源つけちゃったかな?どうしよう、電話鳴ってる…とりあえず出てみよう」
咲「もしもし、私京ちゃ、京太郎くんの友…」
胡桃「京太郎!何で電話にでな…い、え」
続!
65
:
名前なんか必要ねぇんだよ!nLW2+z9
:2018/10/05(金) 09:02:42 ID:???
京太郎SSまた流行らせコラ!
66
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/07(日) 00:09:24 ID:De3PE7x.
胡桃「あなた誰!京太郎はどこ!?」
咲「わ、私は京ちゃんの友達の…」
胡桃「京ちゃん?そんな風に呼んでるって怪しい!」
咲「そんなこと言われても…えっと、あなたは」
胡桃「私は京太郎の彼女の鹿倉胡桃、京太郎と話させて!」
咲「(京ちゃんの彼女!?そんな人いるなんて聞いたことも無かった…)」
咲「…無理ですっ!」
胡桃「隠し事しない!」
咲「わ、私、切りますからっ!もうかけないでください!」ピッ!
胡桃「あっ、ちょっと待って!」ツーツーツー…
67
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/07(日) 00:32:13 ID:De3PE7x.
咲「どうしよう、切っちゃった…京ちゃんへの電話だったのに、家の電話番号知らなそうだったから、教えればよかっただけなのに」
咲「なんであんな事したんだろ、私…どうしたらいいのかな…京ちゃん」
翌日、宮守
胡桃「京太郎の事、京ちゃんって言ってたその娘、仲がいいのかな…」
塞「何しょぼくれてるの?らしくもない」
胡桃「塞…実はね」
塞「えーっ、昨日そんな事があったの」
胡桃「しーっ!トヨネとかに聞かれたらきっと泣いちゃうから」
塞「んまあ、京太郎君は浮気をするようなタイプじゃないと思うんだよね」
胡桃「そうだよね!京太郎がそんな甲斐性あるわけ」
塞「でも、この間怒鳴っちゃったから、それを向こうも気にして親しい女友達に相談した、とかじゃないの?」
胡桃「じゃあなんでその子が携帯を持ってるの!」
塞「落ち着いて…もしその子が実は京太郎君が好きだったとしたら、ついうっかり携帯を持ってっちゃうかもしれない!」
塞「(ありえないだろうけど、浮気の線は胡桃の頭から一旦かき消してもらって、京太郎君本人に話を聞きに行ってもらわないと、こう言うのは解決しないでしょうし)」
胡桃「京太郎に聞けたらいいんだけど、携帯を持ってないんだったらどうしようもないし…」
塞「だよねえ…」
シロ「…清澄高校に電話したら」
塞「シロ!聞いてたの?」
シロ「最初っからいた…」
胡桃「でもでも、京太郎と繋がるかな」
塞「麻雀部の須賀京太郎君に話があるって言えばいいんじゃない?」
胡桃「そっか!ありがとう塞、シロ!」タッタッタッ
68
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/07(日) 00:33:26 ID:HHmZ4Hrg
また始まってる!
69
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/07(日) 00:40:32 ID:De3PE7x.
清澄
久「ちょっと書類を事務員さんに届けてくるから、先始めちゃってて?」
和「了解です」
優希「ラジャー!だじぇ」
まこ「おおい咲、練習始めるぞ」
咲「あっ、はい!」
優希「咲ちゃん今日ずっと上の空だじぇ」
和「どこか、具合でも?」
優希「わかったじぇ!京太郎が追試受けてるから心配で仕方ないんだじょ」
咲「う、うん!そうそう、京ちゃんの事考えてたの!」
優希「全くあの犬は、帰ってきたらお仕置きだな!」
和「(本当にそれだと良いんですけど…)」
70
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/07(日) 01:00:19 ID:De3PE7x.
事務室
久「あれ?事務員さんいないわね…まあ書類は置いておくだけでいいでしょ」
プルルル、プルルル
久「あっ、電話!どうしようかしら、とりあえず出なくちゃ」
久「もしもし、清澄高校事務室です、今先生は…」
胡桃「(どっかで聞いたような…)えっと、そんなたいした用じゃないんです、私、鹿倉胡桃って言います、麻雀部の須賀京太郎君に話があるんですけど」
久「あら、宮守の中堅の!うちの麻雀部の須賀くんになにかしら」
胡桃「もしかして、全国で当たった時の…まあ、それはいいか、京太郎と話をさせて欲しいんだけど」
久「ごめんなさいね、今ちょうど追試中なのよ」
胡桃「(今日だった!)そう…」
久「須賀くんとどんな関係なのかはあえて聞かないけど、話があるなら代わりに私が伝えておくわよ」
胡桃「ありがとう、「追試が終わったら私の携帯にかけて」って伝えてくれる?」
久「オッケー、任せて」
胡桃「それじゃあ、よろしくね」
久「はいはーい」ピッ!
久「須賀くんったら、いつの間に他所の女子引っかけてたのかしら…」
71
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/07(日) 01:15:13 ID:De3PE7x.
京太郎「ふぅ〜やれやれ、やっと終わった」
京太郎「さて、部活終わったら胡桃に電話しないとな」
久「あら、伝言する必要なかったかしら」
京太郎「うわっ部長!?」
久「宮守の鹿倉さんが「私の携帯にかけて」って言ってたわよ、何か急用みたいだったけど、須賀くん鹿倉さんとどんな関係なの?」
京太郎「えーっと、まあ、胡桃は俺の彼女です、はい」
久「全国で知り合った数日で打ち解けるとは、中々やるわね」
京太郎「色々ありまして…」
久「今日は特別にもう帰って大丈夫よ、早く連絡してあげて?」パチッ
京太郎「はい!すいません俺たちの事に付き合わせちゃって」
久「いやあ、若いって青春よね!」
京太郎「部長もまだまだ若いっすよ〜!」
久「…やっぱり居残りしてく?」
京太郎「スミマセン、失礼します!」ピューン
久「全く、失礼しちゃうわ」
72
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/07(日) 01:38:47 ID:De3PE7x.
久「ただいま〜」
まこ「おお、お帰り、そろそろ京太郎が戻る頃じゃが、全く来る気配がないんじゃ…」
和「もしかしてまた追試なのでは?」
優希「そんな事になったらまた咲ちゃん上の空だじぇ」
久「私が帰らせたのよ」
まこ「なんでじゃ?京太郎が言うてきたんか」
久「コレよ、コレ」ピンッ
まこ「あぁ、こないだの…」
久「何か急用だったみたいだから、須賀くんを早く帰らせたってわけ」
まこ「中々の遠距離じゃから、滅多に会えんじゃろう、きっと追試の勉強の間は電話しとらんかったんじゃな」
優希「…えっ?部長、なんの話をしてるんだじぇ?京太郎に彼女がいるのか?」
和「ゆーき、どうしたのです?」
咲「…」
まこ「あいつ、知らせてなかったんか!!」
久「そうみたい…」
優希「誰と付き合ってるんだじぇ」
久「えーっと、宮守の鹿倉さんよ」
優希「かーっ!…忘れてたじぇ」
和「確か部長との対戦相手の1人でしたよね」
久「そうそう、いつかは知らないけどひっかけてたみたいね」
優希「あいつと付き合うなんて目のないヤツだじぇ!」
和「ゆーき、好みとは人それぞれですから…」
優希「さりげに酷いじぇのどちゃん」
まこ「咲はしっとった様じゃが?その様子だと」
咲「えっ!?えと、始めて知ったので驚いてただけです」
まこ「ほうか、まあそうじゃろな」
咲「(京ちゃん、やっぱり付き合ってるんだ…)」
和「…」
73
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/07(日) 02:08:05 ID:De3PE7x.
練習後
和「あの、咲さん…」
咲「和ちゃん、どうかしたの?」
和「須賀君の事、気にしてるんですか?」
咲「まさか!京ちゃんドジだけどカッコいいし、いつかは彼女ができるって思ってたよ」
和「咲さんがそうカッコいいと思ってる須賀君といつか隣に座っていたかったんじゃないですか」
咲「!」
和「あっ、ごめんなさい…私、さし出た事を」
咲「…昨日、京ちゃんと図書館で勉強したの」
和「?」
咲「その時に京ちゃん携帯忘れちゃって、仕方ないから預かって今日渡そうと思ってたんだよね、そしたら、鹿倉さんから電話がかかってきて…」
和「ホントは知ってたって事ですね」
咲「うん…それで鹿倉さん私が電話に出てきたからビックリしちゃってて「京太郎と話をさせて」って言われたの、その時私なんでか電話を切っちゃって…」
和「咲さん…」
咲「ホントはちゃんと家の番号教えたりしてあげたら良かったのに私…なんでか急におかしくなっちゃって」ポロポロ
和「咲さんはどうしたいんですか?」
咲「え?」
和「須賀君の事、好きなんですよね」
咲「…大好きだよぉ、今でも京ちゃんが好き、和ちゃん、私どうしたらいいのかなぁ」
和「私はこう言う体験があまり無いので、参考になるかはわかりませんが、それでも告白はした方がいいと思います、結果はどうあれ区切りは必要ですから…」
咲「そうか、そうだよね…ありがとう和ちゃん」
和「いえ、咲さんが立ち直るきっかけになれたのなら、私も嬉しいです」
和「(ゆーきはどうしてますかね…)」
続!
74
:
名前なんか必要ねぇんだよ!nLW2+z9
:2018/10/07(日) 03:57:21 ID:???
咲さんもすき
75
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/07(日) 20:49:14 ID:De3PE7x.
胡桃「京太郎電話してくれるかな…」
塞「まあ、そろそろ来ると思うよ」
コイルオトコノユクエハー
胡桃「来た!もしもし京太郎!?」
京太郎「よっ、胡桃」
胡桃「よっ、じゃない!昨日は何してたの!」
京太郎「昨日?」
胡桃「あっ、えっと」
シロ「(先に約束破ったの胡桃…)」
胡桃「…電話かけたんだよ!勉強休んでないか気になって!」
塞「(打ち明けた!)」
京太郎「なーんだ、胡桃が我慢できなくなってんじゃんかよ〜」
胡桃「塞が「次赤点だったら延長」とか煽ってきたんだもん、それは流石に寂しい!」
塞「!?」ガタガッターン
京太郎「…後ろで誰かこけた音がしたぞ」
胡桃「気のせいじゃない?それよりも昨日!なんか女の子が電話に出てきたんだけど!」
京太郎「女の子?ああ、咲の事か」
胡桃「「京ちゃん」とかやけに親しそうだったけど、電話の女の子と、どういう関係なの?」ドキドキ
京太郎「ああ、アイツは昔からの友達だから俺の事京ちゃんって呼ぶんだよ、昨日は携帯を忘れたから咲が出たんだろ、それがどうかしたか?」
胡桃「あ、そっか、そうなんだそれならよし!いや、めっ!なんで携帯を忘れるの!不用心は危ないよ」
京太郎「ごめんごめん…でも胡桃が電話してくれたってのは嬉しいよ」
胡桃「また誉めて誤魔化そうったってそうはいかないからね!」
塞「(何をごまかすの?)」
京太郎「たった一週間、胡桃の声が聞こえなかっただけで、俺はとても勉強に励めたよ、頑張ろうって気持ちになったんだ、でも」
胡桃「でも?」
京太郎「俺は胡桃の声を聞けないのがこんなに苦しいんだなって実感したよ」
胡桃「京太郎…」
京太郎「まっ、胡桃は何ともなかったんだろうけどな」
胡桃「もっ、もちろんちゃんと部活してたよ」
塞「嘘をつけーーっ!!」バッ
胡桃「あっ塞!」
塞「胡桃も本当は寂しがって、部活に身が全く入ってなかったんだよ京太郎君?」
胡桃「塞ーーーっ!!」カアア
76
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/07(日) 20:52:02 ID:o0FI30Dg
もは!
77
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/07(日) 20:52:36 ID:yrSU8Gs2
勢いすき
もっとやれ
78
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/07(日) 21:16:58 ID:De3PE7x.
塞「はい返す、たまには先輩やめて彼女として振る舞いなさいな」
胡桃「わかったよもう…」
京太郎「今の塞さんの話って本当なのか胡桃」
胡桃「本当だよ!私だって寂しかったし京太郎の声を聞きたかった、今こうやってるのが何より嬉しいから!」
京太郎「胡桃…」
胡桃「だからもう赤点を取ったら許さないから!彼女寂しがらせるのは彼氏失格!」
京太郎「うっ、その通りです…」
胡桃「でも、この間はごめん、少し言い過ぎちゃった」
京太郎「思いやって言ってくれてるんだろ?気にすんなよ」
胡桃「んもう!そうやっていつも誉めるんだから!」プシュー
シロ「顔真っ赤にしてる…」
塞「口許緩んでるわね」
胡桃「うぅ…うるさいそこ!」
京太郎「そっちはやけに賑やかだなあ…もう少し話がしてたいんだが、晩飯が出来たみたいだから今日はもう切るぞ」
胡桃「あ、待って待って!」
京太郎「どうした?」
胡桃「追試お疲れさま、頑張ってくれた京太郎、私大好きだよ!…それじゃね!」
京太郎「…おう!またなっ」プッ
豊音「キャーー!大好きだよ!って今言った!」
塞「トヨネ!いつの間に」
豊音「ねぇねぇどんな話したの?教えて教えて!」
塞「あーストップ、トヨネ」
豊音「どうしたのさえ?」
塞「胡桃がオーバーヒートしてる」
エイスリン「クルミ、アッタカイ!」
シロ「過充電…」
胡桃「」プシュー
79
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/07(日) 21:39:24 ID:De3PE7x.
翌日 清澄
京太郎「こんちはー!」
久「はーい、須賀君やけに元気いいわね、もしかして昨日は上手くいったのかしら?」
京太郎「おかげさまで、なんとか」
まこ「しっかしお互い大変じゃの、中々の遠距離恋愛じゃけ」
久「そこは二人の愛よ愛、ラブアンドピース!ってね」
和「こんにちは、…あら須賀君、昨日は追試お疲れ様でした」
京太郎「おう和、咲にも言われたよ「全く、また追試だったらもう知りませんよ」ってな」
和「(咲さん、話せるようになったんですね…)」
和「これからは麻雀も勉強もしっかりしましょうね?」
京太郎「はい…」
咲「すみません!遅れちゃいました!」バターン
久「いいのいいの、まだ始まってないし」
まこ「それに優希がまだじゃしの」
和「そう言えば…教室には居たはずですが」
久「まっ、そのうち来るでしょう」
まこ「ほうじゃの、始めるとするか」
カン! 続!
80
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/07(日) 21:52:10 ID:De3PE7x.
ばんがいへ
豊音「京太郎くんは胡桃にとって理想の旦那さまだよねー」
胡桃「旦那違う!」
京太郎「まっこう否定ですか」
胡桃「えっ、いやっまだ早い」
エイスリン「クルミ、アワテテル」
胡桃「これはその違うって言うか、違わないんだけど!あーもうトヨネ!ニヤニヤしない!」
81
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/08(月) 00:40:20 ID:r9VyWf.k
ええぞ!ええぞ!
82
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/09(火) 00:16:55 ID:teAh7kz2
塞「胡桃もたまには京太郎君に優しく振る舞ってみたら?」
胡桃「やってみるとして、どういうメリットがあるの?」
塞「ふふっ、印象が変わる事で関係にも影響が出るかもよ?もっと仲良くなりたいんじゃないの?」
胡桃「もっと進んだ関係…」ホワンホワン
胡桃「///」
塞「何想像してるの?」
胡桃「なんでもない!でも面白そうだから、一度試してみる価値はありそう」
〜次の日
京太郎「悪い!待ち合わせ遅れちまって…」
胡桃「ううん?私も今来たところ」
京太郎「…」グイッ
胡桃「(え!いきなり!?)」
ピトッ
京太郎「(熱はないよな…いつもなら「時間厳守!」とか言うのに)」
胡桃「(京太郎のおでこが私のおでことくっついてる!!!)」
京太郎「風邪とか最近ひいてないよな?」
胡桃「えっ!?う、うん!」
京太郎「辛くなったらいつでも言えよ」
胡桃「ありがと…」
次の日
塞「どうだった?」
胡桃「風邪を引いてるんじゃと思われちゃった」
塞「そうきたかー」
83
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/09(火) 01:03:28 ID:KHnzFVus
こういうのでいいんだよこういうので
84
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/09(火) 07:50:28 ID:S7NhQbgw
京太郎馴染んでていいゾ〜これ
85
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/09(火) 23:31:54 ID:teAh7kz2
京太郎「もうこんな時間か、そろそろ寝なくちゃな…ん?」
コイルオトコノユクエハー
京太郎「この着信音は胡桃…どうしたんだ?」ピッ
胡桃「あっ京太郎!よかった出てくれて」
京太郎「もう寝ようとしてたところだぁ、どうした?今度のデートは美術館に九時だろ?」
胡桃「それじゃあなくてっ!眠れないの!」
京太郎「へ?」
胡桃「こっちは今日ね、塞の持ってきたホラービデオ見たんだけど、予想外に怖くてさ…トヨネとか目をつむってたし」
京太郎「トヨネさんらしいな、んで?寝つけるまで一緒に話してくれって?」
胡桃「そう言うこと!…ダメだったかな」
京太郎「いや、別に構わんぜ俺は」
胡桃「ありがとう!恩にきるよ」
数分後
胡桃「それでね!シロったら靴を選ぶふりして休んでて…あれ?京太郎?」
京太郎「zzz…」
胡桃「先に寝ちゃったか、私もちょうど眠たくなってきたよ、ありがとうね京太郎」
胡桃「(今ならバレないよね?)」
胡桃「私、京太郎といつかおんなじベッドで寝たいな、子供と川の字になって!そしたら、寂しい夜なんて無くなるでしょ?なーんて…」
京太郎「ああ、そうだな」クスクス
胡桃「ーーーーーっ/////」
京太郎「じゃ、おやすみなっ!」プッ、ツーツーツー…
胡桃「…寝れるかバカ!!!!明日寝過ごしたら文句言ってやる!」
86
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/10(水) 00:33:35 ID:3ZreAbsI
あぁ^〜
87
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/10(水) 00:46:36 ID:wd9HD7u.
こういうのでいいんだよこういうので
88
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/10(水) 21:09:40 ID:RE5NLgVQ
胡桃「今度冬の服を買いにいくんだ」
京太郎「へー、宮守のメンバーでか?」
胡桃「京太郎とそっちで」
京太郎「へー…へ!?」
胡桃「もう決定事項だから!」
京太郎「いやいや、俺が出向くからいいって!」
胡桃「(そっちの心配なの!?)」
京太郎「それに俺、服の見立てとかよくわかんないし、女子の感覚とか」
胡桃「京太郎と服を選びたいから一緒に行こうって言ってるの!」
京太郎「は、はい…」
胡桃「今度の休み、駅にお迎えに来てね!」
京太郎「やれやれ、こうなったらとことん付き合うからな!」
胡桃「さっ須賀京太郎!」
京太郎「え?」
胡桃「あっ…今のナシ!ナシーー!」
89
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/10(水) 21:25:19 ID:RE5NLgVQ
数日後
京太郎「おっ、きたきた」
胡桃「お待たせー!」モコモコ
京太郎「なんか、ぬいぐるみみたいになったな」
胡桃「これでもまだ寒いんだよ!」
京太郎「北国おっかねーな…」
胡桃「長野も大概だと思う…」ヒクチッ
京太郎「それじゃあ行くか?」
胡桃「うん!寒いからなるべく傍によって歩こ」ギュッ
京太郎「おいおい、往来で腕にしがみつくなよ」
胡桃「イマドキこれくらいやったってへーきだよ」
京太郎「急に顔が赤くなりましたが?お嬢様」
胡桃「余計なこと言わない!たったか歩く!」
京太郎「(俺の歩幅でたったか歩くと胡桃がぶら下がらないとダメだと思う…)」
「ん?あれは…須賀くんと…」
「誰かがもう一人いるじぇ!」
90
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/10(水) 21:30:36 ID:RE5NLgVQ
和「須賀君、どなたと歩いているんでしょう…」
優希「あんなちっさいってことはきっと親戚の子供だじぇ!」
和「そうですね…」
優希「せっかくだから後ろから声かけてビックリさせてやる!」タッタッタッ
和「あっ!ゆーき!」トットットッ
91
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/10(水) 21:45:41 ID:RE5NLgVQ
優希「じぇーーーーっ!!!」ダダダダ
優希「(あれ?なんか、親戚とは違う感じだじぇ)」
京太郎「ほーら、逆充電!」
胡桃「重い!そんなことする京太郎にもっと充電!」ズシッ
京太郎「おわっ!この姿勢で乗っかってくるのかよ!」
胡桃「私から電力を奪おうだなんて一世紀は速いね!」
京太郎「へーへー、まいりました!」
胡桃「それじゃ、さっさと行こっ!」
優希「(なんか、見てると胸がきゅうってなるじぇ…)」
和「ゆーき!やっと追い付きました…ゆーき?」
優希「あっ、ああ!うん!やっぱり脅かすのはやめたんだじぇ!」
92
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/10(水) 21:54:01 ID:RE5NLgVQ
京太郎「ん?あそこにいるのは和と優希…?」
胡桃「こらっ!デート中に他の女の子見ちゃめっ!」
京太郎「おっとと!そうだな、わりぃわりぃ」
京太郎「(まっ、気のせいか)」
胡桃「それでさ、どんな服の女の子が京太郎は好き?」
京太郎「そうだなあ…俺は胡桃のセンスに任せるよ」
胡桃「んもーっ仕方ないなぁ、それじゃあ京太郎の服も私が選んじゃったりするからね!」
京太郎「おっそれいいなぁ!」
胡桃「その代わり、京太郎も私にお似合いの服を探すこと、どっちがセンスいいか勝負するの!」
京太郎「よし、その勝負乗った!」ガッ
胡桃「なんでミキ○ウスの方にいくのかな?」
京太郎「冗談だって冗談…先攻はどっちがやる?」
胡桃「じゃんけんで決めよう!」
ジャーンケーンポーン
京太郎「あー負けた…」
胡桃「じゃあ私が先に京太郎の服を選ぶからね!」
93
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/10(水) 22:04:13 ID:RE5NLgVQ
京太郎「これは…いいな!」
胡桃「ネクタイも絞めるからしゃがんでっ」
京太郎「あいあい」グググ
胡桃「…」
京太郎「…」ジーッ
胡桃「どかした?」
京太郎「いや、胡桃と結婚したらこんな感じでネクタイ絞めてもらえるんだろうなあって思ってた」
胡桃「またそんな事言って!」ギュウウウウウ
京太郎「首が!首が!」
胡桃「あっごめん」
京太郎「毎日がスリリングになりそうな予感がするぜ…」
胡桃「毎日私を照れさせるような事言うつもり?」
京太郎「胡桃がいたらなんかそれだけでスリリングになると今さっきので思った…」
胡桃「刺激的な生活っていいよね!」
京太郎「逃げたな」
94
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/10(水) 22:24:54 ID:RE5NLgVQ
京太郎「胡桃に似合いそうな服か…これとこれとこんな感じで…いや、これか」
胡桃「選べた?」
京太郎「おう、着てみてくれ」
胡桃「うん、わかった」シャーッ
胡桃「ん?この服装、もしかして…」
京太郎「お、どうだ?」
胡桃「これって私が全国大会に持ってった服とカラーリングがそっくりなんだけど」
京太郎「やっぱりかー」
胡桃「やっぱりってまさか!」
京太郎「俺が一番印象に残ってる胡桃の私服は、胡桃とぶつかったときに着てた服だったんだろうな、自然と覚えてたのかそれとも…」
胡桃「京太郎…京太郎!」
京太郎「あー…申し訳ない」
胡桃「腰が抜けて立てなくなっちゃったじゃんか…ばか」
京太郎「この勝負は胡桃の勝ちってことで、ひとつお許しくだせえ」
胡桃「当たり前じゃん、こんなの反則!アリなら私もあのとき京太郎が着てた服まだ覚えてるから、それにしたもん!」
京太郎「大丈夫か?おんぶしてやろうか」
胡桃「おんぶは人前で見せられないライン際だと思うよ」
京太郎「お、おう…」
京太郎「(さっき往来で色々いちゃついてたんだがなぁ)」
95
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/10(水) 22:32:03 ID:RE5NLgVQ
帰り道
胡桃「それじゃあ勝った私からの京太郎への罰ゲーム!」
京太郎「どんとこいだ!」
胡桃「(フフ、これなら京太郎だって無理だよって塞のお墨付きのがあるんだから!)」
胡桃「私と三分間、ディープキスをする事!」
京太郎「…その意味わかって言ってるんだろうな?」
胡桃「勿論!(大嘘)」
京太郎「…ここじゃあ人が多いから、隠れたところ行くぞ」ザッザッザッ
胡桃「えっ?」
96
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/10(水) 22:43:41 ID:RE5NLgVQ
京太郎「…」
胡桃「どうしたの急にそんな真剣な顔してんぎゆっ!?」
京太郎「はっ、はあっ」
胡桃「んむっ、はむっ、んあっ!?」
京太郎「(喋ると舌噛むぞ)」ボソッ
胡桃「んぐうっ、あっ…はぅ」クチュッ,ピチャッ
胡桃「(こんなことだって聞いてないっ〜!!計ったな塞ーーーーーっ!!!)」
胡桃「(京太郎が私の中に、舌が絡み合って粘膜まで融合する感覚、ピチャピチャってなる音がなんかえっちくて興奮しちゃう…!)」
つーーーっ
京太郎「ぷはぁ…こんなもんでいいか?」
京太郎「胡桃?」
97
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/10(水) 23:07:16 ID:RE5NLgVQ
胡桃「…」
胡桃「……」
胡桃「ハッ!?ここは!」
京太郎「お目覚めですかお姫様」ゲッソリ
胡桃「京太郎…私確かディープキスした後」
胡桃「ディープキス…///」カァーッ
京太郎「おいおいまた倒れられたら困るからな?」
胡桃「そんな事しないよ!二度目は!」
胡桃「それより、今何時?早く帰らないと」
京太郎「あーその事なんだがな胡桃」
胡桃「?」
京太郎「今調べたんだが、終電がもう無くなってるんだ…」
胡桃「へっ!?もうそんな時間なの!?」
胡桃「てことは私今日…」
胡桃「いやいやいや、親御さんがダメって」
京太郎「…部屋に靴は持ち込んであるから、まだ母さんたちにはバレてはないぞ」
胡桃「!!」
京太郎「咲と言う手もあったがこの時間だしな…致し方ない」
胡桃「(あんなキスしたのに平常心で一緒に寝ろと!?)」
胡桃「(断らなくちゃ…迷惑かもだし)」
胡桃「じゃあ、私は塞の家に泊まってるって母さんに伝えるね」
胡桃「(何言ってるの私!)」
京太郎「ああ、よろしく頼む」
胡桃「(落ち着け私、まだ引き返せる)」
胡桃「塞にもつじつま合わせお願いするから!」
胡桃「(もうこうなったらやけくそだ!本能が強かった!)」
胡桃「あ、もしもし塞、実は…」
続!
98
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/10(水) 23:18:48 ID:gJMsB/5c
本能が勝っちゃった胡桃かわいい
末長く続けて…?
99
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/11(木) 00:27:29 ID:drhNWo4.
かわいい
100
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/11(木) 19:55:04 ID:rM1b0Ij2
塞「予想より早かったな、意外と攻めるねえ胡桃ぃ」ニヤニヤ
胡桃「元はと言えば塞のディープ…ゴニョゴニョのせいなんだからね!しっかりつじつま合わせてもらうから!」
塞「はーいはい任せといてよ、それじゃあ、報告を期待してるからね?」
胡桃「何の報告かな?」
塞「何の成果も得られませんでしたぁ!は無しだからね、ちゃんと京太郎君に甘えないと!」
胡桃「甘えるってたって…」
塞「私たち三年生だし、今ちゃんとアピールしないと、胡桃本当に離ればなれになっちゃうよ?」
胡桃「それはやだな…」
塞「今度こそ切るからねー」プッ
胡桃「ちょっ、塞!」
101
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/11(木) 20:04:23 ID:rM1b0Ij2
胡桃「(何かしろったってどうすりゃいいのさ!)」
京太郎「それじゃあ俺は床に寝るから胡桃はベッドで…」
胡桃「(これだ!)」
胡桃「一緒に寝よう!私寒がりだから!」
胡桃「(寒がりって!!!)」
京太郎「(…これは乗ってやらないといけないパターンだ)」
京太郎「あー…そっか、寒がりなら仕方ないな!」
胡桃「本当にいいの?」
京太郎「どうしても体があたっちまうけど、むしろ胡桃は大丈夫か?」
胡桃「私は全然?むしろよりかかっちゃうから」トッス
京太郎「(胡桃、今日はやけに甘えん坊だな)」
京太郎「わかった、それじゃあ電気落とすからな」
パチッ
102
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/11(木) 20:21:08 ID:rM1b0Ij2
胡桃「(あっ、暖かい…)」
京太郎「(今日は楽しかったけど疲れたなぁ…)」
胡桃「(あんなことまであったんだから、ここからもっと進展するかも…///)」
京太郎「(ヤバい、眠気がどっときた…)」
胡桃「(でもでもっ、塞に言われたしちゃーんと覚悟は決めてるもん!)」フンス
京太郎「zzz…zzz…」
胡桃「…ん?寝息?」
京太郎「…」
胡桃「まさかもう寝てる?」クリン
胡桃「おーい…京太郎…京太郎?」
胡桃「き、京ちゃーん…(変な声)」
京太郎「…胡桃…咲…zzz」
胡桃「(冗談じゃないよ!!このムラムラはどこに置いたらいいの!?)」
胡桃「(この状況このムードでぐっすり寝られる京太郎が憎らしい!)」
胡桃「でもまあ、少しホッとしたかな…」
103
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/11(木) 20:36:54 ID:rM1b0Ij2
胡桃「私も高校生だし、そりゃあ知らない事も無いけれどさ、やっぱりそう言うのってお互いにちゃんとしてやるべきなんだよね…少なくとも初めては」
胡桃「今日は結構つれ回しちゃったし、それで疲れてるんだとしたら納得!」
胡桃「さぁ、私も寝ないと…中々寝れないだろうけど」
京太郎「こらこら…勝手にベッドに潜り込んできたらダメだろ…」ムニャムニャ
胡桃「ん?」
京太郎「そんな事しちゃうなら抱き枕にするからなー…zzz」ムギュッ
胡桃「(ペットと勘違いしてる!!)」
胡桃「だだだ、抱き締められちゃった…」
104
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/11(木) 20:56:27 ID:rM1b0Ij2
翌朝
京太郎「ふぁあ〜おはよう胡桃…」
胡桃「お、おはよう…京太郎」
京太郎「まだ眠たかったか?母さんたちが出るまで時間あるからもう少し寝てていいぞ」
胡桃「そうさせてもらうね…」
胡桃「(結局あの後一睡も出来なかった…)」
数時間後
京太郎「それじゃあ、また今度な!」
胡桃「うん!今度はこっちに来てね!宮守のみんなも楽しみにしてると思うから」
京太郎「おう!俺も楽しみにしてるぜ!」
胡桃「ばいばい!」
プァーン、ガタンゴトン…ガタンゴトン…
胡桃「ふぃー、やっと宮守についたよ…」
塞「やっほー、迎えに来たよ」
胡桃「塞!昨日はよくもありがとう!」
塞「それで?進展はあった?」
胡桃「とてもムラムラしたかな!」ムラムラッ
塞「何かとてもピンクなオーラが出てるわね…」
胡桃「聞いてよ!京太郎ったらあの電話の後すぐに寝ちゃって、私は塞との電話のせいで構えちゃってたから大変だったんだからね!」
塞「あらあら、残念だったわね」
胡桃「ほんと残念だよ!…いや残念じゃないからね!健全なお付き合いだから!」
塞「(胡桃がそんな感じだから、京太郎君もつい安心して寝ちゃったんだろうなぁ…)」
胡桃「後、夢の中でペットと勘違いされて抱き枕にされた…」
塞「そりゃ寝れなかったよね…」
胡桃「流石にカピバラよりは大きいと思うんだけどな…」
塞「(そっち!?)」
胡桃「あっ、京太郎今度はこっちに来るってさ」
塞「ほほう?ならその時に話を聞かせてもらおうじゃないの」
胡桃「まだ聞くことがあるの?」
塞「ディープキスのこ・と♪」
胡桃「塞ーーーーーっ!!!」
カン!続
105
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/11(木) 21:17:17 ID:rM1b0Ij2
胡桃「京太郎と私どっちが告白したか?」
豊音「チョー気になるよー」
エイスリン「キョータローカナ?」
塞「いや、多分胡桃でしょ」
シロ「…」コクコク
胡桃「うっ…確かに私からだよ」
豊音「えー!どうやったの!?」
胡桃「京太郎に電話して、呼び出して…「付き合ってみない?私たち」って」
塞「思ったよりあっさりしてるわね」
胡桃「そんなこと言わない!これでも緊張したんだから!」
豊音「それでそれで?どんなお返事がきたの?」
胡桃「「俺でいいんだったら、これからもよろしくな」って言ってたような…」
塞「えっ、そこ曖昧なわけ?」
胡桃「しょうがないじゃん!…嬉しくってもう何も聞こえなかったんだから」
豊音「素敵だねー」
エイスリン「ラブラブ!」
胡桃「こら!茶化さない!そろそろ練習するよ!」
豊音&エイスリン「ハーイ」
塞「しっかし胡桃は本当に京太郎君にゾッコンなんだね」
シロ「遠いのに通ってくれるしいい子だからわかる気は…ダルい」
塞「話ながら億劫になったの?」
シロ「」コクコク
106
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/11(木) 21:30:29 ID:rM1b0Ij2
胡桃「てことがあってさー」
京太郎「話すの恥ずかしかったろー」アーン
胡桃「ホントだよ!」パクッ
京太郎「しかしあの時は俺も驚いた、なんせ何回か遊んで確かに楽しかったけどまさか気があるなんて」
胡桃「京太郎はそんな風に思ってたんだ、意外」アーン
京太郎「どう言うことだ?」パクッ
胡桃「わりとはじめのデートの頃から敬語抜けてたし、打ち解けるの早かったからなって」
京太郎「まあ、胡桃と話をしてると楽しくてな、身の回りにはいないタイプだったと言うか、だから俺も好きになったのかもな」
胡桃「私も私も!やっぱり私たち気が合うんだね」
京太郎「なー」
カン!続
107
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/11(木) 22:03:58 ID:K4rJDols
いいゾ〜これ
108
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/12(金) 07:44:50 ID:Yu3lqiAM
これすき
109
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/12(金) 23:59:16 ID:I3QrLURI
塞「水族館のチケット?」
熊倉先生「そうなのよ、二枚だけ貰ったんだけど、うちの部員は五人だしねぇ、困ったわ」
塞 (!)
塞「あっ、じゃあとりあえず預かっておきますね」
熊倉先生「そうかい?まあ誰かクラスメイトにでもあげておやり」
塞「はーい」
〜〜〜
〜〜
塞「と言うわけで、行ってきな!」ポンッ
胡桃「そんな唐突に!」
豊音「水族館で京太郎君とデートとかちょー楽しそうじゃーん!」
塞「それに二枚だけなんだから、これはもう京太郎君と胡桃しかないよね」 ニヤニヤ
胡桃「本当に貰っていいの?」
塞「いいんだってば!その代わり、ちゃんと楽しんでくること!」
胡桃「了解!ありがとうね塞、みんな!」
110
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/13(土) 00:05:10 ID:D2VMhQUY
〜水族館
京太郎「そう言うことだったのか」
胡桃「みんなに京太郎からもありがとうって言っておいてね!」
京太郎「わかってるよ、しかし二枚だけなんて、まるで知ってるみたいだなその顧問の先生」
胡桃「まさか!いくら熊倉先生でもそこまでは…」
胡桃「…わかるかもしれないけど」
京太郎 (ドンだけスゴいんだ熊倉先生って人…!)
胡桃「とにかく、今日は思いっきり海の生き物達を見ながら歩こう!」
京太郎「そうだな、じゃあさっそくイルカのコーナーとか行ってみるか?」
胡桃「私たちが今居る場所から近いね、もうすぐショーみたいだし、行ってみよっ!」ギュッ
京太郎「あんまり引っ張らないでくれー!」
111
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/13(土) 00:07:34 ID:yXrtzVBI
また始まってる!
112
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/13(土) 00:24:18 ID:D2VMhQUY
〜〜
〜
京太郎「スゴかったな、イルカショー」
胡桃「まさかあんなに水が飛んでくるなんて」ペッペッ
京太郎「あっ」
京太郎 (さっきの水で胡桃のブラが透けて見える!)
胡桃「どうかしたの?京太郎」
京太郎「いや、その胡桃…ブラジャーが見えてるぞ」
胡桃「!!!!!!」
胡桃「見るなエッチ!」バシーーン
京太郎「理不尽…だ」ガクッ
胡桃「ああどうしよう、替えの服なんて持ってきてないよ」
京太郎「しょうがないなぁ、ほれ!俺の上着しばらく羽織ってな」パサッ
京太郎「そこの土産屋でグッズのTシャツ買ってくるから、ちょっと待ってろ」タタッ
胡桃「わかった、ありがとね」
胡桃 (京太郎の服ブカブカ…こんなに大きいんだアイツ…)
京太郎「お待たせお待たせ、着替えたら気を取り直して続きといこうぜ!」
胡桃「…この柄?」
京太郎「スマン、オッサンの柄しか無かった」
胡桃「いったい水族館はどの層向けに作ったのかなって感じだね!」
113
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/13(土) 00:40:20 ID:D2VMhQUY
〜
胡桃「熱帯魚可愛い!私も買ってみたいなぁ」
京太郎「ちなみに今までの経験は?」
胡桃「メダカとか金魚とかかな!」
京太郎「夏の風物詩って感じだなー」
胡桃「大体今の時期には死んでたね!」
〜〜
〜
胡桃「叩くと発電できるんだって!」コンコン
京太郎「うおっ!メーターが上がった、スゴいなデンキウナギ」
胡桃「これを使えばたくさんの電力がまかなえるね!」
京太郎「それは無理だと思う」
〜〜〜
〜〜
〜
胡桃「たこ焼きをたこのコーナーの前で売ってる」モグモグ
京太郎「そしてそれをたこの目の前で食べる俺たち」
二人 ((なんか申し訳ない!))
〜
胡桃「ふぅ〜、沢山見たね!」
京太郎「後はもう見たいもの無いか?」
胡桃「そうだね!大体見終わってもう出口…ん?」
京太郎「どうした?」
胡桃「あそこの水槽何にも入ってないよ」
京太郎「おわっ、マジだ!メンテナンス中か?」
胡桃「ちょっと見てみようよ」
114
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/13(土) 01:00:01 ID:D2VMhQUY
胡桃「本当に何にもいないね」
京太郎「横のプレートに文字が書いてあるぞ、えっと…青い海、何もいない、もう耳を塞ぎたいほど〜」
〜〜〜
〜〜
〜
京太郎「いやー、なんだかんだ楽しかったな」
胡桃「まさか最後にあんなどんでん返しがあるなんてね!ビックリしたよ」
京太郎「沢山生き物を見た後に何もない水槽ってのは驚くよな」
胡桃「水族館に来てみてよかったね、京太郎」
京太郎「だな、次は動物園にでも行ってみるか?」
胡桃「いいね!」
「おや、胡桃じゃないの」
胡桃「えっ!熊倉先生!?」ビクッ!
京太郎「この人が胡桃の言ってた熊倉先生…」
熊倉先生「偶然この辺を通りかかったんだけど、隣の男の子は誰なの?」
京太郎 (胡桃、ここは上手くなんとか…)
胡桃「私の彼氏の京太郎です!」
京太郎「胡桃!?」
胡桃「隠すような彼氏じゃないでしょ?京太郎」
熊倉先生「ハッハッハッ!若い子たちはいいねぇ、京太郎君…?」
京太郎「はっ、はひっ!」
熊倉先生「言い方がキツかったりすることはあるだろうけど、胡桃をよろしくね?」ニッコリ
京太郎「…」
京太郎 (ああ、この人が胡桃たちを全国に連れてきたんだな…納得だ)
京太郎「はい、ずっと大切にしますよ」
胡桃「京太郎…!」
京太郎「さっ、帰ろうぜ!」
胡桃「うん! 熊倉先生、また部活の時に!」
熊倉先生「気をつけて帰るんだよー…ふふっ、中々良いカップルね、あの二人」
カン!続
115
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/13(土) 01:03:40 ID:D2VMhQUY
>>114
に出した何もない水槽は、実際にどこかの水族館にあるらしいですね
胡桃「他にはどんなTシャツあるんだろ」
京太郎「ガンガゼとかミナとか…」
胡桃「館長の好みが全くわからない!」
116
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/13(土) 03:14:58 ID:hu2vdJ4c
はぇ〜…
117
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/13(土) 08:18:21 ID:5HLY/Bxo
いおワールド鹿児島水族館ですね
118
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/13(土) 12:37:58 ID:vb3QlAes
鹿児島…あっ(察し)
119
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/13(土) 16:55:02 ID:HY7plHU2
>>118
ヤメロォ!(建前)ヤメロォ!(本音)
120
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/13(土) 20:58:53 ID:h22ml.tg
>>118
永すi…
121
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/14(日) 01:39:54 ID:yAOdIpM6
京太郎「ん…ここは…」
あらあら、姫様また夢の中に関係ない人を紛れ込ませちゃって
えっ!また私やっちゃいました?
せっかくなので、気持ちいい思いして帰ってもらいましょーよ姫様
小蒔「あっ、あのっ!すいませんそこの方!」
京太郎「どうかしましたか?」
初美「姫様の夢の中に巻き込んじゃったんですよー」
巴「そんな見も蓋もない言い方…」
小蒔「本当にごめんなさい…」
京太郎「いやー巻き込まれたとかよくわかんないし、こんな可愛い人達を見れたなら良い夢ですよ!!はっはっはグエッ」
〜〜
現実
胡桃「乗っても起きない!」ユッサユッサ
胡桃「なんか、顔がにやけてる!エッチな夢見るな!」バチーン
〜〜
〜
夢
京太郎「あっ、今なんか現実から呼び戻す感覚が」ヒリヒリ
初美「ビンタされたような後が出来てるのですよー」
霞「私たちもしばらくしたら春ちゃんが現実に全員引き戻すでしょうし、それまでは…一緒に楽しみませんか?」バルルン
小蒔「わ、私もやります!お詫びに!」プルン
巴「姫様達がやるなら、もちろん」ポヨン
京太郎「ちょっと待ってくれ!話がよくわからなアーーーーッ!!!」
京太郎 (胸に押し潰される!嬉しいのは確かなんだけど呼吸が!呼吸がままならない!
おっぱいトライアングルってこんな苦しいものだったのか!?)
京太郎(助けてくれ胡桃〜〜!)
〜〜〜
〜〜
〜
胡桃「おはよう京太郎!」
京太郎「…」チラッ
胡桃「?」ストーーン
京太郎「ああーー安心した」ゲッソリ
胡桃「(なんか失礼なこと考えられてるような気がする!)」
京太郎「(決めた、巨乳はたまに遠くから観察するものだなと固く胸に誓おう)」
122
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/14(日) 07:51:40 ID:Wd//RHZQ
こういうのでいいんだよこういうので
123
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/14(日) 23:48:50 ID:yAOdIpM6
胡桃「うーん…」パンパン
塞「どうしたのよ胡桃、自分の胸を叩いて」
豊音「知ってるよそれ、ドラミングだよねー」
胡桃「違う!」ポカポカ
豊音「あいたた」
胡桃「京太郎は私の体格に不満とか持ってないのかなって思ったの!」
塞「持ってたら?」
胡桃「怒るよ!」
塞「怒るんだ…」
胡桃「一緒に歩いてて恋人扱いされることがあんまりないのが不満!」
豊音「兄妹みたいだよね、二人並んでると」
胡桃「私だってイマドキ女子なんだから、ちゃんと女の子としてみられたいよ!」
塞「普段そういうの気にしてるの京太郎君?」
塞 (まあ仮にそうでも言わないだろうけど)
胡桃「京太郎は「気にしてるのか?ばっかだなー、胡桃が一番素敵に決まってんだろ」って言ってくれたよ!」
塞「なんだノロケがしたかったんだ」
豊音「きゃー!なかよしさんだねー」
胡桃「んなっ!そんなんじゃないんだから!」
塞「今のは完全にノロケ入ってたよ胡桃、完っ全に彼氏自慢だった」
豊音「ねー」ニコニコ
胡桃「ち、ちが、違うんだから!!」プシュー
塞「あー、また過充電しちゃったか」
豊音「さっきまで寒かったけど、ちょうど暖かくなったね!」
シロ「今年の冬は胡桃をとことん過充電させよう…」
塞 (寒さを凌ぐことに関しては毎度本気なのよね…)
エイスリン「クルミ、アッタカイ!」
〜〜〜
〜〜
〜
清澄
京太郎「へっくしゅ!」
久「あら、風邪でもひいた?」
京太郎「いやそんなことはないんですけど…」
まこ「誰かが噂でもしとるんしゃろ」
咲「京ちゃん友達多いもんねー」ゴウッ
和 (今、咲さんから物凄いオーラを感じました…)ヒソヒソ
まこ(この間話は聞かせてもらったが、スゴいことになりそうな気がするの…)ヒソヒソ
京太郎「?」
カン!続
124
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/15(月) 02:06:35 ID:g28IXc.k
オツシャス!
このSSすき
125
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/15(月) 22:38:35 ID:ekXa2IaM
胡桃「コオロギが鳴いてるね」
京太郎「そうか?こっちは聞こえないなー」
胡桃「…きー!きー!」
京太郎「わざわざ電話越しにやってくれなくても…」
胡桃「あっ、つくつくぼうしの方がやりやすいかも」
京太郎「もう夏はとっくに終わってるぞ」
胡桃「もう秋も濃くなってきたよね!」
京太郎「箱根駅伝の予選が終わってるからな、もう冬のスタンバイだ」
京太郎「あっ、今年のクリスマスはどうする?」
胡桃「クリスマス!?」
胡桃 (どうするか考えてなかった…)
胡桃「一緒にいようよ!うん!」
京太郎「宮守の方でクリスマスパーティーとかやるんじゃないのか?」
胡桃「夜は一緒に過ごせるんじゃないかな」
京太郎「一緒にクリスマスツリーを眺めに行くってのもいいかもな」
胡桃「そうだね、まあまだ先の事だし、のんびり考えようよ!」
京太郎「だな、まだ10月だし、急くことはないか」
胡桃「それはそうと、また今度会えた時は何する?」
京太郎「そうだな〜今度は飯食いに…」
126
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/15(月) 22:44:43 ID:ekXa2IaM
〜〜
〜
清澄
咲「今年のクリスマス、京ちゃんも誘ってみんなで遊ぼうって思うんだけど…」
和「咲さん、一人ではないのですか?」
咲「うぅ〜、啖呵切ったとは言えやっぱり二人っきりは恥ずかしいよぉ」
和「しかし、向こうの彼女さんとも予定があるかも…」
咲「…その時は私一人で追いかけてみようかなって」
和「へ?」
咲「宮守まで、京ちゃんの事追いかけて、直接鹿倉さんと会うの」
和「さ、咲さん…!」
和 (想定外の行動です…)
〜〜
〜
永水
小蒔「夢の中で、会った方にもう一度遭遇してみたいと思うんです」
霞「あらあら、姫様がそんな事言うなんて珍しいわね」
初美「きっと運命ってやつなのですよー、ちなみにどんな御方でした?」
小蒔「えっと、金髪で背が高く…」
巴「夢に出てくるって事はきっとどこかで遭遇してるはず…名前とかは覚えてます?」
小蒔「京太郎…とか言ってましたね」
初美「早速調べるのですよー」
カン!続
127
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/15(月) 23:00:34 ID:ekXa2IaM
ばんがいへ
エイスリン「クルミ、キョータロー、ABCドレ?」
胡桃「えっ?ABCってアルファベットの?」
エイスリン (フルフル)
塞「恋のABCってあるでしょ?ブレーキランプ五回点滅したら愛してる的な」
胡桃「ビミョーに違うしなんか古いよ!」
塞「まあまあ、それで?ABCどこまで進んだの?」
胡桃「…Aだよ」
エイスリン「A!ケンゼン!」パァア
塞「清らかなお付き合いのようで」ニヨニヨ
胡桃「Cとか絶対に無理だよ!だって恥ずかしいし…」
塞「DもあるってのにCで止まってちゃあまだまだだね」
胡桃「D!?そんなのあるの!」
塞「あるよー、詳しくは知らないけどね」
胡桃「ぐぬぬ…でも、私は今の付き合いでも充分楽しいからいいもんね!」
128
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/15(月) 23:14:27 ID:TvRwrAQs
かわいい
129
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/15(月) 23:37:43 ID:ODZSV09g
こういうのでいいんだよこういうので
130
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/16(火) 07:00:34 ID:1CLk.PUw
胡桃「おはよう!京太郎」
京太郎「どうしたんだこんな朝に」
胡桃「偶然早起きしちゃってさ、京太郎に電話してみたの」
京太郎「ほーん、そっちはまだ暗いのか?」
胡桃「うん、真っ暗!京太郎の方は?」
京太郎「少し明るいかな、雲がギリ見える」
胡桃「そっかぁ、なんか不思議だねそれ」
京太郎「そうだな、もしかしたら時間ずれてるのかもな、なんて…」
胡桃「今、京太郎の時計何時?」
京太郎「えーと、6時くらいかな」
胡桃「あっ、私の方は6時1分だ!」
京太郎「今変わったからだろ?」
胡桃「バレたかー」
京太郎「やれやれ、とんだモーニングコールだぜ」
胡桃「でも楽しかったよね!」
京太郎「まあな、清々しい朝になりそうだぜ」
ザーーーッ
京太郎「まあ…こっちは雨なんだけどな」
胡桃「清々しさもへったくれもないね!」
131
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/16(火) 22:31:03 ID:1CLk.PUw
塞「明日のデートは中華料理のお店なんだって?」
胡桃「うん!美味しいもの沢山らしいから楽しみ」
塞「チャイナ服とか着てったら雰囲気合うんじゃないの?」
胡桃「そんなの持ってない!」
豊音「くるくる回るテーブルがあるんだよね、おもしろそー」
シロ「お店の名前は?」
胡桃「ハチゴー亭だって」
シロ「ふーん…」
〜〜〜
〜〜
〜
翌日
京太郎「さぁ着いたぞ胡桃」
胡桃「あれ?」
京太郎「どうかしたのか?」
胡桃「ううん!なんでもない」
胡桃 (昔行った中華料理のお店のイメージと違う!定食屋っぽいよここ!)
京太郎「ようっ!やってるか鴻野」
真面目な店員「ハハァ…」
京太郎「相変わらず繁盛してるなー」
胡桃「確かに人多いね!」
胡桃 (でもおじさんとかばっかりだ!)
京太郎「座敷空いてるらしいから、そっち行こうぜ」
胡桃「うん!実は足疲れててさ!」ピリピリ
店員「メニュー見る?」
胡桃「あっ、ありがとうございます」ペラッ
胡桃「チャーハンとかラーメンとか、なんか普通なんだね」
京太郎「ここはオーソドックスなメニューだからな」
胡桃「じゃあ餃子と唐揚げとチャーハン頼もうかな、京太郎は?」
京太郎「じゃあ俺も同じので、すんませーん!餃子と唐揚げとチャーハンで!」
店員「ハハァ…」
胡桃「あっちょっ、二人前って言ってないよ?」
京太郎「ん?ここで二人前なんかめったに聞かないぜ?」
胡桃「どう言う事?」
京太郎「まあ運ばれてきたらわかるさ」
132
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/16(火) 22:45:11 ID:1CLk.PUw
唐揚げデェェェン
餃子ドォォォン
チャーハンドッサリ
胡桃「なるほどね!」
京太郎「ちゃんと皿の取り分けも用意してあるだろ?」
胡桃 (こんなに多いとか食べられるのかな)
京太郎「いつもは一人で来るんだ、部活のメンバーは一回優希と咲とで来たくらいかな」
胡桃「優希?」
京太郎「ああ、うちの先鋒やってるちっこいのだよ」
胡桃「ふーん…」
店員「(デート中に他の女の子の名前を出すとか)そんな事言ってきちゃ…ダメだろ!」
京太郎「!?」
胡桃「いいの、慣れてますから!」
店員「ハハァ…(出来た彼女だなぁ)」
胡桃「しかし予想外のボリュームだね…」
京太郎「チャーハンまではあっさり食べてたのに、やっぱり唐揚げが難関か」
胡桃「とにかくでかいよね!」
京太郎「ばらしてそのまんま肉の塊を油に落としてるようなもんだからな」
京太郎「メニューは普通でも味と量は格別だぞここは」
胡桃「確かにお腹いっぱいなのに沢山入るもんね!」ケプ
京太郎「やっぱり胡桃にはピッタリの店だ、連れてきて正解!」
胡桃「京太郎の行きつけなんだから、私に合わないわけないよ」モグモグ
胡桃「強いて言うなら体重計に乗るのが少し怖くなるかな!」
京太郎「流石女子…」
133
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/16(火) 23:01:59 ID:1CLk.PUw
胡桃「おごちそうさまでした!」
京太郎「食ったなー今日は!」
胡桃「結構美味しかったから、宮守のみんなにも唐揚げ持ってってあげたかったかも」
店員「そうだ、まかない用にね余った唐揚げがあるのよ」ガサッ
京太郎「鴻野!良いのか?」
店員「ハハァ…(お得意様だからサービス)」
胡桃「ありがとうございます!みんなきっと喜ぶと思う!」
店員「俺はその言葉が嬉しい」
京太郎「また来るからな!その時はもっと注文するぜ!」ガラガラッ
胡桃「さよならー!」
〜〜〜
〜〜
〜
宮守
塞「それで持ち帰ってきたのがこの唐揚げの山…」
豊音「ホントにちょーおいしいよーこれー」サクッ
エイスリン「カラアゲ、アゲアゲ?」
豊音「うん、あげあげかもー」
シロ「おいしい…」
塞「まあ肝心の胡桃は食べ過ぎで外走ってるんだけどさ」サクサクッ
シロ「テカりがものすごかった」
塞「体重計を見て、悲鳴をあげたんだってさ」
豊音「ちょっとふっくらしててもかわいいのにねー」
エイスリン「ネー」
カン!続
134
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/16(火) 23:10:39 ID:1CLk.PUw
この季節になると胡桃みたいな子がよくマフラーとかしてるので
たぶん胡桃も厚着をしてそれでも寒いから京太郎の腕を抱き寄せてそう、京太郎もまんざらじゃないからちょっとマフラーを回そうとするけど悲しいことに背丈の差で上手くいかなくて妥協案としてペアルックにし始めてその初々しさで街行く人々の心を暖かくしたりしてそうですよね、そして人が少ない田舎道とかで「口が寒いな」とか言って胡桃に口づけして少しだけかさついてる事を思い出した胡桃が「リップクリームしてくればよかった!」とか内心思いながらも長い間口を合わせ続けてそう
135
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/16(火) 23:15:30 ID:1CLk.PUw
塞「普段人は少ない往来でも、偶然知り合いと出会うってのはもはやお約束だよね」
シロ「二人きりだとあんな風なんだ…」
塞「結構長いキスだったよね」
シロ「あ、手繋いでる」
塞「この辺、秋なのになんか暑くない?」
シロ「暑すぎる…」
136
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/16(火) 23:48:12 ID:NNlADjS2
身長差カップルは俺得だからもっとやれ、いや、ください
137
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/17(水) 00:29:12 ID:LVY9Syi2
ええぞ!ええぞ!
138
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/17(水) 21:27:35 ID:VMRa8Kb.
胡桃「今度はアイスミルクとかどうかな」
京太郎「アイスミルクはこないだ沢山堪能しただろ、久しぶりに砂糖いれようぜ」
胡桃「むぅ…仕方ないなぁ」
豊音「京太郎くんアイスミルクに砂糖いれるんだー」
塞「あれはデートの暗号だよ」
豊音「??」
塞「アイスミルクは胡桃主導、砂糖は京太郎君主導」
豊音「なんでアイスミルクと砂糖なのかなー」
エイスリン「ニガイノ、キライ?」
塞「アイスミルクは入れ換えて愛す胡桃、砂糖は英語でシュガー、シュガー、シュガー…須賀ー」
シロ「むりやりすぎる…」
塞「皆にバレないようにやってるようだけど、私の目は欺けない!」
豊音「でもあんな二人だけの暗号があるっていいよね!」
エイスリン「ツーカー?」
塞「なんか微妙に古くないそれ?」
139
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/17(水) 21:36:47 ID:VMRa8Kb.
show meを背景に流しながら
屋上で二人でバレーして、その後弁当を胡桃が作ってきてくれて、開けてみたら苦手なものが入っててうげーって顔をする京太郎を見て「好き嫌いはめっ!」とかいいながら無理やりあーんさせてくる胡桃、それで食べてみたら案外美味しくて「胡桃が作ったから美味しいんだな」とか言っちゃって胡桃は胡桃で赤面しながら「誰が作っても美味しいの!バカみたい!」とか素直になれないで肩をドンって押しちゃう、食べ終わったら水筒のお茶を呑みながら風を浴びながら二人でお昼寝するってのいいですよね
140
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/17(水) 21:45:12 ID:hyzxPewE
わかる
141
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/17(水) 21:58:26 ID:VMRa8Kb.
和「私に相談とはなんですかゆーき?」
優希「…なんかこないだからへんなんだじぇ」
和「変って、いつ頃からですか?」
優希「こないだのどちゃんと遊びに行ったとき、くらいから…」
優希「京太郎が楽しそうにしてるのを見てたら胸が苦しくなって、そんで最近は話しかけにくくてってなってるんだじぇ」
和「それは…ゆーきが須賀君の事を」
優希「違う!」
和「!」ビクッ
優希「私はそんな気持ち持ってない!持ってなかった…でも、遠くにあいつが、京太郎が行ってしまったような気がして…」
和「ゆーき…」
優希「ごめん、相談したのは私なのにどなったりしちゃったじぇ」
和「気持ちを吐き出す事が、今は大事ですからね」
優希「のどちゃんは優しいじぇ…」
優希 (京太郎が付き合ってるのがのどちゃんだったら、この胸が苦しくなるのも無かったのかな)
優希 (このまんま、京太郎と話せなくなるのは嫌だじぇ…)
和「ゆーき、その…」
優希「どうしたんだじぇ?」
和「……涙が出てますよ」フキフキ
142
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/17(水) 22:36:33 ID:VMRa8Kb.
帰り道
和 (須賀君が好きな人がいるのは自由ですし、それを咎めるのは筋違いです)
和 (…ゆーきが自覚して、なんとか気持ちを伝えられたらいいのですが)
和 (このままじゃゆーきも、須賀君もみんなが傷ついてしまう…)
和 (…部長に相談してみましょう)
〜〜〜
〜〜
〜
久「あら和、どうかしたの?」
和「部長、実は…」
久「あらまあ、そんな事になってたの」
和「相談したのはゆーきには内緒でお願いします」
久「もちろんよ」
久 (あのとき私が迂闊に話しちゃったから…)
久「ごめんなさい、私のせいでこんなことに…」
和「いえ、いつかは知ることでした」
久「…そうね、落ち込むよりまずは問題解決が優先よね」
久「とは言っても、恋愛ってのは早い者勝ちなわけで、出遅れちゃったゆーきにはあまり選択肢がないのよね…」
和「せめて前のように接するようになればいいのですけれど」
久「とりあえず、今はそっとしておいてあげましょう?気持ちの整理には時間がかかるものよ」
和「そうですね、結論を急かしすぎていました」
久「悪い出だしからでも、いい牌が巡ってきたら、自然と動き出すものよ」
和「そう、信じましょう」
カン!続
143
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/17(水) 22:51:20 ID:VMRa8Kb.
胡桃「そこロン!」
京太郎「うへぇ!」
豊音「また京太郎君に当てたねー」
胡桃「京太郎はバレやすいから、なるべく顔とか出来るところで誤魔化してみるといいかも」
京太郎「顔ねぇ……」
胡桃「じゃあもう一局!」
豊音「ようし、今度は私が上がるぞ!」
エイスリン「ワタシモ!」
〜〜〜〜〜〜
数順後
豊音 (あれ?なんか胡桃の顔が赤くなって……)
胡桃「……こっち見てごまかすのやめて!」ピーッ!
京太郎「だって対面で顔が合うし、それに胡桃だからいいかなって」
胡桃「私の集中が持たなくなるの!ドキドキして!」
胡桃 (真剣な眼差しで見つめられてカッコいいと思ったとか言えるわけないじゃん!)
豊音「麻雀しててもなかよしさんだねー」
塞「せめて卓上では夫婦漫才やめてくれませんかねーお二方」ニヤニヤ
胡桃「夫婦っ……!」プシュー
シロ「あ、過充電した…」
144
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/17(水) 22:51:34 ID:Y5.uMOfk
こういうのでいいんだよこういうので
145
:
名前なんか必要ねぇんだよ!
:2018/10/17(水) 23:49:28 ID:VMRa8Kb.
胡桃「家電量販店に行こう!」
京太郎「……急にどうした?」
胡桃「実は電気屋デートってのが流行ってるんだって塞から聞いたの!」
京太郎(塞さん相変わらずすげえな…)
胡桃「と言うわけで明日デオデオに集合ね?」
京太郎「了解!…持ち合わせはそんなにないぞ?」
胡桃「本気で買いにいくつもりではないからね?」
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