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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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一礼して、彼女に背を向けた。
その直後、稲光のような光と同時に轟音が鳴り響いた。
恐らくクー会長がやったものなのだろう。
ぼくは振り返って、惨状を確認しようとは思わなかった。
( ^ω^)(一生分汗かいた気がするお……)
ドクオ、ハインリッヒ、流石兄弟、クー会長。
彼等からは、他の気狂い達とは違った人間味のようなものを感じた。
ハインリッヒは吸血鬼であって、人間ではない。
けれど、ぼくが言いたいのはそういうことではない。
対峙しただけで胸の奥がちりちりと焦げるような……覇気とでも言うのだろうか。
箱庭のような二茶の家にも、ゴミに埋れた寝床にも無かった……心地良い緊張感。
或いはぼくも、彼等のような化け物と同じなのだろうか。
( ^ω^)(やめとくお……自惚れでしかないお)
猛毒が含まれた、一滴の甘い蜜に舌を伸ばすような下卑た感覚。
きっとそれに身を染めてしまえば、ぼくはもう二度と人間には戻れないのだろう。
或いは、人として短い生涯を終えるか。
どちらにしても、そうなるには早すぎる。
編入初日、自己紹介の最中に人が死んだのを見た時点で、ぼくはいつ死んでも構わないと、心のどこかで自分の人生の落としどころを定めようとしていた。
けれどどうやらそれは、この学園の校則には即していないようで……
( ^ω^)「今を、全力で楽しむ……」
アテは無い、けれどぼくは歩く。
晴天の空に、二度目の稲光が走った。
衝撃と共に吹き荒ぶ風を背に受けながら、ぼくはドクオを探す為に、地を踏み締める。
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