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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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( ^ω^)「おっ、ちゃんと立ち寄ったのは初めてだけど凄いところだお」
第四ブロックは商業区域だ。
武器、雑貨、薬、食料、嗜好品、書物。
このアンダーグラウンドな学園の中で生活するのに必要なものは、ここで一通り揃うらしい。
入学前のパンフレットでそう書いてあるのを見たが、贅沢を言わなければ第一ブロックの寮と第二ブロックの校舎群の往復で何ら不自由のない生活を送れるし、わざわざこんな人が多そうなところに出向く気にはなれなかった。
しかし、人探しとなれば話は変わってくる。
閑散としたところをちまちまと回るよりかは、こういうところを当たった方が早い。
人が集まるということは、集まるだけの理由があるのだから。
( ^ω^)(ドクオが行きそうなところ……どこだお?)
考えるのも馬鹿らしい話だ。
ぼくと彼の付き合いなど一時間にも満たない。
彼という人間について深く考察し、合わせ鏡のように自分に置き換えて彼の行動を推測したところで、見えてくる答えなど、ジャンキーの溜まり場になっている第八ブロックには行かないだろうな、ということくらいだ。
ふと、ぼくはどうして、ここまでドクオに固執しているのだろうと疑問に思った。
確かにクー会長にはドクオを頼るようにと言われたが、凡ゆる観念、常識が不安定なこの場所で、今日出会ったばかりの人間に今日出会った人間を頼るようにと言われて、なぜぼくはその通りにしているのだろうか。
(;^ω^)(やめるお……)
それは何の生産性も無い疑問だった。
僅かに芽生えたこの感情に従って足を止めたところで、ぼくは何も掴めはしない。
だから、ぼくは再び歩き始めた。
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