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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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透き通るような銀色の髪。
濃厚なワインを湛えたような真紅の瞳。
バター飴を溶かして覆ったような白い肌。
絵本から飛び出してきたかのような、完成された造形だ。
吸血鬼の真祖がVIP学園に在籍していると聞き、私はいてもたってもいられなくなった。
ハインリッヒを訪ねると言うと、知人や家族は口を揃えて反対した。
お前は命知らずの大馬鹿ものだと叱責した。
しかし実際に蓋を開けてみればどうだろう。
言葉遣いや態度は乱暴ではあるものの、彼女の対応はあの悪名高いVIPの中では常識的で、むしろ無知に対する配慮すら感じられる。
確かに私は幸運だ。
御伽噺の住人のような、気高い吸血鬼の真祖と会話ができたのだから。
ありがとう、友人よ。
そう言って、私は彼女に握手を求めた。
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