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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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慌ただしい店内では、ぼくと同い年か、一つ上くらいであろう少女が酒を呷っていた。
パーカーのフードをすっぽりと被ったいかにも怪しい男が、一人で広いテーブルを占拠し、ノートパソコンを弄っていた。
坊主頭のチンピラ二人組が、腕っ節自慢を語りながら大口を開けて分厚いステーキを頬張っていた。
この店から一歩外に出れば、羽目を外している女達は強姦された挙句嬲り殺されるかもしれない。
窓の向こうの通りに視線を移す。
先ほどツンさんに迎撃されたリンチ集団が残した血痕が、ここからでもよく見えた。
窓という境界線を踏み越えたドクオが、煙草を咥えながら過ぎ去ってゆくのを見送って、ぼくは……
( ^ω^)「…………」
何か言いかけて、言葉を飲み込んだ。
判然とはしないが、確かに存在する自分自身の気持ちの、昂りのようなもの。
気持ち悪さと、漠然とした心地良さの両方を内包したぼくは、誰よりも矛盾した存在なのかもしれない。
しかしそれもまた良いだろう。
判然としないのが人間。
矛盾しているのが人間。
うんと伸びをしてテーブルを立つ。
客の波が盛り返してきた店内は慌ただしくなってきた。
汗をかきながらホールを駆け回るツンさんとすれ違ったので、ご馳走様と一礼したが、あくせく働く彼女の耳には届かなかったようで、返事は無かった。
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