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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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日用品は全て新調した。
服も垢抜けないジャージと部屋着だけじゃなく、最近の若者が好みそうなものを買った(とはいえ、自慢ではないが自分のファッションセンスは壊滅的だという自覚があるので、取り敢えず高くて生地の触り心地が良いものを選んだ)。
食事はきっちり三食食べられる。
それだけ散財しても、ぼくの懐にはまだ余裕があった。
( ^ω^)「三時のおやつにピザ。貴族の嗜みだおね」
ペストで昼食を食べた際に、持ち帰り用に作ってもらったものだ。
喧騒で賑わう商業区から離れ、第二ブロックに来たぼくは、簡素な作りの公園で時間を潰していた。
ショルダーバッグからピザを取り出すと、中からチーズとベーコンの匂いがむっと漂ってきた。
買ったばかりのバッグに匂いがついてしまうことは嘆かわしいが、ぼくの性分からして私物がジャンクフードの匂いに塗れるのは遅かれ早かれ免れないことなので、気に留めないようにする。
プラスチックの容器の蓋を開け、一切れ掴むと、固まりかけのチーズが糸を引いた。
見ているだけで腹の虫が嘶きそうなので、即座に頬張る。
( )^ω^)「幸せだおー……」
二、三度噛んで飲み込み、喉に引っかかるピザの感触をコーラで流し込む。
ぼくは多分、今世界一幸せだ。
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