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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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夥しい返り血を拭うこともせず、ショボンは羅刹棍を手繰り寄せた。
棍を濡らす血が飛沫となって舞い散る。
鎖が伸びきり、一本の棒になる頃には付着した殆どの血が払われていた。
鎖骨から背に貫通した刀を強引に引き抜き、血が吹きこぼれる傷口を手で覆いながら、ショボンは片膝を地面についた。
(´ ω `)「ちっ……寒くなってきた……」
鈍った闘争心を叩き起こすにはいい薬だ。
傷は深い。痛みは強い。
だが、得たものは大きい。
大きな収穫だ。
"これから"自分が前進する為に、兄を殺すという大義を成し遂げる為に。
この傷は、その礎となるだろう。
(´ ω `)「くそっ……寒い……さむ……い……」
羅刹棍を手放し、ショボンは地面に突っ伏した。
荒く、早い鼓動と共に漏れていた吐息はか細くなっていき……
(´ ω `)「俺は……生き……」
止まった。
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