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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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デレ達が攻防を繰り返している最中、その遥か上空で彼と彼女はその戦いに介入するでもなく、ただ静観していた。
('、`*川「ギコを先に差し向けてはみたけど、どうも退屈よね」
( <●><●>)「……俯瞰とは、往々にしてそういうものです」
第五王位と第七王位、VIPの頂点の一角を担う二人は、揃って退屈そうな表情を浮かべ、肩を並べていた。
二人はそれぞれ、滞空状態にある流線型の翼に座り、両足を垂れ下げている。
それは鋼鉄か、或いは同等の強度を持つ材質で構成されているようで、二人が腰掛けるにはやや狭い面積ではあるものの、微動だにせず滞空状態を保ち、二人を支えている。
一切の無駄を省いたその形状は、銀色の滑らかな刃のようだ。
二人ともVIP学園指定の制服に身を包んでいた。
ワカッテマスはきっちりと、そのまま写真を撮ってパンフレットの表紙を飾らせても何ら問題無いくらいに固く着こなしている。
それとは対照的に、ペニサスはだらしなく制服を着崩していた。
胸元は大きくはだけ、一つもボタンをかけていないブレザーは強い風に煽られてはためいている。
短いスカートからだらりと伸ばした足と同じように伸ばした手。
握っているのは彼女を支える銀の翼とどこか似たデザインの、ライフルだった。
('、`*川「ま、そんな偉そうなもんでもないけどさ。一年歳下のあの子にすらあっという間に追い越されて、こうやってコソコソと機を窺わないと到底対等には渡り合えないってだけ」
自嘲めいた溜息を漏らす。
ワカッテマスは腕を組み、目を見開いたまま微動だにしない。
根本的に、彼は他者に対する関心が薄いのだ。
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