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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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从 ゚∀从「心臓と脳だ。片方を潰しても駄目。どちらかが再生する前にもう片方も潰す。或いは両方潰す。それでイノヴェルチは死ぬ」
言い終わるよりも速く、ギコさんはデレの前で大きく身を翻していた。
軽く飛んだ体勢からの後ろ回し蹴り。
見事だと、両の手を合わせて拝みたくなる体捌きだ。
ζ(゚ー゚*ζ「残念です」
鋼鉄を打ったような硬い音が鳴り響く。
デレを守るように、彼の眼前でインクをぶちまけたような雑な形をした赤い壁が浮遊していた。
ギコさんの足刀はそれに阻まれ、弾かれる拍子に彼は大きく後ろに退いた。
(,,゚Д゚)「ちっ……かてぇ……」
デレはそれを追うことはせず、携えた大鎌を逆手に持ち替え……
半月を描くように自分の腹を抉った。
これまで流してきた彼女の血とは違っていた。
それは当然のことなのだけれど、彼女の腹部から腸と一緒に噴き出したそれが彼女に流れていた血潮なのだと、鮮明に実感することが出来た。
その理由は、立ち込める死臭。
否が応でもその生臭さを直感的に認識させられてしまう。
それは彼女が今まで流してきた血とは違うものだった。
鼻腔をくすぐるこの死臭が彼女のものなのか、或いは、他の誰かのものなのか、ぼくには分からない。
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