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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです

380名も無きAAのようです:2015/10/09(金) 21:12:05 ID:69Q0LYq60
 湿ったような重い発砲音と同時に、デレは大きく横っ跳びした。
血の泡が、彼女の身体を取り囲むように宙で蠢いている。

 大鎌が生成される。
それを手に取り、大きく一薙ぎ。鎌から分かたれた斬撃の刃が直進する頃には、ドクオの身体は遥か上空に浮いていた。

(,,゚Д゚)「へぇ……」

 ギコさんは大仰に口笛を鳴らし、目を丸く見開いた。

(,,゚Д゚)「面白そうだ。一度拳を交えてみるのも悪くない。悪くない……が、あいつに背中を預けてみるのはもっと楽しそうだ」

  彼が見据える先にいるドクオは身体を捻り、立て続けに発砲音を鳴らした。
発砲とリロードが絶え間無く繰り返されているのだろう。
大口径の銃から発砲音が絶えることは無い。

 無差別に降り注ぐ銃弾の雨を見てから躱すだけの反射神経を、ぼくは持ち合わせていない。
その場でなるべく身体を動かさないように立ちすくんでいると、やはりと言うべきか弾丸は紙一重でぼくの側を何度か通り抜けた。

 ドクオは、あの体勢からあの速度で射撃を繰り返して尚且つ、狙いを的確に定めている。




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