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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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ドクオの推測は正しかった。
ブーンがヒッキー邸の棚に並べられた酒瓶を眺めていて、それに倣うように、何気なく視線を酒瓶に移した時から、猜疑は芽吹いた。
('A`)「ほらよ」
死角から口を開けて飛び掛かってきたグールの喉笛を切り裂く。
返り血が噴き出す角度にも繊細な注意を払い、ドクオは滑るように廊下を歩く。
非の打ち所がない完璧な立ち回りだった。
出来る限り銃は使わず、ナイフで危険を処理する。
刃こぼれしないように、刃が通りやすい急所を的確に突き、暇さえあれば血と脂は振り払う。
グールが束となるここぞという時に、必要最小限の弾幕を張る。
彼が通る道には無尽蔵のグールの死体が積み重なり、呻き声の一つも漏れない静かな肉の道が出来上がっていた。
煙草を取り出し、咥える。
不意に胸の奥からこみ上げてきた欠伸を咬み殺そうとするも、緩んだ口元から煙草が落ちた。
拭い去れない怠惰感との格闘。
彼にとってこの仕事は、その程度の緩いルーチンワークだった。
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