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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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(´<_` )「来るぞ」
( ´_ゝ`)「ああ」
身構える兄者と弟者。
三人が対峙すると、まるで空間そのものが熱を持って蠢いているように思えた。
ぼくはそれに耐えかねて、ベンチを離れる。
しかし、伴天連ラッパーと異形の者がぶつかり合うその瞬間を、見届けたい。
そう思ってしまうのは男として生まれたがゆえの性だろうか。
ぼくは、自分の命を危険に晒すと知りながらも、一目散に逃げ出すことが出来なかった。
粘つく空気を肌で感じながら、修羅同士が切り結ぶその瞬間を待っているその時ーー
川 ゚ -゚)「動くな。その首を貰う」
その直後の出来事を、ぼくはどう形容していいのか分からなかった。
もう夏も近付き、暑くなってきたこの六月中旬に、学校指定のブレザーの上から黒いコートを羽織ったその少女は、身の丈以上もある黒塗りの鞘から、一振りの刀を抜刀した。
ドクオも、ハインリッヒも、兄者も弟者も、彼等の戦闘スキルは、凡人のぼくには理解の範疇を越えたものだった。
しかし、彼女のそれは、彼等のスキルを大きく上回っていた。
川 ゚ -゚)「哭け。鬼切九郎丸ーー」
ぼくの世界は停止した。
一閃の煌めきだけが、ぼくが認識出来る全てだった。
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