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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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('A`)(今だ……っ!)
ドクオは一部始終を観察していた。
ミルナの刃がショボンに届き、そして、ショボンはその刃の強さをも上回った。
振り下ろされる羅刹棍。
勝負はあった。
漁夫の利を得るような浅ましいやり口に、ドクオは自己嫌悪に陥ったりはしない。
彼の志は、目指すものは、誇りや尊厳の向こうにある。
策に溺れ、鍛錬を怠るつもりは無かった。
常に自分の限界点を塗り替えた上で、万全の策を高じる。
気を抜けば一瞬で命を刈り取られるこの場所で、それは王道とも呼べる処世術だった。
窓のサッシに足をかけ、ガラスを破ろうと拳を振り上げた。
その時……
「動いたら殺す」
重く、のしかかるような冷たい声が、ドクオの背後から響いた。
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