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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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ブーンとハインの邂逅より時は遡る。
デレが殺意を煮詰めて、戦いの兆しを醸し出している頃。
全てを事前に察知していた者がいた。
川 ゚ -゚)「やれやれだ……」
第二ブロック、校舎街。
クーはスマートフォンを耳に当て、発信先の男に繋がるまでの数秒の間に、深く溜息を吐いた。
聳え立つ塔のような校舎そのものが、クーが所属するクラスの教室になる。
それぞれのクラスが独立して校舎を構えなければ、生徒間の抗争は最低限の生活すらままならないほどに激化してしまう。
それを防ぐ為に、普通は学年で区切る校舎を各クラスによって区切り、結果として校舎塔は一つの街と呼び得るまでに増えた。
第二ブロック校舎街が出来た背景には、そのような事情があった。
その背景を思い返しながら、クーは塔を伝い、空を見上げた。
空は澱んでいた。
雨は降りそうで降らない。
きっとこのまま中途半端な空色のまま、雨は降らないままだろう。
少し強い風がクーの髪を撫でる。
腰に差した鬼切九郎丸の柄を弄りながら、クーはもう一度溜息を吐いた。
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