したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

反省会スレ

1名無しの厨二能力者:2011/09/04(日) 00:44:21 ID:mCDOS.7k0
楽しかったことや笑ったこと、面白かった事やもっとこうすればよかった、ってことを書いていくといいんじゃないかな

672名無しの厨二能力者:2013/12/01(日) 10:41:37 ID:T/7WlgjI0
【私は殺人の対価に金銭を受けとる、いわゆる殺し屋…の真似事をやっている】
【真似事というのも、私はまだ学生の身であるからだ】
【専業ではないことから、同業者に真似事、ママゴトと揶揄される事が多い】
【だが腕前はなかなか悪くないと、自分では思っている】
【標的は必ず殺しているし、特に失敗もしなかった。要領は元々悪くないのだ】
【目撃者すら居させはしなかった……昨夜までは】

……ん

【眠い。けれどゆっくりと瞼を開ける。顔だけ動かし枕元の時計を見れば10時を過ぎていた】
【寝過ぎたか…と思ったが、今日は日曜日だと思い出しもう一度目を瞑る】
【……ダメだ。二度寝は出来そうにない】

……あの、筋肉ダルマ…め

【昨夜のことが頭によぎってとても眠れたものではない】
【仕事自体は上手くいった。これはいい。当然だ】
【だがその後がよくない。あの男……大柄な、筋肉の化物】
【自身の精神力を限界まで絞り上げて、ようやく膝をつかせた男】
【殺意を以て相対して、殺すに至れなかった初めての相手】
【男の最後に投げ掛けてきた言葉が頭のなかで反芻する】

…月が…7回……一週間、か…
……上等、だ

【首を洗って待っていろよ、と心で呟く】
【そして柄にもなく熱くなっている自分が、ふと可笑しくなった】
【さあ、そろそろ起きよう。昨夜の報告をして、報酬を受け取らねばならぬのだから】

【自在刃・鉄霧】/一晩明けての少女

673名無しの厨二能力者:2014/01/12(日) 14:15:45 ID:CX4K3Pxs0
【制服、よし。髪の毛、オーケー。顔色、いつも通り】
【うむ、と頷き分かりやすく納得。身支度を終える】
【姿見の前から離れ、時計を見る。まだ登校時間には早い】
【制服にシワが寄らないよう、慎重にソファーに腰かけた】
【テーブルの上のマグカップに手を伸ばす。ふ、と視線を横にやれば定規の残骸】
【中程からスッパリ切られて14cmそこそこ。竹製のアレである】
【昨夜の邂逅を思い出す。なかなかに変わった青年だった】
【うちの生徒と言っていたが、見たことはなかった。目立ちそうなタイプだったが……】
【そういえば昼休みに会う約束をしたのだったと思い出す】
【学校に蔓延る噂との関係性は低いだろうが、一応聞いておくに越したことはない】
【昨夜は無駄骨だった、だが噂が本当に嘘かも分からない】
【青年は能力者だった。ならば少女の知らぬ情報を持っているかもしれない】
【思考を終え、コーヒーを飲み干し、立ち上がる。時計を見ればいい時間だ】
【さて行こう。今日の昼休みが有意義になることを期待して】

いってきまーす

【そういえば、と】
【もし昼食もとることになったら、異性と初めて食事をすることになるな】
【そんな考えが頭をよぎる。少女には交際の経験はないし、男性と話すことも少ない】
【無駄に意識して、顔を赤くした。根が真面目、というかウブなのだ】
【変にドキドキしているが、もし居なければどうなるのか】
【後日危険文房具の投擲雨あられとなるのか】
【とにかく頬の赤みを誤魔化すように、少女は強く地面を蹴った】

/by【戦用文具】の風紀委員

674名無しの厨二能力者:2014/02/16(日) 03:06:54 ID:mG6uQXow0
久しぶりにロールできて超楽しかったです。ボロクソにやられながら頑張るの大好きなんじゃグヘヘ。
唇半分もなかったらマトモに喋れなくね? とか、鳩尾から下がなかったらそれもう即死じゃね? とか
終わってから色々アレだなって思ったけど厨二力でなんとか解決できるよねって思いました まる
でも次に遊ぶ時はその辺ちゃんと考えてロールしたい……

改めまして【群体蟻】さん、ありがとうございました。遅筆とか滅茶苦茶とか仰ってましたけど、そんなことないと思います。素敵なロールでした王さまぺろぺろ

by【無刃騎】

675名無しの厨二能力者:2014/03/01(土) 17:45:12 ID:MvulmLyo0
寝落ちするかどうかで最後までいった事ないわ
どうすればああまで遅い時間まで起きれるんたよ……

676名無しの厨二能力者:2014/03/03(月) 04:14:47 ID:nR.Fk2Rg0
初めての反省

いってきまーす
ーーバタンッ
【少女の元気な声が家中に響きわたる】
いってらっしゃい
【青年は既に誰もいなくなった玄関に向かって言う】
(あれから色々あったな………)
【あれから既に数ヶ月】
【少女は身の回りの事をすっかり覚え、今では一人で買い物に行ける様になっていた
【『機関』既にかたをつけている。おかげで少女は一人で出かける事も出来るようになった】
…………さて
【青年は少女が出掛けている間に家を掃除すべく立ち上がる】
【少女が家事を一部手伝ってくれてるおかげで随分とやる事が減った】
〜〜♪
なんだやっぱり利点はあるじゃないかw
【あの時の事を思い出しながら青年は掃除機を持つ手を動かす】

【木風火陽】/数ヶ月後の青年

/本当に戦えなくてすまん
/後日談みたいにしてみた。どうだろうか?

677名無しの厨二能力者:2014/03/04(火) 04:28:13 ID:wNdt0DN60
【様々な伝説を持つ伝説の桜の木】
【そんな桜を実際に見た男がいる】
【だがその男に何を聞いても「伝説の桜の木はあった」としか言わない】
【本当に伝説の桜の木を見たのか】
【そもそも伝説の桜の木は本当にあるのか】
【それは彼しか知らない】

【神様を見たという男がいた】
【その男は言う「桜の木の下で男が刀を抜いたら桜の木と刀が金色になりまるで後光が差して見えた」と】

見れたのはいいですが結局あの桜の木は何だったのでしょうかね
誰が作ったのかもわかりませんし…ああ、そろそろ行かないと
【そういうと男は次の伝説を探しにまた旅に出た】

武士みたいな格好の【四季彩刀】

678名無しの厨二能力者:2014/03/04(火) 19:28:32 ID:8ejyoCho0
おショー!綾取り教えて!
【神社内に少年の声が響きわたる】
おやおや、そろそろ来る頃だとは思っていましたが……
____ドタドタドタドタドタッ!!!
【少年の荒荒しぃ足音が、おショーと呼ばれるこの老人がいる部屋に迫ってくる】
____バタンッ
【勢いよく障子が開き、先程からの声の主である少年が姿を現す】
【子供らしい半ズボンの彼はもう既に綾取りの紐を手にしていた】
おショー!早く早く!!

ま、まぁ落ち着きなさい、坊や
【老人はゆっくりと立ち上がり部屋の隅にあるタンスへと向かう】
【そこから綾取りの紐を取り出すと少年を部屋へ招き入れ、綾取りを始める】
そうですね……この前の続きからいきましょう
……ここが…こうで……そうそう____
【その光景はここ最近ではごく普通の日常であった】
【老人はふと何かを思い起こしたかの様に顔をあげる】
ところで坊や、桜は…伝説の桜の木は見つかったかな?
【一週間程前、風変わりな男と一緒にこの神社に訪ねてきた件である】
う〜ん……どこにもなかった!
【少年は桜の木を見つける事が出来なかったらしい】
そうか……なら良いんだ
【老人は何故か少し残念そうに言う】
【老人はそう言った噂、寓話、説話、物語が好きだった】
坊や、私はそう言う類いの話が好きでね
そう言う話を作っては街の皆に話して聞かせてるんだよ
【桜の木下で生まれた、死ぬまで共に生きた夫婦の話】
【桜のおかげで願いが叶った男の話】
【夢か現か、桜の木の下で時を遡った女の話】
【世界でたった一本の金色の桜の木の話】
【ある時は公園の桜の木を】
【ある時は街道の桜の木を】
【ある時は病院の庭の桜の木を】
【ある時は街外れの桜の木を】
【老人はそれらを見た人々の体験談をもとに話を作り道行く人に話して聞かせた】
【それらを見た人は皆、各々の心に桜の伝説を残していた】
【そして一週間前、久しぶりにその伝説が、今までにはない程に増えた】
【桜の木の下に眠る人を愛した怪人と、怪人に最後に愛された女の話】
【桜の木に悩みを事を取り除いてもらった少女の話】
【桜の下の風来坊と神に刀を捧げる男の話】
【桜の神を見た男の話】
【これらは老人が、一週間前におこった出来事を元に新たに作り出した物である】
【彼らもまた、自らの心の深くに各々の伝説を残し、この街を去っていった】
【老人は、道行く人にそれらを聞かせた】
【街にはまた、新しい伝説の桜の木の噂が飛び交っている】
【かく言う老人にも心の奥深くに桜の伝説を残している】
【神社にある一際大きなあの桜の木の話である】
【彼はその伝説を体験したからこそ今、この神社の住職と言う職についている】
____だから、私が坊やに会えたのも、あの桜のおかげ何だよ
【老人はしみじみとそこまでを話終える】
おショ〜ここどうやるの?
……聞いてたのかい?
え?何が?
【聞いていなかった】
うん……まぁ、良いんだ
別に知らなくても良いことだしね
【老人はニコリと笑いながら言う】
【少年の笑いとちがい、それは老人らしい、威厳のあるそしておおらかな笑いだった】
坊や、一つ話を聞かせてあげよう
え?綾取りは?
まぁまぁ、お話の後にしよう

 あるところに男がいた
 その男は自分の見聞きした事を色々 な人に聞かせた
 それが伝説の桜の木の事であると言 われている
 
【これは少年が成人する頃に新たに生まれている伝説の桜の木の噂の一つだ】

/遅くなったけど反省会
/途中で寝落ちしてすまん、一応これが俺のやろうとしていた事だ
/またいつかこの様な素晴らしいロールができる事を願う

【殺取之紐】

679名無しの厨二能力者:2014/03/07(金) 00:26:26 ID:IReSk7Do0
【月光の差し込む路地裏――肌に突き刺さるような冷気を纏った風が、剣を持った少女を包む さっぱりとしたセミショートの、茶色い髪が靡いた】
【あたりに漂うのは、血の臭い 少女の側にはいくつかの死体が転がっていた 異様な光景の中、路地裏に立つのはただ一人】
【その光景は凄惨というよりも、ただただ静かだった 月光とそれを反射する剣も相まって、神秘的と言っても過言ではないかもしれない】
【少女は両手で持った剣を軽く振り払う 人を斬ったのであろう、刀についた血が飛び、壁にいくつかの赤い点をつける 少女は剣を片手に持ち替え、下げた】

……つまらないのですよー……
月並みな言葉ですけど、相手にならないのです

【唇を尖らせ、如何にも不服そうな表情 年相応、もとい低めな身長相応といったところか、勿論周りに死体が転がっていなければだが】
【この少女は、面白いことを求めていた 少女の行動基準は、ただそれだけである】

……そ・れ・にー

【死体が"持っていた"足元の拳銃を軽く蹴り飛ばす さながら、下校中に石を蹴って遊ぶ小学生のような姿だった】
【下げていた剣を両手で持ち、胸のあたりで水平に構えると、刀身を左から右下へと薙ぎ払う 傍から見れば素振りに見えるだろうが――そうではない】
【突如発生する真空刃が、数メートル先のゴミ箱を粉砕した 少し満足げな、得意げな表情を浮かべた少女は、もう一度剣を片手に持ち直し、下げる】

こんなところで殺されたら、それこそ全く面白くないのです
まだまだ世界には面白いことがたくさんある……と、思いますから

……そうですよね、おねーさん?

【誰もいない路地裏で、少女は誰に笑うのか それを知るのは"刀を持った少女"だけだろう その笑みはただただ、無邪気だった】
【少女は刀を携えたまま、ゆっくりと路地裏の奥へと歩んでいく そして闇に溶け込んでいくかのように、姿を消した】

【路地裏に残るのは無惨な死体とゴミ箱と、冷たい風と――誰の物か、きれいに斬り裂かれた写真の破片だけだった】

とある剣士の後日談 -fin-

/遅筆ですまなかった 楽しかったぜ
/何となく心に残っていたのと不完全燃焼なのとで後日談的な何か ほぼ自己満足

680名無しの厨二能力者:2014/03/07(金) 01:58:08 ID:C0rpaggQ0
雪と氷のメンヘラおじさんの中の人です、ロールお疲れ様でした!
戦闘面でも会話面でも、殆どこちらのやりたいようにやってしまった印象。

【足雷撃】の人の素直なセリフと鮮やかな攻撃ロールは、こちらが受ける上でもとても助かりました
あと最終必殺的な攻撃をスカらせちゃってごめん…。

681名無しの厨二能力者:2014/03/07(金) 02:52:10 ID:/Ec6nXHQ0

『儂の気まぐれで生み出したあの能力が、こんなことになっているとはのう』

【人の域では到達し得ない神の域に腰を下ろす一人の老人は、人間界の新聞を広げて呟きを残す】
【その新聞に書き記されているのは、先日巻き起こった研究所の崩壊騒動】

【騒動の発端は「万能な能力を持った少女」であると知ったその老人は、微かに笑って】

『あの子…いや、あの子だけではなく他の人々すらも、「神を凌ぐ」だの言っておるが
 まさかあの能力は、神の気まぐれで作られたモノだとは思いもよるまい』

【神に抗える能力――そう騒がれている能力も、所詮は神が生み出した産物に過ぎなかった】
【そうだとしてもきっと、あの能力は特別なのだろう。この神が、直々に生み出したのだから】
【…そんな記事を読み終えれば老人は、発端となった少女の写真に目を移し】

『ほっほっほ…成る程、まさかあの天使も関わっておったとはの』

【少女が持っていた一枚の羽を見つけると、目を細めて可笑しそうに笑えば】
【新聞を片手に地上を望み、神に能力を与えられたあの少女と天使を思いながら】

『また能力の使い道を指し示せねばならんかのう?“高望みし過ぎるな”、と』

【陽気な光が差し込む天界に、老人の愉快な笑い声が再び木霊した】


by 神に抗える(つもりだった)者

/久々のロールで稚拙な部分もあって申し訳なかった…
/それでも戦闘ロール以外の楽しさが見えた気がして新鮮な気持ちだったよ
/今度ロールする機会があったら是非、鎬を削るバトルを繰り広げましょうぞ!

682名無しの厨二能力者:2014/03/07(金) 03:05:54 ID:prl1E.TU0
【全く勝手に行動しおって】
ごめんなさい…
【悪さをする能力者を懲らしめるだけで良かったものを】
【勝手に研究所まで破壊して】
申し訳ありません…
(能力者を懲らしめるだけでいいならそう言ってくださいよ)
【何か言ったか?】
い、いえ何も
【それにあの少女の能力、放っておいたら大量の人間を殺すかもしれないぞ】
それは…大丈夫です
【どうしてそんなことがわかる?】
ただの勘ですけど
【はぁ…お前に次の指令を言い渡す】
【あの少女が悪さをしないか見守っていろ】
え?
【もし悪さをしたら…わかっているな?】
…はい

胡散臭い天使【光陰混翼】とその上司

/改めてありがとうございました
/ネタが被ったけど面倒なのでこのまま投下

683名無しの厨二能力者:2014/03/09(日) 04:38:12 ID:GkbdkTZ60
【掻混土棒】 巨大な家での反省

-------------------
【少女を見送ると、ふぅ、と一つため息をつく】

…頭に血が昇ってたとはいえ、年下の女の子をボコボコにしたのはなぁ…。
カッコ悪いよなぁ…。

【そう呟くと同時に、最初に撃たれた足の傷の痛みが限界に達したのか】
【思わず座り込んでしまう。顔は不適な笑顔のまま。】

最後くらいはカッコ良く見えたかな、結構足プルプルしてたんだけど。

【しかしまあ、問題はここからである】
【なんとかなる、と此処に取り残された以上は、首謀者を見つけて成敗したい所である】

――さあて!動き出しますか!

684名無しの厨二能力者:2014/03/09(日) 14:08:43 ID:mwJnNwvI0
【麗歌唱姫】巨大な家での反省

【物置の前の土、そこにに水をを操る少女の死体が埋まっていた】

(あぁ、私**死んだのね**)

【未練が無いと言えば嘘になる】
【自分の能力の限界の先を見れても少女はそう思っていた】

(ま、生きてたら彗星とか海王星とか引っ張り出して地球を滅ぼすくらいしのかもね)

【そう思うと自分は死ぬべき人間だったと言える】

(ふぅ**そろそろ寝ますか**)

【少女は本当に目を閉じようとした、その瞬間】

《―――♪》

!?

【1つの歌が聞こえた】

(**?鎮魂歌**?)

【水が、巨大な家中の水が震えていた】
【その振動は、音となり、曲となり、歌となる】

(ありがとう**皆**生まれ変わったら、私は**)

【これは、】

【水を愛し、水に愛され、水と生きた少女のお話】

――――――♪

【その時、世界中の水が金色に輝いたという】

【その時、全ての彗星の軌道が少しだけずれたという】

【その時、世界中で雨が降ったという】

【その時、とある海の一角でたった一匹のイルカが跳ねたという】

―【麗歌唱姫】完

685名無しの厨二能力者:2014/03/12(水) 05:39:05 ID:PgQGJqm20
【ある日の夕刻。海沿いの街の砂浜を、一人で歩く男がいた】
【やはり裸足で、しかし靴は手に持っているらしく、スーツ姿はそこまで奇妙には映らない。まだ怪我が癒えてはいないようで、片足を引き摺るような、よろけた歩行】

凄かったろ?

【立ち止まり、誰へともなく呟く。その方向は、かつて彼の力が目覚めた日の戦いの場所】

【異能を誇示する。自身を鼓舞する。両方が呼応する。ああ、あの夜はとても楽しかった――】
【あの青年はどうしていようか、まさか死んではいまい。ああ、彼はとてもとても強かった――】

【思考に耽るのも一瞬で、またすぐに歩き出して、呟く。】

だが、今はもっと凄いんだ

【砂に刻まれた足跡はめらめらと炎を放つ。意識的にしろ無意識的にしろ、それは男の能力が全く衰えていないということ】
【今でも、あの日のままに――あるいはそれ以上に、燃え盛っていると言うこと】

【男の顔は、明るい笑顔を纏っていた】

……うはは

【それでもどこか狂気を感じさせるその笑みは――間違いなく、めらめらと紅蓮に燃えていた】

【誇示。鼓舞。呼応。ああ、夕焼けが海と砂浜を赤く染めてゆく】

byうはうは

686名無しの厨二能力者:2014/03/12(水) 14:28:50 ID:ggtkmm860
けっこう酷い怪我だったけど、へえ……

【とある病院の入院病棟にある個室の一室。体中に包帯を巻かれた青年は、ベッドで横になっていた】
【数日前、海沿いの街に赴いた際に火炎の能力者と戦闘になり、重い火傷を負ってしまったのである】
【しかし、治療能力を持つ医師の手により、普通は治らない傷が綺麗に治るという。ただし、条件が付くらしい】

見返りか……構わないさ
二回も落としかけた命だ

【青年はベッドに腰掛け、部屋を訪ねてきた数人の男達の話を聞いていた】
【その内容は不明。だが、青年が歩む人生の岐路だというのは確かだろう】
【遠くから迫る宵闇が、街を飲み込んでゆく。一日の終わりは、静かにある始まりを告げていた】

【空漂海月】ある日の出来事

/昼下がりの反省会
/能力を得た過去なんかも考えはしたが出すタイミングが
/たぶん一年ぶりくらいのロールで、思ったより難しかった
/こちらこそ、どうもありがとう

687【風来使魔】:2014/03/15(土) 02:14:20 ID:kKwhLiGM0
/トラブルであたふたしてたら落ちたのでこちらに書かせてください

……えぇ、苦労するわ
見つけたら絶対に説教してやらなくちゃ

【ローブの袖で目を擦る】
【もう涙は流れてこなかった】

……そうね、私はまた開発を続けるわ
でも、私は一度見つけた道は必ず一度は通るの
それが私っていう魔法使いなんだから

【バッジを拾い、誇らしげに言う】

…………今度来るときは、貴方を治す魔術を完成させてくるから
それじゃあね、古城の友人さん

【少女はローブの裾を払い、そう告げて図書館を、古城を後にした】

【数年後、はたまた数か月後に彼女は戻ってくるだろう】
【その時にはまた、図書館で本の山を積み上げるのだ】

【風来使魔】 End
/お疲れ様でした。
/遅筆と拙い文でしたがお付き合いありがとうございました
/また出会う時があればどこかで

688【使途再生】>>33:2014/03/15(土) 02:25:02 ID:HHR0qYuU0
その時は、彼によろしく

【微笑を浮かべながら、男はまたキセルを味わって】

我が友、我が唯一の片割れ、君はいい娘を持った
故に嫉妬するよ、君という存在に

【静かに、少女が去ったあと男は一人つぶやく】
【この先少女はどのような道を行くだろうか】
【あるいは彼と同じように変人になるのだろうかと】

私の取るに足らぬ
刹那の人生の中で、こうも喜びを感じる時が二度も来るとは思わなかった

【ふと、窓の外を見やる】
【変わらず城の外の景色は時が止まったような雰囲気を醸している】
【困ったものだ】
【既になれたこの景色をまた、退屈だと思う時が来るとは】

/お疲れ様でした

689名無しの厨二能力者:2014/03/16(日) 02:16:20 ID:4sNMZgk60

【あの出来事から既に数年の時が経っていた。そこには風の国とこの国が合併した新しい国が出来ていた。】

「あの日からもう数年も経ちましたね。この国は変わった。貧しさは消え、前よりも国民が笑っています。」

あぁ、そうだな。もうあの時から数年も経ったのだな。速いものだ。

【あの時、王を倒し新しい王となった風の国の皇太子。あれから色々な問題を解決し、軍事的国家から民主主義国家へと変わっていた。】

(先代の王よ。貴方は今頃地獄で王へとのし上がっているだろう。)

(確かに貴方の事に対し怒っていた。だが、貴方からは大事な事も教わった。動じぬ事王としての姿を貴方からは教わったのだ)

【風の王は城からこの街を毎日見据えていた。国民が笑顔でいるために。王としての務め、姿を忘れぬように。】

「何よりこの国に良い風が吹くようになりました。貴方のお陰です。」

…そろそろ時間だ。隣接国との対談がある。

【この国をより良い国にする為、男は動き続けた。男が王位に座るその時だけは国民が笑顔だったという】

【あの時の玉座に座りながら世界を見据えていた。】

/風の国第十三代目皇太子【護風精帝】

690【鱗乃騎士】:2014/03/16(日) 12:32:14 ID:aIqYgCKU0
【次に目が覚めた時、女は見知らぬベッドの上に居た】
【カーテンの隙間から差し込んだ朝陽が眩しくて、堪らず眼を細め】

…っ…あ…!

【締め直そうと身体を起こした所で自分の負傷の度合いを思い出させられた】
【激痛に眉を寄せつつ、テーブルの卓上に置かれた鎧と折れた剣を見据え溜息を一つ】
【また、置いて行かれたのだろうか】

……。…旅に出るのも悪く無い、か。

【はてさて、そんな彼女の元へと扉を開け放ち現れたるは】
【この家の者か、宿屋の主人か。あるいは密かに慕い続けた黒騎士か】

………。

【ただ、彼女はその顔を目の当たりにしてほんの僅かだけ安心した様に表情を綻ばせたと言う】


/昨日は寝落ちしてしまった…
/もしここを見ておられたら謝っておこう。すみませんでした…
/あと勝手なENDにして申し訳ない

691名無しの厨二能力者:2014/03/22(土) 06:03:19 ID:OsEk.lio0
いやぁー、なんでしょうかねぇこの私可哀そうな子扱いされてる感じは
ちょっと酷くありませんか、誰か私を幸せにしてくださいよ!
あ、サチコさん的なシアワセは要らないですよ?

【なんだか廃校となった小学校に転移させられそうだ】

え?毒液やら強酸やらぶっかけられて何で無事だったか、ですって?
嫌ですねぇ、私一応女の子なんですよ?
貴方、カワイイ女の子の肌がドロドロに溶けていく様を眺めたいですか?
硫酸で溶かされる子をリアルに描写してあげましょうか?あ、溶かされるのは私じゃないですよ?

【答えになっていないようなそうでないような】

そう言えば、私の服装は書きましたけど、容姿は書いてませんでしたね
って言っても服も溶かされましたけどね!しんよこTシャツには誰も触れてくれませんし……
そうですねぇ……立ち位置的にも銀髪の邪神なんかと似てるんじゃないですかねー?

【その銀髪の邪神は普段着にジャージなんて着ないのだが】
うっさいですね、たまたま家でジャージ着て過ごしてた時に気付いたらあそこに居たんですよ
【その銀髪の邪神は家でジャージなんて着ている描写はないのだが】
うっさいですよ、そりゃ愛しい人と一緒に一つ屋根の下なんですからジャージなんて着やしませんよ!
【つまりこいつは愛しい人と一緒に一つ屋根の下なんて状況ではないらしい】
うっさいです!当たり前でしょうが!向こうは邪神ですけどこっちは人間なんですよ!?
吐き気を催すような色したでかい爬虫類に怯えちゃうカワイイ普通の女の子なんですから!
【そもそも死なないのなら怯える必要性は皆無だったのでは】
えと、いや、その、あのですね、ほら、私SAN値ごりごり減ってたじゃないですか、狂気に陥ってたんですよ
【常時頭がインセインなのに】
なんなんですかさっきから!アンチヒーローの黄色い吹き出しの方がマシですよ!
【……ナレーションの仕事を取った報いだろう】
あんなの気にしてたんですか?小っちゃい人ですねぇ、全く
っと、貴方と漫才やってる暇なんかありゃしないんですよ、まだ脱出できてないんですから
……地道にバッジ落ちてないか探すしかありませんかねぇ

【それではまた、と誰に呟く訳でもなく【笑愚人間】はその場を後にした】

692名無しの厨二能力者:2014/04/01(火) 05:42:35 ID:k8/mt8j60
【俺があの呪いを拾ったのは、そんなに前のことじゃない】
【だがそれだけの時間で十分だった。人生一個ぶっ壊すには、それで十分過ぎるほどだった】
【悪役を倒せば呪いは解ける、なんて言うが、そんな奴がそうそういるわけもない】
【だってそうだろう? 悪党ならまだしも悪役なんて。役、なんて。俺には、そんな奴がいるとは、どうしても思えなかった】

【擦り切れて張り裂けて折れ曲がって砕け散った俺の脳は、その内一つの答に辿り着く】
【何の事はない。誰もその役をやらないっていうんなら、俺がやればいい話なんだ――俺が悪役になればいいんだ】

【俺が俺を悪と見做す。その上での俺の戦闘は、つまり負ける為の戦いだ。俺が負けようと思って負けたら、それは俺自身が俺を斃したんだって言えるだろ?】
【呪いを解く為に死ぬのは本末転倒、と思う奴もいるだろう。そりゃいかれた頭での思いつきだ、馬鹿げてることは百も承知さ】
【だが、それでも。俺は、生き恥を晒すよりは華々しく散りたいと思ったんだ】

【勿論、負ける為とは言っても加減はできない。なぜって、俺は悪役だからな。悪役が手を抜くなんて、そんなのはぶち壊しだ】
【それに。一刹那でも早く死にたい俺だったが、それでも。最後は全て出し切って死にたいと、そう思ったのもある。そう、それこそ爆発のように】

【だから、俺は俺を斃す為に、俺を殺してくれる奴を探さなけりゃあいけなかった】
【それは長丁場ではあったが――それもようやく、実を結んでくれたらしい】

――――?

【このガキには申し訳ないと思ったし、同時に、俺は悪役を全うしたという達成感もあった】
【末期の言葉を吐き終えて、視界が真っ黒に染まった時、最後の最後、一つだけ思ったことがある】

【つぎののろいのもちぬしは、おれみたいになりませんように】



久しぶりに改行制限に引っかかりました
久しぶりにこんな時間まで起きてました
久しぶりに死ぬことができました
総じて本当に楽しかったです! 本当にありがとうございました!

by魔法少女(笑)

693名無しの厨二能力者:2014/05/05(月) 04:27:12 ID:exb9/UGQ0
【数日後。またも中世の路地裏で、貴族の殺害事件が発生した】

【目撃情報に拠れば、犯人は幾つもの装飾品を身につけていて】
【私は東洋の忍者であると、得意気に自称していたという】

……やはりこんな装飾は似合いませんね

【そんな通行人の噂を耳にしながら表通りを歩くは普段着姿の「少女」】
【溜め息を吐きながら川沿いにやってきた少女は、手にした装飾品の数々を河川敷に置き】

お使いになるのでしたら、どうぞ
傷つけてしまったあの時のお詫びです

【盗品の盗品をお詫びとして差し出すとはいい度胸だが、少女は満足の行ったような表情を浮かべつつ】
【夜も更けた中世の街中へと消えていき、その後川に姿を表すことは無かったという】

さて、と…
今日は張り切って踊っちゃおっかなっ♪


【…これは余談だが。その夜の酒屋が盛況だったことは言うまでもない】



久々の複数ロールでした。後半寝ぼけながら打ってたから返信が遅いこと遅いこと・・・・
次回があれば今度は万全な状況で、濃密なロールをしてみたいものですね
川の竜さんに盗人さん、早朝までお付き合いいただきありがとうございました!

by踊り子兼忍者

694名無しの厨二能力者:2014/05/06(火) 04:30:03 ID:Ier2bcB20
(ま、どうせあそこで力がなくちゃあ死んでたんだ。後悔はしねェよ)

(ただ…俺は何を求めてたんだろうねェ…)

(まずは金さ、一億なんてそう簡単に手に入る額じゃねェ)
(まあ何にしてもあの力がありゃあ何でも手に入るんだろうがな)

(じゃあなんでその辺の雑魚じゃなくてあんな伝説級のバケモンと?逃げりゃいいのに、それこそモスキート・イン・ベイルファイアのコトワザ通りだぜ)

(………)

(…そうか…俺は酔ってたんだな、ニンジャの力によ)
(そんでもって憧れてたわけだ、アイツの力に)

(…アッハッハ、バカみてェだ)
(伝説に 名前は残せぬ インガオホー………)
(ダメだね、ハイクのセンスは諦めて正解だった)



(ま、いい戦いだったよ)



/授与者の方、変な設定足してすみません。内輪ネタですみません
/自分勝手な私の相手をしてくださった残虐の平坦=サン、ありがとうございました。ポエット
/学ぶべき点の多いタノシイ一夜でした、そういえば完走はこれが初めてですね
/それでは…サヨナラ!KABOOM!!

byどこでもニンジャ

695名無しの厨二能力者:2014/05/23(金) 11:48:16 ID:qFxQcdj.0
ヒッ!テ、テメェ!!何してんだ!!放せよクソ!!!

【目の前の青年に抱き締められ相当動揺しうっかり剣を落としてしまった女】
【いつもだったら簡単に引き剥がせたのに剣から手を離してしまったせいでご自慢の怪力も出なかったのだ】

クソ…本当有り得ねぇ…なんであたしがこんなチビで年下でどうしようもなく阿呆な奴に好かれちまったんだ……
今剣握ってたらすぐに剥がして八つ裂きにしてるってのに…

【抵抗を諦め、額にに手を当て今すぐにでも消えてしまいたいと考える】
【だがそれと同時に青年の思いは本当だと感じ彼が欲しがっているものがあげられないことに申し訳なさを感じていた】

やっぱり天と地がひっくり返ってもきっとあたしはあんたが欲しがっているそれをあげられない………いや、正確にはあげたくてもあげられないだな
別にあんたの事は嫌いじゃないんだぜ?まぁ死ぬ程ムカつくし今も八つ裂きにしたいって思ってるけどさ

【別に愛を知らないとかそんな悲劇のヒロインみたいな訳ではなく単純に生まれてきてからまともに学校にも行かず殺しだけをしてきた女】
【そんな人生を送ってきたからこそ彼女の頭には徹底的に相手を嬲り殺す方法やえげつない拷問の仕方 今迄殺してきた者達の悲痛な顔や言葉 無様な姿しか無く、そこに誰かと共に添い遂げるなんて言葉や姿は全くなかった】

そうだな…せめてあたしが表の世界で生まれたらあんたの欲しがっているものあげられたかもなぁ…ヒヒッ

【自分より背が低い青年の頭を見ながら 自嘲的な笑いを浮かべながら話す でも結局それは過ぎた理想で馬鹿げたことを考えているなと再び笑う】

まぁ、うん なんていうかさ、きっとあたしは死ぬまでこっちの世界で生き続けるし、愛なんて多分絶対あげられない
それでもいいってんなら…… ま、後ろから付いて来て 背中合わせで戦うくらいだったら構わないぜ

【これが彼女に出来る最大のことであった】
【それらしい台詞や行為は勿論知っている が、結局それは偽りで自分を偽る事は女には出来ないし なによりそれらをした所で青年が満足するとは思えなかった】

オラ、もう満足したろ?とっとと離れてゴミ掃除行くぞ
……………ヒヒヒヒッどんな獲物か楽しみだねぇ…どんな風に殺してやろうか…ヒヒヒヒヒヒッ

【青年の頭を小突きながら促す そして残りの“ゴミ掃除”を思い出し早速頭が殺戮の方向へチェンジし獰猛な笑みに変わっていく】

【殺人鬼と執事 高身長と低身長 剣と拳】
【価値観も何もかも全てが反対で普通だったら全く合わず、付いて行くと決めたならこれから辛いことの方が多くなるはずだ】
【それでも青年が付いて行くというのなら女が作った血塗られた道を進むというのなら】
【その先にどんな結末が訪れるか…それはきっとまだ誰も知らない】



/寝落ちしちゃって本当申し訳ないです…
/ここ見てたら謝っておきます…ごめんなさい
/あと勝手に終わらせてすまぬ
/こういう系のロールは初めてで新鮮で凄い楽しかったのに本当もう…すみませんでした!


by高身長殺人鬼

696名無しの厨二能力者:2014/05/25(日) 14:12:28 ID:2WJV8NZc0
今更始める反省会
いやあ、寝落ちしたと思ってたらその直後に投下されてたとは思わなかったよ
これじゃ、こちらのほうが完全に早とちりですよホントにすいませんでした
(ちなみに朝起きてスレを見直してから気づきました)

今更思うと出るときに職員を虐殺してるのにこんなに消極的ってキャラがブレまくってますな
もっとしっかりキャラを作ってから始めるべきでしたね

だって毒って難しいじゃない?
攻撃に使っても受けてしまえばそれで決着に近いようなものだし
かえって身体能力上げるわけにもいかないし
まあ、自分の構成力と文章力が足りないだけなんですけどね

最近まともにしっかりとした戦闘をしてないなーっと思う
それも自分が無意識のうちにほのぼの路線に進もうとしているっていうのもあるけど
やっぱり自分からガンガン喧嘩売れるようにならないと、と思ってます

何はともあれ、遅くまで付き合ってくださった槍のおねーさんに感謝
4人ロールはさすがに自分の脳内がパンクするのでお断りさせていただきましたが、あのお2人にも感謝
また次もよろしくですよ

by銀髪毒吐き少女

697名無しの厨二能力者:2014/07/12(土) 09:46:21 ID:sybrBIDs0
「なあ聞いたか?13番実験室と14番実験室の話」
「聞いたぜ、ひでえ事になってたらしいな」

【研究所オフィスでは、昨夜の事件のことが職員の口の端に上っていた】
【変化に乏しい閉鎖空間。実験体の起こす騒動の話は、格好の暇潰しだ】

「13番の方はほぼ全焼したらしいな」
「今朝食べたベーコンの焼き加減そっくりだって、チラッと見てきた奴が言ってたぜ」
「おっかない話だ」
「まったくだ。にしても何でも焼きすぎだよな食堂のばばあ」

【軽口を叩きながら研究員はコーヒーを啜る】
【世間話としてはいささか剣呑すぎるように思えるが、彼らにとってはなんてこともないのだろうか】

「14番の方はどうだったんだよ?」
「バラバラ死体と血の海だそうだ」

【嫌そうに顔をしかめる。だがそれも、リアクション過剰で滑稽に見えた】
【本心から嫌悪を表しているとは到底思えない】

「機材の方もほとんど破壊されて、使い物にならないらしい」
「なーに実験してたんだか」
「投薬実験のようだ。例の薬の……」
「……ああ、アレね。そういや、また新しい被験体が用意されたって聞いたぜ」
「上の連中、どうしても化け物が作りたいらしい」
「そのようだ。まあいいんじゃねえの、今のとこ俺らには関係ねえし」
「そうだな……さて、そろそろ仕事するか」

【コーヒーを飲み干し、無駄話を終えて職員は仕事に戻る】
【そこでは死者への哀悼や侮辱もない。空虚に語られておしまいだ】

【異形狂人】/もしかするとあったかもしれない研究所の翌日

/【精霊授愛】さんお付き合いありがとうございました
結構勝手にやったので授与者の方にも申し訳ないです

698名無しの厨二能力者:2014/07/20(日) 03:56:53 ID:cJN6WE6I0
よう、相変わらず寂れてるなここは
「うるせぇ、テメェがんな物騒なもん持ってるから客が寄り付かねぇんだよ」
ハハッ、違いない

【男は無造作に椅子を引くとくたびれた様に椅子に腰を下ろす】
【その肩に背負われたクロスボウをテーブルに立て掛けた】

「……どうした?大分参ってるようだな」
ああ、お疲れさ
何しろ昨日はどっかの誰かが気を利かせずに店を閉めてくれたお陰で
インスタントのラーメンをそのままかじっただけなんだからなぁ
「ハッ!ざまぁねぇ!その優雅な身なりでインスタント麺かじってるところ想像すると笑えてくるよ!ダッハッハッハ!!」
……それなら昨日は店を早く閉めて正解だったな
「ちげぇねぇ!」

【とある酒場のオーナーは大笑いを引っ込めると机に両手を組んでいるコートの男に向き直る】
【その表情は真剣な眼差しそのものと言える】

「……実際はどうなんだ」
……厄介な奴等に目をつけられたかもしれん、お前達を含めてな
「……話が見えん」
見えなくていい、ちょっとばかし遠征に出掛けてくるだけだ

【男はハット深くかぶり直すと口を引き締めその口調は真剣見を帯びた態度へと変わる】
【酒場のオーナーも深くにらみあげるように黒いロングコートの男を見た】

いいか、直ぐにお前らはこの場から離れて別の場所で店を経営しろ
んでもってその場所を真っ先に教えろ、事が済んだら直ぐに行く
「ああわかった、おめぇさんの為に極上なのを一本取っといてやる」
「だから必ず帰ってこいよ、おめぇさんには俺達と一本の酒が待っているんだからな」
そういう義理堅い所が交換持てるよオッサン
「うるせぇ青二才のガキが」

…極上のワインとその契約、呑ませてもらう
「あぁ行ってこい」

【黒いロングコートの男は肩にクロスボウを背負うとその酒場を後にする】
【その後ろには酒場のオーナーが他の従業員達に直ぐに旅立ちの準備をするように渇を入れる声を耳すると男はクスッと笑う】
【男はゆっくりと歩き出しクロスボウを持って歩き出す】
【目的地はどこでもいい、この町の何処かである組織のその根幹を潰す】
【その果ての知れぬ長い戦いを続けるだけだ】

【奇怪弓】
【それは畏怖と敬意の狭間で生き、酒と日常を愛した男である】
【今日も何処かで長い戦いを共にした戦友達と酒を飲んでいるのかもしれない】

/絡んでいただいてありがとうございました
/中途半端には終わってしまいましたが楽しかったです

699名無しの厨二能力者:2014/08/04(月) 10:14:44 ID:UACseTa.0
『……………………』

【広いログハウス風の部屋 その部屋中を黙り込みながらうろうろする男】
【黒の短髪と翠の瞳 顔や腕には大量の傷跡が見えた】
【すると男の傍にある机 そこを囲むようにコの字に並んでる3つのソファーのうち1つから声が掛かる】

〔さっきから何うろちょろしてんのさー!うざったい!!〕

【ソファーから顔を出しクッションを幾つも男向かって投げたのは2つ結びにした桃色の髪に緋目の少女 顔にはやはり大量の傷跡】
【続けてそこから右にあるソファーにいた傷跡だらけの肌に葵目と長い銀髪を後ろで結った青年が】

〈まぁまぁ大目に見てやれよ そいつは例の兄妹君ちゃん達が帰って来るの遅いから心配してソワソワしてるだけなんだから〉

【煙草を吸いながらクククと含み笑いを漏らしていると青年の顔面にクッションが】
【クッションの軌道を辿るとそこには顔を赤くして目をカッ開いた男】

〔アハハハハハッ!!何それ!めっちゃウケぶべっ〕

【男と青年を指さしながら爆笑する少女の顔面にもクッションがクリーンヒット】

〈何すんだよ!この老け顔!!〉
〔ふざけんなコノヤロー!!〕
『何だ!?やるか!?やるなら来いやァァ!』

はーいストップ

【3人が今にも闘り合おうとしたその時 残りのソファーから女の鶴の一言が掛かるといそいそと青年と少女はちゃんと座り直し、男は何故かその場で正座】

あの兄妹なら大丈夫でしょ ボスも一緒なんだし……というより多分今頃仕事終わってボスにフルーツパーラーとかでスイーツご馳走になってるんでしょ

【赤みがかった黒い短髪に琥珀色の瞳の女は紅茶を飲みながら話す】

〔え゙ーーー!!いいなーー羨ましいーー!私もパフェとかケーキ食べたーーい〕
〈まぁ俺達はこの顔だからなー 無闇に外出れないし かといって面付けたまま店なんてとても入れないし〉
『甘味か…長らく口にしていないな…』
フフッそうね…じゃあ今度ボス達と一緒にスイーツ沢山買うか何処か借りるかしてパーティーでもするか…どうせなら兄妹の歓迎会も兼ねてね
〔本当!?やったーー!!主様最高!大好き!!〕

【微笑みながら話すとソファーから飛び出し女に抱き着く少女 青年は苦笑い男はしかめっ面で見る】

『パーティーとなるとメンバー全員集まるのか…大掛かりになりそうだな』
〈どうせならあの人も呼びたいねぇ ギターケースのお兄さん〉
〔そうだ!!あいつ!今度こそ股間蹴ってやらないと!〕
〈頼むからそれはやめてくれ…同じ男としてお願いしたい……〉
『…ウム……』

【青ざめた顔で手を合わせ少女に懇願する青年と男 それを見た少女は仕方無いなと女の隣でソファーにふんぞり返る】

…彼、もし任務で私達を殺すように言われても失敗するって言ってたわね
〈結構情に厚いし良い人なんですよねー まぁ俺もあの人殺せって言われても正直出来るか分かんねーですけど〉
『そもそもボスが殺人の仕事を出すとは思えんがな』
どちらにしてもそんな事があったら…フフッ、彼をこちら側に寝返らせるだけよ かなり強そうだったしね彼 かなり欲しいわ
〔うっわー!!主様かっけー!欲張りー!!男前ー!〕
ボスが欲無さすぎなのよ その分あたしが補わないとね

【そんな事を話していると遠くで出入口が開く音がする】

ほら、噂をすれば帰ってきた
〈ほれほれあの子達の前ではあくまでも厳格な漢で居るんだろ?座れ座れ〉
『ウ、ウム……エッフン!ゲフンゲフン!……ズズズ…』
〔ボスーー!!おかえりなさーい!!お土産ありますかーーー!!!〕

【青年が散らかったクッションを元に戻し男は座りながら咳払いをして茶を啜る】
【少女はドアが壊れる勢いで開くとすぐさまお土産の元へ 女は少女の後に続き兄妹達を迎える】
【いつもの平和な風景 願わくばこの時間が続きますように 4人はそんな想いを胸に秘めながら日々を過ごすのであった】


流石に4人となるとロールも長くなるんや
しかし見返すと誤字やら文章見にくいわ散々で申し訳ない…でも掛け合いとか楽しくて、最近ちゃんとロール出来なかったのもあって凄く楽しかったです!
朝まで付き合って下さったご兄妹とお兄さんには感謝です!ありがとうございました!

by 女軍人と愉快な部下達

700名無しの厨二能力者:2014/09/07(日) 10:12:08 ID:H/HFs8uU0
「これは……素晴らしい。もうこれほどに動くか」

【滑らかに動く彼女の/彼の右腕を見て、老年の医者は感嘆の言葉を漏らした】
【施術から僅か1日。義手はまるで元々そうであったかのような自然さでそこにあった】
【……無骨な黒の機械腕と少女という不自然さは多分にあったけれど】
【改めて研究所の技術の高さというか、異常さに気がついた】
【今回はそれに助けられた形になるのかもしれないが】

ありがとうドクター、お代はいずれ必ず……

【噂だけ聞いていたここに突然転がり込んで手術してもらったが先立つものは全くなかった少女】
【ドクターと呼ばれた老人はそんな少女の言葉に唇の端を不格好に歪めた……どうやら笑っているようだ】

「期待しないで待っておくよ。ツケはどいつもこいつも年中貯めっぱなしだからね」

【ここは町の路地裏に存在する診療所だ】
【風邪薬から非合法な手術までなんでもござれといった風情である】
【この老いた医者は変わり者なのか、それとも儲ける気がないのか、ろくに治療費を取らない】
【それでも経営が傾かないのは、何か裏でしているのだろうかと邪推したくなる】

「ついでだ、しばらくあんたは入院していけ。怪我は腕一本どころじゃないんだぞ?」

【老人の言う通り、少女の体のあちのちは傷だらけで、くまなく包帯が巻かれている】
【左腕も今は埃一つまみも燃やせる気がしないし、何より酷いのは背中の傷だろう】
【この傷の痕は恐らく、生涯消えることはあるまい】
【少女は頷くとベッドに身を横たえた。背中が痛い】

「それとドクターは止めろ、ケツが痒くなる。ただの爺で結構だ」

【そう言うと老人はこちらに背を向け、病室から出ていった】
【少女は窓を開ける。路地裏の淀んだ空気が部屋に入り込む】
【朝はその空気も多少マシなようで、柔らかな秋の風が頬をくすぐる】
【町の喧騒は遠く、しかしそれでもここには人の暮らしが息づいている】
【外でも中でも変わらないなどとしたり顔で考えていた己が恥ずかしい】
【もう一度外に出て、それをハッキリと認識した】
【あそこは死んでいた。しかしここは生きている】
【私は生きている。そして私はここで生きていく】
【鋼鉄の右腕を手にいれた全てを焼き尽くす少女は、その無骨な掌を握りしめ、目を閉じた】
【瞼の裏に“彼”の姿をぼんやりと描きながら少女は眠った】

by燃やす手の少女

701名無しの厨二能力者:2014/10/13(月) 03:00:20 ID:JNjD0zlU0
【私が犯した過ちは、取り返しの着かぬ脱世の大罪】
【輪廻から解き放たれ理を覆す行いが悪であると、私は気がつくことが出来なかった】

【……ああ、この私の人生は、これで終わってしまう】

【いつも側で笑っていてくれた兎は言う。何処までも、貴女を追いかけ探し出しますと】
【その言葉に私は救われた。私が私で無くなっても、私を探してくれる人はいるのだと】
【ああ、地上に堕ち、この記憶すらも失われて、別の私が穢れた地上に芽吹くのだとしても】
【彼女だけは、忘れないでいてくれる。それは何事にも例え難い安堵であり、救済であり】

【月から見下ろす地上は蒼い。この殺風景な月とは違い、命の息吹を感じる色だ】
【願わくば、あの土地で。私を救ってくれた兎と再会できますように。そして、もう少し願うことが許されるなら】

【今度は私が、貴女を救ってあげたい――――】


【最期の記憶。月から離れていく喪失感の中で、私は兎の手を握り――……そうして、地上へと】


…この後、月で施された罰によって記憶を失い王族に拾われたという設定
兎を救ってあげた後は、きっと“地上の姫君”として、臣下であった兎と共に王家の復活を目論むことでしょう
多分月の姫だとかそういうこと関係なしに、涙を見たくないとかそういう理由で
男に対してもきっと何だかんだで側近にしたり、傍若無人な振る舞いをしながら地上に残る姫君様の物語は始まったばかりだ!

ちなみに使う機会が全くなかったけど、詠唱にもしっかり意味があり元ネタもあります
炎だったら「wand(ワンド)」、威力に応じて「deuce(2)」「tray(3)」「kate(4)」…ナドナド
属性の名前はタロットの小アルカナから、数字はトランプの読みから掻い摘んでました
戦いが出来てたら、このあたりの詠唱をもっと書いてみたかったなあと思ったり
何はともあれ綺麗に終われたので良し!久々のロール完結も出来て楽しかったです!お二方どうもありがとうごじあました!

by 贖罪の姫君

702名無しの厨二能力者:2014/10/14(火) 02:11:29 ID:xenijmJ20
初めてまともなロール出来たと思ったけど戦闘始まるまでのロール長過ぎて相手寝落ちしちゃったのは猛省しないとなぁ
長々とロールしてごめんよbloodmakerさん…

703名無しの厨二能力者:2014/10/14(火) 16:50:05 ID:wmvAtxfY0
ageんなゴミ

704名無しの厨二能力者:2014/10/20(月) 01:30:52 ID:7I/ubd620
【――槍を抜かれ、少女の矮躯はガクリと膝を立てて崩れ落ちる】
【辛うじて息がある状態。喉元には鮮血が競り上がり、溢れ出る嫌悪感により吐血を繰り返す】


【暫くすると、二つの声が、仄暗い通路の底から響くように木霊して】

【薄れ行く意識だけを元に、燃え盛る炎を消し去って、発される声に耳を傾ける】
【この言葉が女性のものなのか、“人形”のモノなのか、果てはその両方なのかはわからぬが】
【人間“であった”モノに視線を向ければ、消え入りそうな声で答えてみせる】

……人、の定義なんて……わからない、けど……

【既に燃え尽き、人としてのカタチすら失ったモノを見据えて】
【腹部を、肩を必死に抑えながら呟き、覚束ぬ動きでその身を立ち上がらせると】

カラ、クリ仕掛けの、人形……が……
人間だ、なん…て……お伽話の、世界……ね…

【脳裏を過るとあるお伽話。ホラ吹きな丸太の人形が、やがて人間となって暮らす御話】
【この世界がお伽話の世界だったのなら、私は“彼女”の手をとって、人間へと変身させてあげられたのだろうが】
【生憎、この現し世にそんな都合のいい修正力は無い。私にしてあげられることと言えば】

……あなたは、にんげんじゃ……ない…

【最期に灯される、激しい炎。燃え盛る炎の裏には、何処か悲しげな感情が宿っているようで】
【縋るように差し伸ばされた彼女の右腕。その右腕に私は、手向けの炎を手渡した】

【―――やがて、通路には光が戻り、辺りに散らばるのは無数の煤と彼女の遺品】
【そして―――血溜まりの中、眠るように燃え尽きる、一人の少女】


/書いてる内に落ちちゃった……
/日を跨いでのロールお疲れ様でしたー!書き応えのあるバトルで楽しかったです!
/次はもう少し速筆になれるよう努力します…


by 灼熱を抱く紅蓮の少女

705名無しの厨二能力者:2014/11/03(月) 02:54:14 ID:rgzMNevQ0
【片腕と血のたまり】
【二人の後から残ったもののそれらの残骸と】
【二人の様子を最後まで見届け嘲笑う存在がひっそりとそこにいる】

【少年の魔剣】
【意志を持ち、人の負の部分を詰め込んだような醜悪な剣】

【それは二人の様子をひっそりと最後まで見届けていて】
【故に彼らを嘲り嗤っていた】

【やがて時が立てばまたここに誰か来るだろう】
【そしてそのときまたこの剣は拾われる】
【そしてまた誰かの人生か精神を狂わせる】

【そしてまた、そんな誰かの行く先は】
【今日の姉弟のように誰も知らない】

【魔剣は変わらずここに在る】

/魔剣さんのちんぴらっぷりと小物っぷりと口に対して弱さは酷かったね
/もう少し迫力あるバトルがかけるようになりたいという反省

by幼児退行したっぽい片腕の少年

706名無しの厨二能力者:2014/11/08(土) 04:57:51 ID:aj7CKDFI0
【とある屋敷の部屋の中。綺麗に手入れされた透き通る銀髪を梳かす少女と、梳かされる少女がいた】
【梳かされている少女は元気に満ち溢れた様子で、“素晴らしき恩寵”を口ずさむ】

……お姉ちゃんはすごいね

【髪を梳かす少女へ向け、感心したように呟く少女。その言葉には、嬉しさと喜びが満ちているようで】

【気持ちよさそうに手櫛を受け入れる少女の姿は、まるでブラッシングを受ける子犬のよう】
【時折こそばゆい感覚に目を細ませながら、髪の手入れが終わるのを大人しく待って】

ふふ、これが“お母様”が見せたかった世界……
うん……とっても楽しいよ

【にこにこと微笑みを咲かせながら、淡い色の髪飾りを身につけて答える少女】
【窓から吹く薫風に髪をなびかせ、外の美しい風景を眺めて囁く。そして広がる湖に手を伸ばしてみて】
【煌めく群青の湖面。澄み渡る蒼穹。広がる青々と茂る山々、空を飛び交う色とりどりの小鳥】

【そして咲き誇る花園に目を移す度、少女は顔を綻ばせて笑う】
【暗き世界で独りだった頃とは違う。今、私の世界には、無数の色が溢れているんだ】

ね、お姉ちゃん。今日は何処に連れて行ってくれるの?

【さあ、今日も素晴らしい一日がはじまる。今日という日が、彩りに満ちた日でありますように―――】


数ヶ月間くらい練っていたソロールがとても上手い形で完結して僕満足!
バッドエンドも考えたけど、やっぱりハッピーエンドがいいよね!ということで二人一緒に脱出しましたとさ
その後は湖畔の小さな屋敷で、のんびりと暮らしていたらいいなあ……

ちなみに“お母様”は少女を幽閉した後、罪悪感に苛まれる中で他研究員に殺されてしまってました
そしてその殺した研究員というのが、冒頭で毒によって苦しんで死んでいった研究員共……という設定だったり

なにはともあれ綺麗に終われたのでとても満足!ありがとうございました!

by 素晴らしき世界/色を知った“サく”少女

707名無しの厨二能力者:2014/11/09(日) 08:39:02 ID:VO6/iDQQ0
久々だったからオフトゥンの中でロールすると寝落ちしてしまうと言うことをすっかり忘れてたでござる
スマヌ……スマヌ……

ホモ

708名無しの厨二能力者:2014/11/11(火) 00:52:27 ID:kjh4ZssY0
【ダークエルフ。多数ある種族でもエルフと並んで特に、名誉と誇りを重んじる者達】
【その血を貶される事を最も嫌い、穢される事で深い傷を負う繊細な種族】

【ある夜。一人のダークエルフが、未曾有の無差別殺人事件に巻き込まれた】
【いや、事件自体はある青年の機転によりもみ消され、公には明かされずに終わった】
【だが、記録には残らなくても、その中央にいたダークエルフの記憶には鮮明に残っている】
【それは、犯人の人間の行動と共に】

【ダークエルフの名を踏み躙り、貶める為だけに、無関係の人々に手をかける】
【ごく僅かな、いつ切れても可笑しくない繋がりを、ただの自己満足のためだけに千切ろうとした】
【それによって心に負った傷は、簡単に治る訳が無い。たかが1回の善行で。たかが1回の綺麗事で】

【ある日。ダークエルフの長と、エルフの長が一堂に集まり、停戦を結んだ】
【たった一人のダークエルフの意思を受け取り、両者は停戦に同意し、同じ目的のために動くことを決めた】
【決行されるのがいつかは分からないが、それは間違いなく訪れるだろう】


From:■■■
To:■■■■
件名:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:

本文:こわい。もういやだ


【一人のダークエルフが、同じダークエルフの友人に送った電子メール。送信時間は夜中の4時半】
【それが、エルフ・ダークエルフ連合軍と人間の、全面戦争の切欠となった】



スマホをいじっているという伏線を回収してみる
件名が返信ばっかりなのはそれだけ親しい仲だということ。人間界にもダークエルフはたくさんいるだろうし
反省会するかどうかすっげえ悩みましたが、ここはすべきだと思いました
あの状況からでは「うん、人間信じる」とはならないでしょうなぁと思いながら続きを考え、こうなった
とても濃厚なロールでした。お二方、改めましてありがとうございました!

by とある一人のダークエルフ

709名無しの厨二能力者:2014/11/11(火) 19:10:45 ID:hmMIMD7I0
ageてんじゃねえよクソカスが

710名無しの厨二能力者:2014/11/16(日) 03:13:21 ID:NxJO6xtY0
【其の後吾輩は暫くして猫の王國に戻つた】
【どうやつて戻つたのかとんと見當がつかぬ】
【時が經ちすぎてゐる】
【然し今でも時々あの人間の事だけは思ひ出す】
【あの時のカイロはまだ手元に殘つてゐる】
【一度家寶にでもしてしまはうと思つてゐたが、家臣の猛烈な反對を受け斷念した】
【其れでも取り敢へず自分の部屋に額縁に入れて飾つてゐる】
【時々取り出して觸れてみる事がある】
【もう效果は切れてしまつてゐるから暖かい筈も無いのに心なしか暖かく感じるのは屹度此の猫の王國に漂ふ魔力のおかげである】
【其の日吾輩は、あの日のやうに其れを懐に抱いて蹲るやうにして眠つたのだつた】


ただ吾輩は猫であるって言いたかっただけだったので途中で寝落ちしてくれても良かったのですが――――しかもなんか凄く読みにくい文章だったのに――――それでも最後までお付き合い戴き有難うございます
ただの自己満足の為だけにロールが心なしか遅かったような気がする・・・・・
いや慣れない変な書き方するもんじゃ無いですね

711名無しの厨二能力者:2014/11/16(日) 05:41:16 ID:8j6A19us0
ふぅ…これで御仕舞いですね
「流石だな…だがなんで何時も着物なんか着てるんだ?」
これはですね、あの日のことを忘れないようにするため…でしょうか?
「いや、俺に聞かれても…」

【着物を着て三種の神器を駆使して戦う彼は街で有名になり】
【今では彼は街の能力者達を取り締まる立場にいる】
【彼は時々思い出す】
【まだまだ戦いなれてなかった頃戦い方を教えてくれたあの猫を】

あの人…いや、猫は今何をしているのでしょうか?
【またいつか会える日を信じて】


お疲れさまでした
ロール遅くて御免なさい

712名無しの厨二能力者:2014/11/24(月) 06:51:24 ID:1/ZIoZYw0
「やあ、遅かったね」

【どことなく気怠げな青年の声が少女の耳に届いた】

……まるで私が此処に来る事が分かっていたかのような口ぶりですね

【少女はふらつきながら男を見据える】
【男は少女の様子を見ておかしそうに口角を吊り上げると、手元の球体を小突いた】

「もちろん。僕はこの街の事ならいつでも『これ』で――」

【男が持っているのは美しく澄んだ水晶玉だった。どういう原理化は不明だが、その中にはフラッシュバックするかのように次々と切り替わる街の映像が映っている】

「――観ているからね」

……だから、『観測者』と呼ばれている訳ですね

【男は愉快そうな笑みを浮かべつつ首を傾げた。そんな男の様子を見て、付き合っていられないとばかりに少女は辺りを見回す】
【ランプで照らされた薄暗い部屋の中には無数の本が所狭しと並んでいた。何処に何の本があるか知らずにここから一つの情報を探し出すには膨大な年月を要するだろうと思えるほどに】

「ふふ、何かお探しかな?ならば不肖私めがお手伝いさせて頂こう。なに、お礼は君の身の上話で結構だよ」

【男の言葉に少女は諦めたような溜息を一つ吐く】
【そんな彼女の様子を見て、男は嬉しそうに、部屋の隅に積み上げられた本の山から椅子を掘り出して持ってきた】

「どうぞ、お茶は出ないけど」

【男に促されて少女は椅子に腰掛けると、もう一度深く溜息を吐いた】

それじゃ、まずは私の故郷の話から始めようかしら。

ある日、何の前触れもなく一夜にして滅んだ魔術師の里の話をね――


【その日、陽が昇るまでずっとその部屋のランプが消える事は無かった】


byとある印遣いの魔術師


戦闘ロールに入る口実が無理矢理過ぎて意味不明な心理状態になっちまった
文章も遅いし乱れまくりだしと散々で相手方にはホント申し訳ない
まあ久々に完走できたからそれだけは良かった

713名無しの厨二能力者:2014/11/24(月) 15:24:22 ID:a9PsAxCo0
【病院の病室】
【その奥にあるベッドの上にある男は寝転がっていた】
【駅前で倒れ伏して…そこから先は、恐らくは意識を手放したのだろうか】
【不思議なことにあの場所には自分以外居なかったらしい、どうやら知らず知らずの内に二人は去ってしまったのだろう】

……あー…スーツ、買い直さないと…
…あれ、結構高かったんだよな…

【確かあの時のスーツは無惨な姿と化した筈だ、主に左腕の方が】
【机の上に置かれた皮袋を手にとって開いてみれば、そこにはドライフルーツがあった】
【本来ならば間食はよくないのだが…まぁ、いいか】

…ん〜、良いですねこの香り
心が自然の川の流れのように洗われていく気分ですよ

【食と言うのは素晴らしい】
【それは生きるものの糧となり、今日も一日頑張ろうとそこにあるだけで活気付けてくれる】
【ふと窓の奥に今日も光輝く太陽を見上げる、確か昨日はこの太陽に負けないぐらいには綺麗な満月だったか】
【その満月を思い出せば昨日の記憶が甦る、無茶なことはしたが無理ではなかった】

…ベストを尽くした甲斐、あったかな

【一人それとなく呟けば次第に笑みを浮かべる】
【自分の仕出かした無茶に呆れるように、自分をどこか褒め称えるように】
【またあの二人に会えるだろうか、もし会えるなら今度は穏便に世間話するのも良いかもしれない】

…よっし!今日はドライフルーツデイしよう
うん、それがいい!

【一呼吸つけば思いきって買いに行こうと男は病室から出ていった】
【このあとありったけのドライフルーツを買ったせいで看護師から厳重な注意を受けるのだが】
【それはまた別の話】

byドライフルーツ世界救済論を説く光り輝く剣を持つサラリーマン

/最後の最後で寝落ちする失態をかましてしまったがなんとか収束ついてよかった
/夜遅くまで付き合っていただきありがとうございました

714名無しの厨二能力者:2014/11/24(月) 18:08:22 ID:pn0KErBQ0
―――(中略)―――
【屹度体から気力が全て抜けてしまったのだろうと――後になって思った】
【それからの事はあまり良く覚えていない】
【なんとか身体を動かして家に帰った】
【翌日医者に診せるとただの欝病だった】
【それもごく軽いもので、寧ろ腹部と右腕の火傷の方が酷かった】
【それでも、暫くは不便な生活が続いた】
【何しろ何も遣る気がおきぬ】
【有る程度の事は部下の狸に任せれば良いのだが、あの狸達は無能である】
【第一命令する気が起きない】
【今は回復した】
【それでやっとこうして日記を書いている】
【明日からもいつも通り書けるだろう】
【尤も、いつも通り中身の無―――
―――(作業中断)―――
【客が来てしまった】
【残りは明日に回す】


/異常なまでの静寂好き、喧騒嫌いのその後です
/白状してしまえば複数ロールは初めてだったのでロールが遅かったり適当だったりした事をお詫びします
/素晴らしいロールを二人も見れたので非常に目の保養でした

715名無しの厨二能力者:2014/11/24(月) 20:40:24 ID:svT3zkpI0
―――『その後』―――

【規則正しく4回鳴る電子音に目を覚ます】
【いつも通りの、やけにぼやける見慣れた天井】
【それもそうだ、寝起きでキッパリ見えるわけがない】

 ハハハ

【朝は私の笑いで始まる。ニッコニコで起き上がり、髪を手櫛で直しながらリビングに】
【既に両親は起きていた。腕と全身の傷を手当したのは母だ。だからなにも言われない】
【他愛もない会話をして、食パンを押し込んで制服に着替える】
【鞄を引っ手繰るように掴んだら、そのまま家を飛び出した】

【仲良く話をする雀達も、大欠伸をする隣の犬も、私の笑い声に耳を傾ける】
【私の通学路の人たちは、ニワトリではなく私の声で目を覚ます……ことはないけど】

【待ち合わせをする友達と合流して、学校に着いたら、早速寝た】
【目を覚ますのは休み時間と昼食、あと帰る時だけ。また友達に頭を下げてノートを借りた】

 ……昨日の出来事が嘘みたいだ、はっはっは

【そう、私はあの場に限れば、振る舞いは一般人代表だった。一般人は炎を出したりしないけど】
【そんな一般人代表でも、あの場に限れば、マンガの主人公だった】
【痛かったし、怖かったけど、それ以上に、愉しく、嬉しく、面白かった】
【たぶん私は、なにをされても笑っていられるだろう】
【両親の葬式でも、無理やり犯されても、生きて皮を剥がされても】
【涙を流しながら、でもやっぱり面白くて笑うだろう】

 そんなことにならないように、私は今日も笑うぞ! あーーっはっはははははは!!

【『笑う門には福来る』。だから、笑うんだ】


/書いているうちに文章が長くなる、ということはごくごく久しぶりでした
それだけ、どんどん濃いロールをしたかったんです。本当にありがとうございました
ところで、上にも書きましたが、違法行為をされてもこの女子は笑ってると思います

716名無しの厨二能力者:2014/11/27(木) 15:37:42 ID:FxdUbHSw0
【朝日が差し込む参道を駆けるのは一人の少女。その頬には、心地良く輝く一筋の汗の軌跡】

に、ひゃく……きゅうじゅう、きゅう……

【都会の騒音が届かぬ物静かな川の畔。そこから続く道の先に、彼女が目指す“場所”がある】
【百八の階段の先に聳える龍神を祀る社――その神社こそ、少女が足繁く通う修練場】

【これで二百九十九回目。朝日が登る前に始めたこの三百度参りも、既に終わりを迎えようとしていた】

ふう、だんだんと体力がついてきたでありますな
このままいけば、あの龍神殿にも迫るでありま―――!?

【常人であればとうにくたばっているであろう苦行も難なくこなし、ラストスパートとばかりに階段を駆け上がる】
【頬を切る風と耳に届くせせらぎが心地よい。こうも晴れやかな気分だと、思わず気持ちも舞い上がって――】

【そんな事を呟いた途端、文字通り“宙を舞う”少女の体。つまりは、思いっきり転けて転がり落ちた】
【先程まで無かったはずの水溜りに足を滑らせてしまったのだ。何故あんな場所に水溜りが……?】
【……成る程、これは天狗になっていた私への罰でありますな。あの程度の罠に気が付かぬとは、我輩もまだ未熟】

……いつつ…これでは師匠や龍神殿に顔向け出来ない……
ようし、明日からは数を増やして五百度参りに挑むでありますっ!ただひたすら、精進あるのみ!
わっはっは!覚悟しているでありますよ!龍神殿ぉっ!

【再びはるか遠くとなった鳥居へ向けて拳を突き付けてみせれば、あの日交わした言葉を思い返す】
【そう、あの日から三年――我が脚が音速の矢と成っても尚、未だ未熟。だからこそ、突き進むのだ】

【あの日浴びせられた笑いに対し、同じく此方も笑って返して――――】



ボスと一対一という熱い展開で中々緊迫したバトルを楽しめました!
パンチラ要素を組み込みたかったけど、そういうのが通用し無さそうな相手だったので結局お披露目できず
とは言え想定した戦い方を出来たのでとても満足の行くロールが出来た…であります!

唯一の反省といえば、サマーソルトの名前。宙を舞うとはつまり天地無用、故に天井などは不要
だからこそ“一枚天井”たる『飛瀑』を打ち破った……という設定をロール投下後に思いつきました。無念……

余談ですが彼女の師匠は羆をも超える漢女(おとめ)。そんな彼女も、龍神と相見えた頃は少女のように小柄で可憐だったとか…


by 限りを知らぬ蹴撃の少女

717名無しの厨二能力者:2014/12/14(日) 03:57:03 ID:2bTmagGA0
んっ……

【穏やかな陽光、木の香り、身を包む布団の心地よさ】
【少女が目覚めたのは、そんな平和な場所だった】

「ああ、目が覚めたかい  ちゃん」

……おじさん

【意識を取り戻した少女に、優しい声を掛ける初老の男】
【少女は微笑みを浮かべ、寝ぼけ眼をこすりながら男を見る】

「ありがとう、  ちゃん」
え?
「戦ってくれたんだろう? みんな感謝しているんだよ」
うん、でも……
ごめんなさい、もう少し休ませて
「ああ、わかった」

【そんなやり取りの後、少女は再び横になる】
【布団を頭まですっぽり被ると、体を丸めた】
【気づけば静かに寝息を立てて、眠っている】


【微睡みは春の魔法】
【かつての戦いは記憶に刻まれた】
【夢の中で見る炎の渦は、きっと】
【それでも、今は眠ろう】


【召護火玉】の童顔少女

/完結こそできなかったけど、楽しかった
/久々のロールで筆が遅かったのはすまなかった
/どうもありがとう

718名無しの厨二能力者:2015/02/22(日) 03:03:03 ID:EiN04IaY0
ここも使ってあげなければ

なんかポエミーなやり取りしてたけど、男の外見がアレすぎてシュールなことになってた気がする
数ヶ月ぶりだったが、ロールはやはり楽しいものだな
どうもありがとう、乙

【美栄氷神】終わらない冬を求め/探して

719名無しの厨二能力者:2015/10/24(土) 13:10:50 ID:nwFihW5c0
風の咆哮を放つ間も、両断された自らの肉体が千切れ飛び、消えゆくのを感じる。
最早鬼には、自らの放った置き土産が相手へどれほどの効果を挙げているのかすら検討もつかない。見事命中し、女を道連れにしたのか。それとも既に躱されて、攻撃範囲の外に女はいるのか。
今思えば、全く無駄な一生だったと思う。生へとしがみ付くために罪を重ね、ヒトとして生きる資格さえも失い__あまつさえ、人外へと成りさばらえたこの身もじきに死ぬ。
果たして、自分は一生の証として何をこの世へ残せただろうか。人々の怨嗟と苦悶の声が精々といったところか____

「____ア」

そこまで思考して、彼はようやく自らがヒトであったころの感覚を取り戻したのに気付いた。
解る。自らが今何処にいるのか、何をしているのか、どういう状況に置かれているのか__その感覚を「思い出した」。

やがて咆哮と共に放たれた烈風も吹き止み、戦の終焉を告げる。
辺りを包むは静寂。人々へ恐怖を齎した悪鬼の生命に、とうとう終焉が訪れる。
最早五感は殆ど機能していない。従って、女が今生きているのか死んでいるのか、それももちろん彼にはわからない。
まどろむような感覚の中、嘗て人間だった鬼は__少し考えてから、ぽつりと呟いた。誰に向けてかは知らぬが、確かに。

「____嗚呼。俺ガ、ワるかった」

__その生命が事切れ、身が塵へと掻き消える寸前の事であった。




____老婆はつぶやくような、うめくような声を立てながら、まだ燃えている火の光をたよりに、梯子の口まで、這って行った。
そうして、そこから、短い白髪を倒(さかさま)にして、門の下を覗きこんだ。外には、ただ、黒洞々たる夜があるばかりである。
 下人の行方は、誰も知らない。____


____【羅生門鬼】の記憶


//どうしようもない遅レスで本当に申し訳ない。文書く上で単語の取捨選択がまともに出来ず、結果的に完走させることが出来なかった
//【剣墓自陣】の人ありがとう。久々のロールだったが楽しかった

720名無しの厨二能力者:2016/07/23(土) 04:30:34 ID:gJjXNR4E0
【気が付けばビルの隙間からは暁光が漏れる】
【遠巻きに聞こえる鳥の声。街を縫って駆ける風は涼しく、音も無く二人の間を抜けて行く】
【……ほんのりと明るむ淡い空が、横たわったままの少女の門前に広がっている】

【この痛みも、この色も、この朝焼けも……全てが少女にとっては刺激的なものだった】
【何よりも、夜の街の鬼ごっこ。この鬼ごっこはきっと、大人になったとしても忘れ得ぬものだろうと刻み込んで】

ん〜、やっぱ経験の差なのかな……
やっぱり能力って難しいね!私ももっと使い方を勉強しないと!

【頭をさすりながら立ち上がり、軽く背中を払っては、既に痛みは引いたと言いたげに笑みを見せた】
【訓練と実践の違い、と言うべきか。やはりこうして誰かと相まみえ戦う時、最後にモノを言うのは経験なのだ】
【と、少女は結論付ける。まさか男の作戦が、偶然に偶然が重なった結果だとは思わずに】

【見上げた男の顔は、自分と同じように無邪気な表情で、釣られて少女もまた笑い】

…………私も楽しかった!
すごく、すごーく楽しかった!走ることって、こんなに楽しいんだね!
それに……うん、この能力の扱い方もちょっと分かったし、えーっと……勉強になった!

【歳相応の言葉を並べて大げさにはしゃいでみせると、再びフードを被り直して男を見上げる】
【覗く瞳はやはり淡い赤色。念力に応じて灯る真紅の瞳―――それは少女が、“生粋の”能力者であることの表れで】

【そのままくるりと踵を返して少女は歩き出した。手にスマホは持っていない、それはきっと、この余韻を味わう為】

あ、そうだ!私の名前!
私の名前…能力の名前はねー……【念力操作】!
覚えやすいでしょ?忘れないでね!私のことと、私の能力!

【思い出したかのように振り返れば、遠くの山より昇る朝日を背にして少女は告げた】
【己の名前を。能力者にとっては本名と同義、或いはそれ以上に重要な、己の能力の名を】
【念力―――超能力というカテゴリの根底に位置する能力。オリジン、始祖ともされるこの能力は、この街に於いても希少】
【だからこそ、少女は「大事に」扱われている。きっとこの後も、厳重な病院の一室で、淡い日常へと戻るのだろう】

【……まあ、それでもまた少女は抜け出して、今宵のように歩きまわるのだろうけど】
【飛び交う鳥が朝を告げる。やがて人通りも増え、能力者の街はまた新たなる一日を迎えるのだ】


それじゃあ――――

【彼と共に過ごした夜はその日常の一幕で、大衆にとっては単なる夜に過ぎないのだろう】     END
【二人の能力者が邂逅し、一つの夜が幕を閉じる。だから、その最後の言葉は、終わりを告げる『さよなら』では無く】



――――――またね!

【念力操作】 ――――――To be continued.


/書いてたら落ちてしまった……のでひっそりとこのスレを再利用
/ロールありがとうございました!能力を存分に活かせたロールが出来て個人的にもめっちゃ楽しかったです!

721名無しの厨二能力者:2016/08/25(木) 19:58:19 ID:is2F/0qE0
――――あはッ、もう諦めちゃうのね。もう少し、楽しんでいたかったのに

【絶望を甘受した少女を嘲笑う怪物は、そのまま音を立てて彼女を締め上げて】
【息が吸えなくなれば、途端に緩めて。息をつこうとするその口先に、またも毒液滴る触腕を突き刺し】
【たとえ少女がまともに呼吸ができなくとも、怪物にとってはどうでもよいことだった】
【息継ぎ代わりに毒を注ぎ込みながら、怪物は思案する。――さて、ありふれた命乞いだ、聞き入れてやってもいい】
【目の前で彼女が救おうとした少女を絞め潰してやってもいいし、しかし互い違わぬ見目麗しき乙女である】
【自分のような化物に穢されて、女としても人間としても尊厳を踏み躙ってやるのが先決か】
【或いは命乞いを聞き入れたふりをして、言葉通りに犯し殺して絶望させてやるのもいいだろう】
【ああそれがいい、それにしよう。くす、と怪物は笑って、磔にされた少女へと歩み寄ろうとして――】


――――――――か、はッ


【――――転瞬、怪物はその口から血を吐いた。白い柔肌の双丘を、どす黒い血に染まり突き破っているのは】
【夜闇に紛れる黒塗りの短刀――否、それは〝メス〟と呼ぶべき手術具】
【悠然としていた瞳を見開いた怪物は、その触腕を己の背後に回そうとした】
【――だがそれは叶わぬこと。怪物は己の勝利を確信していた。己の身体から出づる全ての触腕を、ただ少女たちを嬲るために使っていた】
【傲慢の産んだ、闖入者への敗北――ないしは、か弱き少女がこの悍ましい怪物に、一矢報いることができた証左か】

【――――瞬息。怪物はその首を落とされた】
【白銀の大太刀は延髄ごと切断面を凍らせ、血のひとしずくも溢れることはなかった】

「――――これで、お終いね」『はい。――師匠(せんせい)、彼女は』
「……そうね。彼女の行くあてを、探してあげないと」『……もう一人、いるようですが』「その子も、よ」

【怪物の身体から引き抜いたメスから血を払い、己の掌に〝沈め〟ながら、師匠と呼ばれた声の主は】
【取り落とされた刀を引き抜き、少女へと歩み寄って、そっと手を差し伸べた】

【――――――明けない夜はない。ただ少女には、僅かに闇を払う力が足りなかっただけ】
【そして彼女と、彼女が守ろうとしたものには、明日が与えられた】

【「ありがとう」――曙を掲げ始めた空の中、そう呟いたのは、果たして誰の声だったろうか】

【蛇阿修羅】――――――Justice shall Prevail.

/〆を散々悩んだ挙句、結局スレ落としちゃってすみませんでした……
/めちゃくちゃ遅くなったし強引感すごいですが、こういう感じで終わりということで


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板