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善子「運命の引力」
220
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:51:08 ID:5uhaBOzw
善子「私の……せい……?」
希「そう、ヨハちゃんのせい」
かもめ「話が見えてきません……どういうことなのですか?」
221
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:51:39 ID:5uhaBOzw
希「かもめちゃん……」
希「かもめちゃんがくっついちゃったのも、内浦にいたのも、ヨハちゃんが原因なんよ?」
かもめ「え?」
222
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:52:09 ID:5uhaBOzw
善子「私、何もしてないわよ!」
希「本当? 怪しい儀式とかしなかった?」
善子「するわけな…………しました」
希「それです」
かもめ「え」
223
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:52:41 ID:5uhaBOzw
かもめ「……何をしたの?」
善子「リトルデーモンを召喚しようと……」
希「それが原因でこうなってるんよ?」
224
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:53:13 ID:5uhaBOzw
かもめ「でも待ってください! なぜ私は内浦にいたのですか!」
かもめ「なぜ私は二人の人間がくっついてしまったのですか!」
希「それを説明するには、かもめちゃんに過去のことを思い出してもらわないとあかんなあ」
かもめ「過去のこと……?」
希「うん」
225
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:53:46 ID:5uhaBOzw
希「実はさっきから何か思い出しそうになってるんやない?」
善子「!? そうなの!?」
かもめ「うん……」
かもめ「この公園に来てからずっと、何かを思い出しそう」
希「それはきっとこの公園が海未ちゃんとことりちゃんにとって大切な場所だったから」
希「この場所での大切な記憶があるから」
希「きっと思い出せるよ」
かもめ「う……うぅ……」
かもめ「うぁぁあぁあああぁぁぁあああああああ!!!!!!」
────────
────
──
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:54:27 ID:5uhaBOzw
─過去・幼き日─
ことり・海未「ええっ!?」
穂乃果「登ってみようよ!」
海未「無理です……こんな大きな木!」
海未「うええーん!!怖いよぉぉ……」
海未・ことり「わぁ……」
────────
────
──
227
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:54:59 ID:5uhaBOzw
穂乃果「今度はことりちゃんが鬼ぃー!」
ことり「くやしいー!」
穂乃果「逃げろー!!」
穂乃果「あっ!」
海未「うぅ……」
穂乃果「みぃーつけた!!」
穂乃果「次、あなた鬼だよ!」
穂乃果「一緒にあそぼ!!」
────────
────
──
228
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:55:33 ID:5uhaBOzw
ことり「やっぱり無理だよ……帰ろう」
穂乃果「次こそできる!」
穂乃果「たぁぁぁぁーーーーーー!!!!」
────────
────
──
229
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:56:04 ID:5uhaBOzw
かもめ「…………はっ!!」
希「どう? 思い出せた?」
かもめ「はい、この公園は私たちが幼いころによく遊んでいた公園です」
かもめ「私たちにとってこの公園はとても大切な場所です」
希「ふむふむ、どうやら思い出せたようだね」
230
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:56:35 ID:5uhaBOzw
希「それじゃあ、説明してもらおうかな」
善子「説明?」
希「うん、こうなってしまうまでに何が起こったのか……」
かもめ「はい……きっかけはことりの留学の話をしていたときです」
────────
────
──
231
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:57:10 ID:5uhaBOzw
─過去─
海未「突然ですが、ことりが留学することになりました」
海未「2週間後に日本を発ちます」
一同「え……?」
ことり「前から服飾の勉強をしたいって思ってて……」
絵里「行ったきり戻って来ないのね?」
ことり「高校を卒業するまでは……たぶん」
232
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:57:55 ID:5uhaBOzw
穂乃果「どうして……言ってくれなかったの?」
海未「それは……学園祭があったから」
穂乃果「海未ちゃんは知ってたんだ……」
海未「……」
穂乃果「どうして……」
ことり「それは……」
233
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:58:34 ID:5uhaBOzw
穂乃果「ことりちゃんは穂乃果のこと信じてないんだ……」
ことり「え……?」
穂乃果「穂乃果はことりちゃんのこと信じてたのに」
穂乃果「ことりちゃんは穂乃果のこと信じてないんだね……」
穂乃果「だから海未ちゃんには相談したのに穂乃果にはしてくれなかったんだ」
ことり「違うよ……穂乃果ちゃん」
穂乃果「じゃあなんで!! なんで穂乃果に相談してくれなかったの!!」
234
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:59:19 ID:5uhaBOzw
海未「穂乃果、ことりは……」
穂乃果「海未ちゃんは黙ってて!」
穂乃果「私は3人ずっと一緒にやってきた大切な友達だと思ってた!」
穂乃果「固い絆で結ばれてると思ってた!」
穂乃果「でも! そう思ってたのは穂乃果だけだった!」
穂乃果「悲しいよ……悲しいよこんなの!!」ダッ
海未「どこに行くのですか穂乃果!!」
ことり「穂乃果ちゃん……」
────────
────
──
235
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 18:59:52 ID:5uhaBOzw
ことり「穂乃果ちゃん……」
海未「ことり、穂乃果の家に行ってちゃんと説明しましょう」
海未「ことりが穂乃果に一番に相談したかったこと」
海未「ことりが穂乃果のことを信じているということ」
海未「穂乃果ならちゃんと聞いてくれるはずです」
ことり「うん……」
────────
────
──
236
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:00:25 ID:5uhaBOzw
穂乃果「ことりちゃん……」
穂乃果「なんで穂乃果に教えてくれなかったのかな」
穂乃果「穂乃果のこと嫌いになっちゃったのかな」
穂乃果「こんなの悲しいよ……」
穂乃果「穂乃果に悪いところがあったから?」
237
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:01:08 ID:5uhaBOzw
穂乃果「……違うよね?」
穂乃果「ことりちゃんが悪いんだよ」
穂乃果「ことりちゃんが穂乃果のこと信じてくれないから」
穂乃果「ことりちゃんは海未ちゃんのことは信じてるのに穂乃果のことは信じてくれてないんだ」
穂乃果「海未ちゃんも海未ちゃんだよ」
穂乃果「海未ちゃんも穂乃果のこと信じてないから教えてくれなかったんだ」
238
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:01:42 ID:5uhaBOzw
穂乃果「憎いよ……3人いつも一緒で大切な友達だと思ってたのに」
穂乃果「本当は穂乃果のこと嫌いだったなんて」
穂乃果「悲しいよ……憎いよ……」
穂乃果「穂乃果は二人のこと信じてたのに」
穂乃果「穂乃果の気持ちを裏切った」
穂乃果「海未ちゃんとことりちゃんは穂乃果のこと裏切ったんだ!!」
239
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:02:15 ID:5uhaBOzw
穂乃果「大好きな二人を閉じ込めたい」
穂乃果「二人のこと大好きだから憎いんだよ」
穂乃果「悲しいよ」
穂乃果「3人でいつまでも一緒にいたい」
穂乃果「ふふっ、どうしたらいいのかな?」
穂乃果「3人で一緒にいるにはどうしたらいいのかな?」
穂乃果「ふふふっ」
240
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:02:47 ID:5uhaBOzw
穂乃果「穂乃果、ことりちゃんのことも海未ちゃんのことも大好きだもん」
穂乃果「二人をどこにも逃がしたくない」
穂乃果「ことりちゃん海未ちゃん待っててね、必ず捕まえてあげるから」
穂乃果「ふふっ、穂乃果は二人のこと信じてるから」
穂乃果「もう穂乃果の想いは止められないよ」
241
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:03:17 ID:5uhaBOzw
『ワタシ ガ チカラ ヲ 貸シテ アゲル』
穂乃果「誰?」
『ワタシ ハ ノーイグジットオリオン』
『出口ノ ナイ オリオン座』
242
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:03:55 ID:5uhaBOzw
穂乃果「……オリオン座って冬の星座だよね?」
『ワタシ ハ アナタ ノ ココロ』
『アナタ ニ チカラ ヲ 貸シテ アゲル』
穂乃果「分かったよ……よろしくね、ノーイグジットオリオン」
────────
────
──
243
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:04:27 ID:5uhaBOzw
─穂乃果の家─
海未「穂乃果、入りますよ」
ドア ガラララ
穂乃果「……何?」
海未「ことりのことで……」
ことり「……」
244
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:05:13 ID:5uhaBOzw
穂乃果「ねえ、海未ちゃん、ことりちゃん」
海未「何でしょうか」
穂乃果「穂乃果のこと、好き?」
海未「何を急に言っているのですか」
穂乃果「嫌いなんだ」
245
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:05:59 ID:5uhaBOzw
穂乃果「穂乃果はね、二人のこと大好きだよ……」
穂乃果「どこかに閉じ込めたいくらいにね」
穂乃果「ノーイグジットオリオンッ!!!!」
『無駄ァァ!!!!』
海未「え?」
穂乃果「二人を閉じ込めて!!!!」
246
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:06:37 ID:5uhaBOzw
海未(急にどうしたのでしょうか……)
海未(しかし、何かがおかしい)
海未(何か危険な気がします!)
海未「ことり! 下がってください!!」
ことり「え?」
247
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:07:27 ID:5uhaBOzw
穂乃果「やっぱりことりちゃんのことを守ろうとする」
穂乃果「二人は信じあってるのに穂乃果のことは信じてない!!」
穂乃果「どうして信じてくれないの!!」
『無駄ァァ!!!!』
海未はとっさに座布団を前に突き出す
スタンドが見えていたわけではない
本能的に身を守ったとでもいうのだろうか
ガオン!!!!
座布団は突然どこかへ消えてしまった
248
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:08:05 ID:5uhaBOzw
ことり「!?」
海未「!?」
海未「座布団が突然……消えた?」
海未「穂乃果、何をしたのですか!」
穂乃果「穂乃果のスタンド、ノーイグジットオリオンはね……触ったものを閉じ込めちゃうんだよ?」
穂乃果「これで三人でずっと一緒にいられるよ」
海未「穂乃果! 何を言っているのですか!!」
249
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:08:37 ID:5uhaBOzw
海未(何かおかしい……ことりを連れて逃げなければ!!)
穂乃果「ずっと一緒だよ! 海未ちゃん! ことりちゃん!」
『無駄ァァ!!!!』
ガオン!!!!
250
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:09:16 ID:5uhaBOzw
穂乃果「……あれ? 『捕まえてない』のに……消えた?」
穂乃果「どこに行っちゃったの?」
穂乃果「ことりちゃん、海未ちゃん、どこ?」
────────
────
──
251
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:09:47 ID:5uhaBOzw
─現在─
かもめ「…………そして気がつけば、私は内浦にいたのです」
善子「なるほど……でも、なぜ内浦にいたの?」
希「そこからはウチが説明するね」
252
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:10:18 ID:5uhaBOzw
希「簡単にいうとヨハちゃんが変な儀式をしたせいで二人は内浦に飛ばされてしもうたんよ」
希「偶然にもギリギリのタイミングでね」
希「でも、問題はそれだけではなかった」
253
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:10:58 ID:5uhaBOzw
希「人と人には引力があるんよ」
希「星と星が引力で引かれ合うように」
希「人と人にも引力があって、引かれ合って、そして出会う」
希「人は運命に引っ張られるんよ」
254
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:11:32 ID:5uhaBOzw
善子「それとこれと何の関係が?」
希「ヨハちゃんたちがμ'sのメンバーと引かれ合って出会ったように」
希「かもめちゃんと出会ったように」
希「世界と世界が引かれ合った」
善子「え?」
255
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:12:09 ID:5uhaBOzw
希「ヨハちゃんが本来、引かれ合うはずのない平行世界をくっつけてしもうたんよ」
善子「平行世界?」
希「うん、パラレルワールド」
希「そして、くっついた平行世界は元の形を保ちながらもバラバラにくっついた」
256
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:12:45 ID:5uhaBOzw
希「『ことりちゃんが留学騒動でいなくなりかける前の世界』と」
希「『μ'sが伝説になり、そしてAqoursが発足され活動するも廃校を阻止できなかった世界』」
希「この二つの世界がくっついてしまった」
希「ヨハちゃんのせいでね」
257
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:13:19 ID:5uhaBOzw
希「だから『解散する前のμ'sが高校にいる』のに『もうすでに伝説になった後のμ'sがいる』という奇妙な状況になった」
希「それにことりちゃんの留学騒動の時期は夏ごろ、浦の星の廃校決定は数年後の秋ごろだよね?」
希「こんなふうにバラバラにくっついてしもうてるんよ」
希「でも、それをみんなおかしいとは思わない」
希「だってそれが『この世界』となったのだから」
善子「そんな……」
────────
────
──
258
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:13:59 ID:5uhaBOzw
─あのとき─
善子「クックックッ……今日もやるわよ」
善子「いでよリトルデーモン!」
善子「……まあ、なにも起きないわよね」
善子(不思議な力で引かれ合って、運命的な導きで出会う)
善子(本当にそういうことってないのかな……)
善子(本当はそんなものないって分かってる……)
善子(でも、そういう力だってあるって……心のどこかで信じたっていいじゃない……)
────────
────
──
259
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:14:55 ID:5uhaBOzw
希「ヨハちゃんが願ったから、こんなぐちゃぐちゃな世界になったんよ」
善子「そんな……」
希「そしてギリギリのタイミングで呼び寄せられた海未ちゃんとことりちゃんはくっついてかもめちゃんになり内浦へ」
希「別々にあった平行世界は元の形を保ちつつバラバラにくっついて複雑な形になった」
希「これが今回の事件の発端、そして真相なんよ」
善子「もう……なんて言ったらいいか分からないわ……」
260
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:15:25 ID:5uhaBOzw
かもめ「では、このスタンドは?」
希「それは穂乃果ちゃんが原因やな」
希「ウチにスタンド能力はないから見えないけど」
希「穂乃果ちゃんの憎悪の気持ちがスタンドを生み出し」
希「そして、海未ちゃんとことりちゃんに影響を与え」
希「ヨハちゃんたちに影響を及ぼした」
希「影響を受けた人間はスタンド能力に目覚める」
希「そういうわけやね」
261
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:15:56 ID:5uhaBOzw
善子「……私はどうしたらいいの?」
希「なにもできないよ」
希「ウチがなんとかする」
希「世界の修復もするし、かもめちゃんも元に戻す」
希「でも、この世界はこの世界で平行世界のひとつとなって存在し続けるよ」
善子「……」
262
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:16:31 ID:5uhaBOzw
希「もうすぐ穂乃果ちゃんが追いかけてくるよ」
希「スタンド使いを止められるのはスタンド使いだけ」
希「だから二人とも」
希「穂乃果ちゃんを説得しながら戦ってね」
善子「ええ、そうね……それが私にできること」
かもめ「分かりました……」
────────
────
──
263
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:17:05 ID:5uhaBOzw
穂乃果「……来たよ」
かもめ「……」
善子「……」
穂乃果「そこのお姉さんは……希ちゃん?」
穂乃果「希ちゃんは穂乃果が捕まえてるのに」
264
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:17:35 ID:5uhaBOzw
希「いやぁ〜高校生の穂乃果ちゃん懐かしいなぁ」
希「ウチは平行世界の東條希」
希「よろしくね」
265
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:18:07 ID:5uhaBOzw
希「穂乃果ちゃん、この世界のウチや他のみんなを捕まえたのも穂乃果ちゃんだよね?」
穂乃果「うん……」
穂乃果「最初は希ちゃん……私を心配してやってきてくれたから捕まえた」
穂乃果「次にやってきた凛ちゃん、花陽ちゃん、真姫ちゃんもね」
266
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:18:41 ID:5uhaBOzw
穂乃果「もうどうしたらいいか分からなかった」
穂乃果「みんな穂乃果にとって大切な人……」
穂乃果「だからみんな捕まえて閉じ込めた」
穂乃果「もう止められないよ」
希「これはかなりまずいね……話が通じる状態じゃなさそう」
希「かもめちゃん、ヨハちゃん、気をつけて戦ってね」
267
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:19:26 ID:5uhaBOzw
かもめ「……」
穂乃果「……」
善子「……」
かもめ「アネモネハート!!!!」
『オラァ!!!!』
穂乃果「ノーイグジットオリオン!!!!」
『無駄ァ!!!!』
『オラオラオラオラオラオラオラァ!!!!』ドゴドゴォォォ!!!
『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!!!』ドゴドゴォォォ!!!
268
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:20:00 ID:5uhaBOzw
『無駄ァ!!!』ドゴォ!!
かもめ「ぐっ……ッッ」
善子「かもめ!!」
善子「デイドリームウォリアー!!」
『ギラン!!』
善子のスタンドは遠くからかもめをつかみ引っ張って穂乃果から距離を取らせた
穂乃果「さすが遠距離タイプのスタンドだね」
穂乃果「追いかけなきゃ穂乃果のスタンドは届かないよ」
269
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:20:53 ID:5uhaBOzw
希「穂乃果ちゃんのスタンドは、穂乃果ちゃんの内面の狂気、独占欲が形になったスタンド」
希「だからすごく攻撃的で強いんよ」
希「対するかもめちゃんのスタンドは二人の想いを具現化させたスタンド」
希「ことりちゃんの秘められた想いと海未ちゃんの背中を押す気持ち……」
270
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:21:27 ID:5uhaBOzw
希「むき出しになった止められない想いと秘められた強い想い」
希「暴走する攻撃的なスタンドと癒しを与える守りのスタンド」
希「ある種、正反対ともいえる二つのスタンド……」
希「ウチにはどうすることもできないけど……本来なら中立の立場でありたいけど」
希「ここはかもめちゃんの肩を持ちたいかな……」
271
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:22:00 ID:5uhaBOzw
穂乃果「穂乃果のスタンドは近距離タイプだけどかもめちゃんのスタンドもそれは同じ」
穂乃果「近づかなければ戦えないのは同じ」
穂乃果「ここは穂乃果のほうから近づいちゃうよ!」ダッ
272
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:22:33 ID:5uhaBOzw
善子「来るわよ! パワーもスピードもあっちのほうが上……近づかれれば不利だわ」
善子「ここは私に任せて!!」
善子「デイドリームウォリアー!!」
シュバババッ
穂乃果「善子ちゃんのスタンドがこっちに来たね!」
273
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:23:08 ID:5uhaBOzw
『ギラン!!』シャキンッ
『無駄ァァ!!!!』ドゴォォ!!
バリンッ!!
穂乃果のスタンドは攻撃を回避すると善子のスタンドの剣を横から殴ってへし折った
善子「そんな!」
穂乃果「反撃だよ!」
『無駄ァァ!!!!』ドゴォォォ!!!!
善子「ぐっ!!」
攻撃を避けきれず善子は吹き飛ばされてしまう!!
かもめ「善子ちゃん!!」
274
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:23:46 ID:5uhaBOzw
穂乃果「それにさっきはああやって言ったけど」
穂乃果「穂乃果のスタンドは力が強いから物を投げて遠距離攻撃もできるんだよ!!」
『無駄ァ!!』
そう言うと穂乃果のスタンドはすぐ近くにあったゴミ箱を投げた
善子「防いで! デイドリームウォリアー!!」
『ギラン!!』シャキンッ
剣で切り裂き攻撃を防ぎ、飛んできたゴミ箱は真っ二つに割れた
275
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:24:54 ID:5uhaBOzw
どこで拾ったのだろうか
ゴミ箱の後ろから放り投げられた電気スタンドが飛んできていた!
善子「くっ!! これが本当のスタンド攻撃!!」
善子「防いで!!」
『ギラン!!』シャキンッ
善子「……あれ? 穂乃果さんは!?」
穂乃果「ここだよ! 射程距離に入ったよ!」
276
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:25:57 ID:5uhaBOzw
善子「!? しまったゴミ箱と電気スタンドに気を取られて接近に気が付かなかった!!」
穂乃果「じゃあ、善子ちゃんも捕まえちゃうね!!」
善子「くっ!! かもめ!! 絶対に勝ちなさい!! 想いを伝えるのよ!!」
ガオン!!!!
かもめ「善子ちゃん……ッ」
穂乃果「善子ちゃんも捕まえたよ……」
穂乃果「これでかもめちゃんだけだね……」
277
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:26:36 ID:5uhaBOzw
かもめ(善子ちゃん……伝えるよ……穂乃果ちゃんに……)
かもめ(穂乃果ちゃんのこと信じてるって……大切な友達だって……)
かもめ「穂乃果ちゃん……聞いてほしいことがあるの」
穂乃果「ことりちゃんが出てきたんだね」
かもめ「近づくよ……そうしなきゃ伝えられないから」
穂乃果「近づいてきて……二人とも捕まえちゃうから……」
278
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:27:06 ID:5uhaBOzw
かもめ「穂乃果ちゃん……」
穂乃果「かもめちゃん……改めて近くで見ると本当に二人にそっくりだね」
かもめ「穂乃果ちゃん! 留学のこと……本当は穂乃果ちゃんに真っ先に伝えたかったんだよ!!」
穂乃果「なんで今さらそんなこと言うの……」
279
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:27:47 ID:5uhaBOzw
かもめ「本当は一番最初に伝えたかった!! 穂乃果ちゃんは一番の友達だから!!」
穂乃果「じゃあなんで!! そうしてくれなかったの!!」
『無駄ァ!!』ドゴォォォ!!
『オラァ!!』ドゴォォォ!!
280
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:28:21 ID:5uhaBOzw
かもめ「それは……穂乃果ちゃんはずっとラブライブ!に夢中で……」
『オラァァ!!』ドゴォ
穂乃果「そんな言い訳聞きたくないよ!!」
『無駄無駄ァァ!!無駄だよっ!!』ドゴドゴォォ
かもめ「ぐはっ!!」
穂乃果「穂乃果の悲しみはこんなものじゃないよ!」
穂乃果「二人のこと信じてたのに!!」
『無駄だよ!! 二人のこと信じてたのに裏切ったから!!』
281
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:28:52 ID:5uhaBOzw
穂乃果「全部無駄だった……無駄なんだよ!!」
『無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァ!! 無駄ァァ!!!!』ドゴォ!!
かもめ「ぐっ……ッ!! かはっ……げほげほっ!」
かもめ(どうしたらいいの……どうしたら穂乃果ちゃんに想いが届くの……?)
282
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:30:00 ID:5uhaBOzw
海未(穂乃果……)
ことり(穂乃果ちゃん……)
穂乃果「これで終わりだよ! 捕まえてあげる!!」
かもめ「穂乃果ちゃん……この公園のこと覚えてる?」
穂乃果「公園……?」
穂乃果「この公園は……?」
283
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:30:43 ID:5uhaBOzw
ことり「この公園で三人で遊んだんだよ……」
海未「私と出会ったのもこの公園でしたね」
穂乃果「それがなんだって言うの……?」
ことり「穂乃果ちゃんが一番最初にできた友達だよ!」
ことり「一番大切な友達なの!」
ことり「だから一番に相談したかった!」
ことり「穂乃果ちゃんのこと一番信じてるから!!」
284
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:31:17 ID:5uhaBOzw
海未「穂乃果はいつも無茶してわがままばかりですが……」
海未「あなたは私たち二人では行くことができない場所に連れて行ってくれる」
海未「だから、あなたについてきて後悔したことなんてありません」
海未「穂乃果、私もことりと同じくらい穂乃果のこと信じています」
穂乃果「そんな……そんなの……」
『無駄……無駄だよ……』
285
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:31:54 ID:5uhaBOzw
ことり「穂乃果ちゃん!!」
海未「穂乃果……」
穂乃果「ぐっ……うぅ……」
『無駄……だよ……』
286
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:32:43 ID:5uhaBOzw
ことり「私……本当は自分の気持ち分かってた!」
ことり「穂乃果ちゃんたちとずっと一緒にいたい!!」
ことり「穂乃果ちゃんと一緒にスクールアイドルやりたいの!!」
穂乃果「!!!!」
『無駄……なんかじゃない……』
287
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:33:21 ID:5uhaBOzw
ことり「穂乃果ちゃん!! また一緒にスクールアイドルやろう!!」
ことり「もう自分の気持ちに嘘はつかないよ!!」
ことり「穂乃果ちゃんのこと大好きだから!!」
穂乃果「ことりちゃん……」
穂乃果「穂乃果も……」
穂乃果「穂乃果もことりちゃんと一緒にスクールアイドルやりたい!!」
穂乃果「ことりちゃんと、海未ちゃんと、μ'sのみんなと、一緒にいたい!!」
288
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:34:16 ID:5uhaBOzw
『……』
『……ようやく言えましたね』
『私はあなたの心』
『これで私の役目も終わりです』
穂乃果「ノーイグジットオリオン……」
289
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:35:05 ID:5uhaBOzw
『スタンド能力を解除して、捕まえた皆さんを解放します』
『皆さんのスタンドも消えることでしょう……』
穂乃果「お別れなんて、そんなの寂しいよ」
『大丈夫、私たちはあなたたちとともにあるから』
『さようなら……』
穂乃果「ありがとう……」
290
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:35:49 ID:5uhaBOzw
ダイヤ「……ようやく解放されましたわね」
善子「想いを伝えられたのね……かもめ」
にこ「おおっとっと……出てこれたわね」
絵里「ハラショー!」
291
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:36:33 ID:5uhaBOzw
凛「にゃ? ここはどこかにゃ?」
花陽「はあ、出られました」
真姫「ここはどこかしら?」
希「あれ? ここはいったい……」
千歌「ほぇ? 何が起こったの?」
梨子「これは……美少女たちの気配!!」
曜「千歌ちゃん!! 梨子ちゃん!! ヨーソロー!!」
292
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:37:05 ID:5uhaBOzw
かもめ「みなさん、解放されたみたいですね」
穂乃果「うん、後でみんなにちゃんと謝らないと」
平行世界の希「はあ、一時はどうなるかと思ったやん」
この世界の希「あれ? あそこにいるのは……ウチ?」
平行世界の希「おお、あれは高校生のころのウチやん」
293
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:37:52 ID:5uhaBOzw
─内浦─
ルビィ「う……うーん……」
ルビィ「あれ? 苦しくない……」
果南「ルビィ!! 大丈夫!?」
花丸「ルビィちゃんが起きたずら」
鞠莉「でもなんだか元気そうでーすネ!!」
ルビィ「うん……きっとお姉ちゃんたちのおかげだよ……」
ルビィ「ありがとう……お姉ちゃん……」
────────
────
──
294
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:38:29 ID:5uhaBOzw
ダイヤ「かもめさん、やったのですね」
かもめ「うん」
善子「よかったじゃない、かもめ」
希「そろそろ3人のスタンドも消えるんじゃないかな」
善子「……」
295
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:39:25 ID:5uhaBOzw
GH&S『ダイヤ……さようなら』
ダイヤ「ギャラクシーハイド&シーク……ありがとうございました」
デイドリ『我は堕天使……いつもあなたと共にある』
善子「ありがとう……デイドリームウォリアー」
アネモネハート『あなたと一緒にいられて……よかった』
かもめ「私もだよ……アネモネハート」
296
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:39:57 ID:5uhaBOzw
希「さあ、このあとはウチの仕事やね」
希「かもめちゃんを元に戻して、ちぐはぐ世界も元に戻すよ」
希「そして、この世界は平行世界の1つとして存在する」
かもめ「あの……」
希「何? かもめちゃん?」
297
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:40:32 ID:5uhaBOzw
かもめ「私が海未とことりに戻ったら……私はどうなってしまうのですか?」
善子「え……?」
かもめ「私という存在は、自我は……どこに行くのですか?」
希「……」
298
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:41:09 ID:5uhaBOzw
希「かもめちゃん……」
希「分かってると思うけどかもめちゃんは本来、存在しないはずの人間なんよ」
希「たしかにことりちゃんと海未ちゃんに戻ったら、かもめちゃんはいなくなってしまう」
かもめ「……」
299
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:41:42 ID:5uhaBOzw
かもめ「怖いよ……たしかにことりちゃんと海未ちゃんは私だよ……」
かもめ「でも、かもめはかもめ……」
かもめ「別の人間だよ」
善子「かもめ……」
300
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:42:13 ID:5uhaBOzw
希「そうやな……」
ダイヤ「希さん……なんとかならないのですか?」
希「うーん……」
希「ちょっと待っててな……」
希「……」
301
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:42:58 ID:5uhaBOzw
希「分かった、かもめちゃんが消えないようになんとかやってみる」
かもめ「ありがとう……」
善子「この世界は修復された後も続いていくのよね?」
善子「それなら、こういうのはどうかしら?」
────────
────
──
302
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:43:42 ID:5uhaBOzw
─どこかの世界─
ことり「聞いてほしかったよ! 穂乃果ちゃんには!! 一番に相談したかった!!」
穂乃果「ことりちゃん……」
ことりの留学問題解決後もμ'sは活躍し続け、伝説のスクールアイドルとなった
────────
────
──
303
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:44:15 ID:5uhaBOzw
─またどこかの世界─
善子「でもさ、本当にそういうのまったくないのかなって」
善子「運命とか見えない力とか」
善子「そんなとき、出会ったの」
善子「なにか見えない力で引き寄せられるようだった」
善子「これは絶対、偶然じゃなくて、なにかに導かれてるんだって、そう思った」
善子「不思議な力が働いたんだって」
梨子「ヨハネちゃん……」
少女たちは様々な経験を経て成長していく……
────────
────
──
304
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:44:57 ID:5uhaBOzw
─さらにどこかの平行世界─
(^8^)「かもめ、海未ちゃんが帰ってくるのをお母さんと待ってようね」
/cV ^ 8 ^V「うん、ことりお母さん!」
/cVσ 8 σV「まだかなぁ」
/cVσ _VσV「ただいま帰りましたよ。ことり、かもめ」
/cV ^ 8 ^V「あ、海未お母さん! おかえり!!」
/cVσ _VσV「かもめ、今日もいい子にしてましたか?」
/cV ^ 8 ^V「うん!」
────────
────
──
305
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:45:44 ID:5uhaBOzw
─そして─
善子「あれから希さんが世界を修復したわ」
善子「それぞれ元に戻った世界で元の生活をしているはずよ」
善子「そして、この世界はこの世界で修復されて存続している」
善子「スタンド能力もなくなってしまった」
善子「でも一つ変わったことがある……」
善子「それは……」
306
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:46:18 ID:5uhaBOzw
先生(女教師)「みんな。今日は転校生がいるぞ」
先生「入ってきて」
かもめ「園田かもめです。よろしくお願いします」
307
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:47:19 ID:5uhaBOzw
善子「希さんの配慮でかもめという存在と自我はこの世界に残った」
善子「もちろん元となったことりさんと海未さんもいる」
善子「つまり別の人間として存在している」
善子「頑張って戦ってくれたかもめにお礼だと希さんは粋な計らいをしてくれた」
善子「あの希さんはいったい何者なのかしら」
308
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:48:15 ID:5uhaBOzw
かもめ「ときどき分からなくなるんだ」
かもめ「本当にこれでよかったのかなって」
かもめ「本来いないはずの人間なのに」
善子「……よかったんじゃないかしら」
善子「気にしなくていいと思うわ」
善子「少なくとも私はあんたに出会えてよかったと思ってるわ」
かもめ「善子ちゃん……」
309
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:48:55 ID:5uhaBOzw
梨子「かもめちゃんって海未さんとことりさんがくっついて出来てたのよね……」
梨子「ハッ……百合かもめ」
善子「おい、レズ」
花丸「あれは放っておいていいずら」
かもめ「あ、あはは……」
310
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:49:54 ID:5uhaBOzw
千歌「それじゃあ、かもめちゃん」
千歌「今度こそ、ようこそ浦の星女学院へ!」
千歌「そして、ようこそAqoursへ!!」
千歌「これからはみんなで活動していこうね!」
かもめ「ありがとう千歌ちゃん」
311
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:50:34 ID:5uhaBOzw
ダイヤ「ようこそかもめさん」
果南「あれ? ダイヤ、このまえみたいに興奮しないの?」
果南「μ'sのメンバーと一緒ですわって」
ダイヤ「かもめさんはかもめさんですわ」
ダイヤ「だから、いいんですのよ」
果南「ふーん……」
312
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:51:44 ID:5uhaBOzw
曜「あ、でもそろそろ来るころじゃない?」
千歌「あぁ、うん。そうだね!」
千歌「すっごく楽しみだよ!」
ダイヤ「どなたかいらっしゃるのですか?」
ダイヤ「私は何も聞いていませんわよ?」
ルビィ「ルビィも」
鞠莉「ワオ! サプライズですか?」
313
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:52:14 ID:5uhaBOzw
千歌「うん、実は……」
穂乃果「おまたせー!!」
ことり「穂乃果ちゃん早いよぉ」
海未「まったく穂乃果は」
千歌「μ'sの皆さんに連絡してみたら来てくれるって」
ダイヤ「ぴぎゃぁぁぁぁあぁあああ!!!」
ルビィ「ピギィィィィィイィイイイ!!!」
314
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:52:49 ID:5uhaBOzw
曜「ほら、ルビィちゃんたちは会えなかったでしょ?」
曜「だから、この世界の大人になった穂乃果さんたちに来てもらいました!」
ルビィ「ふぇぇぇ」
花陽「あなたがルビィちゃんだね!」
花陽「いつも応援してるよ!」
ルビィ「か、感激です……」
花陽「ぴゃああああ本物のルビィちゃんだよぉ!!」
315
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:53:20 ID:5uhaBOzw
海未「あなたがかもめですか」
ことり「本当にことりたちにそっくりだね」
かもめ「あなたたちのおかげで私は今ここにいます」
かもめ「ありがとう……」
────────
────
──
316
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:53:52 ID:5uhaBOzw
3年生脱退後、かもめを入れた新生Aqoursの活動により
浦の星女学院はスクールアイドルの強豪校となり
奇跡的に廃校問題を解決し存続することとなった
317
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:55:03 ID:5uhaBOzw
そして、函館でスクールアイドルをする理亞と良きライバルとなり
お互い切磋琢磨する関係となる
これが、この世界線
でもそれはまた別のお話
318
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:56:10 ID:5uhaBOzw
善子「人と人は見えない力で引き寄せられる」
善子「不思議な力で」
善子「星と星が引力で引かれ合うように」
善子「私たちはかもめと、μ'sと、そしてAqoursのみんなと出会った……」
319
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/03/31(日) 19:56:41 ID:5uhaBOzw
善子「この素敵な出会いに感謝を……」
おわり
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