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ロゼッタ「マリオカートに参戦…ですか、今度こそ」
1
:
Mii
:2020/12/13(日) 04:46:59 ID:9GX1QhWw
このスレは
ロゼッタ「マリオカートに参戦…ですか?」 【前々スレ】
ロゼッタ「マリオカートに参戦…ですね、是非!」【前スレ】
に引き続く続編となります。前々スレ、前スレをご覧になられていない方はそちらを先にどうぞ。
過去作を読まれていないと把握困難な設定、独自解釈が多々あります。
遅い進行のうえに寄り道万歳のスレですが、引き続き頑張っていきたいと思います。
よろしくお願いします。
ラナ「たったーん♪たかたかた〜ん♪
そのほか、いくつか注意点をお知らせするよー。
・スレ主の、基礎体力面での戦闘能力解釈は、ざっくり言うと…
キャラとしての登場時期の早さと、登場回数の多さで大方決まるからね!
マリオ、クッパ、リンクを『3強』と表現してるけど、たとえばクッパVSガノンドロフだと、
クッパが欠伸しながらパンチを繰り出すだけでガノンドロフを一撃粉砕できるくらいの力量差があるよ!
パーティゲームに参加しないから仕方ないってことで、うん。敵があっさりやられても嘆かないで…。
リンクとの差が付いた理由は、前々スレを読めばわかる、のかなあ…?
・前々スレ・前スレ同様、いろんなパロディ、メタ発言が散りばめられてるよ!
キャラが自分たちの背景情報を活用する…みたいなご都合主義が白けるなら
急がず慌てず別のスレに移って、このスレのことは忘れよう!
・ようやくスマブラ編が完結して…マリオカート編にちょっとずつ戻っていくんだって!よかったよかった!」
シア(…………ちょっとずつ?)
2
:
Mii
:2021/01/31(日) 13:37:41 ID:2O82Dg8o
〜第34区〜
リンク「…………まずいぞ。敵、深追いし過ぎた」
区をいくつか移動してまで、連戦、激戦、大激戦。
ありったけのレベルの暴力で押して、伸して、斬りまくって。
余りにも血生臭いときは、ファイアロッドで消毒した気になったり。
…うーむ、効果あるんだろうか。
ともかく、俺が頑張れば頑張るだけ他がきっと楽になる…そんな思いで。
機動力命で、四方八方、どこへでも。
…その結果。
敵は敵で、最大脅威のひとつとみなし、俺にこぞって集まってきた。
速度を落とすまいと突っ込めば、ますます敵の密度は高くなる。
飛んでくる矢が、6本。
1本目を俊足で避け、2本目を屈んでやり過ごし、
3本目と4本目は剣で払って、5本目と6本目は…咄嗟に盾を構えて。
――――やりにくいっ!
正直、威力のない矢だ。素手でぱしっと掴めるくらいの。刺さっても痛くないくらいの。
絶え間なく、休む間もなく迫り来るが、自分の強さはよーく分かってる。
3
:
Mii
:2021/01/31(日) 13:41:37 ID:2O82Dg8o
問題は、庇うべきみんなの耐久。
俺が背負うは、石化したままのルキナ、ルフレ。
傍には石化したパルテナに、彼女を背負った状態でますます疲労の度合いを強めるピット。
ピットには悪いが、敵の掃討の9割9分は俺の役目になっている。
飛翔の奇跡があることによる俺の機動力の向上と、ピットを庇う労力との天秤は…
正直言って、トントンか、あるいは…。
万が一、ピットや石化した奴に当たったら、無傷で済む保証がない。
まさか試すわけにもいかない。おかげで大げさに、かつ慎重に動かざるを得ない。
まさに先ほど…魔力開放で調子こいてたら、ピットのカバーをし損ねた。
ピットが躱せず…もとい、パルテナに当たろうとするビームを身を挺して食らって、
悶絶すること、10秒あまり。
…俺には、てんで威力のないようにみえたビーム。
常日頃のピットなら、易々と受け流せるビーム。それなのに…だ。
また、攻撃が、飛んできた。
今度は炎に、電気に、よくわからない空気の渦みたいなものに…いろいろと。
リンク「やべっ!!…困った時の大回転斬りぃ――――!!」ズバアアアァァァ!!
冗談ではなく、疲労が祟ってきた。
4
:
Mii
:2021/01/31(日) 13:44:35 ID:2O82Dg8o
毎回というわけではないが――――
逃げ遅れ、石化したまま動きを止めた住人が、たまに脇道にいたりする。
顔をちらっと伺えば、住んで長いおかげで…知ってる顔が大半。唇をきつく噛む。
敵の攻撃ライン上に1人でもいたならば、俺にとって「回避」の選択肢はない。
最善は、攻撃発動前に敵をぶっ叩いて終わらせる。
最低でも、間に入って留まって、攻撃を消し去るべく活動する。
…だいたいは最善行動を繰り返せているが――――
リンク「1回ミスると俺にとっての敗北扱い、なんだよ、なあっ…!」
俺がいる。敵がぞろぞろと現れる。
俺、なぎ倒す。範囲攻撃に乏しくて、ときたま撃ち漏らす。
倒し損ねた敵が…大声で叫んで、咆哮して味方を集める。敵がぞろぞろと現れる。
…そんなことを繰り返すうち、移動する敵が一般人と出くわす。仕留める動作に入る。
俺、ブースト掛けてなんとか瞬殺。流石にオーバーワークで体力を削られる。
敵がぞろぞろと現れる…………。
――背負ったルキナたちを繋ぎとめている紐が緩んで、冷や汗かいて結び直す。
――すこし離れたところに飛竜が旋回しているのを見て、まさかあちらにも危険が…!と、
――分不相応に救いの手、殲滅のエリアを伸ばす。
…………いくらなんでも、分かる。こりゃ、ジリ貧だ。
5
:
Mii
:2021/01/31(日) 13:48:58 ID:2O82Dg8o
もちろん、ペース配分考えて…なんてやってたら、それこそ見殺しにする可能性は高い。
俺の行動指針は多分間違っちゃいないし、司令部も期待している通りの行動だろう。
…だが。いくらなんでも、1人で背負い込みすぎた、ということにようやく気づいた。
リンク「…………こんなヤツら相手に、なっさけねえ…!」
突然、冷気が顔面に襲い来る。
リンク「冷たっ!?油断するなよ、俺っ!
幾らダメージを受けないからって――――ゴホッ!ゴホッ!
………………マジ、かよ」
攻撃が当たったことはこの際どうでもいいが。
割と激しくせき込むほど、口内や肺に入った冷気によってダメージを受けた…!?
おいおい、俺の耐久…いや、ステータス全般…案外下がってきてるのか!?
リンクの 全ステータスが 少し 下がった!▼
リンク「ぐっ――――だあぁ、一杯食わされたっ!」
地団駄踏んでる暇じゃない!精神動揺は敵の思うツボだっつーに!
6
:
Mii
:2021/01/31(日) 13:52:43 ID:2O82Dg8o
…そもそも、ぶっ通しで戦い続けて、一体何時間過ぎたのか。
スタミナが知らず知らずのうちに結構減ったのは当たり前だ。
とりあえず、とりあえず…何をする?
休むか?その間に誰かが被害を受けたらどうする?
リンク「――――っとお!!」バシッ!
ハッと気付いて横っ飛び。
好奇心か弑逆心かは知らないが、石化した人に向けて、もろに斧を振り上げている屍兵。
汗をドバッと噴き出させて、なんとかガキィンと打ち負かす。
リンク「クソッ…やっぱり休むなんてできないじゃねーか!」
さきほど、トゥーンゼルダが少し持ち直した感がある。
せっかく、司令部が再スタートを切ろうとしているのに――
リンク「今更援軍を要請して水を差すなんて野暮だしなあ――――」
…と、そこへ。
リュカ「どの口がそんなこと言ってるのさっ!」バッ!
ピット「うわっ!突然だなあ、敵かと思ったっ!心臓に、悪いよー!…はぁ、はぁ…」ビクッ
7
:
Mii
:2021/01/31(日) 13:56:37 ID:2O82Dg8o
リンク「うおっ!?リュカじゃないか!わざわざこのあたりで戦ってたのかよ。
巻き添え食うからやめとけって!ピットを気に掛けるので精一杯だぞ、俺!」
…ピットが小声で、「あ、はい。気に掛けられているピットです」と呟いて
情けなさそうな面持ちをしていたが、あえて聞こえなかったことにする。
リュカ「そんなわけないじゃないか!聞こえてくる戦闘音から察するに、
リンクの調子があまりにもあんまりだったもんで、わざわざ『寄り道して駆けつけた』の!もー!」
リンク「…へ?戦闘音?…いや、いやいや!
傲慢に聞こえたらすまないが、お前には俺の救援は荷が重いと思うぞ!
リュカクラスだと、相当に戦闘能力が下がってるだろ!
ピットがマシに見えるほどの低下が起きてるはずだ!」
レベルが低いほど、OFF波動の影響を受けやすく…
元々低かったステータスが、更にとんでもなく下がる。ホント厄介な魔法だよ。
だが、知ったことかとリュカは息まく。
…いや、すぐに落ち着いた感じになって、ため息ひとつ。
8
:
Mii
:2021/01/31(日) 14:02:14 ID:2O82Dg8o
リュカ「…ねえ、ピーチのご高説はあんまり頭に残ってないけどさ。
OFF波動って、絶望や諦めの感情をひたすら押し付けてくる…魔法、なんだよね?」
リンク「そうらしいな?…おっと!くっちゃべってる暇も与えてくれなさそうだっ!アイスロッド!」ダッ!!
リュカとの会話をぶった切り、新たに出現した敵をカチコチに。
…ぬ、後続もぞろぞろと…!ええい、このまま冷気を放出、放出っ!!
まとめて氷の塊になっちまえ!…魔力切れには注意しないとな…!
放つ冷気とは裏腹に、体は汗だく。心拍数も上がり調子。とりあえず、リュカを安全な所に連れて行く策を…!
リュカ「……………………そっかー、通りで」ペタペタ
ピット「……通りで…なに?」
リュカが、達観した様子で――自分の心臓やお腹のあたりを軽くさすっている。
リュカ「前回大会だと若干のトラウマ再発で割と慌てちゃってたけどさ。
冷静になって、深呼吸して。目に入るもの、耳にするもの、噛みしめてみると。
こんな絶望なら、前から何度か、見てきたから――――」
リュカの 全ステータスは ほとんど 下がっていない!▼
リュカ「――――僕に関しては、戦闘力の低下は。選手カード持ちじゃない事考慮しても、
それほど気にしないでいいんじゃないかな。まあ、元々の戦闘力が当然ひっくいけどね」フッ
9
:
Mii
:2021/01/31(日) 14:06:08 ID:2O82Dg8o
リンク「――」
ピット「――え」
リュカ「――――あ、ごめん!変に気を遣わせるつもりはなかったんだけど!」
リンク「遣うわ!」
リュカ「…こほん。僕が言いたかったのはね、ともかくね――――」
――――リュカが口をモゴモゴさせていたら、またしてもっ!
――――足音に気付けたのは僥倖、ガバッと踵を返して、迫り来る後ろの狂戦士へ!
――――狂ったところで、所詮俺の敵なんかじゃないぞっ!
ぐらり。
咄嗟の動き方をしたのが災いして、紐がまたもや緩んでいたのも手伝って、
背負っていた石像2人が、バランスを崩して背から離れた。
ハイスピードの俺から多大な速度を受け取って、慣性に従い宙に舞う。
――――はあああああっ!?
最優先事項、地面への衝突の回避と衝撃吸収――――っ!!
自らの体をクッションに挟む感じで、地面に必死の思いで滑り込む――――!
10
:
Mii
:2021/01/31(日) 14:10:04 ID:2O82Dg8o
間に合う。
ああ、間に合ったとも。
敵を「そっちのけ」にして一目散に駆けた甲斐があったものだ。
それで。
俺を目標にして飛翔させたと思われる、
石化ルフレの眼前に迫る、ボムのような爆発物は如何とするか。
やばい。
やばいやばい!
やばいぞ、これはっ!!?
そりゃ、それほどの威力は持ち合わせていないかもしれないが――――
そんな淡い期待で放置して、最悪なことになったらどうする!?
目を見開いたまま、世界がスローモーションに過ぎていく。
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