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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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してやった。
汗がどっと噴き出てきた。
今まででっぷりと肥え太った富豪に傅き、媚びたようなにやけツラを浮かべて揉め手をするだけだったぼくが、人間相手に生殺与奪を握る吸血鬼の祖の顔面に、一発入れてやった。
从# ゚∀从「てめぇ……」
長い銀髪で隠れていた左眼が露わになる。
金色の瞳だった。
猫の瞳孔のようなそれが、明確な殺意をもってぼくを捉えているのは、すぐに解った。
( ω )
こういう時、我が生涯に一片の悔い無しとでも言えばいいのだろうか。
今にも泣き出してしまいそうなくらい怖かった。
けれど不思議と涙は零れなかったし、心臓の鼓動は酷く平坦だった。
むしろ、清々しい気分だ。
このようにして、乞食はその人生を終える。
そんな風にぼくの生涯にピリオドを打とうとしたその時、何かを引っ掻き回すような爆音が鳴り響いた。
「Bring the beat!!」
その威勢の良い掛け声の直後に、腹の底まで響く重低音のビートが始まった。
( ´_ゝ`)「ぃいいいやっほおおおおおうっ!!」
再びコマ送りで流れる視界。
先程ドクオが蹴り飛ばしたのと同じように、ぼくらの視界に飛び込んできた大柄な男が、楽しそうに叫びながらハインリッヒを蹴り飛ばした。
ドクオの時とは比べものにならない衝撃だった。
間近でその蹴りを見ていたぼくの前髪を、凄まじい風圧が巻き上げる。
ミサイルが突っ込んだと言われても何ら不思議に思わないだろう。
とても人体が起こしたとは思えない衝撃音と共に、ハインリッヒの身体は先程砕け散った花壇を軽々と越え、校舎の壁にぶち当たり、亀裂を入れた。
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