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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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ミルナの愛刀が、ジョルジュの手の内でどろどろと溶けていた。
鈍色の雫を落としながら、刀だったものは銀色の泥に変わってゆく。
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( ゚∀゚)「何が起こったのかわかんねぇって面してんな兄ちゃん。わざわざこんな廃墟くんだりまでやってきて、俺に挑んだ威勢は買ってやるよ。土産話に持って帰っときな」
刀の柄が発火し、火の玉となって床に落ちる。
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( ゚∀゚)「VIP学園三年、第三王位ジョルジュ長岡。現存する魔術師の系譜の中で最古にして最強の系譜、セントジョーンズの血を引く者だ」
セントジョーンズの系譜。
魔術師。
最古にして最強。
ジョルジュの言葉はミルナの耳に、断片的にしか入ってこなかった。
(; ゚д゚ )「ふっ……ふっ……」
勝てる自信など無かった。
だが、侍である自分が、愛刀を手放してまで生きながらえようと身を引くとは……
それは命の危機を本能が察したがゆえの、咄嗟の行動。
これまで体験してきた修羅場に、彼をここまで恐怖させるものは無かった。
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