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【誕生日スレ】今日は何の日?【総合】
415
:
Republica de Venexia
:2015/01/06(火) 00:29:34 ID:???
1月5日はベーメン王カレル1世が神聖ローマ皇帝に戴冠した日です
>>332
で神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世の死後、シチリアでは騒乱が起こりホーエンシュタウフェン朝が断絶したことを見ました
ドイツでも同様の混乱が起こり、コンラート4世の死によりこちらでもホーエンシュタウフェン朝が断絶すると、その対立王ホラント伯ヴィルヘルムも死去し、帝国に大空位時代が到来しました
1257年に始まるこの時代は、1273年の選挙でハプスブルク伯ルドルフがドイツ王に即位したことによりひとまず終結します
しかしその後も王位は安定せず、様々な家系から次々と選出され、対立王も出現することになり、跳躍選挙時代とも呼ばれました
そのような状況で単独王となったルートヴィヒ4世に対し、ローマ教皇ヨハネス22世は彼の即位の非合法性を主張し国王選挙のやり直しを要求しました
これに対し選帝侯たちは反発し、国王選挙法を発布します
その内容は国王選出は選帝侯によるものとし、教皇の同意を必要としないというものでした
このような状況で1355年1月5日、皇帝に即位したのが
>>95
でも登場したカール4世でした
カールは先の国王選挙法を強化した金印勅書を発布します
まず国王選出議会に際しては選帝侯の過半数の賛成で全会一致と見なされ、国王選挙が安定するようになりました
また選出された国王は自動的に皇帝になるものとされ、この選挙だけで皇帝が決定する仕組みが整えられました
そして選帝侯に大幅な特権が認められ、いわゆる領邦君主としての側面が強くなることになりました
カールは強大化する諸侯を抑えつけるのではなく、譲歩することでその見返りに皇帝即位を認めさせ、皇帝位の安定化を図ったのでした
このようにカールの時代に皇帝権は大きく変化し、神聖ローマ帝国は新たな展開を迎えることとなったのでした
本日は神聖ローマ皇帝カール4世の誕生日です、おめでとうございます
参考文献
・成瀬治・山田欣吾・木村靖二『世界歴史大系ドイツ史1 先史〜1648年』山川出版社、1997年
・菊池良生『神聖ローマ帝国』講談社、2003年
・ハンス・K・シュルツェ、五十嵐修他訳『西欧中世史事2 皇帝と帝国』ミネルヴァ書房、2005年
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