[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
5巡目のしりとりスレ
382
:
名無しの厨二能力者
:2015/08/11(火) 08:46:33 ID:0nlzxl/I0
狙った獲物は逃がさない
手にした得物は離さない
そう、仕事を終える瞬間まで
やあお嬢さん、ご機嫌よう
僕の歌に付き合ってくれたまえ
383
:
名無しの厨二能力者
:2015/08/14(金) 08:57:32 ID:deiEEWsU0
宴に誘われ惹かれた縁
得物を構えた貴方が獲物
仕事を追って迎えた秘め事
ん〜、今回の標的はファムファタール【悪女】だって聞いたから興味失せてたけれど
こんな素敵なオニーサンだったのね
良いよ!一緒に歌いましょう?
互いに喉が・・・
―――狩れるまで!!
384
:
名無しの厨二能力者
:2015/08/14(金) 10:11:57 ID:svdiYE9E0
『出会いはいつも突然のものさ
紙切れを乱雑に張っただけのチープな牢屋で退屈で怠惰な生活を送る日もあれば
その紙切れを引っぺがして僕に会いに来てくれた『奴』もいた』
とは言っても目先の事だけを真実と決めつけて自分で考えようともしない
周りのしょうもない馬鹿共に辟易して新たな出会いを求めてわざわざ俺が探し回る時もあったな
『奴』のような逸材には滅多にお目にかかれないとは理解していたが……
こうも出会いが見つからないと過去への愛しさを感じるよ
それと悪いが、今のこの喉は『奴』と同じぐらいにはお気に入りなんでな、ただではやれない
非常に惜しいが今回の出会いは自己紹介と言う形で区切らせていただこう
次に会うときは…
そうだな……革命家、乱暴者、殺人鬼、歌手、そしてファムファータル
そんな者の魂が揺れそう歌でも教えてくれ
『See you again.』
『また共に歌おう』
385
:
名無しの厨二能力者
:2015/08/15(土) 07:22:40 ID:fXG1Aj0E0
動かざる天秤を、しかし僅かに傾けることができる者
彼の者に名はなく、人はただ思い思いに名付けるのみ
主な例を挙げるのなら、それは【運命】に他ならない
還らざる存在に壁たるせせらぎを越えさせるのは悪戯か
今はただ、我々は見守ることしかできはしない
386
:
名無しの厨二能力者
:2015/08/15(土) 08:34:12 ID:7asbRwL20
依頼内容としちゃ完遂とは言い難いが、まァ一応達成って事で報告しておくぜ?
お前等なら完全解決してくれると思ったんだがなぁ・・・
ぁ、そうそう"もう一つの仕事"の、方だが・・・こっちは報酬にだいぶ上乗せが入ってるよ
クライアントは複雑な表情をしてたがね・・・フッフフフフ・・・
あの赤ん坊、とうとうお前等のボスを『ママ』って呼んだらしいじゃないか
ハッハッハッハ・・・とうぶん笑い話には困らんな、流石だよ、また一つ伝説を作ったな?
それじゃぁ、また次の機会に
387
:
名無しの厨二能力者
:2015/08/16(日) 10:32:23 ID:OH3JEhuU0
日常と日常の狭間を生きる闇の存在にも休息は必要である
滑稽な笑い話というのは悪くないと言えるだろう
笑っていられる内はまだ己も人の身でいると思える
戦いの日々は終わらない。だがこのような穏やかな時がまた来ることを静かに願う
我々のような罪深い存在の願いでも、願うだけなら神も許してくれるだろう
というか許せ
しばらくはこの手の中に、あの温かな感触がないことに違和感と寂しさを覚えそうである
……それにしても私がママというのは、正直どうかと思う
XX年X月X日
とある手記より
388
:
名無しの厨二能力者
:2015/08/16(日) 15:09:29 ID:j01EG83g0
りゅうじんさまは、なんこもいるの
いろんないろで、いろんなばしょにおうちがあるでしょ
みんなとてもつよくて、とてもえらいの、おうさまよりえらいのよ
でも、だれがいちばんつよくていちばんえらいのかな
389
:
名無しの厨二能力者
:2015/08/16(日) 23:31:35 ID:FR5grm560
流れ竜、はぐれ竜、亜竜種、そういうものでも討伐隊が出る
まして棲み所を構えた龍は手におえない
さらに、龍神と呼ばれる古龍は、これもう災害と同じだからね
古龍同士が戦う事は無いさ、どっちが強いかなんて…きっと彼等は考え無いよ
さぁ、もうおやすみ
390
:
名無しの厨二能力者
:2015/08/17(月) 09:12:46 ID:vGvEDzes0
見ただけで分かるぜ……あんた、つえぇだろ?
391
:
名無しの厨二能力者
:2015/08/17(月) 22:30:28 ID:A7G5iCYI0
ロシアにいた頃、そう言って話しかけてきた男がいた
最初は妙なチンピラかと思ったのだが、実は違ってね
彼は確かに持っていたのだよ……【龍の使者】たるその証を
そして彼は、私を自らと同じ道へと誘った
君も知っているだろう? 使者がいかにして生まれるか
私は君が欲しい……可憐な姿を永久に留めたくて堪らないのだ
392
:
名無しの厨二能力者
:2015/11/30(月) 21:50:20 ID:QNbEbtYc0
抱きしめた途端、深い眠りの奥へと意識が散った
少女の夢見た幻想は、そうして永遠のものとなる
終わらない夏、それは爛々たる龍の瞳の中にこそ存在する
その輝きに射られたが最後、何人たりとも出られはしない
393
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/02(水) 19:12:34 ID:CUkqB56Y0
今は、昔なのである
394
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/12(土) 09:03:17 ID:1cI08SoA0
涙腺が脆くなっていけねえな、オッサンになると……
自分の愛した、何てむず痒い表現だが、そんな場所の衰退は悲しいぜ
だがよぉ、まだ終わったわけじゃねえ……そうだろう?
395
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/12(土) 21:06:15 ID:lLLtr9pQ0
鬱陶しいと言うか女々しいと言うか、月日の流れが残酷な物ですね?
蛮勇とすら言われていた男が、自棄酒片手にうじうじと・・・
愚痴を吐ける脳ミソがあった事に、少々驚きを隠せませんよ
いつから"終り"を他人に委ねる様な、臆病者に成り下がったんです?
たった一人でも最前線で、道化の様に我武者羅で、結局みんなを巻き込んで
ねぇ、昔の貴方は"終り"なんて考えもしなかったでしょう?
愚直で、夢中で、短慮で、子供で、素直で、単純で・・・どこまでも馬鹿で
泣いているのですか?・・・ねぇ、ソレは・・・何に対する涙ですか?
もう一度、お尋ね致しますよ
貴方は、いつから"終り"を他人に委ねる様な、臆病者に成り下がったんです?
396
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/13(日) 06:57:07 ID:LoiMDIho0
ステージは常にそこにあるし、キャストも今だって立っているはずなのさ
彼女は貴方を臆病者と呼んだが、僕はそうは思っていない
ただ貴方も彼女、そして僕もまた、ただ時代の波に飲まれただけのことだ
彼女の意見と僕の意見、何だかんだと言い合っていても、結局は同じだよ
終わりは他でもない皆の手で・・・でも勘違いはしないでくれ?
終わりとは動き出すこと、そして今こそ皆が集うべき時だ
397
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/14(月) 07:06:33 ID:rZgp5uuk0
誰かと思ったらお前等か
もう諦めろよ
398
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/14(月) 14:38:26 ID:cEN9IwcU0
よくないぜ、自分に嘘をつくのは。
じゃあ何であんたは今もここに残ってるんだ? あんたくらいの男なら、こんな箱庭を出てもっと遠くへ行けるのに。
あんただって本当は抗いたいんだろ。誰かに、否定してもらいたいんじゃないのか?
分かるよ。だって俺も同じだからさ。
このまま瓦礫と一緒に朽ち果てることを受け入れながら……けど内心では一条の光を諦めきれないんだ。
……あぁ、酒がなくなったな。マスター、おかわりをくれないか。
399
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/15(火) 11:21:46 ID:53HyOFBk0
かえってきたらおはなしきかせてくれるやくそくでしょ
おさけくさいのはきらい
きょうはどんなおはなしをしてくれるの?
はやくきかせてよ
400
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/15(火) 15:32:46 ID:VKWNmG620
よすんだ、お嬢ちゃん
そいつはとっても疲れてる
代わりにおじさんがお話を聞かせてあげよう
『天窓と女の子』の始まり始まり……ってもう寝たのか
401
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/16(水) 14:57:01 ID:2H19QjVI0
変わりに聞いてやるよ、そのおとぎ話…いや、懐かしい昔話を
最初は…そうだな、港だ
あの波止場の話から聞きたいな
402
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/17(木) 00:18:09 ID:koiNgVvA0
波の音、潮の香り、遠くない昔、確かに過ぎ去った思い出
まだ繁盛していた冒険宿、喧騒に包まれた酒場
新たに張り出された依頼、集まる視線・・・
――貪欲に睨む者、興味に染まる者、使命を秘める者、功名に滾る者、戦意を研ぐ者
最初に席を立ったのは誰だったか――
403
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/17(木) 20:36:43 ID:uZQQKJPM0
侃侃諤諤、回山倒海、灰心喪気、夏虫疑氷、汗牛充棟――"か"、から始まる"それらしい言葉"など、いくらでもある。
しかし、私のキイボオドを叩く指は、"か"から始まる四字熟語を一通り調べ終わった時に、事切れたように止まってしまった。
その時の私の心情はこうである。つまり、夜の沼の濁るのと同じように、この昼の水のように透き通った心は混濁したのだ。
分かりやすく言えば、例えばそれは猛獣が集う曚い林の中で、幽く冥い睡魔に負けてしまう時のようになったのだ。
要は、白い球が黒い布に覆われて居るような気分、と言うことである。
平たく言えば、隠者が森を抜けた先の洞穴の中で、その大いなる智慧を湛えたまま頓死する、と言う事なのだろうし、
突き詰めて言えば、愚者が目の前に広がる崖に気付いたままに歩を進めるという事になってしまうのだろう。
またこれは、黒く黒く塗りたくられた画板に爪を立てる浮浪者の心情でもある。
とにかく私は今、キイボオドのホオムポジションに十指を置いたまま事切れているという事なのでしょうか?
404
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/18(金) 07:16:19 ID:30qkKM0E0
簡単に言うと寝落ちだよな
405
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/18(金) 10:31:31 ID:R5Ot4WaY0
名はそれを縛る鎖、あるいは閉じ込める檻、または翼を刈る刃である
故に私は名を捨て、私達は同一の存在として新たな始まりを得るに至った
されどそんな抵抗など些事にすぎないと、私達は後に知ることになる
鎖を解けば新たな鎖が現れ、檻を破れば外側にあるより頑強な檻を目にする
刈られた翼は元に戻らず、頭上に広がる黒い湖に女神は不在であった
この場所に辿り着く者がいるのなら、来た道を引き返すべきと忠告したい
与えられた世界を生きることこそが、我々のあるべき姿に他ならないのだ
406
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/20(日) 19:30:22 ID:UpfZWn1s0
だからどうした、俺はこの先、これから先も俺だけの道を歩み続ける
この世に引き返せる道など存在しない、道は常に人の歴史と共に歩み続けるのだ
もし翼をもがれたなら今度は爪を研いで鎖を砕き続ける
神がいないのならば上等だ、そこで好き勝手に生きても誰も文句は言わないだろう
俺自身の事を何一つ知らん者に定められた鳥籠など、死んでも御免だ
407
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/20(日) 22:40:07 ID:Fr1yKvxg0
だがら若いと、幼いと言われるのだよ
先達忠告通り、籠の外にまた籠、鎖が切れても檻の中さ
それは肉親であったり他人であったり、秩序であったり道徳であったり
自分の感じた限界であったり、果てには漠然とした諦念であったり
無駄な抵抗はおよしなさい、自堕落で安全な檻の中も良い物さ
408
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/21(月) 00:26:39 ID:Px6kTtGE0
悟った賢い老人気取りか、椅子に座ってただ見ているだけの生き方はさぞ気楽で退屈なものだろうな
たが所詮、貴様はただの知ったかぶりでしかない、何故なら俺自身の事を何一つわかってないからだ
言った筈だ、例え俺の爪が折れようと牙が折れようと
俺はこの檻が錆びて朽ちるまでひたすら唾を吐き続けてこじ開けてやる
先に進むために目の前の者の首を焼き切れと言われれば俺は喜んで首を焼き切ってやる
人としての全てを捨てろと言われればその時は醜い幽鬼や亡霊と化してでも俺は前に進み続ける
無駄な抵抗、そう切り捨てたいなら勝手にしろ、だがこれだけは言っておく
俺の旅路を完成させるのは、他の誰でもないこの俺だ
409
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/21(月) 13:36:18 ID:GaW.Pdao0
脱出は容易ではない、か
どこまでも続く合わせ鏡のように、籠もまたその果てを見せず……
なるほどな、例の手記にあった忠告はなかなか尤もなことらしい
しかし、もう少しだけ頑張ってみるとしよう
たとえここが狭い場所でも、楽しく生きることこそすべて
そうだろう?
410
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/22(火) 23:20:13 ID:imB/gZaY0
上、だな
考えてみろよ。その檻だか籠だか鎖だかがどこまであるのかは知らねえけどよ、
上から抜ければ抜け出せますよってモンでもねーだろうし、天井があるんだろ?
天井ってのは要するに上にある床だよ。そんなもん下に持ってくりゃ、ほら床になる
でもよ、その檻だか籠だか鎖だかは、どこまでもずーッと続いてるって言うじゃねえか。また天井があるな?
頭の良いお前らなら分かる筈だぜ。そうだよ、どこまでもずーッと昇れるんだ。登る毎にちゃあんと床があるから休憩も出来る
たっぷり休んだらまた次の階だ。どうだいいだろ?
俺はこの方法でどこまでも上ってやる。へへ、いいだろ? お前らも上って来いよ。ずーッと上で待ってるぜ
411
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/23(水) 10:12:21 ID:Ydf8DBWo0
「是非もない
ここは貴様の戯言に乗ってやろうではないか」
割れた窓
光陰に置き去りにされた扉
壊れた本
天井に散らばったクレヨン
ここは少女の暮らす場所であり
少女の生きていた部屋でもある
「あら……いらっしゃい
お兄さんたちは久しぶりのお客様よ
さあ、わたしと話しましょう?」
辿り着いたその館は
何故にそこにあるのだろう
412
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/23(水) 18:07:04 ID:DyB.UzMw0
噂の廃墟・・・そう言うと途端に陳腐な都市伝説になっちまうけどな
館の中にゃとんでもないバケモノが居るって話もあれば、可憐な少女が待ってたって話もある
勿論帰った来たヤツもいるぜ?だから噂になってんだろ・・・もっとも、ほとんど廃人になっちまってるけどよ
うわ言の様に報告したらしい『時間の感覚も、上下の感覚すらも麻痺していく』『もう自分が誰だかも分からない』ってな
413
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/23(水) 19:43:06 ID:lHBuCBFI0
何億の挫折を繰り返しても未だに答えのでない果てなき旅路なのだ
己の意思を保つ絶対の意思がなければ先に精神が擦り切れるのも自然なことと言えよう
…私が思うには恐らくはあの道の先を進み続ける事が出来るのは常に自分一人の意思だけで突き進む者のみだ
……私もかつては旅路の果てを求めて歩み続けてきた、その先でたまたま出会った一人の男は私に不敵な笑みを浮かべてこう言ったのだ
『俺という存在は、既に俺だけで完成している』
『だから次は、俺の旅路を完成させる』
……私は気付いたよ、己の限界と彼との圧倒的な差に
だから私は今こうして健全に生きている
……恐らくは彼も、当たり前と言わんばかりに平然と生きているのだろう
414
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/23(水) 19:57:36 ID:M7uyFXuo0
「う」攻めやめよう
415
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/24(木) 00:17:27 ID:Zz4yxVj60
移ろう季節に置いて行かれ
いずれ朽ちる彼女の愛でる庭
それは時に恐ろしく、しかし美しい
君達もいつかは出逢うだろう
今宵の私と対面したように
さあ
扉はもう開いている
行け
416
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/24(木) 23:41:47 ID:GJKx1jJI0
化粧をしよう
扉の外に、負けない為に
衣装を飾ろう
扉の外で、霞まぬ為に
愛想をまこう
扉の外で、戦う為に
塗りたくろう、重ねよう、繕おう・・・そうして最後に気が付こう
『誰だコレ』
417
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/25(金) 01:57:57 ID:KlRo2wl20
レター・オブ・ザ・サンタクロース
それは赤と白が織り成す残像の唄だ
満月を覆い隠す厚い雲
街を濡らす聖夜の冷雨
今、この場所に『彼』が降り立った
さあ、届け物の中身を見てみようか
418
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/31(木) 14:48:00 ID:tXwQ3Dz60
格別のもてなしを以て、今年最後の宴といこうではないか
さあ諸君、そして淑女も・・・グラスは持ったかね?
では新たに迎える年が良きものになることを願って、乾杯
419
:
名無しの厨二能力者
:2015/12/31(木) 17:41:18 ID:nOAeSiqc0
いらねえよ、酒なんざ。そんなもん仏さんにでも捧げといた方がよっぽど良い。
こんな会に何の意味がある。いつの間にか廃れ、人が消え、名も地に落ちた俺達の会に、何の価値がある。
ならいっそ、来年の吉凶なんか案じるんじゃねえ。
……ここでその幕、降ろさせてもらおうじゃねえか。
420
:
名無しの厨二能力者
:2016/01/02(土) 14:45:02 ID:ZaLjw9EY0
完璧だった。完璧だった筈だ。なのに、何故今になって――
飛んだ。跳んだのだ。私は躍んだ。跳躍したのだ。
しっかりと跳躍んでいた筈だ。昨年――否、一昨年は成功しなかったが今年は、昨年は成功していたのだ。
成功した筈だ。完璧だった筈だ。なのに、何故今になって――あいつは――
「お前年越しの瞬間地上に居ただろ」
違う! 私は年越しの瞬間地上に居たのだ!
421
:
名無しの厨二能力者
:2016/01/02(土) 21:32:41 ID:/M9PrtHE0
だからお前はヴァカなのだよ
いいか? 跳躍程度で威張るのはグァキのすることだ
私ほどのレヴェルになれば、そんな程度では愉悦に満たん
そう、私は……私はぁ! ああ! 新年を!
夢という幻想世界の中で迎えたのだ!
422
:
名無しの厨二能力者
:2016/01/03(日) 22:05:42 ID:6QYw1Q7w0
だらしない・・・子供相手に張り合って、挙句自慢出来る事が怠惰の極みとは・・・
呆れ果ててかける言葉もありませんね
良いですか?『一年の計は元旦に有り』と申しまして、年の初めにしっかりと先を見据えた計画を立て
またそれに則った行動をし、心身改めて新年を迎える事こそ、師表たる大人の務め
それゆえ私は・・・そう、入浴中に除夜の鐘を聴いたのだ!
423
:
名無しの厨二能力者
:2016/01/04(月) 05:20:19 ID:iW.p08SI0
大丈夫、君達はみんな同じようなものさ
しかし僕は違う、僕は氏子としての意識が高いからね
年越し蕎麦を食したのち、年をまたいでから氏神に参拝したよ
酒のせいで、図らずも一日遅れだったというのを知ったのはつい先程さ
424
:
名無しの厨二能力者
:2016/01/14(木) 06:41:16 ID:CTZ0P5HQ0
寒い寒い冬がやって来た…雪はそろそろ降るだろうか??
暗い暗い朝と夜の境界を去り、星の煌めく空を見上げる
西から濁った色をした雲が近付いているようだ
霞む山に視線を映したその時、私は思わず固まった
ああ、なんということだ…巨鳥が今、再びこの地に現れた
425
:
名無しの厨二能力者
:2016/01/16(土) 08:36:00 ID:PBn71Rxc0
退屈しのぎの戦争ごっこ、利権を見越した出来レース
平和の中から同族操り、殺し殺され共食い種族
有象無象の屍超えて、勝った者こそ秩序の正義
・・・さぞ、退屈であったろう?
我等は"巨鳥"の名を頂く混沌
虫けら共の安寧を見下ろし、そして食い散らかす者なり
426
:
名無しの厨二能力者
:2016/01/16(土) 13:19:30 ID:LvOvpT3g0
林檎の木から林檎が落ちるように、あるいはまたは、林檎から林檎の木が落ち続けるように、巨鳥もまた落ち続けるかしらん。いいえ、もちろんです。
でも、私は生きていません。なぜかしらん。いいえ、はい。
あの巨鳥の夜の闇から、林檎の木から落ちている林檎が私にささやくように話しかけてくるのです。
「表記した、筈だろう? お前の心臓は読め」
427
:
名無しの厨二能力者
:2016/01/18(月) 08:08:08 ID:nry/1mYk0
目指した場所は、まるでマンモスの背に揺れる朝顔のようでいて
しかし同時に、ケンタウルスの尾にしがみつく鼠のようでもあり
また、時としてパキケファロサウルスの頭の蝶々のようでもある
つまりそういうことなのだ
あとはよろしく、右腕の君
428
:
名無しの厨二能力者
:2016/01/19(火) 11:08:21 ID:2dYseIgo0
みかん
429
:
名無しの厨二能力者
:2016/01/21(木) 19:14:56 ID:/KRDxYPs0
んんんんんんwwwwwwwwwwwwwこれはしりとり終了ですぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
430
:
名無しの厨二能力者
:2016/01/22(金) 10:02:08 ID:r4WgamAk0
ゾンビがまた出やがったようだなァ…
ふん、汚らわしい死体の群れがなめた真似を…
墓場に戻すだ光だけじゃあ済まさねえ、灰にしてやらァ…
431
:
名無しの厨二能力者
:2016/02/18(木) 09:45:55 ID:MQyQTTqw0
あまりはしゃがないでくださいよ?昂った貴方の焔は加減を知らない
街まで燃やさないで下さいね?
432
:
名無しの厨二能力者
:2016/02/24(水) 02:45:18 ID:.bFQxVtA0
眠りの中に広がる世界は、夜明けの色によく似ている
彼女がいずれ住まうその世界に、先はあるのか否か?
それを見極める旅に出てほしく、君達に集まってもらった
さあ、扉はすぐそこにある……逝ってきてくれ
433
:
名無しの厨二能力者
:2016/03/21(月) 18:23:25 ID:hNcfiv/I0
歴戦の老兵、勇者に英雄。挙句俺みたいな大罪人まで揃えておいて、「逝ってきてくれ」だぁ?
お前はこの扉の向こうに絶望があると思ってるのかもしれんが、この俺がいる以上、俺以上の絶望なぞあり得んね。
……こういう時、依頼人は笑って、俺たちを鼓舞して送り出すもんなんだよ。
まァいい、土産話期待して待ってな
434
:
名無しの厨二能力者
:2016/03/23(水) 10:43:32 ID:O4SpHfMc0
ナクシタモノを探しに…
私もあなたも、そしてあなたも
ナクシタモノに動かされる人形
誰を集めても、どんなに探しても
私の在るべき場所なんてないのよ
あなたはそこに立っている
私はどこにも立っていない
その違いの大きさに気付くまで…
何人が犠牲になってしまうのかしら…
435
:
名無しの厨二能力者
:2016/03/23(水) 22:53:55 ID:UNOqZheM0
埒の明かない自問自答は終わったかい?
失くした物って、実は意外な程に近くに転がってたりするのさ。
アタシはバカだから、難しい事は考えられないケド……
きっとアンタが今居るその場所こそが、アンタの在るべき場所じゃないかい?
あれこれ考えず〝今〟を必死に生きていれば、自ずと失くした物も在るべき場所も見つかるさ。
……ま、バカのいう事だと思って聞き流してくれらばいい。
436
:
名無しの厨二能力者
:2016/03/25(金) 00:33:55 ID:fn8BNIUI0
いい人だな、アンタは
だからこそ言わせてくれ……ヤツには構うな、と
ヤツはすぐそこに居るようでどこにもいない、そんな存在だ
だからこそ、このどこかに居場所を求めている
少し、ヤツについて話そうか
もう遠い昔のことだ……
437
:
名無しの厨二能力者
:2016/03/28(月) 11:12:27 ID:sj4HIGiU0
誰もがみんな探してる、失くした物に代わるモノ
分かっていても求めてる、亡くした者に代わるモノ
埋まらない、満たされない・・・そういうヒトの隙に付け込む、おぞましき存在
古くよりそれは"ナクシタモノ"と呼ばれ怖れられてきた
過去に囚われた心を利用し、徐々に蝕み、やがて人形の様に操ってしまう
まるで亡霊の様に彷徨い、過去に縋りつく・・・これは悲しく寂しい
"泣く、死た者"の話さ・・・
438
:
名無しの厨二能力者
:2016/03/31(木) 10:55:55 ID:e3LaVmw.0
さあ、今こそ耐えがたい喪失に抗おう
君たちを乗せた運命の掌に牙を立てる時が訪れた
俺はここに立っているのか、いないのか?
そんなことは結末が教えてくれるのを待てばいい
滑稽な人形に見られようと結構だ
俺はここを出るために力を使う!
439
:
名無しの厨二能力者
:2016/04/02(土) 21:39:07 ID:G2M9gri20
泡沫のように脆く儚い命だろうと、吹けば飛ぶような些末な抵抗だろうと…
抗ってやれ、出来ない事などないのだからな
ダメなら次の手を考えろ、それもダメなら別の手段を試せ
そして俺のように枯れ果てたなら次代にそれを託すんだ。さぁ何か聞きたい事はあるか?
440
:
名無しの厨二能力者
:2016/04/06(水) 20:19:13 ID:5xx4eM3.0
簡単だ
俺はお前の『次』になれるのか、否か
知りたいのはそれのみ……!
441
:
名無しの厨二能力者
:2016/05/01(日) 01:14:51 ID:i6QI1eDQ0
皆にもう一度誇りを取り戻して欲しい!
祖国を愛する心を、この国は皆が愛した故郷に戻れるだろうか?
冬薔薇は枯れ、今遅い春が訪れた… 私は此処に誓う!光の女神(ブリジット)に祝福される薔薇になると!
442
:
名無しの厨二能力者
:2016/05/01(日) 05:28:46 ID:BpvLBidE0
とうの昔に『薔薇』はこの俺が確かに握り潰した、そう記憶していたが……
そうか、そうか、それでもなおしぶとく生き続けていたか
ならば今度はその根を絶やしてやろう
443
:
名無しの厨二能力者
:2016/05/05(木) 21:19:09 ID:x8I.tonM0
嘘吐きな宦官は言う――
『薔薇は萎れ、再び国土は荒れるだろう』
正直者の忠臣は言う――
『彼女の元へ、再び騎士達は集うだろう』
少数なれど一騎当千、変わり者揃いだが絶対の忠誠心
寡兵にして薔薇の女王を守り続けてきた、彼等彼女等を称え知る人はこう呼ぶ
<薔薇の騎士団>ナイツ・オブ・ローズ と
444
:
名無しの厨二能力者
:2016/05/11(水) 16:26:34 ID:2kBD1f620
帳に隔てられたこの街を、異形の者達が闊歩する
君もその一人だというのに、残念ながら自覚がないようだ
かつて、この街ができる前にあった国の話をしようか
薔薇とうたわれた女王と、彼女に付き従う氣志團
気紛れな女神が与えた些細な幸せと、それが招いた悲劇の話を
さあ、座りたまえ
445
:
名無しの厨二能力者
:2016/05/12(木) 14:40:07 ID:IAqq.1YU0
えっ、氣志團ですか
446
:
名無しの厨二能力者
:2016/05/15(日) 20:28:56 ID:O3q1Ul1U0
かつては薔薇の都とまで呼ばれたこの国も堕ちる所まで今ではとことん堕ちたな?
お姫様に忠誠を誓い共に戦い抜いた騎士団の中心人物共は権力と財力の亡者と冴えない乱暴者に変貌、まともな奴は暗殺……そして今では見事な泥沼と化した
さて、何故こんな有り様になったのか…
理由は明白だ、皆が皆、無垢な少年のように恋をしたんだ、女神の加護を受けたお前にな
愛は美徳だとお前は唱えるがそれは半分間違いだ
恋が成就した愛は確かに美徳になりうる、太陽の光よりも眩しい位にな
だがそうでない時、そのやり場のない愛は身を蝕み、時に人を狂わす……狂うことは稀なんだがお前の場合は訳が違う
あぁそうとも、お察しの通り全ては女神が原因だ
女神様は人の事に関しては無知な癖に何もかも分かってる振りをするからな、本当に困った女さ
……話が逸れたな、この国を愛してた騎士は既に死んだ、非常に残念なことに今ここに残っているのはお前の愛に溺れる夢を見ている愚か者だけだ
だがそんな愚か者共の目を覚ます方法が1つだけある、さぁ選べ
愛に失望して、不毛な大地と化したこの国を投げ出して、人知れずここから立ち去るか、それとも……
愛する国のために、愛とは美徳であると最期まで訴えかけながら、愚か者達の目の前で、自らに鮮血の花を咲かせるか
447
:
名無しの厨二能力者
:2016/05/18(水) 00:06:16 ID:INHAcprk0
かつて、お前はこれとよく似た景色を見たな?
そして絶望し、多大な犠牲を払って選択した
そう、第三の選択肢・・・女神の弟たる存在の召喚を
結果、お前の国は救われた
籠の中に囚われ、お前は追い出されたようだが
立ち去ることは逃げ出すこと・・・散ることもまた然り
お前は自分の失敗と、それがもたらした寂しさを嫌悪している
だからこそ忌避するのは、そこの姫君がお前と同じ道を辿ること
姫君の加護はもはや張りぼて
さあ、憎き女神の兄を召喚しろ
お前も手伝うだろう? “王子様”
448
:
名無しの厨二能力者
:2016/07/03(日) 00:38:26 ID:xCvPYshY0
まさか…どうして僕が彼女を助けなくちゃならない?
どうして僕が、またあんな地獄を望んで見なくちゃいけないっていうんだ…?
君は勘違いをしている、僕は別にあの日の決断を悔いちゃいないさ
結果はどうあれ、僕はこうして楽しく生きてるんだからねぇ
長く留まったかこの国も終わり…それだけじゃあないか
だから僕はここを去るよ。後悔してはいないけど、嫌悪してるってのは間違ってないからね
”お姫様”も、さよならだね。もう会うことはないだろうから…
…だから、その”忘れ物”は君に託そう。好きに使うといいさ
449
:
名無しの厨二能力者
:2016/07/04(月) 11:22:36 ID:bkPhDM3w0
さて、君たちは何か勘違いをしているようだ
情に訴えるとか忌避するとかこの場から立ち去るとか……
そんな事をするにはもう遅すぎる段階にまで来ているんだよ
君たちは物知り顔でここにはいるけれど、実の所は何も理解してはいない
姫君の加護は効かないんじゃなくて使えなくなったのさ
かの女神の親族を召喚しても既に無意味だ
だって女神はもうここにいるのだから
ねぇ――女神さん?
もう惚けても無駄さ、姫君の身体を乗っ取ったのは気づいている
…ボクもこの身体を借りている立場だから手荒な真似はしたくないけれど
残念だったね、あなたには消えてもらうとしよう
450
:
名無しの厨二能力者
:2016/07/07(木) 18:22:29 ID:H5oi6t420
嘘―…と、否定しても意味は無いのでしょうね
ご明察に感服致します。ですが、少々遅すぎた様ですね?
空を御覧なさい、間もなく夕暮れ…空一面に大河の流れる頃…
ふふっあら、ご存知なくて?姫の身体と満天の星、そして王子の魂
今日この夜にそれらが揃うと、どの様な願いも叶えられるの
・・・手荒な真似をしたくなかったのは、こちらの方でしてよ?
加護を蓄えた”姫君の力”と、眠りから醒める”女神の力”
今夜私は両方を見に宿す…止めようとするならば、どうぞご随意に…
さぁ、天の大河が朱に染まるまで・・・踊りましょう?
451
:
名無しの厨二能力者
:2016/07/07(木) 23:34:46 ID:mH7UnYXQ0
迂闊だった…!まさか、こうもしてやられるとは…
……なんて、狼狽えるとでも思っていたのか?
大掛かりな呪いなんてものは、隠そうとして隠しきれるもんじゃないのさ
何かしでかすなら今夜、この伝説を基とした術式だと踏んではいたからな
済まないな”王子様”
最後に聞く声が、触れる肌がこんなオッサンのモンでよ
……さぁ、これで貴様の計画は狂ったわけだ
さぁ女神様、いや織姫サンよぉ
愛しの彦星様に会いたけりゃ、王子様のこの真っ赤な天の川を渡って、この俺の魂ごと引き抜くんだなァ!
452
:
名無しの厨二能力者
:2016/07/08(金) 11:22:24 ID:mQBzT.So0
あの日……国と外とを別つ境界の檻は、その一部を失った
そして、決して少なくない犠牲の後、復興が始まる
誰もが日常という日溜まりに戻れると信じていたのだ
それが誤りであった事実、日溜まりの外にある暗がりの存在
当たり前の事実に気付くこともなく、人々は日々を往く
だからこそ、始まった終わりは今度こそ、檻の中を地獄に変える……
「眠れる姫の力は我が掌の上だ
今や神々にも比肩するこの力を以て、今こそ世界を混沌へと導こう
さあ、物語は始まる……笑うのは私だ、見ていろ神よ」
453
:
名無しの厨二能力者
:2016/07/11(月) 10:12:44 ID:9NjmrIag0
予言書の破壊・・・今回頼みたい依頼を簡潔に言えば、それだ
神によって創られたとされる秩序からの脱却、混沌…とは人聞きが悪い言い方だが
ただ、道標を外れて自由に歩きたいと考える者達もいるのだよ、そう、キミの様にね
たかが一冊の本を壊すだけの仕事、されど敵はキミが考えるより多く、そして強大だ
予言書を守る教会?それもあるだろう
秩序に成り立つ国家?勿論それも敵だ――が、しかし立ち塞がるのはもっと恐ろしいモノだ
神に創られた生きとし生けるもの全てが敵に回ると考えてもらおう
民草も、畜生も、虫けらも、私も、キミ自身すら――…ふふふ
それでは、どうか健闘を祈っているよ
454
:
名無しの厨二能力者
:2016/07/11(月) 14:52:32 ID:l8oh1k3A0
夜の静寂に浮かぶ、儚げな白き幻影
それは在りし日の想いに揺れる、少女の心
沼のような環に取り込まれた哀れな彼女を救うのは誰か……
さて、君の考えを聞かせてみたまえ
見えるだろう? あれは君の味方になる存在だ
答えさえ間違わなければ、君は勝利に近付くのだ
もっとも……
455
:
名無しの厨二能力者
:2016/07/12(火) 20:27:01 ID:aHZ8sVvE0
もう、どうか諦めさせてください
このまま深く暗い絶望へと沈むのが私の定め、それこそが”秩序”
小さく、儚く、たった一人で足掻くだけの貴方では、秩序に抗う希望たりえないのです
せめてどうか、貴方は流れに逆らい沈みゆく運命は選ばないで
大いなる流れに流され、秩序の一部としていれば…こんな絶望は味わわずに済むでしょう
さようなら、孤独な勇者・・・今の貴方では、秩序には勝てないから・・・
456
:
名無しの厨二能力者
:2016/07/13(水) 13:58:27 ID:iF3DOAes0
羅刹に身を落としてでも戦い抜くと決めた
秩序、運命、世界……そんな大義名分、本当はどうだっていい
俺はただ、俺の愛した女を救いたいだけだ
聞けよ「女神」――いや、「亡霊」!
あいつの身体を容れ物にして、勝手に絶望なんてするなよ!
アンタがそんなだと、あいつは報われないんだ
あいつは、アンタがただ世界に絶望して悲しみに沈むために身体を支えたわけじゃない
分からないか? ああ、アンタら高位の概念様には人間の感情なんて到底理解し得ないだろうな!?
だから俺が教えてやる。一緒に来い
俺が、アンタを苦しめている全てを斬り伏せる剣になってやる
「亡霊」、俺の手を取れ
457
:
名無しの厨二能力者
:2016/07/13(水) 13:59:37 ID:iF3DOAes0
>>456
/支えた→捧げた
458
:
名無しの厨二能力者
:2016/07/27(水) 01:23:43 ID:Vp9G1h0c0
「『レイヴン2』――――ターゲット確認。『クイーン』との接触を確認」
『……これ以上の外的因子が彼女へ接触するのは好ましくない。速やかに排除せよ、レイヴン2』
「へいへい、了解。さーっ、てと――――」
「やあやあこんばんは勇者様、流石に言うことカッコいいねぇ優男らしいや」
「やぁでもさ、若気の至りで義憤に燃えて誰かを助けようとするもんじゃないな」
「率直に言おうか。――彼女は亡霊だ。世界の綻びだ。いていい存在じゃないんだよ」
「彼女の存在は、君の身体ひとつで贖えるほど軽い罪ではないぞ」
「この世界に君たちは不要なんだ。消えろ、イレギュラー」
459
:
名無しの厨二能力者
:2016/07/27(水) 02:50:05 ID:7qonAlxA0
ラブをなくしてライブなし、少年少女の冒険に、横槍入れるワタリガラス
ほころびほろぼしほうびをねだる、貴方を邪魔するワタシモコロス?
やあやあこんばんは刺客様!流石に良いタイミングで出てくるねぇ、仕事デキるぅ〜
でもでも、上司の指令で職務に燃えて誰かを邪魔しようとするもんじゃないよね?
単直に言うよ、キミ達が邪魔なのさ。世界の綻び、大いに結構じゃない?
彼等の決意は、キミ達の腐りきった規則で縛って良いものじゃないと思うなぁ・・・
なによりこっちに付いた方が面白そうじゃない?相手になるよ、エージェント
460
:
名無しの厨二能力者
:2016/07/28(木) 12:13:02 ID:XOAv4OEo0
突然に下ろされる幕
偶然に居合わせた少年少女
落とされる昭明
訪れる静寂
数秒の後、上がった幕の中にスポットライト
浮かび上がるは仮面の男……口元は小さく歪んでいる
発せられる声
響き渡る銃声
悲鳴の交響曲
涌き出す暗い影
物語とは、同時進行で刻まれるもの……
461
:
名無しの厨二能力者
:2016/08/24(水) 19:02:37 ID:nvn0X5SY0
暖簾に腕押し、糠に釘。矮小なるものどもよ、その行為に何の意味があることか?
お前たちなど大海原に落ちた一滴の濁りに過ぎない。
波に呑まれ、消えゆくことが望みなら……私が叶えてくれる。
この身は嵐、大海の映し身にして”裁定”の執行者なれば!
462
:
名無しの厨二能力者
:2016/08/27(土) 21:49:03 ID:.we7pFsw0
罰を与えようとするのは結構
しかし残念ながらどんなに揉み消そうとしても一滴の濁りが消えることはない
濁り、すなわち毒は何時だってあらゆる者に侵食し、最期には皆等しく滅ぼしてきた
ヒュドラを見事打ち倒した英雄が、ヒュドラの毒によって自死を選ばされたように
463
:
名無しの厨二能力者
:2016/09/17(土) 08:02:27 ID:YALs4/B20
逃げてもいいんだよ
誰だって痛いのは嫌だろう?
死ぬだなんて以ての外
……だから、キミはずっとここにいればいいのに
464
:
名無しの厨二能力者
:2016/09/17(土) 11:34:09 ID:dQNIwc4c0
逃げたかったさ、ずっと昔からそう思っていた
だけど仕方ない、もしここで俺が逃げれば不毛な苦痛の押し付け合いがまた始まるだけだ
誰も立ち向かおうとしないなら、俺がやるしかないだろう
465
:
名無しの厨二能力者
:2016/09/24(土) 02:39:15 ID:x/ujZ4.60
………………歌が聴こえたんだ
……そうだ、彼女は歌い続けたんだ。馬鹿みたいだろう?
それで何かが変わるなんてあり得ないのに
定められた運命からは、決して逃れようがない筈なのに
その歌は戦場に響いた。当然、僕にも届いたさ
けれども、それは何を齎した?そう、何も齎さなかったさ!!
彼女の命を燃やした歌を!!奴等は雑音と笑い捨てた!!
ああ、確かにそうかも知れない。たかが子供一人の力で大局を覆すなんて夢想が過ぎる我儘だ
それでも、それでも……彼女は、信じたんだ。その歌に、総てをの願いを込めたんだ。
────その想いを、その祈りを
466
:
名無しの厨二能力者
:2016/09/24(土) 14:11:23 ID:PcUZV9l20
ヲデフ・フワンヲールは言った
「祈りはいつも届かぬものだ」と
切ない調べ、この旋律とてまた然り
運命という予定調和の物語……逆転などありえぬ話よ
467
:
名無しの厨二能力者
:2016/09/29(木) 02:25:05 ID:O6bYiAV20
夜は明ける…我らが何を成そうとその事実は変わらない
どんなに闇が深くても、どんなに雲が多くとも、どんなに時間がかかろうとも
日は昇り…我らを照らす
同じだ
我らは今宵悪を為す
それは我らがどんなことをしてもいつの日か暴かれる時が来るのだろう
お世辞にも決して許されるものではない
正義という名の日は昇り、我らは照らされるのだろう
『あの日』…たった一人で旋律に乗せた祝詞を納めた巫女が犠牲となり女神と化した姫君を封じた
だがそれは正しい事だったのだろうか
我らは問おう
光差す正義はどこにあったのかと、先の闘いに罪深き悪はあったのかと
我らはその答えを知るべく悪を為す
さぁ―――答えを教えてくれ"女神"
あの巫女を殺した我らは正義だったのだろう?
468
:
名無しの厨二能力者
:2016/09/29(木) 06:02:46 ID:e8hXD..20
五月蝿い、五月蝿い、あぁ、五月蝿い
喚くな、吐かすな、罵るな
大義も、忠義も、虫酸が走る
そうやって、何時までも酔い痴れていろ
高尚な正義も、下賤な悪も、敬遠な子羊にとっては美酒に過ぎないのだろう
唄っていろ、躍っていろ
そうして己が踏み躙った少女の祝詞を、嗤い続けているがいい
我は復讐者。答えを欲するというのなら、我が幾らでもくれてやろう
此の剣こそが我が回答、かの巫女に誓いし聖剣にして、かの女神を屠りし魔剣
そうだ、赦しなど在るものか、正義など在るものか
貴様等も、そして女神さえも───我が憤怒の前に置いては塵芥に等しいと知れ
469
:
名無しの厨二能力者
:2016/10/02(日) 21:58:26 ID:auLS4OxM0
零に等しい
お前は怒り狂っているように見えてその実はこれっぽっちも怒りを覚えていない
ただ喚き、叫び、俺は猛り狂っているという偽りの仮面を他人、そして自らに見せつけているだけ
少女がどうとか、女神がどうとか、もうそんな些細な切っ掛けも、理性もいらない
どうなっても良い、全て壊してしまっても良いと、手当たり次第に全てを焼き切る焔となる
その瞬間から物語が始まり、ただ終わる
なぁ、腐りかけの世界がただ滅びて散る瞬間を見せてくれよ
470
:
名無しの厨二能力者
:2016/10/17(月) 19:53:39 ID:fYA5JhJs0
余計なことしちゃってさぁ
腐りかけの世界が滅びるその時が見たいだって?
何を馬鹿なことを言っているんだい
とっくの昔にこの世界はどうしようもないくらいに腐りきっているし…なにより取り返しのつかない程に滅びていている
けれど安心していいよ
救済は行われたんだ
ここでは君の全てがうまくいくんだよ
ふふっ、何を驚いているんだい?
女神を目覚めるって事はこういうことなのさ
笑っちゃうね
凡人が女神を打ち倒せるその剣まで亡くちゃって
この女神が与える偽りの楽しい幸せな世界で朽ちていくといいさ
471
:
名無しの厨二能力者
:2016/10/24(月) 00:05:29 ID:SQSCKzDE0
さあ、舞台は整った
後は君次第さ、虚栄の安寧を傍受するか、それとも否定するか
……ああ、聞くまでもなかったね、そうだろう、君は何時だってそうだった
剣は喪ってなんかいない。その揺るがぬ意志こそが、神をも殺す刃足り得るのだから
世界を変えるものは正義でもない、大義でもない
それはエゴに他ならない。どこまでも傲慢で、けれどもどこまでも純粋な、君だけの願い
だからこそ、きっと届く。世界を壊して、そして再び蘇らせる
さあ、最後の決戦といこうじゃないか
僕は再び祝詞を届けよう。それが巫女の祷りを受け継いだ僕の役目ならば
だから、君は前に進め。命を賭して、全てが尽きるまで、そしてその刃を、今度こそあの女神に突き立ててやれ───!!
472
:
名無しの厨二能力者
:2016/11/20(日) 21:28:19 ID:jOqC6j0I0
霊力受け継ぐ群雄割拠、忌々しくも巫女を讃えて
女神に歯向かう有象無象、おこがましくもまだ足掻く
人の身ごときの祝詞にすがり、聖戦真似て鉛を振るう
自分勝手な祈りを乗せて、聖歌を真似た戯言ほざく
刮目せよ、我こそは女神の使途にして断罪の執行人
清聴せよ、これなるは天使の詩であり救済の鎮魂歌
身の程知らずの人の子よ、それでも女神は許します
無謀な戦に挑む者、希望を抱いて眠りなさい
傷つき迷える子羊よ、それでも進む勇者たちよ
せめて女神の優しさに抱かれ、さぁ安らかに―――お逝きなさい
473
:
名無しの厨二能力者
:2016/11/21(月) 03:10:20 ID:Tvu/MQNY0
嫌って言わせてもらいますわ
この『羊のジョージ』、子羊はとうの昔に卒業しとるさかいな
それにこの命、我が仇敵『神黒のウッルフ』を打ち倒すまでは捨てるわけにはあかん
そして何よりも、や……あんたは彼の女神の声を聞いてなんてない、そうやろう……?
紛い物に殺られる謂われはないで……なあ、我が友の……【亡骸】
474
:
名無しの厨二能力者
:2016/11/23(水) 05:13:15 ID:zInehORo0
雷光招来、鮮烈なる嵐となりて
我が魂、我が一刀、即ち女神の尖兵屠りし牙とならん
亡骸はとうに風化した。その両腕が抱き締めたものも、また
されど、遺志は受け継がれん。故に我々はこの地に立つ
落日を告げる角笛は戦場に鳴り響いた
願わくば、我が意志もまた、未来を紡ぐ一片とならんことを
────“堕天の刻雷”の威光、その身に刻むがいい
475
:
名無しの厨二能力者
:2016/11/26(土) 09:31:20 ID:8yLXylSM0
いやはや皆さんどーもどーも、あぁどうぞお構いなく?席を立たずにそのまま作業を続けてください
それにしても驚きましたねぇ、再三の注意警告を無視して未だにこんなところでコソコソ無駄な事を続けていたとは
感激するほどに誇り高き研究者様方であらせられる
どうぞ、お構いなく と、申し上げましたよ
蔵書も著書もそのままに、そしてどうぞ席をお立ちにならないように、無駄な抵抗をなさらないように
…おやおやこれはなんですかな?ははぁ、戦史ですか。なるほど未だに"巫女神伝説"の研究をなさっておいでとは…
聞こえませんでしたか?全員その場を動くな、埃まみれのクズ共め
禁じられた歴史の研究は死刑。ご存知の通りです。
さぁ皆さん、このゴミ共を連行し、ラクガキは全て焼却処分してください
・・・学者ふぜいが揃いも揃って、下らん過去を掘り起こしたところで今更なんになる
最早、我等"議会"こそ真実、我等こそ歴史、我等こそ正義、我等こそ英雄、我等こそ神
いい加減、オトギバナシにはご退場願いましょう
476
:
名無しの厨二能力者
:2016/11/26(土) 11:45:57 ID:u2V3Sz560
美しい『史実』を求めても、濁りゆく『現実』は変えられない
輝かしい『神話』を夢見ても、淀んだ『現在』は変えられない
今やすべては陰に消え、より濃い闇がやがて皆を呑むのだろう……
そう思っていたある日、私は曾祖父の遺した手記を偶然にも手にする……
開いた頁は爛々と輝き、思わず目を閉じた次の瞬間、私はそこに居た
【在りし日の幻想たる戦場】の只中で、私は『光』に出逢うのだった
477
:
名無しの厨二能力者
:2016/11/28(月) 05:03:21 ID:S0DaThbg0
……たった一つだけの純粋な願い、それが総ての始まりだった
それは喪われた過去、葬られた真実
決して触れてはならない、禁忌の匣
しかし、彼女は願った
あの時代を生きた彼等が紡いだ“祈り”を、途絶えさせてはならないと
例え世界の総てを、【黄昏の議会】を敵に回すことになったとしても
……その切なる願いに応えるのは、“男前”なら当然のことだろ?
なあ……“巫女の再臨”、お前は俺の『光』だ。だからその輝きだけは、絶対に喪うな
478
:
名無しの厨二能力者
:2016/11/28(月) 09:16:23 ID:hUBpl9y20
那由多を超えた亡骸の上、そこで全ては終わったはずだった
「それでも受け継がれてしまった現代、滅ぼせぬ伝説
必ずや握りつぶさねばならぬ、忌まわしき光」
『なれど、願いは彼女を呼び覚ますだろう』
かの時代に討ち漏らした奴等が遺した"祈り"を、途絶えさせねばならぬ
例え草の根を分けても【巫女の再臨】だけは殺さねばならん
「…その確固たる使命を果たすことは、世界の義務である」
『さよう…"黄昏の議会"は既にこの世の神、なれば我等の決定は絶対である』
479
:
名無しの厨二能力者
:2016/12/15(木) 12:14:03 ID:ZhqJzx9A0
《瑠璃色の真実》を暴いてはならない
『黄昏』が消えたその後に、妙たる闇があることを
怪物が身を潜めるのは、いつも黒の中であることを
知らないからこそ、暴いてはならない
480
:
名無しの厨二能力者
:2016/12/16(金) 22:08:00 ID:95EyM9G60
『今まで黙っていたことを申し訳なく思う
私は君の師としても、保護者としても、酷く無責任な形で別れなければならなかった事が只々残念でならない
もう知っているかもしれないが、この手紙を君が読んでいる頃には私は既に殺されているだろう
私の、私達の敵はあまりにも強大過ぎた…それは分かっていた事だから、私の命に悔いは無い。
悔いがあるとすれば、君を育て導き鍛えてきた年月の中で、遂に君へ打ち明ける事が出来なかった使命が、私にはある
そして最期に我儘な願いを君に託す私を、どうか許してほしい。
同封の《瑠璃の欠片》と呼ばれる物を、私の仲間に届けて欲しいのだ、そして願わくば君が彼等と共に歩んで欲しい
全ては欠片が導いてくれる、しかし前述の通り様々な障害があると思う、決して警戒を怠らない様に
しかし恐れず、自分が正しいと思う方向を向いて進みなさい。きっと真実はその先にあるのだから
最期までこんな勝手で偉そうな指示を出す資格は、きっと私には無いのだろうが
それでも私は、こんな私でも最期に君の親代わりが出来た事を誇りに思って逝きたい
私の自己満足だが、君ならきっと私の意志を継いでくれると信じている。
だから君と過ごした今までと、君が歩むこれからにお礼を言わせてほしい。
ありがとう、さようなら』
481
:
名無しの厨二能力者
:2016/12/17(土) 23:40:40 ID:7YJXx/K.0
ラピスラズリの伝説
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板