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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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一目散に逃げたところで、あの石人形はともかく、女から逃げ切れる自信が無かった。
もしもあの大男が目を覚まし、廃墟の中から彼女の眼下に現れた場合は、それに気を取られている隙に全力で逃げよう。
そう考えていた。
それ以外に、命を繋げる可能性がある妙案は思いつかなかった。
それすら、あの大男が起きる確証も無く、不確定要素が自分にとって都合のいい方向に転がって初めて成立する、神頼みのようなものだ。
ζ(゚ー゚*ζ「第四王位デレ。よろしくね……と言っても」
悠長な自己紹介は、声色だけ窺えば、敵意のない穏やかなものだった。
けれど、それに安堵出来ないことなど、とうに理解している。
あの女がぼくを視認したが瞬間から今に至るまで、携える真紅の鎌の切っ先を、ぼくに向け続けているのだから。
ζ(゚ー゚*ζ「ここで死んでもらうんだけどね!」
世界の速度が、引き延ばされてゆく。
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