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善子「運命の引力」
120
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 16:58:34 ID:5uhaBOzw
梨子「実際に音ノ木坂に行って行方不明になっている生徒二人がいれば」
梨子「その二人がかもめちゃんの正体……」
梨子「それが海未さんとことりさんだったら疑いようがないわ」
曜「そんな……」
121
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 16:59:04 ID:5uhaBOzw
かもめ「行きます……音ノ木坂学院に……」
曜「かもめちゃん……」
善子「私もついていくわ」
曜「私も」
ダイヤ「私もついていきたいのですが……ルビィのそばにいてあげたい」
ダイヤ「ですが、ルビィを助けるには東京へ行かなければならない……」
ダイヤ「どうしたら良いのでしょう……」
千歌「ダイヤさん……」
122
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 16:59:35 ID:5uhaBOzw
ダイヤ「おそらく原因になった方もスタンド使いですわ」
ダイヤ「スタンドはスタンド使いにしか見えないですし、スタンドでなければ倒せない」
ダイヤ「スタンド使いは引かれ合う……スタンドでの戦いは避けられないでしょう」
ダイヤ「私も行くしかありません……しかし、苦しむルビィを置いていくなど……」
??「ルビィのことは私たちに任せて行ってきなよ、ダイヤ」
ダイヤ「え?」
123
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:00:07 ID:5uhaBOzw
果南「ルビィはダイヤの妹で」
花丸「オラたちの幼馴染で」
鞠莉「大切なAqoursの仲間」
果南「私たちがルビィのこと守るからさ」
果南「東京に行ってきてルビィを助けよう、ダイヤ」
ダイヤ「ありがとうございます……皆さん」
千歌「……決まりだね」
千歌「みんなで行くよ!! 東京に!!!!」
────────
────
──
124
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:00:38 ID:5uhaBOzw
ルビィ「ハア……ハア……」
ルビィ「おねいちゃぁ……」
ダイヤ「ルビィ……お姉ちゃん、必ずあなたのこと助けるから……」
ダイヤ「待っていてね……」
────────
────
──
125
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:01:08 ID:5uhaBOzw
─駅にて─
千歌「おーい! ダイヤさんこっちこっち!!」
ダイヤ「ええ、いま行きますわ」
梨子「これでみんな集まったわね」
善子「ええ」
かもめ「はい」
曜「ヨーソロー!」
126
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:01:55 ID:5uhaBOzw
千歌「行こう!」
千歌「ルビィちゃんを助けるために!」
千歌「そして、かもめちゃんの真実を知るために!」
かもめ「うん!」
ダイヤ「はい!」
────────
────
──
127
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:02:26 ID:5uhaBOzw
─東京─
曜「また東京に来たね」
善子「ええ、何回目かしら」
梨子「とにかく音ノ木坂学院に行くわよ」
ダイヤ「はい」
かもめ(音ノ木坂学院……私がいたかもしれない場所……)
かもめ(どんな場所なんだろう……私はどんな人だったんだろう……)
128
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:03:03 ID:5uhaBOzw
善子「ところでダイヤ……ひとつ聞いていい?」
ダイヤ「はい?」
善子「……その大量の色紙は何?」
ダイヤ「憧れのμ'sに会えるかもしれないのですよ!」
ダイヤ「サインをもらわない手はありませんわ!」
ダイヤ「もちろんルビィの分も!」
千歌「ああ!! 私も色紙持ってくればよかった!!」
ダイヤ「安心してください千歌さん! こんなこともあろうかと千歌さんの分の色紙も持っていますわ!」
千歌「さすがダイヤさん!! かしこーい!!」
善子「あんたたちずいぶんと余裕あるわね!!」
129
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:03:35 ID:5uhaBOzw
自身のスタンド能力に蝕まれるルビィを助けるには
スタンド能力を発現させる元となったスタンド使いを見つけ出す必要がある
そのスタンド使いはかもめに影響を与えたため、かもめはスタンド使いとなった
そしてルビィ、ダイヤ、善子もかもめの影響でスタンド能力を発現したのだ
4人のスタンド能力を消すには、元となったスタンド使いを倒す必要があるだろう
スタンド使いは引かれ合う……相手が悪人であれば危険な戦いになることだろう
それでも、そのスタンド使いを見つけ出す必要があった
かもめの過去を知ることができればスタンド使いを探す手がかりになるかもしれない
そのためにも、一行は音ノ木坂学院に向かうのであった……
────────
────
──
130
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:04:38 ID:5uhaBOzw
─音ノ木坂学院─
梨子「来たわね」
梨子「まずは行方不明の生徒がいるかどうか聞きたいところだけれど」
梨子「おそらく学校側から教えてもらうことはできないと思うわ」
梨子「プライバシーの問題があるから」
131
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:05:10 ID:5uhaBOzw
ダイヤ「逆に私たちが行方不明者のことを聞けば、学校側は怪しむことでしょう」
ダイヤ「そうなるのは避けたいところです」
曜「じゃあ、どうすればいいの?」
善子「あまりやりたくはないけど、生徒に聞いてみるしかないんじゃないかしら?」
132
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:05:51 ID:5uhaBOzw
かもめ「……」
かもめ(ここが音ノ木坂学院……)
かもめ(……ダメです……何も思い出せません)
??「ちょっとあんたたち、ここで何してるのよ?」
ダイヤ「あ、あなたは……」
133
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:06:23 ID:5uhaBOzw
??「不審者って感じじゃないわね、何かこの学校に用なの?」
ダイヤ「あわわわわ……あなたは……」
ダイヤ「μ'sの矢澤にこさん!!」
千歌「本当!?」
134
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:07:00 ID:5uhaBOzw
にこ「え? あんたたち私のこと知ってるの?」
ダイヤ「もちろんですわ!!」
にこ「もしかしてにこのファン!?」
ダイヤ「はい!!」
にこ「もぉ〜そういうことなら先に言ってよねぇ〜☆」
ダイヤ「おほぉー!! 本物ですわ!!」
135
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:07:41 ID:5uhaBOzw
にこ「でもごめんねぇ〜にこ今はプライベーt」
ダイヤ「サインくださいまし!!」
にこ「しょ〜がないわねぇ〜!!」
にこ「もぉ〜にこってば人気者で困っちゃ〜う☆」カキカキ
にこ「やっぱりあなたもにこ推しなのねっ☆」
ダイヤ「私は断然エリーチカ推しですわ!」
にこ「ぬわぁんでよ!!」
136
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:08:18 ID:5uhaBOzw
千歌「私もサイン欲しい!!」
にこ「もぉ〜順番だからちょっとまっ……」
にこ「!?」
にこ「……海未?」
にこ「……それとも、ことり?」
かもめ「……」
千歌「え?」
137
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:08:48 ID:5uhaBOzw
にこ「あんた、いままでどこに行っ……いえ、よく似てるけど……別人?」
曜「……やっぱり行方不明になってたんですか?」
にこ「え?」
にこ「……あんたたち何か知ってるの?」
かもめ「……」
138
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:09:19 ID:5uhaBOzw
曜「実はそのことでこの学校に来たんです」
にこ「分かったわ……ウチの部室に来てちょうだい」
ダイヤ「μ'sの部室!!!!」
梨子「入校許可もらってきます」
────────
────
──
139
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:09:49 ID:5uhaBOzw
絵里「ようこそ『女の世界』へ……」
梨子「!?」ドキッ♡
善子「おい、レズ」
にこ「悪いわね部室まで来てもらって」
曜「そんなことないです、ありがとうございます」
ダイヤ「ハアハア……μ'sの部室……しかも憧れのエリーチカですわ!!」
140
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:10:20 ID:5uhaBOzw
ダイヤ「あの……握手してくださいまし!!」
絵里「ええ、いいわよ」ぎゅっ
ダイヤ「あぁ〜♡♡」
にこ「その子、絵里のファンらしいわよ」
絵里「あら、そうなの? ふふっ♡ ありがとう♡」
|c||^.- ^||
曜「幸せそうな顔で気絶してる……」
141
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:10:54 ID:5uhaBOzw
にこ「それで……何を知っているのか教えてもらいたいんだけど」
曜「はい、実は…………」
にこと絵里にこれまであったことを説明した
曜「信じてもらえないかもしれないですけど……」
絵里「奇妙なことが起こってるわね」
にこ「ふむふむ」
142
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:11:31 ID:5uhaBOzw
梨子「それで……海未さんとことりさんは行方不明になっていたりしないでしょうか?」
にこ「ええ、なっているわ」
ダイヤ「ということは、やはりかもめさんは……」
かもめ「……」
にこ「でも行方不明者はその二人だけではないの」
にこ「6人……行方が分からないの」
曜「……え?」
143
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:12:07 ID:5uhaBOzw
にこ「6人ともμ'sのメンバーよ」
にこ「海未とことりの他に、花陽、凛、真姫、希の行方が分からないわ」
梨子「そんな……」
絵里「このことについてはあなたたちは何か知らないかしら?」
曜「いえ……分からないです」
絵里「そう……」
144
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:12:37 ID:5uhaBOzw
にこ「最初にいなくなったのは、ことりと海未よ」
にこ「そのあと、二人が行方不明になったことがショックみたいで、穂乃果も部屋に閉じこもってしまったわ」
にこ「そして、他の4人も次々に行方不明に……」
絵里「だから、μ'sで学校に来ているのは私とにこだけってことね」
善子「そうだったんだ……」
曜「こっちでも不思議なことが起こっていたんですね」
145
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:13:08 ID:5uhaBOzw
絵里「そうなると、解き明かさなければならない事件が2つあるわね」
絵里「1つは、かもめの正体……これは確定できないけど、ことりと海未ってことでいいと思うわ」
絵里「でも、何が起こってこうなったのか分からないわ」
絵里「そして、行方不明になったそのとき、いったい何が起こったのか、どうして二人が沼津にいたのか」
絵里「調べる必要がありそうね」
絵里「もしかすると、そのスタンド使いというのが関係あるかもしれないわ」
146
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:13:40 ID:5uhaBOzw
絵里「もう1つは、他の行方不明のメンバーの行方……」
絵里「ことりと海未のようにくっついて、記憶をなくして別の人物になっていたら、探すのに苦労するわね」
かもめ「……」
にこ「それにしてもあんた、本当に海未とことりにそっくりね」
にこ「きっと本人なんでしょうけど……私のこと分かる?」
かもめ「……すみません、分かりません」
にこ「そう……」
147
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:14:16 ID:5uhaBOzw
絵里「私たちも内浦に調べに行ったほうがいいのかしら?」
にこ「そうしたほうがいいかもしれないわね」
にこ「他の4人の手がかりがない以上、そうするしかないわ」
絵里「穂乃果はどうするの?」
にこ「落ち込んで部屋に閉じこもってるのよね……」
曜「内浦に来るなら私たちが案内しますよ!」
にこ「助かるわ」
ダイヤ「あぁ……エリーチカが内浦に来る……」
千歌「あ、ダイヤさんが復活した」
148
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:14:48 ID:5uhaBOzw
善子「……」
善子「……??」
曜「どうしたの善子ちゃん?」
善子「そういえばリリーは?」
千歌「え?」
善子「途中から喋らなくなったと思ったらいなくなってるの」
曜「え??」
ダイヤ「そういえば部屋からいなくなりましたわね」
149
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:15:22 ID:5uhaBOzw
曜「音がしなかったけど部屋から出たのかな?」
曜「ちょっと私、探してくるね」
千歌「あ、曜ちゃん待って……」
千歌「…………曜ちゃん?」
絵里「……いまドアを開けた音しなかったわよね?」
千歌「曜ちゃんが…………消えた??」
150
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:16:05 ID:5uhaBOzw
ダイヤ「おかしいですわ……急に人が消えるなんて……」
千歌「曜ちゃん! 梨子ちゃん! どこに行っ」ガオン!!
かもめ「!?」
絵里「消えた!?」
にこ「そんなわけないじゃない!」
善子「でも3人とも急に消えたわよ!」
151
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:16:38 ID:5uhaBOzw
ダイヤ「これは……まさか……」
ダイヤ「スタンドッ!!!!」
にこ「スタンド!? これが!?」
ダイヤ「気をつけてください!! 何らかのスタンド攻撃を受けていますわ!!」
152
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:17:09 ID:5uhaBOzw
にこ「なんで急に消えたのよ!」
ダイヤ「分かりませんわ……でも、何らかのスタンド能力と見て間違いなさそうですわね」
絵里「4人が失踪したのも、このスタンド使いが原因なのかしら?」
かもめ「私の件とは別件かもしれないですね」
善子「とにかくこのピンチを切り抜けましょう!」
善子「このままだと全員消されるわよ!!」
153
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:17:44 ID:5uhaBOzw
絵里「そのスタンドっていうのは能力に制限とかないの?」
ダイヤ「完全にそのスタンドごとに違うので一概には言えませんわね」
ダイヤ「ですが強力な能力を持つスタンドほど射程距離は短く」
ダイヤ「逆に遠くまで移動できるスタンドはあまり強力ではない傾向にあります」
絵里「なるほど……だったら話は早いわね」
ダイヤ「え?」
154
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:18:17 ID:5uhaBOzw
絵里「いま消えた3人はいずれも部屋の隅、この部室の隣に部屋があるのだけれど」
絵里「その近くにいた3人が消されたわ……」
絵里「そして、全員同時に消せばいいのに部屋の端にいる人間を一人ずつしか消していない」
絵里「逆に言うと、それができないということ」
155
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:18:48 ID:5uhaBOzw
絵里「つまり、このスタンドは遠くまでは追って来られないタイプのスタンドということになるわね……」
絵里「そして、スタンド使い本人はこの部室の隣の部屋にいる!!」
絵里「部室の横から入れるそこの扉の先にスタンド使いはいるわ!」
ダイヤ「なんですって!! さすがはエリーチカ!! クールですわ!!」
156
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:19:18 ID:5uhaBOzw
絵里「何か聞き出せるかもしれないわ!! スタンド使いを追うわよ!!」ダッシュ
ダイヤ「待ってください!! いまの説明では近づいてはいけないのでは!!」
絵里「あ゛っ!!」
ガオン!!
善子「絵里さんが消えた!?」
かもめ「推測は合っていたようです!!」
にこ「でもやっぱりポンコツじゃないの!!」
157
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:19:51 ID:5uhaBOzw
ダイヤ「ギャラクシーハイド&シーク!! 攻撃してください!!」
GH&S『デスワッ!!』ダダダダダッ
???『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァ!!!!』ドゴドゴォォ!!!!
結晶弾を放つ扉に向かって放つとそれを守るようにスタンドが現れ、攻撃を防いだ
ダイヤ「全弾はじかれましたわ……かなり強力なスタンドのようです」
158
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:20:24 ID:5uhaBOzw
ダイヤ「ですが今の動きで分かりました。扉を守るような動き……」
ダイヤ「スタンド使いはその扉の先! 隣の部屋にいますわ!!」
にこ「ちょっと待って! にこには何も見えなかったんだけど??」
ダイヤ「スタンドはスタンド使いにしか見えませんわ」
にこ「ちょっとぉ!! 何が起こってるか分からないからすごく怖いんだけど!!」
159
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:20:58 ID:5uhaBOzw
善子「デイドリームウォリアー!!」
デイドリ『ギラン!!』シャキンッ
善子のスタンドは手に持った剣で攻撃する
???『無駄ァ!!!!』バチンッ
相手のスタンドは攻撃を簡単に防いでしまう
160
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:21:31 ID:5uhaBOzw
ダイヤ「気をつけてください! どうやって相手を消すのか、まだ分かっていません!!」
善子「くっ!!」
シャキンッ
弾き返された剣が机を一刀両断する
にこ「ああああ!!!! 部室の机が!!!!」
にこ「それよりも突然テーブルが真っ二つになったようにしか見えなくて怖い!!」
161
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:22:04 ID:5uhaBOzw
<ドア ガラララ
かもめ「そこまでです!!」
???「!?」
善子「かもめ!!」
ダイヤ「かもめさんが隙を突いて、廊下側の扉から隣の部屋に入りましたわ!!」
<バリンッ!!
スタンド使いはスタンドを引っ込めると窓を突き破って外へと脱出した
かもめ「逃げられてしまいました……」
にこ「はあ、助かったの……?」
162
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:22:35 ID:5uhaBOzw
善子「かもめ、敵のスタンド使いの顔は見れた?」
かもめ「いえ、すぐに逃げられてしまったので分かりませんでした」
善子「そう……」
ダイヤ「でもなんとか危機から脱しましたわ……」
にこ「これがスタンドバトル……スタンドが見えないから怖かったわ」
163
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:23:06 ID:5uhaBOzw
ダイヤ「しかし、いまの様子ですとμ'sのメンバーを狙って攻撃しているように思えますわ」
ダイヤ「ほかの方たちもあのスタンド使いに襲われたのかもしれません……」
善子「目的はいったい何かしら?」
にこ「ということは、1人でいる穂乃果も狙われるかもしれないってこと?」
にこ「穂乃果が危険ね……このことを伝えなきゃいけないわね」
ダイヤ「はい」
164
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:23:36 ID:5uhaBOzw
にこ「ここ数日、穂乃果には連絡しているんだけど、まったく連絡が取れないのよ」
にこ「部屋にこもってるとは聞いているんだけどね」
にこ「伝えるには穂乃果の家まで行かなきゃいけないわね」
ダイヤ「穂乃果さんの家……テンション上がりますわ!!」
にこ「あんた余裕あるわねぇ」
165
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 17:24:08 ID:5uhaBOzw
にこ「じゃあ、穂乃果の家に行くわよ」
善子「その前に1ついい?」
にこ「何かしら?」
善子「まだその穂乃果さんには連絡してないのよね?」
にこ「ええ」
善子「穂乃果さんはこの行方不明事件を知っているの?」
にこ「返信はないけど、連絡は見ているはずよ」
にこ「花陽たちがいなくなったことは知ってるはずだわ」
善子「じゃあ、少しいいかしら……」
────────
────
──
166
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:18:33 ID:5uhaBOzw
─穂乃果の家─
ダイヤ「ここが穂乃果さんの家……あぁ、感激ですわ」
にこ「緊張感がないわね」
にこ「穂乃果、入るわよ」
ドア ガラララ
穂乃果「あ、にこちゃんいらっしゃい!」
167
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:19:20 ID:5uhaBOzw
ダイヤ「おほぉー!! μ'sのリーダーの穂乃果さんですわ!!」
穂乃果「こんにちは、高坂穂乃果です」
ダイヤ「おほー!」
168
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:19:51 ID:5uhaBOzw
にこ「悪いわね、あまり元気じゃないって聞いてるけど」
にこ「ちょっと伝えたいことがあって、どうしてもって言って入れてもらったわ」
穂乃果「ううん、にこちゃんに会えてうれしいよ」
169
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:20:26 ID:5uhaBOzw
善子「こんにちは」
かもめ「ごきげんよう」
穂乃果「おぉ? 今日はお客さんがいっぱいだね」
にこ「この子たちのことはさっき連絡したときに話したでしょ」
穂乃果「うん、聞いてるよ」
170
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:20:57 ID:5uhaBOzw
にこ「順番に説明するわ」
にこ「穂乃果、私たちは何者かに狙われているのよ」
穂乃果「……どういうこと?」
171
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:21:29 ID:5uhaBOzw
にこ「信じてもらえないかもしれないけど、スタンド使いという超能力者に狙われているの」
穂乃果「……スタンド使い??」
にこ「そうよねぇ……それが正しい反応だわ」
にこ「私だって信じられないもの」
にこ「でも危険だから警戒していて欲しいの」
172
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:22:01 ID:5uhaBOzw
にこ「それでなんだけど、この子を見てちょうだい」
穂乃果「この子……?」
にこ「この子、ことりと海未に似ているでしょ?」
穂乃果「うーん、そう言われると似てるね……」
173
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:22:34 ID:5uhaBOzw
にこ「この子はね、沼津で見つかったのよ」
穂乃果「え?」
にこ「ここにいるダイヤとヨハネも沼津から来たの」
善子「////」
ダイヤ(嬉しそうですわね……)
174
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:23:04 ID:5uhaBOzw
穂乃果「それで……どういうこと?」
にこ「海未たちがいなくなったことは知ってるわよね」
穂乃果「うん……穂乃果どうしたらいいのか分からなくて……」
175
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:23:36 ID:5uhaBOzw
にこ「それと、花陽たちのことも連絡してあるから知ってるわよね」
穂乃果「うん、聞いてるよ」
にこ「私はこの子がことりと海未なんじゃないかと思っているわ」
穂乃果「……どういうこと??」
176
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:24:09 ID:5uhaBOzw
にこ「穂乃果、私はみんなを探すために沼津に行こうと思うの」
穂乃果「え……?」
にこ「いなくなった希、花陽、真姫、絵里、凛を探しに行くわ」
にこ「穂乃果にもついてきて欲しいと思ってる」
穂乃果「穂乃果、全然話についていけてないよ……」
177
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:24:39 ID:5uhaBOzw
にこ「仕方ないと思うわ、私もこんな話されて信じろと言われても信じられないもの」
にこ「でも穂乃果、私と一緒に5人を探しに来てほしいの」
穂乃果「よく分かんないけど……でも、にこちゃんのこと信じてるから穂乃果も行くよ」
穂乃果「一緒に行こう、沼津に」
にこ「ええ、ありがとう……私も穂乃果のこと信じていたわ……」
178
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:25:16 ID:5uhaBOzw
にこ「信じてた……穂乃果のこと『信じてた』のに……どうして……」
穂乃果「……え?」
にこ「どうしてなの……」
穂乃果「にこちゃん……どういうこと?」
にこ「穂乃果……私たちを襲った『スタンド使い』はあんたよ」
穂乃果「!?」
179
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:25:51 ID:5uhaBOzw
穂乃果「どういうこと……穂乃果わかんないよ」
にこ「穂乃果……私は絵里がいなくなったことをあんたに連絡していないわ」
穂乃果「!?」
にこ「でも、あんたは絵里がいなくなったことを何事もなく聞いていた」
にこ「絵里がいなくても当たり前というようにね」
180
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:26:22 ID:5uhaBOzw
穂乃果「ほ、穂乃果、おバカさんだから……数えまちがえちゃっただけだよ……」
穂乃果「それにみんなが次々に消えていくから……絵里ちゃんも消えちゃったんだって」
にこ「穂乃果……どうして見ていないはずのあんたが、絵里が『消えた』ことを知っているの?」
穂乃果「え……」
にこ「普通なら『消えた』なんて言わないはずよ……」
穂乃果「そ、それは……」
181
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:26:54 ID:5uhaBOzw
にこ「それに……友達想いで、優しいあんたがμ'sのメンバーを数えまちがえるはずがないじゃない!」
穂乃果「……ッ!!」
にこ「穂乃果……どうして私たちを襲ったの……」
穂乃果「……」
にこ「あんたのこと信じてたのに……」
182
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:27:34 ID:5uhaBOzw
穂乃果「……にこちゃん、穂乃果を信じて」
穂乃果「そのスタンド使いって超能力者さんなんでしょ……?」
穂乃果「きっと私やにこちゃんを操っておかしなことを言わせてるんだよ!」
穂乃果「そこにいる善子ちゃんやかもめちゃんがスタンド使いかもしれないじゃん!!」
穂乃果「そうだよ! きっとそうだ!!」
にこ「穂乃果……」
183
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:28:04 ID:5uhaBOzw
ダイヤ「たしかに私たちはスタンド使いですわ……ですが」
善子「この部屋に来てから誰も私のことを『善子』とは呼んでいないし」
かもめ「私もかもめと呼ばれていません……ずっと『この子』と呼ばれていましたから」
ダイヤ「あのときあそこにいなければ名前など知らないはずです……ッ」
穂乃果「……ッ」
184
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:28:34 ID:5uhaBOzw
にこ「穂乃果……」
穂乃果「……ッ!!」
穂乃果「そうだよ……穂乃果がみんなを襲ったんだ……」
穂乃果「穂乃果が『スタンド使い』だよ……」
にこ「……ッッ!!」
185
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:29:05 ID:5uhaBOzw
穂乃果「希ちゃんを消したのも」
穂乃果「凛ちゃんを消したのも」
穂乃果「真姫ちゃんを消したのも」
穂乃果「花陽ちゃんを消したのも」
穂乃果「そして、絵里ちゃんを消したのも……」
穂乃果「穂乃果がやったんだよ」
186
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:29:44 ID:5uhaBOzw
にこ「なんで……」
穂乃果「ことりちゃんと海未ちゃんが悪いんだよ!」
穂乃果「穂乃果のこと『裏切る』から!!!!」
穂乃果「だから『こうする』しかなかった!!!!」
穂乃果「本当はそこにいるかもめちゃんを攻撃するつもりだった! でも邪魔されて!!」
187
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:30:17 ID:5uhaBOzw
穂乃果「だから…………」
穂乃果「ノーイグジットオリオンッッ!!!!」
『無駄無駄無駄無駄無駄ァァァァァ!!!!!』
にこ・善子・ダイヤ・かもめ「!?」
188
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:30:58 ID:5uhaBOzw
ダイヤ「!? やはりこれは先ほど私たちを襲ったスタンド!!!!」
ダイヤ「ギャラクシーハイド&シーク!!」
GH&S『デスワ!!』
穂乃果「ノーイグジットオリオン! ダイヤちゃんを『捕まえて』!!」
にこ「させるもんですか!!」
にこはダイヤに前に踊り出ると自ら盾になった
にこ「アイドルはファンを大切にするもんでしょ……任せたわよ、穂乃果のこと」
ガオン!!!!
ダイヤ「そんな……にこさんまで……」
189
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:31:29 ID:5uhaBOzw
穂乃果「不意打ちでスタンド使いを1人捕まえるつもりだったのに……」
穂乃果「にこちゃんがかばったから消せなかった……」
ダイヤ「穂乃果さん……こちらにはスタンド使いが『2人』残っています」
ダイヤ「戦えば穂乃果さんが不利になるでしょう」
ダイヤ「スタンドを引っ込めてください」
190
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:32:01 ID:5uhaBOzw
善子(ダイヤはこう言ってるけど、本当は次の攻撃を警戒しているわね)
善子(スタンド使いはかもめを入れて『3人』なのに)
善子(さっきの音ノ木坂での戦いでアネモネハートを出していないから穂乃果さんは知らないんだ)
善子(少しでも有利になるようにそれを隠している)
191
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:32:32 ID:5uhaBOzw
ダイヤ「穂乃果さん、先ほどスタンドに『捕まえて』とおっしゃっていましたが」
ダイヤ「消えてしまったにこさんたちはどこに行ってしまったのですか?」
穂乃果「そうだね、心配しちゃうかもしれないから言うね」
192
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:33:07 ID:5uhaBOzw
穂乃果「穂乃果のスタンドは相手を捕まえてどこかに閉じ込めちゃうスタンドなんだ」
穂乃果「消えたように見えたかもしれないけど全員無事だよ」
穂乃果「だから心配しなくても大丈夫だよ」
ダイヤ「そうですか……穂乃果さんが今回の騒動の原因となったスタンド使いでよかったのかもしれません」
善子「悪人だったら大変なことになっていたわね」
193
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:33:39 ID:5uhaBOzw
穂乃果「ところでさあ……さっき学校でダイヤちゃん言ってたよね」
ダイヤ「おほぉー!! ちゃん付けですわ!!…………ハッ!! んんんっ何でもありませんわ」
善子「なんで毎回やるのよ」
194
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:34:10 ID:5uhaBOzw
穂乃果「言ってたよね……」
穂乃果「遠くまでいけるスタンドはあまり強くないけど、遠くまでいけないスタンドは強いって」
ダイヤ「ニュアンスが違いますが……そういう傾向がありますわね」
穂乃果「穂乃果のスタンドは遠くまでいけないスタンドなんだ」
ダイヤ「……」
195
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:34:42 ID:5uhaBOzw
ダイヤ(たしかに、ここは穂乃果さんの部屋……戦うことを踏まえれば決して広くはありませんわ)
ダイヤ(この至近距離で遠距離型スタンド2体よりも近距離型の穂乃果さんのスタンドのほうが有利かもしれません)
ダイヤ(しかし、かもめさんのスタンドも近距離型……隠し通せば勝機はありますわ)
穂乃果「穂乃果のスタンド、二人のスタンドよりもスピードもパワーも上だと思うんだ」
穂乃果「……」
ダイヤ「……」
196
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:35:12 ID:5uhaBOzw
穂乃果「ノーイグジットオリオン!!」
『無駄ァ!!!!』
ダイヤ「ギャラクシーハイド&シーク!!」
『デスワァ!!!!』ダダダダダッ
穂乃果「結晶弾くらい簡単に弾き返せるよ!」
『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァァ!!!!!!』ドゴドゴォォォ!!!
197
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:35:52 ID:5uhaBOzw
善子「デイドリームウォリアー!! 剣で攻撃して!!」
『ギラン!!』シャキンッ
穂乃果「遅いよ! 簡単に防いじゃうよ!!」
『無駄ァァ!!』ガシッ
善子「わざと『ゆっくり』剣を振ったのよ! 白刃取りさせるためにね!!」
善子「かもめ!! 今よ!!!」
穂乃果「!?」
198
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:36:33 ID:5uhaBOzw
かもめ「アネモネハートッッ!!!!」
『オラァ!!!!』
穂乃果「!?!?」
穂乃果「かもめちゃんもスタンド使い!?!?」
穂乃果「ノーイグジットオリオン!! 攻撃を防いで!!!!」
『オラァァ!!』ドゴォ!!!!
『無駄ァァ!!』ドゴォ!!!!
『オラオラオラオラオラオラオラオラオラァァ!!!!!!』ドゴドゴドゴォォォォ
『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァ!!!!!!』ドゴドゴドゴォォォォ
199
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:37:03 ID:5uhaBOzw
『無駄ァ!!!!』ドゴォォォォ
かもめ「ぐはっ……ッッ!!」
ダイヤ「かもめさん!!!!」
善子「かもめ!!!!」
穂乃果「やるね! かもめちゃん!」
穂乃果「でもね! 同じ近距離パワー型のスタンドでも穂乃果のスタンドのほうがスピードもパワーも上だよ!」
かもめ「ぐっ……」
200
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:37:41 ID:5uhaBOzw
かもめ「アネモネハート!!!!」
『オラァ!!!!』ドゴッ
『無駄ァ!!!!』ガシッ
穂乃果「そんな攻撃じゃあ穂乃果のスタンドには当てられないよ!」
穂乃果「でもさすがに3対1は良くないよね……」
善子「!?!?……まさか!?」
201
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:38:17 ID:5uhaBOzw
穂乃果「今度こそ『捕まえる』よ!! ことりちゃん!! 海未ちゃん!!」
ダイヤ「かもめさん!! 危ない!!!!」
ガオン!!
かもめ「!?!?」
かもめ「そんな……ダイヤさんまで……ッ」
善子「ダイヤ……ッッ」
202
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:38:48 ID:5uhaBOzw
穂乃果「だんだん穂乃果のほうが有利になってきたよ」
善子「逃げるわよ!」
かもめ「でも!」
善子「いいから!! 穂乃果さんのスタンドは遠くまでは追って来られないわ!」
善子「場所を変えれば勝機はあるはずよ!」
203
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:39:23 ID:5uhaBOzw
穂乃果「逃がさないよ!!」
『無駄無駄ァァ!!!!』
『オラァ!!!!』バキッ
アネモネハートは部屋の真ん中にあるテーブルを叩き壊した
穂乃果「ああっ!! 机が!!!!」
かもめ「今です!! 逃げましょう!!」ダッ
善子「ええ!!」ダッ
204
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:40:04 ID:5uhaBOzw
<ダッダッダッダッ……
穂乃果「逃げられちゃった……」
穂乃果「でも絶対に『捕まえる』からね……」
────────
────
──
205
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:40:44 ID:5uhaBOzw
☆
スタンド名─「ノーイグジットオリオン」
本体─高坂穂乃果
破壊力─A スピード─A 射程距離─D
持続力─A 精密動作性─B 成長性─A
能力
─対象を自身の創り出した亜空間に閉じ込める能力を持つ人型ビジョンのスタンド。
亜空間に閉じ込められた者はスタンド使い本体が能力を解除
もしくは本体を撃破しなければ亜空間から脱出することはできない。
近距離パワー型のスタンドであるため
スタンドの像は本体から数m程度しか離れられないが
その代わりにスピードとパワーに優れる。
内面に潜む狂気と独占欲が具現化したスタンドであるため非常に凶暴で攻撃的である。
このスタンドは『もう止められない想い』を表している。
A─超スゴイ B─スゴイ C─人間並 D─ニガテ E─超ニガテ
☆
206
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:42:06 ID:5uhaBOzw
─公園─
善子「はあ……はあ……」
善子「ここまで来れば大丈夫かしら……」
かもめ「うん……でも追いかけてくると思う」
善子「ええ、そうね」
善子「でもここはさっきの場所より広いから戦いやすいはずよ」
207
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:43:05 ID:5uhaBOzw
善子「問題は穂乃果さんのスタンドの強さね」
善子「射程距離は短いけどパワーもスピードも圧倒的」
善子「しかも触られると消される可能性があるわ」
善子「正面から戦って勝てる相手じゃなさそうね」
善子「なにか作戦を立てないと」
かもめ「うん……」
208
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:43:36 ID:5uhaBOzw
???「お二人さん、ちょっといい?」
かもめ「誰でしょうか?」
善子「……なにかしら?」
209
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:44:08 ID:5uhaBOzw
???「ああ、その子が海未ちゃんとことりちゃんか……似てるなあ」
かもめ「!?」
善子「!? 何か知っているの!?」
???「うん、知ってるよ」
???「ウチは東條希」
希「海未ちゃんとことりちゃんの友達だからね」
210
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:44:46 ID:5uhaBOzw
善子「東條……希……?」
善子「おかしいわね……希さんは穂乃果さんに捕まったって聞いているわ」
かもめ「ええ、そのはずです」
希「うん、それは『この世界の』ウチやね」
善子「この世界……?」
かもめ「どういうことでしょうか……?」
211
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:45:24 ID:5uhaBOzw
希「二人は何か『おかしい』と思ったことはなかった?」
善子「おかしいと思ったこと……?」
かもめ「おかしいと思ったこと……」
善子「しいて言えばかもめのことくらいかしら?」
212
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:45:57 ID:5uhaBOzw
善子「なぜ内浦にいたのか、そしてなぜ二人の人間がくっついてしまったのか」
希「うん、それもなんだけど……まだあるんやない?」
かもめ「ほかにも……?」
213
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:46:28 ID:5uhaBOzw
善子「……」
かもめ「……」
善子「……ダメね、分からないわ」
かもめ「私も……」
希「そっかぁ……」
214
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:46:59 ID:5uhaBOzw
希「それじゃあ、教えてあげるね」
希「μ'sはいつ有名になったか知ってる?」
善子「……え?」
215
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:47:34 ID:5uhaBOzw
善子「μ'sが有名になった時期……?」
希「うん」
善子「それは……私たちが高校でスクールアイドルを始めるよりも前」
善子「いまから『数年前』ね」
善子「3月くらいだったと思うわ」
216
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:48:05 ID:5uhaBOzw
希「でも、にこっちも絵里ちも音ノ木坂にいたよね?」
希「穂乃果ちゃんもことりちゃんも海未ちゃんも含め、みんな高校生だった」
善子「え?」
かもめ「!?」
217
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:49:25 ID:5uhaBOzw
希「誰もが知っている伝説のスクールアイドルμ's……」
希「数年前に解散したはずのμ'sが高校生なはずないやん」
善子「……どういうこと? 何が起こってるの?」
善子「たしかに私たちは、音ノ木坂で高校生の絵里さんやにこさんを見た」
善子「ここにいるかもめだって高校生よ」
善子「どうなってるのよ」
218
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:50:03 ID:5uhaBOzw
希「単刀直入にいうね、善子ちゃん」
善子「ヨハネ!」
希「ヨハネちゃん……なんか呼びづらいなあ」
希「ヨハちゃんでいいか」
219
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:50:35 ID:5uhaBOzw
希「ヨハちゃん、この世界がこうなってしまったのは」
希「あなたが原因なの」
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