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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです

96名も無きAAのようです:2015/08/04(火) 23:52:30 ID:9kBJX7tM0
 渦に巻き込まれた瞬間、ドクオの頭に耳鳴りが響き、針の筵に閉じ込められたような鋭い痛みが彼の身体を舐めた。

(#'A`)「ーーーーっ!」

 彼の咆哮は最早声にすらなっていなかった。
ぶつぶつと皮膚が裂け、風は肉を穿つ。
それでもドクオはその刃に逆らい、ツイストダガーを投擲した。

( ゚д゚ )「無駄だ」

 ミルナはそれを、僅かに首を動かすだけで躱す。
風穿ちはミルナが有する奥義の中でも最上級の威力を誇る技だ。
それに真っ向からぶつかったドクオに勝ちの目は無いと、ミルナは確信していた。

 だがーー

(#'A`)「こんなんじゃ全然足りねぇんだよおおおおおおおっ!!」

 身を屈め、獅子のように突っ込むドクオの手に握られているのは、いつも彼がホルスターに吊って持ち歩いている愛用の黒銃。

 あれは見て躱すことは敵わない。

 コンマ一秒単位で目まぐるしく動く思考。
そう判断したミルナは腰を落とし、殺意の線を瞬時に察知し、刀の刃を銃弾の軌道に合わせた。




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