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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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川 ゚ -゚)「私は椅子から降りる時くらい自分で決める。そして、再びその椅子をもぎ取る時もな」
それは第二王位を奪われた彼女の、ささやかな負け惜しみだった。
鉄の仮面を被った彼女がこんな風に、自分の血の苦味に悔やむことを、シャキンは初めて知った。
彼が知らない彼女だった。
認識の外にあったクーの一部分が、シャキンの中で結びつき、人間を模る。
(`・ω・´)「やれやれだ。お前は"最悪"のタイミングで出張ってきて、全て掻き乱してくれそうだったんだがな」
クーの意志を概ね汲み取った今、どうしてそれを阻むことが出来ようか。
シャキンは"想定しうる"イレギュラー、切り札のようなものとして扱おうとしていた彼女のことを諦めた。
同時に嬉しくも思う自分に気付き、どこまで腐ろうと武人のはしくれなのだな、と、卑下する。
(`・ω・´)「王位を辞退するっていうのは今まで聞いたことが無いな。そもそも補填式で埋められる席じゃないだろう。この場合はどうなるんだ?」
川 ゚ -゚)「気にするな。後釜ならちょうどいいやつがいる。お前でも"読めん"やつがな」
クーはうず高く積み上げられた瓦礫を、その頂に佇む一人の影に視線を向けた。
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