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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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( ゚д゚ )(……やはり避けてくるか。侮れん奴だ)
ミルナはその、力強く獲物を射抜く双眸で、ドクオを捉えている。
彼は、自分よりも小柄で、近接戦闘に限っては自分よりも大きく劣る筈のドクオに対して、言葉には表せない畏怖の念に近い感情を抱いていた。
二人が初めて切り結んだのは入学式の日だった。
すれ違いざまに、ドクオの手が彼の帯刀する太刀に触れた。
侍にとって刀とは誇り……即座に切り捨てるとまではいかずとも、彼に対して憤りを覚えたミルナは、努めて平静に、ドクオに謝罪を求めた。
しかしドクオのアンサーはなく、一発の弾丸がミルナの頬を掠めた。
それが、最初の死合いの契機だった。
入学初日から達人レベルの闘いを見せ付けた二人は、それ以降一年生のホープとしてまことしやかに囁かれる。
周囲が自分とドクオを比べて評価するように、ミルナ自身も、日頃の鍛錬で常にドクオの幻影のようなものを意識していた。
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