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Q.O.F.F - はるかなる願い -
47
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/16(日) 17:00:11 ID:7NOjV2q.
男「知らぬ仲じゃなし、俺達も話を聞きに行かせてもらおう」
留学生「…そうだね! 格闘妖精のあんな雰囲気見たことないし…」
後輩「確かに…尋常じゃないですよね」
巫女「ええ。急ぎましょう」
上京息子「急にあんな叫んでどしたんだかなぁ」
48
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/16(日) 17:13:05 ID:7NOjV2q.
――――
格闘妖精「どうしてだ!何の理由があってそんなこと願った!」
ウェイトレスさん「必要なだけです
理由はそれで十分ですね」
格闘妖精「答えになってない!」
男(気になって来たが…格闘妖精が今にも暴れだしそうな勢いだ)
留先祖「…来たか。いや、来ると思っていた」
留学生「さっきから見てましたけど、
何か問題がありました?」
おおさま「それがな…。願いの内容によるものなのじゃ」
格闘妖精「駄目だぞ! 自分のことを忘れさせるなんてそんなの駄目だ!」
49
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/16(日) 17:15:58 ID:7NOjV2q.
留学生「……え?」
後輩「どういうことですか?」
ウェイトレスさん「…我が主の願いは私達に関する全ての記憶の消去。
終わりさえすればお互い赤の他人となるでしょう」
巫女「…何故、そのようなことを?」
ウェイトレスさん「必要だからです」
留学生「必要…ないじゃないですか、少なくとも、私は留先祖さん達を忘れたくなんてありません」
留先祖「私には必要…それだけだ」
男(必要の一点張りだ…)
男「
>>50
」
50
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/16(日) 17:42:45 ID:S48EpF4Y
うーん、何なんだろうか。俺に関わる幻想の人は俺との記憶を消しにかかるのが暗黙の了解か何かなのか?
幻想はそんなに俺の事が嫌いなんだろうか。そうだったらかなり凹むわー哀しいわー
(と、悲しみから巫女に寄りかかる振りをしつつ、小声で座敷わらしの分霊召喚をお願いする)
51
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 00:51:19 ID:GuHm9mCs
男「うーん、何なんだろうか。俺に関わる幻想の人は俺との記憶を消しにかかるのが暗黙の了解か何かなのか?」
男「幻想はそんなに俺の事が嫌いなんだろうか。そうだったらかなり凹むわー哀しいわー」
巫女「男…さん?」
ウェイトレスさん「…という態度には見えませんが?」
男「いや、本当だ。少なくともこのまま良いとは思ってない」
留学生「…そうだよ。 私が何か怒らせたり、失礼なことをしたのなら
教えて…ほしいな」
52
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 00:52:00 ID:GuHm9mCs
格闘妖精「このままさよならなんて嫌だぞ! …一緒に戦って、お前は楽しく無かったのか?」
男(巫女、座敷童をここに呼ぶ…召喚することって出来るか?)
巫女(え? …はい、座敷童さんが応えて頂けるかは分かりませんが)
男(可能なら頼みたい)
巫女(…分かりました。出来るだけの限りは尽くしますね)
式「…いつまでそうしてるおつもりですか」
巫女「え?」
式「男様もです。好い相手がいながら
なんと甲斐性のないことですか」
男(…妙な誤解を持たれた)
53
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 01:09:59 ID:GuHm9mCs
M.O.B2「うーん…
私は二人のことは知らないけどー」
M.O.B2「せめて何かしら理由を言わないとみんなは納得しないよー?
もちろん私もー」
留先祖「………理由か」
M.O.B2「そう。
必要ってどんな意味があって必要なのか
言わないとー」
留先祖「飽いた」
M.O.B2「…飽いた?」
留先祖「そう、飽いた。お前達との仲良しこよしは、存外疲れるものだ」
M.O.B2「は?」
54
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 01:12:49 ID:GuHm9mCs
留学生「そんな…」
留先祖「退屈はしなかった
だが、それ以上に面倒だ。うんざりするほどにな」
留先祖「留学生。お前とは特に会いたくなかった」
ウェイトレスさん「…」
留学生「あ…」
後輩「なんて言い方…!」
格闘妖精「ふざけんな! 留学生ん家に一緒に泊まってるだろ!」
留先祖「知らんな。 留学生が勝手にやったことに過ぎない」
男(…)
男「
>>55
」
55
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 08:28:10 ID:fyJWBNxI
やっぱり似てるな。俺からしてみれば、記憶の消去だって二番煎じだ
留先祖さん。実は前にも、そんな風に俺達の前から消えようとした大先輩が居たんですよ
それも少なくとも400年くらいは人の営みを見続けて来た幸福アドバイザーが、ね
で、留先祖さんには、そんな人生としても関わりの消去としても先輩である似た者な方と、ちょっとガールズトークに花を咲かせて頂きたいんですよ
と、そう言う訳で、よろしくお願いします(座敷童の方振り向き)。ロリ大婆様
56
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 11:10:10 ID:GuHm9mCs
男「やっぱり似てるな。俺からしてみれば、記憶の消去だって二番煎じだ」
留先祖「…ほう?」
男「留先祖さん。実は前にも、そんな風に俺達の前から消えようとした大先輩が居たんですよ
それも少なくとも400年くらいは人の営みを見続けて来た幸福アドバイザーが、ね」
留学生「…それって…」
男「で、留先祖さんには、そんな人生としても関わりの消去としても先輩である似た者な方と、ちょっとガールズトークに花を咲かせて頂きたいんですよ」
男「と、そう言う訳で、よろしくお願いします…ロリ大婆様」
57
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 11:12:03 ID:GuHm9mCs
「…お前さんには心眼でも付いておるのか?」
男「いや。来てくれるなら今かなと思っていた」
座敷童「くえぬ奴よ」
留学生「座敷童! どうしてここに?」
座敷童「なに、巫女がちょいとやってくれての、 身体を分けるような真似をしてたのでな。
面倒じゃったから直接来てやったわ」
おおさま「お主は何者じゃ?」
座敷童「儂は座敷童。ただの逝き遅れたしがない幽霊じゃ。 件、今は幸福アドバイザーらしい」
おおさま「不死の身でありながら正気を保っておるのは初めて見るのぅ」
座敷童「霊にも色々な輩もいるということじゃ。まぁ儂が特異であるのも自覚はしておるが」
58
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 11:41:31 ID:GuHm9mCs
座敷童「さて、留先祖といったか
お前さんは何をそんな急いておる」
留先祖「急いてはいない…。 が、これ以上の歪みは潰さねばならない」
座敷童「その口振りはなんじゃ。自らを歪みとでも表してるように聞こえるが?」
留先祖「肯定だ。
歪みというには相応しい言葉だろう」
座敷童「歪みだろうが僻みだろうがここに存在してはならないということはあるまいて」
留先祖「身勝手だ。大局的な物事をお前は見れていない」
座敷童「ああ身勝手じゃ。大局? 知ったことか、儂は指導者や神じゃあない」
59
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 11:42:38 ID:GuHm9mCs
座敷童「…あるおなごがおった」
座敷童「そやつは平凡。どこまでも平凡、平凡を体現したようなやつじゃった。
儂はそやつの反応が気に入ってな
半ば強引にそこに暮らし始めた」
ウェイトレスさん「なんてダイナミックな押し入りですか」
座敷童「あの頃は儂が見えてなかったからな。何もしなければ居ないのと同じじゃて」
座敷童「…まあ、ちと儂は特異な体質での。 儂が暮らす家は必ず福を呼ぶのじゃ」
留先祖「それはまた、大きく出たな」
座敷童「事実じゃ。信じるかはお前さん次第じゃがな」
60
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 11:45:19 ID:GuHm9mCs
座敷童「…思ったのじゃ。
儂が居れば幸福は必ず訪れる」
座敷童「しかし儂が与えた幸福は
そのおなごにとって本当に幸せなものだったのか?」
座敷童「本来手に入れるべきものを
儂が潰してしまったのではないかと…そう考えた頃もあった」
留学生「座敷童…」
男(おなごには見当は付いてる。きっと…)
座敷童「じゃが。今はもうそのようなことは考えてはおらん
こうしてあのおなごやお前さんに会ったのは、そうなる運命なのだと考えておる」
留先祖「その暮らしている女性がお前を蔑み、疎んじてもか?」
座敷童「ああ、受け入れよう。なるべくしてそうなったのだと」
61
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 11:52:48 ID:GuHm9mCs
座敷童「お前さんが歪みだと
不必要と言ってる輩はここにおるか?」
無色妖精「いません!」
格闘妖精「いない!」
留学生「ううん…歪み、だなんて思ってないよ。私も…みんなも」
座敷童「なら、わざわざ消えなくとも良い。歪みと思うなら歪みのままで良い。
己を否定することもない、お前さんを必要としている人はこんなにもおるのじゃからな」
62
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 12:16:57 ID:GuHm9mCs
留先祖「…」
留先祖「…物好きだな
広くを見ず個を見ようとする」
座敷童「個を見なければ広くも見えぬじゃろう? そう思わぬか、男」
男「
>>63
」
63
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 15:32:11 ID:fyJWBNxI
俺達の時代は、異端も個性みたいに考えるとこあるからな
多少変わっていても、利益が多く出る個人なら容認されたりするし
ただそれが集団になって度が過ぎると、危険視されやすくなったり……
ああ、でもこの国だっだら、魔法使いの存在が表沙汰になったらお祭り騒ぎにでもなりそうかなぁ
64
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 22:23:02 ID:GuHm9mCs
男「俺達の時代は、異端も個性みたいに考えるとこあるからな
多少変わっていても、利益が多く出る個人なら容認されたりするし
ただそれが集団になって度が過ぎると、危険視されやすくなったり……」
男「ああ、でもこの国だっだら、魔法使いの存在が表沙汰になったらお祭り騒ぎにでもなりそうかなぁ」
座敷童「おまけに妖精や儂のような霊が確実に存在すると知ったとならば…まあ色んな意味でとんでもないことにはなりそうだがの」
座敷童「だがそれが何だ
異端と言われともお前さんはあやつらと同じ人間じゃろう」
座敷童「お前さんも“地球に”住んでおるんだからの」
65
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/17(月) 22:23:53 ID:GuHm9mCs
留先祖「…」
留学生「…ふふっ」
座敷童「なんじゃ笑いよって」
留学生「ううん。なんでも
…留先祖さん」
留先祖「…何だ」
留学生「私は…私たちは留先祖さんを異端だなんて思いません。歪みだなんて言わせません」
留学生「だから…そんな悲しいこと、願わないでください。お願いします」
66
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/18(火) 00:04:55 ID:f6puJW9Q
留先祖「…わかった」
格闘妖精「!」
留学生「…! じゃあ!」
留先祖「どのみち。どちらかが折れなければ解決しないだろう」
座敷童「ふぅ…頑固者の説得は疲れるのう」
男「おう。まったくだ」
座敷童「儂を見て言うでないわ」
67
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/18(火) 00:08:11 ID:f6puJW9Q
留先祖「留学生、少し近寄ってくれるか」
留学生「え?」
留先祖「この国では仲直りの証として互いの手を握るそうじゃないか」
留学生「あはは、そんなのいいのに。…はい!こうですか?」スッ
留先祖「…ああ」ギュ
留先祖「…私も、もしかすればそういう生き方も選べたやもしれん」
留学生「選べた、じゃなくて選ぶんです。今さら魔法とか妖精とか、非現実には嫌というほど慣れました」
留先祖「そうか。…だが、私はお前達とは違う」
留学生「違うって?」
留学生「簡単なことだ
私は……魔女だ」
留学生「ぁ…ぇ?」ドサッ
68
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/18(火) 00:37:37 ID:f6puJW9Q
留先祖「魔女とは気紛れだ
自分の為なら誰であろうがその場で平気に嘘を吐ける」
男「留学生!!」
男(留学生が糸が切れた人形のように倒れた…?)
巫女「留学生さんに何をしたのですか!?」
留先祖「安心しろ。身体に大事はない
少し眠り続けるよう暗示を掛けただけだ。」
留先祖「…身勝手でもいいと言ったな。
ならば、そうさせてもらう」
座敷童「阿呆め、…限度はあろうが」
69
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/18(火) 00:46:39 ID:f6puJW9Q
おおさま「何をするつもりじゃ」
留先祖「私の願いに変更はない
だが、このままでは阻止される」
留先祖「ならば、一度反乱分子は排除せねばなるまい」
おおさま「我が国で大会以外での戦いは許さぬぞ」
留先祖「止めたければ来るがいい妖精の王。 この国の妖精がどうなっても良いのならばな」
おおさま「…!」
70
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/18(火) 00:48:13 ID:f6puJW9Q
留先祖「…初めに会ったのは
留学生に、お前だったな」
男「…」
留先祖「お前にも世話になった
だから、今ここを離れるなら追わん」
留先祖「だがそれでも前に立ちはだかるのならば…覚悟してもらう」
留先祖「留学生の番だろうが、容赦はせん」
男(…留先祖はやる気だ…)
男「
>>71
」
71
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/08/18(火) 09:10:55 ID:wR7hJu1I
そんな事を言いますが……留先祖さんなら俺達程度遠隔でいくらでも眠らせられた筈
それでも戦闘力の無い留学生だけをわざわざ眠らせたと言う事は、何か、彼女が関わる、特別な話があるんじゃないですか?
本当はそれを話したくても、留学生が居ると話せないからって、無意識にこうしたんじゃないんですか?
そう言った事があるのでしたら、いくらでもお聞きしますよ?
72
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/25(日) 12:19:50 ID:dOHgnEls
男「そんな事を言いますが……留先祖さんなら俺達程度遠隔でいくらでも眠らせられた筈」
留先祖「…」
男「それでも戦闘力の無い留学生だけをわざわざ眠らせたと言う事は、何か、彼女が関わる、特別な話があるんじゃないですか?」
男「本当はそれを話したくても、留学生が居ると話せないからって、無意識にこうしたんじゃないんですか?
そう言った事があるのでしたら、いくらでもお聞きしますよ?」
73
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/25(日) 12:21:17 ID:dOHgnEls
留先祖「……」
無色妖精「そう…なんですか?」
留先祖「…そう」
留先祖「…そうだ。
ああ、そうなのかもしれない…」
留先祖「こうすることは決めていた
…だが、誰かに理解してほしいなど……なんと未練がましいことか」
男「聞きますよ、いくらでも。
どんな事でも、何度だって」
男「俺だけじゃない。皆だって聞いてくれます。きっと、いや、絶対」
74
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/25(日) 12:22:36 ID:dOHgnEls
留先祖「だが…!
どうすれば良いというのだ…!」
巫女「何故です…?」
留先祖「話すことなどない…!
それが、どれ程の歴史を捻じ曲げることになるか…!」
留先祖「異物なんだ、私は!
この場に来て今いるこの私こそが!!」
座敷童「阿呆が! 勝手に決めるでないわ!」
座敷童「お主が異物なら、生に逆らい永らえ続けるてる儂はどうなる!?」
留先祖「それでもお前は歴史通りに
生きている!私とは違う!」
座敷童「む…!?」
75
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/25(日) 12:24:42 ID:dOHgnEls
留先祖「男…」
男「…!」
留先祖「お前には、感謝している
そんな言葉では表せないほどに」
男「…」
留先祖「お前が感付いているか、そうでないかは知らない。だが、私は決して口を開くことはない」
76
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/25(日) 12:30:23 ID:dOHgnEls
留先祖「これが最期だ。
次は言わない
私を思ってくれるなら、戦え。
そうでなくても、退いてくれ」
男「…………」
留先祖「安心しろ。元より留学生に害を与える気は毛頭ない」
無色妖精「…マスター…」
男「
>>77
」
77
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/31(土) 21:26:26 ID:bu3L3EsY
…………それでも、やっぱり。俺達は、貴女と戦うのも、絆や思い出を失うのも嫌です……だから。忘れなくても済みそうな方法……考えてみました
いえ。正確には”忘れても何とかなりそうな方法”ですか。それが実現出来るかはともかくとして
78
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/31(土) 22:40:25 ID:7TD8OsLM
男「…………それでも、やっぱり。俺達は、貴女と戦うのも、絆や思い出を失うのも嫌です……」
男「だから。忘れなくても済みそうな方法……考えてみました
いえ。正確には”忘れても何とかなりそうな方法”ですか。それが実現出来るかはともかくとして」
留先祖「無駄だ」
留先祖「何を成そうとは知らん
だが、お前が成せることなどたかが知れている」
男「…」
留先祖「もう…黙れ。
これ以上私を惑わせるな
………希望を持たせるな」
79
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/31(土) 22:41:25 ID:7TD8OsLM
ウェイトレスさん「…聞いてみては如何でしょう」
留先祖「…なに?」
ウェイトレスさん「賭けてみようと言いました。 貴方が思い込みで物事を言うのはらしくありません」
留先祖「だが真実だ。この者にどうにかできるものか」
ウェイトレスさん「世界には¨灯台もと暗し¨という言葉があります」
ウェイトレスさん「私達で出来ないことでも、この者達には出来ることもあります」
留先祖「お前は…それを信じていると」
ウェイトレスさん「可能性があるなら何事でも挑戦すべきではありませんか
…、普段の貴方ならば絶対にそうしていた」
留先祖「…」
80
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/10/31(土) 22:43:14 ID:7TD8OsLM
留先祖「………」
男「……」
留先祖「………一度だけだ」
男「…」
留先祖「一度だけ…聞こう」
男「…ありがとうございます」
留先祖「教えてくれ、お前はどうするつもりだ」
男「
>>81
」
81
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 03:42:05 ID:594inV8U
残念ながら、どうにか出来るのは”俺達”じゃなく、やっぱり留先祖さんの魔法の力なんですよ
それで、考えてみた方法ですが
・あらかじめ、こちらへの時限式の転送魔法を仕込んでおく
・留先祖さんが帰る為の魔法に、ここでの事を抜き取る魔法を追加してもらう
・こちらには、来られた瞬間に抜き取った記憶を再び与える魔法を用意してもらうか
留先祖さんの私物のどれかに思い出を封じておいて、留先祖さんが触れるか何かしたら思い出せる様なマジックアイテムをこちらに残してもらう
・こうすれば、向こうでは忘れていても、こちらでは思い出す事が出来る
という状況を作り出せると思うんですが、いかがでしょうか?
82
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 12:00:46 ID:W.e.1PrE
男「残念ながら、どうにか出来るのは”俺達”じゃなく、やっぱり留先祖さんの魔法の力なんですよ
それで、考えてみた方法ですが」
・あらかじめ、こちらへの時限式の転送魔法を仕込んでおく
・留先祖さんが帰る為の魔法に、ここでの事を抜き取る魔法を追加してもらう
・こちらには、来られた瞬間に抜き取った記憶を再び与える魔法を用意してもらうか
留先祖さんの私物のどれかに思い出を封じておいて、留先祖さんが触れるか何かしたら思い出せる様なマジックアイテムをこちらに残してもらう
男「こうすれば、向こうでは忘れていても、こちらでは思い出す事が出来る
という状況を作り出せると思うんですが、いかがでしょうか? 」
83
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 12:02:42 ID:W.e.1PrE
留先祖「…お前は、何故そこまで」
座敷童「こやつはそういう男じゃ。
けして、見過ごすことなどせん」
巫女「悩みがあれば必ず自ら助けにいく方ですから」
M.O.B2「みんながこうして出会えたのも。男くんのおかげだから」
後輩「先輩達と過ごした時間は短いけれど…わかります、先輩はそうなんだって」
格闘妖精「つまり、うじうじ悩むなってこと!」
84
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 12:04:57 ID:W.e.1PrE
留先祖「…」
留先祖「…妖精の王」
おおさま「なんじゃ」
留先祖「此度は騒がせてすまない
願いの取り消しは行えるか?」
おおさま「構わん…して、何を願うのじゃ?」
留先祖「この者にその権利を譲渡することはできるか?」
男「!」
おおさま「う…む?」
85
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 12:08:24 ID:W.e.1PrE
おおさま「叶えたい願いは無いのか?」
留先祖「私には叶えたい願いなど初めから無かった」
留先祖「これは、その彼への敬意と感謝の表しだ。
異存はあるか?」
ウェイトレスさん「留先祖様の意思は私の意思です。もとよりありません」
格闘妖精「ないぞ! 好きに使ってくれ!」
おおさま「無欲なことじゃ。
じゃが…魔女を満足させるほどのものを果たして用意出来るかと思えば怪しいものじゃ」
おおさま「その意思、尊重させてもらおう」
留先祖「ああ。 そうしてほしい」
86
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 12:59:33 ID:W.e.1PrE
おおさま「願いを譲渡させるとは
前代未聞なこと」
おおさま「おそらく、後にも先にも
これが初めてじゃ」
おおさま「大分離れてしまったが、話を戻してもよいか?」
留先祖「ああ、すまなかった」
おおさま「構わぬ。
して…男、そなたは想いを託された
そなたは何を願う?」
男「
>>87
」
87
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 14:12:18 ID:JG9arkuI
無色妖精。俺だけ願いを叶えるってのはフェアじゃなくって申し訳ないが……ここは留先祖さんの厚意に免じて叶えさせてくれるか?決して悪い願いにはしないから
88
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 15:33:45 ID:W.e.1PrE
男「無色妖精」
無色妖精「はい!」
男「俺だけ願いを叶えるってのはフェアじゃなくって申し訳ないが……ここは留先祖さんの厚意に免じて叶えさせてくれるか?決して悪い願いにはしないから」
無色妖精「…もちろんです
ここまでこれたのは、マスターのおかげです」
無色妖精「わたしのねがいは…またねがうことができるから」
無色妖精「マスターは…
どうかマスターのすきなことをおねがいしてください!」
男「…ありがとう、無色妖精」
無色妖精「こちらこそ…です!」
89
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 15:44:55 ID:W.e.1PrE
おおさま「すまぬ」
おおさま「本当なら、そこな妖精も
願いを叶えてやりたい」
おおさま「じゃが…そのようなことをすれば、次回から…またその次もと、同じことをされかねぬ」
おおさま「許してくりゃれ?」
無色妖精「いいえ…いいんです
たいかいで、まけたのはほんとうですから…えへへ」
無色妖精「でも、つぎはちゃんとゆうしょうして…ねがいをかなえてもらいます!」
格闘妖精「おう! その意気だぞ無色妖精!」
おおさま「うむ…その言葉、しかと覚えておこう」
90
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 15:48:05 ID:W.e.1PrE
男「………」
男「願いは…」
男「
>>91
」
91
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 16:00:24 ID:x4q.F54I
留先祖さんに危機が迫った時、時空だろうが隔たりだろうが越えて
また、みんなで助けに行ける様にしてほしい!
92
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 16:52:47 ID:W.e.1PrE
男「留先祖さんに危機が迫った時、時空だろうが隔たりだろうが越えて」
男「また、みんなで助けに行ける様にしてほしい!」
おおさま「…その願い、相違無いか?」
男「ない」
留先祖「お前は…本当にどこまでも…」
ウェイトレスさん「はい。どこまでも、ですよ」
留先祖「…参ったものだ
あの者がいると、調子を狂わせられる」
93
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 16:57:10 ID:W.e.1PrE
おおさま「確かに、聞き届けた」
おおさま「…願いは成就された。
身に危険が迫りしときは、必ずや
導いてくれるじゃろう」
後輩「…本当に? 何も変化が無かったような」
巫女「いえ…強い力を感じます。
男さんの願いは叶えられたのでしょう」
後輩「え…力ってなにが…」
格闘妖精「ぐわーって感じがする!」
無色妖精「はい! わたしはぶわーってきました!」
後輩「…ごめん、よくわからない」
おおさま「案ずることはない。
そなたもきっちりその中に入っているようじゃ」
後輩「あ…うん」
94
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 17:01:58 ID:W.e.1PrE
座敷童「よもや、儂にもそれに
入っているとは思ってなかったが」
式「みんな、とはここにいる全員ですか?」
おおさま「みんな、とはそこの者。
男が思い浮かべた全員を指している」
おおさま「知人なら、ここにおらずともその願いの範疇に入るじゃろう」
後輩「じゃあ、電波妖精も…」
M.O.B2「M.O.Bちゃんもー?」
おおさま「男の知り合いなれば、そうじゃろう」
M.O.B2「わー」
95
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 17:15:25 ID:W.e.1PrE
おおさま「大健闘じゃった」
おおさま「皆、よき戦じゃった
そのどれもが誇れるもので、心を奮わせた」
おおさま「戦い抜いた勇者に、参加した強者に惜しみ無い拍手を!」
おおさま「これにて、
Q.O.F.Fを閉幕とする!」
96
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 17:50:12 ID:JG9arkuI
俺にも熱い感動のパワーがぶわーっっと届いたぜ!
エピローグと、出来たら
>>1000
の願いもよろしくお願いいたします!!
97
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 18:16:56 ID:x4q.F54I
ワーワー!パチパチパチパチパチーー!!
大団円を迎えられて本当に良かったよー。ホッとした!
2年くらい続いたっけ?楽しませてくれてありがとう!!
98
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 19:43:41 ID:UPHG.oKo
超乙乙!
どんな安価でも丁寧に対応してくれてありがたかったよね〜。特に最後なんか殆ど長文安価だったのに根気よく付き合ってくれたし
99
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/01(日) 20:37:59 ID:ur/20mr2
最初は
>>11
さんとかだったんだっけ?w懐かしいなw
知り合いが呼ばれるって事は、あのバイク人間さんとかも来るのかな?w
100
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/02(月) 10:13:40 ID:Xa0I5mmQ
―――
―――
留先祖「――、―、」
男(留先祖が魔方陣を展開している…)
男「もう、ここを離れるつもりで?」
留先祖「ああ。この娘が目覚める前に終わらせておきたい」
男「せめて挨拶だけでも…俺だけじゃなく、皆にも」
留先祖「悪いがそこは譲歩できん」
留先祖「私物…と言ったな」
男「はい」
留先祖「残念ながら私物と言えるものはもう持ち合わせていない」
101
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/02(月) 10:14:40 ID:Xa0I5mmQ
留先祖「残しておけるものか…………ひとつだけあった」
男「ひとつ?」
留先祖「私物ではない。いや、物でもないが。
これ以上ない者だ、…そう思わないか?」
妖精「う?」
102
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/02(月) 10:15:37 ID:Xa0I5mmQ
留先祖「その妖精は
男に懐いてるようだ」
留先祖「仕掛けを施すには申し分ない」
男「ちょ」
留先祖「負荷を掛けるような真似はしない。信頼してほしい」
男「そうは言いますが、先の件を考えるとすぐに首を縦には振れない」
留先祖「ああ。その通りだ
私が逆の立場なら同じ意見だろう
だが、これに関してはそうとしか言えん」
男「何故、この子なんですか?」
妖精「ぅゅ?」
留先祖「…不思議なことだ」
留先祖「まだ生まれたてと聞く。
だが、その妖精の持つ魔力が特殊だ」
103
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/02(月) 10:17:24 ID:Xa0I5mmQ
男「特殊? 何か強力な能力でも?」
留先祖「いや。単純な力そのものは妖精だ」
留先祖「だが、この妖精の持つ力の質が根本的に妖精と違う。
…なるほど
妖精界の新たな希望、フェアリィ・メシアとはよく言ったものだな」
男「!」
妖精「めしゃー!」
留先祖「男は無意識で本質を見極めているということか」
104
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/02(月) 10:31:33 ID:Xa0I5mmQ
留先祖「その妖精なら、私の力を受けても目を回すようなことは無いだろう」
妖精「ろぅー?」
留先祖「男」
留先祖「留学生を頼む」
男「
>>105
」
105
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/02(月) 14:49:16 ID:QR5gjPDw
ええ。必ず、愛し、守りぬいてみせます
106
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/02(月) 19:08:13 ID:xYdFV.fc
メシアがフラグになって回収されるとは思わなかったw
107
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/02(月) 23:06:06 ID:Yn1RYrBY
F・メシア「我はメシアなり!」
108
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/02(月) 23:48:07 ID:7/ua63v2
↑ヤメロっ!バカっ!
109
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 01:58:14 ID:GitQ4La2
男「ええ。必ず、愛し、守りぬいてみせます」
留先祖「…」
留先祖「…安心した」
留先祖「これで、心残りはない」
110
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 02:00:16 ID:GitQ4La2
留先祖「切っ掛けは偶然だった。
だが、それでもこの場にいることには確かに意味があった」
留先祖「だが、これ以上皆の歴史を狂わせるのはいただけない」
留先祖「歪みはいずれ肥大する
それがお前たち…ひいては、世界にどのような影響を与えるのかは見当は付かない」
留先祖「ならばその前に、元のものは元の流れに戻らねばなるまい。それは世の理なのだろう」
留先祖「…話が過ぎた
お前と話すと、余計なことまで語りたくなる」
111
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 09:38:28 ID:GitQ4La2
留先祖「まるで白昼夢を見ているようなひとときだった」
妖精「ねう!」
留先祖「…また会おう。
男や皆…
この出会いに、感謝を」
留先祖「…強く生きろ
遠い…遠い
――――――――私の
112
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 09:41:18 ID:GitQ4La2
―――
113
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 10:21:38 ID:GitQ4La2
―――
留学生「ん…」
男「留学生」
留学生「…?」
男「目、覚めたか」
留学生「え…? 夢?
あ、あれ…どこから?」
男「
>>114
」
114
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 11:43:10 ID:VtoON8Yc
留先祖さんに眠らされる所から、かな
な、メシア
115
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 12:31:34 ID:GitQ4La2
男「 留先祖さんに眠らされる所から、かな
な、メシア」
妖精「あい!」
留学生「眠らされて…、……!
あ…うん、思い出したよ」
留学生「もう…また急に
あの人いつも突然何か始めるんだから」
男「…」
116
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 12:33:05 ID:GitQ4La2
留学生「そういえば皆は?
あの後どうなったの?」
妖精「うー…」
男「大会は終わったよ
皆は今ちょっと離れてるけど」
留学生「え? まさか寝てる間に?」
留学生「えぇー! な、何で私だけ眠らされてたの!?」
男「…」
男「
>>117
」
117
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 14:05:17 ID:im6oN8zc
ははは、まぁまぁ
いや、それにしても、一時はどうなることかと内心緊張しっぱなしだったが
みんなや留学生、それにメシアのおかげで、提示した妥協案で納得してもらえたよ
……また会おう。とも、言ってもらえたしな
118
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 15:29:33 ID:GitQ4La2
男「ははは、まぁまぁ
いや、それにしても、一時はどうなることかと内心緊張しっぱなしだったが」
男「みんなや留学生、それにメシアのおかげで、提示した妥協案で納得してもらえたよ
……また会おう。とも、言ってもらえたしな」
留学生「また会おうって…?
留先祖さんは、どこかへ出掛けたの?」
男「大分遠いところにな。
しばらくは会えないと思う」
留学生「そっかぁ…ほんと急だなあ
ん…? まさか、私を眠らせたのってその為?」
男「さあな…」
留学生「うーん…、…わからないや」
119
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 15:30:07 ID:GitQ4La2
留学生「…さっきから気になってたけど
メシアって」
妖精「めしゃー!」
留学生「やっぱりこの子…だよね?
気に入ったんだね」
妖精「ふぇあ! めしゃ!」
男「妖精界の新たな希望。
フェアリィ・メシアだ」
妖精「うー!」
留学生「あはは。
よろしくね、きみはきっと凄い子になるよ。
男がそこまで言うんだもん
間違いないよ」
妖精「うゆ!」
120
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 15:50:19 ID:GitQ4La2
――――
――
―
男(全員揃っている)
式「では、もう去ったのですか?」
座敷童「水臭い奴じゃ。 まあ、儂が言うようなことではないがの」
巫女「せめて一言お言葉を言ってくだされば…」
男「留先祖がそれは嫌だって言って」
後輩「ともかく…終わったんですね」
121
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 15:52:05 ID:GitQ4La2
上京息子「んだがまだ夢を見てるような気分だ」
M.O.B2「色々あったねー」
後輩「一生分騒いだ気分です」
留学生「大丈夫! 男と一緒ならこのくらい日常だよ!」
M.O.B2「そうだねー」
後輩「えぇ…」
男(否定が出来ない…)
122
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 16:00:32 ID:GitQ4La2
留学生「というか増えてる!?」
座敷童「はっはっは。
呼ばれたからのう。馳せ参じてやったわ」
座敷童「あと…男」
男「ん?」
座敷童「お主にはひとつ聞かねばならぬことがある」
男「どうした、改まって?」
座敷童「聞いてくれるかの?」
男「
>>123
」
123
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 16:21:33 ID:FP6uYkP6
お、おう。何だ?
124
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 16:38:03 ID:GitQ4La2
男「お、おう。何だ?」
座敷童「うむ、少し意味が知りたくての
あれはどんな意味で言ったのか
詳しく聞かせてくれるか?」
男「意味…?」
座敷童「ああ…お主は
あのとき、儂を呼ぶときなんと言った?
そう、留先祖とやらを止めようとしてたときじゃな」
男「……」
125
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 16:43:55 ID:GitQ4La2
男『で、留先祖さんには、そんな人生としても関わりの消去としても先輩である似た者な方と、ちょっとガールズトークに花を咲かせて頂きたいんですよ』
男『と、そう言う訳で、よろしくお願いします…ロリ大婆様』
男『よろしくお願いします…ロリ大婆様』
男『ロリ大婆様』
126
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 16:45:05 ID:GitQ4La2
座敷童「あれは、どういう意味かのう」
座敷童「聞かせてくれるか? ん?」
男「
>>127
」
127
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 16:58:04 ID:8VDisjog
!!?
(し、しまったああぁーーーっ!?お、俺とした事が!敬意を払う紳士的な態度を失していたぁーっ!?
だがこれは最早挽回不可能な状況ッ!ど、どうする!?どうするよ俺っっ!?)
↑引きつった笑顔に漫画的滝汗
128
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 17:28:06 ID:GitQ4La2
男「!!?」ダラダラ
(し、しまったああぁーーーっ!?お、俺とした事が!敬意を払う紳士的な態度を失していたぁーっ!?
だがこれは最早挽回不可能な状況ッ!ど、どうする!?どうするよ俺っっ!?)
座敷童「ほう、だんまりとな?
即ち口には出せぬ意味ということじゃな?」
男(ライフカードを出す暇もなく状況が悪化していく…!?)
座敷童「ふむ…そうかそうか
ふふ、ふふふふふ」
男「…怒ってます?」
座敷童「何を言っておる…?
今の儂の顔は怒ってるように見えるか?」
男(修羅がおたふくのお面を付けたような素敵な顔をしております)
129
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 17:29:47 ID:GitQ4La2
男(…卑怯なのは分かっている)
男(…だが今は頼ることしかできない…!)
男(…教えてくれ…安価
どうすればこの状況を打破…
もしくはうやむやに出来る…?)
>>130
130
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 17:49:04 ID:FP6uYkP6
あ、あれはデスネ、東方(project)の、小さな女の子の様でいて長い歴史をお持ちの神様に親しみを感じさせる為に――←座敷様による台詞割り込み
131
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 21:52:09 ID:GitQ4La2
“あ、あれはデスネ、東方(project)の、小さな女の子の様でいて長い歴史をお持ちの神様に親しみを感じさせる為に――”
男(…)
男(途切れた…だと…)
座敷童「男」
男「あ、あれはデスネ、東方(project)の、小さな女の子の様でいて長い歴史をお持ちの神様に親しみを感じさせる為に――
座敷童「ほう親しみと?」
男「はい!」
座敷童「じゃがおかしいのう。
古くから東方の地で生き、魂となった儂にその言葉は初耳だがのう?」
男(東方違いッ…!)
132
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 21:54:03 ID:GitQ4La2
座敷童「もう…辛抱ならん」
男「…!」
座敷童「ぷっ…ふはっはっは!
なんじゃ、その顔は…!
お主のその慌てふためく顔、まさに滑稽の極みじゃ!」
男「え…」
座敷童「くふひひっ…ひー…!
男は儂を笑わせて昇天でもさせるつもりか…!」
男「…怒ってないんで?」
座敷童「儂がそんな粗末なことで怒るものか
お主のその顔を見れれば釣りが出るほどじゃろう」
133
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 21:55:13 ID:GitQ4La2
男「全部演技だったんで…?」
座敷童「演技と思うか?」
男「えっ」
座敷童「うぶぅふっぅう!」
男「えぇ…」
座敷童「うふっ…今のは反則じゃ!
ツボに…変なツボに入った…くくく」
男(つまり座敷童にいっぱいくわされたと)
座敷童「くふ…! くひふ…!」バンバン
男「地面叩かないで」
134
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/03(火) 22:08:18 ID:GitQ4La2
無色妖精「マスター!」
男「無色妖精」
留学生「やっほー、無色妖精を連れてき…どうしたの?」
M.O.B2「なにー? 面白いことー?」
座敷童「腹が…くふふっ」
無色妖精「にこにこです!」
妖精「れぅ!」
座敷童「くひっ…。 久方ぶりに
大笑いをしたわ。中々良い見物だったぞ男、妖精にもみせてやったらどうじゃ?」
無色妖精「?? マスター?」
男「
>>135
」
135
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/04(水) 00:34:58 ID:8/buCptQ
あー、いや何、命拾いしたって話……(こっちの方が別の意味で留先祖さんの件より肝が冷えた)
136
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/04(水) 10:35:32 ID:yJRV8buU
男「あー、いや何、命拾いしたって話…」…(こっちの方が別の意味で留先祖さんの件より肝が冷えた)
無色妖精「いのちびろい?」
座敷童「口は災いの元というやつじゃ。
言葉には気を付けるようにの?」
無色妖精「きをつけます!」
座敷童「はっは。 お主なら心配は要らなそうじゃな」
137
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/04(水) 10:42:54 ID:yJRV8buU
座敷童「それで? 男に何か用でもあるのではないのか?」
留学生「あ、そうだった。
男。 無色妖精が話したいことがあるんだって」
男「?」
無色妖精「マスター!」
無色妖精「あの、たいかいは…まけてしまいました」
無色妖精「けど。つぎのたいかいをおおさまはしてくれるっていってくれました」
138
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/04(水) 10:44:02 ID:yJRV8buU
無色妖精「それで、あの…」
無色妖精「マスター…
もういちど、…もういちどだけ
わたしのマスターになってくれますか?」
男「
>>139
」
139
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/04(水) 11:51:48 ID:BwqKg8WM
ならいでか。もう一度と言わず、何度だってな
140
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/04(水) 13:30:30 ID:yJRV8buU
男「ならいでか。もう一度と言わず、何度だってな」
無色妖精「……!!」
留学生「良かったね。無色妖精」
無色妖精「はい!!」
無色妖精「わたし…マスターとであえてよかったです」
無色妖精「きっと。ぜったい…
つぎはかってみせますから!」
無色妖精「また、よろしくおねがいします!」
141
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/04(水) 13:33:31 ID:yJRV8buU
妖精界にとある大会があった
純粋な武を競うため
或いは願いを叶えるために力を奮う武術大会
その歴史に新たな記録が記された
前代未聞の、願いを譲る者の名と己の力こそ最強と証明した妖精。
この大会の名前は―――
142
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/04(水) 13:34:38 ID:yJRV8buU
無色妖精「マスター」
無色妖精「だいすきです!」
Q.O.F.F - はるかなる願い -
――――――――END―――――――――
143
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/04(水) 13:40:26 ID:BwqKg8WM
これで本当に終わりかぁー。ご感想とかも書かれるのかな?
盛大な拍手を!!
144
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/05(木) 01:30:48 ID:QN6siCQ.
前スレ
>>1000
は
書けたら 書きます
145
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/05(木) 01:31:27 ID:QN6siCQ.
―――数日後 妖精界
火妖精「………」
まね子「聞いた聞いた? おおさまがまた大会を開いてくれるんだって!」
「…既出の情報」
ツッコミちゃん「ん。というより知らない方がいないと思うんだけど」
まね子「だよね、だってあのときみーんな見てたもんね」
146
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2015/11/05(木) 01:33:12 ID:QN6siCQ.
火妖精「…おい」
まね子「マスターも同じ人間さんで良いみたいだし、大盤振る舞いだよね」
ツッコミちゃん「そうね。けど、なるべく指示が上手い人間がマスターなのが良いよね…応援は嫌じゃないけど」
「…肯定」
まね子「次出るならあの人間はどう?
ほら、無色妖精のマスターをしてた」
ツッコミちゃん「あー、ダメダメ。
もう決まってるんだって」
まね子「えー! あの人間さんなら良いところまで行けると思うのにぃ」
火妖精「…おい!」
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