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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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('A`)「ま、どうにかしてみようかね。結局はなるようにしかならねぇ」
('A`)「気楽に行こうや」
('A`)「但し気は抜くなよ?」
彼の言葉は力強かった。
ナイフを一本、握り締め、ドクオの身体が地面を滑る。
その表現は、人間が地面を移動するのを言い表すには適切ではないのだろう。
だが彼の動作はまさに滑るとしか形容出来なかった。
彼の人間離れした動作の正体は"糸"
ぼくには見えないけれど、極細のワイヤーのようなものを一体に張り巡らせ、このような空間を支配する動きを可能にしているらしい。
デレは早々にそれを見切っていたが、分かったところでどうしようもない。
この場でぼくが察する限りでも、糸の耐久度が尋常じゃないのだ。
しかし、先の彼の発言の通り、いつかは切れるし、いつかは無くなる。
或いは既に張り巡らせた糸の内の何割かは切れてしまっているのかもしれない。
そのくらい深刻に考えておいた方が懸命だ。
身を小さく屈め、デレに向かって駆ける。
どれだけやれるかは分からない。
けれど、ドクオがそうしたように、ぼくもドクオのサポートをしなければ。
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