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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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( ^ω^)「芯も軸も、ブレ放題だお」
ぼくは自嘲を込めて、溜息を吐いた。
ただ、目の前で繰り広げられる高次元の闘いを見てそれに憧れ、強くなりたいと思った。
凡人のぼくがどこまでやれるか試したい。
そんな、取ってつけたような動機を添えて。
その舌の根も乾かぬうちから、今度は敬愛する者と肩を並べられるよう、強くなりたいと思った。
何から何まで、ぼくという存在を考察するにあたって、リアリティというものが無かった。
フィルムに焼き増しされた映像を、どこか他人事のように、内藤ホライゾンという人形の右肩の辺りから眺めている。
それがぼくの人生だ。
物語に血を、肉を宿すには、リアリティが欠けている。
ぼくという人間が、本当はどこに行きたいのか、その指標を定めるだけの動機が欲しい。
強くなりたい。
強く、強くーー
視線を厨房の方に向けると、ツンさんと目が合った。
彼女は、少しだけ寂しそうな顔をしていた。
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