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5巡目のしりとりスレ

1名無しの厨二能力者:2014/07/08(火) 13:56:44 ID:EJGqNb/A0
俺たちは忘れない

261名無しの厨二能力者:2014/11/22(土) 13:52:26 ID:x0.xo.6.0
連鎖する死の病
それを運ぶは紺碧の帆船
彼の者は魔より力を賜りし海賊
かつての時代に暗躍し消え去った者
「疾る魔力を海底へ 残骸に眠る屍へ」
               トルトゥーガ
甦りしその男……時を越え《彼方に沈む月の島》へ

262名無しの厨二能力者:2014/11/24(月) 18:58:09 ID:pn0KErBQ0
屁理屈ばかり言っている
何時からだろう
昨日からだろうか、この前の誕生会からだろうか、成人式からだろうか
高校の卒業式からだろうか、小学校の入学式からだろうか、入園式からだろうか
生まれたときからだろうか
分からない

263名無しの厨二能力者:2014/11/25(火) 00:27:12 ID:8hi3Ld7k0
いい事を教えてやろう
俺はお前を知っている
時がどんなに流れても
俺はお前を覚えている

屁理屈だとか感情論だとか
そんな事はどうでもいい
俺だけはお前を見ている
その事実さえあれば充分だ

「以上が伝言だ……それでは」

264名無しの厨二能力者:2014/11/26(水) 12:10:36 ID:EmZyJAcI0
はて、謎かけか揺さぶりか…ただのコトヅケかそれともオドシか…
『見てる』ってのも色々あるだろ?ちょっと動きづらくなるぜこれは

見物っていう意味なら、まぁ放っておいても良いさ、別に減るモンじゃ無ぇし勝手に見とけ と
観護はちょっと遠慮したいなぁ、見守る なんて大きなお世話だろ
監視だった場合は、ちょっと警戒しなきゃな?

いやぁいずれにせよ面倒な事になったぜぇ・・・っつーワケで、お前の意見を聞こう
どうしよう?

265名無しの厨二能力者:2014/11/26(水) 20:13:59 ID:8S8rFwYc0
羨ましいねぇつくづく思うよ
もう俺は迷う事も意見を聞く事もできないからさぁ
そう言う意味じゃあこの力は損だよなぁ
そこでだよ
俺が事実を隠したらどうなるか
分かるよ分かってるよ
全部分かってる
困るよなぁ
困らせてみようって言ってみたり?
まぁ最善の選択ではないわな
分かってるよ
あえて遊び心を持ち出してみるとか?
いいねぇ面白いねぇ
じゃそゆことで
教えな〜〜い
バイバイ

266名無しの厨二能力者:2014/11/26(水) 21:24:50 ID:MH3HdxRE0
いいや、バイバイじゃない
また会おう、だ
いずれ時は巡ると同時に、機会はやって来る
所詮これは私の思い込みに過ぎない

だがそれは必ず事実となる
何故ならお前が最も欲しがる物がその機会の内にあるのだから
それでは、また会える日を楽しみに待っている
汝の宛のない自由な旅路に、幸福が多きことを祈ろう

267名無しの厨二能力者:2014/11/27(木) 01:39:29 ID:PAgbpOqM0
胡散臭いは誉め言葉!
さすれば明日のこの時間、お見せしましょう【奇跡の軌跡】!
さあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい!
最高の舞台の始まり始まり!皆様の命の終わりでございます!

268名無しの厨二能力者:2014/11/27(木) 17:29:40 ID:P33LGuf20
!?あいつ、生きていたのか...
ならば始末するのみだな
今度は刈り取る、容赦はしない

269名無しの厨二能力者:2014/11/28(金) 01:41:14 ID:osu9vVcw0
命は対価
その両手に掴むのは【固有能力】
奪われ取り返す
繰り返しの日々に終止符を

魂の声に
耳を傾けども何一つ
答えなど得られない
そんな無情な現実

笑い声は憧憬にして
大切な情景なのだ
赦しも涙も怒りも切なさも
始まりの合図と化す

270名無しの厨二能力者:2014/11/28(金) 20:58:50 ID:T5E3SBhg0
数千、数万、数億――――
まだ足りぬこの試行
意味、命運、正義――――
愚かなるこの思考
そして、未来に聳える荒野――――
辿り着かぬその至高

否、我等は行き着かぬのではない
行き詰ったのだ
最早人に目指すべき天などなく
果てるべき獄もない
あるのは、ただ――――

  ツマラナイ  コウフク
停滞した退屈のみ

271名無しの厨二能力者:2014/11/28(金) 21:15:27 ID:QfVOSVXs0
酔狂結構人外上等、はじめましてのさようなら
この首獲れたら戦に勝てる、その首守るヒマは無い

命を賭けて懸命に、チカラの限り力ずく
怨嗟因縁有象無象、取って盗られてまた奪って
終らせるまで終われない

鎮魂歌謳う閑古鳥、舌を抜いてもまだ詠う
名馬に跨る騎士様も、鞍上無様に首が無い
私がどんなに謡っても、聴いてる骸は応えない

いつか笑ったしゃれこうべ、今でも歯を見せ嘲笑ってる
行けば地獄帰るも地獄、見渡す限りの阿鼻叫喚
泣いて叫んだ若武者も、刹那の後には―――

―――首が無い

272名無しの厨二能力者:2014/11/29(土) 02:03:13 ID:ygQ6m8aA0
>>270からか

水をせせらぎは流る時の調べ
浮かぶ木の葉はただ下るのみ
されど力はそれさえも覆し
やがては滅びゆくのだろう

運命に招かれざる者
いつか死するその日まで
今宵は星の空に唄を添えよう

273名無しの厨二能力者:2014/12/01(月) 11:29:14 ID:0T6cg6U60
泡沫、深淵、境界、波光

瞼を開け、耳を済ませ、心魂に刻みつけろ

境界、断絶、贖罪、虚無

首を垂れろ、恥を晒せ、煉獄へと堕ちてゆけ

274名無しの厨二能力者:2014/12/01(月) 12:59:59 ID:rSAvMNk60
決心はさながら水泡のように弾け、やがて夕焼けに消える
迷いの先にあるのは夢のような勝利ではなく、醜いほどの現実
何処までも堕ちてゆく彼の先には、きっと冥府が待っているだろう
今はただ、見守るのみ
無力な私は悔し涙を溢し、佇む

275名無しの厨二能力者:2014/12/03(水) 17:40:29 ID:7QFf4Pps0
無駄な事象は全て斬り捨てろ
全ての人間の魂を駆動させろ
それが造られた人形だろうがなんだろうが構わない
どんなに塵みたいな者であろうがほんの一寸でも世界を動かせば
それは神をも殺す剣となる

276名無しの厨二能力者:2014/12/04(木) 06:28:18 ID:5Zjbkfts0
留守は任されている
私がいる限り、お前のような屑がここに足を踏み入れるなどありえない
今日は私も本気でお前を潰してやろう……この【水銀潮流】を以て、な
我々に牙を剥いたその愚行、あの世で悔いるがいい……!!

277名無しの厨二能力者:2014/12/04(木) 16:16:32 ID:2Ow1YgW60
良い心がけです、格上を相手に物怖じせず実に勇敢だ、ただ、残念な事が3つ
ひとつ、貴女は留守を任されたのでは無い…ただ足手まといだから置いていかれただけの事
ふたつ、貴女の仲間がここに戻る事は無い…今頃すでに、殺されているでしょうからね
みっつ、貴女では…私に勝てない

278名無しの厨二能力者:2014/12/04(木) 20:30:06 ID:1LVxZO860
否、一つ目と三つ目はともかく、二つ目は間違いだ
今宵は貴様が此処で眠りにつく運命の日となる

…少し遅れたが、美人のピンチには駆け付けてやらないとな
ん?なぜ生きているだと?簡単な話だ、煙幕玉と投げナイフを使い潰していけばそう難しくはない
出費は嵩むが、そなたの涙が見れれば安いものだ

さぁ、話は済んだ
……ここからはこの私、【渡里千鳥】が相手になる…
――貴様に、安らかな眠りを贈ろう――

279名無しの厨二能力者:2014/12/05(金) 14:57:38 ID:LnJxKloI0
上役からの命令でね、君らの身はこの僕が預かることになった
……おや、聞こえなかったのかな?ならばもう一度だけ教えよう

【偽りの雪景色(スノー・リベリオン)】の名の下に、黄昏の頃に命ずる
『檻の中にて春を待ち、幻想の牙にて無惨に果てろ』

以上、詠唱終わり
さあ還ろう、姉上がお待ちかねだよ

280名無しの厨二能力者:2014/12/05(金) 21:59:28 ID:DQ8vfUHU0
よくもまぁ、派手にやってくれるじゃないか小僧
花丸をあげよう…と言いたいところだがまだまだ詰めが甘い
ちゃんと止めを指して息の根は止まってるか位の事は確認しないとなぁ?
人というのは大変脆いものだ
普段なら死なないようななんてことないものでも急所に受ければ死に到る
例えば…針のようなものとかなぁ…

さよならだ小僧
せめてこれ以上は痛みを感じさせずに綺麗なままで
私の生首コレクションシリーズの第42号にしてやろうじゃないか

281名無しの厨二能力者:2014/12/07(日) 09:46:01 ID:2S7A58w60
可愛らしい趣味じゃない、部屋の彩りも華やかだこと…
・・・嫌味で言ってるのよ、馬鹿じゃないの?
よくもまぁこんな悪趣味な収集を続けるものね

あらっ"No.42"コレは台座だけね?

282名無しの厨二能力者:2014/12/07(日) 10:10:10 ID:a22FMJV20
寝ぼけたことをおっしゃりますなぁ、凛々しきご婦人
彼は失敗した・・・それが意味するのは唯ひとつでしょう
そう、このワタクシの出番がようやっと訪れたということです
その台座にはとある少年が据えられる筈でした・・・が、もはや不可能
そこでワタクシ達は、ある取り決めをしたのです
『主役』の影には『代役』が控えているものですからなぁ
つまりは、そう・・・貴女は申し分ない魅力を秘めている
さあ、この白き曇天の下に鮮やかな赤を添えましょう
・・・よろしいかな?

283名無しの厨二能力者:2014/12/10(水) 04:28:11 ID:n35uDp3Y0
何を言い出すかと思えば……今更「ニセモノ」は必要ねえ、必要なのは「シン」、あれだけだ。
黙って聞いてな、傍観者の出る幕はとうに過ぎた。
大層な正義だ信念だ愛だ真実だなんて必要ねえ。
選んだのは一つだけーー力だ。

284名無しの厨二能力者:2014/12/10(水) 10:13:33 ID:ZZJeOYfk0
大地へと染み込む鈍色の液状皇炉
ソコへと至り、街を犯せ
呪詛は白昼の浮き雲に乗り、往く
他でもない大空の彼方へ
挟み込まれて破滅へ向かう能力者
今はまだ、運命を知らず

285名無しの厨二能力者:2014/12/10(水) 18:39:41 ID:l5ApAxRA0
随一の鋼だけだ
破滅と言う名の窯にぶちこまれた後に精錬され
剣の形に模ることが出来るのは
手に持つ剣は一振りだけで良い、なんなら多少短めでも構わない
それ以上は、『彼』には少し重すぎる

286名無しの厨二能力者:2014/12/12(金) 00:21:42 ID:AHPv5jsM0
ルーレットが回る
フィナーレが見える
チップは砕け散る

ルーレットは回る
フィナーレを越える
チップが彼の懐へ

ルーレット
ルーレット
回る回るルーレット
真夜中の遊戯の終焉
その先で彼は笑った

287名無しの厨二能力者:2014/12/13(土) 17:36:03 ID:vvwV2Fkg0
―――"頼み事"?なんだい、あらたまって
どうせロクな事じゃ無いのだろうけど、そうして頭を下げられると・・・
益々イヤな予感がするね?

288名無しの厨二能力者:2014/12/13(土) 17:51:21 ID:Qr57UsJA0
ね?やっぱり警戒されちゃったわ
あなたはこう・・・もう少しよく考えて行動するべきよ、うん

わたし達の為じゃなくて、あの"刀"の為だと思ってほしいな
あと、"珠"の為でもある

わたしからもお願いするから、ね?
ここは力を貸してもらいたいの

289名無しの厨二能力者:2014/12/14(日) 18:55:56 ID:q..gHJC.0
呑気なこった、もう刀も珠もそうそう使えるもんじゃねえし、早くしねえと取り返しが付かねえんだ
黙って従えとは言わねえ、しっかり報酬はしっかり払う
うちの相方が言うとおり、「刀」と「珠」の為なんだよ

用意は終えてある、あとはお前の返答次第で世界が動くぜ

290名無しの厨二能力者:2014/12/15(月) 12:03:12 ID:aY5wzGzM0
是非に、と、言いたいところなのだがねぇ
あいにくだが、我々には君達に肩入れできない理由がある
だがしかし…それらの為に動きたいという気持ちはたしかにあるのでね
そこで考えたのだが、この娘を君達と共に行動させることにする
この娘は色々と特別でねぇ、きっとオレに劣らない活躍をしてくれる

おっと、もう時間か
何かあればここに頼む
それではまた会おう、お二人様

291名無しの厨二能力者:2014/12/15(月) 17:41:54 ID:MDGvJqns0
まーーーーーーっった出勤なのねぇ!?はぁーーーーーん!!
いい加減、お休みもらえないのかしら〜……
かったい頭のお偉いさんに
のんべえ部長に方向音痴課長!!
パンクしそう!!もう!!!このっ!!このっ!!
プーピー言ってないで!!そこの奴!!早く仕事やっちゃいなさいよ!!
リーズナブルな理由なんてない!!いい!?この仕事そういう仕事!!
かならずやり遂げる!!命ないわよ!!この会社はそういう会社!!
そんなに帰りたいならいいわよ!?帰りなさいよ!!え?帰るところなんてない?!ここの社員はそういう社員!!
1番抜けしたやつの後片付け、さっきしたばっかりなんだから!!
すっっっっっごい忙しい!!ああ忙しい!!!バカヤロー!!!働けこのやろー!!!クソが!!

うあっ……死んじゃった……
まずいなぁ……また仕事が増えるわぁ……
いや、いいか!!あっはははは!!       ……もう嫌だああああんあああああ!!!

292名無しの厨二能力者:2014/12/15(月) 19:47:44 ID:2REUARkc0
あぁ〜あ…あのおばさん、まぁたヒス起こしたんですか?
怒れば怒るほど老ける一方だと言うのにあの人も学習しませんねぇ〜
あっ、気にしないで仕事続けちゃってください、椅子投げつけられて死なない程度にはアンテナ張ってくださいね
…さて私も仕事を続けるとしま……
おっかしいなぁ…何で、私の書類に血が付着してるんでしょうねぇ…


…ふっざけんじゃねぇぞ!クソヒステリックミイラババアがぁ!!!
そのゴリラみてぇなきたねぇ法令線まみれの顔に新しく豚の鼻着けてやろうか!?あぁ!?
ちょーっとこの俺が良い子ちゃんぶってれば一々調子乗りやがってよぉ!?
つーか加齢臭誤魔化そうとしてんのか何なのか知らねぇけどテメェの香水牛の糞見たいにクセェんだから自重しやがれ!
知ってんだぞ?テメェ合コンに参加した時裏で男たちにおばさんおばさん言われてたのをよ
生きてて恥ずかしくないの?その汚い顔と汚い呼吸を見せつけながら生きてて恥ずかしくない?
この際言わせてもらうけどぶっちゃけテメェいない方が仕事の効率良いんだよ
その癖口だけは一人前とか無様としか言えねぇよな?新手のギャグか?
笑えねぇから家に帰ってそこら辺の男のミルクでも吸いながらくたばれよクソアマが

なんてね、冗談です
さぁ皆さん、今日も一日頑張りましょう

293名無しの厨二能力者:2014/12/16(火) 00:24:38 ID:1/yA0XEA0
うん、父さん、母さん、私今まで幸せだったよ
私の上司は落ち着いた人でミスをしても軽く笑って流してくれるし
何を聞いてもしっかり答えてくれるし自分の身の注意を促してくれる良い人だった

でも今わかったんだ

私、就職先の選択

―――多分、ミスった―――

294名無しの厨二能力者:2014/12/16(火) 00:42:03 ID:cN1qNjCk0
ーー多分じゃなくて確実に、な。

なんてこと言ってても、ここも慣れればいいもんだぜ? 住めば都って言うしな
名前だけみりゃ優良企業、実態はこの有様って奴だけど
どんな目に会うのか精々楽しみにしてれば良いさ
最終的には結果オーライ、全部オッケーで小綺麗に纏まっちまうんだよ
よーく考えてみりゃ、ここもしっかり「闇」があるんがな
なんてこと言っても当分先の話だ、今は気にすんなーー今はまだ、な

295名無しの厨二能力者:2014/12/16(火) 01:09:39 ID:CZymVrV.0
『「何事も経験さ」
そう言って笑った彼の目は、死んだ魚のようだった
そして現在、私もまたそんな未来へと歩んでいるの』

うん、そうだねそうしよう
だからほら、ね?その物騒なモノを仕舞って!ね?
よしありがとう、仕事に励もうね
あなたはこっち、あなたはあっち
さあさあ、今日も頑張ろうね!!

(ふざけんじゃねえぞクソ共がああああああああああ!!あたしはもう尻拭いなんて御免なのよおおおおおおおおおお!!散れ、散れえええええい!!)

296名無しの厨二能力者:2014/12/16(火) 10:29:45 ID:NneMbqLw0
いやぁ・・・仲良きことは美しきかな

私は部下に恵まれたねぇ、こうして和気藹々としつつも切磋琢磨して
曇天模様の無理難題も日進月歩で無事解決していくんだろうねぇ・・・
これは私も負けてられないなぁ連日同様、元気溌剌、叱咤激励に力が入ってしまうねぇ


くっちゃべって無ぇでとっとと働け出来損ないの消耗品共!!
二束三文のネジにも劣る粗悪品の使い捨ての分際で!!
仕事も出来なきゃ貴様等は産業廃棄物にも劣るゴミだと言う事を自覚しろ!!
分かったらとっとと働け、この役立たず共ッ!!!!

297名無しの厨二能力者:2014/12/17(水) 05:38:05 ID:y8ygBXX20
もがけばもがくほど、深みへとはまってしまうものさ
だが何もしないのは、愚かな停滞に他ならない・・・
ならばどうするか?どうもできないのさ、困ったことにね
僕では解答に至れなかった・・・なればこそ、君に問おう
このどす黒い籠の中より出るにはどうすればいいのか、ね

298名無しの厨二能力者:2014/12/17(水) 15:38:01 ID:b9eWsKvw0
願いは聞き届けられず
随分と深みまで来た物だ
誰が言うでもなく前に進み
皆が皆、この龍にのめり込む
昔の記録は消され
連絡されるのは操作された記録
苦痛も暗黒も全部隠した笑みに騙され
歴史は再び繰り返される

299名無しの厨二能力者:2014/12/18(木) 02:05:45 ID:fHLCbsLE0
         オリ
流転という遥かな円環に囚われた人々は、しかしその生を謳歌する
そう、気付きさえ……気付きさえしなければ、シアワセはすぐ傍に
君に言っているのだよ? 夜の帳の向こう側を知ってはならない
理解したのなら、即刻、ここから立ち去るがいい……なあ、少年よ

300名無しの厨二能力者:2014/12/18(木) 21:22:44 ID:/BKidV8w0
擁護、庇護、加護、それは何れも甘美な物だろうねぇ、少年
ただ良く・・・良ぉぉぉく考えたまえよ?
それはあくまで"囚われた環境"でしか無いのだから・・・
まずは与えられた…押し付けられたシアワセを手放すところからだよ
自由が欲しいだろう?少年・・・さぁ、こちらにおいで

301名無しの厨二能力者:2014/12/19(金) 06:22:02 ID:exLh6P5c0
出来ない相談ですね
加護は篭だ……まったく、言葉遊びがお好きなようで
シアワセとは、そもそもどういうモノなのでしょうね?
隠されて、与えられて……そして今、『自由』とやらを薦められる

僕にはもうわからないのです
揺らいでしまい、止まらない
シアワセとは、何なのか

302名無しの厨二能力者:2014/12/19(金) 07:37:01 ID:GZ6zMk7c0
かつて自分も考えましたけど幸せは如何に人生に満足できるかが基準だと思いますよ
例えば今紛争が起こっていない国で金もなく慎ましく過ごしている…これだけではたして全ての人間は幸せと言えるのか?
私はちょっと嫌ですね―折角生きるなら金をジャンジャン稼いでなんでもかんでも自分が欲しいもの全てもぎ取って生きたいですよ
ここの職場はある意味では最適と言えるでしょう、金も稼げますし

貴方はどう思います?
他人の幸せの基準について、これには少し私にも興味が湧きました

303名無しの厨二能力者:2014/12/20(土) 02:41:22 ID:YZtD7pJY0
退屈な話題だ
幸福など所詮は流れゆくもの・・・語ることは無い
だが敢えて言葉を添えるのなら、そうだな
オレにとっての幸福に、金銭は欠かせない宝だ
それだけでは成り立たないが、それ抜きでもまた然り・・・
こんなところか、それでは明日

304名無しの厨二能力者:2014/12/21(日) 12:09:47 ID:wjG0J90E0
退屈の中にも 愉悦は隠れ潜んでいるものさ 例えば 幸せを語る夜にもね
僕の思う幸せは 論じるよりも 見てもらった方が早い フフフ
さて 僕が忌避する彼の猛獣は しかし敵には なりえない
それは何故か今ここで ご覧に入れよう

305名無しの厨二能力者:2014/12/24(水) 00:23:49 ID:Rc7HFzIs0
鬱陶しい夜伽話、鼻持ちなら無い自慢話
いつもの、通り聞き流して寝首を掻くだけの簡単な仕事――そう思っていたのにね

「なぁんだ、意外と賢いじゃない…」

面倒臭い男・・・
"延長戦"の追加料金は貰えるだろうか

306名無しの厨二能力者:2014/12/24(水) 01:13:37 ID:KQWwcI9I0
勘弁してくださいよぉー
今何時だと思ってるんです?
深夜労働は趣味じゃないのにねぇ…

…趣味じゃないのに…極上の餌が現れたなぁ…
……ここから早いもん勝ちの狩りの時間だ
この俺だけの福音の鐘を鳴らすために

テメェは、ここで殺すわ

307名無しの厨二能力者:2014/12/24(水) 01:36:56 ID:ABLANRx20
勿忘菫はしとやかに……
知られざる物語が返り咲く

勿忘菫は儚くも可憐……
寒い星空の下で俯いている

勿忘菫が知る恋と涙……
それは月光に淡く煌めいた

さあ、始めようか
この小さな世界の中で……朽ちて逝け

308名無しの厨二能力者:2014/12/30(火) 15:32:05 ID:4a.foLyA0
決して、忘れてはいけません
淡く、薄く、灰に近づいた色でも
まどろみ、遠のく意識、思考も身体も限界へと向かうでしょう
それでも、忘れてはいけません
世に理がある限り、それにしがみついて下さい
・・・くれぐれも、お忘れなく・・・

参りましょう・・・"忘年"―――
―――――――――"無礼講"

309名無しの厨二能力者:2014/12/30(火) 21:22:56 ID:mYXGDPnc0
うわあああああああ!?
はあはあ……ゆ、夢か……
だが、今のはあまりにも

〜〜〜〜〜

見える、はっきりと見えるっ!
新人、中堅、その他の人々がバッタンバッタン倒れてゆく姿が見えるぞぉぉぉぉぉ!!
だがしかし敢えて唱えよう、そしてその只中で踊ってやろう!!

参るっ!!
《新年》……【無礼講】っ!!

〜〜〜〜〜

「そして、鬼は笑った……」

310名無しの厨二能力者:2015/01/10(土) 11:35:35 ID:Ohsy4/QU0
たぶん眠っているのです!
長くて深い微睡みに身を任せたのですよ!たぶん!
でもそろそろ目覚めの時です!何故なら!あたしも目覚めたから!

311名無しの厨二能力者:2015/01/20(火) 14:08:00 ID:kJXpa8b20
ライオンは
死する運命
変えようと
小川を渡り
あの岸部へと

312名無しの厨二能力者:2015/01/22(木) 01:06:17 ID:fpJM74PM0
遠ざかる
彼岸を睨み
恨めしく
道連れ求め
足を引き込む

313名無しの厨二能力者:2015/01/22(木) 04:36:33 ID:wLI82k7E0
無意識に
此岸を求め
手を伸ばす
牙は貫き
涙に暮れる

314名無しの厨二能力者:2015/01/26(月) 02:00:35 ID:F.nxo.Co0
るいせんに
あふるるみなもも
あさからず
なみのまにまに
ゆびもとどかず

315名無しの厨二能力者:2015/01/26(月) 22:41:51 ID:TcyNVlio0
杜撰だが
多くを得たと
振り返る
旅の記憶を
命の果てに

316名無しの厨二能力者:2015/02/01(日) 08:40:36 ID:4XkisuLU0
逃げっちまおうって…思ってたんだ
もう俺にゃ関係無ぇって、しらばっくれてさ…

へへ…見ろよ、足の震えが止まら無ぇんだ
クソ…なんで戻ってきちゃったかなぁ俺…

317名無しの厨二能力者:2015/02/01(日) 14:56:28 ID:q8Wzcdig0
…礼は言わんぞ

バカな奴だ
そのまま逃げていれば良かったものを
痛い思いもしなくてすんだものを

そこまでしてどうして私を助けるんだ?

318名無しの厨二能力者:2015/02/15(日) 23:11:00 ID:4BEwgd820
誰か・・・誰か助けて

319名無しの厨二能力者:2015/02/16(月) 16:44:19 ID:tNMqZZZM0
天命に従い参上した……
さあお嬢さん、手を取って
物語は今、進みはじめる

320名無しの厨二能力者:2015/02/18(水) 21:32:18 ID:j8Z8OUtU0
瑠璃色の瞳、射抜く様な視線
臙脂色に染めた唇、落ち着いた声
山吹色の髪、輝きのある艶
若草色の靴、深くかしづいて
群青色の衣装、左手を胸に
右手を少女に差し出し、紳士は芝居がかった言葉をなげた


戸惑いながら躊躇いがちに、ゆっくりだけれどはっきりと
少女の唇が応えた
「ありがとう……だけれど、そのセンスは許せない」

321名無しの厨二能力者:2015/02/20(金) 00:10:55 ID:OcoyZBko0
いやはや、なんというか
君はそうやって不安の種を拾ってくるのが好きなのかね?
今回は種どころかもう芽吹いているようにも感じられるが

……まったく、ふざけているのはその格好だけにしてもらいたいな
何? 俺の紫尽くめも許せないセンス、だと? ふっ、わからんか
ちなみにこれはただの紫ではなく青紫なのでお間違いなきように

さて、本題だ
君という奴は天命だの物語だの、芝居でもしているような台詞まわしだな
まあ君がそこまで言うのならその娘はひとまず面倒を見よう
ここは気に入っていたのだが……そうだな、翌朝には発つとするか
それでは、おやすみ

322名無しの厨二能力者:2015/03/06(金) 13:00:45 ID:5SfhHhYs0
実らぬ人生に死を想う

我が喉元に牙を突き立てる時を
我が脳髄に爪を掻けることを

死を想う
そう言っていつも死後を想う
これは死への恐れなのか
わからないまま、死を想う

323名無しの厨二能力者:2015/03/06(金) 20:44:54 ID:Gz13zkwY0
嘘を吐いた

友を哀しませる嘘を
恋人を泣かせる嘘を

嘘を吐いた
そうやって今宵も夢の中
これは他人への恐れなのか
わからないまま、嘘を吐いた

324名無しの厨二能力者:2015/03/07(土) 01:56:26 ID:8.9A9BGg0
大変お待たせした、怪我はないかな?お嬢さん……えっ、俺のお陰?
………そうだと言いたい所だがそれは違う、俺はアイツが一晩頭コネって考え付いた策に乗っただけさ
帰り道の安全はとっくに確保してある、早くあんたの元気な姿を、アイツに見せてあげな

……ったく、あの馬鹿…あんな美人さんを泣かせた挙げ句、美人さんのピンチだって時に動かないとかどういう根性してやがるだよ…
この場は俺の巧みな舌捌きで誤魔化せたから良いものを…
……とりあえずムカつくから帰ったら後で顔面拳で全力パンチ1発からの正座で説教1時間ルートだな

325名無しの厨二能力者:2015/03/07(土) 23:24:46 ID:6WruhQgw0
涙は寞かに
声は幽かに流れ出る

始まりと終わりの刹那に溺れ
黎明に吼え、黄昏に呻き
憎悪と愛情の狭間に没し
人に嘆き、神に祈り

そうして
漸く
私は
前へ

326名無しの厨二能力者:2015/03/10(火) 00:15:50 ID:rCtkOIQw0
変色した古い本のとある頁
改竄した若い男の罪へ罰を

『私は知っている
 それが必然であることを
 私は目にしている
 貴方が人ではないことを
 然れど
 この恋心は消えはしない』

前へ前へと進む
進め進めと叫ぶ
叫び吠える猛獣
折れた牙と運命

327名無しの厨二能力者:2015/03/12(木) 15:58:53 ID:T5azNTxk0
一万、いいやそれ以上の人間が死んだ……!
全員、なんの罪も犯していない無実の人間だ!!
お前の無責任な一言で、この惨劇が起こった、お前は何様のつもりだ!?
次はどの町の人間を命令で殺すつもりなんだ!?

お前は言ったな…
これは罪深い人間一人を確実に仕留める為に必要な準備だって…!
実際はどうだ、燃え盛る焔、町に住んでいた住人の悲鳴、湖のように溢れ出る鮮血……!

お前は言ったな…!!
「俺達でみんなが笑って生きていける世界を作ろう」って…!!
…みんなだ、そのみんなが俺達の目的の為の犠牲になった…!!

……俺が、お前をここで殺す
それが犠牲になった者達へのせめてもの弔いだ…!
お前を信じた、俺が償う罰だ……!

328名無しの厨二能力者:2015/03/14(土) 03:35:22 ID:KXR4SQSo0
……談笑は彼方へ
皆を別つ河は深く広く

……幻想は彼岸へ
終わることなき地平線

----------------------

戦いの幕は下りないさ
まだ上がったばかりだろう?
この物語がどんな終端に向かうのか
僕は今、とても楽しみでたまらないのだよ

329名無しの厨二能力者:2015/03/15(日) 09:32:20 ID:czCj..Yc0
夜明けの戦い――
後にそう記された決闘の話、しかしその通称は時刻に由来しない
酉より高く、鐘より遠く、なにより激しく
まるで戦乱の始まりを告げるかの様に響いた剣合の音
その一撃から続く、長い永い争いの幕を、文字通り"斬って落とした"音

心に聴いた者、夢に魅た者、魂に刻んだ者
それらの運命に"夜明け"を告げたと云う

330名無しの厨二能力者:2015/03/15(日) 14:57:01 ID:lxu6/Qqo0
疑うことを知らずに愚直なまでに友を信じ続けた一人の男がいた
その男には何よりも譲れない一つの夢があった

最後まで友を信じ続け、そして最後に裏切られた一人の男がいた
彼が正しいと思い渡り続けてきた道程はあっさりと引き裂かれた

自らと友の罪を贖おうとした一人の男がいた
その時、彼は人の皮を被った孤独な獣と化した

蛇よりも狡猾に忍び寄り、鴉よりも賢く各地を飛び回り、死神よりも非情に罪人を狩り続け、誰よりも深い罪を背負った者
今もまだ、彼は孤独と共に罪を贖い続ける

331名無しの厨二能力者:2015/03/15(日) 16:28:45 ID:DfTglgXE0
流転は決して終わらない
彼も僕達も、廻り続ける
それを認識すらできぬまま、さすらう

僕はね……あの日、あの場所で『夜明け』を見た
醜くも美しい、血と泥にまみれた『夜明け』をね
僕や彼、もちろん君も、始まりはみな同じだろう
この雨はきっともう止む……その意味は一つ、さ

332名無しの厨二能力者:2015/03/16(月) 03:47:21 ID:shFsV5uI0
最後の時も、お前は口達者な奴だな…
こうして再び会って俺が最初に感じたのは……不思議な事に憎しみなんかじゃない…
……あの時、お前を止められなかった後悔と……なんでこうなったんだろうと、どうしようもなく込み上げてくるやり場のない哀しさだよ……
笑えるよな、あれ程お前を殺そうとして…仕留め損ねて、お前の行方を探し続けて、お前と繋がりを持つ罪人を洗いざらいに皆殺しにして……この様だ

…あぁ、その通りだ
俺の黄金のように輝かしかった夢はお前の『夜明け』のお陰で醒めた
俺の目を眩ませる程に輝かしい夢は『夜明け』の太陽に跡形もなく焼き尽くされた
俺はあの時、ようやく現実と向き合ったよ
そこには黄金も、道を照らす灯火も何もない真っ暗で血塗れの道だった…

あぁ、そうだな…雨は…もうじき止むさ…だから…今度こそ俺は、お前を殺す
あの街を消し去った、忌まわしい焔のように、今度は俺がお前を消す番だ……!!

333名無しの厨二能力者:2015/03/16(月) 05:45:15 ID:UzWSiCas0
誰かが言った
「悲しい戦いが終わった」

別の誰が言った
「本当の意味の夜明けだ」

また別の誰かが言った
「雨は上がり、夢は輝く」

屍と血と涙、染まる水溜まり
炎の如き憎しみと、雨の如き諦め
終わりが意味するのはひとつの始まり

しかし慌てることはない……物語を終えるには些か早い
とある『後日談』に、暫しお付き合い願おうか

334名無しの厨二能力者:2015/03/16(月) 10:14:48 ID:LlDlQVf60
彼を返して・・・

コレは『白昼の悪夢』を詩った悲しいうた
戦う事も出来ず、取り残された者の絶望のうた
雨の中、纏わりつく泥の様に、ただ温もりに縋るしかなかった弱き者
闇の中、照らされた影の様に、他人に夢を重ねてしまった愚かな者

戦い傷つき倒れる者はまだ救われる、倒れて眠るだけなのだから
遺された者達に休息は許されず、安らかな眠りすら訪れない
善も悪も、勝も負も、生も死も無いひたすらな絶望の中、只々怨嗟だけが・・・

――あのひとを、かえして

335名無しの厨二能力者:2015/03/17(火) 02:34:05 ID:Agt7sRko0
抵抗も、言い訳もしない……アイツは俺が愛する人々を殺した…だから俺がアイツを殺した、それだけだ

死んだ人間は、決して生き返りはしないさ
ましてや、今を生きる人間に語りかけてくることはない
これが夢であってくれと、返ってきてくれと泣いて頼んでも、返事は帰ってこない……

俺が愛したいと思った者はもういない、全員俺の手で殺した
『殺人鬼』を愛する者は誰もいない、だから俺は手を汚し続けた
俺の手を見ろ…鋭い爪もなければ毛皮もない
こんな普通の手が、一万人を殺した人間の手なんだ
後腐れは……もう残しはしない

最後に…頼みがある
もしこれから先、若い世代に俺達の事を語り継ぐ時が来たのなら…アイツの罪を、全て俺がやった事として語って欲しいんだ
友を裏切り、愛する者を皆殺しにして、無慈悲な殺戮を続けた罪深き『殺人鬼』として……
そしてその『殺人鬼』は『夢』を持った『正義の味方』に倒されたと語って欲しい

そうすれば、未来の子供達は今度こそ『笑顔』でいられる
例えそれが『嘘』であろうと…
『悪夢』に満ちた世界に、『夜明け』が来たんだと…
……そこで、話は終わりだ

…とある作家は言っていた、ハッピーエンドは何処で区切るかで変わってくるんだとな
…だから『後日談』なんてものは必要ない、『殺人鬼』の事を…語る必要ない…

さぁ、これであんたの『白昼の悪夢』にも幕を下ろそうじゃないか

……頼む…俺を、殺してくれ

336名無しの厨二能力者:2015/03/17(火) 11:01:36 ID:D1ex6EqI0
黎明の頃はよかった……生きるのに必要なのものは既に揃っていて、揺るぎようのないものだった
即ち、生きたいという欲望
ただそれだけで、ヒトは生きてこれた
生きることに疑問なんて持つ余裕がなかった

だが今はどうだ!
安穏とした泥濘
悪意と利己に塗れた平和
今より大事なものなどないというのに、明日を見なければ落とし穴に落ちてしまう

それは怠惰であり強欲であり傲慢である
我々は生きることを求めて生きる意味を失った
否、生きることへの渇望を失った
それが正しいのだと嘲笑う貴様等が憎い!
あぁ憎い憎い憎い! 生物には闘争が必要なのだ、命の奪い合いが!
だというのにソレを拒む、度し難い、理解できない、空へ向かうために大地を捨てる愚者どもが!
爪は削れた牙は削げた命の炎は既に燻っている!
こんな、こんな世界になんの意味があるというのだ!
俺は闘う、そうして世界を取り戻してやる!
そうしなければ俺が壊れてしまう、見失ってしまう――――だから人類は、死ね!

337名無しの厨二能力者:2015/03/18(水) 03:33:33 ID:l9mLeQU.0
眠気も酔いも、いつからか纏わりつく倦怠感も、瞬く間に消え去った
この時代にも未だに存在するのか……そんな驚きと共に、流る雲の如く

 やあ若者……この世の中において、お前のような狂い方は珍しい
 というのも、俺も現状に満足など得られてはいなくてねぇ……
 あの頃は良かった、なんてこと言ったら懐古趣味のようだがな
 最初は嫌だったが、いつしか戦い無しでは生きられなくなった
 片足を失くし、片腕も斬り落とされ、それでも尚、変わらん
 だから先の一言は、俺からの誉め言葉として受け取ってくれよ

語り騙る男の笑みは自嘲か、それとも嘲笑か
月夜を舞台に邂逅する狂気は、まさに脅威で
初春の風に揺られる菜の花が、崩壊を告げる
正確にはその序章、さらに正しくはその前兆
そして女が笑う檻の中では、悪意が動き出す

338名無しの厨二能力者:2015/03/18(水) 04:33:49 ID:cFoPfTms0
スタッと!…良し良し、我ながら中々スマートな着地だ……
……待て待て待てぇい!
やい、そこの悪党め!此処から先は一歩も通させねぇ!
…何をするつもりかは知らねぇがこの街の人々に手出しするつもりなのは見りゃわかんぞ!

………悪い事は言わねぇからやめとけって
言い伝えの『孤独な殺人鬼』の『殺人鬼』さんみたいに最期には誰も味方いなくなって文字通り孤独な最期を迎えるぞ?

339名無しの厨二能力者:2015/03/18(水) 11:48:48 ID:Pg5QaDK20
ゾンビが笑い、白骨死体が躍りだす
ここは妙なる音色が混ざり合う場所
我ら死霊の楽団、今後もヨロシク!

もういいよ君たち、ちょっとストップ
で、何の話だったっけ? ああ、殺人鬼か
『孤独な殺人鬼』の本はちょうどここにあるよ
悲劇だねぇ、思わず憐憫の情を抱いてしまいそうだ

しかしある噂を耳にしてね?
「殺人鬼は殺人鬼にあらず」って話さ
不思議だねぇ、何故こんな噂が生まれたのかな
実はいろいろ調べてね、浅いながらも知識を得たわけだ
それがビックリ、信じ難い「物語は歪んだ真実」なんだってねぇ

おや、雲行きが怪しい
それでは今日はこの辺で失礼しよう
今度はぜひ墓場でお会いしたいね、スマートさん
公演は特別サービスとして無料にするよ、お仲間もご一緒に〜

340名無しの厨二能力者:2015/03/19(木) 03:29:56 ID:XYJ4SrSY0
賑わってくれ存分に、君達の公演は子供達に笑顔を彩らせる

…そんな尊い貴方達だからこそ一つ忠告しておこうか
まぁ所詮は中年の戯言だ、これも信憑性に欠ける噂でしかない
……悪い事は言わない…『殺人鬼』の詮索などはやめておけ……真実を探っていく内に検討が付く
あれは……そのままそっとしておくべき物なのだとな
…そうだな、これは言っても許されるだろうか…?
『   』は、最期にただ一つの『 』のためにこの物語を綴った、と…
…許されないようだな、ハッハッハッ!
…どうしてもと気になるのなら旅の合間に昔、火災で廃墟と化した街を探し回ると良い、もしかしたらそこに何処かの誰かが書き残した日記があるかも知れない…

341名無しの厨二能力者:2015/03/19(木) 16:31:07 ID:AaMvXfm60
『いつの日か、この日記を手にした誰かへ』
薄汚れた白い日記帳を開けば、この一文が表紙の裏に綴られている

『我が魂の半分は、あなたに差し上げよう』
続く文が霧のように浮かび上がり、淡く発光して意識を引き寄せる

『あなたの魂の半分は、この日記帳の中へ』
さらに続いてゆく文は、まるで語りかけるかのように妖しく揺れる

『我が魂とあなたの魂は半分ずつ、されど』

『我が魂はやがてあなたとその魂を食らう』

『ここに契約は成立し、舞台の幕は下りる』

いずれその人物が目を覚ましたとき、舞台の幕は再び上がるのだろう
炎に揺れる街の夢を、廃墟と化した少女の家をこの時代に呼び戻して

342名無しの厨二能力者:2015/03/28(土) 12:44:19 ID:q07lFHEQ0
適正検査――――pass
本人照合――――pass
容量測定――――error,over
errorの解決を試みています……一時的なlimit overの申請を受諾
容量測定――――pass
敵性確認――――敵勢力277、撃破可能圏内です

code:Brionacの起動――――error
必要魔力の充填を要請――――充填完了
使用者の著しい魔力減衰を感知――――pass、使用可能圏内です

code:Brionacの起動――――pass
起動確認、顕現します
敵勢力の捕捉――――固定しました、発動して下さい
発動確認――――敵勢力撃破、残存敵勢力0

sleep modeに移行――――使用者の瀕死を検知――――pass
残存兵力0を確認、sleep modeに移行します――――error
erroreRrOrえrrorerラーerrrrrエらあえラー……
自asdカsgイgthモhrーgerどaにsdfe移reydfs行しfsdまsす

343名無しの厨二能力者:2015/04/01(水) 12:50:24 ID:pNvW5SjE0
素晴らしいほどに醜いな……
私はこのような物を求めてなどいなかった
破壊の美しさとは、その単純なところにあるのだ
あれは失敗ではないとしても、私は決して認めん
故に今、この場所で始末を着けてくれようか
私の求める輝きの一割にも満たないものだが、刮目したまえよ

344名無しの厨二能力者:2015/04/03(金) 17:18:52 ID:ndeRcUiQ0
『よ、止せ!…頼む……!』

一人の父は掠れた声を振り絞り、命乞いをする

『助けて!誰か!あの人を助けて!』

一人の母は理不尽に嘆き、助けを求める

一人の母の側から一歩も離れずただ嫌だと泣き叫ぶことしかできない子供達

何時どこで、自分に暴力の矛先が向けられるのかすらわからずただ恐怖に怯え、逃げ惑う者達

力を持ち過ぎたが故に、その力に振り回され、今にも壊れそうだと、助けてと、そう言いたげに悲鳴を上げる一人の人間

そしてそれに対して複雑な感情を怒りという形にして露にさせる一人の人間

そこにあるのは……あの時の焔の災厄と同じ、誰も救われないただの混沌だった

「…悪い、ここは俺に任せてくれ」

怒りを示し、立ち塞がる人間の肩を叩き、俺はそう声をかける

あの時、子供だった俺は炎を掻き消す一粒の雫にもなれなかった

炎に焼かれていく家族を助けることもできず、ただ泣き叫び、助けを求めることしかできなかった

今では大人になり、力を身に付け、賢くもなった
偉大な先人から見れば、青二才だと鼻で笑われるのかも知れない

「よう、今から俺が相手になる、だからそこのおっさんとここのいる奴は勘弁してやってくれないか?」

それでも俺は誓う
この混沌が、惨劇へと変貌する前に
今ここにいる尊い者全てを、俺が救って見せると

345名無しの厨二能力者:2015/04/06(月) 12:42:07 ID:aJSUEPSY0
トバリ
宵闇が街のすべてを覆い尽くしたあの日
三年の月日が流れた今も、何ひとつ変わらぬままに
されど、そんな恐怖と理不尽に立ち向かう心を捨てざる者たち
ここに集うは偶然か必然か、それとも誰かの描く物語、運命なのだろうか

やがて現れるひとりの少女と黒い犬、そして白い猫
白を抱いた犬、黒を秘めた猫、飼い主たるその少女
長き混沌が次の局面を迎える瞬間は、きっと愉快だ

346名無しの厨二能力者:2015/04/20(月) 00:47:15 ID:uIOBOO2E0
だからアタシが言ったとおりじゃない、荒廃した街道をいくら進んでも廃墟はハイキョ!
どれだけ行こうと人っ子ひとりいやしない!歩き疲れて食料尽きて、精魂果てて行き倒れ!
ほれ見た事か!言わんこっちゃ無い!ねぇ、こんなバカ犬の言う事なんてアテにしないで
いっそ街道から外れて、野を超え山超え森を潜ってどっかテキトーに進んでみれば良いのよ!

――真っ白な毛並み、カン高い声、ほんのちょっぴり黒い物言いで
悪戯に誘うような語り口の猫は
首を見上げて跳ね回りながら、傍らの少女に言葉を投げた・・・

それは、絶望的な現状でも、どこか楽しむようで、とても無責任で…しかし溌溂とした響きだった

347名無しの厨二能力者:2015/04/22(水) 13:04:34 ID:gHJzaJi60
「確かにこの辺りのはずなんだよぉ……姉上がそう教えてくれたんだ
 バカとは何さアホ猫めぇ……街を離れちゃお話が始まらないよ」

弱気なようでいて、少し毒を吐く、黒くて大きな犬

「僕らはお話を導かなくちゃならないんだよぉ……
 あれから3年、こんな廃墟にも希望はきっとある
 砂漠に水が湧くように、闇にも光が射すはずなんだ」

その声色ははつらつとは言い難く、しかし白く晴れやかな響きを持つ
傍らに佇む少女はそんな2匹を見つめながら、静かに微笑みを浮かべた

348名無しの厨二能力者:2015/04/30(木) 13:12:34 ID:SOUNAaRg0
楽しみねぇ、物語を繋げる”紡ぎ手”として、次のお話に出会う瞬間が何より楽しいわ
ほら、見えてきた・・・あれは・・・お城?いえ、学校ね

今は崩れ落ちそうな廃墟でしかないけれど、ココにも確かに物語があったのでしょう
きっと沢山の人が、想いが、ココには溢れていたのでしょう・・・

今度は、この物語を覗いてみようよ

349名無しの厨二能力者:2015/04/30(木) 16:55:55 ID:IiYkmdSA0
喜びの夜
切ない朝
爆発のような朝焼け
いつか見た風景
祈りに光る星空
残された少年
賑やかな闇の中で

「頭を繋げるメッセージ 誰かの遺したメッセージ」

350名無しの厨二能力者:2015/05/02(土) 04:24:52 ID:LgitPaUA0
時期は遡る
かつてとある場所に一人の人間がいた
『彼』は俗に言うヒーローであった
一人の兄でもあり、優しい心を持ち、誰からにも好かれていた……そんな人間だ

ある日、『彼』は殺された
心を持たず、記憶を持たず、愛するべき者を持たず……まさに『無』と言うべき者に殺された

その時『無』は心を手に入れた、記憶も手に入れた……全ては『彼』の物だ
だがそこに愛するべき者はいなかった

『彼』だけの愛するべき者を愛してはいけないと、そう心で理解してしまったから
だが愛するべき者達を悔恨から救ってやらなければならなかった、他の誰でもない『彼』の記憶を持っていたから

『無』は嘆いた
自らの誕生が、多くの者に悲劇をもたらしてしまったことを
『無』は悩んだ
どうしたら、『彼』の愛するべき者達に『彼』の贈り物を届けてやれるのか
『無』は決意した
最後に『彼』が約束してきたことを自身が果たそうと

約束を果たした時、『無』は深い眠りに落ちようとした
『彼』が生涯にやりきれなかった事を成し遂げて、ただ孤独に
だがその時、その眠りを制する者がいた
それは『無』が生き急いできた人生の中で手に入れた他の誰でもない
『無』の……『私』だけの愛するべき者だ

『私』はこの物語はこう締め括るとしよう

『愛するべき者』を持て
例えこの記憶がなぞられた物でも、この心が元は『彼』の物であろうと
この人生の内に手にいれてきたものは他の誰でもない『自分自身』の物なのだから

351名無しの厨二能力者:2015/05/02(土) 04:55:55 ID:53F26Pwg0
楽園がやがて滅びへと向かう
その瞬間に君は知るだろう
【黄金の海原】の真実を

あの娘と二匹は間もなくやって来る
おはよう、ようやく目覚めの時だ

『無』は輝きを得て『有』になった
君は何を得て、何になるのだろうか
その結末は、残念ながら見られない
願わくは、君達が幸せになるように

352名無しの厨二能力者:2015/05/02(土) 12:08:31 ID:iw2OtBEE0
【憎しみの海流】に飲まれるな!帆を引け!しっかり舵を保て!
なんとしてでも客人を【黄金の海原】へ送り届けるんだ!

野郎共ッ!この航海中は海賊根性なんざ置いておけ、王族を護衛するクソ海軍みてぇにお上品になりやがれ!
奴隷の小娘運ぶのとはワケが違うんだ!預言書に出てくる"紡ぎ手"様だぞッ!!
ラムじゃ無ぇ、ワインを開けろ!一等畏まって小娘様のお接待だ!

353名無しの厨二能力者:2015/05/08(金) 03:33:33 ID:/uAV7kCA0
ダイフクでも食べるかね、お嬢さん?
そちらのお二方にも何か用意しよう、遠慮なく行ってくれたまえ

「船長、東洋のお菓子にはまりすぎですぜ……
 ほら見てくだせえ、ちょいと引かれてる」

うまいのに何を嫌がっているのか……まあいい、ひとまず晩餐と行こう
肉や魚はいろいろ、野菜も豊富にあるから好きなものを食べてくれ
話は後で落ち着いて、だ

さあお前らも席に着け
楽しむとしようか!!

354名無しの厨二能力者:2015/05/09(土) 00:29:41 ID:lXA.QJc20
華美な装飾だ、実に美しい

(……食器に毒を仕込んだ席は……見つけた……あの席だ)
(手筈通りに行けば例の要人があの席に座ってぽっくり逝ってくれるんだろうが……)
(万が一無関係の者が座ればすぐに煙幕球を巻いてその混乱に乗じて直ぐ様に奴を仕留める、か…)

(…妙な胸騒ぎがする、突然の来客で席の入れ換えなんてことがなければ良いが……)
(……念のため、動き始めておくか…)

おやおや、そろそろ夕食の時間のようだ
それでは、私はこれにて失礼させていただきます

355名無しの厨二能力者:2015/05/10(日) 02:07:25 ID:6Sj6zzdY0
スミス〜、なんだよてめえ堅苦しいぜぇ?
仕事なんて忘れてパーッと行こうや、なぁ?
俺らは楽しく飲み食いしてりゃそれでいいんだからよ
おっ、ちょうどいい席が空いてるじゃあねえか!
てめえが好きそうな席だしあそこに座るといいぜ
接待は上の奴らに任せて、さあレッツ夕食!

356名無しの厨二能力者:2015/05/11(月) 21:55:10 ID:IQYKpMyg0
国敗れて山河在り、と言ったものがいた。
だが一度我々が衝突したとして、果たして山河は原型を保っていられるだろうか?
ましてや一国が滅ぶほどとなると、彼らの生命の保証は出来ないだろう。
人はいつしか、自然のパーツを逸脱した存在になってしまっていた。

357名無しの厨二能力者:2015/05/13(水) 05:05:05 ID:Z8eax1b20
たしかにそれは一理あるが、知っているか?
熟れすぎた果実は、やがて腐ってしまうのだよ
ある方の話だが、曰く、『いずれ夜が下りてくる』
滅びに続く道を、奈落への階段を、そうとは知らず進む

しかしこうも言っていた・・・『朝は必ず訪れる』
これらを夢想と笑うか、真実だと畏れるか、それ以外か
どう受け取るもすべては自由だ・・・お前もいつかは知るさ

358名無しの厨二能力者:2015/05/13(水) 12:32:06 ID:AS9vwJiI0
さもありなん、かたるまでもなく あさとよるはくりかえすもの
されど このものがもうすように、ひとがしぜんをいつだつしたこともまたじじつ
なれば、しぜんのせつりにくくられぬのも、またどうり・・・

くにがほろぼうと、さんががさらちにかわろうと、ひとはすでにしぜんからはずれている
なれば、いまいちど ひとをつかって、われらのだいりせんそうときょうじてみよう

ゆうきゅうのときのなか、ただかんさつするだけにもあきた
さぁおのおのがた、こまをえらんでかごをさずけよう・・・いまいちど、えいゆうをつくろうではないか

359名無しの厨二能力者:2015/05/13(水) 16:30:15 ID:juqxkYGE0
斯くして、運命はまたしても【英雄たる者(主人公)】を物語に運ぶ

滅びとは万物がいつか迎える、抗うことの許されない約束された事象
それを必然と云うのだとしたら、《摂理》は『彼等』に呪いを授ける
最期の瞬間に始まる彼岸の旅路には、決して安寧など訪れないだろう

「やあ、旧友の皆々様 ここはひとつ、僕も物語に入れてもらおう」

360名無しの厨二能力者:2015/05/16(土) 04:10:09 ID:Bwc9BNq.0
嘘みたいだけれど不思議と信じられるんだ、あれは夢なんかじゃないって
彼は自分を『白の観測者』だと言っていた…それがなんだか僕には分からないけれど

この力は『観測者の加護』って言っていたよ、人々を導く為に与えられたらしい
だから僕はもう弱虫じゃないんだ・・・僕は行くよ、選ばれし者の使命を果たす為に
白の加護を与えられた勇者として!


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