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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです

330名も無きAAのようです:2015/09/01(火) 23:23:49 ID:fcRVb9Uo0
('A`)「あぶねぇな。没収だ」

 ぼくの首筋に狙いを定めていた血の刃が遥か上空に舞う。
ドクオの手の、指の動きに合わせて、それは暴れ狂いながら彼の足元に着地した。

ζ(゚ー゚#ζ「ほんっとうに小賢しい糸ですね!」

 大鎌は、この至近距離ならば無用の長物にしかならない。
それでもデレは器用に立ち回り、隙あらばぼくの首を狙ってくる。
勿論ぼくとてこの短い期間ではあるものの、腐っていたわけではない。
自分なりに自分を鍛えてきたつもりだ。
安定しない体勢から放たれる一撃など、躱すのに何の苦労も無い。

 脇を小さく畳んだ最速の一撃がぼくの胴を狙う。
躱すまでも無い。
この位置取りなら、彼の領域だ。

('A`)「もう一発お見舞いしてやれ」

( ^ω^)「いくお!」

 デレの右手が吹き飛んだ。
持っていた鎌ごと、腕は宙を舞い、彼女を守るものは何も無くなる。

 最初に肘鉄を頭頂部に当てた。
大きく前のめりになり、擡げた頭を狙って膝蹴りを見舞う。
膝が顎を砕く感触に浸る間もなく、上体を逸らし、浮いて砕けた顎を蹴り上げた。




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