レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
-
ドクオは狙撃が得意ではない。
というより、好きではないと言った方が正しいか。
闘いとは、己と相手の駆け引き、意志のぶつかり合いがあってこそ成り立つもの。
狙撃という、集中力をひたすら研ぎ澄ませる、己との闘いとしての性質を持つやり方より、ドクオは前者を好んだ。
('A`)(ま、単純に芸が無いって話だわな)
内心、自分を茶化すドクオ。
その心の隅、ドクオ自身すら把握出来ていない領域に巣食う、己と向き合う、或いはそれに準ずる行為を無意識に避けている自分に気付くことはない。
('A`)(ワイヤーは、まぁ届くだろうな。窓をぶち破り、ここからターゲットの元に辿り着くまで……およそ十六秒ってところか……)
建ち並ぶビル群を一瞥し、ドクオはスナイパーライフルを固定台から構え、トリガーを絞った。
この狙撃は、ほんの序幕でしかない。
彼が着込んだ襟長の下には、強襲用のアサルトライフル、いつも持ち歩いている黒銃、そして二本のツイストダガーが息を潜めていて、獲物を狩る時を、鈍い輝きを放ちながら待っている。
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板