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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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血の雨を浴びながら、少年は深く溜息を吐いた。
(´・ω・`)「おかしい……おかしいよこんな世界……狂ってる」
二つに分かれた、人間だった肉塊は地面に落ち、鈍い音を立てた。
少年はそれに目もくれず、空を仰ぐ。
その両目にはうっすらと涙が溜まっていた。
(´・ω・`)「僕達はいつまで殺し合わなきゃならない? 何故一人で完結する道を歩もうとしないんだ? ほんの少しの私利私欲を抑え、ぶつかった肩に向ける憎しみを抑えれば、皆笑って生きていけるというのに……」
溜まっていた涙が零れ落ち、彼の血に濡れた頬を濡らした。
(´・ω・`)「怖い…………怖い、怖い怖い怖い怖い怖い……勝てないと解っていながら命を賭してくる弱者が怖い。弱者を贄としか思っていない強者が怖い……」
(´゚ω゚`)「何故僕がこんなに怖がらなきゃいけないんだ!! 怖い、怖い怖い怖い……! 全てが怖い! お願いだから僕を放っておいてくれ!」
突然狂乱した彼は、空に向かって吠えた。
視線の先の太陽は地平線に差し掛かり、空は橙と青色で混じり合い、その境界線は曖昧に蕩けていた。
煌めく陽の光はどこか神々しく、しかし、それでも彼にとっては恐怖の対象でしかないのかもしれない。
(´゚ω゚`)「おおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
目に映る全てが怖い。
雄叫びを上げる彼が心を赦すものなど、この世には無いのだろう。
その慟哭は、風に運ばれ、ここではない何処か遠くへと、消えていった。
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