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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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ついさっきまで自分がいた筈の高みが、遠く、遠く見える。
悪い気はしない、と彼女は口角を上げた。
誰に向けるでもなく作られたその笑みは弱々しかったが、心は折れていなかった。
まだ自分は生きている。
数分後には大量出血によって死に至るかもしれない。
五体満足で復帰することは不可能かもしれない。
知ったことかーー
自分の脳内をめまぐるしく動き回る合理的思考の一切をかなぐり捨て、彼女は、今自分が浮かべている笑みを絶やさないことだけに注力した。
川 )「ふふ……ふふふふ…………」
もう一度牙を研ごう。
鋭く、より鋭く、滑らかな塔の壁に印を刻みやすいように。
川 )「楽しいな……楽しいぞ……全てがどうでもよくなってしまいそうだ……」
絞り出すように放たれたその言葉は、煌々と燃え盛る炎にかき消された。
彼女はずっと笑い続けた。
その意識が絶えるまで。
ずっと
ずっと
ずっとーー
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