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( ^ω^)達は今が楽しければなんでもいいようです
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意識を飛ばされたくなければ、絶え間なくナイフを振るい続けるしかない。
しかしそれをフルマラソンと並行で行わなければならない。
実際にやろうとせずともその過酷さは容易に想像出来ると思う。
呼吸が整う暇が無いのだ。
常に心臓は暴れ狂い、足を止めようものならハインの鉄拳が雨のように振ってくる。
( ´ω`)「はっ……はっ……はっ……」
きっと今のぼくは、この学園で誰よりも情けない顔をしているのだろう。
ドラッグを決めて涎を垂らしたジャンキーの方が、まだ見られる顔をしていると思う。
それでも、ここ一週間でかなり進歩した方だと思う。
初日は大粒の涙を零し、涎を撒き散らしながらわんわんと泣き喚いていたのだから。
从 ゚∀从「なーんかリアクション薄くなってきたしつまんねーなー」
そんな安い挑発に乗る気力など、とっくに消え失せていた。
走るペース、ナイフを振るう頻度を、無理なく一定にとどめておけば、今のぼくなら軽々と完走出来るかもしれない。
けれどハインがそれを許さない。
惰性に身を任せようとした意識を引きずり起こすように、その意識の隙間に痛烈な蹴りを見舞ってくるからだ。
そうこうしている内にまた一発、蹴りが飛んできた。
感覚すら薄れてきた腕でそれを受け、ナイフを振るう。
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