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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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川 ゚ -゚)「素晴らしい」
傍らから姿を表したクーは、実直な賛辞の言葉をヒートに送り、拍手した。
黒のコートは春先の強い風に靡き、彼女の身体の一部、翼になったかのように滑らかに揺らめいている。
彼女がVIP学園の第二王位だと知らない者でも、この佇まいを見れば恐れをなして逃げ出すことだろう。
その威圧感は、視覚可能な闘気の流れとなって辺り一面に奔流する。
ノパ⊿゚)「なんだよ姉ちゃん。見てたなら助けてくれりゃいいのに」
川 ゚ -゚)「誰が自分よりも"強い"者を助けようとするんだ。はぐれたのはお前だ。尻拭いは自分でやれ」
ノパ⊿゚)「ちぇっ、そこは姉貴らしい優しさを見せてくれたっていいじゃんよ」
悪態をつくヒート。
言葉とは裏腹に、好戦的な瞳は爛々と輝く。
赤く染め上げた長髪は風に靡き、辺りを流れるクーの闘気を煽る。
視線は真っ直ぐ、クーが腰に差している退魔刀、鬼切九郎丸真打に向いていた。
ノパ⊿゚)「今日は案内だけしてもらうつもりだったけど気が変わったよ。たまには遊んでくれたっていいだろ?」
川 ゚ -゚)「悪くない。今そんな気分だ。鈍った刀を存分に研がせてもらうよ」
クーが九郎丸の鞘に手をかけると同時に、辺りの建物が同じ高さで両断された。
煌きが残した光の尾をなぞるように、建物は倒壊してゆく。
ノパ⊿゚)「負けた方が夕食奢りな!」
クーの頭上で身体を捻る。
スカートから覗く彼女の太ももで、龍の痣が静かに笑っていた。
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