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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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( ^ω^)「ぼくも……その王位を継承出来るかお?」
ドクオは面食らった。
少なくともぼくには、そのように見えた。
目をまんまるに見開き、静止していた顔の筋肉が徐々に歪み、破顔する。
('∀`)「お前が王位? やめとけよ、お前の命がコンビニでワンコインで売ってるような代物なら、試してみるのもいいかもな」
( ^ω^)「おっおっwww冗談だおwwww」
テーブルの下に潜らせた拳を固く結ぶ。
悔しくはなかったが、自分の口から零れた言葉が本心ではないことが、どこかやるせなかった。
ドクオは、テーブルの下で固めたちっぽけな決意に気付いただろうか。
身体の中で燻る熱を冷ますため、冷めてしまったコーヒーを呷り、ドクオの目を見る。
爬虫類を思わせる不気味な笑みは、消え失せていた。
('A`)「仮に、お前が本気で王位を目指すってんなら……」
ドクオの双眸から放たれる視線が、槍のように鋭くなるのが手に取るように解った。
そして、その次に紡がれる言葉も……
('A`)「俺は、いつかお前を殺さなきゃいけねぇな」
( ^ω^)「…………」
仮に、仮にだ。
今後ぼく達が交流を深め、互いに親友と呼ぶのに一抹の躊躇いも無い仲になったとする。
それでも、ぼくが本気で王位を目指すと口にすれば、彼はその三秒後、あの黒い銃をぼくの額に突き付けるだろう。
乞食からここに流れ着き、適当なところで死ぬのも構わないと、生きながらにして死んでいたぼくと、闇の世界を手中に収めんと、自ら戦場に飛び込んだドクオ。
ぼくと彼を致命的に分つ、人としての一貫性というものを突き付けられた気分だ。
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