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男「モテる代わりに難聴で鈍感なキミたちへ告ぐ 〆!」

143以下、名無しが深夜にお送りします:2016/12/25(日) 21:31:02 ID:bzqcn80M
転校生「あんたとわかり合える気なんてしない! あの二人に何をしたのよ、言ってっ!」

転校生(胸倉を掴んで怒鳴っても平然と名無しは笑っているばかり。一瞬でも同情を掛けようとした自分がバカらしくなる嘲笑だった)

名無し「その顔が最高に良いwwwwwwww」

転校生「っー! お、男は何があってもここに来ないわよ、あんたの企みなんてお見通しだわ!!」

名無し「やー、ウソは汚いな。オレの目は何処にでもあって、常にアイツを見張れるんだ……そら、もう建物の中に入って来たぞ」

転校生(出鱈目と思えないそいつの目線は、恐らく本当に来てしまった見えない男の姿を追っていた。手の力が抜けて、軽々振り払われると)

名無し「お前には何もするつもりはないよ。大切な観察者なんだから」

転校生「もうやめて……お願いよ」

名無し「お前が“監視”し、オレが“監督”することで全て達成される。何が過程だ? 結果さえ残ればオレたちは解放される……」

名無し「男という一匹の人間が作った呪いから……本望だろう? オレもお前も、煩わしい死神にとっても」

転校生「…… (言い返す気力が沸いてこない。名無しは自らが背負った役目をただ果たそうとしている。その点だけ見れば誰よりも正しいわ)」

転校生(私は、アイツと一緒に横道を逸れて行きすぎた。永遠に続きそうな、ぬるま湯に浸かったままの今に甘えていたいと思った。終わるのが怖くて)

転校生(これは男と私たちの幸せな日常を満喫する物語じゃない。初めから非日常だった。終止符を打たなきゃいけない、“死”って、重い終わりを。男に――)

名無し「…………転校生、何のつもりだ? この手を離してくれよ」

転校生「……自分がこの世界の神さまにでもなった気でいるの、あんた?」


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